JP4193167B2 - カメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラに係り、特に警告状態を検出すると振動を発して利用者に警告を報知するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラ本体に比較的容易に配置でき、かつ、あらゆる状況下においても確実に使用者に警告を報知することのできるカメラの警告装置機構が特開平9−5852号の公報に示されている。
【0003】
当該カメラの警告装置機構では、撮影条件が適切か否かを判別する判別手段と、カメラ本体内の所定位置に設けられ、カメラ本体に振動を生ずる振動発生手段と、前記判別手段により撮影条件が不適切であると判断したとき、前記振動発生手段を動作制御し、撮影不適切状態を振動により報知する制御手段とを設けたことを特徴としている。
【0004】
また、撮影条件の不定によりレリーズボタンを振動させるとき、この振動によってもカメラ内の主要部への導通を保つようにしたカメラの警告装置が、特開平5−158120号の公報に示されている。
【0005】
このカメラの警告装置は、シャッターレリーズのための操作がレリーズボタンに加えられると、同ボタンの作用部に押圧されて、レリーズ信号を発生するレリーズ動作信号発生手段をカメラ内の固定部に固定せしめ、撮影条件の適否判別手段が撮影条件の不適を判別すると、振動手段がレリーズボタンを、カメラ内の前記固定部に対して前記レリーズボタンの前記押圧の方向と垂直な面内で振動させ、このときレリーズボタンの前記作用部の工程は、前記信号発生手段の、前記レリーズ動作信号を発生し得る範囲内とすることにより、前記レリーズボタンの前記振動中のどこの位置であっても、前記レリーズボタンの前記作用部が、前記信号発生手段の、前記レリーズ動作信号を発生する部分に常に対向するようにしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
引用発明に係るカメラでは、撮像時に発生する警告の種類に関係なく振動の状態が同一であると、利用者はどのような警告がカメラから発せられているのか判断できないという不具合を生じていた。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、カメラが振動を発生して利用者に警告する際に、その警告の状態や内容に応じてその振動の強度の変更、又は振動の周波数の変更を実施して、警告状態や内容を利用者に報知することが可能なカメラを提供することを目的としている。
【0012】
また本発明は、撮影時の警告内容に応じて警告の振動の強度の変更、又は警告の振動の周波数の変更を実施することが可能なカメラを提供することを目的としている。
【0013】
また本発明は、利用者自身の感覚や操作への影響を考えて、振動による警告の停止や、振動の強度の変更又は周波数の変更を設定することが可能なカメラを提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するためにカメラにおいて、露出不適切による露出警告、主要被写体像が撮像手段に合焦していないことを示す合焦警告、撮像時の露出時間が長いことによる手ぶれ警告等の撮影条件警告、又は、画像を記録する記録媒体の残りが少ないことを示す撮像枚数警告、カメラの動作電源の残容量が少ないことを示す電池残量警告、撮像した画像を記録媒体に記録中であることを示す画像記録中警告等、当該カメラの警告状態を検出する警告検出手段と、振動を発する発振手段と、前記警告検出手段が当該カメラにおける警告状態を検出した場合には、その警告状態に応じて前記発振手段が発する振動の強度又は周波数の指示を出力する振動制御手段と、表示を行う表示手段と、前記表示手段が機能する表示有効状態および前記表示手段が機能しない表示無効状態を示す表示設定情報が入力される表示設定情報入力手段と、前記警告検出手段が警告状態を検出した場合、前記表示手段が表示無効状態であるときには前記発振手段に発振する指示を出力する一方で、前記表示手段が表示有効状態であるときには前記発振手段に発振する指示を出力しないで前記表示手段により警告表示を行う警告制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0019】
