JPH05155255A - 自動車用エンジンの取付構造 - Google Patents

自動車用エンジンの取付構造

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JPH05155255A
JPH05155255A JP31915291A JP31915291A JPH05155255A JP H05155255 A JPH05155255 A JP H05155255A JP 31915291 A JP31915291 A JP 31915291A JP 31915291 A JP31915291 A JP 31915291A JP H05155255 A JPH05155255 A JP H05155255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
bracket
vehicle body
engine mount
front side
Prior art date
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Pending
Application number
JP31915291A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuaki Ito
三明 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPH05155255A publication Critical patent/JPH05155255A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンマウントブラケットの剛性を高める
ことができ、しかも振動等を効率良く分散させることが
できる自動車用エンジンの取付構造を提供することを目
的とするものである。 【構成】 車体のエンジンルームに面した側壁としての
フードリッジパネル11にはショックアブソーバが収納
支持されるストラットハウジング16が設けられ、この
ストラットハウジング16の前側に位置した側壁11に
一対の支持部材20,21からなるエンジンマウントブ
ラケット19が固定され、エンジンマウントブラケット
19によりエンジンに連結されたエンジンマウントが支
持されると共に、支持部材21の上縁に車体後方に向け
て延在された連設ブラケット21fを設け、この連設ブ
ラケット21fの延在端部21gを前記ストラットハウ
ジング16の側壁16aに接合させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストラットハウジング
の前側に位置してエンジンに連結されたエンジンマウン
トを支持する自動車用エンジンの取付構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、図10及び図11に示すように、
車体Sの左右の側壁としてのフードリッジパネル1,2
と、このフードリッジパネル1,2間の車体前方側に架
設されたラジエータコアサポート3と、フードリッジパ
ネル1,2間の車体後方側に架設されたダッシュパネル
4とによりエンジン(図示せず)を収納するためのエン
ジンルーム5が区画形成されている。
【0003】また、エンジンルーム5の各フードリッジ
パネル1,2にはショックアブソーバ(図示せず)が収
納支持されるストラットハウジング6,6及びフロント
サイドメンバ7がフードリッジパネル1,2の一部をな
すホイールハウスインナー8と一体に設けられ、このス
トラットハウジング6の車体前方に位置したフロントサ
イドメンバ7にはエンジンに連結されたエンジンマウン
ト(図示せず)が支持されるエンジンマウントブラケッ
ト9が固定されてている。
【0004】このエンジンマウントブラケット9は、フ
ロントサイドメンバ7に固定された基部9aと、この基
部9aの車体前後両端部に所定間隔を存して立設された
一対の支持部9b,9cとが一体に形成されている。ま
た、支持部9b,9cにはエンジンマウント装着用の支
持孔9d,9dが穿設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成された自動車用エンジンの取付構造にあっては、エ
ンジンマウントブラケット9の基部9aのみが車体側に
固定されているため、エンジンマウントからの音振性能
への影響が懸念される。このため、エンジンマウントブ
ラケット9にかかる振動等は広い範囲に吸収させる方が
望ましい。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
エンジンマウントブラケットの剛性を高めることがで
き、しかも振動等を効率良く分散させることができる自
動車用エンジンの取付構造を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、その目
