JPH05150774A - 電子楽器の報知装置 - Google Patents

電子楽器の報知装置

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JPH05150774A
JPH05150774A JP3317194A JP31719491A JPH05150774A JP H05150774 A JPH05150774 A JP H05150774A JP 3317194 A JP3317194 A JP 3317194A JP 31719491 A JP31719491 A JP 31719491A JP H05150774 A JPH05150774 A JP H05150774A
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Tatsuya Matsuda
達也 松田
Tsutomu Saito
勉 斉藤
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】音楽的情報の書き込み量または残りの記憶容量
が、ボーダー値に達したら、発音制御データ出力音によ
り、残りの少ないことがわかる。 【構成】シーケンスRAM17に自動演奏データAPが
順次書き込まれ(ステップ01〜26)、残りの記憶容
量が第1ボーダデータBO1より小さく、第2ボーダデ
ータBO2より大きいと、1秒周期の断続周期データT
Cがラッチ8にセットされ、圧電ブザー61は1秒周期
で断続発音し(ステップ31、32、34)、残りの記
憶容量が第2ボーダデータBO2より小さく、第3ボー
ダデータBO3より大きいと、1/4秒周期の断続周期
データTCがラッチ8にセットされ、圧電ブザー61は
1/4秒周期で断続発音し(ステップ32、33、3
5)、残りの記憶容量が第3ボーダデータBO3より小
さいと、0秒周期の断続周期データTCがラッチ8にセ
ットされ、圧電ブザー61は発音し続ける(ステップ3
3、36)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子楽器の報知装置に
関し、特に音楽的情報を記憶する装置の書き込み量が多
くなって記憶容量の残りが少なくなったときに報知する
装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、電子楽器の音楽
的情報を記憶する装置の書き込み量が多くなって記憶容
量の残りが少なくなったときに報知を行う装置について
は、例えば特開昭58−34199号公報に示されるよ
うに、記憶装置に順次楽音データを書き込んでいき、こ
の記憶装置の書き込みポイントを数値で表示し、この残
りの記憶容量が少なくなってボーダー値以下になったと
き、上記表示数値を点滅させるものがある。
【0003】しかしながら、このような装置では、演奏
者は残りの記憶容量を知るためには、上記表示数値を凝
視しなければならず、演奏中に表示された数値を見て、
残りの記憶容量を判断することは意外に難しい。通常演
奏中、演奏者は楽譜を見ながら演奏しているので、上記
表示された数値をしっかりと見るのは非常に難しい。
【0004】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、残りの記憶容量が少なくなったこ
とが瞬時に簡単かつはっきりとわかる電子楽器の報知装
置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明は、音楽的情報を記憶する記憶手段
の書き込み量または残りの記憶容量が、ボーダー値に達
したら、発音制御データを出力し、この発音制御データ
に応じた発音を行うようにしたものである。これによ
り、記憶手段の残りの記憶容量が少なくなったことを、
耳で確かめることができ、残りの記憶容量が少ないこと
を瞬時に簡単かつはっきりと知ることができる。
【0006】
【実施例】1.全体回路 図1は電子楽器の全体回路を示している。キーボード1
の各キーは、キーボードスキャン回路2によってスキャ
ンされ、キーオン、キーオフを示すデータが検出され、
CPU5によってRAM6に書き込まれる。そして、そ
れまでRAM6に記憶されていた各キーのオン、オフの
状態を示すデータと比較され、各キーのオンイベント、
オフイベントの判別が、CPU5によって行われる。な
お、上記キーボード1は、電子弦楽器、電子管楽器、電
子打楽器、コンピュータのキーボード等で代用してもよ
い。
【0007】パネルスイッチ群3の各キーは、パネルス
キャン回路4によって、スキャンされる。このスキャン
により、各キーのオン、オフを示すデータが検出され、
CPU5によってRAM6に書き込まれる。そして、そ
れまでRAM6に記憶されていた各キーのオン、オフの
状態を示すデータと比較され、各キーのオンイベント、
オフイベントの判別が、CPU5によって行われる。
【0008】ラッチ8には、後述する圧電ブザー61の
報知音の断続周期を決定する断続周期データTCがCP
U5によってセットされる。この断続周期データTCは
プログラマブルカウンタ9に与えられ、断続周期データ
TCに応じた一定周期でハイレベル信号が出力され、発
音回路60に送られて、ピッ、ピッ、ピッという報知音
が発音される。この報知音は、ブザー音、メトロノーム
音、チャイム音等である。
【0009】上記断続周期データTCは1秒周期、1/
4秒周期、0秒周期の3種類のデータがある。1秒周期
の断続周期データTCは、シーケンスRAM17の残り
の記憶容量が20%以下になって、シーケンスRAM1
7の書き込みアドレスデータWADが第1ボーダデータ
BO1を越えたときにセットされる。1/4秒周期の断
続周期データTCは、シーケンスRAM17の残りの記
憶容量が10%以下になって、シーケンスRAM17の
書き込みアドレスデータWADが第2ボーダデータBO
2を越えたときにセットされる。0秒周期の断続周期デ
ータTCは、シーケンスRAM17の残りの記憶容量が
1%以下になって、シーケンスRAM17の書き込みア
ドレスデータWADが第3ボーダデータBO3を越えた
ときにセットされる。この0秒周期の場合、圧電ブザー
61は断続発音ではなく発音し続けることになる。
【0010】このシーケンスRAM17の残りの記憶容
量を示す残記憶容量データRMは、LCD(液晶表示装
置)ドライバ21を介し、LCD22に表示される。ま
た、RAM6の各種記憶データもLCDドライバ21を
介し、LCD22に表示される。
【0011】シーケンスRAM17には自動演奏データ
APが記憶され、自動演奏データAPの書き込み、読み
出しにあたっては、書き込みアドレスデータWAD/読
み出しアドレスデータRADがアドレスカウンタ16に
記憶され、シーケンスRAM17に与えられる。シーケ
ンスRAM17に書き込まれる自動演奏データAPは、
上記キーボード1またはパネルスイッチ群3より入力さ
れる。シーケンスRAM17から読み出された自動演奏
データAPは、トーンジェネレータ19に与えられて楽
音信号が生成され、サウンドシステム20を通じて発音
される。上記アドレスカウンタ16はRAM6内に形成
してもよい。
【0012】フロッピーディスク14にも、複数の自動
演奏データAPが記憶され、フロッピーディスクドライ
バ15を通じて書き込まれたり、読み出されたりする。
フロッピーディスク14より読み出された自動演奏デー
タAPはシーケンスRAM17に転送され、自動演奏が
行われる。また、シーケンスRAM17の自動演奏デー
タAPがフロッピーディスク14にセーブされることも
ある。
【0013】上記RAM6には、上述した第1ボーダデ
ータBO1、第2ボーダデータBO2、第3ボーダデー
