JPH05155137A - インスタントレタリング用テープ及びその製作方法並びその製作装置 - Google Patents
インスタントレタリング用テープ及びその製作方法並びその製作装置Info
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- JPH05155137A JPH05155137A JP3348707A JP34870791A JPH05155137A JP H05155137 A JPH05155137 A JP H05155137A JP 3348707 A JP3348707 A JP 3348707A JP 34870791 A JP34870791 A JP 34870791A JP H05155137 A JPH05155137 A JP H05155137A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】インクリボンを用いて、強度が高く、転写作業
性に優れるインスタントレタリング用テープ及びその製
作方法並びにその製作装置を提供すること。 【構成】インクリボンaと不要インク転写テープbとを
重合させ、熱転写型印字ヘッド7により前記インクリボ
ンaから文字、図形等の所定の像を除く不要インク層2
bを白黒反転像で不要インク転写テープbに転写してリ
ボン基材1に所定の像を有する転写用インク層2aを残
留させ、剥離手段13によってインクリボンaと不要イ
ンク転写テープbとを引き離した後、送りローラ14に
より前記リボン基材1の他方の面に背張り用粘着テープ
cを張り合せた。
性に優れるインスタントレタリング用テープ及びその製
作方法並びにその製作装置を提供すること。 【構成】インクリボンaと不要インク転写テープbとを
重合させ、熱転写型印字ヘッド7により前記インクリボ
ンaから文字、図形等の所定の像を除く不要インク層2
bを白黒反転像で不要インク転写テープbに転写してリ
ボン基材1に所定の像を有する転写用インク層2aを残
留させ、剥離手段13によってインクリボンaと不要イ
ンク転写テープbとを引き離した後、送りローラ14に
より前記リボン基材1の他方の面に背張り用粘着テープ
cを張り合せた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクリボンのインク
層から所定の文字、記号等の像以外の転写不要のインク
層を除いて転写用インク層のみを残留させるとともに、
上記インクリボンに背張りしたインスタントレタリング
用テープ及びその製作方法並びにその製作装置に関す
る。
層から所定の文字、記号等の像以外の転写不要のインク
層を除いて転写用インク層のみを残留させるとともに、
上記インクリボンに背張りしたインスタントレタリング
用テープ及びその製作方法並びにその製作装置に関す
る。
【0002】
【従来技術とその問題点】インスタントレタリング用テ
ープには種々のものが提案されているが、その一つとし
て、熱によっても圧力によっても転写できる感熱・感圧
転写性インク層を形成したインクリボンから所望の文
字、記号等を白黒反転して転写不要のインク層を他のテ
ープに転写させることによりインクリボンに所望の文
字、記号のみのインク層を残留させたインスタントレタ
リング用テープを製作する方法が知られている。
ープには種々のものが提案されているが、その一つとし
て、熱によっても圧力によっても転写できる感熱・感圧
転写性インク層を形成したインクリボンから所望の文
字、記号等を白黒反転して転写不要のインク層を他のテ
ープに転写させることによりインクリボンに所望の文
字、記号のみのインク層を残留させたインスタントレタ
リング用テープを製作する方法が知られている。
【0003】上記技術は、インクリボンに残留した転写
用インク層が熱の処理を受けていないという点で、被転
写物に対する転写性に優れるという長所がある半面、イ
ンクリボンの不要インク層の他のテープへの転写は、イ
ンクリボンの基材の表側から加熱して裏側のインク層を
加熱溶解することによって行なうものであるから、不要
インク層の転写を容易にするためにはリボン基材を薄い
