JP2003215691A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2003215691A
JP2003215691A JP2002016653A JP2002016653A JP2003215691A JP 2003215691 A JP2003215691 A JP 2003215691A JP 2002016653 A JP2002016653 A JP 2002016653A JP 2002016653 A JP2002016653 A JP 2002016653A JP 2003215691 A JP2003215691 A JP 2003215691A
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vibration
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カメラが振動を発して利用者に警告を報知して
いる際に利用者が撮像の指示を入力すると、その振動の
発生を禁止して撮像を実行することが可能なカメラを提
供する。 【解決手段】露出不適切による露出警告等の警告状態を
検出する警告検出手段(情報処理手段180)と、撮像
の指示を入力する入力手段174と、警告検出手段(情
報処理手段180)が警告状態を検出した場合であって
入力手段174が撮像の指示を入力していない場合(例
えばレリーズボタンが半押し中でない場合、又は全押し
中でない場合等)には発振手段140に対して発振する
指示を出力し、警告検出手段(情報処理手段180)が
警告状態を検出した場合であって入力手段174が撮像
の指示を入力した場合には発振手段140に対して発振
する指示を出力しない振動制御手段142と、振動制御
手段142の指示に基づいて振動を発する発振手段14
0とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに係り、特
に警告状態を検出すると振動を発して利用者に警告を報
知するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ本体に比較的容易に配置でき、か
つ、あらゆる状況下においても確実に使用者に警告を報
知することのできるカメラの警告装置機構が特開平9−
5852号の公報に示されている。
【0003】当該カメラの警告装置機構では、撮影条件
が適切か否かを判別する判別手段と、カメラ本体内の所
定位置に設けられ、カメラ本体に振動を生ずる振動発生
手段と、前記判別手段により撮影条件が不適切であると
判断したとき、前記振動発生手段を動作制御し、撮影不
適切状態を振動により報知する制御手段とを設けたこと
を特徴としている。
【0004】また、撮影条件の不定によりレリーズボタ
ンを振動させるとき、この振動によってもカメラ内の主
要部への導通を保つようにしたカメラの警告装置が、特
開平5−158120号の公報に示されている。
【0005】このカメラの警告装置は、シャッターレリ
ーズのための操作がレリーズボタンに加えられると、同
ボタンの作用部に押圧されて、レリーズ信号を発生する
レリーズ動作信号発生手段をカメラ内の固定部に固定せ
しめ、撮影条件の適否判別手段が撮影条件の不適を判別
すると、振動手段がレリーズボタンを、カメラ内の前記
固定部に対して前記レリーズボタンの前記押圧の方向と
垂直な面内で振動させ、このときレリーズボタンの前記
作用部の工程は、前記信号発生手段の、前記レリーズ動
作信号を発生し得る範囲内とすることにより、前記レリ
ーズボタンの前記振動中のどこの位置であっても、前記
レリーズボタンの前記作用部が、前記信号発生手段の、
前記レリーズ動作信号を発生する部分に常に対向するよ
うにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−5852号の公報に示されているカメラの警告装置
機構では、適正露光量となる絞り値及び露光時間の組合
せがカメラ側の制御範囲外である場合に適正な露光動作
が不可能と判定して撮影動作を禁止するとともに、振動
を発生して撮影者に対して警告を報知することが可能で
あるが、たとえば被写体が暗くても利用者が故意に撮影
を実施する場合には、振動によって撮像した画像がぶれ
る可能性もある。また、撮像とともに音声を録音するこ
とが可能なカメラでは、カメラの振動音が画像とともに
録音されてしまうという不具合を生ずることになる。
【0007】また、特開平5−158120号の公報に
示されているカメラの警告装置では、被写体が暗すぎた
り極端な高輝度であるために適正露出に制御することが
できない場合、被写体のコントラストが低すぎてAF動
作を実施することができない場合に撮像を中止するとと
もに、レリーズボタンを押圧方向に対して垂直方向に振
動させてその旨を利用者に通知している。そのため、上
記の引用発明と同様に、利用者が故意に撮影の実施を希
望する場合には、レリーズボタンの振動によって撮像し
た画像がぶれる可能性やピントが合わない可能性を生じ
たり、その振動音が画像とともに録音されてしまうとい
う不具合を生ずることになる。
【0008】したがって引用発明に係るカメラでは、撮
像時に警告のための振動が発生するとカメラに備わって