タBO3のほか、各種データが記憶される。このRAM
6には、後述するワーキングレジスタ群40も形成され
ている。ROM7には、後述するフローチャートに応じ
かつCPU5が実行するプログラム、その他の処理に応
じたプログラムが記憶されている。
【0014】上記トーンジェネレータ19では、上記キ
ーボード1及びパネルスイッチ群3から入力されたまた
は上記自動演奏データ内のキーナンバ、タッチ、音色、
リズム等の楽音情報に応じた楽音データが生成される。
このトーンジェネレータ19には、複数チャンネル分、
例えば16チャンネル分の楽音生成系が時分割処理によ
り形成されており、楽音をポリフォニックに発音させる
ことができる。この各チャンネルに割り当てられる上記
楽音情報はアサインメントメモリ30に記憶される。
【0015】2.自動リズム演奏データ 図2は自動リズム演奏データを示し、この自動リズム演
奏データは上記ROM7に複数記憶されている。この自
動リズム演奏データは、ベロシティデータ/パートデー
タとステップタイムデータからなるビートデータ群と、
このビートデータ群の間に挿入されるバーマークデー
タ、トーンナンバデータ及びリターンコマンド等からな
っている。
【0016】ベロシティデータは、発音操作の強さまた
は速さを示すデータであり、楽音の音量に影響する。ス
テップタイムデータは、曲の先頭または小節の先頭すな
わちバーマークデータから楽音の発音開始またはコマン
ド実行までの時間を示すデータである。バーマークデー
タは小節の区切りを示すデータである。パートデータ
は、ドラムグループ、シンバルグループ等の演奏パート
を示すデータである。トーンナンバデータは、バスドラ
ム、スネアドラム、ハイハット、ローハット等の音色を
示すデータである。リターンコマンドは、曲の先頭へ戻
って曲を繰り返すためのコマンドである。
【0017】上記トーンナンバは、1つの音色でも、さ
らに4種類に分類される。すなわち、1つの楽器の音色
は、A(ノーマル)、B(半オクターブ低い)、C(半
オクターブ高い)、D(エンベロープ波形形状をオルガ
ンタイプまたはパーカッシブタイプとする)という4種
類に分けられる。なお、上記自動リズム演奏データはト
ーンナンバデータごとに異なるトラックに分けて記憶さ
れる。しかしパートデータごとのトラックにまとめて記
憶することも可能である。この場合、上記トーンナンバ
データと上記パートデータとは入れ替えて記憶される。
さらに1つのトラックにまとめて記憶することも可能で
ある。この場合、上記トーンナンバデータは上記パート
データととともに記憶される。
【0018】この自動リズム演奏データの先頭には、イ
ンデックスデータIDが記憶されており、このインデッ
クスデータIDは、リズムナンバデータ、ソングネーム
データ、拍子データ、テンポデータ等からなっている。
リズムナンバデータは、上記ROM7に複数記憶されて
いる自動リズム演奏データのパターンナンバデータを示
している。拍子データ、テンポデータはこの自動リズム
演奏による自動演奏の拍子、テンポを示すデータであ
る。ソングネームデータは曲名を示すデータである。
【0019】3.トーンジェネレータ19 図3は上記トーンジェネレータ19を示す。上記アサイ
ンメントメモリ30に記憶されている各チャンネルごと
の楽音データは、サウンドコントローラ31によって直
接読み出されるか、またはCPU5によって読み出され
てサウンドコントローラ31に送られる。サウンドコン
トローラ31は、各チャンネルごとの楽音データのう
ち、キーナンバデータ、音色データ等を楽音波形ジェネ
レータ32へ時分割に送り込み、エンベロープ特性デー
タ、ベロシティデータ等をエンベロープ波形ジェネレー
タ33へ時分割に送り込む。
【0020】楽音波形ジェネレータ32では、キーナン
バデータに応じた音高で、かつ音色データに応じた波形
パターンの楽音波形信号が時分割で作成されて、サウン
ド乗算器34へ送られる。一方、エンベロープ波形ジェ
ネレータ33では、エンベロープ特性データに応じた波
形パターンで、かつベロシティデータに応じた振幅のエ
ンベロープ波形信号が時分割で作成されて、エンベロー
プ乗算器35へ送られる。
【0021】エンベロープ乗算器35では、ラッチ37
にセットされたラウドネスデータLNが乗算され、エン
ベロープ波形がラウドネスデータLNに応じた音量とさ
れる。サウンド乗算器34では、楽音波形データとエン
ベロープ波形データとが乗算され、累算器36を介して
出力される。
【0022】4.発音回路60 図7は、上記発音回路60を示す。上記プログラマブル
タイマ9からの断続パターンデータSCPは、ナンドゲ
ートNA1に入力され、このナンドゲートNA1の出力
は、ナンドゲートNA2の2つの入力端子に入力されて
いる。このナンドゲートNA2の出力はコンデンサC及
び抵抗R4を介して、上記ナンドゲートNA1のもう1
つの入力端子に入力されている。上記ナンドゲートNA
1及び抵抗R4に対しては、トランジスタTr1及び抵
抗R1が並列に接続されるとともに、トランジスタTr
2及び抵抗R2も並列に接続され、さらにトランジスタ
Tr3及び抵抗R3も並列に接続されている。
【0023】上記ナンドゲートNA2からは、上記断続
パターンデータSCPに応じた断続的な報知音信号が出
力され、アンプ62で増幅され、圧電ブザー61より報
知音が発音される。上記トランジスタTr1、Tr2、
Tr3は、いづれかが導通し、発振条件が変化して、上
記報知音信号の周波数が変化する。ラッチ28には、3
ビットの報知音周波数データSF“001”“010”
“100”が、CPU5によってセットされ、上記トラ
ンジスタTr1、Tr2、Tr3のいづれかが導通す
る。上記報知音周波数データSF“001”“010”
“100”は、後述するステップ34〜36、61〜6
3及び101〜104でいずかがセットされる。
【0024】なお、上記断続パターンデータSCPは、
後述する断続パターンレジスタ49に記憶されて、順次
シフトされる断続パターンデータSCPのサイドビット
でも可能である。また、アンプ62はVCA(電圧制御
増幅器)等として、上記報知音周波数データSF“00
1”“010”“100”と同じデータをD−A変換し
て、上記VCAに送り、上記報知音信号の音量を変化さ
せることも可能である。
【0025】5.ワーキングレジスタ群40 図4は、RAM6内のワーキングレジスタ群40の一部
を示すものである。このワーキングレジスタ群40に
は、記憶容量レジスタ41、残記憶容量レジスタ42、
第1ボーダレジスタ43、第2ボーダレジスタ44、第
3ボーダレジスタ45、ビート数レジスタ46、テンポ
レジスタ47、ラウドネスレジスタ48、断続パターン
レジスタ49、リズムマスクレジスタ50、シフト周期
カウンタ51、テンポカウンタ52、ビートカウンタ5
3、バーカウンタ54、複数の書き込みバッファレジス
タ55等が形成されている。
【0026】記憶容量レジスタ41には、上記シーケン
スRAM17の書き込み可能な記憶容量を示すエンドア
ドレスデータEAが記憶される。残記憶容量レジスタ4
2には、上記シーケンスRAM17の残り書き込み可能
な残記憶容量を示す残記憶容量データRMが記憶され
る。
【0027】第1ボーダレジスタ43には上記第1ボー
ダデータBO1が記憶され、第2ボーダレジスタ44に
は上記第2ボーダデータBO2が記憶され、第3ボーダ
レジスタ45には上記第3ボーダデータBO3が記憶さ
れる。第1ボーダデータBO1は上記エンドアドレスデ
ータEAに“0.2(20%)”を乗算したものに等し
く、第2ボーダデータBO2は上記エンドアドレスデー
タEAに“0.1(10%)”を乗算したものに等し
く、第3ボーダデータBO3は上記エンドアドレスデー