ものにせざるを得ない。このため、製作されたインスタ
ントレタリング用テープも強度が小さく、ハリがないの
で、被転写物上に加圧転写させるときは、指でインスタ
ントレタリング用テープを注意深く押さえて位置決めし
た状態で行なわねばならず、作業性が悪く、転写時に位
置ズレが生じやすかった。
用インク層が熱の処理を受けていないという点で、被転
写物に対する転写性に優れるという長所がある半面、イ
ンクリボンの不要インク層の他のテープへの転写は、イ
ンクリボンの基材の表側から加熱して裏側のインク層を
加熱溶解することによって行なうものであるから、不要
インク層の転写を容易にするためにはリボン基材を薄い
ものにせざるを得ない。このため、製作されたインスタ
ントレタリング用テープも強度が小さく、ハリがないの
で、被転写物上に加圧転写させるときは、指でインスタ
ントレタリング用テープを注意深く押さえて位置決めし
た状態で行なわねばならず、作業性が悪く、転写時に位
置ズレが生じやすかった。
【0004】
【発明の目的】本発明は前記欠点を解消し、従来と同じ
熱転写可能なインクリボンを用いながら、強度が高く、
転写作業性に優れるインスタントレタリング用テープ及
びその製作方法並びにその製作装置を提供することをそ
の目的とする。
熱転写可能なインクリボンを用いながら、強度が高く、
転写作業性に優れるインスタントレタリング用テープ及
びその製作方法並びにその製作装置を提供することをそ
の目的とする。
【0005】
【目的を達成するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るインスタントレタリング用テープは、
インクリボンのリボン基材の一方の面に文字、図形等の
所定の像を有する転写用インク層を形成し、他方の面に
は補強用テープを背張りしてなることを特徴とする。
め、本発明に係るインスタントレタリング用テープは、
インクリボンのリボン基材の一方の面に文字、図形等の
所定の像を有する転写用インク層を形成し、他方の面に
は補強用テープを背張りしてなることを特徴とする。
【0006】また、前記インスタントレタリング用テー
プの製作方法は、リボン基材の一方の面に感熱転写性イ
ンクによるインク層を形成したインクリボンと不要イン
ク転写テープとを重合させ、リボン基材の他方の面側に
配置した熱転写型印字ヘッドにより前記インクリボンか
ら文字、図形等の所定の像を除く不要インク層を白黒反
転像で前記不要インク転写テープに転写して前記リボン
基材に所定の像を有する転写用インク層を残留させ、そ
の後前記リボン基材の他方の面に背張り用粘着テープを
張り合せることを特徴とする。
プの製作方法は、リボン基材の一方の面に感熱転写性イ
ンクによるインク層を形成したインクリボンと不要イン
ク転写テープとを重合させ、リボン基材の他方の面側に
配置した熱転写型印字ヘッドにより前記インクリボンか
ら文字、図形等の所定の像を除く不要インク層を白黒反
転像で前記不要インク転写テープに転写して前記リボン
基材に所定の像を有する転写用インク層を残留させ、そ
の後前記リボン基材の他方の面に背張り用粘着テープを
張り合せることを特徴とする。
【0007】前記リボン基材の一方の面に形成したイン
ク層が、感熱転写性インクに代えて感熱・感圧転写性イ
ンクにより形成されたものであってもよい。
ク層が、感熱転写性インクに代えて感熱・感圧転写性イ
ンクにより形成されたものであってもよい。
【0008】さらに、前記インスタントレタリング用テ
ープの製作装置は、インクリボンと不要インク転写テー
プと背張り用粘着テープとを収容するケース手段と、プ
ラテンと対向配置され且つ上記プラテンとの間に前記イ
ンクリボンと不要インク転写テープとが重合状態で誘導
された際にインクリボンから文字、図形等の所定の像を
除く不要インク層を白黒反転像で前記不要インク転写テ
ープに転写させる熱転写型印字ヘッドと、背張り用粘着
テープとインクリボンとを上記粘着テープがインクリボ
ンの転写用インク層と反対側の面に接着するように重合
させて送り出す送りローラと、前記熱転写型印字ヘッド
と送りローラとの間において熱転写後の不要インク転写
