JPH0515245Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0515245Y2 JPH0515245Y2 JP1989000300U JP30089U JPH0515245Y2 JP H0515245 Y2 JPH0515245 Y2 JP H0515245Y2 JP 1989000300 U JP1989000300 U JP 1989000300U JP 30089 U JP30089 U JP 30089U JP H0515245 Y2 JPH0515245 Y2 JP H0515245Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- cushion material
- attached
- cushion
- hook
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 30
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 8
- 239000006260 foam Substances 0.000 claims description 4
- 238000010097 foam moulding Methods 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
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- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
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- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は、自動車用座席のシートクツシヨンに
関するものである。
関するものである。
〈従来の技術〉
シートバツク及びシートクツシヨンとからなる
自動車用座席のシートクツシヨンにおいて、ウレ
タン発泡体によるクツシヨン材の表面に塩化ビニ
ールシート等の表皮を被覆したシートクツシヨン
体の下面周囲の1個所又は複数個所に面フアスナ
を取り付けたものがある。その従来の構造は第4
図で示すように、面フアスナが位置される突起部
5を有したクツシヨン材1を予め発泡成形し、こ
のクツシヨン材1の表面を被覆する表皮2の周囲
に、前記突起部5と対応する個所に面フアスナ6
を予め取り付けたサイドシート3の一端を縫着4
し、エツジワイヤ7を通した他端を前記クツシヨ
ン材1の下面に取り付けてあるインサートワイヤ
8にホグリングによつて止着した構成であつた。
自動車用座席のシートクツシヨンにおいて、ウレ
タン発泡体によるクツシヨン材の表面に塩化ビニ
ールシート等の表皮を被覆したシートクツシヨン
体の下面周囲の1個所又は複数個所に面フアスナ
を取り付けたものがある。その従来の構造は第4
図で示すように、面フアスナが位置される突起部
5を有したクツシヨン材1を予め発泡成形し、こ
のクツシヨン材1の表面を被覆する表皮2の周囲
に、前記突起部5と対応する個所に面フアスナ6
を予め取り付けたサイドシート3の一端を縫着4
し、エツジワイヤ7を通した他端を前記クツシヨ
ン材1の下面に取り付けてあるインサートワイヤ
8にホグリングによつて止着した構成であつた。
〈考案が解決しようとする課題〉
上記従来構造では、サイドシート3縫着した表
皮2とクツシヨン材1とは別々に製造し、その後
両部材を組み合わせて完成品とするため、製造工
数が多くなり、また表皮2を皺なく張りを与えて
取り付けなければならない面倒な組付の管理も必
要であつてコスト高となつている。
皮2とクツシヨン材1とは別々に製造し、その後
両部材を組み合わせて完成品とするため、製造工
数が多くなり、また表皮2を皺なく張りを与えて
取り付けなければならない面倒な組付の管理も必
要であつてコスト高となつている。
さらに、面フアスナ6は、クツシヨン材1を支
持するプラスチツク又は金属製のクツシヨンパン
側に取り付けられた面フアスナと係合してクツシ
ヨン材1を左右、前後方向の動きを規制するもの
であるが、この面フアスナ6が取り付けられてい
るサイドシート3はクツシヨン材1の突起部5に
当つているだけであり、従つて、引つ張り荷重に
弱く、クツシヨン材1の位置決め規制の確実性に
難点がある。
持するプラスチツク又は金属製のクツシヨンパン
側に取り付けられた面フアスナと係合してクツシ
ヨン材1を左右、前後方向の動きを規制するもの
であるが、この面フアスナ6が取り付けられてい
るサイドシート3はクツシヨン材1の突起部5に
当つているだけであり、従つて、引つ張り荷重に
弱く、クツシヨン材1の位置決め規制の確実性に
難点がある。
〈課題を解決するための手段〉
本考案は、上記従来の問題点を改善したシート
クツシヨンを提供するものであり、その特徴とす
る構成は、下面周囲に突起部を有するウレタン発
泡体のクツシヨン材と、前記クツシヨン材の表面
から側面周囲を覆い前記突起部5に延在する1枚
