JPH05156061A - シリコ−ンゴム発泡性組成物 - Google Patents
シリコ−ンゴム発泡性組成物Info
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- JPH05156061A JPH05156061A JP30841391A JP30841391A JPH05156061A JP H05156061 A JPH05156061 A JP H05156061A JP 30841391 A JP30841391 A JP 30841391A JP 30841391 A JP30841391 A JP 30841391A JP H05156061 A JPH05156061 A JP H05156061A
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- silicone rubber
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Abstract
(57)【要約】
【構成】けい素原子に結合する有機基に基づいてビニル
基を平均0.05〜3.0モル%含有するオルガノポリシロキ
サン,触媒量の重合触媒、及び結晶水をもつ無機塩類の
微細粒子発泡剤の特定範囲量が配合されたシリコ−ンゴ
ム発泡性組成物。 【効果】本発明のシリコ−ンゴム発泡性組成物は、加熱
発泡により有毒物質を発生させたり残留させることのな
い極めて安全な発泡体を提供する。従って、得られる発
泡体は、医療用として、あるいは化粧用品として有用で
あり、その産業上の利用価値は極めて高い。
基を平均0.05〜3.0モル%含有するオルガノポリシロキ
サン,触媒量の重合触媒、及び結晶水をもつ無機塩類の
微細粒子発泡剤の特定範囲量が配合されたシリコ−ンゴ
ム発泡性組成物。 【効果】本発明のシリコ−ンゴム発泡性組成物は、加熱
発泡により有毒物質を発生させたり残留させることのな
い極めて安全な発泡体を提供する。従って、得られる発
泡体は、医療用として、あるいは化粧用品として有用で
あり、その産業上の利用価値は極めて高い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコ−ンゴム発泡体
形成用組成物に関し、特に、発泡成形時に有毒ガスを発
生させたり、有害物質を残留することのないクリ−ンな
シリコ−ンゴム発泡性組成物に関するものである。
形成用組成物に関し、特に、発泡成形時に有毒ガスを発
生させたり、有害物質を残留することのないクリ−ンな
シリコ−ンゴム発泡性組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコ−ンゴム発泡体は、シリコ
−ンゴム材料、例えば、ジオルガノポリシロキサンに充
填材と重合触媒を混和し、これに発泡材としてアズビス
イソブチロニトリル(AIBN)の所要量を配合し、そ
の均一組成物を加熱し発砲させて製造されている。
−ンゴム材料、例えば、ジオルガノポリシロキサンに充
填材と重合触媒を混和し、これに発泡材としてアズビス
イソブチロニトリル(AIBN)の所要量を配合し、そ
の均一組成物を加熱し発砲させて製造されている。
【0003】AIBNは、加熱により容易に化学的に分
解してガスを発生し、そのガスによってシリコ−ンゴム
発泡体が形成される。しかし、この化学熱分解はガスを
発生させるだけでなく、テトラメチルコハク酸ジニトリ
ル(TMSNと略記する)が生成してこれが発泡体中に
付着残留する。このTMSNは、若干の有毒性が認めら
れているため、医療分野での利用は厳しく制限されてい
る。従って、AIBNの分解によって得られたシリコ−
ンゴム発泡体は、更に熱処理等の二次的手段によりこの
有毒物質を除去する処理が行われている。しかし、この
熱処理は比較的高い温度で長時間の処理を必要とするた
め、工業的に著しく不利である。
解してガスを発生し、そのガスによってシリコ−ンゴム
発泡体が形成される。しかし、この化学熱分解はガスを
発生させるだけでなく、テトラメチルコハク酸ジニトリ
ル(TMSNと略記する)が生成してこれが発泡体中に
付着残留する。このTMSNは、若干の有毒性が認めら
れているため、医療分野での利用は厳しく制限されてい
る。従って、AIBNの分解によって得られたシリコ−
ンゴム発泡体は、更に熱処理等の二次的手段によりこの
有毒物質を除去する処理が行われている。しかし、この
熱処理は比較的高い温度で長時間の処理を必要とするた
め、工業的に著しく不利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、製造が容易で、有毒物質の除去を必要としない工業
的に望ましいシリコ−ンゴム発泡体成形用組成物を提供
することにある。また他の課題は、均一なセル構造を有
する優れた品質のシリコ−ンゴム発泡体を提供すること
にある。更に、他の課題は、医療分野においても何らの
制限を受けること無く使用し得る高い実用的価値を持っ
たシリコ−ンゴム発泡体の効果的製造方法を提供するこ
とにある。
は、製造が容易で、有毒物質の除去を必要としない工業
的に望ましいシリコ−ンゴム発泡体成形用組成物を提供
することにある。また他の課題は、均一なセル構造を有
する優れた品質のシリコ−ンゴム発泡体を提供すること
にある。更に、他の課題は、医療分野においても何らの
制限を受けること無く使用し得る高い実用的価値を持っ
たシリコ−ンゴム発泡体の効果的製造方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決する方法について、特に発泡剤に着目して多く
の実験研究を行い、実用性の優れた、特に工業的に有利
なシリコ−ンゴム発泡体成形用組成物を開発した。すな
わち、本発明は、前記特許請求の範囲各項に記載の構成
要件を要旨とする組成物を提供するものである。
題を解決する方法について、特に発泡剤に着目して多く
の実験研究を行い、実用性の優れた、特に工業的に有利
なシリコ−ンゴム発泡体成形用組成物を開発した。すな
わち、本発明は、前記特許請求の範囲各項に記載の構成
要件を要旨とする組成物を提供するものである。
【0006】本発明の組成物に用いられる成分(イ)の
ビニル基含有オルガノポリシロキサンは、従来シリコ−
ンゴムの原料として使用されているすべてのシリコ−ン
ゴム材料が包含されるが、例えば、その代表的なものと
しては、一般式:
ビニル基含有オルガノポリシロキサンは、従来シリコ−
ンゴムの原料として使用されているすべてのシリコ−ン
ゴム材料が包含されるが、例えば、その代表的なものと
しては、一般式:
【0007】
【化1】
【0008】(式中、Rは、メチル基,エチル基,ビニ
ル基,及びフェニル基より成る群から選択され、二つの
Rは同一でも異なっていてもよい。またmは、100〜100
00の整数である。)で表される化合物類を挙げることが
できる。本発明においては、この化合物は、けい素原子
に結合している全有機基に基づいて、ビニル基を平均0.
