JP6976657B2 - シリコーンゴムスポンジの製造方法 - Google Patents
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Description
発泡剤としては、AIBN(アゾビスイソブチロニトリル)等のアゾ化合物に代表される有機系の発泡剤が利用されてきた。均一で高発泡倍率を得やすいという利点はあるものの、分解残渣が人体にとって有毒であった。スポンジの成形後に加熱処理を行うなどの無害化処理が必要であった。このため、人体にとって無害の発泡剤の開発が望まれていた。
このため、連泡率が高いシリコーンゴムスポンジの製造方法の開発が望まれていた。
特許文献2では、シリコーンコンパウンドの水分量の調整により、連泡化する方法が開示されているが、アゾ化合物系の発泡剤を用いているため、毒性の問題は残っている。また、炭酸水素ナトリウム系発泡剤を用いた場合も、硬化剤としての有機過酸化物の分解温度の調整とコンパウンドの水分量の調整という手法のみ記載され、連泡化とセルの微細化についての開示はされていない。
特許文献3では、発泡剤の他に、非イオン性界面活性剤を添加することで、セルの連泡化が起こることが開示されている。しかし、有機化合物の添加は、シリコーンゴムの着色、臭気、耐熱老化性の低下を引き起こすという問題があった。
また、本発明者らは、発泡剤の分解温度と有機過酸化物の1分間半減温度または付加硬化触媒の硬化開始温度に温度差を設け、硬化前に連泡化を起させることにより課題が解決されることを見出した。
また、本発明者らは、発泡剤の量を増やすことにより連泡率を上げることで課題が解決されることを見出した。
本発明はこれらの知見によりなされたものである。
(A)シリコーンゴムコンパウンド:下記平均組成式(1)で表されるオルガノポリシロキサン100質量部に対して比表面積(BET)が50m2/g以上の補強性シリカを5〜100質量部含有するシリコーンゴムコンパウンド
R1 aSiO(4−a)/2 (1)
式(1)中、R1は互いに同一または異種の炭素数1〜10の非置換のまたは置換された一価炭化水素基または水素である。aは1.5〜2.8である。
(B)吸熱反応である分解反応により発泡ガスを発生させる無機塩水和物発泡剤
(C)有機過酸化物または白金族金属単体及びその化合物からなる付加反応触媒
発泡剤からの発熱による周囲の発泡剤の起泡を連鎖的に促進することなしに、セルを成長させることにより、連泡率を向上させることを特徴とする。
(A)シリコーンゴムコンパウンド:下記平均組成式(1)で表されるオルガノポリシロキサン100質量部に対して比表面積(BET)が50m2/g以上の補強性シリカを5〜100質量部含有するシリコーンゴムコンパウンド
R1 aSiO(4−a)/2 (1)
式(1)中、R1は互いに同一または異種の炭素数1〜10の非置換のまたは置換された一価炭化水素基または水素である。aは1.5〜2.8である。
(B)吸熱反応である分解反応により発泡ガスを発生させる無機塩水和物発泡剤
(C)有機過酸化物または白金族金属単体及びその化合物からなる付加反応触媒
有機過酸化物の1分間半減期温度または付加反応触媒の硬化開始温度を、発泡剤の分解温度よりも高く設定することにより、硬化前に連泡化を起こさせ、セルを成長させることにより、連泡率を向上させることを特徴とする。
(A)シリコーンゴムコンパウンド:下記平均組成式(1)で表されるオルガノポリシロキサン100質量部に対して比表面積(BET)が50m2/g以上の補強性シリカを5〜100質量部含有するシリコーンゴムコンパウンド
R1 aSiO(4−a)/2 (1)
式(1)中、R1は互いに同一または異種の炭素数1〜10の非置換のまたは置換された一価炭化水素基または水素である。aは1.5〜2.8である。