の表皮と、前記突起部の表皮に取り付けられた面
フアスナとからなり、少なくとも前記面フアスナ
を取り付けた表皮の裏面にプライマーを塗布し、
前記クツシヨン材をウレタン発泡して表皮と一体
成形したものである。
クツシヨンを提供するものであり、その特徴とす
る構成は、下面周囲に突起部を有するウレタン発
泡体のクツシヨン材と、前記クツシヨン材の表面
から側面周囲を覆い前記突起部5に延在する1枚
の表皮と、前記突起部の表皮に取り付けられた面
フアスナとからなり、少なくとも前記面フアスナ
を取り付けた表皮の裏面にプライマーを塗布し、
前記クツシヨン材をウレタン発泡して表皮と一体
成形したものである。
〈実施例〉
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図において、10はシートクツシヨン、
6は面フアスナ(商品名ベルクロフアスナ他)で
ある。この面フアスナ6はシートクツシヨン10
の下面周囲の4個所に取り付けられているが、こ
れに限定されるものではない。
る。第1図において、10はシートクツシヨン、
6は面フアスナ(商品名ベルクロフアスナ他)で
ある。この面フアスナ6はシートクツシヨン10
の下面周囲の4個所に取り付けられているが、こ
れに限定されるものではない。
第2図において、1は発泡成形後のクツシヨン
材であり、下面周囲に突起部5を有している。1
1は塩化ビニールシート等の表皮である。この表
皮11はサイドシート部11aと一体でもよい
し、また別体のものを表皮11に高周波ウエルド
してもよい。また、前記サイドシート部11aに
は前記クツシヨン材1の突起部5と対応する部位
に面フアスナ6を縫着、超音波ウエルド又は高周
波ウエルドにて予め取り付けられている。
材であり、下面周囲に突起部5を有している。1
1は塩化ビニールシート等の表皮である。この表
皮11はサイドシート部11aと一体でもよい
し、また別体のものを表皮11に高周波ウエルド
してもよい。また、前記サイドシート部11aに
は前記クツシヨン材1の突起部5と対応する部位
に面フアスナ6を縫着、超音波ウエルド又は高周
波ウエルドにて予め取り付けられている。
このサイドシート部11aと一体的な表皮をク
ツシヨン材1の発泡成形型内にセツトし、表皮1
1の裏面全体若しくは第3図で示すように面フア
スナ6が取り付けられている部位のサイドシート
部11aの裏面の局部あるいは全面にプライマー
12を塗布し、ウレタン原液を充填して所定の温
度で加熱し、第2図で示すようなクツシヨン材1
に発泡成形し、クツシヨン材1と表皮11、サイ
ドシート部11aとを一体化したものである。
ツシヨン材1の発泡成形型内にセツトし、表皮1
1の裏面全体若しくは第3図で示すように面フア
スナ6が取り付けられている部位のサイドシート
部11aの裏面の局部あるいは全面にプライマー
12を塗布し、ウレタン原液を充填して所定の温
度で加熱し、第2図で示すようなクツシヨン材1
に発泡成形し、クツシヨン材1と表皮11、サイ
ドシート部11aとを一体化したものである。
上記本考案によると、クツシヨン材1の発泡成
形時に表皮11、サイドシート部11aがクツシ
ヨン材1に接着された形となるので、クツシヨン
材1の発泡成形工程で表皮11の被覆が完了し、
製造工数が低減される。殊に表皮11にプライマ
ー12を塗布することにより表皮11とクツシヨ
ン材1との接合力が強化され、表皮11がクツシ
ヨン材1より剥離することがない。従つて、第2
図で示すクツシヨンパン13の面フアスナ14と
接合しているシートクツシヨン10側の面フアス
ナ6が取り付けられている部位のサイドシート部
11aは、シートクツシヨン10の左右、前後方
向の移動規制により剥離応力が集中的に加わる
が、前記プライマー12の塗布により接合力が強
化されているので、サイドシート部11aは剥離
することがなく強固に接合され、面フアスナ6の
機能を充分に確保するものである。
形時に表皮11、サイドシート部11aがクツシ
ヨン材1に接着された形となるので、クツシヨン
材1の発泡成形工程で表皮11の被覆が完了し、
製造工数が低減される。殊に表皮11にプライマ
ー12を塗布することにより表皮11とクツシヨ
ン材1との接合力が強化され、表皮11がクツシ
ヨン材1より剥離することがない。従つて、第2
図で示すクツシヨンパン13の面フアスナ14と
接合しているシートクツシヨン10側の面フアス
ナ6が取り付けられている部位のサイドシート部
11aは、シートクツシヨン10の左右、前後方
向の移動規制により剥離応力が集中的に加わる
が、前記プライマー12の塗布により接合力が強
化されているので、サイドシート部11aは剥離
することがなく強固に接合され、面フアスナ6の
機能を充分に確保するものである。
〈考案の効果〉
以上のように本考案では、下面周囲に突起部を
有するウレタン発泡体のクツシヨン材と、前記ク
ツシヨン材の表面から側面周囲を覆い前記突起部
5に延在する1枚の表皮と、前記突起部の表皮に
取り付けられた面フアスナとからなり、少なくと
も前記面フアスナを取り付けた表皮の裏面にプラ
イマーを塗布し、前記クツシヨン材をウレタン発
泡して表皮と一体成形した構成であるから、従来