05〜3.0モル%含有するものが好ましく用いられる。
ル基,及びフェニル基より成る群から選択され、二つの
Rは同一でも異なっていてもよい。またmは、100〜100
00の整数である。)で表される化合物類を挙げることが
できる。本発明においては、この化合物は、けい素原子
に結合している全有機基に基づいて、ビニル基を平均0.
05〜3.0モル%含有するものが好ましく用いられる。
【0009】この成分(イ)のビニル基含有ジオルガノ
ポリシロキサンは、通常、無機質充填剤が配合使用され
る。そのような配合用充填剤は、従来シリコ−ンゴムに
配合使用されているものはいずれも使用できるが、本発
泡体用充填剤としては、特に煙霧質シリカ及び沈降性シ
リカが好ましい。この微粉状無機質充填剤の添加は、特
にシリコ−ン発泡体のセル構造を均一に形成させ、風合
のよい製品を提供するのに重要であって、その量は、配
合組成物が150〜500のウィリアムス可塑度範囲となるよ
うに添加することが極めて好ましい。このように、本発
明組成物における成分(イ)の化合物は、別に加えられ
る充填剤含有組成物を包含する。
ポリシロキサンは、通常、無機質充填剤が配合使用され
る。そのような配合用充填剤は、従来シリコ−ンゴムに
配合使用されているものはいずれも使用できるが、本発
泡体用充填剤としては、特に煙霧質シリカ及び沈降性シ
リカが好ましい。この微粉状無機質充填剤の添加は、特
にシリコ−ン発泡体のセル構造を均一に形成させ、風合
のよい製品を提供するのに重要であって、その量は、配
合組成物が150〜500のウィリアムス可塑度範囲となるよ
うに添加することが極めて好ましい。このように、本発
明組成物における成分(イ)の化合物は、別に加えられ
る充填剤含有組成物を包含する。
【0010】また、微粉状無機質充填剤のビニル基含有
ジオルガノポリシロキサンへの分散性を向上させるため
に、通常知られた手段が採用できる。例えば、分散助剤
を使用する方法は実用的であり、また無機質充填剤の表
面をシラン処理して分散性を高めることも有効であって
何ら差し支えない。
ジオルガノポリシロキサンへの分散性を向上させるため
に、通常知られた手段が採用できる。例えば、分散助剤
を使用する方法は実用的であり、また無機質充填剤の表
面をシラン処理して分散性を高めることも有効であって
何ら差し支えない。
【0011】本発明組成物を構成する成分(ロ)は、上
記成分(イ)の化合物の重合加硫用触媒であって、有機
過酸化物が代表的である。その有機過酸化物としては、
例えば、ベンゾイルパ−オキサイド,ビス-2,4-ジクロ
ロベンゾイルパ−オキサイド,t-ブチルパ−ベンゾエ−
ト,ジクミルパ−オキサイドを挙げることができる。こ
の有機過酸化物の触媒量は、成分(イ)の100重量部に
対して、0.05〜5重量部程度が好ましく使用される。使
用量が、0.05重量部未満では、加熱発泡時の加硫硬化反
応が不充分となり、また5重量部を超えると加熱発泡が
阻害され、所望の発泡体を形成させることが困難とな
り、ひいては発泡体の品質を低下させるので好ましくな
い。
記成分(イ)の化合物の重合加硫用触媒であって、有機
過酸化物が代表的である。その有機過酸化物としては、
例えば、ベンゾイルパ−オキサイド,ビス-2,4-ジクロ
ロベンゾイルパ−オキサイド,t-ブチルパ−ベンゾエ−
ト,ジクミルパ−オキサイドを挙げることができる。こ
の有機過酸化物の触媒量は、成分(イ)の100重量部に
対して、0.05〜5重量部程度が好ましく使用される。使
用量が、0.05重量部未満では、加熱発泡時の加硫硬化反
応が不充分となり、また5重量部を超えると加熱発泡が
阻害され、所望の発泡体を形成させることが困難とな
り、ひいては発泡体の品質を低下させるので好ましくな
い。
【0012】また、他の触媒として、白金又は白金系化
合物触媒が用いられるが、この触媒を用いるときは、そ
の触媒能に関連して、オルガノハイドロジェンポリシロ
キサンを併用することが重要である。その白金系触媒
は、通常知られた白金化合物類であって、例えば、塩化
第二白金,塩化白金酸,塩化白金酸と一価のアルコ−ル
との反応物,塩化白金酸とオレフィン類との錯体及び塩
化白金酸とビニルシロキサンの錯体などが挙げられる。
合物触媒が用いられるが、この触媒を用いるときは、そ
の触媒能に関連して、オルガノハイドロジェンポリシロ
キサンを併用することが重要である。その白金系触媒
は、通常知られた白金化合物類であって、例えば、塩化
第二白金,塩化白金酸,塩化白金酸と一価のアルコ−ル
との反応物,塩化白金酸とオレフィン類との錯体及び塩
化白金酸とビニルシロキサンの錯体などが挙げられる。
【0013】その使用量は、成分(イ)のジオルガノポ
リシロキサンと密接に関連し、成分(イ)のジオルガノ
ポリシロキサン100重量部に対して、通常、0.5〜30重量
部の範囲が好ましく用いられる。その場合の白金触媒の
使用量は、通常採用されている触媒量、例えば、成分
(イ)100重量部に対して、50〜4000ppm程度であるが、
多少の変更は何ら差し支えない。また、場合によって
は、付加反応速度遅延剤、例えば、有機窒素化合物,ア
ルキン系化合物や錫化合物を用いて架橋速度をコントロ
−ルすることができる。この白金系触媒と前記過酸化物
触媒は、適宜組み合わせて使用することができる。
リシロキサンと密接に関連し、成分(イ)のジオルガノ
ポリシロキサン100重量部に対して、通常、0.5〜30重量
部の範囲が好ましく用いられる。その場合の白金触媒の
使用量は、通常採用されている触媒量、例えば、成分
(イ)100重量部に対して、50〜4000ppm程度であるが、
多少の変更は何ら差し支えない。また、場合によって
は、付加反応速度遅延剤、例えば、有機窒素化合物,ア
ルキン系化合物や錫化合物を用いて架橋速度をコントロ