(B)吸熱反応である分解反応により発泡ガスを発生させる無機塩水和物発泡剤
(C)有機過酸化物または白金族金属単体及びその化合物からなる付加反応触媒
有機過酸化物の1分間半減期温度または付加反応触媒の硬化開始温度を、発泡剤の分解温度よりも高く設定することにより、発熱による周囲の発泡剤の起泡を連鎖的に促進することなしに、セルを成長させることにより、連泡率を向上させること、かつ、硬化前に連泡化を起こさせ、セルを成長させることにより、連泡率を向上させることを特徴とする。
成分(A)のシリコーンゴムコンパウンドは、シリコーンゴムスポンジの主剤であり、オルガノポリシロキサン成分および補強材成分からなる。下記平均組成式(1)で表されるオルガノポリシロキサン100質量部に対して比表面積(BET)が50m2/g以上の補強性シリカを5〜100質量部含有する。
R1 aSiO(4−a)/2 (1)
式(1)中、R1は互いに同一または異種の炭素数1〜10の非置換のまたは置換された一価炭化水素基または水素である。aは1.5〜2.8である。
R1の炭素数は、合成コストの観点から、好ましくは、1〜8である。また、aは好ましくは1.8〜2.5、より好ましくは1.95〜2.05である。
また、置換された一価炭化水素基としては、上記非置換の一価炭化水素基の水素原子の一部または全部をフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、シアノ基等で置換したもの、例えばクロロメチル基、クロロプロピル基、ブロモエチル基、トリフロロプロピル基、シアノエチル基が挙げられる。上記R1で示される一価炭化水素基は、合成コストの観点から、全R1数の90%以上がメチル基であることが好ましい。
シリカは、BET法による比表面積が、50m2/g以上が好ましい。より好ましくは100〜500m2/gである。比表面積が50m2/gより小さいと十分な強度が得られなくなるおそれがある。
シリカは、そのまま用いてもかまわないが、表面疎水化処理剤で予め処理したものを用いたり、オルガノポリシロキサンとの混練時に表面処理剤を添加することによりシリカの表面を処理することもできる。これら表面処理剤としては、アルキルアルコキシシラン、アルキルクロロシラン、アルキルシラザン、シランカップリング剤、チタネート系処理剤、脂肪酸エステル等の公知のものが用いられる。これらの表面処理剤は、1種で用いてもよく、また2種以上を同時にまたは異なるタイミングで用いても構わない。
成分(B)は、吸熱反応により分解し、発泡ガスを発生させる無機塩水和物発泡剤である。無機塩類の水和物は分子内に結合水を結合する無機酸の塩であって、所定の温度において分解し、水和水を放出する発泡剤である。無機塩類の水和物のうち、多段階の分解反応を起こす発泡剤も好適に使用することができる。特に、残渣が弱アルカリ性であることから、ピロリン酸ナトリウム10水和物やリン酸水素二ナトリウム12水和物が好適である。
一般に、結晶水を気化させる反応は、吸熱反応である。無機塩水和物は結晶水を有するので、水が気化する反応は吸熱反応である。本発明では、無機塩水和物を発泡剤として好適に用いることができる。
本発明において成分(C)として用いる有機過酸化物または白金族金属単体及びその化合物からなる付加反応触媒は、成分(A)を硬化させるためのものである。
本発明では常圧下で熱気硬化を行うため、有機過酸化物を用いる場合は、常圧熱気加硫(HAV)時に、酸素阻害によりゴム表面が硬化阻害されにくいアシル系の有機過酸化物を用いることが好ましい。具体的には、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、p−メチルベンゾイルパーオキサイド、o−メチルベンゾイルパーオキサイド、または、パーオキシエステル系で特異的に酸素阻害に強い有機過酸化物である1,6−ビス(t−ブチルパーオキシカルボキシ)ヘキサンが特に好適である。また、酸素硬化阻害のない付加硬化系も好適である。