テープとインクリボンとを互いに引き離す剥離手段とを
形成したことを特徴とする。
ープの製作装置は、インクリボンと不要インク転写テー
プと背張り用粘着テープとを収容するケース手段と、プ
ラテンと対向配置され且つ上記プラテンとの間に前記イ
ンクリボンと不要インク転写テープとが重合状態で誘導
された際にインクリボンから文字、図形等の所定の像を
除く不要インク層を白黒反転像で前記不要インク転写テ
ープに転写させる熱転写型印字ヘッドと、背張り用粘着
テープとインクリボンとを上記粘着テープがインクリボ
ンの転写用インク層と反対側の面に接着するように重合
させて送り出す送りローラと、前記熱転写型印字ヘッド
と送りローラとの間において熱転写後の不要インク転写
テープとインクリボンとを互いに引き離す剥離手段とを
形成したことを特徴とする。
【0009】なお、所定の像が形成された転写用インク
層を一方の面に形成したインスタントレタリング用テー
プであって、前記転写用インク層が形成された側の面の
一部には粘着剤層を形成するのが好ましい。
層を一方の面に形成したインスタントレタリング用テー
プであって、前記転写用インク層が形成された側の面の
一部には粘着剤層を形成するのが好ましい。
【0010】
【発明の効果】前記構成のインスタントレタリング用テ
ープは補強用テープの貼着により全体として強度とハリ
が生じるので、転写の際に動きにくく、位置決めした状
態で固定しやすいので、転写作業が楽になる。なお、転
写用インク層は感熱転写性インクによって形成されたも
のでも、感熱・感圧転写性インクによって形成されたも
のでもよい。
ープは補強用テープの貼着により全体として強度とハリ
が生じるので、転写の際に動きにくく、位置決めした状
態で固定しやすいので、転写作業が楽になる。なお、転
写用インク層は感熱転写性インクによって形成されたも
のでも、感熱・感圧転写性インクによって形成されたも
のでもよい。
【0011】なお、インスタントレタリング用テープの
転写側の一部に粘着剤層が形成されているときは、被転
写物上に接面させたときに粘着剤層により上記テープが
被転写物の表面に接着するので、力を入れなくてもテー
プが被転写物上に位置決めされて固定され、転写作業が
更に容易となる。
転写側の一部に粘着剤層が形成されているときは、被転
写物上に接面させたときに粘着剤層により上記テープが
被転写物の表面に接着するので、力を入れなくてもテー
プが被転写物上に位置決めされて固定され、転写作業が
更に容易となる。
【0012】次に、前記構成のインスタントレタリング
用テープの製作方法によれば、リボン基材上に転写用イ
ンク像を形成した後、リボン基材にハリのある背貼り用
粘着テープを貼りあわせたので、リボン基材は薄くても
よく、不要インク層被転写テープへの熱転写性を損なう
ことなく、しかも適度のハリを有し、被転写物への転写
作業性を向上させることができるインスタントレタリン
グ用テープを得ることができる。
用テープの製作方法によれば、リボン基材上に転写用イ
ンク像を形成した後、リボン基材にハリのある背貼り用
粘着テープを貼りあわせたので、リボン基材は薄くても
よく、不要インク層被転写テープへの熱転写性を損なう
ことなく、しかも適度のハリを有し、被転写物への転写
作業性を向上させることができるインスタントレタリン
グ用テープを得ることができる。
【0013】さらに、前記構成のインスタントレタリン
グ用テープの製作装置によれば、前記製作方法を効果的
に達成できるほか、剥離手段によってインクリボンから
転写不要インク層が不要インク転写テープに転写された
直後に該テープとインクリボンとが引き離されるので、
不要インク転写テープに転写されたインク層がインクリ
ボンに再転写されるのを有効に防止することができる。
なお、送りローラによって背張り用粘着テープとインク
リボンと不要インク転写テープとを送り出すことによ
り、機構の簡略化が達成できる。
グ用テープの製作装置によれば、前記製作方法を効果的
に達成できるほか、剥離手段によってインクリボンから
転写不要インク層が不要インク転写テープに転写された
直後に該テープとインクリボンとが引き離されるので、
不要インク転写テープに転写されたインク層がインクリ