−ルすることができる。この白金系触媒と前記過酸化物
触媒は、適宜組み合わせて使用することができる。
【0014】白金系触媒と共に用いられるオルガノハイ
ドロジェンポリシロキサンは、次の一般式で表される化
合物類であって、その式中のRは、水素原子,メチル
基,エチル基及びフェニル基より成る群から選択され、
6個のRのうち少なくとも2個は水素原子であり、また
nは10〜1000の範囲の整数である。
ドロジェンポリシロキサンは、次の一般式で表される化
合物類であって、その式中のRは、水素原子,メチル
基,エチル基及びフェニル基より成る群から選択され、
6個のRのうち少なくとも2個は水素原子であり、また
nは10〜1000の範囲の整数である。
【0015】
【化2】
【0016】上記式で表される化合物類は、分子中にけ
い素原子に結合した少なくとも2個の水素原子を有し、
その水素が成分(イ)のビニル基とハイドロサイレ−シ
ョン付加結合をして硬化する。かかる化学反応から、そ
の水素原子(H)/ビニル基(V)の数比は、好ましく
は、1.0〜8.0になるようにオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンの使用量が選択される。このH/V比が1.0よ
り小さいと、加熱発泡時の加硫硬化反応が不充分とな
り、8.0を超えると加熱発泡が阻害され、発泡体の品質
が低下するので好ましくない。
い素原子に結合した少なくとも2個の水素原子を有し、
その水素が成分(イ)のビニル基とハイドロサイレ−シ
ョン付加結合をして硬化する。かかる化学反応から、そ
の水素原子(H)/ビニル基(V)の数比は、好ましく
は、1.0〜8.0になるようにオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンの使用量が選択される。このH/V比が1.0よ
り小さいと、加熱発泡時の加硫硬化反応が不充分とな
り、8.0を超えると加熱発泡が阻害され、発泡体の品質
が低下するので好ましくない。
【0017】本発明組成物を構成する成分(ハ)の結晶
水をもつ無機質塩類は、分子内に結合水を結合する無機
酸の塩であって、シリコ−ンゴムの加熱加硫温度におい
て結晶水を放出する発泡剤であり、比較的結晶水を多く
持った塩類が好適に使用される。そのような無機塩類と
しては、例えば、硫酸ナトリウム,炭酸マグネシウム,
炭酸水素ナトリウム,炭酸カルシウム等が挙げられる。
水をもつ無機質塩類は、分子内に結合水を結合する無機
酸の塩であって、シリコ−ンゴムの加熱加硫温度におい
て結晶水を放出する発泡剤であり、比較的結晶水を多く
持った塩類が好適に使用される。そのような無機塩類と
しては、例えば、硫酸ナトリウム,炭酸マグネシウム,
炭酸水素ナトリウム,炭酸カルシウム等が挙げられる。
【0018】それらの結晶水は、硫酸ナトリウムでは7
水塩及び10水塩が代表的である。炭酸マグネシウムは3
水塩であるが、慣用的に炭酸マグネシウムと呼ばれるヒ
ドロキシ炭酸マグネシウムの3〜7水塩も包含される。
また、炭酸水素ナトリウムは、代表的には1水塩である
が、その比較的低温で熱分解して発生する炭酸ガスによ
る発泡が期待できる物質である。更に炭酸カルシウムは
6水塩が代表的である。
水塩及び10水塩が代表的である。炭酸マグネシウムは3
水塩であるが、慣用的に炭酸マグネシウムと呼ばれるヒ
ドロキシ炭酸マグネシウムの3〜7水塩も包含される。
また、炭酸水素ナトリウムは、代表的には1水塩である
が、その比較的低温で熱分解して発生する炭酸ガスによ
る発泡が期待できる物質である。更に炭酸カルシウムは
6水塩が代表的である。
【0019】これらは、加熱によりその結晶水が気化し
て離脱放出され、その水蒸気が発泡ガスとして有効利用
されるので、可及的微細粒子に粉砕して配合使用され
る。この含水塩類から発生する気泡形成用ガスは水であ
るから全く無毒無害であり、また残留する無機物もクリ
−ン物質であって、従来のAIBNのような問題をもた
ない発泡剤であり、発泡後に無毒化処理を必要としない
望ましいものである。これらの結晶水含有無機塩類は、
通常、単独で使用されるが、二種以上を組み合わせて用
いることもできる。本発明は、このような結晶水含有無
機塩類を発泡剤として使用し、所望のシリコ−ンゴム発
泡体を効果的に形成させ得ることの発見に基づくもので
ある。
て離脱放出され、その水蒸気が発泡ガスとして有効利用
されるので、可及的微細粒子に粉砕して配合使用され
る。この含水塩類から発生する気泡形成用ガスは水であ
るから全く無毒無害であり、また残留する無機物もクリ
−ン物質であって、従来のAIBNのような問題をもた
ない発泡剤であり、発泡後に無毒化処理を必要としない
望ましいものである。これらの結晶水含有無機塩類は、
通常、単独で使用されるが、二種以上を組み合わせて用
いることもできる。本発明は、このような結晶水含有無
機塩類を発泡剤として使用し、所望のシリコ−ンゴム発
泡体を効果的に形成させ得ることの発見に基づくもので
ある。
【0020】それらの使用量は、所望発泡度に応じて成
分(イ)100重量部に対し、0.5〜15重量部の範囲から選
択される。0.5重量部未満では、充分な発泡が得られ
ず、また15重量部を超えると、発泡体に亀裂が発生した
り変形が起こるので好ましくない。上記発泡用無機塩類
は、その種類によって結合する結晶水の数や比重等が異
なり、また得られる発泡体の気泡の大きさ及び発泡度の
程度により、その使用量は上記範囲から適宜選択され
る。
分(イ)100重量部に対し、0.5〜15重量部の範囲から選
択される。0.5重量部未満では、充分な発泡が得られ
ず、また15重量部を超えると、発泡体に亀裂が発生した
り変形が起こるので好ましくない。上記発泡用無機塩類
は、その種類によって結合する結晶水の数や比重等が異
