JPH05152432A - フルオートダイサ - Google Patents
フルオートダイサInfo
- Publication number
- JPH05152432A JPH05152432A JP34189591A JP34189591A JPH05152432A JP H05152432 A JPH05152432 A JP H05152432A JP 34189591 A JP34189591 A JP 34189591A JP 34189591 A JP34189591 A JP 34189591A JP H05152432 A JPH05152432 A JP H05152432A
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- Japan
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- alignment
- dicing
- semiconductor wafer
- semiconductor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 切断分離の終わった半導体ペレットの外観検
査を、アライメント調整用と同じ撮像装置による画像処
理によって自動的に行うことができるようにすると共
に、半導体ウェーハのダイシング工程のラインを短く構
成して場所を取らないフルオートダイサを提供すること
を目的としている。 【構成】 ダイシングポジションP5 で切断分割した半
導体ペレットBをアライメントポジションP4 側に戻し
てから側方の外観検査ポジションP6 に移送して、アラ
イメントポジションP4 と同じカメラ4を用いて外観検
査を行う。
査を、アライメント調整用と同じ撮像装置による画像処
理によって自動的に行うことができるようにすると共
に、半導体ウェーハのダイシング工程のラインを短く構
成して場所を取らないフルオートダイサを提供すること
を目的としている。 【構成】 ダイシングポジションP5 で切断分割した半
導体ペレットBをアライメントポジションP4 側に戻し
てから側方の外観検査ポジションP6 に移送して、アラ
イメントポジションP4 と同じカメラ4を用いて外観検
査を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造工程におい
て、パターン形成の完了した半導体ウェーハを縦横に切
断して個々の半導体ペレットに分割するフルオートダイ
サに関する。
て、パターン形成の完了した半導体ウェーハを縦横に切
断して個々の半導体ペレットに分割するフルオートダイ
サに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程では、半導体ウェーハの
表面に不純物拡散や酸化膜形成,電極形成及びエッチン
グ等の各処理を行うことにより、一括して多数の素子や
ICのパターンを形成する。従って、このようなパター
ン形成が完了した半導体ウェーハは、実装の前にダイシ
ング工程で縦方向と横方向に順次切断して個々の半導体
ペレットに分割される。
表面に不純物拡散や酸化膜形成,電極形成及びエッチン
グ等の各処理を行うことにより、一括して多数の素子や
ICのパターンを形成する。従って、このようなパター
ン形成が完了した半導体ウェーハは、実装の前にダイシ
ング工程で縦方向と横方向に順次切断して個々の半導体
ペレットに分割される。
【0003】上記ダイシング工程の作業を行う従来のダ
イサは、図2及び図3に示すように、ワークポジション
P11に搬送されて来た半導体ウェーハAを連続的に配置
された各工程で処理するようになっていた。
イサは、図2及び図3に示すように、ワークポジション
P11に搬送されて来た半導体ウェーハAを連続的に配置
された各工程で処理するようになっていた。
【0004】即ち、ワークポジションP11上の半導体ウ
ェーハAは、搬送コンベア11によってプリアライメン
トポジションP12に移送され、ここでオリエンテーショ
ンフラットを基準におおよそのアライメント調整が行わ
れ、ホームポジションP13に位置するX−Yテーブル1
2上に移送される。すると、このX−Yテーブル12が
アライメントポジションP14まで移動し、載置した半導
体ウェーハAを上方のカメラ13によって撮像させる。
このアライメントポジションP14では、カメラ13によ
って撮像された映像信号を制御装置に送り、画像処理に
よって半導体ウェーハAのアライメント状態を判定し、
この判定結果をX−Yテーブル12にフィードバックす
ることにより、精密なアライメント調整が行われるよう
になっている。
ェーハAは、搬送コンベア11によってプリアライメン