的を達成するため、車体のエンジンルームに面した側壁
にはショックアブソーバが収納支持されるストラットハ
ウジングが設けられ、該ストラットハウジングの前側に
位置した前記側壁にエンジンマウントブラケットが固定
され、該エンジンマウントブラケットによりエンジンに
連結されたエンジンマウントが支持されるように構成さ
れた自動車用エンジンの取付構造において、前記エンジ
ンマウントブラケットの上縁に車体後方に向けて延在さ
れた連設ブラケットを設けると共に、該連設ブラケット
の延在端部を前記ストラットハウジングの側壁に接合さ
せたことを要旨とする。
【0008】
【作用】このような構成においては、エンジンマウント
ブラケットの車体側への固定面積を広げることができ、
エンジンマウントブラケットの剛性を向上させると共に
音信等の振動を効率良く分散させることができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の自動車用エンジンの取付構造
の実施例を図1乃至図4に基づいて説明する。
【0010】図4において、車体10の前方には、左右
の側壁としてのフードリッジパネル11,12と、この
フードリッジパネル11,12間の車体前方側に架設さ
れたラジエータコアサポート13と、フードリッジパネ
ル11,12間の車体後方側に架設されたダッシュパネ
ル14とによりエンジンエンジンルーム15が区画形成
されている。
【0011】また、各フードリッジパネル11,12の
エンジンルーム15に面した部分にはショックアブソー
バ(図示せず)が収納支持されるストラットハウジング
16,16及びフロントサイドメンバ17がフードリッ
ジパネル11,12に形成されたホイールハウス部18
の近傍に設けられ、ストラットハウジング16の車体前
方に位置したフロントサイドメンバ17にはエンジンマ
ウントブラケット19が固定されている。
【0012】このエンジンマウントブラケット19は車
体前後方向に所定間隔を存して立設された一対の支持部
材20,21を備えている。
【0013】車体10の前方に位置した支持部材20
は、図1に示すように、フロントサイドメンバ17の延
出方向と交差した平面を有する支持板20aと、支持板
20aの下辺及び車体10の外側に位置した縦辺の2辺
を車体後方側に向けて連続して折曲した第1固定フラン
ジ20bと、支持板20aの上辺、及び車体10の内側
に位置した縦辺の2辺を車体前方側に向けて連続して折
曲した第2固定フランジ20cとが一体に形成されてい
る。また、支持板20aの中央部にはボルト挿入孔20
dが穿設されている。
【0014】第1固定フランジ20bはフロントサイド
メンバ17の上面17a及びフードリッジパネル11の
ホイールハウス部18に夫々スポット溶接等の固定手段
により固定されている。
【0015】第2固定フランジ20cの縦辺側の下部2
0eはフロントサイドメンバ17の側面17bにスポッ
ト溶接等の固定手段により固定されている。
【0016】車体10の後方に位置した支持部材21
は、フロントサイドメンバ17の延出方向と交差した平
面を有する支持板21aと、支持板21aの下辺及び車
体10の外側に位置した縦辺の連続した2辺を車体前方
側に向けて折曲した固定フランジ21bと、支持板21
aの上辺と一体に形成された連設フランジ21cと、支
持板21aの車体10の内側に位置した縦辺の一部を車
体後方側に向けて折曲したフランジ21dとが一体に形
成されている。また、支持板21aの中央部にはボルト
挿入穴21eが支持部材20のボルト挿入孔20dに対
向して穿設されている。
【0017】第1固定フランジ21bはフロントサイド
メンバ17の上面17a及びフードリッジパネル11の
ホイールハウス部18に夫々スポット溶接等の固定手段
により固定されている。
【0018】連設フランジ21cは、支持板21aの上
辺をストラットハウジング16側に向けて折曲した上面
フランジ21fと、この上面フランジ21fの端縁を上
方に向けて折曲した第2固定フランジ21gと、上面フ
ランジ21fの車体内側辺を下方へ向けて折曲した第3
固定フランジ21hとが一体に形成されている。
【0019】第2固定フランジ21gはストラットハウ
ジング16の側壁16aにスポット溶接等の固定手段に
より固定され、第3固定フランジ21hの下端部21i
がフロントサイドメンバ17の側面17bにスポット溶
接等の固定手段により固定されている。
【0020】一方、支持部材21の内部には、図2に示
すように、弾性部材から形成され、且つ、その軸線上に
ボルト挿通孔22aが形成された円筒状のカラー22
と、このカラー22を保持する取付ブラケット23とか
ら構成された補強部材24が設けられている。
【0021】取付ブラケット23は、図3に示すよう
に、カラー22の3方を囲むように平面略視コ字状を呈
するように形成され、その両側板部23a,23aの端
部には支持部材21の支持板21aに固定されるフラン
ジ23b,23bが折曲形成されている。また、取付ブ