なり、また得られる発泡体の気泡の大きさ及び発泡度の
程度により、その使用量は上記範囲から適宜選択され
る。
【0021】本発明の組成物は、構成成分(イ),
(ロ)及び(ハ)を混合し、均一組成物に調製され、加
熱発泡硬化処理される。この均一混合は、例えば、2本
ロ−ルや3本ロ−ル等を用いて効果的に行うことができ
る。また、加熱発泡操作は、従来のシリコ−ンゴムの加
熱発泡体の製造に用いられる方法が有利に採用できる。
しかし、シリコ−ンゴムの主成分であるポリジメチルシ
ロキサンは、マイクロ波に対する誘電損失係数が0.026
にすぎないため、実用に耐えないが、高い誘電損失係数
1.204を有する水を結晶水として含有する成分(ハ)を
組成物中に有する本発明の組成物は、マイクロ波の吸収
が向上し、その加熱を利用して加硫発砲させることがで
きるので、極めて有利である。
(ロ)及び(ハ)を混合し、均一組成物に調製され、加
熱発泡硬化処理される。この均一混合は、例えば、2本
ロ−ルや3本ロ−ル等を用いて効果的に行うことができ
る。また、加熱発泡操作は、従来のシリコ−ンゴムの加
熱発泡体の製造に用いられる方法が有利に採用できる。
しかし、シリコ−ンゴムの主成分であるポリジメチルシ
ロキサンは、マイクロ波に対する誘電損失係数が0.026
にすぎないため、実用に耐えないが、高い誘電損失係数
1.204を有する水を結晶水として含有する成分(ハ)を
組成物中に有する本発明の組成物は、マイクロ波の吸収
が向上し、その加熱を利用して加硫発砲させることがで
きるので、極めて有利である。
【0022】
【作用】本発明の組成物は、結晶水を有する無機塩類を
シリコ−ンゴムの発泡剤として使用するので発泡用ガス
も残留物も全く無毒,無害で、得られるシリコ−ンゴム
発泡体は、無毒化二次処理を施す必要が無く、そのまま
医療用として使用することもできるので、工業的に極め
て有利である。
シリコ−ンゴムの発泡剤として使用するので発泡用ガス
も残留物も全く無毒,無害で、得られるシリコ−ンゴム
発泡体は、無毒化二次処理を施す必要が無く、そのまま
医療用として使用することもできるので、工業的に極め
て有利である。
【0023】
【実施例】次に、本発明を実施例により、更に詳細に説
明する。なお、例中の部数は、特にことわりがない限
り、重量による。 実施例1,2及び比較例1 下記組成物を2本ロ−ルで均一に混合した。 成分(イ):ビニル基含有オルガノポリシロキサン(信越化学工業社製の商品 名:KE951U) 100部 成分(ロ)−1:オルガノハイドロジェンポリシロキサン(信越化学工業社製 の商品名:C−153A) 2.5部 仝 −2:白金触媒(信越化学工業社製の商品名:Cat−PL−2) 0.03部 成分(ハ):硫酸ナトリウム・10水塩 0部,1部又は2部 付加反応遅速度延剤(信越化学工業社製の商品名:R−153A) 0.42部
明する。なお、例中の部数は、特にことわりがない限
り、重量による。 実施例1,2及び比較例1 下記組成物を2本ロ−ルで均一に混合した。 成分(イ):ビニル基含有オルガノポリシロキサン(信越化学工業社製の商品 名:KE951U) 100部 成分(ロ)−1:オルガノハイドロジェンポリシロキサン(信越化学工業社製 の商品名:C−153A) 2.5部 仝 −2:白金触媒(信越化学工業社製の商品名:Cat−PL−2) 0.03部 成分(ハ):硫酸ナトリウム・10水塩 0部,1部又は2部 付加反応遅速度延剤(信越化学工業社製の商品名:R−153A) 0.42部
【0024】第3の成分(ハ)に関して、1部を添加し
たもの、2部を点添加したもの及び比較のために添加し
なかった組成物をそれぞれ調製し、それらの均一混合物
を押出機で押し出して、断面が4×7mmの帯状の長尺体
を製造した。これを常圧下に450℃の熱風炉中で1分半
の間、加熱発砲させた。その結果、発泡剤1部のもの
(実施例1)は、比重:0.62,発泡倍率:185%であ
り、2部のもの(実施例2)は、比重:0.51,発泡倍
率:225%でったのに対し、発泡剤を加えなかったもの
(比較例1)は、比重:1.05,発泡倍率:110%に過ぎ
なかった。
たもの、2部を点添加したもの及び比較のために添加し
なかった組成物をそれぞれ調製し、それらの均一混合物
を押出機で押し出して、断面が4×7mmの帯状の長尺体
を製造した。これを常圧下に450℃の熱風炉中で1分半
の間、加熱発砲させた。その結果、発泡剤1部のもの
(実施例1)は、比重:0.62,発泡倍率:185%であ
り、2部のもの(実施例2)は、比重:0.51,発泡倍
率:225%でったのに対し、発泡剤を加えなかったもの
(比較例1)は、比重:1.05,発泡倍率:110%に過ぎ
なかった。
【0025】なお、比重の測定は、水中置換法により求
めた。また発泡倍率は、発泡前のゴム均一混合組成物を
プレス成形(圧力:200kgf/cm2,加熱条件:160℃×5m
in)して得た2mmのシ−トの比重(d=1.15)から算出
した。
めた。また発泡倍率は、発泡前のゴム均一混合組成物を
プレス成形(圧力:200kgf/cm2,加熱条件:160℃×5m
in)して得た2mmのシ−トの比重(d=1.15)から算出
した。
【0026】比較例 2及び3 実施例1において、成分(ハ)の発泡剤物質として、無
水硫酸ナトリウム1部(比較例2)及びイオン交換水0.
56部(この量は、前記実施例1で用いた硫酸ナトリウム
・10水塩の1部の含有水分量に匹敵)(比較例3)を
それぞれ添加した以外は全く同様にして組成物を調製
し、同様に操作して発泡体を作製した。その結果、比較
例2の発泡体は、比重:1.06,発泡倍率:108%であ
り、比較例3の発泡体は異常発泡したため、いずれの項
目の測定もできなかった。
水硫酸ナトリウム1部(比較例2)及びイオン交換水0.