いる本来の機能を妨げる誤動作となってしまうという不
具合を生じる。また、撮像時に発生する警告の種類に関
係なく振動の状態が同一であると、利用者はどのような
警告がカメラから発せられているのか判断できないとい
う不具合を生じていた。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、カメラが音、光、振動その他の警告を発して
利用者に警告を報知している際に利用者が撮像の指示を
入力すると、その警告の発生を禁止して撮像を実行する
ことが可能なカメラを提供することを目的としている。
【0010】また本発明は、このような事情に鑑みてな
されたもので、カメラが振動を発して利用者に警告を報
知している際に利用者が撮像の指示を入力すると、その
振動の発生を禁止して撮像を実行することが可能なカメ
ラを提供することを目的としている。
【0011】また本発明は、カメラが振動を発生して利
用者に警告する際に、その警告の状態や内容に応じてそ
の振動の強度の変更、又は振動の周波数の変更を実施し
て、警告状態や内容を利用者に報知することが可能なカ
メラを提供することを目的としている。
【0012】また本発明は、撮影時の警告内容に応じて
警告の振動の強度の変更、又は警告の振動の周波数の変
更を実施することが可能なカメラを提供することを目的
としている。
【0013】また本発明は、利用者自身の感覚や操作へ
の影響を考えて、振動による警告の停止や、振動の強度
の変更又は周波数の変更を設定することが可能なカメラ
を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するためにカメラにおいて、露出不適切による露出警
告、主要被写体像が撮像手段に合焦していないことを示
す合焦警告、撮像時の露出時間が長いことによる手ぶれ
警告等の撮影条件警告、又は、画像を記録する記録媒体
の残りが少ないことを示す撮像枚数警告、カメラの動作
電源の残容量が少ないことを示す電池残量警告、撮像し
た画像を記録媒体に記録中であることを示す画像記録中
警告等の警告状態を検出する警告検出手段と、撮像の指
示を入力する入力手段と、前記警告検出手段が警告状態
を検出した場合であって前記入力手段が撮像の指示を入
力していない場合(例えばレリーズボタンが半押し中で
ない場合、若しくは全押し中でない場合等)には、音声
若しくは光を発して警告する警告手段又は振動を発して
警告する警告手段に対して警告を発する指示を出力し、
前記警告検出手段が警告状態を検出した場合であって前
記入力手段が撮像の指示を入力した場合には警告手段に
対して警告を発する指示を出力しない警告制御手段と、
警告制御手段の指示に基づいて警告を発する警告手段と
を備えたことを特徴としている。
【0015】本発明によれば、警告検出手段が当該カメ
ラにおける警告状態を検出した場合であって入力手段を
介して撮像の指示を入力していない場合には警告手段に
対して警告を発する指示を出力し、警告検出手段が当該
カメラにおける警告状態を検出した場合であって入力手
段を介して撮像の指示を入力した場合には警告手段に対
して警告する指示を出力しない警告制御手段を備えたの
で、カメラが音、光、振動その他の警告を発して利用者
に警告を報知している際に利用者が撮像の指示を入力す
ると、その警告の発生を禁止して撮像を実行することが
可能となる。
【0016】また本発明は前記目的を達成するためにカ
メラにおいて、露出不適切による露出警告、主要被写体
像が撮像手段に合焦していないことを示す合焦警告、撮
像時の露出時間が長いことによる手ぶれ警告等の撮影条
件警告、又は、画像を記録する記録媒体の残りが少ない
ことを示す撮像枚数警告、カメラの動作電源の残容量が
少ないことを示す電池残量警告、撮像した画像を記録媒
体に記録中であることを示す画像記録中警告等の警告状
態を検出する警告検出手段と、撮像の指示を入力する入
力手段と、前記警告検出手段が警告状態を検出した場合
であって前記入力手段が撮像の指示を入力していない場
合(例えばレリーズボタンが半押し中でない場合、又は
全押し中でない場合等)には発振手段に対して発振する
指示を出力し、前記警告検出手段が警告状態を検出した
場合であって前記入力手段が撮像の指示を入力した場合
には発振手段に対して発振する指示を出力しない振動制
御手段と、振動制御手段の指示に基づいて振動を発する
発振手段とを備えたことを特徴としている。
【0017】本発明によれば、警告検出手段が当該カメ
ラにおける警告状態を検出した場合であって入力手段を
介して撮像の指示を入力していない場合には発振手段に
対して振動を発する指示を出力し、警告検出手段が当該
カメラにおける警告状態を検出した場合であって入力手
段を介して撮像の指示を入力した場合には発振手段に対
して発振する指示を出力しない振動制御手段を備えたの
で、カメラが振動を発して利用者に警告を報知している
際に利用者が撮像の指示を入力すると、その振動の発生
を禁止して撮像を実行することが可能となるので、撮像
時に発する振動による不具合の発生を防止することが可
能となる。
【0018】また本発明は前記目的を達成するためにカ
メラにおいて、露出不適切による露出警告、主要被写体
像が撮像手段に合焦していないことを示す合焦警告、撮
像時の露出時間が長いことによる手ぶれ警告等の撮影条