トポジションP12に移送され、ここでオリエンテーショ
ンフラットを基準におおよそのアライメント調整が行わ
れ、ホームポジションP13に位置するX−Yテーブル1
2上に移送される。すると、このX−Yテーブル12が
アライメントポジションP14まで移動し、載置した半導
体ウェーハAを上方のカメラ13によって撮像させる。
このアライメントポジションP14では、カメラ13によ
って撮像された映像信号を制御装置に送り、画像処理に
よって半導体ウェーハAのアライメント状態を判定し、
この判定結果をX−Yテーブル12にフィードバックす
ることにより、精密なアライメント調整が行われるよう
になっている。
【0005】上記のようにして精密なアライメント調整
が行われると、X−Yテーブル12が第1のエアーカー
テン14を介してダイシングポジションP15に移動し、
載置した半導体ウェーハAをダイシングブレード15で
縦横に切断することにより個々の半導体ペレットBに分
割する。そして、分割された半導体ペレットBは、第2
のエアーカーテン16を介して乾燥ポジションP16に移
送され、ここで切断の際の洗浄冷却水を乾燥させた後
に、X−Yテーブル12上から外観検査ポジションP17
に移し替えられ、各半導体ペレットBに疵や異物の付着
がないか等の外観検査が行われる。
が行われると、X−Yテーブル12が第1のエアーカー
テン14を介してダイシングポジションP15に移動し、
載置した半導体ウェーハAをダイシングブレード15で
縦横に切断することにより個々の半導体ペレットBに分
割する。そして、分割された半導体ペレットBは、第2
のエアーカーテン16を介して乾燥ポジションP16に移
送され、ここで切断の際の洗浄冷却水を乾燥させた後
に、X−Yテーブル12上から外観検査ポジションP17
に移し替えられ、各半導体ペレットBに疵や異物の付着
がないか等の外観検査が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ダイサは、外観検査ポジションP17における外観検査を
作業者が目視検査によって行っていたため、この作業者
への負担が大きくなると共に、検査が不確実になるおそ
れも避けられないという問題を有していた。しかも、こ
の検査を画像処理によって自動的に行おうとすると、ア
ライメントポジションP14だけでなく、この外観検査ポ
ジションP17にもカメラが必要となり、装置が高価にな
るという新たな問題が生じるようになる。
ダイサは、外観検査ポジションP17における外観検査を
作業者が目視検査によって行っていたため、この作業者
への負担が大きくなると共に、検査が不確実になるおそ
れも避けられないという問題を有していた。しかも、こ
の検査を画像処理によって自動的に行おうとすると、ア
ライメントポジションP14だけでなく、この外観検査ポ
ジションP17にもカメラが必要となり、装置が高価にな
るという新たな問題が生じるようになる。
【0007】また、上記従来のダイサは、ダイシング工
程の各ポジションが連続的に配置されているので、製造
工程のライン上に長い場所を占有するという問題もあっ
た。
程の各ポジションが連続的に配置されているので、製造
工程のライン上に長い場所を占有するという問題もあっ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のフルオートダイサは、 半導体ウェーハを
予めアライメントするプリアライメントポジションと、
このプリアライメントされた半導体ウェーハを撮像し画
像処理により精密なアライメント調整を行うアライメン
トポジションと、この半導体ウェーハをダイシングする
ダイシングポジションとが直線上に配置されると共に、
このプリアライメントポジションとダイシングポジショ
ンとの間の側方に、ダイシングされた半導体ペレットを
撮像し画像処理により外観検査を行う外観検査ポジショ
ンが配置され、かつ、半導体ウェーハをプリアライメン
トポジションからアライメントポジションを経由してダ
イシングポジションに移送し、切断された半導体ペレッ
トをアライメントポジションを経由して外観検査ポジシ
ョンに移送する搬送装置と、少なくともアライメントポ
ジションと外観検査ポジションとの間で移動し、これら
各ポジションの半導体ウェーハ及び半導体ペレットを撮
像する撮像装置とが設けられたことを特徴とする。
に、本発明のフルオートダイサは、 半導体ウェーハを
予めアライメントするプリアライメントポジションと、
このプリアライメントされた半導体ウェーハを撮像し画
像処理により精密なアライメント調整を行うアライメン
トポジションと、この半導体ウェーハをダイシングする
ダイシングポジションとが直線上に配置されると共に、