一般的に、常圧熱気加硫では、酸素阻害によりゴム表面が硬化しない非アシル系の有機過酸化物が単独で使用されることはないが、アシル系の過酸化物と組み合わせて使用することは差支えない。
なお、この付加反応触媒の配合量はいわゆる触媒量とすることができ、通常、白金族金属
の質量換算で、成分(A)および成分(B)の合計量に対し、0.1〜1000ppm、
特に1〜500ppm程度である。0.1ppm以下であると硬化が十分に進行しない恐
れがあり、1000ppm以上ではコストが高くなってしまう。
常圧下で本発明の組成物を加熱し、発泡および硬化を起す過程において、成分(B)の分解が吸熱反応であるために、分解反応を起こしている発泡剤粒子の周辺の温度は低下する。従って、1つの粒子が発泡ガスを発生させているときには、周辺の粒子の反応は抑制される。1つの粒子の分解が完了すると、周囲への熱の供給により、再度温度上昇が起こる。こうして、次の粒子の分解が開始する。したがって、有機系の発泡剤の場合とは逆に、粒子の反応は逐次的に起こる。この際、シリコーンゴムは気体透過性に優れた素材であるため、気泡核の形成後に、既にある気泡核の周囲にある粒子から発生した水蒸気は、新たに気泡核を形成するのではなく、当該気泡核へ送られて、気泡を拡大する。このことが、後述の機構と相まってシリコーンゴムスポンジの連泡率の向上をもたらす。
常圧下での加熱硬化時には、熱風による熱の供給で、組成物の温度は上昇していく。このとき、成分(B)の分解温度は、組成物の硬化温度よりも低いため、成分(B)の分解反応が組成物の硬化よりも先に起こる。当該分解反応により、未硬化の組成物中に成分(B)の粒子から発泡ガスが発生し、気泡核(微小な空洞)を形成する。このことが、後述の機構と相まってシリコーンゴムスポンジの連泡率の向上をもたらす。
このような機構により、本発明のシリコーンゴムスポンジの製造方法によれば、連泡率が20%以上という高い連泡度を達成できる。
本発明においては、この一連の過程を完了するため、一定量以上の発泡ガスを発生するように成分(B)の添加量を調整して、好適な発泡の程度を得、かつ添加量を増やすほど連泡率を上げられることを見出した。すなわち、スポンジ1cm3に占めるシリコーンゴム部分の体積に対する、該発泡剤から生じる発泡ガスの体積の比が5〜100倍である量、より好ましくは、8倍〜30倍である量が好適である。ただし、発泡ガスの体積は、過酸化物硬化の場合は成分(C)(有機過酸化物)の1分間半減期温度、付加硬化の場合は組成物の1気圧下での硬化開始温度において算出する。添加量が少なすぎると、気泡の連泡化が起こらず、連泡率が低下する。一方で、過剰に添加しても、連泡率や発泡倍率が変わらない上に、経済的に不利である。
上記温度範囲の下限が10℃よりも小さいと、発泡の途中に硬化が起こり始めてしまうので好ましくなく、また50℃よりも大きいと、発泡時のシリコーンゴムコンパウンドの粘度がほとんど上がっていない状態のため、セルが連泡化後に合一してしまうなどの問題が起き好ましくない。
発泡倍率 = 未発泡のゴム材料比重/スポンジ比重 (2)
発泡倍率が高いほど、軽量性、柔軟性や断熱性の面では有利であるため、発泡倍率は1.5倍以上、さらに好ましくは2.0倍以上が好適である。発泡倍率が低すぎるとスポンジとしての利点が得られない。一方、本発明においては、未硬化シリコーンゴムコンパウンドを発泡させるため、4倍を超える発泡倍率の達成は困難である。
以上のことから産業上、有用な用途展開が期待できる。
また、実施例および比較例で得られたシリコーンゴムスポンジの評価方法は下記の方法によった。
