JPH0111119Y2 - - Google Patents

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JPH0111119Y2
JPH0111119Y2 JP3721483U JP3721483U JPH0111119Y2 JP H0111119 Y2 JPH0111119 Y2 JP H0111119Y2 JP 3721483 U JP3721483 U JP 3721483U JP 3721483 U JP3721483 U JP 3721483U JP H0111119 Y2 JPH0111119 Y2 JP H0111119Y2
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JP
Japan
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button
seat
pattern
frame
stopper
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JP3721483U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車等の車輛用シートに関する。
さらに詳細には、ボタン風パターンを設けた車輛
用シートに関するものである。
一般に車輛用シートにおいては第1図に示す如
く、シート座席部1およびシート背当部2の複数
箇所にボタン3,3,…を取付け、表装材4の固
定、浮き防止とともに装飾の用を兼ねさせてい
る。このボタン取付け構造の1例を第2図の断面
図に示す。シートの表装材(またはトリムカバ
ー)4は塩ビレザーまたはクロス等の表皮材5と
カナキン等の裏打材6との間にウレタンパツド等
の間装材7を挾装して成るものであり、この表装
材4を緩衝材(アンダーパツド)8表面に被覆し
てシート材が形成されている。ボタン3には紐3
aが取付けられており、この紐3aを表皮材5お
よび裏打材6に貫通せしめて緩衝材8側に引張
り、シートのフレーム(図示せず)等の構造体に
固定することによつて、表装材4の浮きが防止さ
れる。第3図にボタンの1例を示す。ボタン3の
頭部は角形、丸形等所要の形状と大きさを有し、
上記表皮材5と同一もしくはこれに調和した被覆
を施されている。このようにシート表面に取付け
られたボタン3,3,…はシート表面に凹凸とア
クセントを与え、装飾的効果をも生じている。
ところが、このようなボタンはその頭部表面積
が外観的にシート外皮の一部を占めることとなる
ため、シート表皮材と同一色またはこれに調和す
る色調のものとしなければならず、シート色調に
応じて多種類のものを用意する必要がある。ま
た、紐の長さも引き具合によつて何種類ものもの
を作つておかねばならない。このようなボタンを
多数個車輛用シートに取付けることはシートのコ
スト高騰の要因となる上、角形のボタンを用いる
場合等はボタンの向きがずれて不揃いとなり、不
体裁となることが多い。そこで最近ではシートの
表装材4にボタン風縫いパターンを施し、ボタン
を用いないでボタンを取付けた場合と同様な外観
を表現させることが行われている。このボタン風
縫いパターンは例えば第4図の断面図に示すよう
に、シート表装材4の表皮材5と裏打材6とを表
面から見て角形、丸形等所要のボタン状形態を現
出する如く9,9の縫合部で縫い合せを行うもの
である。このようにすれば多数のボタンを用意す
る必要がなく、ボタンを用いたと同様な外観をシ
ートに与えることができる。しかしながら、この
ような縫いパターンを設けることは多大の工数を
要する煩雑な作業である上、第2図の如く表装材
4に引きをつけることができないので浮きが発生
してしまい、シートが良好な形状を保つことがで
きない。なおボタン風パターンは上記縫い合せに
よるほか、高周波熱溶着等の手段によつても形成
し得るが、上記問題点については同様である。
本考案は上記のような従来の諸欠点を除き、シ
ートの表装材に簡単な操作で容易にボタン風パタ
ーンを形成させ、しかも引きをつけることができ
るようにしたものである。すなわち本考案の車輛
用シートは、シート表装材のボタン風パターンの
外枠を形成する所要形状の枠体と該枠体に一体に
取付けた複数本の紐体とから成るボタン風パター
ン形成部材と、該紐体を挿通し得る複数個の透孔
を有する平板状ストツパーとを用い、該枠体をシ
ート表装材表面側に当接し該紐体をシート表装材
ならびにシート表装材裏面側に当接した該ストツ
パーに挿通してシート表装材を該枠体と該ストツ
パー間に挾着せしめることによつてボタン風パタ
ーンを形成させたものである。以下、図面に示し
た実施例につき本考案の構成を説明する。
第5図は本考案に使用するボタン風パターン形
成部材とストツパーの実施例を示した斜視図であ
る。ボタン風パターン形成部材10は合成樹脂材
等で形成され、枠体11と該枠体11に一体に取
付けた複数本の紐体12,12,…とから成つて
いる。枠体11は、シートの表装材4に形成さる
べきボタン風パターンの形状に応じ、その外枠を
形成する所要形状に構成されるものである。図示
の例においては枠体11は正方形状に構成されて
おり、これにより正方形状のボタン風パターンが
形成されるものであるが、枠体11の形状はこれ
に限定されるものではなく、所要に応じて他の多
角形状、円形状等任意の形状とすることができ
る。枠体11が正方形その他多角形状の場合は、
紐体12,12,…は図示の如くその各隈角部に
取付けるのが好ましい。
紐体12,12,…は、枠体11のなす平面に
対して略直角に延びる如く取付けられたもので、
図示の例においては紐体12の長さ方向に複数個
の球状体13,13,…が設けられているが、こ
れは後述の如く紐体12,12,…をストツパー
14に挿通した後、これを所要位置に拘止するた
めのものである。ストツパー14は合成樹脂材等
で平板状に形成されたもので、前記ボタン風パタ
ーン形成部材10の紐体12,12,…の位置に
対応して穿設されこれを挿通し得る透孔15,1