タEAに“0.01(1%)”を乗算したものに等し
い。
【0028】これらの各データは、CPU5によってR
OM7より転送されるが、パネルスイッチ群3より入力
することにより、任意の値を設定することも可能であ
る。なお、上記1秒周期、1/4秒周期、0秒周期の断
続周期データTCは、上記プログラムとともにROM7
内に記憶されるが、パネルスイッチ群3より入力するこ
とにより、任意の値を設定することも可能である。
【0029】ビート数レジスタ46には、上記自動リズ
ム演奏データのインデックスデータIDの拍子データB
Eが記憶される。この拍子データBEは実際には、拍子
数の48倍の値である。テンポレジスタ47には、上記
自動リズム演奏データのインデックスデータIDのテン
ポデータTPが記憶される。このテンポデータTPは実
際には、後述するインタラプト周期当たりのテンポのイ
ンクリメントステップの値である。
【0030】ラウドネスレジスタ48には、上記ラウド
ネスデータLNが記憶される。このラウドネスデータL
Nは、トーンジェネレータ19のラッチ37にセットさ
れて、エンベロープ波形がラウドネスデータLNに応じ
た音量とされる。
【0031】断続パターンレジスタ49には、断続パタ
ーンデータTCPが記憶される。この断続パターンデー
タTCPは、8ビットデータであり、一定時間ごとにリ
ングシフトされ、サイドの1ビットデータが“1”なら
ば発音、“0”ならば消音となる。例えば“1010
1010”ならば断続発音周期が短くなり、“1000
0000”ならば断続発音周期は4倍に長くなる。
【0032】リズムマスクレジスタ50には、リズムマ
スクパターンデータRPが記憶される。このリズムマス
クパターンデータRPは、8ビットデータであり、上記
自動リズム演奏データの各ビートデータのうちマスキン
グ(発音しないように)するトーンナンバデータ及びサ
ウンド順を示している。このリズムマスクパターンデー
タRPの前半4ビットが“0000”ならばシンバルグ
ループのリズムサウンドがすべてマスキングされ、後半
4ビットが“0000”ならばドラムグループのリズム
サウンドがすべてマスキングされる。
【0033】また例えば、この各4ビットが“111
1”ならば、すべてのビートデータが発音され、“10
10”ならば、偶数番目のビートデータがマスキングさ
れ、“0101”ならば、奇数番目のビートデータがマ
スキングされ、“1001”ならば、2番目、3番目、
6番目、7番目…のビートデータがマスキングされ、
“0010”ならば、1番目、2番目、4番目、5番
目、6番目、8番目…のビートデータがマスキングされ
る。この説明は、4拍子の例である。ワルツ等の3拍子
の場合は、上記4ビットのうち上位3ビットまたは下位
3ビットを繰返し使用する。
【0034】シフト周期カウンタ51は、断続パターン
データTCPのリングシフトの周期をカウントする。こ
のシフト周期カウンタ51は、一定時間すなわちインタ
ラプト処理ごとに+1され、オーバーフローすると、上
記断続パターンデータTCPのリングシフトが行われ
る。
【0035】テンポカウンタ52には、上記テンポレジ
スタ47内のテンポデータTPが一定時間すなわちイン
タラプト処理ごとに累算され、1/48拍分の値、例え
ば216を越えてオーバフローすると、ビートカウンタ5
3が+1される。このビートカウンタ53は進行したビ
ートの数ではなく、進行したビートの数の48倍の値が
カウントされる。ビートカウンタ53が上記ビート数デ
ータの48倍の値を越えると、1小節長のカウントがお
こなわれたことになり、バーカウンタ54が+1され
る。
【0036】書き込みバッファレジスタ55には、自動
演奏データAPのシーケンスRAM17への書き込みに
あたり、上記キーナンバデータ、ステップタイムデー
タ、ベロシティデータ、パートデータ、ゲートタイムデ
ータが一時記憶される。この書き込みバッファレジスタ
55は、ポリフォニックなサウンドに対応できるように
複数設けられている。上記キーナンバデータの先頭には
1ビットのキーオン/オフデータが付加されている。こ
のキーオン/オフデータは、キーオン(“1”)、キー
オフ(“0”)を示す。
【0037】上記キーナンバデータは、音高を示すデー
タである。ステップタイムデータは、曲の先頭または小
節の先頭すなわちバーマークデータから楽音の発音開始
またはコマンド実行までの時間を示すデータである。ゲ
ートタイムデータは楽音の発音開始から発音終了までの
時間を示すデータである。ベロシティデータは、キーオ
ンまたはキーオフの速さまたは強さを示すデータであ
る。パートデータは、メロディ、コード、リズム、ベー
ス、バッキング、アルペジオ、ドラム、シンバル等の演
奏パートを示すデータである。このほか、ワーキングレ
ジスタ群40には、現在自動演奏中の自動リズム演奏デ
ータのリズムナンバデータ、トーンナンバデータ、パー
トデータ等も記憶される。
【0038】6.自動演奏データAP記録処理 図5は、自動演奏データAPの記録処理のフローチャー
トを示している。この処理は、パネルスイッチ群3内の
自動演奏記録スタートのキーを操作する等、所定のキー
操作で開始され、キーボード1の各キーの操作状態がシ
ーケンシャルに記録される。この記録処理のスタート前
には、パネルスイッチ群3を通じて、テンポデータ、拍
子データ、トーンナンバデータ、ソングネーム等を予め
入力しておくことになる。
【0039】この処理では、まずCPU5によって、ア
ドレスカウンタ16及びラッチ8、37等がクリアされ
(ステップ01)、ワーキングレジスタ群40の各レジ
スタ41〜55がイニシャライズされて(ステップ0
2)、上記入力済のテンポデータ、拍子データ、ソング
ネーム、トーンナンバデータ等がシーケンスRAM17
の先頭から順に書き込まれ(ステップ03)、アドレス
カウンタ16の書き込みアドレスデータWADが所定値
加算例えば+4される(ステップ04)。
【0040】上記ステップ02のイニシャライズでは、
記憶容量レジスタ41、第1ボーダレジスタ43、第2
ボーダレジスタ44及び第3ボーダレジスタ45には、
上述したエンドアドレスデータEA、第1ボーダデータ
BO1、第2ボーダデータBO2及び第3ボーダデータ
BO3がセットされる。残記憶容量レジスタ42にもエ
ンドアドレスデータEAがセットされる。ビート数レジ
スタ46及びテンポレジスタ47には、上記パネルスイ
ッチ群3より入力された拍子データ及びテンポデータを
演算した、上述した拍子データBE及びテンポデータT
Pが記憶される。
【0041】ラウドネスレジスタ48には“1000
000(1.00)”のラッチデータLNがセットさ
れ、断続パターンレジスタ49には、“0000 00
00(発音なし)”の断続パターンデータTCPがセッ
トされ、リズムマスクレジスタ50には、“1111
1111(マスキングなし)”のリズムマスクパターン
データRMがセットされる。シフト周期カウンタ51、
テンポカウンタ52、ビートカウンタ53、バーカウン
タ54、書き込みバッファレジスタ55は、クリアされ
る。
【0042】次いで、上記書き込みアドレスデータWA
DをシーケンスRAM17のエンドアドレスデータEA
より差し引いた残記憶容量データRMが残記憶容量レジ
スタ42にセットされるとともにLCDドライバ21に
転送され、シーケンスRAM17の残りの記憶容量がL
CD22に表示される(ステップ05)。そして、パネ
ルスイッチ群3から、所定のキー操作等により、エンド
マークデータが入力されれば(ステップ06)、このエ
ンドマークデータはシーケンスRAM17に書き込まれ
て(ステップ07)、書き込みアドレスデータWADが
+1され(ステップ08)、上記ステップ05と同じく
残記憶容量データRMが算出されて表示される(ステッ
