JP2003186466A - 楽譜作成処理装置及びプログラム - Google Patents

楽譜作成処理装置及びプログラム

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JP2003186466A
JP2003186466A JP2001388193A JP2001388193A JP2003186466A JP 2003186466 A JP2003186466 A JP 2003186466A JP 2001388193 A JP2001388193 A JP 2001388193A JP 2001388193 A JP2001388193 A JP 2001388193A JP 2003186466 A JP2003186466 A JP 2003186466A
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musical score
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Tomoyuki Funaki
知之 船木
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Yamaha Corp
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10GREPRESENTATION OF MUSIC; RECORDING MUSIC IN NOTATION FORM; ACCESSORIES FOR MUSIC OR MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. SUPPORTS
    • G10G1/00Means for the representation of music
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/0008Associated control or indicating means
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2220/00Input/output interfacing specifically adapted for electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2220/005Non-interactive screen display of musical or status data
    • G10H2220/015Musical staff, tablature or score displays, e.g. for score reading during a performance.

Abstract

(57)【要約】 【課題】 演奏データに基づき楽譜表示を行う場合にお
いて、繰返し区間を自動的に判定して所定の反復記号を
用いて楽譜表示できるようにする。 【解決手段】 供給された演奏データ(MIDI等)に
ついて、構成が共通する区間を検索し、検索の結果構成
が共通すると判断された2つの区間の一方に対応して実
際の楽譜表示を行い、他方に対応する実際の楽譜表示に
代えて所定の反復記号を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、楽曲自動演奏デ
ータに基づき見易い楽譜を作成するような場合に応用で
きる楽譜作成処理装置及びプログラムに関し、特に共通
する演奏を繰返す区間を自動的に判定して所定の反復記
号を用いて楽譜表示できるようにすることに関する。
【0002】
【従来の技術】楽曲自動演奏データは、MIDI規格等
の所定のデータ形式からなっていて、一般に、楽曲の時
系列進行のすべてに対応するシーケンスデータからな
る。例えば、曲の出だしの8小節を繰返すような場合、
最初の8小節の演奏データと次の(繰返しの)8小節の
演奏データとが別々に記憶されており、それらが時系列
的に順次読み出されて再生される。一方、最近では、パ
ーソナルコンピュータ用のアプリケーションソフトとし
てシーケンサソフトが流通している。このシーケンサソ
フトによれば、MIDIフォーマットの楽曲演奏データ
(シーケンスデータ)に基づく再生演奏が行えるのみな
らず、この楽曲演奏データ(シーケンスデータ)に基づ
き楽譜表示(電子的ディスプレイでの表示又はプリンタ