このプリアライメントポジションとダイシングポジショ
ンとの間の側方に、ダイシングされた半導体ペレットを
撮像し画像処理により外観検査を行う外観検査ポジショ
ンが配置され、かつ、半導体ウェーハをプリアライメン
トポジションからアライメントポジションを経由してダ
イシングポジションに移送し、切断された半導体ペレッ
トをアライメントポジションを経由して外観検査ポジシ
ョンに移送する搬送装置と、少なくともアライメントポ
ジションと外観検査ポジションとの間で移動し、これら
各ポジションの半導体ウェーハ及び半導体ペレットを撮
像する撮像装置とが設けられたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成により、本発明のフルオートダイサに
搬入された半導体ウェーハは、搬送装置により、まずプ
リアライメントポジションに移送され、オリエンテーシ
ョンフラットを基準におおよそのアライメント調整が行
われる。すると、次にアライメントポジションに移送さ
れ、撮像装置で撮像されて画像処理により精密なアライ
メント調整が行われる。そして、このようにしてアライ
メント調整が行われた半導体ウェーハがダイシングポジ
ションに移送されて、ダイシングブレードにより縦横に
切断され、個々の半導体ペレットに分離される。また、
このダイシングポジションで切断分離された半導体ペレ
ットは、一旦アライメントポジション側に戻されてから
側方の外観検査ポジションに移送され、ここでも同じ撮
像装置で撮像されて画像処理により半導体ペレットに疵
や異物の付着等がないかどうかの検査が行われる。な
お、この半導体ペレットをダイシングポジションから外
観検査ポジションに移送した後、アライメントポジショ
ンで次の半導体ウェーハのアライメント調整を行い、こ
の半導体ウェーハを作業に比較的時間を要するダイシン
グポジションに移送してから、外観検査ポジションの半
導体ペレットの外観検査を行うようにすれば、同じ撮像
装置を共用したために作業工程に無駄な待ち時間が生じ
るというようなこともなくなる。
搬入された半導体ウェーハは、搬送装置により、まずプ
リアライメントポジションに移送され、オリエンテーシ
ョンフラットを基準におおよそのアライメント調整が行
われる。すると、次にアライメントポジションに移送さ
れ、撮像装置で撮像されて画像処理により精密なアライ
メント調整が行われる。そして、このようにしてアライ
メント調整が行われた半導体ウェーハがダイシングポジ
ションに移送されて、ダイシングブレードにより縦横に
切断され、個々の半導体ペレットに分離される。また、
このダイシングポジションで切断分離された半導体ペレ
ットは、一旦アライメントポジション側に戻されてから
側方の外観検査ポジションに移送され、ここでも同じ撮
像装置で撮像されて画像処理により半導体ペレットに疵
や異物の付着等がないかどうかの検査が行われる。な
お、この半導体ペレットをダイシングポジションから外
観検査ポジションに移送した後、アライメントポジショ
ンで次の半導体ウェーハのアライメント調整を行い、こ
の半導体ウェーハを作業に比較的時間を要するダイシン
グポジションに移送してから、外観検査ポジションの半
導体ペレットの外観検査を行うようにすれば、同じ撮像
装置を共用したために作業工程に無駄な待ち時間が生じ
るというようなこともなくなる。
【0010】この結果、本発明のフルオートダイサによ
れば、半導体ウェーハは、プリアライメントポジション
からダイシングポジションまでの間を直線状に搬送さ
れ、ダイシングの終わった半導体ペレットは、この間の
側方に設けられた外観検査ポジションを介して搬出され
るので、作業工程のラインを短く構成することができる
ようになる。しかも、アライメントポジションと外観検
査ポジションとが直ぐ側方に接近して配置されるので、
アライメントポジションで使用する撮像装置を外観検査
ポジションにも容易に移動させることができ、この外観
検査ポジションでの検査を画像処理によって行うように
しても、別個に撮像装置を設ける必要がない。
れば、半導体ウェーハは、プリアライメントポジション
からダイシングポジションまでの間を直線状に搬送さ
れ、ダイシングの終わった半導体ペレットは、この間の
側方に設けられた外観検査ポジションを介して搬出され
るので、作業工程のラインを短く構成することができる
ようになる。しかも、アライメントポジションと外観検
査ポジションとが直ぐ側方に接近して配置されるので、
アライメントポジションで使用する撮像装置を外観検査
ポジションにも容易に移動させることができ、この外観
検査ポジションでの検査を画像処理によって行うように