のようにサイドシートを表皮の周囲に縫着する必
要がなくなり、また、サイドシート端縁をクツシ
ヨン材に止着するためのエツジワイヤを通したイ
ンサートワイヤや、ホグリングを不要とし、製造
工数の低減が図られると共に、サイドシートの縫
着部がなくなるため、外観も向上し、シワの発生
もなくなる。
有するウレタン発泡体のクツシヨン材と、前記ク
ツシヨン材の表面から側面周囲を覆い前記突起部
5に延在する1枚の表皮と、前記突起部の表皮に
取り付けられた面フアスナとからなり、少なくと
も前記面フアスナを取り付けた表皮の裏面にプラ
イマーを塗布し、前記クツシヨン材をウレタン発
泡して表皮と一体成形した構成であるから、従来
のようにサイドシートを表皮の周囲に縫着する必
要がなくなり、また、サイドシート端縁をクツシ
ヨン材に止着するためのエツジワイヤを通したイ
ンサートワイヤや、ホグリングを不要とし、製造
工数の低減が図られると共に、サイドシートの縫
着部がなくなるため、外観も向上し、シワの発生
もなくなる。
また、少なくとも前記面フアスナを取り付けた
表皮の裏面にプライマーを塗布し、前記クツシヨ
ン材をウレタン発泡して表皮と一体成形している
ため、接着剤を使用しなくても強力な接合が得ら
れ、殊に面フアスナを取り付けている部位での表
皮の剥離が防止され、クツシヨンパンに対するシ
ートクツシヨンの左右、前後の移動規制作用を長
期に渡つて確保する格別な効果を有している。
表皮の裏面にプライマーを塗布し、前記クツシヨ
ン材をウレタン発泡して表皮と一体成形している
ため、接着剤を使用しなくても強力な接合が得ら
れ、殊に面フアスナを取り付けている部位での表
皮の剥離が防止され、クツシヨンパンに対するシ
ートクツシヨンの左右、前後の移動規制作用を長
期に渡つて確保する格別な効果を有している。
第1図はシートクツシヨンの斜視図、第2図は
第1図−線断面図、第3図は第2図矢視部
の拡大図、第4図は従来品の第1図−線相当
部の断面図である。 1……クツシヨン材、5……突起部、6……面
フアスナ、11……表皮、11a……サイドシー
ト、12……プライマー。
第1図−線断面図、第3図は第2図矢視部
の拡大図、第4図は従来品の第1図−線相当
部の断面図である。 1……クツシヨン材、5……突起部、6……面
フアスナ、11……表皮、11a……サイドシー
ト、12……プライマー。
Claims (1)
- 下面周囲に突起部を有するウレタン発泡体のク
ツシヨン材と、前記クツシヨン材の表面から側面
周囲を覆い前記突起部に延在する1枚の表皮と、
前記突起部の表皮に取り付けられた面フアスナと
からなり、少なくとも前記面フアスナを取り付け
た表皮の裏面にプライマーを塗布し、前記クツシ
ヨン材をウレタン発泡して表皮と一体成形して成
る自動車用シートクツシヨン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989000300U JPH0515245Y2 (ja) | 1989-01-07 | 1989-01-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989000300U JPH0515245Y2 (ja) | 1989-01-07 | 1989-01-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0292757U JPH0292757U (ja) | 1990-07-24 |
JPH0515245Y2 true JPH0515245Y2 (ja) | 1993-04-22 |
Family
ID=31199204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989000300U Expired - Lifetime JPH0515245Y2 (ja) | 1989-01-07 | 1989-01-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0515245Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5940037A (ja) * | 1982-08-31 | 1984-03-05 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 動吸振器 |
-
1989
- 1989-01-07 JP JP1989000300U patent/JPH0515245Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5940037A (ja) * | 1982-08-31 | 1984-03-05 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 動吸振器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0292757U (ja) | 1990-07-24 |
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