による紙への印刷表示)を行うこともできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術にお
いては、楽曲演奏データをそのデータの通りに楽譜表示
することしか行えなかった。そのため、通常の楽譜であ
れば、所定の反復記号を用いて表示することで、反復す
る楽譜区間の表示を省略することができる箇所であって
も、同じ楽譜表示を繰り返して行うことになってしま
い、冗長であり、非常に見づらいものとなっていた。ま
た、楽譜の枚数も増してしまい、使いににくいものとな
ってしまう。また、楽曲の大まかな構成がわかりにくく
なり、上級者には特に読み辛い楽譜表示になってしま
う。この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、楽曲
自動演奏データに基づき楽譜表示を行う場合において、
繰返し区間を自動的に判定して所定の反復記号を用いて
楽譜表示できるようにすることで見易い楽譜表示が行え
るようにした楽譜作成処理装置及びプログラムを提供し
ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係る楽譜作成
処理装置は、楽曲演奏データを供給する供給手段と、供
給された楽曲演奏データについて、構成が共通する区間
を検索する検索手段と、前記検索の結果構成が共通する
と判断された2つの区間の一方に対応して実際の楽譜表
示を行い、他方に対応する実際の楽譜表示に代えて所定
の反復記号を表示するよう制御する表示制御手段とを備
える。これにより、楽曲演奏の時系列順に並んだ楽曲演
奏データから、構成が共通する区間を検索することで、
リピート区間を自動的に検出する。そして、検出したリ
ピート区間の一方について実際の楽譜表示を行い、他方
については実際の楽譜表示に代えて所定の反復記号を表
示することで、見易い楽譜表示を提供することができ
る。一例として、前記検索手段は、前記供給された楽曲
演奏データについて、或る一部区間の構成がそれより後
の他の一部区間の構成に実質的に一致するかどうかを判
定し、両区間の構成が互いに一致すると判定され、かつ
両区間の間に他の小節が存在しない又は存在するが所定
数以下である場合には、両区間の構成が共通すると判断
する。この場合、前記表示制御手段は、構成が共通する
と判断された前記両区間のうち前記或る一部区間につい
て楽譜表示する一方で前記他の一部区間の実際の楽譜表
示を省略し、かつ、前記両区間の間に他の小節が存在し
ない場合には楽譜表示される前記或る一部区間に対応し
て上記反復記号としてリピートマークのみを付加し、前
記両区間の間に前記所定数以下の他の小節が存在する場
合には楽譜表示される前記或る一部区間と該他の小節と
を含む区間に対応してリピートマークを付加すると共に
該他の小節に対応して1回目のリピート区間の終りを示
すカッコマークを付加し、更に楽譜表示を省略する前記
他の一部区間の直後の小節の楽譜表示に対応して2回目
のリピート区間の終りを示すカッコマークを付加する。
これにより、本格的な反復記号を使用した楽譜表示を自
動的に実現できる。
【0005】本発明は、装置の発明として構成し、実施
することができるのみならず、方法の発明として構成し
実施することができる。また、本発明は、コンピュータ
またはDSP等のプロセッサ(以下これらを総称して単
にコンピュータという)のプログラムの形態で実施する
ことができるし、そのようなプログラムを記憶した記録
媒体の形態で実施することもできる。また、処理装置の
ハードウェアとしては、任意のソフトウェアプログラム
を実行するCPUのような汎用プロセッサを使用できる
のは勿論のこと、専用ロジックをハードウェアで組んだ
専用プロセッサを用いてもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明しよう。図1は、この発明
の一実施例に係る楽譜作成処理装置として機能させるこ
とのできるパーソナルコンピュータのハードウェア構成
例を示すブロック図である。中央処理ユニット(CP
U)1、リードオンリーメモリ(ROM)2、ランダム
アクセスメモリ(RAM)3によりコンピュータのメイ
ン処理部が構成される。CPU1に対して、データ及び
アドレスバス10を介してROM2、RAM3、キーボ
ード4、表示回路5、音源回路6、音声処理回路7、記
憶装置8、通信インタフェース9A,9B等が接続され
ている。更に、CPU1には、タイマ割り込み処理(イ
ンタラプト処理)における割り込み時間や各種時間を計
時するタイマ1Aが接続されている。