本発明によれば、警告検出手段が当該カメラにおける警告状態を検出した場合には、その警告状態に応じて発振手段が発する振動の強度又は周波数の指示を出力する振動制御手段を備えたので、カメラが振動を発生して利用者に警告する際に、その警告の状態や内容に応じてその振動の強度の変更、又は振動の周波数の変更を実施して、警告状態や内容を利用者に報知することが可能となる。
【0020】
また本発明は前記目的を達成するためにカメラにおいて、露出不適切による露出警告、主要被写体像が撮像手段に合焦していないことを示す合焦警告、撮像時の露出時間が長いことによる手ぶれ警告等の撮影条件警告、又は、画像を記録する記録媒体の残りが少ないことを示す撮像枚数警告、カメラの動作電源の残容量が少ないことを示す電池残量警告、撮像した画像を記録媒体に記録中であることを示す画像記録中警告等、当該カメラの警告状態を検出する警告検出手段と、振動を発する発振手段と、前記発振手段が発する振動の強度又は周波数を指定する振動設定情報が入力される振動設定情報入力手段と、前記警告検出手段が警告状態を検出した場合には、該警告状態及び前記振動設定情報入力手段を介して入力された振動設定情報に基づいて前記発振手段が発する振動の強度又は周波数を制御する指示を出力する振動制御手段と、表示を行う表示手段と、前記表示手段が機能する表示有効状態および前記表示手段が機能しない表示無効状態を示す表示設定情報が入力される表示設定情報入力手段と、前記警告検出手段が警告状態を検出した場合、前記表示手段が表示無効状態であるときには前記発振手段に発振する指示を出力する一方で、前記表示手段が表示有効状態であるときには前記発振手段に発振する指示を出力しないで前記表示手段により警告表示を行う警告制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0021】
本発明によれば、当該カメラの警告検出手段が警告状態を検出した場合には、該警告状態及び振動設定情報入力手段を介して入力された振動設定情報に基づいて発振手段が発する振動の強度又は周波数を制御する指示を出力する振動制御手段を備えたので、カメラが振動を発生して利用者に警告する際に、その警告の状態や内容に応じてその振動の強度の変更、又は振動の周波数の変更を実施して、警告状態や内容を利用者に報知することが可能となるだけでなく、利用者自身の感覚や操作への影響を考えて、振動による警告の停止や、振動の強度の変更又は周波数の変更を設定することが可能となる。
また本発明は、前記振動設定情報入力手段は、前記発振手段によって発せられる振動の強度又は周波数を示す前記振動設定情報を、撮影時の振動と画像の再生時の振動とで個別に受け付け、前記振動制御手段は、前記振動設定情報に基づいた振動を前記発振手段に発生させることを特徴とする。
また本発明は、前記警告検出手段によって検出された前記警告状態が予め決められた重大な警告状態であるか否かを判断する判断手段を備え、前記振動制御手段は、重大な警告状態でないと判断された場合には、重大な警告状態であると判断された場合よりも、弱い強度の振動を前記発振手段に発生させることを特徴とする。
また本発明は、前記振動制御手段は、当該カメラに設定されている処理モードに応じて前記発振手段が発する振動の強度又は周波数の指示を出力することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って、本発明に係るカメラの好ましい実施の形態について詳説する。
【0023】
図1は、本発明に係るカメラのブロック図である。
【0024】
本発明に係る電子機器の一形態であるカメラ10の撮像部には、被写体像を撮像面に結像させるレンズ鏡胴100が設けられている。レンズ鏡胴100には、撮像面に結像する被写体像の合焦位置を電動で調節するフォーカスモータと撮像する画角を調節するズームモータと被写体像の光量を調節する絞りモータとが内蔵されている。またカメラ10には、前記フォーカスモータ、ズームモータ、絞りモータの駆動位置や駆動速度を制御するドライバ138が設けられている。
【0025】
カメラ10の撮像処理部には、受光面に結像した被写体像を光電変換して画像信号として出力する撮像手段150と、アナログ信号用の画像処理手段153と、アナログの画像信号をデジタルの画像データに変換するA/D変換器154とが設けられている。
【0026】
画像データ等の情報をパソコン等の他の通信機器と送受信するための通信手段として、画像データ等の情報を搬送波に乗せて送信又は受信する送受信手段157と、画像データやファイル名等の情報を伝達する通信ケーブルを接続する通信コネクタ162とが設けられている。