プ09)。
【0043】次に、キーボード1のキーオンすなわちベ
ロシティ検出用の第1のキースイッチのオンがあれば
(ステップ11)、キーオン/オフデータが“0”の、
空き状態の書き込みバッファレジスタ55がサーチされ
(ステップ12)、上記キーオンに係るキーナンバデー
タがこの書き込みバッファレジスタ55に書き込まれる
(ステップ13)。そして、そのときのビートカウンタ
53のカウントデータがステップタイムデータとしてこ
の書き込みバッファレジスタ55に書き込まれて(ステ
ップ14)、上記各データに応じた楽音が上記トーンナ
ンバ19のいずれかのチャンネルに割当てられ、発音処
理が行われる(ステップ15)。これにより、上記キー
オンに応じた楽音の発音が開始される。
【0044】さらに、上記キーオンに係るキーのベロシ
ティ検出用の第2のキースイッチのオンがあれば(ステ
ップ16)、このオンキーと同じキーナンバデータのセ
ットされている書き込みバッファレジスタ55がサーチ
され(ステップ17)、そのときのテンポカウンタ52
のカウントデータがベロシティデータとしてこの書き込
みバッファレジスタ55に書き込まれる(ステップ1
8)。なお、第2のキースイッチのオンが所定時間内に
なければ、上記“1”のキーオン/オフデータが“0”
にクリアされ、エラー処理が行われる。
【0045】次いで、上記キーオンに係るキーがオフさ
れれば(ステップ21)、このオフキーと同じキーナン
バデータのセットされている書き込みバッファレジスタ
55がサーチされ(ステップ22)、そのときのビート
カウンタ53のカウントデータから、書き込みバッファ
レジスタ55のステップタイムデータを差し引いたデー
タがゲートタイムデータとして、この書き込みバッファ
レジスタ55に書き込まれる(ステップ23)。
【0046】そして、上記書き込みバッファレジスタ5
5のキーナンバデータ、ステップタイムデータ、ベロシ
ティデータ、ゲートタイムデータがシーケンスRAM1
7に転送されて(ステップ24)、書き込みアドレスデ
ータWADが+4される(ステップ25)。さらに、上
記書き込みアドレスデータWADをシーケンスRAM1
7のエンドアドレスデータEAより差し引いた残記憶容
量データRMが残記憶容量レジスタ42にセットされる
とともにLCDドライバ21に転送され、シーケンスR
AM17の残りの記憶容量がLCD22に表示され(ス
テップ26)、消音処理が行われる(ステップ27)。
これにより、上記キーオフに応じた楽音の消音が行われ
る。
【0047】次に、シーケンスRAM17の残記憶容量
が20%以下となり、上記残記憶容量データRMが第1
ボーダデータBO1より小さく(ステップ31)、第2
ボーダデータBO2より大きければ(ステップ32)、
1秒周期の断続周期データTCがラッチ8にセットされ
る(ステップ34)。これにより、圧電ブザー61が1
秒周期で断続発音し、シーケンスRAM17の残りの記
憶容量がある程度少なくなってきたことがわかる。
【0048】また、シーケンスRAM17の残記憶容量
が10%以下となり、上記残記憶容量データRMが第2
ボーダデータBO2より小さく(ステップ32)、第3
ボーダデータBO3より大きければ(ステップ33)、
1/4秒周期の断続周期データTCがラッチ8にセット
される(ステップ35)。これにより、圧電ブザー61
が1/4秒周期で断続発音し、シーケンスRAM17の
残りの記憶容量がかなり少なくなってきたことがわか
る。
【0049】さらに、シーケンスRAM17の残記憶容
量が1%以下となり、上記残記憶容量データRMが第3
ボーダデータBO3より小さければ(ステップ33)、
0秒周期の断続周期データTCがラッチ8にセットされ
る(ステップ36)。これにより、圧電ブザー61が発
音し続け、シーケンスRAM17の残りの記憶容量がほ
とんどなくなってきたことがわかる。
【0050】また、シーケンスRAM17の残記憶容量
が20%を越えていて、上記残記憶容量データRMが第
1ボーダデータBO1より大きければ(ステップ3
1)、上記ステップ34〜36のラッチ8への断続周期
データTCのセットが行われず、圧電ブザー61は消音
し続ける。
【0051】このように、シーケンスRAM17の残り
の記憶容量が少なくなっていくに従って、圧電ブザー6
1の断続発音周期が小さくなっていき、残りの記憶容量
の程度を耳で瞬時に簡単かつはっきりと知ることができ
る。
【0052】7.インタラプト処理 図6はインタラプト処理のフローチャートを示す。この
処理は、電子楽器全体を制御するクロック信号群のうち
周期の長いクロック信号が、CPU5に与えられるごと
に行われる。このクロック信号は、周期の短いクロック
信号をカウントまたは分周したものでもよい。したがっ
て、この処理は設定テンポに関係なく、一定時間ごとに
行われる。
【0053】この処理では、まずCPU5によって、テ
ンポカウンタ52にテンポレジスタ47のテンポデータ
が累算され(ステップ41)、テンポカウンタ52がオ
ーバフローすれば(ステップ42)、テンポカウンタ5
2がクリアされ(ステップ43)、ビートカウンタ53
が+1される(ステップ44)。次いで、自動リズム演
奏処理及びメトロノーム発音処理が行われ(ステップ5
5、56)、ビートカウンタ53がオーバフローすれば
(ステップ45)、ビートカウンタ53がクリアされ
(ステップ46)、バーカウンタ54が+1される(ス
テップ47)。
【0054】そして、上述した自動演奏データAP記録
中であれば(ステップ50)、バーマークデータがシー
ケンスRAM17に書き込まれて(ステップ51)、ア
ドレスカウンタ16の書き込みアドレスデータWADが
+1され(ステップ52)、上記書き込みアドレスデー
タWADをシーケンスRAM17のエンドアドレスデー
タEAより差し引いた残記憶容量データRMが残記憶容
量レジスタ42にセットされるとともにLCDドライバ
21に転送され、シーケンスRAM17の残りの記憶容
量がLCD22に表示される(ステップ53)。
【0055】上記ステップ55の自動リズム演奏処理で
は、ビートカウンタ53の値が上述の自動リズム演奏デ
ータのステップタイムデータに一致すれば、トーンナン
バデータ、パートデータ、ベロシティデータ等のリズム
音データがアサインメントメモリ30に書き込まれて発
音される。なお、上記ステップ45でビートカウンタ5
3がオーバーフローすれば、次のバーマークデータ以降
のリズム音データの処理に移る。上記ステップ56のメ
トロノーム発音処理では、メトロノーム音のトーンナン
バデータ、パートデータ、ベロシティデータ等の楽音デ
ータがアサインメントメモリ30に書き込まれて発音さ
れる。上記ステップ50の自動演奏データAP記録中の
判別は、パネルスイッチ群3内の自動演奏記録スタート
のキーを操作する等、所定のキー操作に応じてRAM6
に記憶された記録中のフラグデータに基づく。
【0056】8.報知音の断続周期を変化させる別の例 図8、9は、シーケンスRAM17の残りの記憶容量が
少なくなっていくに従って、上記圧電ブザー61の報知
音の断続周期を変化させる別の実施例を示す。本実施例
では、1ビットラッチ(図示せず)の出力を上記発音回
路60のナンドゲートNA1に送っている。この1ビッ
トラッチには、後述する断続パターンレジスタ49のリ
ングシフトされた断続パターンデータTCPの最上位ビ
ットデータ又は最下位ビットデータがセットされる。
【0057】そして、上述の図5のステップ34、3
5、36の代わりに図8のステップ61、62、63の
処理が行われる。すなわち、シーケンスRAM17の残
記憶容量が20%以下となり、上記残記憶容量データR
Mが第1ボーダデータBO1より小さく(ステップ3
