JPH05152767A - 多層積層板のガイドマークの穴明け方法 - Google Patents

多層積層板のガイドマークの穴明け方法

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JPH05152767A
JPH05152767A JP30957791A JP30957791A JPH05152767A JP H05152767 A JPH05152767 A JP H05152767A JP 30957791 A JP30957791 A JP 30957791A JP 30957791 A JP30957791 A JP 30957791A JP H05152767 A JPH05152767 A JP H05152767A
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guide mark
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Kazuhito Yasuzawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人手を要せず多層積層板を正確に位置決めし
て穴を明ける。 【構成】 多層積層板1のガイドマーク2を広い視野の
X線位置検出装置3にて検出する。このX線位置検出装
置3の検出したデータに基づいて多層積層板1を平面の
2方向(X方向及びY方向)及び垂直軸回り(θ)の位
置決めをする。次いで上記位置決めした多層積層板1の
ガイドマーク2を狭い視野のX線位置検出装置3にて検
出する。この狭い視野のX線位置検出装置3にて検出し
たデータに基づいてガイドマーク2に穴を明ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層積層板の内層回路
のガイドマークをX線で検出してガイドマークに正確に
穴を明けるのに用いる多層積層板のガイドマークの穴明
け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に多層積層板のガイドマークは内部
に設けてあるためX線を使って検出している。X線を用
いてどこにあるかわからないガイドマークを探すときガ
イドマークの検出は先ず広い視野の中から、求めるガイ
ドマークを探す必要がある。ところが、X線の画像はそ
の視野に入る白黒の面積、配置により影響される(像が
引っ張られて歪む)。よってそのガイドマークの回りの
パターンあるいは外層や内層の銅箔の厚みや他によりガ
イドマークの位置が実際よりずれて検出されることがあ
る。
【0003】ところで、従来、適当な大きさの多層積層
板を位置決めして送って多層積層板のガイドマークに穴
を明ける場合、図4に示すように行っていた。多層積層
板1のガイドマーク2を目視にて探しガイドマーク2の
位置にマジックインキにてマジックマークaを付け、こ
れを粗位置決め工程bに供給し、スポットレーザー装置
cから照射されるレーザーマークdと上記マジックマー
クaとを作業者が合わせて位置決めを行い、次いで粗位
置決めした多層積層板1をX線位置決め工程eに送り、
X線位置決め装置3にて多層積層板1のガイドマーク2
を検出し、平面の2方向(X方向及びY方向)及び垂直
軸回り(θ)の位置を自在に調整できるテーブル(以下
X・Y・θテーブルという)で上記X線位置決め装置3
のデータに基づいて多層積層板1の位置調整をしてガイ
ドマーク2とX線位置装置3のセンターとを合わせ、X
線位置決め工程eで位置決めした多層積層板1を穴明け
工程4に送ってドリル等で穴8を明けている。図4の5
は多層積層板1を一定のピッチで搬送する搬送装置であ
り、Pは多層積層板1を送るピッチである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
にあっては、多層積層板1を目視して人手によりガイド
マーク2を見てマジックマークaを付ける必要があるの
で、その作業に人手を要するという問題がある。また多
層積層板1は図5に示すように外層の銅箔6間の内部の
絶縁層7にガイドマーク2が設けられているため、ガイ
ドマーク2を探すのに熟練を要するという問題があり、
また目視では位置が見つけられないものもある。このた
め従来ではガイドマーク2の位置を検出して穴8を明け
る加工の自動化が図れないという問題がある。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、本発明の目的とするところは人手を要せず多
層積層板を正確に位置決めして穴を明けることができて
自動化が図れる多層積層板のガイドマークの穴明け方法
を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明多層積層板のガイドマークの穴明け方法は、多層
積層板のガイドマークを広い視野のX線位置検出装置に
て検出し、このX線位置検出装置の検出したデータに基
づいて多層積層板を平面の2方向(X方向及びY方向)
及び垂直軸回り(θ)に位置決め(以下X・Y・θ位置
決めという)し、次いで上記位置決めした多層積層板の
ガイドマークを狭い視野のX線位置検出装置にて検出
し、この狭い視野のX線位置検出装置にて検出したデー
タに基づいてガイドマークに穴を明けることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】上記構成によれば、先ず広い視野のX線位置検
出装置にて多層積層板のガイドマークを検出し、これに
応じて多層積層板の位置を修正し、次いで狭い視野のX
線位置検出装置にてガイドマークを正確に検知できるも
のであって、正確にガイドマークの位置を検出してガイ
ドマークに正確に穴を明けることができる。またX線位
置検出装置にて位置を検出して位置決めできるため自動
的に位置を検出して位置決めできて自動化が図れる。
【0008】
【実施例】先ず図1に示す実施例から述べる。ワーク積
載部9の前方には端面位置決め工程10を設けてあり、
端面位置決め工程10の前方にはX線粗位置決め工程1
