JPH05153619A - 磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録装置

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Publication number
JPH05153619A
JPH05153619A JP3312472A JP31247291A JPH05153619A JP H05153619 A JPH05153619 A JP H05153619A JP 3312472 A JP3312472 A JP 3312472A JP 31247291 A JP31247291 A JP 31247291A JP H05153619 A JPH05153619 A JP H05153619A
Authority
JP
Japan
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signal
audio
fed
recording
frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP3312472A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Uyama
和之 宇山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 音声信号に重ね書きされる映像信号に、妨害
を与えるFM音声信号の歪を除去する。 【構成】 入力端子S12、S13に導入された左右音
声信号は夫々FM変調器107で2周波数重畳されたF
M変調音声信号となり、非線形信号処理回路108に供
給され非線形信号処理をされた後、音声記録用磁気ヘッ
ド109を介し磁気テ−プ106に記録される。一方、
入力端子S11に導入された複合映像信号は、Y/C分
離回路101に供給され輝度信号と色信号に分離され、
輝度信号はFM変調器102に供給され、FM変調され
たその出力が混合回路104の一方に供給される。また
色信号は周波数変換器103で低域変換された後混合回
路104の他方に供給される。FM変調された輝度信号
と低域変換された色信号は混合回路104で複合FM信
号となり映像記録用磁気ヘッド105を介し、磁気テ−
プ106に既に記録されているFM変調音声信号の上に
重書き記録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオテ−プレコ−ダ
(VTR)等の磁気記録装置に係り、映像信号に妨害を
与える音声信号の歪成分を除去する機能を備えた磁気記
録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、民生用 1/2インチ型VTRの映像
信号の記録では、記録信号を処理する記録処理回路によ
り複合映像信号から色信号と輝度信号とを分離したの
ち、色信号を低域変換するとともに輝度信号をFM変調
する。この輝度FM信号をバイアスのように用い低域色
信号を多重して、記録手段(ヘッド)を用い磁気テ−プ
に記録する色低域変換記録方式が主流として用いらてい
る。その場合VHS方式での色低域変換周波数は 629K
Hzに設定されている。
【0003】さらに、音声信号のハイファイ化のために
VHS方式では、音声信号を左チャンネル(Lch)、
及び右チャンネル(Rch)に分け、Lchの搬送周波
数を1.3MHz及びRchの搬送周波数を 1.7MHzと
して夫々のチャンネルの音声信号でFM変調し、両信号
を混合した状態(2周波重畳)で映像信号をヘッドを用
いて磁気テ−プに記録する前に、別のヘッドで磁気テ−
プ上の深層部に記録しておく方式が考え出された。これ
により音声信号の広帯域化、低歪率化が可能になった。
【0004】ここで、VHS方式のVTRに於ける色低
域変換記録方式の周波数分布を、周波数対レスポンスの
形で図4に示す。図4において、色信号(629 KHz)
とFM輝度信号(周波数偏移 3.4MHz〜 4.4MHz)
の周波数が近接しているために、音声信号のLchおよ
びRch( 1.3MHz、 1.7MHz)付近では、音声信
号が色信号およびFM輝度信号と信号干渉を生じてい
る。その対策として、FM変調音声信号を記録する音声
ヘッドのアジマスと映像信号を記録する映像ヘッドのア
ジマスとを異なる角度に設定し、アジマス損失を利用し
てお互いの信号を拾いにくくする逆アジマス方法が考え
られ、映像記録ヘッドのアジマス 6度に対し音声記録ヘ
ッドのアジマス 30 度に設定された。
【0005】ところで、FM変調音声信号が音声ヘッド
で磁気テ−プ上に記録された場合の磁気特性を磁束密度
対磁化の強さで図示すると、図5に示すように線形では
なく非線形な特性になっている。その非線形に記録され
たFM変調音声信号を音声ヘッドで磁気テ−プより再生
した場合の周波数分布を周波数対レスポンスで図示する
と、図6のようになる。ここで、音声信号周波数の左チ
ャンネル(fL )及び右チャンネル(fR )以外のfL
−2(fR −fL )、fL −(fR −fL )及びfR +
(fR −fL )、fR +2(fR −fL )は、磁気記録特
性が非線形の為に左右音声信号の歪成分として発生して
いる。
【0006】図7に、映像ヘッドより再生されたFM変
調音声信号及び、映像信号再生出力の一部分を周波数対
レスポンスで図示する。ここで、FM変調音声信号の破
線部分は前記アジマス損失により、出力が低下している
が、左右音声信号の歪成分であるfL −2(fR −fL )
及びfL −(fR −fL )等が色信号域に、相当量残っ