1)、第2ボーダデータBO2より大きければ(ステッ
プ32)、“1000 0000”の断続パターンデー
タTCPが断続パターンレジスタ49にセットされる
(ステップ61)。これにより、例えば断続パターンデ
ータTCPが1/8秒周期でリングシフトされれば、圧
電ブザー61が1秒周期で断続発音し、シーケンスRA
M17の残りの記憶容量がある程度少なくなってきたこ
とがわかる。
【0058】また、シーケンスRAM17の残記憶容量
が10%以下となり、上記残記憶容量データRMが第2
ボーダデータBO2より小さく(ステップ32)、第3
ボーダデータBO3より大きければ(ステップ33)、
“1010 1010”の断続パターンデータTCPが
断続パターンレジスタ49にセットされる(ステップ6
2)。これにより、例えば断続パターンデータTCPが
1/8秒周期でリングシフトされれば、圧電ブザー61
が1/4秒周期で断続発音し、シーケンスRAM17の
残りの記憶容量がかなり少なくなってきたことがわか
る。
【0059】さらに、シーケンスRAM17の残記憶容
量が1%以下となり、上記残記憶容量データRMが第3
ボーダデータBO3より小さければ(ステップ33)、
“1111 1111”の断続パターンデータTCPが
断続パターンレジスタ49にセットされる(ステップ6
3)。これにより、圧電ブザー61が発音し続け、シー
ケンスRAM17の残りの記憶容量がほとんどなくなっ
てきたことがわかる。
【0060】また、シーケンスRAM17の残記憶容量
が20%を越えていて、上記残記憶容量データRMが第
1ボーダデータBO1より大きければ(ステップ3
1)、上記ステップ61〜63の断続パターンレジスタ
49への断続パターンデータTCPのセットは行われ
ず、圧電ブザー61は消音し続ける。
【0061】図9は、本実施例のインタラプト処理のフ
ローチャートを示す。この処理では、上述の図6のステ
ップ43と44の間で図9のステップ65の処理が行わ
れ、図6のステップ53の後に図9のステップ66〜6
9の処理が行われる。すなわち、テンポカウンタ52が
オーバフローすれば(ステップ42)、テンポカウンタ
52がクリアされ(ステップ43)、シフト周期カウン
タ51が+1され(ステップ65)、ビートカウンタ5
3が+1される(ステップ44)。
【0062】また、シフト周期カウンタ51がオーバフ
ローすれば(ステップ66)、シフト周期カウンタ51
がクリアされ(ステップ67)、断続パターンレジスタ
49の断続パターンデータTCPが1ビットシフトされ
(ステップ68)、断続パターンデータTCPの最上位
ビットデータ又は最下位ビットデータが1ビットラッチ
18に転送される(ステップ69)。
【0063】なお、上記1ビットラッチは、8ビットの
リングシフトレジスタで代用することが可能である。こ
の場合、断続パターンデータTCPがパラレルにセット
され、順次リングシフトされて、最上位ビットデータ又
は最下位ビットデータが発音回路60のナンドゲートN
A1に送られる。
【0064】9.報知音の断続パターンを変化させる例 図10は、シーケンスRAM17の残りの記憶容量が少
なくなっていくに従って、上記圧電ブザー61の報知音
の断続パターンを変化させる実施例を示す。本実施例で
は、上述の図5のステップ34、35、36の代わりに
図10のステップ101、102、103、104の処
理が行われる。すなわち、シーケンスRAM17の残記
憶容量が20%を越えていて、上記残記憶容量データR
Mが第1ボーダデータBO1より大きければ(ステップ
31)、“1111 1111”の断続パターンデータ
TCPが断続パターンレジスタ49にセットされる(ス
テップ101)。これにより、圧電ブザー61が発音し
続け、シーケンスRAM17の残りの記憶容量がまだあ
ることがわかる。
【0065】次に、シーケンスRAM17の残記憶容量
が20%以下となり、上記残記憶容量データRMが第1
ボーダデータBO1より小さく(ステップ31)、第2
ボーダデータBO2より大きければ(ステップ32)、
“1011 1110”の断続パターンデータTCPが
断続パターンレジスタ49にセットされる(ステップ1
02)。これにより、例えば断続パターンデータTCP
が1/8秒周期でリングシフトされれば、圧電ブザー6
1が1/8秒の発音、1/8秒の消音、5/8秒の発
音、1/8秒の消音を繰り返し、シーケンスRAM17
の残りの記憶容量がある程度少なくなってきたことがわ
かる。
【0066】また、シーケンスRAM17の残記憶容量
が10%以下となり、上記残記憶容量データRMが第2
ボーダデータBO2より小さく(ステップ32)、第3
ボーダデータBO3より大きければ(ステップ33)、
“1110 0010”の断続パターンデータTCPが
断続パターンレジスタ49にセットされる(ステップ1
03)。これにより、例えば断続パターンデータTCP
が1/8秒周期でリングシフトされれば、圧電ブザー6
1が3/8秒の発音、3/8秒の消音、1/8秒の発
音、1/8秒の消音を繰り返し、シーケンスRAM17
の残りの記憶容量がかなり少なくなってきたことがわか
る。
【0067】さらに、シーケンスRAM17の残記憶容
量が1%以下となり、上記残記憶容量データRMが第3
ボーダデータBO3より小さければ(ステップ33)、
“1000 0100”のの断続パターンデータTCP
が断続パターンレジスタ49にセットされる(ステップ
104)。これにより、例えば断続パターンデータTC
Pが1/8秒周期でリングシフトされれば、圧電ブザー
61が1/8秒の発音、4/8秒の消音、1/8秒の発
音、2/8秒の消音を繰り返し、シーケンスRAM17
の残りの記憶容量がほとなどなくなってきたことがわか
る。
【0068】10.断続パターンデータTCPの例 図11は、シーケンスRAM17の書き込み量に応じ
て、上記圧電ブザー61の報知音の断続パターンを変化
させる実施例を示す。図11の断続パターンデータTC
Pは、RAM6またはROM7に記憶され、上述した断
続パターンデータTCPと同じ様に、CPU5によって
ステップ31〜36、61〜63、101〜104にお
いて、書き込みアドレスデータWADに応じたものが断
続パターンレジスタ49にセットされる。従って本実施
例では、残記憶容量データRM、第1ボーダデータBO
1、第2ボーダデータBO2、第3ボーダデータBO3
は使われない。
【0069】当該断続パターンデータTCPは、シーケ
ンスRAM17の書き込み量を示す書き込みアドレスデ
ータWADの上位データに対応して記憶されている。例
えば、シーケンスRAM17の記憶容量の0%、5%、
10%、15%、20%……100%に応じた書き込み
アドレスデータWADの上位データに対応して、図11
に示す各断続パターンデータTCPが記憶されている。
なお、この各断続パターンデータTCPは、シーケンス
RAM17の記憶容量の16番地ずつ、32番地ずつ、
64番地ずつ……に応じて記憶してもよい。
【0070】そして、ステップ31〜36、61〜6
3、101〜104において、アドレスカウンタ16の
書き込みアドレスデータWADの上位データに応じた断
続パターンデータTCPが読み出され、断続パターンレ
ジスタ49にセットされる。
【0071】上述した各実施例は、プログラマブルタイ
マ9のカウント速度もしくは断続パターンデータTCP
のリングシフト速度を速くすることにより、圧電ブザー
61の音量を変えることができる。この場合、プログラ
マブルタイマ9に入力されるクロック信号は高周波とな
り、図6のインタラプト処理は短い周期で行われる。
【0072】なお、上記圧電ブザー61の代わりに発光
ダイオード等を接続し、シーケンスRAM17の残りの
記憶容量に応じて報知光の周期または発光点滅パターン