件警告、又は、画像を記録する記録媒体の残りが少ない
ことを示す撮像枚数警告、カメラの動作電源の残容量が
少ないことを示す電池残量警告、撮像した画像を記録媒
体に記録中であることを示す画像記録中警告等の警告状
態を検出する警告検出手段と、前記警告検出手段が検出
した警告状態に応じて、又は警告状態及び当該カメラに
設定されている処理モードに応じて発振手段が発する振
動の強度又は周波数の指示を出力する振動制御手段と、
振動制御手段の指示に基づいて振動を発する発振手段と
を備えたことを特徴としている。
【0019】本発明によれば、警告検出手段が当該カメ
ラにおける警告状態を検出した場合には、その警告状態
に応じて又は当該カメラに設定されている処理モードに
応じて発振手段が発する振動の強度又は周波数の指示を
出力する振動制御手段を備えたので、カメラが振動を発
生して利用者に警告する際に、その警告の状態や内容に
応じてその振動の強度の変更、又は振動の周波数の変更
を実施して、警告状態や内容を利用者に報知することが
可能となる。
【0020】また本発明は前記目的を達成するためにカ
メラにおいて、露出不適切による露出警告、主要被写体
像が撮像手段に合焦していないことを示す合焦警告、撮
像時の露出時間が長いことによる手ぶれ警告等の撮影条
件警告、又は、画像を記録する記録媒体の残りが少ない
ことを示す撮像枚数警告、カメラの動作電源の残容量が
少ないことを示す電池残量警告、撮像した画像を記録媒
体に記録中であることを示す画像記録中警告等の警告状
態を検出する警告検出手段と、発振手段が発する振動の
強度又は周波数を指定する振動設定情報を入力する入力
手段と、前記警告検出手段が警告状態を検出した場合に
は、該警告状態と前記入力手段が入力した振動設定情報
とに基づいて発振手段が発する振動の強度又は周波数を
制御する指示を出力する振動制御手段と、振動制御手段
の指示に基づいて振動を発する発振手段とを備えたこと
を特徴としている。
【0021】本発明によれば、当該カメラの警告検出手
段が警告状態を検出した場合には、該警告状態及び入力
手段を介して入力した振動設定情報に基づいて発振手段
が発する振動の強度又は周波数を制御する指示を出力す
る振動制御手段を備えたので、利用者自身の感覚や操作
への影響を考えて、振動による警告の停止や、振動の強
度の変更又は周波数の変更を設定することが可能とな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明に
係るカメラの好ましい実施の形態について詳説する。
【0023】図1は、本発明に係るカメラのブロック図
である。
【0024】本発明に係る電子機器の一形態であるカメ
ラ10の撮像部には、被写体像を撮像面に結像させるレ
ンズ鏡胴100が設けられている。レンズ鏡胴100に
は、撮像面に結像する被写体像の合焦位置を電動で調節
するフォーカスモータと撮像する画角を調節するズーム
モータと被写体像の光量を調節する絞りモータとが内蔵
されている。またカメラ10には、前記フォーカスモー
タ、ズームモータ、絞りモータの駆動位置や駆動速度を
制御するドライバ138が設けられている。
【0025】カメラ10の撮像処理部には、受光面に結
像した被写体像を光電変換して画像信号として出力する
撮像手段150と、アナログ信号用の画像処理手段15
3と、アナログの画像信号をデジタルの画像データに変
換するA/D変換器154とが設けられている。
【0026】画像データ等の情報をパソコン等の他の通
信機器と送受信するための通信手段として、画像データ
等の情報を搬送波に乗せて送信又は受信する送受信手段
157と、画像データやファイル名等の情報を伝達する
通信ケーブルを接続する通信コネクタ162とが設けら
れている。
【0027】また、カメラ10には、画像データの圧縮
処理等を実施する圧縮伸張手段167と、各種の文字や
電池の残量表示、露出警告(AE警告)、合焦警告(A
F警告)、手ぶれ警告、撮像枚数警告等のキャラクタ情
報を画像とともに表示手段168にオンスクリーンディ
スプレイするOSD169と、画像データに対してホワ
イトバランス処理を実施したり、ガンマ変換、YC変換
処理、画素数の変換処理、電子ズーム処理、トリミング
処理等を実施する信号処理手段170と、表示用の画像
データを一時的に記憶しておくフレームメモリ171
と、デジタルの画像データを表示用のコンポジット信号
等に変換するD/A変換器172とが設けられている。
【0028】また、カメラ10には、モード切替ダイヤ
ルや電源スイッチ、十字ボタン、撮像の指示を入力する
レリーズボタン等から構成される入力手段174と、入
力手段174を介して入力された入力情報のインターフ
ェースとなるI/O175と、記録媒体177を着脱可
能に装着する記録媒体装着部178と、記録媒体177
に対して画像データ等の情報を記録したり読み出したり
する記録媒体インターフェース179とが設けられてい
る。
【0029】また、カメラ10には、カメラ10全体の
制御を行うとともに撮像処理や通信処理、表示処理、演
算処理、各種の警告の検出処理、振動制御手段142に
対する制御指示の出力等を実施する情報処理手段180
と、情報の書き換えが可能であるとともに調整用の各種
定数や基準電圧値等を記憶する不揮発性メモリ182