ている。
【0007】つまり、映像ヘッドより再生された映像信
号には磁気記録特性の非直線性に起因するアジマス損失
では低減できない映像以外の成分が存在し、これがFM
変調音声信号の左右音声信号の歪成分として、色信号に
影響を与えている。しかもこの歪成分は磁気テ−プ上の
歪なので、FM変調音声信号の記録量と磁気テ−プの材
質、ヘッドのアジマスが決まれば一義的に量が決まって
しまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く従来の磁気
記録装置では、ヘッドのアジマスを利用して近接する周
波数同志で同一磁気テ−プ上に複合映像信号とFM変調
音声信号とを記録した場合、磁気記録特性の非線性が原
因によるアジマス損失では低減できない左右音声信号の
歪成分が、映像色信号に妨害を与え画像が劣化する欠点
があつた。
【0009】本発明が解決しようとする課題は上記問題
点に鑑みてなされたもので、逆アジマス方法で除去でき
ず、映像色信号への妨害となるFM変調音声信号が磁気
記録されたときに発生する左右音声信号の歪成分を、低
減できる磁気記録装置を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による磁気記録装
置は、複合映像信号を輝度信号と色信号に分離する分離
手段と、この分離手段からの輝度信号をFM変調してF
M輝度信号とする輝度FM変調手段と、前記分離手段か
らの色信号の搬送周波数を低域変換する周波数変換手段
と、この周波数変換手段の出力信号と前記FM変調手段
からのFM輝度信号を混合する混合手段と、この混合手
段からの混合信号を記録媒体に記録する第1の記録手段
と、前記FM輝度信号の搬送周波数と前記低域変換され
た色信号の搬送周波数との間の周波数であってかつ互い
異なる周波数を有する複数の搬送波を音声信号でFM変
調してFM音声信号を得る音声FM変調手段と、この音
声FM変調手段からのFM音声信号を前記記録媒体に記
録する第2の記録手段と、前記音声FM変調手段からの
FM音声信号が入力されて信号処理を行い前記第2の記
録手段へ出力する非線形信号処理手段であって、入力振
幅が小さい領域では出力振幅を抑え、入力振幅が大きい
領域では出力振幅を増大させる入出力特性を有する非線
形信号処理手段とを具備している。
【0011】
【作用】本発明に於いては、2周波数重畳されたFM変
調音声信号を記録手段を用いて、磁気テ−プに記録する
際に発生する左右音声信号の歪成分を、記録する前段に
おいて磁気記録時の非線形特性を打ち消すような波形整
形をする非線形信号処理回路を通過させることにより、
歪成分の出ない2周波数重畳されたFM変調音声信号を
記録手段を用いて磁気テ−プに記録することにより、映
像信号への妨害を低減する。
【0012】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は、本発明に係わる磁気記録装置の一実施例を示すブ
ロック図である。まず、図1の構成を説明する。入力端
子S12、S13に導入された左右の音声信号は、FM
変調器107に供給され2周波数でFM変調され、さら
に重畳されて2周波数重畳のFM変調音声信号となり、
非線形信号処理手段をもつ非線形信号処理回路108に
供給され、音声記録用磁気ヘッド109を介し磁気テ−
プ106に記録される。
【0013】入力端子S11に導入された複合映像信号
は、Y/C分離回路101に供給され、複合映像信号を
夫々輝度信号及び色信号とに分離する。この輝度信号は
FM変調器102でFM輝度信号となり、混合回路10
4に供給される。Y/C分離回路101から分離された
色信号は周波数変換器103で低域変換され、低域変換
色信号となり混合回路104に供給される。混合回路1
04にて低域変換色信号と上記FM輝度信号とを混合さ
れ複合FM信号となり、映像記録用磁気ヘッド105を
介しすでに磁気テ−プ106の深層部に記録されている
2周波数重畳されたFM変調音声信号の上に、重ね書き
される。
【0014】図2は、図1に於ける非線形信号処理回路
108の詳細を示す一実施例のブロック図である。図2
の構成を説明する。入力端子S21に導入されたFM変
調器107の出力である2周波数重畳されたFM変調音
声信号は3分配され、振幅制限器201及び振幅伸張器
202と加算器203とに供給される。振幅制限器20
1と振幅伸張器202とで夫々波形整形された2周波数
重畳のFM変調音声信号は、入力端子S21に導入され
た2周波数重畳のFM変調音声信号と共に、加算器20
3に供給され加算される。加算器203にて加算された
2周波数重畳のFM変調音声信号は、出力端子S22を
介して音声記録用磁気ヘッド109に供給される。
【0015】次に上記構成による実施例の動作を以下に
説明する。入力端子S12、S13に導入された左右音
声信号は、FM変調器107にて2周波数重畳のFM変
調音声信号となり、図5に示す磁気歪み特性を打ち消す
作用のある非線形信号処理回路108に供給する。ここ
で非線形信号処理回路108の内部動作を、その一実施
例のブロック図である図2について行う。
【0016】先ず、振幅制限器201及び振幅伸張器2
02の入出力特性を図3に示す様に夫々設定しておく。
即ち、振幅制限器201には実線Aのように入力振幅が
小さい領域では出力振幅を抑える特性を与え、また振幅
伸張器202には実線Bのように入力振幅が大きい領域
では出力振幅を増大させる特性を与えておくわけであ
る。
【0017】さて、FM変調器107より出力された2
周波数重畳のFM変調音声信号は入力端子S21を介し
3分配され、振幅制限器201にて振幅制限された出力