ラケット23の正面板部23cにはカラー22のボルト
挿通孔22aと同軸上にボルト挿通孔23dが穿設され
ている。
【0022】他方、ストラットハウジング16の壁面1
6aには、取付ブラケット23の正面板部23cを当接
状態で支持するための凸部16bが形成され、凸部16
bの中央部にはカラー22のボルト挿通孔22aと同軸
上にボルト挿通孔16cが穿設されている。また、凸部
16bの取付ブラケット23の当接面とは反対側の面に
は、ボルト25の先端ネジ部25aが螺合されるネジ穴
26aが形成されたウエルドナット26が固定されてい
る。
【0023】ボルト25はエンジン27を支持するため
のエンジンマウント28を回動可能に支持するものであ
る。
【0024】エンジンマウント28は、エンジン27に
所定間隔を存して固定された一対のブラケット29,2
9の間に位置して回動可能に軸支されたエンジン側のマ
ウントブッシュ28aと、支持部材20,21の間に位
置して取付孔28bにボルト25が挿通されて回動可能
に支持された車体側のマウントブッシュ28cと、これ
ら各マウントブッシュ28a,28cを連結するアーム
28dとを備え、エンジン27の振動等を吸収しながら
保持するように構成されている。
【0025】このような構成においては、先ず、車体前
後方向に所定間隔を存して一対の支持部材20,21を
固定する。
【0026】このとき、車体10の前方に位置した支持
部材20の第1固定フランジ20bをフロントサイドメ
ンバ17の上面17a及びフードリッジパネル11のホ
イールハウス部18により固定し、第2固定フランジ2
0cの縦辺側をフロントサイドメンバ17の側面17b
に固定する。
【0027】一方、車体10の後方に位置した支持部材
21の第1固定フランジ21bをフロントサイドメンバ
17の上面17a及びフードリッジパネル11のホイー
ルハウス部18に固定し、連設フランジ21cの第2固
定フランジ21gをストラットハウジング16の側壁1
6aに、第3固定フランジ21hの下端部をフロントサ
イドメンバ17の側面17bに夫々固定する。
【0028】他方、支持部材21の内部に補強部材24
を設けると共に、ストラットハウジング16にウエルド
ナット26を固定し、エンジンマウント28の他方のマ
ウントブッシュ28cを支持部材20,21の間に位置
させる。
【0029】この状態から、ボルト25を支持部材20
の支持板20aに穿設されたボルト挿入孔20d、マウ
ントブッシュ28cの取付穴28b、支持部材21の支
持板21aに穿設されたボルト挿入穴21e、カラー2
2のボルト挿通孔22a、ストラットハウジング16の
壁面16aに穿設されたボルト挿通孔16cに挿通させ
た後、ボルト25の先端ネジ部25aをウエルドナット
26のネジ穴26aに螺合させてエンジンマウント28
を支持させる。
【0030】かかる構成によれば、支持板21aから更
にストラットハウジング16の壁面16aまでの間が従
来の構成に比較して長く設定することができることにな
るため、エンジンマウント28からのねじり入力に対し
てより確実に耐得ることができる。
【0031】ところで、車体前方に位置した支持部材2
0は、例えば、図5乃至図9に示した構成とすることも
可能で、上記実施例に限定されるものではない。
【0032】図5に示した支持部材30は、車体後方に
位置した支持部材31と所定間隔を存して対向配設され
ていると共に、フロントサイドメンバ17の延出方向に
沿って延在され、且つ、このフロントサイドメンバ17
の上面17aとにより閉断面を形成するように構成され
た補強メンバ32に固定されている。また、支持部材3
0の補強メンバ32の軸線上にはウエルドナット33が
固定されている。
【0033】補強メンバ32の一方の縁部32aはフー
ドリッジパネル11にスポット溶接等により固定され、
補強メンバ32の他方の縁部32bはフロントサイドメ
ンバ17の側面17bにスポット溶接等により固定され
ている。また、補強メンバ32の車体前方側の端部32
cはフロントサイドメンバ17の車体前方側の端部(図
示せず)よりも車体後方側に位置している。
【0034】このことにより、車体前面衝突等の衝撃に
対して前後に位置した各メンバ17,32による2段式
の衝撃吸収(座屈)特性を有し、しかも、図6に示した
ように、従来の車体前面衝突時における衝撃初期の反力
を向上させることができ、乗員を拘束するシートベルト
のストッパ作動開始時間が早く、シートベルトに対する
胸部への急激な重力負担を軽減させることができる。
尚、図6においてaは従来の車体前面衝突時における源
速度(G)と時間(T)との関係を示すグラフ曲線、b
は補強メンバ32を取り付けたときの源速度と時間との
関係を示すグラフ曲線である。
【0035】図7乃至図9に示した支持部材34は、上
記支持部材30とフロントサイドメンバ17とが上下に
位置するように支持部材30が取り付けられていたのに