ボンに再転写されるのを有効に防止することができる。
なお、送りローラによって背張り用粘着テープとインク
リボンと不要インク転写テープとを送り出すことによ
り、機構の簡略化が達成できる。
【0014】
【実施例】以下、図面によって本発明の実施例について
説明すると、図1(a) (b) (c) はそれぞれ本発明のイン
スタントレタリング用テープの斜視図、側面の断面図及
び正面図である。このテープはインクリボンaのリボン
基材1の一方の面に感熱転写性インク又は感熱・感圧転
写性インクによる文字、図形等の所定の像を有する転写
用インク層2aを形成し、他方の面には補強用テープc
を背張りしたものである。3は接着層である。なお、転
写用インク層2aは鏡像で形成されている。
説明すると、図1(a) (b) (c) はそれぞれ本発明のイン
スタントレタリング用テープの斜視図、側面の断面図及
び正面図である。このテープはインクリボンaのリボン
基材1の一方の面に感熱転写性インク又は感熱・感圧転
写性インクによる文字、図形等の所定の像を有する転写
用インク層2aを形成し、他方の面には補強用テープc
を背張りしたものである。3は接着層である。なお、転
写用インク層2aは鏡像で形成されている。
【0015】この場合、インスタントレタリング用テー
プ上の像を被転写物dに転写させるときは、上記テープ
のインク層2aを被転写物dに接面させる。そして、転
写用インク層2aが感熱転写性インクであるときは上記
テープの上からヒーター4で加熱することにより、転写
用インク層2aを被転写物d上に転写させることができ
る。また、転写用インク層2aが感熱・感圧転写性イン
クであるときは、所定の像を被転写物d上に転写させる
際にインスタントレタリング用テープの転写用インク層
2aを被転写物dに接面させ、反対側をスティック5等
で擦ればよい。いずれの場合も、上記テープは補強用テ
ープcの貼着により全体として強度とハリがあるので、
動きにくく、位置決めした状態で固定しやすく、転写作
業が楽になる。
プ上の像を被転写物dに転写させるときは、上記テープ
のインク層2aを被転写物dに接面させる。そして、転
写用インク層2aが感熱転写性インクであるときは上記
テープの上からヒーター4で加熱することにより、転写
用インク層2aを被転写物d上に転写させることができ
る。また、転写用インク層2aが感熱・感圧転写性イン
クであるときは、所定の像を被転写物d上に転写させる
際にインスタントレタリング用テープの転写用インク層
2aを被転写物dに接面させ、反対側をスティック5等
で擦ればよい。いずれの場合も、上記テープは補強用テ
ープcの貼着により全体として強度とハリがあるので、
動きにくく、位置決めした状態で固定しやすく、転写作
業が楽になる。
【0016】なお、上記インスタントレタリング用テー
プには、転写用インク層2aが形成された側の面の一部
に粘着剤層6を形成するのが好ましい。上記テープを被
転写物d上に接面させたときに粘着剤層6が被転写物d
の表面に接着するので、力を入れなくてもテープが被転
写物d上に位置決めされて固定され、転写作業が更に容
易となる。なお、粘着剤層6は背貼りする補強用テープ
cの幅をリボン基材1の幅より大きく設定して該テープ
の粘着剤層をリボン基材の一方の側又は両側に沿っては
み出させて形成してもよい。このように、転写側の一部
に粘着剤層6を形成したテープは、上述のリボン基材1
を背張りしたテープに限らず、公知のインスタントレタ
リング用テープに適用することもできる。この場合も、
テープ基材の転写面以外の部分に予め粘着剤層6を層成
しておけばよい。
プには、転写用インク層2aが形成された側の面の一部
に粘着剤層6を形成するのが好ましい。上記テープを被
転写物d上に接面させたときに粘着剤層6が被転写物d
の表面に接着するので、力を入れなくてもテープが被転
写物d上に位置決めされて固定され、転写作業が更に容
易となる。なお、粘着剤層6は背貼りする補強用テープ
cの幅をリボン基材1の幅より大きく設定して該テープ
の粘着剤層をリボン基材の一方の側又は両側に沿っては
み出させて形成してもよい。このように、転写側の一部