を変化させることも可能である。
【0073】上記報知音は、この報知音の楽音波形デー
タ及び場合によってはエンベロープ波形データ等をトー
ンジェネレータ19内に記憶しておき、この報知音にチ
ャンネルを割当ててサウンドシステム20より発音させ
ることも可能である。例えば、トーンジェネレータ19
の16チャンネル(CH0〜CH15)の内、演奏情報
の記憶モードの時にはチャンネルCH0が報知音のため
のチャンネルとされる。再生モードの時には報知音は不
要のため、このチャンネルCH0は他のシーケンス楽音
の発音に利用される。
【0074】このようなピッ、ピッ、ピッという報知音
のシーケンスデータは、上記自動リズム演奏データと同
様にして記憶しておく。つまり上述したトーンナンバデ
ータ(メトロノーム音A〜D、シンバル音A〜D、ドラ
ム音A〜D等を選択可能)、ベロシティデータ(音量を
示す)、ステップタイムデータ(発音タイミングを示
す)、リターンコマンド(1〜2小節分の繰返しを指示
する)等で構成されたデータとする。
【0075】そして、報知音の断続周期を変化させる場
合は以下のとうりである。シーケンスRAM17の残記
憶容量が20%以上ならば報知音は発生せず、残記憶容
量が20%〜10%ならば、上記ステップタイムデータ
に応じた報知音(パーカッシブなメトロノーム音A)が
発生する。残記憶容量が10%〜1%ならば、上記ステ
ップタイムが1/4となって、ハイスピードシーケンス
演奏と同じ状態の報知音(メトロノーム音A)が発生す
る。残記憶容量が1%以下ならば、上記シーケンスデー
タは使われず、報知音のトーンナンバデータが変更さ
れ、常時発音し続ける報知音(メトロノーム音A)が発
生する。これらの処理は、ステップ34〜36、61〜
63、71〜73、81〜83、91〜93、101〜
104等で実行される。
【0076】さらに、報知音の断続パターンを変化させ
る場合は以下のとうりである。シーケンスRAM17の
残記憶容量によって、再生するシーケンスパターンを選
択する。つまり複数の報知音のシーケンスパターン、例
えばシーケンス1,2,3を記憶しておき、残記憶容量
が20%以上ならば、報知音は発生せず、残記憶容量が
20%〜10%ならば、シーケンス1に応じた報知音が
発生する。残記憶容量が10%〜1%ならば、シーケン
ス2に応じた報知音が発生する。残記憶容量が1%以下
ならば、シーケンス3に応じた報知音が発生する。これ
らの処理は、ステップ34〜36、61〜63、71〜
73、81〜83、91〜93、101〜104等で実
行される。
【0077】11.音量を変化させる例 図12は、シーケンスRAM17の残記憶容量が少なく
なるにしたがって、メトロノーム音を含む楽音の音量を
次第に小さくする実施例を示す。本実施例では、上述の
図5のステップ34、35、36の代わりに図12のス
テップ71、72、73の処理が行われる。すなわち、
シーケンスRAM17の残記憶容量が20%以下とな
り、上記残記憶容量データRMが第1ボーダデータBO
1より小さく(ステップ31)、第2ボーダデータBO
2より大きければ(ステップ32)、“0111 00
11(約0.9)”のラウドネスデータLNがラウドネ
スレジスタ48にセットされる(ステップ71)。これ
により、このラウドネスデータLNがラッチ37を通じ
エンベロープ乗算器35に送られ、メトロノーム音を含
む楽音の音量がある程度小さくなり、シーケンスRAM
17の残りの記憶容量がある程度少なくなってきたこと
がわかる。
【0078】また、シーケンスRAM17の残記憶容量
が10%以下となり、上記残記憶容量データRMが第2
ボーダデータBO2より小さく(ステップ32)、第3
ボーダデータBO3より大きければ(ステップ33)、
“0110 0110(約0.8)”のラウドネスデー
タLNがラウドネスレジスタ48にセットされる(ステ
ップ72)。これにより、このラウドネスデータLNが
ラッチ37を通じエンベロープ乗算器35に送られ、メ
トロノーム音を含む楽音の音量がかなり小さくなり、シ
ーケンスRAM17の残りの記憶容量がかなり少なくな
ってきたことがわかる。
【0079】さらに、シーケンスRAM17の残記憶容
量が1%以下となり、上記残記憶容量データRMが第3
ボーダデータBO3より小さければ(ステップ33)、
“0000 0000(0.0)”のラウドネスデータ
LNがラウドネスレジスタ48にセットされる(ステッ
プ73)。これにより、このラウドネスデータLNがラ
ッチ37を通じエンベロープ乗算器35に送られ、メト
ロノーム音を含む楽音の音量がほとんどなくなり、シー
ケンスRAM17の残りの記憶容量がほとんどなくなっ
てきたことがわかる。
【0080】また、シーケンスRAM17の残記憶容量
が20%を越えていて、上記残記憶容量データRMが第
1ボーダデータBO1より大きければ(ステップ3
1)、上記ステップ71〜73のラウドネスレジスタ4
8へのラウドネスデータLNのセットは行われず、メト
ロノーム音を含む楽音の音量は変化しない。なお、シー
ケンスRAM17の残記憶容量が少なくなるにしたがっ
て、ラウドネスデータLNが大きくなるような処理を行
うことも可能である。
【0081】12.自動リズム演奏のテンポを変化させ
る例 図13は、シーケンスRAM17の残記憶容量が少なく
なるにしたがって、自動リズム演奏のテンポを次第に小
さくする実施例を示す。本実施例では、上述の図5のス
テップ34、35、36の代わりに図13のステップ8
1、82、83の処理が行われる。すなわち、シーケン
スRAM17の残記憶容量が20%以下となり、上記残
記憶容量データRMが第1ボーダデータBO1より小さ
く(ステップ31)、第2ボーダデータBO2より大き
ければ(ステップ32)、テンポレジスタスタ47のテ
ンポデータTPに“0111 0000(約0.87
5)”が乗算される(ステップ81)。これにより、上
記図6のステップ41で累算されるテンポデータTPが
0.875倍に小さくなり、自動リズム演奏及びメトロ
ノーム音のテンポがある程度ゆっくりとなり、シーケン
スRAM17の残りの記憶容量がある程度少なくなって
きたことがわかる。
【0082】また、シーケンスRAM17の残記憶容量
が10%以下となり、上記残記憶容量データRMが第2
ボーダデータBO2より小さく(ステップ32)、第3
ボーダデータBO3より大きければ(ステップ33)、
テンポレジスタスタ47のテンポデータTPに“010
1 0000(約0.625)”が乗算される(ステッ
プ82)。これにより、上記図6のステップ41で累算
されるテンポデータTPが0.625倍に小さくなり、
自動リズム演奏及びメトロノーム音のテンポがかなりゆ
っくりとなり、シーケンスRAM17の残りの記憶容量
がかなり少なくなってきたことがわかる。
【0083】さらに、シーケンスRAM17の残記憶容
量が1%以下となり、上記残記憶容量データRMが第3
ボーダデータBO3より小さければ(ステップ33)、
テンポレジスタスタ47のテンポデータTPがクリアさ
れる(ステップ83)。これにより、上記図6のステッ
プ41で累算されるテンポデータTPが“0”となり、
自動リズム演奏及びメトロノーム音が停止し、シーケン
スRAM17の残りの記憶容量がほとんどなくなってき
たことがわかる。
【0084】また、シーケンスRAM17の残記憶容量
が20%を越えていて、上記残記憶容量データRMが第
1ボーダデータBO1より大きければ(ステップ3
1)、上記ステップ81〜83のテンポレジスタスタ4
7のテンポデータTPの変更は行われず、自動リズム演
奏及びメトロノーム音のテンポは変化しない。なお、シ
ーケンスRAM17の残記憶容量が少なくなるにしたが
って、テンポデータTPが大きくなるような処理を行う
ことも可能である。
