JPH05155280A - 背もたれ揺動装置 - Google Patents

背もたれ揺動装置

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JPH05155280A
JPH05155280A JP34958091A JP34958091A JPH05155280A JP H05155280 A JPH05155280 A JP H05155280A JP 34958091 A JP34958091 A JP 34958091A JP 34958091 A JP34958091 A JP 34958091A JP H05155280 A JPH05155280 A JP H05155280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
backrest
seat
fixed
seat back
Prior art date
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Pending
Application number
JP34958091A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Fukuoka
政廣 福岡
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FUKUOKA KAGAKU KK
Original Assignee
FUKUOKA KAGAKU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 効果的にいねむり運転を防止する。 【構成】 座席1の腰おろし部2と、上記腰おろし部2
の後部に揺動自在に支受される連結軸8と、上記連結軸
8に固定される座席1の背もたれ部3と、それ自身の出
力軸19が上記連結軸8に連結される揺動シリンダ15
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いねむり運転防止のた
め自動車等に用いられる背もたれ揺動装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車等の運転者のいねむり運転を防止
するため各種の装置が提案されている。これらの装置
は、通常、運転者がいねむりをしかけたことを感知する
感知手段と、この感知手段からのいねむり感知信号を受
けて運転者の目を覚まさせる目覚まし手段とを備えてい
る。例えば、感知手段としては、運転者がいねむりをし
かけた場合こくりこくりと頭を前方に傾けるようになる
ため、単位時間当たりに頭を傾けた回数,頭を傾けてい
る時間等からいねむりを感知し、これをいねむり感知信
号として目覚まし手段に送るものがあり、目覚まし手段
としては、上記いねむり感知信号が送られると作動し、
運転者の耳元で大きな音をたてて目を覚まさせるものが
ある。したがつて、この装置によると、運転者がいねむ
りをしかけると、頭の傾き具合により運転者がいねむり
をしかけたことを感知し、これにより、目覚まし手段を
作動させて運転者の目を覚まさせることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置は、運転者がいねむりをしかけてから目を覚まさせる
ものであるから、運転者が感知手段で感知できない程度
にいねむりをしかけたときに、眠気のため集中力がなく
なつて、事故を起こすことがある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、効果的にいねむり運転を防止することのできる
背もたれ揺動装置の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、座席の腰おろし部と、上記腰おろし部の
後部に揺動自在に支受される軸体と、上記軸体に固定さ
れる座席の背もたれ部と、それ自身の出力軸が上記軸体
の一端、もしくは上記背もたれ部に連結され上記背もた
れ部を上記軸体の軸心を中心として揺動させる揺動アク
チユエータを備えた背もたれ揺動装置を第1の要旨と
し、座席の腰おろし部と、上記腰おろし部の後部に固定
される軸体と、上記軸体に揺動自在に支受される座席の
背もたれ部と、それ自身の出力軸が上記背もたれ部に連
結されこの背もたれ部を上記軸体の軸心を中心として揺
動させる揺動アクチユエータを備えた背もたれ揺動装置
を第2の要旨とする。
【0006】
【作用】すなわち、この発明者は、運転者のいねむり運
転を効果的に防止する装置について、一連の研究を重ね
た結果、運転者がいねむりをしかけてから、これを感知
手段で感知して運転者の目を覚まさせるというのではい
ねむり運転による事故を完全に無くすことはできないこ
とを想起し、さらに研究を重ねて、運転座席の背もたれ
部を適度に揺動させることにより、運転者が全くいねむ
りできない状態にしておけば、いねむり運転が全く無く
なつていねむり運転による事故を完全に無くせることを
見いだし本発明に到達した。
【0007】つぎに、本発明を実施例にもとづいて詳し
く説明する。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す説明図であ
る。図において、1は座席であり、この座席1は、腰お