【0027】
また、カメラ10には、画像データの圧縮処理等を実施する圧縮伸張手段167と、各種の文字や電池の残量表示、露出警告(AE警告)、合焦警告(AF警告)、手ぶれ警告、撮像枚数警告等のキャラクタ情報を画像とともに表示手段168にオンスクリーンディスプレイするOSD169と、画像データに対してホワイトバランス処理を実施したり、ガンマ変換、YC変換処理、画素数の変換処理、電子ズーム処理、トリミング処理等を実施する信号処理手段170と、表示用の画像データを一時的に記憶しておくフレームメモリ171と、デジタルの画像データを表示用のコンポジット信号等に変換するD/A変換器172とが設けられている。
【0028】
また、カメラ10には、モード切替ダイヤルや電源スイッチ、十字ボタン、撮像の指示を入力するレリーズボタン等から構成される入力手段174と、入力手段174を介して入力された入力情報のインターフェースとなるI/O175と、記録媒体177を着脱可能に装着する記録媒体装着部178と、記録媒体177に対して画像データ等の情報を記録したり読み出したりする記録媒体インターフェース179とが設けられている。
【0029】
また、カメラ10には、カメラ10全体の制御を行うとともに撮像処理や通信処理、表示処理、演算処理、各種の警告の検出処理、振動制御手段142に対する制御指示の出力等を実施する情報処理手段180と、情報の書き換えが可能であるとともに調整用の各種定数や基準電圧値等を記憶する不揮発性メモリ182と、カメラ10の動作プログラムや定数、基準電圧値等が記憶されているROM183と、プログラム実行時の作業領域となるRAM184とが設けられている。
【0030】
また、カメラ10には、時を刻むカレンダ時計190と、カメラ10を駆動するための各種電力を周辺回路に供給する電源191と、電源191に電力を供給する電池191Aと、撮像時に光を発光して被写体の光量不足を補う発光手段193と、該発光手段193の発光用メインコンデンサに電力を充電する処理や発光手段193の発光タイミングの調節等を行う発光制御手段194とが設けられている。
【0031】
また、電子カメラ10には、利用者に対して音声やビープ音を発して通知するスピーカ195と、情報処理手段180等から得たデジタルの音声情報をアナログの音声信号に変換して増幅後スピーカ195に伝達するD/A変換器196と、周囲の音声を集音するマイク197と、マイク197が集音したアナログの音声情報をデジタルのPCM音声データ等に変換するA/D変換器198とが設けられている。
【0032】
同図に示すように電子カメラ10の情報処理手段180とその周辺の各回路はバス199で接続されており、互いに情報の伝達を高速で行うことが可能であるとともに、情報処理手段180が実行する処理プログラムに基づいて周辺の各回路を制御することが可能となっている。
【0033】
電源191は、電池191Aや外部から供給されている当該カメラの動作電源の電圧値を測定して、その測定した動作電源の電圧に関する情報をバス199を介して情報処理手段180に伝達することが可能となっている。
【0034】
なお、当該カメラ10には、電池の残量警告、露出警告(AE警告)、合焦警告(AF警告)、手ぶれ警告、撮像枚数警告、画像記録中警告等の警告状態を振動によって利用者に報知する発振手段140が設けられている。この発振手段140は、振動制御手段142から出力される指示に基づいて振動の強度や周波数を変更することが可能となっている。なお同図に示す実施例では、当該振動の強度や周波数の指示は、情報処理手段180がI/O175を介して振動制御手段142に指示する。
【0035】
なお上記の説明では本発明に係るカメラ10を、画像をデジタルデータに変換して記録媒体177に記録するデジタルカメラとした実施の形態で説明したが、本発明はデジタルカメラに限定されるのではなく、被写体像を銀塩フイルム上に結像して露光する銀塩カメラであっても本発明の目的を達成することが可能である。
【0036】
情報処理手段180は、撮像手段150にて取得した画像全体、又は画像の所定の領域の明るさを測定して、撮像した被写体像の明るさを調節することが可能となっている。該被写体像の明るさの調節は、前記レンズ鏡胴に設けられている絞りモータを制御して被写体像の明るさの調節を実施してもよいし、画像処理手段153において画像信号の増幅率を変更して被写体像の明るさを調節するようにしもよい。
【0037】