各実施例、比較例における各成分の部数を表1に、シリコーンゴムスポンジの評価結果を表2にそれぞれ示す。
短冊状のスポンジを長手方向に垂直な面で切断した。断面にアスカーC硬度計を押し付けて測定した。
断面の拡大写真を撮影し、セル径を測定した。20個のセルを無作為に選択し、平均値を算出した。
下記の手順で行った。
(1)短冊状のスポンジからスキン層を除去して、約2cm3のスポンジを切り出した。
(2)スポンジ試料の比重と重量を測定した。
(3)スポンジ試料を減圧容器内に置いた容器中の水に沈め、真空ポンプにより、水が沸騰するまで減圧した。
(4)沸騰したら容器内を常圧に戻し、再度、水が沸騰するまで減圧した。
(5)減圧容器内を常圧に戻した。
(6)水中からスポンジ資料を取り出し、重量を測定した。
(7)以下の計算式(3)より、連泡率を算出した。
連泡率/% = [(減圧下吸水後のスポンジ試料の重量 − 当初スポンジ試料の重量)/水の比重(1.00)]/[(1−(スポンジ比重/未発泡のゴム材料比重)) × (スポンジ試料重量/スポンジ比重)]×100 (3)
成分(A)シリコーンゴムコンパウンドとしてWacker Chemie AG製ELASTOSIL R 865/50(硬度50)を100部に対し、成分(B)無機発泡剤としてピロリン酸ナトリウム10水和物(試薬グレードの純度99%以上、粒子モード径50μm ) 0.75部、及び、成分(C)有機過酸化物としてp−メチルベンゾイルパーオキサイド0.5部を2本ロールミルにて添加混合し7mm厚のゴムコンパウンドシートを作製した。このシートから約2cm×約10cmの短冊を切り出した。
次にこの短冊を200℃に設定した強制換気オーブンで15分間常圧熱気硬化させてシリコーンスポンジを得た。
成分(B)無機発泡剤の添加量を1.0部とした以外は、実施例1と同様の手順に従い、シリコーンスポンジを得た。
成分(B)無機発泡剤の添加量を1.5部とした以外は、実施例1と同様の手順に従い、シリコーンスポンジを得た。
成分(B)無機発泡剤の添加量を4.0部とした以外は、実施例1と同様の手順に従い、シリコーンスポンジを得た。
成分(A)シリコーンコンパウンドをWacker Chemie AG製ELASTOSIL R 865/40(硬度40)とした以外は、実施例2と同様の手順に従い、シリコーンスポンジを得た。
成分(B)無機発泡剤をリン酸水素二ナトリウム12水和物とした以外は、実施例2と同様の手順に従い、シリコーンスポンジを得た。
成分(C)を付加硬化触媒(白金化合物含有量0.08%)1.5部および硬化遅延剤(有効成分5%)1.0部とした以外は、実施例2と同様の手順に従い、シリコーンスポンジを得た。
成分(B)無機発泡剤の添加量を0.25部とした以外は、実施例1と同様の手順に従い、シリコーンスポンジを得た。
成分(B)無機発泡剤の添加量を0.5部とした以外は、実施例1と同様の手順に従い、シリコーンスポンジを得た。
成分(B)無機発泡剤を炭酸水素ナトリウム1.5部とした以外は、実施例1と同様の手順に従い、シリコーンスポンジを得た。
成分(B)無機発泡剤を炭酸水素ナトリウム1.5部とした以外は、実施例7と同様の手順に従い、シリコーンスポンジを得た。
Claims (7)
- シリコーンゴムスポンジの製造方法であって、下記成分(A)〜(C)を常圧で加熱することにより、発泡および硬化を起し、
(A)シリコーンゴムコンパウンド:下記平均組成式(1)で表されるオルガノポリシロキサン100質量部に対して比表面積(BET)が50m2/g以上の補強性シリカを5〜100質量部含有するシリコーンゴムコンパウンド
R1 aSiO(4−a)/2 (1)
式(1)中、R1は互いに同一または異種の炭素数1〜10の非置換のまたは置換された一価炭化水素基または水素である。aは1.5〜2.8である。