ろし部2と、この腰おろし部2に取付け手段4を介して
揺動自在に取付けられる背もたれ部3とを備えている。
上記取付け手段4は、一端部がボルト9,ナツト10を
用いて上記腰おろし部2のフレーム2aに固定され他端
部に軸挿通孔6aがあけられた支受板6と、一端部が上
記背もたれ3のフレーム3aに溶接等により固定され他
端部に軸挿通孔7aがあけられた被支受板7と、上記両
軸挿通孔6a,7aに挿通される連結軸8とを備えてい
る。この連結軸8は、小径部8aと、これに一体的に連
結される大径部8bとからなり、小径部8aが上記支受
板6に揺動自在に取付けられ、大径部8bに突片8cが
一体的に形成され、この突片8cがボルト11,ナツト
12を用いて上記被支受板7に固定されている。そし
て、これにより、上記腰おろし部2に対して背もたれ部
3が揺動自在に取付けられる構造になつている。また、
上記連結軸8の大径部8bには、その端面に凹部が設け
られており、この凹部に設けたスプラインと、ベーン形
の空気圧揺動シリンダ(揺動アクチユエータ)15の出
力軸15aに設けたスプラインとが係合している。図に
おいて、13はカバーであり、14は揺動シリンダ15
の支持台である。
【0009】上記揺動シリンダ15は、図2に示すよう
に、円筒形の周壁16と、この周壁16の両端開口を閉
塞する両側壁17を備えており、この両側壁17に、一
端部にスプラインを設けた出力軸19が回転自在に支受
されている。そして、上記周壁16と両側壁17で囲ま
れた空間内には、図3に示すように、上記空間内に対向
状に配設される固定ベーン20と、上記出力軸19に一
体的に設けられた2枚の回転ベーン18とで、第1〜第
4の圧力室21〜24が区画形成されており、これら第
1〜第4の圧力室21〜24にそれぞれ第1〜第4の給
排用ポート25〜28があけられている。これら各ポー
ト25〜28は電磁式の流路切換弁(図示せず)に接続
されており、この流路切換弁により各ポート25〜28
がコンプレツサ(図示せず)に接続し、または大気中に
連通する構造になつている。
【0010】このような構造において、図3に示すよう
に、第1の圧力室21に第1のポート25から空気を圧
入するとともに第4の圧力室24に第4のポート28か
ら空気を圧入し、第2の圧力室22内の空気を第2のポ
ート26から排出するとともに第3の圧力室23内の空
気を第3のポート27から排出すると、回転ベーン18
が時計方向に回動し、それに伴つて出力軸19が時計方
向に回動する。逆に、図4に示すように、第1の圧力室
21内の空気を第1のポート25から排出するとともに
第4の圧力室24内の空気を第4のポート28から排出
し、第2の圧力室22に第2のポート26から空気を圧
入するとともに第3の圧力室23に第3のポート27か
ら空気を圧入すると、回転ベーン18が反時計方向に回
動し、それに伴つて出力軸19が反時計方向に回動す
る。上記回転ベーン18の回動角度を略30度程度に設
定することで、上記出力軸19の回動角度を略30度程
度に設定することができ、これにより、出力軸19に連
結される連結軸8を略30度程度に回動させることがで
きる。したがつて、上記連結軸8に固定される被支受板
7を介して背もたれ部3が略30度程度の範囲内で揺動
するようになる。この実施例では、最大荷重100Kg
で振動数2Hzの揺動(図5に示す矢印方向に、すなわ
ち、自動車40の進退方向と同じ方向に略30度の揺動
角度で揺動させる)を背もたれ部3に付与することがで
きる。なお、上記周壁16には、回転ベーン18の回動
角度を設定,調節するストツパー(図示せず)が設けら
れており、このストツパーの調節により回転ベーン18
の回動角度、すなわち、出力軸19の回動角度が設定,
調節できるようになつている。また、上記ストツパーの
調節および上記流路切換弁による供給空気量(排気量)
の調節によつて、座席1を揺動させない時に、回転ベー
ン18の停止位置を有段階的に切換えることもできる。
【0011】上記流路切換弁の電磁作動部(電磁石)
は、図5に示す自動車40の車体前部に設けたバツテリ
ー41にインバータ(図示せず)を介して電気的に接続
されており、上記インバータにより上記電磁作動部に供
給される電気を交流に変換している。図5において、4
2はコントロールパネルであり、上記流路切換弁をO
N,OFFする揺動用スイツチ(図示せず)が配置され
ている。43はハンドルである。
【0012】上記実施例において、運転者が少し眠気を
感じたら、コントロールパネル42に配置した揺動用ス
イツチを押して流路切換弁をON作動させる。これによ
り、揺動シリンダ15が駆動し、その回転ベーン18を
回動させる。このため、上記揺動シリンダ15の出力軸
19が揺動し、この揺動が連結軸8,被支受板7を介し
て背もたれ部3に伝達される。したがつて、座席1に座
る運転者は、背もたれ部3の揺動により眠気が覚めて、
いねむりをすることがなくなり、いねむり運転による事
故を完全に無くすことができる。
【0013】図6は本発明の他の実施例を示している。
この実施例では、揺動シリンダ15の出力軸19が連結
金具30を介して被支受板7に連結されている。すなわ
ち、上記連結金具30には、その外周面からL字状の棒
状体31が延設されており、この棒状体31の先端部が
被支受板7に形成した凹部7bに係合している。また、
上記連結金具30には、その端面に凹部が設けられてお