【0085】13.自動リズム演奏の発音数を変化させ
る例 図14は、シーケンスRAM17の残記憶容量が少なく
なるにしたがって、自動リズム演奏の発音数を次第に小
さくする実施例を示す。本実施例では、メトロノーム音
の代りにテンポの進行を知らせるために、この自動リズ
ム演奏が使用される。上述の図5のステップ34、3
5、36の代わりに図14のステップ91、92、93
の処理が行われる。
【0086】すなわち、シーケンスRAM17の残記憶
容量が20%以下となり、上記残記憶容量データRMが
第1ボーダデータBO1より小さく(ステップ31)、
第2ボーダデータBO2より大きければ(ステップ3
2)、“1111 0000”のリズムマスクパターン
データRPがリズムマスクレジスタ50にセットされる
(ステップ81)。これにより、ドラムグループのリズ
ム音がマスキングされ、自動リズム演奏がシンバルグル
ープだけとなり、シーケンスRAM17の残りの記憶容
量がある程度少なくなってきたことがわかる。
【0087】また、シーケンスRAM17の残記憶容量
が10%以下となり、上記残記憶容量データRMが第2
ボーダデータBO2より小さく(ステップ32)、第3
ボーダデータBO3より大きければ(ステップ33)、
“1010 0000”のリズムマスクパターンデータ
RPがリズムマスクレジスタ50にセットされる(ステ
ップ82)。これにより、ドラムグループのリズム音及
びシンバルグループの偶数番目のリズム音がマスキング
され、自動リズム演奏がシンバルグループだけとなり、
しかも発音数が少なくなって、シーケンスRAM17の
残りの記憶容量がかなり少なくなってきたことがわか
る。
【0088】さらに、シーケンスRAM17の残記憶容
量が1%以下となり、上記残記憶容量データRMが第3
ボーダデータBO3より小さければ(ステップ33)、
“0000 0000”のリズムマスクパターンデータ
RPがリズムマスクレジスタ50にセットされる(ステ
ップ83)。これにより、全てのリズム音がマスキング
され、自動リズム演奏が全く行われなくなり、シーケン
スRAM17の残りの記憶容量がほとんどなくなってき
たことがわかる。
【0089】また、シーケンスRAM17の残記憶容量
が20%を越えていて、上記残記憶容量データRMが第
1ボーダデータBO1より大きければ(ステップ3
1)、上記ステップ91〜93のリズムマスクレジスタ
50へのリズムマスクパターンデータRPのセットは行
われず、“1111 1111”のリズムマスクパター
ンデータRPが保持され、自動リズム演奏のパターンは
変化しない。
【0090】なお、このリズムマスクパターンデータR
Pは、上記図6のステップ55の自動リズム演奏処理で
処理される。すなわち、ビートカウンタ53の値が上述
の自動リズム演奏データのステップタイムデータに一致
すれば、リズムマスクパターンデータRPの前半の4ビ
ットと後半の4ビットとがそれぞれリングシフトされ
る。これは、4拍子の場合である。3拍子ならば、リズ
ムマスクパターンデータRPの前半の上位3ビットと後
半の上位3ビットがそれぞれリングシフトされる。
【0091】両4ビットの最上位ビットデータまたは最
下位ビットデータが“1”“1”ならば、トーンナンバ
データ、パートデータ、ベロシティデータ等のリズム音
データがアサインメントメモリ30に書き込まれて発音
される。“0”“0”ならば、上記リズム音データはア
サインメントメモリ30に書き込まれず発音されない。
“1”“0”または“0”“1”ならば、さらに上記ト
ーンナンバデータまたはパートデータがマスキングする
グループに一致すれば、リズム音データはアサインメン
トメモリ30に書き込まれず発音されない。さらに上記
トーンナンバデータまたはパートデータがマスキングす
るグループに一致しなければ、リズム音データはアサイ
ンメントメモリ30に書き込まれて発音される。この場
合、自動リズム演奏データが、トーンナンバデータごと
またはパートデータごとに複数トラックに分けて記憶さ
れていれば、トラックごとにマスキング可能である。
【0092】本発明は上記実施例に限定されず、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例え
ば、上記図5、8、10、12、13、14のステップ
31、32、33で、シーケンスRAM17の残りの記
憶容量ではなく、書き込み量を判別することが可能であ
る。この場合、残記憶容量データRMの代わりにアドレ
スカウンタ16の書き込みアドレスデータWADが用い
られ、第1ボーダデータBO1はシーケンスRAM17
のエンドアドレスデータEAに“0.8(80%)”を
乗算したものに等しく、第2ボーダデータBO2は上記
エンドアドレスデータEAに“0.9(90%)”を乗
算したものに等しく、第3ボーダデータBO3は上記エ
ンドアドレスデータEAに“0.99(99%)”を乗
算したものに等しくなる。
【0093】また、上記メトロノーム音を含む楽音につ
いては、アサインメントメモリ30にエンベロープの各
ポイントのレベルデータ、ラウドネスデータLN、周波
数ナンバデータ(キーナンバ)を記憶し、このエンベロ
ープの各ポイントのレベルデータ、ラウドネスデータL
N、周波数ナンバデータ(キーナンバ)を、上記ステッ
プ34〜36、61〜63、71〜73、81〜83、
91〜93、101〜104で小さくなるようにまたは
大きくなるように演算処理することも可能である。この
場合、上記ステップ56で処理されるメトロノーム音の
エンベロープの各ポイントのレベルデータ、ラウドネス
データLN、周波数ナンバデータ(キーナンバ)につい
てのみ、上記ステップ34〜36、61〜63、71〜
73、81〜83、91〜93、101〜104で小さ
くなるようにまたは大きくなるように演算処理すること
も可能である。
【0094】この場合、上記リングシフトされる点滅パ
ターンデータTCPの値“1”または“0”に基づい
て、上記アサインメントメモリ30内のメトロノーム音
のオン/オフデータを“1”または“0”とする。この
オン/オフデータは、発音中(オン)、消音中(オフ)
を示すデータである。このオン/オフデータの切り替え
は、上記ステップ69で実行される。これらの処理は、
メトロノーム音以外の楽音について実行することも可能
である。
【0095】また、上述の断続周期データTC、断続パ
ターンデータTCP、ラウドネスデータLN、テンポデ
ータTPへの乗算データ、リズムマスクパターンデータ
RP、ボーダデータBO1、BO2、BO3は、上述し
た値(内容)、数(種類)に限られず、種々の値(内
容)、数(種類)にすることが可能である。例えば、ボ
ーダデータBO1、BO2、BO3を4種類以上とし
て、さらに細かく残りの記憶容量または書き込み量を判
別することである。また、残りの記憶容量が多いときま
たは書き込み量が少ないときの報知内容と、残りの記憶
容量が少ないときまたは書き込み量が多いときの報知内
容とを入れ替えることもできる。
【0096】さらに、上述の断続周期データTC、断続
パターンデータTCP、ラウドネスデータLN、テンポ
データTPへの乗算データ、リズムマスクパターンデー
タRPは、図11のようなデコーダを介して、アドレス
カウンタ16の書き込みアドレスデータWADまたは残
記憶容量レジスタ42の残記憶容量データRMから変換
することも可能である。また、上述の断続周期データT
C、断続パターンデータTCP、ラウドネスデータL
N、テンポデータTPへの乗算データ、リズムマスクパ
ターンデータRPは、RAM6またはROM7に記憶さ
れた演算式に基づいて、アドレスカウンタ16の書き込
みアドレスデータWADまたは残記憶容量レジスタ42
の残記憶容量データRMから演算することも可能であ