また、このような被写体像の明るさの調節を実施してもなお適正露出に達しない程被写体像の明るさが明るいため制御範囲外である場合や、逆に適正露出に達しない程被写体像の明るさが暗い場合には、情報処理手段180(警告検出手段)は露出不適切による露出警告(撮影条件警告)の状態を検出することが可能となっている。
【0038】
また情報処理手段180は、被写体像の光量が不足していて、撮像手段150又は銀塩フィルム等に長時間露光を必要とする場合(1/30秒以下など)には、撮像時の露出時間が長いことによる手ぶれ警告(撮影条件警告)を検出することが可能となっている。
【0039】
また、情報処理手段180は、撮像手段150にて撮像した画像に含まれる主要被写体部分が、撮像手段150の撮像面に合焦しているか否かの判断を行うことが可能となっている。また情報処理手段180は、撮像した画像の主要被写体部分が撮像手段150の撮像面に合焦するように、レンズ鏡胴100に設けられているフォーカスモータを制御するAF動作を実施ことが可能となっている。
【0040】
もし主要被写体部分が当該カメラ10に近すぎたり被写体像のコントラストが低すぎる場合には、AF動作を実施しても主要被写体部分が撮像手段150の撮像面に合焦しないので、情報処理手段180は主要被写体像が撮像手段に合焦していないことを示す合焦警告(撮影条件警告)を検出することが可能となっている。なお該合焦警告は、利用者自身が被写体像の合焦位置を調節するマニュアルフォーカスモードにおいて、主要被写体部分が撮像手段150の撮像面に合焦していない場合にも発するようにしてもよい。
【0041】
また情報処理手段180は、画像を記録する記録媒体177の残りの記録容量、又は残りの銀塩フイルムの残りの記録量を検出して、その残りが少ない旨を判断した場合(残り撮影枚数が1枚以下である場合など)には、残りの記録容量が少ないことを示す撮像枚数警告を検出することが可能となっている。
【0042】
また、情報処理手段180は、当該カメラ10の動作電源となっている電池191Aの残容量を、電池電圧を観測するなどして検出することが可能となっており、電池191Aの該残容量が所定の閾値よりも下回ったと判断した場合には、カメラ10の動作電源の残容量が少ないことを示す電池残量警告を発することが可能となっている。
【0043】
また、情報処理手段180は、撮像した画像を記録媒体177に記録中であることを示す画像記録中警告等の警告状態を検出することが可能となっている。
【0044】
また、情報処理手段180(警告制御手段及び警告検出手段)が警告状態を検出した場合であって、入力手段174に設けられているレリーズボタンが撮像の指示を入力していない場合(例えばレリーズボタンが半押し中でない場合、又は全押し中でない場合等)には、発光手段193又はスピーカ195その他の警告手段に対して警告光又は警告音を発するする指示を出力し、情報処理手段180が警告状態を検出した場合であって入力手段174に設けられているレリーズボタンが撮像の指示を入力した場合には発光手段193又はスピーカ195その他の警告手段に対して警告を発する指示を出力しない制御を実施することが可能となっている。
【0045】
また、振動制御手段142は情報処理手段180(警告検出手段)が警告状態を検出した場合であって、入力手段174に設けられているレリーズボタンが撮像の指示を入力していない場合(例えばレリーズボタンが半押し中でない場合、又は全押し中でない場合等)には、発振手段140に対して発振する指示を出力し、情報処理手段180(警告検出手段)が警告状態を検出した場合であって入力手段174に設けられているレリーズボタンが撮像の指示を入力した場合には発振手段140に対して発振する指示を出力しない制御を実施することが可能となっている。
【0046】
また、振動制御手段142は、情報処理手段180(警告検出手段)が検出した警告状態や当該カメラに設定されている処理モードに応じて発振手段140が発する振動の強度又は周波数の指示を出力することが可能となっている。
【0047】
また、前記入力手段174は、発振手段140が発する振動の強度又は周波数を指定する振動設定情報を、利用者から入力することが可能となっている。
【0048】
情報処理手段180(警告検出手段)が警告状態を検出した場合には、該警告状態と入力手段174が利用者から入力した振動設定情報とに基づいて、発振手段140が発する振動の強度又は周波数を制御する指示を出力することが可能となっている。