【0007】ROM2は、CPU1により実行あるいは
参照される各種プログラムや各種データ等を格納するも
のである。RAM3は、CPU1が所定のプログラムを
実行する際に発生する各種データなどを一時的に記憶す
るワーキングメモリとして、あるいは実行中のプログラ
ムやそれに関連するデータを一時的に記憶するメモリ等
として使用される。RAM3の所定のアドレス領域がそ
れぞれの機能に割り当てられ、レジスタやフラグ、テー
ブル、メモリなどとして利用される。入力操作子装置4
は、各種文字データ入力用のキー群及び数値データ入力
用のテンキーなどを含むキーボードとマウス等で構成さ
れる。表示回路5は、バス10を介して与えられる各種
情報あるいはCPU1の制御状態などを、例えば液晶表
示パネル(LCD)やCRTから構成されるディスプレ
イ5Aに表示させるための表示ドライブ回路である。音
源回路6は、バス10を経由して与えられた楽音データ
を入力し、このデータに基づいてデジタル楽音信号を発
生する。音源回路6から発生されたデジタル楽音信号は
デジタル/アナログ変換器11でアナログ信号に変換さ
れ、アンプやスピーカなどを含むサウンドシステム12
を介して発音される。音源回路6の構成としてはいかな
る構成を用いてもよい。例えば、音源回路6は、波形メ
モリ音源、FM音源、物理モデル音源、高調波合成音
源、フォルマント合成音源、アナログシンセサイザ方
式、アナログシンセサイザシュミレイション等の各種楽
音合成方式いずれを採用してもよく、また、専用ハード
ウェア音源回路で構成してもよいし、CPU1によるソ
フトウェア音源処理を利用する構成であってもよい。さ
らに、共通の楽音発生用ハードウェアを時分割で使用す
ることによって複数の発音チャンネルを形成するような
時分割処理方式からなるものでもよいし、1つの発音チ
ャンネルが1つの楽音発生回路に対応するような並列処
理形式のものであってもよい。
【0008】音声処理回路7はオーディオ波形信号(P
CM)の入出力及び処理を行う回路で、外部入力装置1
3(例えばマイクロホン等)から入力したアナログオー
ディオ信号をアナログ/デジタル変換器14でデジタル
オーディオ波形信号に変換したものを入力し、適宜処理
してバス10に送出する。こうして取り込んだオーディ
オ波形信号は記憶装置8(例えばハードディスク)等で
適宜保存しておくことができる。一例として、人の歌声
を入力し、これを分析することでMIDI形式の楽曲演
奏データを作成するような場合に利用される。あるい
は、楽曲中の所定トラックの演奏データとして、該演奏
に係るオーディオ波形信号をそのまま使用するような場
合に利用される。記憶装置8に保存されたオーディオ波
形信号(演奏のPCM波形データ)を読み出して、音声
処理回路7からデジタル/アナログ変換器11及びサウ
ンドシステム12を介して発音されることができる。
【0009】記憶装置8は、例えばハードディスクのよ
うな大容量の不揮発性記憶装置からなり、種々の楽曲の
自動演奏データ及びそれに関連する各種情報や各種のア
プリケーションプログラム及び関連する各種データなど
を記憶している。この発明の実施例に係る楽譜作成処理
を行うためのプログラム及びそれに関連するシーケンサ
ソフト(自動演奏プログラム等)は、ROM2に記憶さ
れていてもよいし、この記憶装置8に記憶させておいて
もよい。記憶装置8(ハードディスク)に記憶している
プログラムをRAM3に読み込むことにより、ROM2
に該プログラムを記憶している場合と同様の動作をCP
U1にさせることができる。このようにすると、プログ
ラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。な
お、記憶装置8はハードディスクに限られず、フロッピ
ー(商標)ディスク(FD)、コンパクトディスク(C
D−ROM・CD−RAM)、磁気ディスク(MO)、
DVD(Digital Versatile Diskの略)等の着脱自在な
様々な形態の外部記憶媒体を利用することもできる。
【0010】通信インターフェース9Aを介して電子鍵
盤楽器15あるいはその他のMIDI機器を接続し、M
IDI形式の演奏データを授受することができる。例え
ば、シーケンサソフトの再生演奏機能を実行することで
再生されたMIDI形式の自動演奏データを通信インタ
ーフェース9Aを介して電子鍵盤楽器15あるいはその
他のMIDI機器に送出し、そこで該演奏データに対応
する楽音を発生させることができる。あるいは、外部の
電子鍵盤楽器15等でリアルタイムで演奏された楽曲の