信号Sbに、並びに振幅伸張器202にて振幅伸張され
た出力信号Scとなり、3入力型の加算器203に於い
てSb、Sc及びFM変調器107より出力された2周
波数重畳のFM変調音声信号Saを夫々加算することに
より、図5に示す磁気記録時の非線形特性を打ち消すこ
とができるような特性となった2周波数重畳のFM変調
音声信号Sdを出力し、出力端子S22を介し音声記録
用磁気ヘット109により、磁気テ−プ106に記録す
る。
【0018】この場合すでに磁気テ−プ上での電気処理
による非線形成分と、磁気テ−プ特性の歪成分が打ち消
されているため、2周波数重畳されたFM変調音声信号
の上に重ね書きされる映像信号である複合FM信号に、
影響を与えない。尚、本発明による磁気記録装置にて記
録された磁気テ−プは、磁気テ−プ特性に於ける歪が既
に打消されおり、通常の再生手段を用いても一切不具合
を生じず従来機との互換性を保てる。また、本発明は図
2に示す回路の一部分である振幅制限器201、または
振幅伸張器202のどちらか一方を用いて簡略化する方
法も可能である。尚、上記実施例ではVHSシステムに
ついて説明しているが、本発明はこれに限定されること
なく8mmビデオシステムについても適用することができ
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、2
周波数重畳のFM変調音声信号を記録手段を用いて、磁
気テ−プに記録する際に発生する左右音声信号の歪成分
を、記録する前段に設けた非線形信号処理回路で打消す
ことにより、2周波数重畳されたFM変調音声信号の歪
成分が無くなり、映像色信号への妨害を低減でき、画質
の向上につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気記録装置の一実施例を示すブ
ロック図。
【図2】図1に於ける非線形信号処理回路の詳細の一実
施例を示すブロック図。
【図3】図2に於ける振幅制限器及び、振幅伸張器の振
幅特性図。
【図4】VHS方式のハイファイVTRに於ける色低域
変換記録方式の周波数分布図。
【図5】従来の2周波数重畳されたFM変調音声信号が
磁気テ−プに記録された場合の磁気歪特性図。
【図6】従来の2周波数重畳されたFM変調音声信号を
磁気テ−プより再生した場合の周波数分布図。
【図7】映像ヘッドで再生した従来の音声信号及び映像
信号を含めた周波数分布図。
【符号の説明】
101…Y/C分離回路 102…FM変調器 103…周波数変換器 104…混合回路 105…磁気ヘッド 106…磁気テ−プ 107…FM変調器 108…非線形信号処理回路 109…磁気ヘッド 201…振幅制限器 202…振幅伸張器 203…加算器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複合映像信号を輝度信号と色信号に分離
    する分離手段と、 この分離手段からの輝度信号をFM変調してFM輝度信
    号とする輝度FM変調手段と、 前記分離手段からの色信号の搬送周波数を低域変換する
    周波数変換手段と、 この周波数変換手段の出力信号と前記FM変調手段から
    のFM輝度信号を混合する混合手段と、 この混合手段からの混合信号を記録媒体に記録する第1
    の記録手段と、 前記FM輝度信号の搬送周波数と前記低域変換された色
    信号の搬送周波数との間の周波数であってかつ互い異な
    る周波数を有する複数の搬送波を音声信号でFM変調し
    てFM音声信号を得る音声FM変調手段と、 この音声FM変調手段からのFM音声信号を前記記録媒
    体に記録する第2の記録手段と、 前記音声FM変調手段からのFM音声信号が入力されて
    信号処理を行い前記第2の記録手段へ出力する非線形信
    号処理手段であって、入力振幅が小さい領域では出力振
    幅を抑え、入力振幅が大きい領域では出力振幅を増大さ
    せる入出力特性を有する非線形信号処理手段と、 を具備したことを特徴とする磁気記録装置。
JP3312472A 1991-11-27 1991-11-27 磁気記録装置 Pending JPH05153619A (ja)

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JP3312472A JPH05153619A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 磁気記録装置

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JP3312472A JPH05153619A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 磁気記録装置

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JPH05153619A true JPH05153619A (ja) 1993-06-18

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ID=18029620

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JP3312472A Pending JPH05153619A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 磁気記録装置

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