【0049】
図2に、カメラの表示手段に表示される振動設定画面の表示例を示す。
【0050】
同図に示すように、表示手段168には、撮像時等において警告が発せられた場合の振動の設定状態、及び再生時等において発せられる振動の強度の設定状態が表示されている。利用者は、入力手段174に設けられている十字ボタン等を操作してカーソルを移動させた後に設定ボタンを押すことによって、撮影時等及び再生時等に警告が検出された際において、発振手段140から発せられる振動強度を所望の強さ又は周波数に設定することが可能となっている。
【0051】
図3に、本発明に係るカメラの警告報知処理のフローチャートを示す。
【0052】
情報処理手段180等の警告検出手段が警告状態を検出すると、情報処理手段180が実施する処理は、S100「エラー発生」(以降S100のように省略して記載する)に分岐してきて、次のS102「撮影モード」の判断に進む。
【0053】
S102にて情報処理手段180は、現在カメラ10に設定されている処理モードが撮影モードであるか否かの判断を行っている。もし、現在設定されている処理モードが撮影モードでない場合には、処理はS104「再生モード」の判断に分岐する。また、現在カメラ10に設定されている処理モードが撮影モードである場合には、処理はS110「撮影実行中」の判断に進む。
【0054】
S104では、現在カメラ10に設定されている処理モードが再生モードであるか否かの判断を行っている。もし、現在設定されている処理モードが再生モードでない場合には、処理はS106「録音モード・PCモード」の処理に分岐する。また、もし現在カメラ10に設定されている処理モードが再生モードである場合には、処理はS108「重大エラー」の判断に進む。
【0055】
処理がS106に分岐する場合とは、当該カメラ10の処理モードが音声を記録する音声モード、又はパソコン等の通信機器を介して当該カメラ10を遠隔操作して撮像処理等を実施するPCモードに設定されている場合である。
【0056】
音声モードにて音声を録音する場合において、情報処理手段180(警告検出手段)が何らかの警告を検出した場合に発振手段140により警告のための振動を発すると、その振動音を当該カメラに設けられているマイク197が集音して録音してしまい、録音される音声の殆どが警告による振動音となってしまうという不具合を生ずる。この不具合を防止するために、S106に処理が分岐した場合には発振手段140に対して振動の発生を指示せずに処理をS136「エラー表示」に進める。S136にて情報処理手段180は、OSD169等を介して表示手段168に対して検出した警告を表示する旨の指示を出力する。したがって発振手段140は警告の振動を発振しないので、警告による振動音を録音してしまうという不具合を防止することが可能となる。
【0057】
また、パソコン等の通信機器から当該カメラ10を遠隔操作している場合には、カメラ10が振動による警告を発してもその振動を利用者が検知することは一般にできないので、PC接続時においても振動による警告は不要である。したがって本発明では、PCモードにおける振動警告を無効にしている。
【0058】
S108にて情報処理手段180は、現在発生しているエラー(警告)が、撮像時の露出不適切による露出警告、又は画像を記録する記録媒体の残りが少ないことを示す撮像枚数警告、カメラの動作電源の残容量が少ないことを示す電池残量警告等の重大エラーであるか否かの判断を行っている。もし現在発生しているエラーが重大エラーでないと判断した場合には、処理はS126「LCD表示ON」に分岐する。また、もし現在発生しているエラーが重大エラーであると判断した場合には、処理はS132「ユーザー設定読出」に進む。
【0059】
一方S110で情報処理手段180は、現在撮影を実行中(レリーズボタンの2段目が押されている全押しの状態)であるか否かの判断を行っている。もし、当該でカメラ10にて現在実行している処理が撮像処理でない場合には、処理はS112「半押し中」の判断に分岐する。また、もし当該でカメラ10にて現在実行している処理が撮像処理である場合には、処理はS136「エラー表示」に進む。したがって、撮像実行時には完全に振動による警告を無効とすることが可能となる。
【0060】