しても、別個に撮像装置を設ける必要がない。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
を詳述する。
を詳述する。
【0012】図1は本発明の一実施例を示すものであっ
て、フルオートダイサの構成を示す平面図である。
て、フルオートダイサの構成を示す平面図である。
【0013】本実施例のフルオートダイサは、搬入され
た半導体ウェーハAを搬送コンベア1のワークポジショ
ンP1 に載置するようになっている。搬送コンベア1
は、半導体ウェーハAをワークポジションP1 からプリ
アライメントポジションP2 まで移送するためのもので
ある。そして、この搬送コンベア1のプリアライメント
ポジションP2 に隣接した位置には、X−Yテーブル2
のホームポジションP3が配置されている。また、ここ
には、図示しない移送装置が配置され、搬送コンベア1
上のプリアライメントポジションP2 にある半導体ウェ
ーハAをホームポジションP3 に戻って来たX−Yテー
ブル2上に移し替えることができるようになっている。
た半導体ウェーハAを搬送コンベア1のワークポジショ
ンP1 に載置するようになっている。搬送コンベア1
は、半導体ウェーハAをワークポジションP1 からプリ
アライメントポジションP2 まで移送するためのもので
ある。そして、この搬送コンベア1のプリアライメント
ポジションP2 に隣接した位置には、X−Yテーブル2
のホームポジションP3が配置されている。また、ここ
には、図示しない移送装置が配置され、搬送コンベア1
上のプリアライメントポジションP2 にある半導体ウェ
ーハAをホームポジションP3 に戻って来たX−Yテー
ブル2上に移し替えることができるようになっている。
【0014】上記X−Yテーブル2は、ホームポジショ
ンP3 から直線状にアライメントポジションP4 を経由
しエアーカーテン3を介してダイシングポジションP5
まで移動するできる。アライメントポジションP4上に
は、カメラ4が配置されている。また、ダイシングポジ
ションP5 には、ダイシングブレード5が備えられてい
る。そして、ホームポジションP3 でX−Yテーブル2
上に載置された半導体ウェーハAは、アライメントポジ
ションP4 から一旦ダイシングポジションP5まで移送
され、ここで半導体ペレットBに分割された後に再びア
ライメントポジションP4 に戻るようになっている。
ンP3 から直線状にアライメントポジションP4 を経由
しエアーカーテン3を介してダイシングポジションP5
まで移動するできる。アライメントポジションP4上に
は、カメラ4が配置されている。また、ダイシングポジ
ションP5 には、ダイシングブレード5が備えられてい
る。そして、ホームポジションP3 でX−Yテーブル2
上に載置された半導体ウェーハAは、アライメントポジ
ションP4 から一旦ダイシングポジションP5まで移送
され、ここで半導体ペレットBに分割された後に再びア
ライメントポジションP4 に戻るようになっている。
【0015】上記アライメントポジションP4 の側方に
は、外観検査ポジションP6 が配置されていて、図示し
ない移送装置により、アライメントポジションP4 にあ
るX−Yテーブル2上の半導体ペレットBをこの外観検
査ポジションP6 に移し替えることができるようになっ
ている。また、上記アライメントポジションP4 上のカ
メラ4は、この外観検査ポジションP6 上にも移動して
来ることができるようになっている。
は、外観検査ポジションP6 が配置されていて、図示し
ない移送装置により、アライメントポジションP4 にあ
るX−Yテーブル2上の半導体ペレットBをこの外観検
査ポジションP6 に移し替えることができるようになっ
ている。また、上記アライメントポジションP4 上のカ
メラ4は、この外観検査ポジションP6 上にも移動して
来ることができるようになっている。
【0016】上記構成のフルオートダイサの動作を説明
する。
する。
【0017】ワークポジションP1 上に搬入された半導
体ウェーハAは、搬送コンベア1によってプリアライメ
ントポジションP2 に移送され、ここでオリエンテーシ
ョンフラットを基準に人手又は簡単な調整装置によりお
およそのアライメント調整が行われる。オリエンテーシ
ョンフラットは、円形の半導体ウェーハAの端部を、そ
の結晶方向に対して一定の角度で切り欠いたものであ
り、半導体ウェーハAの位置の基準となるものである。
このプリアライメントポジションP2 でおおよそのアラ
イメント調整が行われた半導体ウェーハAは、図示しな
い移送装置によりホームポジションP3 にあるX−Yテ
ーブル2上に移し替えられる。すると、このX−Yテー
ブル2がまずアライメントポジションP4 まで移動す
る。アライメントポジションP4 では、上方のカメラ4