56部(この量は、前記実施例1で用いた硫酸ナトリウム
・10水塩の1部の含有水分量に匹敵)(比較例3)を
それぞれ添加した以外は全く同様にして組成物を調製
し、同様に操作して発泡体を作製した。その結果、比較
例2の発泡体は、比重:1.06,発泡倍率:108%であ
り、比較例3の発泡体は異常発泡したため、いずれの項
目の測定もできなかった。
【0027】
【発明の効果】本発明のシリコ−ンゴム発泡性組成物
は、加熱発泡により有毒物質を発生させたり残留させる
ことのない極めて安全な発泡体を提供する。従って、医
療用として、また化粧用品として有用であり、その産業
上の利用価値は極めて高い。
は、加熱発泡により有毒物質を発生させたり残留させる
ことのない極めて安全な発泡体を提供する。従って、医
療用として、また化粧用品として有用であり、その産業
上の利用価値は極めて高い。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコ−ンゴム発泡体
形成用組成物に関し、特に、発泡成形時に有毒ガスを発
生させたり、有害物質を残留することのないクリ−ンな
シリコ−ンゴム発泡性組成物に関するものである。
形成用組成物に関し、特に、発泡成形時に有毒ガスを発
生させたり、有害物質を残留することのないクリ−ンな
シリコ−ンゴム発泡性組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコ−ンゴム発泡体は、シリコ
−ンゴム材料、例えば、ジオルガノポリシロキサンに充
填材と重合触媒を混和し、これに発泡材としてアズビス
イソブチロニトリル(AIBN)の所要量を配合し、そ
の均一組成物を加熱し発砲させて製造されている。
−ンゴム材料、例えば、ジオルガノポリシロキサンに充
填材と重合触媒を混和し、これに発泡材としてアズビス
イソブチロニトリル(AIBN)の所要量を配合し、そ
の均一組成物を加熱し発砲させて製造されている。
【0003】AIBNは、加熱により容易に化学的に分
解してガスを発生し、そのガスによってシリコ−ンゴム
発泡体が形成される。しかし、この化学熱分解はガスを
発生させるだけでなく、テトラメチルコハク酸ジニトリ
ル(TMSNと略記する)が生成してこれが発泡体中に
付着残留する。このTMSNは、若干の有毒性が認めら
れているため、医療分野での利用は厳しく制限されてい
る。従って、AIBNの分解によって得られたシリコ−
ンゴム発泡体は、更に熱処理等の二次的手段によりこの
有毒物質を除去する処理が行われている。しかし、この
熱処理は比較的高い温度で長時間の処理を必要とするた
め、工業的に著しく不利である。
解してガスを発生し、そのガスによってシリコ−ンゴム
発泡体が形成される。しかし、この化学熱分解はガスを
発生させるだけでなく、テトラメチルコハク酸ジニトリ
ル(TMSNと略記する)が生成してこれが発泡体中に
付着残留する。このTMSNは、若干の有毒性が認めら
れているため、医療分野での利用は厳しく制限されてい
る。従って、AIBNの分解によって得られたシリコ−
ンゴム発泡体は、更に熱処理等の二次的手段によりこの
有毒物質を除去する処理が行われている。しかし、この
熱処理は比較的高い温度で長時間の処理を必要とするた
め、工業的に著しく不利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、製造が容易で、有毒物質の除去を必要としない工業
的に望ましいシリコ−ンゴム発泡体成形用組成物を提供
することにある。また他の課題は、均一なセル構造を有
する優れた品質のシリコ−ンゴム発泡体を提供すること
にある。更に、他の課題は、医療分野においても何らの
制限を受けること無く使用し得る高い実用的価値を持っ
たシリコ−ンゴム発泡体の効果的製造方法を提供するこ
とにある。
は、製造が容易で、有毒物質の除去を必要としない工業
的に望ましいシリコ−ンゴム発泡体成形用組成物を提供
することにある。また他の課題は、均一なセル構造を有
する優れた品質のシリコ−ンゴム発泡体を提供すること
にある。更に、他の課題は、医療分野においても何らの
制限を受けること無く使用し得る高い実用的価値を持っ
たシリコ−ンゴム発泡体の効果的製造方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決する方法について、特に発泡剤に着目して多く
の実験研究を行い、実用性の優れた、特に工業的に有利
なシリコ−ンゴム発泡体成形用組成物を開発した。すな
わち、本発明は、前記特許請求の範囲各項に記載の構成
要件を要旨とする組成物を提供するものである。
題を解決する方法について、特に発泡剤に着目して多く
の実験研究を行い、実用性の優れた、特に工業的に有利
なシリコ−ンゴム発泡体成形用組成物を開発した。すな
わち、本発明は、前記特許請求の範囲各項に記載の構成
要件を要旨とする組成物を提供するものである。
【0006】本発明の組成物に用いられる成分(イ)の
ビニル基含有オルガノポリシロキサンは、従来シリコ−
ンゴムの原料として使用されているすべてのシリコ−ン
ゴム材料が包含されるが、例えば、その代表的なものと
しては、一般式:
ビニル基含有オルガノポリシロキサンは、従来シリコ−
ンゴムの原料として使用されているすべてのシリコ−ン
ゴム材料が包含されるが、例えば、その代表的なものと
しては、一般式:
【0007】
【化1】
【0008】(式中、Rは、メチル基,エチル基,ビニ
ル基,及びフェニル基より成る群から選択され、二つの
Rは同一でも異なっていてもよい。またmは、100〜100
00の整数である。)で表される化合物類を挙げることが
できる。本発明においては、この化合物は、けい素原子
に結合している全有機基に基づいて、ビニル基を平均0.
05〜3.0モル%含有するものが好ましく用いられる。
ル基,及びフェニル基より成る群から選択され、二つの
Rは同一でも異なっていてもよい。またmは、100〜100
00の整数である。)で表される化合物類を挙げることが
できる。本発明においては、この化合物は、けい素原子
に結合している全有機基に基づいて、ビニル基を平均0.