S112で情報処理手段180は、現在入力手段174に設けられているレリーズボタンが半押しの状態であるか否かの判断を行っている。もし、現在レリーズボタンが半押しの状態(レリーズボタンが1段目まで押された半押しの状態)であると判断した場合には処理はS136に進み、もし現在レリーズボタンが半押し状態でないと判断した場合には、処理はS114「画像記録中」の判断に分岐する。
【0061】
なお、従来の振動警告式カメラでは、レリーズボタンが半押しの状態であっても全押しの状態であっても、情報処理手段180は振動制御手段142に対して発振手段140を発振する旨の指示を出力して利用者に振動による警告を発していたが、本発明ではシャッターボタンが半押又は全押しされている場合には、利用者が撮影する意思があると判断して、振動による警告を発することなく撮像を実施する。
【0062】
S114にて情報処理手段180は、現在撮像した画像を記録媒体177に記録中であるか否かの判断を行っている。もし、現在実施している処理が、画像の記録中であると判断した場合には処理はS136に進み、発振手段140に対して発振する指示を出力せずにエラー表示のみを行う。
【0063】
このようにして、撮像した画像を記録媒体177等に記録したり送受信手段157を介して他の通信機器に出力する場合には、その処理に時間がかかるため、記録処理や出力処理が完了するまでの間は振動による警告を無効として、記録処理を最優先に行う。
【0064】
S114の判断で、現在実施している処理が画像の記録中でないと判断した場合には、処理はS116「セルフタイマカウント中」の判断に進む。S116で情報処理手段180は、入力手段174を介して利用者からセルフタイマモードに設定されて、セルフタイマの秒読み時間を計数中であるか否かの判断を行っている。もし、カメラ10がセルフタイマモードに設定されていない場合、又はセルフタイマの計数が終了して撮像状態になったと判断した場合には、処理はS118「残り撮影枚数エラー」の判断に進む。したがって、利用者がセルフタイマ撮影を指定し、時間のカウントが開始されている場合には、振動による警告を無効とすることが可能となる。
【0065】
S118にて情報処理手段180は、半導体メモリや光記録式又は磁気記録式の記録媒体177又は銀遠フイルム等の残り記録容量が減少しているために、撮影枚数エラーが発生しているか否かの判断を行っている。もし、残り撮影枚数エラーが発生していない場合には、処理はS120「マニュアルフォーカス合焦具合」の判断に分岐する。また、S118にて、残り撮影枚数エラーが発生していると判断した場合には、情報処理手段180が実施する処理はS124「残り極小」の判断に進む。
【0066】
S120にて情報処理手段180が、現在の撮像モードがマニュアルフォーカスに設定されていて、利用者によって設定された撮像レンズの合焦位置において撮像手段150の撮像面に主要被写体部分が合焦していないと判断した場合には、処理はS108「重大エラー」に分岐する。また、撮像手段150の撮像面に主要被写体像が合焦していると判断した場合には、処理はS122「合焦ズレ大」の判断に進む。
【0067】
S122にて情報処理手段180は、撮像手段150の撮像面に結像している主要被写体部分が真の合焦位置から大きくずれているか否かの判断を行っている。もし、撮像面に結像している主要被写体部分が真の合焦位置から大きくずれていると判断した場合には、処理はS132に進む。また、撮像面に結像している主要被写体部分が真の合焦位置から大きくずれていないと判断した場合には、処理はS126に進む。
【0068】
したがって、利用者がマニュアルフォーカスのモードにて撮像を実施している場合やAF(オートフォーカス)のモードにて撮像を実施している場合において、情報処理手段180は撮像手段150を介して取得した主要被写体像の中の隣接する画素間のコントラスト(走査線等の高周波成分)を調べ、コントラストが低い場合(高周波成分が少ない場合)には、フォーカスが極端にずれていると判断して、S134にて発振手段140を強く振動させて警告を発する。
【0069】
また、情報処理手段180は逐次主要被写体像のコントラストを調べており、利用者が合焦操作を実施するなどして、画像のコントラストが徐々に高くなってきた場合には、フォーカスが徐々に合ってきていると判断して、S130にて発振手段140に対して発振の強度を弱くする指示を出力する。また、更なる利用者の合焦操作等によって主要被写体像のコントラストが高くなり、所定の高コントラストの範囲に含まれる程度になったと判断した場合には、(合焦付近に達した場合)発振手段140に対して発振を停止する旨の指示を出力して、警告の振動を発しない状態に設定するようにしてもよい。