(B)吸熱反応である分解反応により発泡ガスを発生させる無機塩水和物発泡剤
(C)有機過酸化物または白金族金属単体及びその化合物からなる付加反応触媒
発泡剤からの発熱による周囲の発泡剤の起泡を連鎖的に促進することなしに、セルを成長させることにより、連泡率を向上させることを特徴とする、シリコーンゴムスポンジの製造方法。 - シリコーンゴムスポンジの製造方法であって、下記成分(A)〜(C)を常圧で加熱することにより、発泡および硬化を起し、
(A)シリコーンゴムコンパウンド:下記平均組成式(1)で表されるオルガノポリシロキサン100質量部に対して比表面積(BET)が50m2/g以上の補強性シリカを5〜100質量部含有するシリコーンゴムコンパウンド
R1 aSiO(4−a)/2 (1)
式(1)中、R1は互いに同一または異種の炭素数1〜10の非置換のまたは置換された一価炭化水素基または水素である。aは1.5〜2.8である。
(B)吸熱反応である分解反応により発泡ガスを発生させる無機塩水和物発泡剤
(C)有機過酸化物または白金族金属単体及びその化合物からなる付加反応触媒
有機過酸化物の1分間半減期温度または付加反応触媒の硬化開始温度を、発泡剤の分解温度よりも高く設定することにより、硬化前に連泡化を起こさせ、セルを成長させることにより、連泡率を向上させることを特徴とする、シリコーンゴムスポンジの製造方法。 - シリコーンゴムスポンジの製造方法であって、下記成分(A)〜(C)を常圧で加熱することにより、発泡および硬化を起し、
(A)シリコーンゴムコンパウンド:下記平均組成式(1)で表されるオルガノポリシロキサン100質量部に対して比表面積(BET)が50m2/g以上の補強性シリカを5〜100質量部含有するシリコーンゴムコンパウンド
R1 aSiO(4−a)/2 (1)
式(1)中、R1は互いに同一または異種の炭素数1〜10の非置換のまたは置換された一価炭化水素基または水素である。aは1.5〜2.8である。
(B)吸熱反応である分解反応により発泡ガスを発生させる無機塩水和物発泡剤
(C)有機過酸化物または白金族金属単体及びその化合物からなる付加反応触媒
有機過酸化物の1分間半減期温度または付加反応触媒の硬化開始温度を、発泡剤の分解温度よりも高く設定することにより、発熱による周囲の発泡剤の起泡を連鎖的に促進することなしに、セルを成長させることにより、連泡率を向上させること、かつ、硬化前に連泡化を起こさせ、セルを成長させることにより、連泡率を向上させることを特徴とする、シリコーンゴムスポンジの製造方法。 - 発泡倍率が1.5倍から4倍、連泡率が20%以上であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシリコーンゴムスポンジの製造方法。
- スポンジ1cm3に占めるシリコーンゴム部分の体積に対する、スポンジ1cm3に含まれる該発泡剤から生じる発泡ガスの体積の比が5〜100倍であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のシリコーンゴムスポンジの製造方法。
ただし、発泡ガスの体積は、成分(C)として有機過酸化物を用いる場合は、その1分間半減期温度、付加反応触媒を用いる場合は、組成物の1気圧下での硬化開始温度において算出する。 - 有機過酸化物の1分間半減期温度または付加反応触媒の硬化開始温度を、発泡剤の分解温度よりも10〜50℃高く設定することを特徴とする、請求項2〜5のいずれか1項に記載のシリコーンゴムスポンジの製造方法。
- 成分(B)がピロリン酸ナトリウム10水和物、もしくは、リン酸水素二ナトリウム12水和物である請求項1〜6のいずれか1項に記載のシリコーンゴムスポンジの製造方法。
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