と、カメラ10の動作プログラムや定数、基準電圧値等
が記憶されているROM183と、プログラム実行時の
作業領域となるRAM184とが設けられている。
【0030】また、カメラ10には、時を刻むカレンダ
時計190と、カメラ10を駆動するための各種電力を
周辺回路に供給する電源191と、電源191に電力を
供給する電池191Aと、撮像時に光を発光して被写体
の光量不足を補う発光手段193と、該発光手段193
の発光用メインコンデンサに電力を充電する処理や発光
手段193の発光タイミングの調節等を行う発光制御手
段194とが設けられている。
【0031】また、電子カメラ10には、利用者に対し
て音声やビープ音を発して通知するスピーカ195と、
情報処理手段180等から得たデジタルの音声情報をア
ナログの音声信号に変換して増幅後スピーカ195に伝
達するD/A変換器196と、周囲の音声を集音するマ
イク197と、マイク197が集音したアナログの音声
情報をデジタルのPCM音声データ等に変換するA/D
変換器198とが設けられている。
【0032】同図に示すように電子カメラ10の情報処
理手段180とその周辺の各回路はバス199で接続さ
れており、互いに情報の伝達を高速で行うことが可能で
あるとともに、情報処理手段180が実行する処理プロ
グラムに基づいて周辺の各回路を制御することが可能と
なっている。
【0033】電源191は、電池191Aや外部から供
給されている当該カメラの動作電源の電圧値を測定し
て、その測定した動作電源の電圧に関する情報をバス1
99を介して情報処理手段180に伝達することが可能
となっている。
【0034】なお、当該カメラ10には、電池の残量警
告、露出警告(AE警告)、合焦警告(AF警告)、手
ぶれ警告、撮像枚数警告、画像記録中警告等の警告状態
を振動によって利用者に報知する発振手段140が設け
られている。この発振手段140は、振動制御手段14
2から出力される指示に基づいて振動の強度や周波数を
変更することが可能となっている。なお同図に示す実施
例では、当該振動の強度や周波数の指示は、情報処理手
段180がI/O175を介して振動制御手段142に
指示する。
【0035】なお上記の説明では本発明に係るカメラ1
0を、画像をデジタルデータに変換して記録媒体177
に記録するデジタルカメラとした実施の形態で説明した
が、本発明はデジタルカメラに限定されるのではなく、
被写体像を銀塩フイルム上に結像して露光する銀塩カメ
ラであっても本発明の目的を達成することが可能であ
る。
【0036】情報処理手段180は、撮像手段150に
て取得した画像全体、又は画像の所定の領域の明るさを
測定して、撮像した被写体像の明るさを調節することが
可能となっている。該被写体像の明るさの調節は、前記
レンズ鏡胴に設けられている絞りモータを制御して被写
体像の明るさの調節を実施してもよいし、画像処理手段
153において画像信号の増幅率を変更して被写体像の
明るさを調節するようにしもよい。
【0037】また、このような被写体像の明るさの調節
を実施してもなお適正露出に達しない程被写体像の明る
さが明るいため制御範囲外である場合や、逆に適正露出
に達しない程被写体像の明るさが暗い場合には、情報処
理手段180(警告検出手段)は露出不適切による露出
警告(撮影条件警告)の状態を検出することが可能とな
っている。
【0038】また情報処理手段180は、被写体像の光
量が不足していて、撮像手段150又は銀塩フィルム等
に長時間露光を必要とする場合(1/30秒以下など)
には、撮像時の露出時間が長いことによる手ぶれ警告
(撮影条件警告)を検出することが可能となっている。
【0039】また、情報処理手段180は、撮像手段1
50にて撮像した画像に含まれる主要被写体部分が、撮
像手段150の撮像面に合焦しているか否かの判断を行
うことが可能となっている。また情報処理手段180
は、撮像した画像の主要被写体部分が撮像手段150の
撮像面に合焦するように、レンズ鏡胴100に設けられ
ているフォーカスモータを制御するAF動作を実施こと
が可能となっている。
【0040】もし主要被写体部分が当該カメラ10に近
すぎたり被写体像のコントラストが低すぎる場合には、
AF動作を実施しても主要被写体部分が撮像手段150
の撮像面に合焦しないので、情報処理手段180は主要
被写体像が撮像手段に合焦していないことを示す合焦警
告(撮影条件警告)を検出することが可能となってい
る。なお該合焦警告は、利用者自身が被写体像の合焦位
置を調節するマニュアルフォーカスモードにおいて、主
要被写体部分が撮像手段150の撮像面に合焦していな
い場合にも発するようにしてもよい。
【0041】また情報処理手段180は、画像を記録す
る記録媒体177の残りの記録容量、又は残りの銀塩フ
イルムの残りの記録量を検出して、その残りが少ない旨
を判断した場合(残り撮影枚数が1枚以下である場合な
ど)には、残りの記録容量が少ないことを示す撮像枚数
警告を検出することが可能となっている。
【0042】また、情報処理手段180は、当該カメラ
10の動作電源となっている電池191Aの残容量を、
電池電圧を観測するなどして検出することが可能となっ
ており、電池191Aの該残容量が所定の閾値よりも下
回ったと判断した場合には、カメラ10の動作電源の残