【0070】
S124にて情報処理手段180は、半導体メモリや光記録式又は磁気記録式の記録媒体177又は銀遠フイルム等の残り記録容量が極小(残り撮像枚数1枚以下など)であるか否かの判断を行っている。もし残りの記録容量が極小である場合には、処理はS123に進み、残りの記録容量が極小でない場合(残り撮像枚数が3枚程度と少ない場合等)には、処理はS126に分岐する。
【0071】
S126で情報処理手段180は、表示手段168のバックライトの点灯が指示されて表示手段168が機能する状態に設定されているか否かの判断を行っている。もし、表示手段168が機能する状態に設定されていないと判断した場合には、処理はS128「ユーザ設定読出」の処理に分岐する。
【0072】
利用者が入力手段174を操作して表示手段168を無効にする旨を指示している場合には、一般に利用者はファインダを見て撮像範囲を判断する。この際には、利用者は液晶ディスプレイ等の大型の表示手段168に表示された警告を見ることができないため、振動を発することによる警告を標準の設定とするとよい。
【0073】
逆に、液晶ディスプレイ等の大型の表示手段168の利用が有効となっている場合には、利用者は液晶ディスプレイ等の表示手段168に表示されている警告を容易に閲覧することが可能であるため、重要度の高い警告のみ振動を発する機能を有効にするようにしてもよい。
【0074】
S128で情報処理手段180は、不揮発性メモリ182等の記録手段から利用者が指定した警告の内容とその振動の強度又は周波数を読み出して、その情報を一時RAM184に記録する処理を行う。次のS130「振動弱め」では、前記RAMに一時記録されている利用者が指定した警告の内容とその振動の強度又は周波数を読み出すとともに、発振手段140が発する振動の強度又は周波数を利用者の設定の範囲内で弱めに設定するなどして、I/O175を介して振動制御手段142に発振開始を指示する。
【0075】
このようにして、利用者自身の操作感覚や操作への影響に基づいて振動による警告の停止や、振動の強弱、振動の種類を調節することが可能となる。そして処理は次のS136「エラー表示」に進み、表示手段168に警告情報等を表示する指示を出力する。
【0076】
また、S132で情報処理手段180は、不揮発性メモリ182等の記録手段から利用者が指定した警告の内容とその振動の強度又は周波数を読み出して、その情報を一時RAM184に記録する処理を行う。次のS134「振動強め」では、前記RAMに一時記録されている利用者が指定した警告の内容とその振動の強度又は周波数を読み出すとともに、発振手段140が発する振動の強度又は周波数を利用者の設定の範囲内で強めに設定するなどして、I/O175を介して振動制御手段142に発振開始を指示する。
【0077】
このようにして、利用者自身の操作感覚や操作への影響に基づいて振動による警告の停止や、振動の強弱、振動の種類を設定することが可能となる。そして処理は次のS136「エラー表示」に進み、表示手段168に警告情報等を表示する指示を出力する。
【0078】
なお、前記エラー表示は、表示手段168に対する表示に限定されるものではなく、LED等の発光手段を設けて不具合を利用者に報知するようにしてもよい。S136にて表示手段168に対するエラー表示を実行すると、情報処理手段180が実施する処理はS138「END」に進み、警告報知処理ルーチンを終了する。
【0081】
【発明の効果】
本発明によれば、カメラが振動を発生して利用者に警告する際に、その警告の状態や内容に応じてその振動の強度の変更、又は振動の周波数の変更を実施して、警告状態や内容を利用者に報知することが可能となる。
【0082】
また、他の発明の形態によれば、当該カメラの警告検出手段が警告状態を検出した場合には、該警告状態及び入力手段を介して入力した振動設定情報に基づいて発振手段が発する振動の強度又は周波数を制御する指示を出力する振動制御手段を備えたので、利用者自身の感覚や操作への影響を考えて、振動による警告の停止や、振動の強度の変更又は周波数の変更を設定することが可能となる。
【0083】
また本発明によれば、撮影時において警告のための振動の強度の変更、振動の禁止を制御することが可能となり、警告のための振動によって焦点が合わないという不具合や、振動が手に伝わることで撮像画像に乱れが生じたり、撮像画像がぶれたりする不具合を防止することが可能となる。
【0084】