05〜3.0モル%含有するものが好ましく用いられる。
【0009】この成分(イ)のビニル基含有ジオルガノ
ポリシロキサンは、通常、無機質充填剤が配合使用され
る。そのような配合用充填剤は、従来シリコ−ンゴムに
配合使用されているものはいずれも使用できるが、本発
泡体用充填剤としては、特に煙霧質シリカ及び沈降性シ
リカが好ましい。この微粉状無機質充填剤の添加は、特
にシリコ−ン発泡体のセル構造を均一に形成させ、風合
のよい製品を提供するのに重要であって、その量は、配
合組成物が150〜500のウィリアムス可塑度範囲となるよ
うに添加することが極めて好ましい。このように、本発
明組成物における成分(イ)の化合物は、別に加えられ
る充填剤含有組成物を包含する。
ポリシロキサンは、通常、無機質充填剤が配合使用され
る。そのような配合用充填剤は、従来シリコ−ンゴムに
配合使用されているものはいずれも使用できるが、本発
泡体用充填剤としては、特に煙霧質シリカ及び沈降性シ
リカが好ましい。この微粉状無機質充填剤の添加は、特
にシリコ−ン発泡体のセル構造を均一に形成させ、風合
のよい製品を提供するのに重要であって、その量は、配
合組成物が150〜500のウィリアムス可塑度範囲となるよ
うに添加することが極めて好ましい。このように、本発
明組成物における成分(イ)の化合物は、別に加えられ
る充填剤含有組成物を包含する。
【0010】また、微粉状無機質充填剤のビニル基含有
ジオルガノポリシロキサンへの分散性を向上させるため
に、通常知られた手段が採用できる。例えば、分散助剤
を使用する方法は実用的であり、また無機質充填剤の表
面をシラン処理して分散性を高めることも有効であって
何ら差し支えない。
ジオルガノポリシロキサンへの分散性を向上させるため
に、通常知られた手段が採用できる。例えば、分散助剤
を使用する方法は実用的であり、また無機質充填剤の表
面をシラン処理して分散性を高めることも有効であって
何ら差し支えない。
【0011】本発明組成物を構成する成分(ロ)は、上
記成分(イ)の化合物の重合加硫用触媒であって、有機
過酸化物が代表的である。その有機過酸化物としては、
例えば、ベンゾイルパ−オキサイド,ビス-2,4-ジクロ
ロベンゾイルパ−オキサイド,t-ブチルパ−ベンゾエ−
ト,ジクミルパ−オキサイドを挙げることができる。こ
の有機過酸化物の触媒量は、成分(イ)の100重量部に
対して、0.05〜5重量部程度が好ましく使用される。使
用量が、0.05重量部未満では、加熱発泡時の加硫硬化反
応が不充分となり、また5重量部を超えると加熱発泡が
阻害され、所望の発泡体を形成させることが困難とな
り、ひいては発泡体の品質を低下させるので好ましくな
い。
記成分(イ)の化合物の重合加硫用触媒であって、有機
過酸化物が代表的である。その有機過酸化物としては、
例えば、ベンゾイルパ−オキサイド,ビス-2,4-ジクロ
ロベンゾイルパ−オキサイド,t-ブチルパ−ベンゾエ−
ト,ジクミルパ−オキサイドを挙げることができる。こ
の有機過酸化物の触媒量は、成分(イ)の100重量部に
対して、0.05〜5重量部程度が好ましく使用される。使
用量が、0.05重量部未満では、加熱発泡時の加硫硬化反
応が不充分となり、また5重量部を超えると加熱発泡が
阻害され、所望の発泡体を形成させることが困難とな
り、ひいては発泡体の品質を低下させるので好ましくな
い。
【0012】また、他の触媒として、白金又は白金系化
合物触媒が用いられるが、この触媒を用いるときは、そ
の触媒能に関連して、オルガノハイドロジェンポリシロ
キサンを併用することが重要である。その白金系触媒
は、通常知られた白金化合物類であって、例えば、塩化
第二白金,塩化白金酸,塩化白金酸と一価のアルコ−ル
との反応物,塩化白金酸とオレフィン類との錯体及び塩
化白金酸とビニルシロキサンの錯体などが挙げられる。
合物触媒が用いられるが、この触媒を用いるときは、そ
の触媒能に関連して、オルガノハイドロジェンポリシロ
キサンを併用することが重要である。その白金系触媒
は、通常知られた白金化合物類であって、例えば、塩化
第二白金,塩化白金酸,塩化白金酸と一価のアルコ−ル
との反応物,塩化白金酸とオレフィン類との錯体及び塩
化白金酸とビニルシロキサンの錯体などが挙げられる。
【0013】その使用量は、成分(イ)のジオルガノポ
リシロキサンと密接に関連し、成分(イ)のジオルガノ
ポリシロキサン100重量部に対して、通常、0.5〜30重量
部の範囲が好ましく用いられる。その場合の白金触媒の
使用量は、通常採用されている触媒量、例えば、成分
(イ)100重量部に対して、50〜4000ppm程度であるが、
多少の変更は何ら差し支えない。また、場合によって
は、付加反応速度遅延剤、例えば、有機窒素化合物,ア
ルキン系化合物や錫化合物を用いて架橋速度をコントロ
−ルすることができる。この白金系触媒と前記過酸化物
触媒は、適宜組み合わせて使用することができる。
リシロキサンと密接に関連し、成分(イ)のジオルガノ
ポリシロキサン100重量部に対して、通常、0.5〜30重量
部の範囲が好ましく用いられる。その場合の白金触媒の
使用量は、通常採用されている触媒量、例えば、成分
(イ)100重量部に対して、50〜4000ppm程度であるが、
多少の変更は何ら差し支えない。また、場合によって
は、付加反応速度遅延剤、例えば、有機窒素化合物,ア
ルキン系化合物や錫化合物を用いて架橋速度をコントロ
−ルすることができる。この白金系触媒と前記過酸化物
触媒は、適宜組み合わせて使用することができる。
【0014】白金系触媒と共に用いられるオルガノハイ
ドロジェンポリシロキサンは、次の一般式で表される化
合物類であって、その式中のRは、水素原子,メチル
基,エチル基及びフェニル基より成る群から選択され、
6個のRのうち少なくとも2個は水素原子であり、また
nは10〜1000の範囲の整数である。
ドロジェンポリシロキサンは、次の一般式で表される化
合物類であって、その式中のRは、水素原子,メチル
基,エチル基及びフェニル基より成る群から選択され、
6個のRのうち少なくとも2個は水素原子であり、また
nは10〜1000の範囲の整数である。
【0015】
【化2】
【0016】上記式で表される化合物類は、分子中にけ
い素原子に結合した少なくとも2個の水素原子を有し、
その水素が成分(イ)のビニル基とハイドロサイレ−シ
ョン付加結合をして硬化する。かかる化学反応から、そ
の水素原子(H)/ビニル基(V)の数比は、好ましく
は、1.0〜8.0になるようにオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンの使用量が選択される。このH/V比が1.0よ
り小さいと、加熱発泡時の加硫硬化反応が不充分とな
り、8.0を超えると加熱発泡が阻害され、発泡体の品質
が低下するので好ましくない。
い素原子に結合した少なくとも2個の水素原子を有し、
その水素が成分(イ)のビニル基とハイドロサイレ−シ
ョン付加結合をして硬化する。かかる化学反応から、そ
の水素原子(H)/ビニル基(V)の数比は、好ましく