に粘着剤層6を形成したテープは、上述のリボン基材1
を背張りしたテープに限らず、公知のインスタントレタ
リング用テープに適用することもできる。この場合も、
テープ基材の転写面以外の部分に予め粘着剤層6を層成
しておけばよい。
【0017】次に、前記構成のインスタントレタリング
用テープの製作方法を図2(a) (b)によって説明する。
まず、同図(a) のように、リボン基材1の一方の面に感
熱転写性インク層2を形成したインクリボンaと不要イ
ンク転写テープbとを重合させる。この状態で、リボン
基材1の他方の面側に配置した熱転写型印字ヘッド7を
長手方向に移動させて上記インクリボンaから文字、図
形等の所定の像を除く不要インク層2bを白黒反転像で
上記不要インク転写テープbに転写させる。この結果、
上記リボン基材1に所定の像を有する転写用インク層2
aが残留する。その後、上記リボン基材1の他方の面に
背張り用粘着テープcを張り合せる。これにより、イン
スタントレタリング用テープが製作される。
用テープの製作方法を図2(a) (b)によって説明する。
まず、同図(a) のように、リボン基材1の一方の面に感
熱転写性インク層2を形成したインクリボンaと不要イ
ンク転写テープbとを重合させる。この状態で、リボン
基材1の他方の面側に配置した熱転写型印字ヘッド7を
長手方向に移動させて上記インクリボンaから文字、図
形等の所定の像を除く不要インク層2bを白黒反転像で
上記不要インク転写テープbに転写させる。この結果、
上記リボン基材1に所定の像を有する転写用インク層2
aが残留する。その後、上記リボン基材1の他方の面に
背張り用粘着テープcを張り合せる。これにより、イン
スタントレタリング用テープが製作される。
【0018】なお、上記リボン基材1の一方の面に形成
したインク層が感熱転写性インク層である必要はない。
これに代えて感熱・感圧転写性インク層であってもよ
い。
したインク層が感熱転写性インク層である必要はない。
これに代えて感熱・感圧転写性インク層であってもよ
い。
【0019】さらに、前記製作方法に従ってインスタン
トレタリング用テープを製造するための製作装置を図3
によって説明する。この製作装置は、インクリボンaと
不要インク転写テープbと背張り用粘着テープcとを収
容するケース手段10と、プラテン11と対向配置され
てインクリボンaから不要インク層を不要インク転写テ
ープbに転写させる印字ヘッド7と、不要インク転写テ
ープbとインクリボンaとを引き離す剥離手段13と、
背張り用粘着テープcとインクリボンaとを重合させて
送り出す送りローラ14とから構成されている。
トレタリング用テープを製造するための製作装置を図3
によって説明する。この製作装置は、インクリボンaと
不要インク転写テープbと背張り用粘着テープcとを収
容するケース手段10と、プラテン11と対向配置され
てインクリボンaから不要インク層を不要インク転写テ
ープbに転写させる印字ヘッド7と、不要インク転写テ
ープbとインクリボンaとを引き離す剥離手段13と、
背張り用粘着テープcとインクリボンaとを重合させて
送り出す送りローラ14とから構成されている。
【0020】ケース手段10の一側にはインクリボンa
と不要インク転写テープbの支持ピン15、16が配置
され、他側には背張り用テープの支持ピン17が配置さ
れている。インクリボンaは感熱転写性インクを層成し
たものであっても、感熱・感圧転写性インクを層成した
ものであってもよい。不要インク転写テープbはインク
リボンaのインク層に転写用インク層2aを残し、不要
インク層2b(図2参照)を転写するためのテープであ
る。また、背張り用粘着テープcは一方の面に粘着剤層
6を形成したものである。不要インク転写テープbも背
張り用粘着テープcもポリエステル等の合成樹脂材から
構成すればよい。
と不要インク転写テープbの支持ピン15、16が配置
され、他側には背張り用テープの支持ピン17が配置さ
れている。インクリボンaは感熱転写性インクを層成し
たものであっても、感熱・感圧転写性インクを層成した
ものであってもよい。不要インク転写テープbはインク
リボンaのインク層に転写用インク層2aを残し、不要