また本発明によれば、撮像後の画像処理を高速に進めたい場合には警告のための振動を中止することが可能となり、画像処理を優先的に進めることが可能となる。
【0085】
また本発明によれば、撮像時に音声を記録する場合には、撮影時の警告内容に応じて警告の振動の強度の変更、又は警告の振動の周波数の変更を実施することが可能となり、画像とともに記録する音声に警告音が大きく影響されてしまうことを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラのブロック図
【図2】カメラの表示手段に表示される振動設定画面の表示例
【図3】本発明に係るカメラの警告報知処理のフローチャート
【符号の説明】
10…カメラ、100…レンズ鏡胴、138…ドライバ、140…発振手段、142…振動制御手段、150…撮像手段、153…画像処理手段、154…A/D変換器、157…送受信手段、162…通信コネクタ、167…圧縮伸張手段、168…表示手段、169…OSD、170…信号処理手段、171…フレームメモリ、172…D/A変換器、174…入力手段、175…I/O、177…記録媒体、178…記録媒体装着部、179…記録媒体インターフェース、180…情報処理手段、182…不揮発性メモリ、183…ROM、184…RAM、190…カレンダ時計、191…電源、191A…電池、193…発光手段、194…発光制御手段、195…スピーカ、196…D/A変換器、197…マイク、198…A/D変換器、199…バス
Claims (5)
- カメラにおいて、
当該カメラの警告状態を検出する警告検出手段と、
振動を発する発振手段と、
前記警告検出手段が当該カメラにおける警告状態を検出した場合には、その警告状態に応じて前記発振手段が発する振動の強度又は周波数の指示を出力する振動制御手段と、
表示を行う表示手段と、
前記表示手段が機能する表示有効状態および前記表示手段が機能しない表示無効状態を示す表示設定情報が入力される表示設定情報入力手段と、
前記警告検出手段が警告状態を検出した場合、前記表示手段が表示無効状態であるときには前記発振手段に発振する指示を出力する一方で、前記表示手段が表示有効状態であるときには前記発振手段に発振する指示を出力しないで前記表示手段により警告表示を行う警告制御手段と、
を備えたことを特徴とするカメラ。 - カメラにおいて、
当該カメラの警告状態を検出する警告検出手段と、
振動を発する発振手段と、
前記発振手段が発する振動の強度又は周波数を指定する振動設定情報が入力される振動設定情報入力手段と、
前記警告検出手段が警告状態を検出した場合には、該警告状態及び前記振動設定情報入力手段を介して入力された振動設定情報に基づいて前記発振手段が発する振動の強度又は周波数を制御する指示を出力する振動制御手段と、
表示を行う表示手段と、
前記表示手段が機能する表示有効状態および前記表示手段が機能しない表示無効状態を示す表示設定情報が入力される表示設定情報入力手段と、
前記警告検出手段が警告状態を検出した場合、前記表示手段が表示無効状態であるときには前記発振手段に発振する指示を出力する一方で、前記表示手段が表示有効状態であるときには前記発振手段に発振する指示を出力しないで前記表示手段により警告表示を行う警告制御手段と、
を備えたことを特徴とするカメラ。 - 前記振動設定情報入力手段は、前記発振手段によって発せられる振動の強度又は周波数を示す前記振動設定情報を、撮影時の振動と画像の再生時の振動とで個別に受け付け、
前記振動制御手段は、前記振動設定情報に基づいた振動を前記発振手段に発生させることを特徴とする請求項2に記載のカメラ。 - 前記警告検出手段によって検出された前記警告状態が予め決められた重大な警告状態であるか否かを判断する判断手段を備え、
前記振動制御手段は、重大な警告状態でないと判断された場合には、重大な警告状態であると判断された場合よりも、弱い強度の振動を前記発振手段に発生させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のカメラ。 - 前記振動制御手段は、当該カメラに設定されている処理モードに応じて前記発振手段が発する振動の強度又は周波数の指示を出力することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のカメラ。
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