容量が少ないことを示す電池残量警告を発することが可
能となっている。
【0043】また、情報処理手段180は、撮像した画
像を記録媒体177に記録中であることを示す画像記録
中警告等の警告状態を検出することが可能となってい
る。
【0044】また、情報処理手段180(警告制御手段
及び警告検出手段)が警告状態を検出した場合であっ
て、入力手段174に設けられているレリーズボタンが
撮像の指示を入力していない場合(例えばレリーズボタ
ンが半押し中でない場合、又は全押し中でない場合等)
には、発光手段193又はスピーカ195その他の警告
手段に対して警告光又は警告音を発するする指示を出力
し、情報処理手段180が警告状態を検出した場合であ
って入力手段174に設けられているレリーズボタンが
撮像の指示を入力した場合には発光手段193又はスピ
ーカ195その他の警告手段に対して警告を発する指示
を出力しない制御を実施することが可能となっている。
【0045】また、振動制御手段142は情報処理手段
180(警告検出手段)が警告状態を検出した場合であ
って、入力手段174に設けられているレリーズボタン
が撮像の指示を入力していない場合(例えばレリーズボ
タンが半押し中でない場合、又は全押し中でない場合
等)には、発振手段140に対して発振する指示を出力
し、情報処理手段180(警告検出手段)が警告状態を
検出した場合であって入力手段174に設けられている
レリーズボタンが撮像の指示を入力した場合には発振手
段140に対して発振する指示を出力しない制御を実施
することが可能となっている。
【0046】また、振動制御手段142は、情報処理手
段180(警告検出手段)が検出した警告状態や当該カ
メラに設定されている処理モードに応じて発振手段14
0が発する振動の強度又は周波数の指示を出力すること
が可能となっている。
【0047】また、前記入力手段174は、発振手段1
40が発する振動の強度又は周波数を指定する振動設定
情報を、利用者から入力することが可能となっている。
【0048】情報処理手段180(警告検出手段)が警
告状態を検出した場合には、該警告状態と入力手段17
4が利用者から入力した振動設定情報とに基づいて、発
振手段140が発する振動の強度又は周波数を制御する
指示を出力することが可能となっている。
【0049】図2に、カメラの表示手段に表示される振
動設定画面の表示例を示す。
【0050】同図に示すように、表示手段168には、
撮像時等において警告が発せられた場合の振動の設定状
態、及び再生時等において発せられる振動の強度の設定
状態が表示されている。利用者は、入力手段174に設
けられている十字ボタン等を操作してカーソルを移動さ
せた後に設定ボタンを押すことによって、撮影時等及び
再生時等に警告が検出された際において、発振手段14
0から発せられる振動強度を所望の強さ又は周波数に設
定することが可能となっている。
【0051】図3に、本発明に係るカメラの警告報知処
理のフローチャートを示す。
【0052】情報処理手段180等の警告検出手段が警
告状態を検出すると、情報処理手段180が実施する処
理は、S100「エラー発生」(以降S100のように
省略して記載する)に分岐してきて、次のS102「撮
影モード」の判断に進む。
【0053】S102にて情報処理手段180は、現在
カメラ10に設定されている処理モードが撮影モードで
あるか否かの判断を行っている。もし、現在設定されて
いる処理モードが撮影モードでない場合には、処理はS
104「再生モード」の判断に分岐する。また、現在カ
メラ10に設定されている処理モードが撮影モードであ
る場合には、処理はS110「撮影実行中」の判断に進
む。
【0054】S104では、現在カメラ10に設定され
ている処理モードが再生モードであるか否かの判断を行
っている。もし、現在設定されている処理モードが再生
モードでない場合には、処理はS106「録音モード・
PCモード」の処理に分岐する。また、もし現在カメラ
10に設定されている処理モードが再生モードである場
合には、処理はS108「重大エラー」の判断に進む。
【0055】処理がS106に分岐する場合とは、当該
カメラ10の処理モードが音声を記録する音声モード、
又はパソコン等の通信機器を介して当該カメラ10を遠
隔操作して撮像処理等を実施するPCモードに設定され
ている場合である。
【0056】音声モードにて音声を録音する場合におい
て、情報処理手段180(警告検出手段)が何らかの警
告を検出した場合に発振手段140により警告のための
振動を発すると、その振動音を当該カメラに設けられて
いるマイク197が集音して録音してしまい、録音され
る音声の殆どが警告による振動音となってしまうという
不具合を生ずる。この不具合を防止するために、S10
6に処理が分岐した場合には発振手段140に対して振
動の発生を指示せずに処理をS136「エラー表示」に
進める。S136にて情報処理手段180は、OSD1
69等を介して表示手段168に対して検出した警告を
表示する旨の指示を出力する。したがって発振手段14
0は警告の振動を発振しないので、警告による振動音を
録音してしまうという不具合を防止することが可能とな
る。
【0057】また、パソコン等の通信機器から当該カメ
ラ10を遠隔操作している場合には、カメラ10が振動