5,…を有している。前記の如く紐体12,1
2,…に球状体13,13,…を設けた場合は、
ストツパー14の透孔15,15,…は球状体1
3,13,…の径より僅かに小径としておき、合
成樹脂材の可撓性を利用して紐体12を引張つて
透孔15に挿通した後は該球状体13が抜け止め
となつてストツパー14を拘止する如くするので
ある。
上記のボタン風パターン形成部材10とストツ
パー14を用いてシート表装材4にボタン風パタ
ーンを形成させるには、下記の如くする。シート
表装材4の表皮材5の表面にボタン風パターン形
成部材10の枠体11を当接し、紐体12をシー
ト表装材4の表皮材5、間装材7、裏打材6に挿
通せしめた上、裏打材6裏面に当接したストツパ
ー14の透孔15に挿通せしめ、緩衝材8側に引
いて枠体11に囲まれた部分にボタン風パターン
を形成させ、枠体11とストツパー14との間で
表装材4を挾着せしめて係止する。この際前記の
如く紐体12に球状体13を設けた場合はこれを
利用してストツパー14を拘止するが、これを設
けない場合は紐体12に結び目を設けたり、隣接
する紐体を結び合せる等任意の手段によればよ
い。また、紐体12の先端部を適宜シートの構造
体に結合せしめることによつて、シート表装材4
のボタン風パターンに引きをつけ、浮きを防止す
ることができる。
第6図は、上記の如くしてボタン風パターンを
形成した本考案の1実施例を示した断面図であ
る。本実施例においては、紐体12の先端部にア
ンカー部12aを形成し、これを緩衝材8の支持
材(パツド・サポート)8a裏面に当接したスト
ツパー16に貫入、係止せしめているが、この態
様に限定されるものではなく、シートのスプリン
グ17、フレーム18その他の構造体に紐体12
先端部を任意の手段で結合せしめてもよい。
本考案の車輛用シートは上記の如く構成したも
のであるから、簡単な構造のボタン風パターン形
成部材とストツパーを使用するだけで、車輛用シ
ートに容易にボタン風パターンを形成させること
ができる。従つて多種多数のボタンを用意する必
要もなく、また縫い付け等の煩雑な工程も不要
で、しかも引きをつけることができるので表装材
に浮きを生じてシートに形状不良を起すようなこ
ともない。このように本考案は低コストで外観の
すぐれた車輛用シートを提供することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は車輛用シートの一部切欠全体斜視図、
第2図は従来の車輛用シートのボタン取付け構造
の1例を示す断面図、第3図はボタンの1例を示
す斜視図、第4図は従来の車輛用シートのボタン
風縫いパターンの1例を示す斜視図、第5図は本
考案に使用するボタン風パターン形成部材とスト
ツパーの実施例を示す斜視図、第6図は本考案に
よるボタン風パターン構造の1実施例を示す断面
図である。 1……シート座席部、2……シート背当部、3
……ボタン、3a……紐、4……シート表装材、
5……表皮材、6……裏打材、7……間装材、8
……緩衝材、8a……支持材、9……縫合部、1
0……ボタン風パターン形成部材、11……枠
体、12……紐体、12a……アンカー部、13
……球状体、14……ストツパー、15……透
孔、16……ストツパー、17……スプリング、
18……フレーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シート表装材のボタン風パターンの外枠を形成
    する所要形状の枠体と該枠体に一体に取付けた複
    数本の紐体とから成るボタン風パターン形成部材
    と、該紐体を挿通し得る複数個の透孔を有する平
    板状ストツパーとを用い、該枠体をシート表装材
    表面側に当接し該紐体をシート表装材ならびにシ
    ート表装材裏面側に当接した該ストツパーに挿通
    してシート表装材を該枠体と該ストツパー間に挾
    着せしめることによつてボタン風パターンを形成
    させたことを特徴とする車輛用シート。
JP3721483U 1983-03-15 1983-03-15 車輌用シ−ト Granted JPS59143398U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3721483U JPS59143398U (ja) 1983-03-15 1983-03-15 車輌用シ−ト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3721483U JPS59143398U (ja) 1983-03-15 1983-03-15 車輌用シ−ト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59143398U JPS59143398U (ja) 1984-09-25
JPH0111119Y2 true JPH0111119Y2 (ja) 1989-03-30

Family

ID=30167892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3721483U Granted JPS59143398U (ja) 1983-03-15 1983-03-15 車輌用シ−ト

Country Status (1)

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JP (1) JPS59143398U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6140999U (ja) * 1984-08-20 1986-03-15 東京シ−ト株式会社 吊り込みを有するシ−ト
JPH0344071Y2 (ja) * 1985-09-27 1991-09-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59143398U (ja) 1984-09-25

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