によって半導体ウェーハAが撮像され、この映像信号が
図示しない制御装置に送られるようになっている。制御
装置では、送られて来た映像信号を適宜画像処理して、
半導体ウェーハAのアライメント状態を判定し、この判
定結果をX−Yテーブル2にフィードバックするように
なっている。従って、X−Yテーブル2では、制御装置
からの信号により半導体ウェーハAの精密なアライメン
ト調整を行うことになる。なお、プリアライメントポジ
ションP2 でおおよそのアライメント調整を行うのは、
この画像処理による精密なアライメント調整を容易にで
きるようにするためである。
体ウェーハAは、搬送コンベア1によってプリアライメ
ントポジションP2 に移送され、ここでオリエンテーシ
ョンフラットを基準に人手又は簡単な調整装置によりお
およそのアライメント調整が行われる。オリエンテーシ
ョンフラットは、円形の半導体ウェーハAの端部を、そ
の結晶方向に対して一定の角度で切り欠いたものであ
り、半導体ウェーハAの位置の基準となるものである。
このプリアライメントポジションP2 でおおよそのアラ
イメント調整が行われた半導体ウェーハAは、図示しな
い移送装置によりホームポジションP3 にあるX−Yテ
ーブル2上に移し替えられる。すると、このX−Yテー
ブル2がまずアライメントポジションP4 まで移動す
る。アライメントポジションP4 では、上方のカメラ4
によって半導体ウェーハAが撮像され、この映像信号が
図示しない制御装置に送られるようになっている。制御
装置では、送られて来た映像信号を適宜画像処理して、
半導体ウェーハAのアライメント状態を判定し、この判
定結果をX−Yテーブル2にフィードバックするように
なっている。従って、X−Yテーブル2では、制御装置
からの信号により半導体ウェーハAの精密なアライメン
ト調整を行うことになる。なお、プリアライメントポジ
ションP2 でおおよそのアライメント調整を行うのは、
この画像処理による精密なアライメント調整を容易にで
きるようにするためである。
【0018】上記のようにして半導体ウェーハAの精密
なアライメント調整が行われると、X−Yテーブル2が
エアーカーテン3を介してダイシングポジションP5 に
移動する。ダイシングポジションP5 では、回転するダ
イシングブレード5の下方をX−Yテーブル2が縦横に
移動することにより、このX−Yテーブル2上の半導体
ウェーハAが碁盤の目状に切断されて個々の半導体ペレ
ットBに分割される。なお、この切断の際には、洗浄及
び冷却用の水がダイシングブレード5に供給されるよう
になっている。また、エアーカーテン3は、空気の強い
流れによってこの洗浄冷却水がアライメントポジション
P4 側に飛散しないようにするためのものである。
なアライメント調整が行われると、X−Yテーブル2が
エアーカーテン3を介してダイシングポジションP5 に
移動する。ダイシングポジションP5 では、回転するダ
イシングブレード5の下方をX−Yテーブル2が縦横に
移動することにより、このX−Yテーブル2上の半導体
ウェーハAが碁盤の目状に切断されて個々の半導体ペレ
ットBに分割される。なお、この切断の際には、洗浄及
び冷却用の水がダイシングブレード5に供給されるよう
になっている。また、エアーカーテン3は、空気の強い
流れによってこの洗浄冷却水がアライメントポジション
P4 側に飛散しないようにするためのものである。
【0019】ダイシングポジションP5 で半導体ウェー
ハAが半導体ペレットBに分割されると、X−Yテーブ
ル2が再びエアーカーテン3を介してアライメントポジ
ションP4 に移動する。すると、図示しない移送装置が
このX−Yテーブル2上の半導体ペレットBを外観検査
ポジションP6 に移し替える。なお、この際、半導体ペ
レットBやX−Yテーブル2に付着した洗浄冷却水は、
アライメントポジションP4 及び/又は外観検査ポジシ
ョンP6 においてスピンナやドライエアー等により乾燥
される。
ハAが半導体ペレットBに分割されると、X−Yテーブ
ル2が再びエアーカーテン3を介してアライメントポジ
ションP4 に移動する。すると、図示しない移送装置が
このX−Yテーブル2上の半導体ペレットBを外観検査
ポジションP6 に移し替える。なお、この際、半導体ペ
レットBやX−Yテーブル2に付着した洗浄冷却水は、
アライメントポジションP4 及び/又は外観検査ポジシ
ョンP6 においてスピンナやドライエアー等により乾燥
される。
【0020】半導体ペレットBが外観検査ポジションP
6 に移送されると、X−Yテーブル2がホームポジショ
ンP3 に戻り、プリアライメントポジションP2 でおお
よそのアライメント調整を行われた次の半導体ウェーハ