による警告を発してもその振動を利用者が検知すること
は一般にできないので、PC接続時においても振動によ
る警告は不要である。したがって本発明では、PCモー
ドにおける振動警告を無効にしている。
【0058】S108にて情報処理手段180は、現在
発生しているエラー(警告)が、撮像時の露出不適切に
よる露出警告、又は画像を記録する記録媒体の残りが少
ないことを示す撮像枚数警告、カメラの動作電源の残容
量が少ないことを示す電池残量警告等の重大エラーであ
るか否かの判断を行っている。もし現在発生しているエ
ラーが重大エラーでないと判断した場合には、処理はS
126「LCD表示ON」に分岐する。また、もし現在
発生しているエラーが重大エラーであると判断した場合
には、処理はS132「ユーザー設定読出」に進む。
【0059】一方S110で情報処理手段180は、現
在撮影を実行中(レリーズボタンの2段目が押されてい
る全押しの状態)であるか否かの判断を行っている。も
し、当該でカメラ10にて現在実行している処理が撮像
処理でない場合には、処理はS112「半押し中」の判
断に分岐する。また、もし当該でカメラ10にて現在実
行している処理が撮像処理である場合には、処理はS1
36「エラー表示」に進む。したがって、撮像実行時に
は完全に振動による警告を無効とすることが可能とな
る。
【0060】S112で情報処理手段180は、現在入
力手段174に設けられているレリーズボタンが半押し
の状態であるか否かの判断を行っている。もし、現在レ
リーズボタンが半押しの状態(レリーズボタンが1段目
まで押された半押しの状態)であると判断した場合には
処理はS136に進み、もし現在レリーズボタンが半押
し状態でないと判断した場合には、処理はS114「画
像記録中」の判断に分岐する。
【0061】なお、従来の振動警告式カメラでは、レリ
ーズボタンが半押しの状態であっても全押しの状態であ
っても、情報処理手段180は振動制御手段142に対
して発振手段140を発振する旨の指示を出力して利用
者に振動による警告を発していたが、本発明ではシャッ
ターボタンが半押又は全押しされている場合には、利用
者が撮影する意思があると判断して、振動による警告を
発することなく撮像を実施する。
【0062】S114にて情報処理手段180は、現在
撮像した画像を記録媒体177に記録中であるか否かの
判断を行っている。もし、現在実施している処理が、画
像の記録中であると判断した場合には処理はS136に
進み、発振手段140に対して発振する指示を出力せず
にエラー表示のみを行う。
【0063】このようにして、撮像した画像を記録媒体
177等に記録したり送受信手段157を介して他の通
信機器に出力する場合には、その処理に時間がかかるた
め、記録処理や出力処理が完了するまでの間は振動によ
る警告を無効として、記録処理を最優先に行う。
【0064】S114の判断で、現在実施している処理
が画像の記録中でないと判断した場合には、処理はS1
16「セルフタイマカウント中」の判断に進む。S11
6で情報処理手段180は、入力手段174を介して利
用者からセルフタイマモードに設定されて、セルフタイ
マの秒読み時間を計数中であるか否かの判断を行ってい
る。もし、カメラ10がセルフタイマモードに設定され
ていない場合、又はセルフタイマの計数が終了して撮像
状態になったと判断した場合には、処理はS118「残
り撮影枚数エラー」の判断に進む。したがって、利用者
がセルフタイマ撮影を指定し、時間のカウントが開始さ
れている場合には、振動による警告を無効とすることが
可能となる。
【0065】S118にて情報処理手段180は、半導
体メモリや光記録式又は磁気記録式の記録媒体177又
は銀遠フイルム等の残り記録容量が減少しているため
に、撮影枚数エラーが発生しているか否かの判断を行っ
ている。もし、残り撮影枚数エラーが発生していない場
合には、処理はS120「マニュアルフォーカス合焦具
合」の判断に分岐する。また、S118にて、残り撮影
枚数エラーが発生していると判断した場合には、情報処
理手段180が実施する処理はS124「残り極小」の
判断に進む。
【0066】S120にて情報処理手段180が、現在
の撮像モードがマニュアルフォーカスに設定されてい
て、利用者によって設定された撮像レンズの合焦位置に
おいて撮像手段150の撮像面に主要被写体部分が合焦
していないと判断した場合には、処理はS108「重大
エラー」に分岐する。また、撮像手段150の撮像面に
主要被写体像が合焦していると判断した場合には、処理
はS122「合焦ズレ大」の判断に進む。
【0067】S122にて情報処理手段180は、撮像
手段150の撮像面に結像している主要被写体部分が真
の合焦位置から大きくずれているか否かの判断を行って
いる。もし、撮像面に結像している主要被写体部分が真
の合焦位置から大きくずれていると判断した場合には、
処理はS132に進む。また、撮像面に結像している主
要被写体部分が真の合焦位置から大きくずれていないと
判断した場合には、処理はS126に進む。
【0068】したがって、利用者がマニュアルフォーカ
スのモードにて撮像を実施している場合やAF(オート
フォーカス)のモードにて撮像を実施している場合にお
いて、情報処理手段180は撮像手段150を介して取