り、この凹部に設けたスプラインと、揺動シリンダ15
の出力軸15aに設けたスプラインとが係合している。
それ以外の部分は上記実施例と同様であり、同様の部分
には同じ番号を付している。
【0014】図7は本発明のさらに他の実施例を示して
いる。この実施例では、連結軸35が支受板6に固定さ
れ、被支受板7が連結軸35に揺動自在に支受され、そ
して揺動シリンダ15の出力軸19が連結金具38を介
して被支受板7に連結されている。すなわち、上記連結
軸35に突片35aが一体的に形成され、この突片35
aがボルト36,ナツト37を用いて支受板6に固定さ
れており、被支受板7が上記連結軸35に揺動自在に支
受されている。また、上記連結金具38には、その一端
面から突起39が突出形成され、この突起39が被支受
板7に形成した凹部に係合している。それ以外の部分は
上記実施例と同様であり、同様の部分には同じ番号を付
している。
【0015】なお、上記実施例に用いる揺動シリンダ1
5は、固定ベーン20と回転ベーン18とからなる一組
のロータを用いているが、これに限るものではなく、二
組のロータを用いて、回転ベーンの回動角度、すなわ
ち、座席1の揺動角度を大きくしてもよい。
【0016】また、上記実施例では、揺動アクチユエー
タとして空気圧揺動シリンダを用いているが,これに限
るものではなく、油圧揺動シリンダを用いてもよい。ま
た、電動式モータを用い、その出力軸を略30度の範囲
内で回動させるようにしてもよい。
【0017】また、上記の各実施例では、2本の連結軸
19を用い、それぞれを座席1の左右で別々に用いてい
るが、これに限るものではなく、1本の連結軸を左右の
支受板6,被支受板7の軸挿通孔6a,7aにわたつて
架け渡す構造にしてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明の背もたれ揺動装
置によれば、座席の腰おろし部の後部に揺動自在に支受
される背もたれ部を、揺動アクチユエータにより揺動さ
せることができる。したがつて、運転者が少し眠気を感
じたら、上記揺動アクチユエータを作動させることによ
り、背もたれ部を揺動させて眠気を取り除くことができ
る。したがつて、運転者はいねむりをすることがなくな
り、いねむり運転による事故を完全に無くすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】本発明に用いる揺動シリンダの切欠き斜視図で
ある。
【図3】上記揺動シリンダの要部の断面図である。
【図4】上記揺動シリンダの作動を示す断面図である。
【図5】自動車の概略説明図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す説明図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 座席 2 腰おろし部 3 背もたれ部 8 連結軸 15 揺動シリンダ 19 出力軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席の腰おろし部と、上記腰おろし部の
    後部に揺動自在に支受される軸体と、上記軸体に固定さ
    れる座席の背もたれ部と、それ自身の出力軸が上記軸体
    の一端、もしくは上記背もたれ部に連結され上記背もた
    れ部を上記軸体の軸心を中心として揺動させる揺動アク
    チユエータを備えたことを特徴とする背もたれ揺動装
    置。
  2. 【請求項2】 座席の腰おろし部と、上記腰おろし部の
    後部に固定される軸体と、上記軸体に揺動自在に支受さ
    れる座席の背もたれ部と、それ自身の出力軸が上記背も
    たれ部に連結されこの背もたれ部を上記軸体の軸心を中
    心として揺動させる揺動アクチユエータを備えたことを
    特徴とする背もたれ揺動装置。
JP34958091A 1991-12-06 1991-12-06 背もたれ揺動装置 Pending JPH05155280A (ja)

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JP34958091A JPH05155280A (ja) 1991-12-06 1991-12-06 背もたれ揺動装置

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03112730A (ja) * 1989-09-27 1991-05-14 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 着座疲労防止装置
JPH03164335A (ja) * 1989-11-21 1991-07-16 Takashi Nakabashi 居眠り運転防止用眠気覚まし器
JP3082491B2 (ja) * 1992-01-27 2000-08-28 松下電器産業株式会社 文字フォントデータ出力装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3082491B2 (ja) * 1992-01-27 2000-08-28 松下電器産業株式会社 文字フォントデータ出力装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970819