Aを載置し、再度アライメントポジションP4 に移動し
て来る。そして、上記と同様にしてカメラ4により精密
なアライメント調整を行った後にX−Yテーブル2がダ
イシングポジションP5 に移動すると、このカメラ4が
外観検査ポジションP6 上に移動する。そして、今度
は、このカメラ4によって外観検査ポジションP6 上の
半導体ペレットBを撮像し、その映像信号を制御装置に
送る。すると、制御装置がこの映像信号を適宜画像処理
して、半導体ペレットBに疵や異物の付着がないかどう
か等の外観検査を行い、この検査にパスした半導体ペレ
ットBのみを次工程に送り出すことになる。
6 に移送されると、X−Yテーブル2がホームポジショ
ンP3 に戻り、プリアライメントポジションP2 でおお
よそのアライメント調整を行われた次の半導体ウェーハ
Aを載置し、再度アライメントポジションP4 に移動し
て来る。そして、上記と同様にしてカメラ4により精密
なアライメント調整を行った後にX−Yテーブル2がダ
イシングポジションP5 に移動すると、このカメラ4が
外観検査ポジションP6 上に移動する。そして、今度
は、このカメラ4によって外観検査ポジションP6 上の
半導体ペレットBを撮像し、その映像信号を制御装置に
送る。すると、制御装置がこの映像信号を適宜画像処理
して、半導体ペレットBに疵や異物の付着がないかどう
か等の外観検査を行い、この検査にパスした半導体ペレ
ットBのみを次工程に送り出すことになる。
【0021】以上説明したように、本実施例のフルオー
トダイサによれば、外観検査ポジションP6 とアライメ
ントポジションP4 とが隣接して配置されているので、
半導体ペレットBの外観検査と精密なアライメント調整
を同じカメラ4を用いて画像処理により行うことができ
るようになる。このため、従来作業者の目視検査によっ
て行っていた外見検査も、新たにカメラを増設すること
なく自動的に行えるようになる。また、ダイシングポジ
ションP5 で切断された半導体ペレットBが再度アライ
メントポジションP4 に戻されて、側方の外観検査ポジ
ションP6 を介して搬出されることになるので、作業工
程のラインを短く構成し、ダイシング工程が必要以上に
場所を取らないようにすることができる。さらに、洗浄
冷却水を使用するダイシングポジションP5 を他のポジ
ションから隔離するためのエアーカーテン3も1箇所で
済むため、設備を簡略化することができるようになる。
トダイサによれば、外観検査ポジションP6 とアライメ
ントポジションP4 とが隣接して配置されているので、
半導体ペレットBの外観検査と精密なアライメント調整
を同じカメラ4を用いて画像処理により行うことができ
るようになる。このため、従来作業者の目視検査によっ
て行っていた外見検査も、新たにカメラを増設すること
なく自動的に行えるようになる。また、ダイシングポジ
ションP5 で切断された半導体ペレットBが再度アライ
メントポジションP4 に戻されて、側方の外観検査ポジ
ションP6 を介して搬出されることになるので、作業工
程のラインを短く構成し、ダイシング工程が必要以上に
場所を取らないようにすることができる。さらに、洗浄
冷却水を使用するダイシングポジションP5 を他のポジ
ションから隔離するためのエアーカーテン3も1箇所で
済むため、設備を簡略化することができるようになる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のフルオートダイサによれば、切断分離の終わった半導
体ペレットの外観検査を、アライメント調整用と同じ撮
像装置による画像処理によって自動的に行うことができ
るようになると共に、半導体ウェーハのダイシング工程
のラインを短く構成して場所を取らないようにすること
ができるという効果を奏する。
のフルオートダイサによれば、切断分離の終わった半導
体ペレットの外観検査を、アライメント調整用と同じ撮
像装置による画像処理によって自動的に行うことができ
るようになると共に、半導体ウェーハのダイシング工程
のラインを短く構成して場所を取らないようにすること
ができるという効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例を示すものであって、フルオ
ートダイサの構成を示す平面図である。
ートダイサの構成を示す平面図である。
【図2】従来例を示すものであって、ダイサの構成を示
す平面図である。
す平面図である。
【図3】従来例を示すものであって、ダイサの構成を示
す正面図である。
す正面図である。
1 搬送コンベア 2 X−Yテーブル 4 カメラ A 半導体ウェーハ B 半導体ペレット P2 プリアライメントポジション P4 アライメントポジション P5 ダイシングポジション P6 外観検査ポジション