インク層2b(図2参照)を転写するためのテープであ
る。また、背張り用粘着テープcは一方の面に粘着剤層
6を形成したものである。不要インク転写テープbも背
張り用粘着テープcもポリエステル等の合成樹脂材から
構成すればよい。
【0021】プラテン11に対向配置された印字ヘッド
7は、インクリボンaのインク層を溶解して転写させる
熱転写型ヘッドであり、通常はプラテン11から離間し
ているが、印字時にはプラテン11に当接するように制
御される。
7は、インクリボンaのインク層を溶解して転写させる
熱転写型ヘッドであり、通常はプラテン11から離間し
ているが、印字時にはプラテン11に当接するように制
御される。
【0022】プラテン11と印字ヘッド7との間には上
記インクリボンaと不要インク転写テープbとが重合配
置され、印字ヘッド7の作動によりインクリボンaのリ
ボン層の被加熱部が溶解されて不要インク転写テープb
に転写される。この場合、インク層には文字、記号等の
所定の像以外の不要インク層2bのみが加熱され、上記
転写テープbに転写され、所定の像は鏡像として残留す
る。
記インクリボンaと不要インク転写テープbとが重合配
置され、印字ヘッド7の作動によりインクリボンaのリ
ボン層の被加熱部が溶解されて不要インク転写テープb
に転写される。この場合、インク層には文字、記号等の
所定の像以外の不要インク層2bのみが加熱され、上記
転写テープbに転写され、所定の像は鏡像として残留す
る。
【0023】次に、熱転写後の不要インク転写テープb
とインクリボンaとは対向する送りローラ14間に導入
されるが、熱転写型印字ヘッド7と送りローラ14との
間には案内ローラによって構成される剥離手段13が配
置されている。該案内ローラはプラテン11と送りロー
ラ14とを結ぶ線から側方に外れた位置に配置され、熱
転写後の不要インク転写テープbをインクリボンaから
引き離すものである。上記印字ヘッド7によりインクリ
ボンaのインク層の不要インク層は不要インク転写テー
プbに転写されるが、転写後に該テープとインクリボン
aとが重合したままであると、いったんテープ側に転写
されたインク層が未硬化状態のため、再びインクリボン
a側に戻って再転写されてしまう現象が生じるからであ
る。
とインクリボンaとは対向する送りローラ14間に導入
されるが、熱転写型印字ヘッド7と送りローラ14との
間には案内ローラによって構成される剥離手段13が配
置されている。該案内ローラはプラテン11と送りロー
ラ14とを結ぶ線から側方に外れた位置に配置され、熱
転写後の不要インク転写テープbをインクリボンaから
引き離すものである。上記印字ヘッド7によりインクリ
ボンaのインク層の不要インク層は不要インク転写テー
プbに転写されるが、転写後に該テープとインクリボン
aとが重合したままであると、いったんテープ側に転写
されたインク層が未硬化状態のため、再びインクリボン
a側に戻って再転写されてしまう現象が生じるからであ
る。
【0024】最後に、熱転写後の不要インク転写テープ
bはインクリボンaから引き離されて転写用インク層が
冷却された後に、再びインクリボンaと重合状態となっ
て対向する送りローラ14間に導入される。その際、上
記背張り用粘着テープcも上記両送りローラ14間に導
入される。背張り用粘着テープcはインクリボンaをは
さんで不要インク転写テープbの反対側で、且つその粘
着剤層6がインクリボンaの背面、つまり転写用インク
層2aがない面を向くように導入される。このため、背
張り用粘着テープcは送りローラ14間を通過時にイン
クリボンaに接着する。そして、送りローラ14により
排出口から送り出された後は不要インク転写テープbを
引き離すことにより、所望のインスタントレタリング用
テープが作製される。
bはインクリボンaから引き離されて転写用インク層が
冷却された後に、再びインクリボンaと重合状態となっ
て対向する送りローラ14間に導入される。その際、上
記背張り用粘着テープcも上記両送りローラ14間に導
入される。背張り用粘着テープcはインクリボンaをは
さんで不要インク転写テープbの反対側で、且つその粘