データをMIDI形式の演奏データとして通信インター
フェース9Aを介して入力し、これをRAM3や記憶装
置8などに保存することもできる。また、通信インター
フェース9Bを介して通信ネットワーク16(例えばL
ANや電話回線、インターネット等)に接続され、ネッ
トワーク上の他のコンピュータあるいはMIDI機器な
どとの間で通信し、楽曲演奏データの授受や、各種プロ
グラムや各種データの授受が行える。通信インターフェ
ース9BにはRS−232C、USB(ユニバーサル・
シリアル・バス)、IEEE1394等の汎用のインタ
ーフェイスが用いられるが、通信インターフェース9A
にもMIDI専用のインタフェースに限らず、それら汎
用インターフェイスを用いてよい。
【0011】図2はRAM3で記憶されるプログラムや
データの一例を示す。RAM3にはオペレーティングシ
ステムOS及び実行しようとするアプリケーションプロ
グラム(図2では「楽譜表示ソフト」を図示)が転送記
憶され、また各種のデータを一時記憶するレジスタ等が
設定される。更に、RAM3には、選択された楽曲の演
奏データが、記憶装置8等から転送されて記憶される。
演奏データは如何なるデータ構成からなっているものを
用いてもよい。一例を示すと、1つの楽曲の演奏データ
は、複数のトラック(一例としてチャンネル1〜16と
する)についてのシーケンス演奏データによって構成さ
れる。1つのトラック(一例としてチャンネル2につき
図示する)についてのシーケンス演奏データは、該トラ
ックについての楽音設定のための初期値(例えば音色な
ど)を先頭に有し、次いで演奏手順に従ってデュレーシ
ョンデータとノートデータ等を順次有する。デュレーシ
ョンデータは、次のイベントまでの時間を示すデータで
ある。この時間の表現は、曲の最初からの絶対時間、あ
るいは各小節の先頭からの相対時間、あるいは隣接する
イベント間の相対時間、などどのような表わし方からな
るものであってもよい。ノートデータは、一例として、
当該ノートオンイベントに係る楽音の音高を示すノート
ナンバと、当該ノートオンイベントに係る楽音の音量制
御値を示すベロシティデータと、当該ノートオンイベン
トに係る楽音のキーオン時間長を示すゲートタイム等の
データを含む。図示例のように、ノートオンイベントの
中にゲートタイムを含んでいる場合は、ノートオフイベ
ントデータを別途に有する必要はない。しかし、これに
限らず、ノートオンイベントのみならずノートオフイベ
ントもシーケンス演奏データ中に含んでいてもよい。な
お、後述するようにメロディ構成が共通する区間を検索
する処理を行う場合に、各小節線の位置を示す小節線デ
ータをシーケンス演奏データ中に含んでいると都合がよ
い。しかし、小節線データを含まずに、自動的に小節線
の位置を判定するように検索用プログラムを構成しても
よい。
【0012】図3は、この発明に係る楽譜作成処理装置
又は方法の一実施形態として、図1のパーソナルコンピ
ュータで実行される楽譜表示ソフトの一例を示すフロー
チャートである。この楽譜表示ソフトが起動されると、
まず所定の初期画面がディスプレイ5Aで表示される
(ステップS1)。次いで、入力操作子装置4における
キーボードやマウス等の操作を検出し、その入力操作に
対応する処理を行う(ステップS2)。入力操作に対応
してどのような処理を行うかについては、ステップS3
以降において例示的に示されている。ステップS3では
楽曲の選択操作がなされたかどうかを判定し、YESで
あれば、選択された楽曲の演奏データを、該演奏データ
を保有している装置(例えば記憶装置8)から取得し
て、RAM3にバッファ記憶する(ステップS4)。こ
うして、所望の楽曲の演奏データが供給される。RAM
3に記憶した演奏データが検索処理や編集処理、再生処
理などの対象となる。
【0013】ステップS5ではトラックビューウィンド
ウがオン状態とされているかを判定し、オン状態であれ
ば、該選択された楽曲のトラック構成を示すトラックビ
ューウィンドウをディスプレイ5Aで表示する(ステッ
プS6)。ステップS7では楽譜ウィンドウがオン状態
とされているかを判定し、オン状態であれば、該選択さ
れたトラックについての五線譜式の楽譜ウィンドウ(ス
タッフウィンドウ)をディスプレイ5Aで表示する(ス
テップS8)。例えば、ディスプレイ5Aで表示された
トラックビューウィンドウにおいて所望のトラックをマ
ウスクリックすることで該所望のトラックの選択を行
い、これに応じて該選択されたトラックについての楽譜
ウィンドウがディスプレイ5Aで表示される。楽譜ウィ