対して、この例では、支持部材34とフロントサイドメ
ンバ35とが左右に位置するように取り付けたものであ
る。尚、図7乃至図9において、上記と同様の構成部品
には図6と同様の符号を附してその説明を省略する。
【0036】また、図8乃至図9に示すように、支持部
材34を支持する補強メンバ32に孔36(図8参照)
またはブラケット37(図9参照)を設けることにより
バッテリ38をバッテリー支持部材39を介して補強メ
ンバ32に支持させることも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動車用
エンジンの取付構造にあっては、エンジンマウントブラ
ケットの上縁に車体後方に向けて延在された連設ブラケ
ットを設けると共に、該連設ブラケットの延在端部をス
トラットハウジングの側壁に接合させたことにより、エ
ンジンマウントブラケットの剛性を高めることができ、
しかも振動等を効率良く分散させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用エンジンの取付構造を示す要
部の拡大斜視図である。
【図2】図1の要部をさらに拡大した斜視図である。
【図3】エンジンを支持した状態を示す要部の断面図で
ある。
【図4】車体前部のフレーム構成を示す斜視図である。
【図5】車体前方側の支持部材の他例を示す要部の斜視
図である。
【図6】車体前面衝突時の源速度と時間との関係を示す
比較グラフである。
【図7】車体前方側の支持部材のさらに他例を示す要部
の斜視図である。
【図8】車体前方側の支持部材にバッテリを支持させた
一例を示す断面図である。
【図9】車体前方側の支持部材にバッテリを支持させた
他例を示す断面図である。
【図10】従来の自動車用エンジンの取付構造を示す車
体前部のフレーム構成の斜視図である。
【図11】同じく要部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
10…車体 11…フードリッジパネル(側壁) 15…エンジンルーム 16…ストラットハウジング 16a…側壁 19…エンジンマウントブラケット 20…支持部材 21…支持部材 21f…連設ブラケット 21g…延在端部 28…エンジンマウント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のエンジンルームに面した側壁には
    ショックアブソーバが収納支持されるストラットハウジ
    ングが設けられ、該ストラットハウジングの前側に位置
    した前記側壁にエンジンマウントブラケットが固定さ
    れ、該エンジンマウントブラケットによりエンジンに連
    結されたエンジンマウントが支持されるように構成され
    た自動車用エンジンの取付構造において、 前記エンジンマウントブラケットの上縁に車体後方に向
    けて延在された連設ブラケットを設けると共に、該連設
    ブラケットの延在端部を前記ストラットハウジングの側
    壁に接合させたことを特徴とする自動車用エンジンの取
    付構造。
JP31915291A 1991-12-03 1991-12-03 自動車用エンジンの取付構造 Pending JPH05155255A (ja)

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JP31915291A JPH05155255A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 自動車用エンジンの取付構造

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JP31915291A JPH05155255A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 自動車用エンジンの取付構造

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JPH05155255A true JPH05155255A (ja) 1993-06-22

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004345387A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Fuji Heavy Ind Ltd 車両のパワーユニット支持構造
CN102464028A (zh) * 2010-11-17 2012-05-23 铃木株式会社 发动机室构造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0251978B2 (ja) * 1981-11-18 1990-11-09 Hitachi Ltd

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