る。
【0097】このほか、上述の各実施例はそれぞれ組み
合わせることができる。これにより、シーケンスRAM
17の残記憶容量が少なくなるにしたがって、圧電ブザ
ー61の報知音の周波数、音量、断続周期の変化、断続
パターンの変化、メトロノーム音を含む楽音の音量の変
化、自動リズム演奏のテンポの変化及び自動リズム演奏
の発音数の変化の2つ以上を並行して実行することがで
きる。この場合、図7、12、13の回路を図1の回路
に付加し、ステップ34の後にステップ61、71、8
1、91、102の処理を行い、ステップ35の後にス
テップ62、72、82、92、103の処理を行い、
ステップ36の後にステップ63、73、83、93、
104の処理を行う。
【0098】また、自動演奏データAPを記憶するの
は、シーケンスRAM17のほか、内蔵RAM、RAM
カード等のメモリカード、フロッピーディスク、光メモ
リディスク等でも可能である。圧電ブザー61は、スピ
ーカ、イヤホン、ヘッドホン、電子ブザー装置、電子メ
トロノーム装置、電子チャイム装置などに置き換えるこ
とも可能である。シーケンスRAM17には、上記リア
ルタイムで入力した自動演奏データAPのほか、1ステ
ップずつ入力した自動演奏データAP、楽音又は音声の
波形データ、エンベロープ波形データ、リズム、音色、
エフェクト、変調の変化内容等、どのような音楽的情報
も可能である。
【0099】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、音楽的
情報を記憶する記憶手段の書き込み量または残りの記憶
容量が、ボーダー値に達したら、発音制御データを出力
し、この発音制御データに応じた発音を行うようにし
た。これにより、記憶手段の残りの記憶容量が少なくな
ったことを、耳で確かめることができ、残りの記憶容量
が少ないことを瞬時に簡単かつはっきりと知ることがで
きる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子楽器の全体回路図である。
【図2】ROM7に記憶された自動リズム演奏データの
内容を示す図である。
【図3】トーンジェネレータ19を示す回路図である。
【図4】RAM6内のワーキングレジスタ群40を示す
図である。
【図5】自動演奏データAP記録処理のフローチャート
を示す図である。
【図6】インタラプト処理のフローチャートを示す図で
ある。
【図7】発音回路60を示す回路図である。
【図8】残記憶容量が少なくなるにしたがって、報知音
の断続周期を変化させる別の実施例の自動演奏データA
P記録処理のフローチャートを示す図である。
【図9】残記憶容量が少なくなるにしたがって、報知音
の断続周期を変化させる別の実施例のインタラプト処理
のフローチャートを示す図である。
【図10】残記憶容量が少なくなるにしたがって、報知
音の断続パターンを変化させる実施例のフローチャート
を示す図である。
【図11】書き込み量が多くなるにしたがって、報知音
の断続パターンを変化させる実施例の断続パターンデー
タTCPを示す図である。
【図12】残記憶容量が少なくなるにしたがって、楽音
の音量を変化させる実施例のフローチャートを示す図で
ある。
【図13】残記憶容量が少なくなるにしたがって、自動
リズム演奏のテンポを変化させる実施例のフローチャー
トを示す図である。
【図14】残記憶容量が少なくなるにしたがって、自動
リズム演奏の発音数を変化させる実施例のフローチャー
トを示す図である。
【符号の説明】
1…キーボード、3…パネルスイッチ群、5…CPU、
6…RAM、7…ROM、8、18、28、37…ラッ
チ、9…プログラマブルカウンタ、10…分周器、11
…トランジスタ、12…発光ダイオード、14…フロッ
ピーディスク、15…フロッピーディスクドライバ、1
6…アドレスカウンタ、17…シーケンスRAM、30
…アサインメントメモリ、31…サウンドコントロー
ラ、32…楽音波形ジェネレータ、33…エンベロープ
波形ジェネレータ、34…サウンド乗算器、35…エン
ベロープ乗算器、40…ワーキングレジスタ群、41…
記憶容量レジスタ、42…残記憶容量レジスタ、43…
第1ボーダレジスタ、44…第2ボーダレジスタ、45
…第3ボーダレジスタ、46…ビート数レジスタ、47
…テンポレジスタ、48…ラウドネスレジスタ、49…
断続パターンレジスタ、50…リズムマスクレジスタ、
51…シフト周期カウンタ、52…テンポカウンタ、5
3…ビートカウンタ、54…バーカウンタ、55…書き
込みバッファレジスタ、60…発音回路、61…圧電ブ
ザー、62…アンプ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音楽的情報を記憶する記憶手段と、 この記憶手段に音楽的情報を書き込む書き込み手段と、 この書き込み手段によって書き込まれた記憶手段の書き
    込み量または残りの記憶容量を検出する検出手段と、 この検出手段で、検出された書き込み量または残りの記
    憶容量がボーダー値に達したか否かを判別する判別手段
    と、 この報知手段の判別結果に応じて、上記ボーダー値につ
    き、発音制御データを出力する発音制御手段と、 この発音制御手段から出力された発音制御データに応じ
    た発音を行う発音手段とを備えたことを特徴とする電子
    楽器の報知装置。
  2. 【請求項2】上記発音手段は報知音を発音する手段であ
    り、上記発音制御手段はこの報知音の断続周期を変化さ
    せる手段であることを特徴とする請求項1記載の電子楽
    器の報知装置。
  3. 【請求項3】上記発音手段は報知音を発音する手段であ
    り、上記発音制御手段はこの報知音の断続パターンを変
    化させる手段であることを特徴とする請求項1記載の電
    子楽器の報知装置。
  4. 【請求項4】上記発音手段は報知音を発音する手段であ
    り、上記発音制御手段はこの報知音の周波数を変化させ
    る手段であることを特徴とする請求項1記載の電子楽器
    の報知装置。
  5. 【請求項5】上記発音手段は報知音を発音する手段であ
    り、上記発音制御手段はこの報知音の大きさを変化させ
    る手段であることを特徴とする請求項1記載の電子楽器
    の報知装置。
  6. 【請求項6】上記発音手段は楽音生成発音手段であり、
    上記発音制御手段はこの楽音生成発音手段における楽音
    の音量を変化させる手段であることを特徴とする請求項
    1記載の電子楽器の報知装置。
  7. 【請求項7】上記発音手段は楽音生成発音手段であり、
    上記発音制御手段はこの楽音生成発音手段における演奏
    のテンポを変化させる手段であることを特徴とする請求
    項1記載の電子楽器の報知装置。
  8. 【請求項8】上記発音手段は自動演奏の楽音生成発音手
    段であり、上記発音制御手段はこの自動演奏における演
    奏のパターンを変化させる手段であることを特徴とする
    請求項1記載の電子楽器の報知装置。
  9. 【請求項9】上記記憶手段に記憶される音楽的情報は自
    動演奏情報であることを特徴とする請求項1記載の電子
    楽器の報知装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62294288A (ja) * 1986-06-13 1987-12-21 ヤマハ株式会社 演奏デ−タ記録装置
JPS63193190A (ja) * 1987-02-06 1988-08-10 ヤマハ株式会社 電子楽器

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