1を設けてあり、X線粗位置決め工程11の前方にはX
線ガイドマーク計測工程12を設けてあり、X線ガイド
マーク計測工程12の前方には穴明け工程4を設けてあ
る。端面位置決め工程10から順次X線粗位置決め工程
11、X線ガイドマーク計測工程12、穴明け工程4に
送るのは上記従来例を同様の搬送装置5が用いられ、一
定の送りピッチPで送られるようになっている。端面位
置決め工程10には多層積層板1を四周を押圧する押圧
具14を四周に配置してある。X線粗位置決め工程11
には広い視野で位置を検出するX線位置検出装置3を配
置してあると共にX・Y・θテーブルを配置してある。
X線位置検出装置3はX線照射源から多層積層板1にX
線を照射してX線撮像管、カメラを介して撮像し、モニ
ターテレビに写し出すものであり、カメラは画像処理装
置を介してモニターテレビに接続してある。X線ガイド
マーク計測工程12には狭い視野のX線位置検出装置3
を配置してある。穴明け工程4にはドリル等を設けてあ
る。しかしてワーク積載部9から多層積層板1が端面位
置決め工程10に送られ、端面基準で多層積層板1の位
置決めがされる。次いで端面基準で位置決めした多層積
層板1がX線粗位置決め工程11に送られ、広い視野の
X線位置検出装置3にてガイドマーク2が検出され、こ
のデータに基づいてX・Y・θテーブルにてX・Y・θ
位置決めが行われ、ガイドマーク2とX線位置検出装置
3のセンターが合わせられる。次いで粗位置決めされた
多層積層板1がX線ガイドマーク計測工程12に送ら
れ、狭い視野のX線位置検出装置3にてガイドマーク2
の位置が検出される。この多層積層板1が穴明け工程4
に送られ、前記の狭い視野のX線位置検出装置3のデー
タに基づいてドリルを移動させたりしてドリルをガイド
マーク2に合わせガイドマーク2に穴8が明けられる。
このときX線ガイドマーク計測工程12でX線位置検出
装置3のデータに基づいてX・Y・θテーブルにて多層
積層板1の位置決めを行い、穴明け工程4で固定のドリ
ルにて穴明けを行ってもよい。
【0009】次に図2に示す実施例について述べる。本
実施例の場合、図1の実施例と基本的に同じであるが。
本実施例の場合、多層積層板1にガイドマーク2以外に
方向確認用マーク15が設けてある場合である。X線粗
位置決め工程11には方向確認用マークを検出するX線
位置検出装置3aを設けてある。そして粗位置決め工程
11で多層積層板1の表裏や180°反転等をチェック
するようになっている。
【0010】また上記実施例ではX線粗位置決め工程1
1に広い視野で写して位置を検出するX線位置検出装置
3を用いたが、広い視野でガイドマーク2を検出するた
めに図3に示すようにX線位置検出装置3を±20mm
程度移動できるようにしてもよい。これにより狭い視野
しか写せないX線位置検出装置3でも広い視野でガイド
マーク2を探すことができる。また上記X線粗位置決め
工程とX線位置計測工程を一緒にし、X線位置検出装置
3にズーム式のものを用いてよい。この場合、先ず広い
視野でガイドマーク2を検出し、X・Y・θテーブルで
X・Y・θ位置決めを行い、次いで狭い視野でガイドマ
ーク2を高精度で検出する。だだこの場合サイクルロス
が生じるおそれがある。
【0011】
【発明の効果】本発明は上述のように先ず広い視野のX
線位置検出装置にて多層積層板のガイドマークを検出
し、これに応じて多層積層板の位置を修正し、次いで狭
い視野のX線位置検出装置にてガイドマークを正確に検
知できるものであって、正確にガイドマークの位置を検
出してガイドマークに正確に穴を明けることができるも
のであり、しかもX線位置検出装置にて位置を検出して
位置決めできるため自動的に位置を検出して位置決めで
きて加工ラインの自動化が図れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(a)は加工ライン
概略平面図、(b)は動作を説明する説明図である。
【図2】同上の他の実施例を示し、(a)は加工ライン
の概略平面図、(b)は動作を説明する説明図である。
【図3】同上の他の実施例の説明図である。
【図4】従来例を示し、(a)は概略平面図、(b)は
要部の概略正面図である。
【図5】多層積層板のガイドマークの位置を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 多層積層板 2 ガイドマーク 3 X線位置検出装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層積層板のガイドマークを広い視野の
    X線位置検出装置にて検出し、このX線位置検出装置の
    検出したデータに基づいて多層積層板を平面の2方向
    (X方向及びY方向)及び垂直軸回り(θ)に位置決め
    (以下X・Y・θ位置決めという)し、次いで上記位置
    決めした多層積層板のガイドマークを狭い視野のX線位
    置検出装置にて検出し、この狭い視野のX線位置検出装
    置にて検出したデータに基づいてガイドマークに穴を明
    けることを特徴とする多層積層板のガイドマークの穴明
    け方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6252809B1 (ja) * 2016-09-14 2017-12-27 株式会社ムラキ 多層回路基板基準穴明機に応用される自動搬送装置
JP2019084619A (ja) * 2017-11-06 2019-06-06 大同マシナリー株式会社 ガントリー型穿孔装置、及びガントリー型穿孔装置を用いた穿孔方法

Cited By (3)

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JP2018046132A (ja) * 2016-09-14 2018-03-22 株式会社ムラキ 多層回路基板基準穴明機に応用される自動搬送装置
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