ンドウにおいては、該選択されたトラックについての演
奏データに基づき、その演奏楽譜を五線譜にて表示す
る。
【0014】ステップS9では、繰返部を整理した楽譜
作成をするかどうかを判定する。この「繰返部の整理」
は所定のトラック(例えばメロディトラック)を対象に
して行われる。例えば、ユーザの操作によって、上記ス
テップS7,S8の処理によってメロディトラックの楽
譜ウィンドウを開き、該メロディトラックに対して「繰
返部の整理」を行うことを選択する。この選択に応じて
ステップS10で「繰返部の検出・楽譜作成処理」が行
われる。このステップS10の「繰返部の検出・楽譜作
成処理」の具体例は図4に示されており、詳しくは後述
する。なお、ステップS10の「繰返部の検出・楽譜作
成処理」を一旦実行して、繰返部を整理した楽譜作成が
完了すると、以後はステップS9はNOに分岐する。
【0015】ステップS11では、再生演奏のスタート
・ストップを指示するスタート・ストップスイッチがオ
ン操作されたかどうかを調べる。YESであれば、スタ
ート・ストップフラグSSの値を反転させる(ステップ
S12)。スタート・ストップフラグSSは、SS=1
が再生演奏実行を指示し、SS=0が再生演奏停止を指
示する。なお、前記選択された楽曲の演奏データに基づ
く再生演奏のための処理は、この楽譜表示ソフトの実行
中において、SS=1のときに、所定のテンポクロック
の割込み毎に実行される。これにより、再生演奏音が発
音可能である。テンポクロックの割込みによる自動演奏
処理は、公知であるため、特に詳細は説明しない。ステ
ップS13では、その他の処理を適宜実行する。ステッ
プS14では、この楽譜表示ソフトを終了する操作がな
されたかどうかを調べる。NOであれば、ステップS2
に戻り、上述のルーチンを繰り返す。YESであれば、
この楽譜表示ソフトを終了する。
【0016】次に、ステップS10で行う「繰返部の検
出・楽譜作成処理」の具体例につき図4により説明す
る。図4の具体例における処理のコンセプトは、供給さ
れた楽曲演奏データについて、3小節以上の区間のメロ
ディ構成が実質的に共通する2つの部分的区間を検索
し、かつ、検索された両部分的区間の間に他の小節が存
在しないか又は存在しても1又は2小節のみであること
を条件に、該検索された2つの部分的区間を繰返部とし
て検出することである。そのようにして検出される共通
構成の2つの部分的区間つまり繰返部について、楽譜表
記におけるリピートマークを用いることで1つの部分的
区間にまとめて表記する。また、共通する部分的区間の
間に存在する1又は2小節の区間は、1回目のリピート
区間の終りを示すカッコマークを用いて表記する。以下
では、メロディ構成を比較する2つの区間をA区間とB
区間と名付ける。このA区間とB区間を適宜変化させな
がら検索すなわちサーチを行う。
【0017】図4において、最初のステップS20で
は、A区間の先頭小節位置aを初期値1(当該楽曲にお
ける第1小節)に設定する。次のステップS21では、
B区間の先頭小節位置bをA区間の先頭小節位置aの3
つ後の小節位置に初期設定する(b=a+3)。次のス
テップS22では、B区間の先頭小節位置bを順次イン
クリメントしつつ、小節位置aを先頭に含むaとa+1
とa+2の3小節からなるA区間のメロディ構成に共通
するメロディ構成からなるB区間(b,b+1,b+
2)があるかどうかをサーチする。このサーチにあたっ
てメロディ構成(フレーズ)の一致判定基準は、A区間
のメロディ構成とB区間のメロディ構成とが完全に一致
することを条件とする必要はなく、一部の音符が異なっ
ていても、音楽的に実質的に一致性又は共通性があると
認められる許容誤差範囲内での相違であれば、一致又は
共通であると判定するようにしてよい。その許容誤差範
囲は、設計上、適宜定めてよい。一例として、楽曲デー
タについて、1小節を例えば16分割して、両区間A,
Bの各分割部分の音符の音高を互いに比較し、音高の一
致度が90%以上の場合には、許容誤差範囲内として、
実質的に一致するものと判定するようにしてよい。例え
ば、人間の耳には、音符のゲートタイム(キーオンから
キーオフまでの時間)の長さの相違は敏感ではなく、キ
ーオンの発生時点(発音開始タイミング)の相違は敏感
であるので、上記分割区間が休符若しくは無音区間とな
っている場合には、直前の音符が延長しているものとし
て比較するのがよい。また、例えば、音楽演奏において
は、同じ楽譜構成からなる繰返し区間であっても、1回
目と2回目とでは幾分異ならせて演奏することがよく行