は、1.0〜8.0になるようにオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンの使用量が選択される。このH/V比が1.0よ
り小さいと、加熱発泡時の加硫硬化反応が不充分とな
り、8.0を超えると加熱発泡が阻害され、発泡体の品質
が低下するので好ましくない。
【0017】本発明組成物を構成する成分(ハ)の結晶
水をもつ無機質塩類は、分子内に結合水を結合する無機
酸の塩であって、シリコ−ンゴムの加熱加硫温度におい
て結晶水を放出する発泡剤であり、比較的結晶水を多く
持った塩類が好適に使用される。そのような無機塩類と
しては、例えば、硫酸ナトリウム,炭酸マグネシウム,
炭酸水素ナトリウム,炭酸カルシウム等が挙げられる。
水をもつ無機質塩類は、分子内に結合水を結合する無機
酸の塩であって、シリコ−ンゴムの加熱加硫温度におい
て結晶水を放出する発泡剤であり、比較的結晶水を多く
持った塩類が好適に使用される。そのような無機塩類と
しては、例えば、硫酸ナトリウム,炭酸マグネシウム,
炭酸水素ナトリウム,炭酸カルシウム等が挙げられる。
【0018】それらの結晶水は、硫酸ナトリウムでは7
水塩及び10水塩が代表的である。炭酸マグネシウムは3
水塩であるが、慣用的に炭酸マグネシウムと呼ばれるヒ
ドロキシ炭酸マグネシウムの3〜7水塩も包含される。
また、炭酸水素ナトリウムは、代表的には1水塩である
が、その比較的低温で熱分解して発生する炭酸ガスによ
る発泡が期待できる物質である。更に炭酸カルシウムは
6水塩が代表的である。
水塩及び10水塩が代表的である。炭酸マグネシウムは3
水塩であるが、慣用的に炭酸マグネシウムと呼ばれるヒ
ドロキシ炭酸マグネシウムの3〜7水塩も包含される。
また、炭酸水素ナトリウムは、代表的には1水塩である
が、その比較的低温で熱分解して発生する炭酸ガスによ
る発泡が期待できる物質である。更に炭酸カルシウムは
6水塩が代表的である。
【0019】これらは、加熱によりその結晶水が気化し
て離脱放出され、その水蒸気が発泡ガスとして有効利用
されるので、可及的微細粒子に粉砕して配合使用され
る。この含水塩類から発生する気泡形成用ガスは水であ
るから全く無毒無害であり、また残留する無機物もクリ
−ン物質であって、従来のAIBNのような問題をもた
ない発泡剤であり、発泡後に無毒化処理を必要としない
望ましいものである。これらの結晶水含有無機塩類は、
通常、単独で使用されるが、二種以上を組み合わせて用
いることもできる。本発明は、このような結晶水含有無
機塩類を発泡剤として使用し、所望のシリコ−ンゴム発
泡体を効果的に形成させ得ることの発見に基づくもので
ある。
て離脱放出され、その水蒸気が発泡ガスとして有効利用
されるので、可及的微細粒子に粉砕して配合使用され
る。この含水塩類から発生する気泡形成用ガスは水であ
るから全く無毒無害であり、また残留する無機物もクリ
−ン物質であって、従来のAIBNのような問題をもた
ない発泡剤であり、発泡後に無毒化処理を必要としない
望ましいものである。これらの結晶水含有無機塩類は、
通常、単独で使用されるが、二種以上を組み合わせて用
いることもできる。本発明は、このような結晶水含有無
機塩類を発泡剤として使用し、所望のシリコ−ンゴム発
泡体を効果的に形成させ得ることの発見に基づくもので
ある。
【0020】それらの使用量は、所望発泡度に応じて成
分(イ)100重量部に対し、0.5〜15重量部の範囲から選
択される。0.5重量部未満では、充分な発泡が得られ
ず、また15重量部を超えると、発泡体に亀裂が発生した
り変形が起こるので好ましくない。上記発泡用無機塩類
は、その種類によって結合する結晶水の数や比重等が異
なり、また得られる発泡体の気泡の大きさ及び発泡度の
程度により、その使用量は上記範囲から適宜選択され
る。
分(イ)100重量部に対し、0.5〜15重量部の範囲から選
択される。0.5重量部未満では、充分な発泡が得られ
ず、また15重量部を超えると、発泡体に亀裂が発生した
り変形が起こるので好ましくない。上記発泡用無機塩類
は、その種類によって結合する結晶水の数や比重等が異
なり、また得られる発泡体の気泡の大きさ及び発泡度の
程度により、その使用量は上記範囲から適宜選択され
る。
【0021】本発明の組成物は、構成成分(イ),
(ロ)及び(ハ)を混合し、均一組成物に調製され、加
熱発泡硬化処理される。この均一混合は、例えば、2本
ロ−ルや3本ロ−ル等を用いて効果的に行うことができ
る。また、加熱発泡操作は、従来のシリコ−ンゴムの加
熱発泡体の製造に用いられる方法が有利に採用できる。
しかし、シリコ−ンゴムの主成分であるポリジメチルシ
ロキサンは、マイクロ波に対する誘電損失係数が0.026
にすぎないため、実用に耐えないが、高い誘電損失係数
1.204を有する水を結晶水として含有する成分(ハ)を
組成物中に有する本発明の組成物は、マイクロ波の吸収
が向上し、その加熱を利用して加硫発砲させることがで
きるので、極めて有利である。
(ロ)及び(ハ)を混合し、均一組成物に調製され、加
熱発泡硬化処理される。この均一混合は、例えば、2本
ロ−ルや3本ロ−ル等を用いて効果的に行うことができ
る。また、加熱発泡操作は、従来のシリコ−ンゴムの加
熱発泡体の製造に用いられる方法が有利に採用できる。
しかし、シリコ−ンゴムの主成分であるポリジメチルシ
ロキサンは、マイクロ波に対する誘電損失係数が0.026
にすぎないため、実用に耐えないが、高い誘電損失係数
1.204を有する水を結晶水として含有する成分(ハ)を
組成物中に有する本発明の組成物は、マイクロ波の吸収
が向上し、その加熱を利用して加硫発砲させることがで
きるので、極めて有利である。
【0022】
【作用】本発明の組成物は、結晶水を有する無機塩類を
シリコ−ンゴムの発泡剤として使用するので発泡用ガス
も残留物も全く無毒,無害で、得られるシリコ−ンゴム
発泡体は、無毒化二次処理を施す必要が無く、そのまま
医療用として使用することもできるので、工業的に極め
て有利である。
シリコ−ンゴムの発泡剤として使用するので発泡用ガス
も残留物も全く無毒,無害で、得られるシリコ−ンゴム
発泡体は、無毒化二次処理を施す必要が無く、そのまま
医療用として使用することもできるので、工業的に極め
て有利である。
【0023】
【実施例】次に、本発明を実施例により、更に詳細に説
明する。なお、例中の部数は、特にことわりがない限
り、重量による。 実施例1,2及び比較例1 下記組成物を2本ロ−ルで均一に混合した。 成分(イ):ビニル基含有オルガノポリシロキサン(信越化学工業社製の商品 名:KE951U) 100部 成分(ロ)−1:オルガノハイドロジェンポリシロキサン(信越化学工業社製 の商品名:C−153A) 2.5部 仝 −2:白金触媒(信越化学工業社製の商品名:Cat−PL−2) 0.03部 成分(ハ):硫酸ナトリウム・10水塩 0部,1部又は2部 付加反応遅速度延剤(信越化学工業社製の商品名:R−153A) 0.42部
明する。なお、例中の部数は、特にことわりがない限