着剤層6がインクリボンaの背面、つまり転写用インク
層2aがない面を向くように導入される。このため、背
張り用粘着テープcは送りローラ14間を通過時にイン
クリボンaに接着する。そして、送りローラ14により
排出口から送り出された後は不要インク転写テープbを
引き離すことにより、所望のインスタントレタリング用
テープが作製される。
【0025】なお、背張り用粘着テープcの幅をインク
リボンaの幅より広く構成し、背張り用粘着テープcの
粘着剤層6の一側側若しくは両側部分をインクリボンa
からはみ出させて接着させることによって、露出した背
貼り用粘着テープの粘着剤層によってインスタントレタ
リング用テープの粘着剤層6を形成することができる。
リボンaの幅より広く構成し、背張り用粘着テープcの
粘着剤層6の一側側若しくは両側部分をインクリボンa
からはみ出させて接着させることによって、露出した背
貼り用粘着テープの粘着剤層によってインスタントレタ
リング用テープの粘着剤層6を形成することができる。
【0026】また、インクリボン基材を幅広に形成し、
インク層の両側縁に粘着剤層を形成しておいてもよい。
この場合、不要インク転写テープの両側縁には剥離剤を
塗布しておけばよい。
インク層の両側縁に粘着剤層を形成しておいてもよい。
この場合、不要インク転写テープの両側縁には剥離剤を
塗布しておけばよい。
【0027】また、不要インク転写テープの剥離手段は
上述の例に限定されない。例えば、図3に点線で示すよ
うに、送りローラ14とプラテン11の間に図示しない
巻き取り軸を配置し、不要インク転写テープbが送りロ
ーラ14に送られる前に上記巻き取り軸によって引き離
すと同時に巻き取る構成としてもよい。
上述の例に限定されない。例えば、図3に点線で示すよ
うに、送りローラ14とプラテン11の間に図示しない
巻き取り軸を配置し、不要インク転写テープbが送りロ
ーラ14に送られる前に上記巻き取り軸によって引き離
すと同時に巻き取る構成としてもよい。
【図1】(a) は本発明に係るインスタントレタリング用
テープの斜視図である。(b) は上記テープの側面の断面
図である。(c) は上記テープの正面の断面図である。
テープの斜視図である。(b) は上記テープの側面の断面
図である。(c) は上記テープの正面の断面図である。
【図2】本発明に係るインスタントレタリング用テープ
の製作方法である。(a) はインクリボンから転写不要イ
ンクを除く説明図である。(b) は背張り用粘着テープの
説明図である。
の製作方法である。(a) はインクリボンから転写不要イ
ンクを除く説明図である。(b) は背張り用粘着テープの
説明図である。
【図3】本発明に係るインスタントレタリング用テープ
の製作装置の構造説明図である。
の製作装置の構造説明図である。
a インクリボン b 不要インク転写テープ c 背張り用粘着テープ d 被転写物 1 リボン基材 2 インク層 2a 転写用インク層 2b 転写不要インク層 6 粘着剤層 7 印字ヘッド 10 ケース手段 11 プラテン 13 剥離手段 14 送りローラ
Claims (5)
- 【請求項1】 インクリボンのリボン基材の一方の面に
文字、図形等の所定の像を有する転写用インク層を形成
し、他方の面には補強用テープを背張りしてなることを
特徴とするインスタントレタリング用テープ。 - 【請求項2】 所定の像が形成された転写用インク層を
一方の面に形成したインスタントレタリング用テープで
あって、前記転写用インク層が形成された側の面の一部
に粘着剤層を形成したことを特徴とするインスタントレ
タリング用テープ。 - 【請求項3】 リボン基材の一方の面に感熱転写性イン
クによるインク層を形成したインクリボンと不要インク
転写テープとを重合させ、リボン基材の他方の面側に配
置した熱転写型印字ヘッドにより前記インクリボンから
文字、図形等の所定の像を除く不要インク層を白黒反転
像で前記不要インク転写テープに転写して前記リボン基
材に所定の像を有する転写用インク層を残留させ、その
後前記リボン基材の他方の面に背張り用粘着テープを張
り合せることを特徴とするインスタントレタリング用テ