得した主要被写体像の中の隣接する画素間のコントラス
ト(走査線等の高周波成分)を調べ、コントラストが低
い場合(高周波成分が少ない場合)には、フォーカスが
極端にずれていると判断して、S134にて発振手段1
40を強く振動させて警告を発する。
【0069】また、情報処理手段180は逐次主要被写
体像のコントラストを調べており、利用者が合焦操作を
実施するなどして、画像のコントラストが徐々に高くな
ってきた場合には、フォーカスが徐々に合ってきている
と判断して、S130にて発振手段140に対して発振
の強度を弱くする指示を出力する。また、更なる利用者
の合焦操作等によって主要被写体像のコントラストが高
くなり、所定の高コントラストの範囲に含まれる程度に
なったと判断した場合には、(合焦付近に達した場合)
発振手段140に対して発振を停止する旨の指示を出力
して、警告の振動を発しない状態に設定するようにして
もよい。
【0070】S124にて情報処理手段180は、半導
体メモリや光記録式又は磁気記録式の記録媒体177又
は銀遠フイルム等の残り記録容量が極小(残り撮像枚数
1枚以下など)であるか否かの判断を行っている。もし
残りの記録容量が極小である場合には、処理はS123
に進み、残りの記録容量が極小でない場合(残り撮像枚
数が3枚程度と少ない場合等)には、処理はS126に
分岐する。
【0071】S126で情報処理手段180は、表示手
段168のバックライトの点灯が指示されて表示手段1
68が機能する状態に設定されているか否かの判断を行
っている。もし、表示手段168が機能する状態に設定
されていないと判断した場合には、処理はS128「ユ
ーザ設定読出」の処理に分岐する。
【0072】利用者が入力手段174を操作して表示手
段168を無効にする旨を指示している場合には、一般
に利用者はファインダを見て撮像範囲を判断する。この
際には、利用者は液晶ディスプレイ等の大型の表示手段
168に表示された警告を見ることができないため、振
動を発することによる警告を標準の設定とするとよい。
【0073】逆に、液晶ディスプレイ等の大型の表示手
段168の利用が有効となっている場合には、利用者は
液晶ディスプレイ等の表示手段168に表示されている
警告を容易に閲覧することが可能であるため、重要度の
高い警告のみ振動を発する機能を有効にするようにして
もよい。
【0074】S128で情報処理手段180は、不揮発
性メモリ182等の記録手段から利用者が指定した警告
の内容とその振動の強度又は周波数を読み出して、その
情報を一時RAM184に記録する処理を行う。次のS
130「振動弱め」では、前記RAMに一時記録されて
いる利用者が指定した警告の内容とその振動の強度又は
周波数を読み出すとともに、発振手段140が発する振
動の強度又は周波数を利用者の設定の範囲内で弱めに設
定するなどして、I/O175を介して振動制御手段1
42に発振開始を指示する。
【0075】このようにして、利用者自身の操作感覚や
操作への影響に基づいて振動による警告の停止や、振動
の強弱、振動の種類を調節することが可能となる。そし
て処理は次のS136「エラー表示」に進み、表示手段
168に警告情報等を表示する指示を出力する。
【0076】また、S132で情報処理手段180は、
不揮発性メモリ182等の記録手段から利用者が指定し
た警告の内容とその振動の強度又は周波数を読み出し
て、その情報を一時RAM184に記録する処理を行
う。次のS134「振動強め」では、前記RAMに一時
記録されている利用者が指定した警告の内容とその振動
の強度又は周波数を読み出すとともに、発振手段140
が発する振動の強度又は周波数を利用者の設定の範囲内
で強めに設定するなどして、I/O175を介して振動
制御手段142に発振開始を指示する。
【0077】このようにして、利用者自身の操作感覚や
操作への影響に基づいて振動による警告の停止や、振動
の強弱、振動の種類を設定することが可能となる。そし
て処理は次のS136「エラー表示」に進み、表示手段
168に警告情報等を表示する指示を出力する。
【0078】なお、前記エラー表示は、表示手段168
に対する表示に限定されるものではなく、LED等の発
光手段を設けて不具合を利用者に報知するようにしても
よい。S136にて表示手段168に対するエラー表示
を実行すると、情報処理手段180が実施する処理はS
138「END」に進み、警告報知処理ルーチンを終了
する。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
によれば、警告検出手段が当該カメラにおける警告状態
を検出した場合であって入力手段を介して撮像の指示を
入力していない場合には警告手段に対して警告を発する
指示を出力し、警告検出手段が当該カメラにおける警告
状態を検出した場合であって入力手段を介して撮像の指
示を入力した場合には警告手段に対して警告する指示を
出力しない警告制御手段を備えたので、カメラが音、
光、振動その他の警告を発して利用者に警告を報知して
いる際に利用者が撮像の指示を入力すると、前記警告の
発生を禁止して撮像を実行することが可能となる。
【0080】また、他の発明の形態によれば、警告検出
手段が当該カメラにおける警告状態を検出した場合であ
って入力手段を介して撮像の指示を入力していない場合