り、重量による。 実施例1,2及び比較例1 下記組成物を2本ロ−ルで均一に混合した。 成分(イ):ビニル基含有オルガノポリシロキサン(信越化学工業社製の商品 名:KE951U) 100部 成分(ロ)−1:オルガノハイドロジェンポリシロキサン(信越化学工業社製 の商品名:C−153A) 2.5部 仝 −2:白金触媒(信越化学工業社製の商品名:Cat−PL−2) 0.03部 成分(ハ):硫酸ナトリウム・10水塩 0部,1部又は2部 付加反応遅速度延剤(信越化学工業社製の商品名:R−153A) 0.42部
【0024】第3の成分(ハ)に関して、1部を添加し
たもの、2部を点添加したもの及び比較のために添加し
なかった組成物をそれぞれ調製し、それらの均一混合物
を押出機で押し出して、断面が4×7mmの帯状の長尺体
を製造した。これを常圧下に450℃の熱風炉中で1分半
の間、加熱発砲させた。その結果、発泡剤1部のもの
(実施例1)は、比重:0.62,発泡倍率:185%であ
り、2部のもの(実施例2)は、比重:0.51,発泡倍
率:225%でったのに対し、発泡剤を加えなかったもの
(比較例1)は、比重:1.05,発泡倍率:110%に過ぎ
なかった。
たもの、2部を点添加したもの及び比較のために添加し
なかった組成物をそれぞれ調製し、それらの均一混合物
を押出機で押し出して、断面が4×7mmの帯状の長尺体
を製造した。これを常圧下に450℃の熱風炉中で1分半
の間、加熱発砲させた。その結果、発泡剤1部のもの
(実施例1)は、比重:0.62,発泡倍率:185%であ
り、2部のもの(実施例2)は、比重:0.51,発泡倍
率:225%でったのに対し、発泡剤を加えなかったもの
(比較例1)は、比重:1.05,発泡倍率:110%に過ぎ
なかった。
【0025】なお、比重の測定は、水中置換法により求
めた。また発泡倍率は、発泡前のゴム均一混合組成物を
プレス成形(圧力:200kgf/cm2,加熱条件:160℃×5m
in)して得た2mmのシ−トの比重(d=1.15)から算出
した。
めた。また発泡倍率は、発泡前のゴム均一混合組成物を
プレス成形(圧力:200kgf/cm2,加熱条件:160℃×5m
in)して得た2mmのシ−トの比重(d=1.15)から算出
した。
【0026】比較例 2及び3 実施例1において、成分(ハ)の発泡剤物質として、無
水硫酸ナトリウム1部(比較例2)及びイオン交換水0.
56部(この量は、前記実施例1で用いた硫酸ナトリウム
・10水塩の1部の含有水分量に匹敵)(比較例3)を
それぞれ添加した以外は全く同様にして組成物を調製
し、同様に操作して発泡体を作製した。その結果、比較
例2の発泡体は、比重:1.06,発泡倍率:108%であ
り、比較例3の発泡体は異常発泡したため、いずれの項
目の測定もできなかった。
水硫酸ナトリウム1部(比較例2)及びイオン交換水0.
56部(この量は、前記実施例1で用いた硫酸ナトリウム
・10水塩の1部の含有水分量に匹敵)(比較例3)を
それぞれ添加した以外は全く同様にして組成物を調製
し、同様に操作して発泡体を作製した。その結果、比較
例2の発泡体は、比重:1.06,発泡倍率:108%であ
り、比較例3の発泡体は異常発泡したため、いずれの項
目の測定もできなかった。
【0027】
【発明の効果】本発明のシリコ−ンゴム発泡性組成物
は、加熱発泡により有毒物質を発生させたり残留させる
ことのない極めて安全な発泡体を提供する。従って、医
療用として、また化粧用品として有用であり、その産業
上の利用価値は極めて高い。
は、加熱発泡により有毒物質を発生させたり残留させる
ことのない極めて安全な発泡体を提供する。従って、医
療用として、また化粧用品として有用であり、その産業
上の利用価値は極めて高い。
Claims (3)
- 【請求項1】 (イ)けい素原子に結合している有機基
に基づいて、ビニル基を平均0.05〜3.0モル%含有する
オルガノポリシロキサン 100重量部 (ロ)触媒量の重合触媒、及び (ハ)結晶水をもつ無機塩類の微細粒子 0.5〜15重量
部を含有して成るシリコ−ンゴム発泡性組成物。 - 【請求項2】 触媒量の重合触媒が、有機過酸化物0.05
〜5重量部、又は分子中にけい素原子に結合した少なく
とも2個の水素原子を有するオルガノハイドロジェンポ
リシロキサン0.5〜30重量部と触媒量の白金もしくは白
金系化合物、あるいはそれらの混合物である請求項1記
載の組成物。 - 【請求項3】 無機塩類が、硫酸ナトリウム,炭酸マグ
ネシウム,炭酸水素ナトリウム,炭酸カルシウムである
請求項1記載の組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30841391A JPH05156061A (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | シリコ−ンゴム発泡性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30841391A JPH05156061A (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | シリコ−ンゴム発泡性組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05156061A true JPH05156061A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=17980764
Family Applications (1)
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JP (1) | JPH05156061A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0751173A1 (de) * | 1995-06-28 | 1997-01-02 | Bayer Ag | Geschlossenporige Siliconschäume, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung |
JP2006083237A (ja) * | 2004-09-14 | 2006-03-30 | Shin Etsu Chem Co Ltd | シリコーンゴムスポンジ組成物およびシリコーンゴムスポンジ |
JP2008069353A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Wacker Chemie Ag | マイクロ波フォーム |
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CN116285365A (zh) * | 2023-03-30 | 2023-06-23 | 东莞市利群榕兴高分子科技有限公司 | 一种发泡导电硅橡胶及其制备方法 |
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1991
- 1991-10-28 JP JP30841391A patent/JPH05156061A/ja active Pending
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