ープの製作方法。 - 【請求項4】 前記リボン基材の一方の面に形成したイ
ンク層が、感熱転写性インクに代えて感熱・感圧転写性
インクにより形成されたものであることを特徴とする前
記請求項1記載のインスタントレタリング用テープの製
作方法。 - 【請求項5】 インクリボンと不要インク転写テープと
背張り用粘着テープとを収容するケース手段と、プラテ
ンと対向配置され且つ上記プラテンとの間に前記インク
リボンと不要インク転写テープとが重合状態で誘導され
た際にインクリボンから文字、図形等の所定の像を除く
不要インク層を白黒反転像で前記不要インク転写テープ
に転写させる熱転写型印字ヘッドと、背張り用粘着テー
プとインクリボンとを上記粘着テープがインクリボンの
転写用インク層と反対側の面に接着するように重合させ
て送り出す送りローラと、前記熱転写型印字ヘッドと送
りローラとの間において熱転写後の不要インク転写テー
プとインクリボンとを互いに引き離す剥離手段とを形成
したことを特徴とするインスタントレタリング用テープ
の製作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3348707A JPH05155137A (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | インスタントレタリング用テープ及びその製作方法並びその製作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3348707A JPH05155137A (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | インスタントレタリング用テープ及びその製作方法並びその製作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05155137A true JPH05155137A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18398825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3348707A Pending JPH05155137A (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | インスタントレタリング用テープ及びその製作方法並びその製作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05155137A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5182113A (ja) * | 1974-12-04 | 1976-07-19 | Deburiizu Toransufuaa Peepaa A | |
JPS59171691A (ja) * | 1983-03-18 | 1984-09-28 | Naigai Ink Seizo Kk | 感圧感熱性カ−ボン複写紙 |
JPS6241061A (ja) * | 1985-08-20 | 1987-02-23 | Oki Electric Ind Co Ltd | 熱転写プリンタ |
JPS63128977A (ja) * | 1986-11-19 | 1988-06-01 | Brother Ind Ltd | インスタントレタリング用乾式転写シ−トの製造方法 |
JP3090976B2 (ja) * | 1991-06-18 | 2000-09-25 | 東芝機械株式会社 | 油圧駆動回路 |
-
1991
- 1991-12-05 JP JP3348707A patent/JPH05155137A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP3090976B2 (ja) * | 1991-06-18 | 2000-09-25 | 東芝機械株式会社 | 油圧駆動回路 |
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