には発振手段に対して振動を発する指示を出力し、警告
検出手段が当該カメラにおける警告状態を検出した場合
であって入力手段を介して撮像の指示を入力した場合に
は発振手段に対して発振する指示を出力しない振動制御
手段を備えたので、カメラが振動を発して利用者に警告
を報知している際に利用者が撮像の指示を入力すると、
その振動の発生を禁止して撮像を実行することが可能と
なるので、撮像時に発する振動による不具合の発生を防
止することが可能となる。
【0081】また、他の発明の形態によれは、警告検出
手段が当該カメラにおける警告状態を検出した場合に
は、その警告状態に応じて又は当該カメラに設定されて
いる処理モードに応じて発振手段が発する振動の強度又
は周波数の指示を出力する振動制御手段を備えたので、
カメラが振動を発生して利用者に警告する際に、その警
告の状態や内容に応じてその振動の強度の変更、又は振
動の周波数の変更を実施して、警告状態や内容を利用者
に報知することが可能となる。
【0082】また、他の発明の形態によれば、当該カメ
ラの警告検出手段が警告状態を検出した場合には、該警
告状態及び入力手段を介して入力した振動設定情報に基
づいて発振手段が発する振動の強度又は周波数を制御す
る指示を出力する振動制御手段を備えたので、利用者自
身の感覚や操作への影響を考えて、振動による警告の停
止や、振動の強度の変更又は周波数の変更を設定するこ
とが可能となる。
【0083】また本発明によれば、撮影時において警告
のための振動の強度の変更、振動の禁止を制御すること
が可能となり、警告のための振動によって焦点が合わな
いという不具合や、振動が手に伝わることで撮像画像に
乱れが生じたり、撮像画像がぶれたりする不具合を防止
することが可能となる。
【0084】また本発明によれば、撮像後の画像処理を
高速に進めたい場合には警告のための振動を中止するこ
とが可能となり、画像処理を優先的に進めることが可能
となる。
【0085】また本発明によれば、撮像時に音声を記録
する場合には、撮影時の警告内容に応じて警告の振動の
強度の変更、又は警告の振動の周波数の変更を実施する
ことが可能となり、画像とともに記録する音声に警告音
が大きく影響されてしまうことを防止することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラのブロック図
【図2】カメラの表示手段に表示される振動設定画面の
表示例
【図3】本発明に係るカメラの警告報知処理のフローチ
ャート
【符号の説明】
10…カメラ、100…レンズ鏡胴、138…ドライ
バ、140…発振手段、142…振動制御手段、150
…撮像手段、153…画像処理手段、154…A/D変
換器、157…送受信手段、162…通信コネクタ、1
67…圧縮伸張手段、168…表示手段、169…OS
D、170…信号処理手段、171…フレームメモリ、
172…D/A変換器、174…入力手段、175…I
/O、177…記録媒体、178…記録媒体装着部、1
79…記録媒体インターフェース、180…情報処理手
段、182…不揮発性メモリ、183…ROM、184
…RAM、190…カレンダ時計、191…電源、19
1A…電池、193…発光手段、194…発光制御手
段、195…スピーカ、196…D/A変換器、197
…マイク、198…A/D変換器、199…バス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 警告検出手段が当該カメラにおける警告
    状態を検出した場合であって入力手段を介して撮像の指
    示を入力していない場合には警告手段に対して警告を発
    する指示を出力し、警告検出手段が当該カメラにおける
    警告状態を検出した場合であって入力手段を介して撮像
    の指示を入力した場合には警告手段に対して警告する指
    示を出力しない警告制御手段を備えたことを特徴とする
    カメラ。
  2. 【請求項2】 警告検出手段が当該カメラにおける警告
    状態を検出した場合であって入力手段を介して撮像の指
    示を入力していない場合には発振手段に対して振動を発
    する指示を出力し、警告検出手段が当該カメラにおける
    警告状態を検出した場合であって入力手段を介して撮像
    の指示を入力した場合には発振手段に対して発振する指
    示を出力しない振動制御手段を備えたことを特徴とする
    カメラ。
  3. 【請求項3】 警告検出手段が当該カメラにおける警告
    状態を検出した場合には、その警告状態に応じて又は当
    該カメラに設定されている処理モードに応じて発振手段
    が発する振動の強度又は周波数の指示を出力する振動制
    御手段を備えたことを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 当該カメラの警告検出手段が警告状態を
    検出した場合には、該警告状態及び入力手段を介して入
    力した振動設定情報に基づいて発振手段が発する振動の
    強度又は周波数を制御する指示を出力する振動制御手段
    を備えたことを特徴とするカメラ。
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