Claims (1)
- 【請求項1】半導体ウェーハを予めアライメントするプ
リアライメントポジションと、このプリアライメントさ
れた半導体ウェーハを撮像し画像処理により精密なアラ
イメント調整を行うアライメントポジションと、この半
導体ウェーハをダイシングするダイシングポジションと
が直線上に配置されると共に、このプリアライメントポ
ジションとダイシングポジションとの間の側方に、ダイ
シングされた半導体ペレットを撮像し画像処理により外
観検査を行う外観検査ポジションが配置され、かつ、半
導体ウェーハをプリアライメントポジションからアライ
メントポジションを経由してダイシングポジションに移
送し、切断された半導体ペレットをアライメントポジシ
ョンを経由して外観検査ポジションに移送する搬送装置
と、少なくともアライメントポジションと外観検査ポジ
ションとの間で移動し、これら各ポジションの半導体ウ
ェーハ及び半導体ペレットを撮像する撮像装置とが設け
られたことを特徴とするフルオートダイサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34189591A JPH05152432A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | フルオートダイサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34189591A JPH05152432A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | フルオートダイサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05152432A true JPH05152432A (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=18349575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34189591A Withdrawn JPH05152432A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | フルオートダイサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05152432A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100593135B1 (ko) * | 2003-05-09 | 2006-06-26 | 토와 가부시기가이샤 | 기판 절단 방법 및 기판 절단 장치 |
JP2011166172A (ja) * | 2011-05-18 | 2011-08-25 | Lintec Corp | 検査装置及びシート貼付装置 |
JP2015162582A (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-07 | 株式会社東京精密 | ダイシング装置 |
KR20230046750A (ko) * | 2021-09-30 | 2023-04-06 | 한미반도체 주식회사 | 반도체 자재 절단장치 |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP34189591A patent/JPH05152432A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100593135B1 (ko) * | 2003-05-09 | 2006-06-26 | 토와 가부시기가이샤 | 기판 절단 방법 및 기판 절단 장치 |
JP2011166172A (ja) * | 2011-05-18 | 2011-08-25 | Lintec Corp | 検査装置及びシート貼付装置 |
JP2015162582A (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-07 | 株式会社東京精密 | ダイシング装置 |
KR20230046750A (ko) * | 2021-09-30 | 2023-04-06 | 한미반도체 주식회사 | 반도체 자재 절단장치 |
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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