われる(それは「フェィク」といわれる)。例えばその
ような「フェィク」の範囲であれば、一致又は共通と判
定してさしつかえない。また、人間が演奏することによ
り作成した楽曲データの場合には、1つの楽譜中で同じ
構成のフレーズを繰り返し演奏したつもりでも、互いに
若干異なる楽曲データになるのが普通であるので、その
程度の相違は許容誤差として認定するのがよい。また、
人間の耳には、音符の音高の位置関係が大体合っていれ
ば、同じメロディに聞こえるので、適宜に定めた許容誤
差範囲であれば、同じフレーズの反復演奏と判断しても
差し支えない。
【0018】なお、一例として、メロディトラックの演
奏データのみならず、コードトラックの対応する小節の
演奏データ(和音)をも考慮して、一致又は共通性に関
する比較照合を行うことは、音楽的にも理にかなってい
ることであるので、そのようにしてもよい。そのように
すれば、多少メロディ進行に相違があってもコード進行
が共通することで、実質的に一致又は共通するとの判定
を行いやすい。勿論、それに限らず、メロディトラック
の演奏データのみに基づいて一致又は共通性に関する比
較照合を行うようにしてもよい。なお、これらの一致判
定条件及びその変形例は、ステップS22での処理のみ
ならず、後述するステップS26等における一致又は共
通性に関する比較照合処理に際しても同様に適用され
る。
【0019】図5(a)は、ステップS22で行うサー
チの一例を模式的に示す。A区間の3つの小節a,a+
1,a+2は固定されており、B区間の3つの小節b,
b+1,b+2は、A区間との一致又は共通性が検出さ
れるまで、bの値を順次インクリメントして、比較・照
合がなされる。例えば、最初はb=a+3=4であり、
B区間の3つの小節b,b+1,b+2として第4、第
5、第6小節が選ばれる。このメロディ構成とA区間の
メロディ構成とが不一致であれば、b=b+1=5にイ
ンクリメントし、B区間の3つの小節b,b+1,b+
2が第5、第6、第7小節に切り替わる。こうして、b
の値を順次インクリメントしつつ、A区間とB区間の比
較を行い、一致又は共通性が検出されると、ステップS
23のYESを経由してステップS24に行く。しか
し、B区間の先頭小節bを順次インクリメントして楽曲
の最後までサーチしていっても、一致又は共通性が検出
されなかった場合は、ステップS23のNOを経由して
ステップS25,S26に行く。
【0020】ステップS25では、A区間の先頭小節a
を順次変更して行う曲の最後までの検索が終了したかど
うかを調べる。まだ終了していなければステップS26
に行き、A区間の先頭小節位置aの値を1増加する。そ
の後、ステップS21に戻り、1増加したaの値に対応
してB区間の先頭小節位置bの値をb=a+3にセット
する。そして、ステップS22において、前述と同様の
サーチ処理を行う。すなわち、B区間の先頭小節位置b
を順次インクリメントしつつ、小節位置aを先頭に含む
aとa+1とa+2の3小節からなるA区間のメロディ
構成に共通するメロディ構成からなるB区間(b,b+
1,b+2)があるかどうかをサーチする。図5(b)
は、1増加したaの値が「2」の場合におけるステップ
S22で行うサーチの一例を模式的に示すもので、A区
間の3つの小節a,a+1,a+2は、第2、第3、第
4小節に固定されており、B区間の3つの小節b,b+
1,b+2は、最初はb=a+3=5であり、B区間の
3つの小節b,b+1,b+2として第5、第6、第7
小節が選ばれる。こうして、bの値を順次インクリメン
トしつつ、A区間とB区間の比較を行い、一致又は共通
性が検出されると、ステップS23のYESを経由して
ステップS24に行く。
【0021】ステップS24では、一致又は共通性が検
出されたA区間とB区間との間に小節が介在しているか
どうかを判定する。NOの場合、A区間の直後にそれに
一致する又は共通性のあるB区間が繰り返していること
を意味する。その場合は、ステップS31にジャンプす
る。一方、ステップS24がYESの場合は、ステップ
S27に行き、A区間とB区間に挟まれたA’区間のメ
ロディ構成と、このA’区間の小節数と同じ小節数から
なるB区間の直後のB’区間のメロディ構成とを比較す
る。一参考例として、図5(c)はこのA’区間が1小
節の場合を示している。次のステップS28では、A’
区間とB’区間において、それぞれの先頭の1小節のメ
ロディ構成が一致又は共通するかを判定する。YESで
あれば、ステップS29に行き、A区間とB区間の末尾
をそれぞれ1小節だけ拡張する。すなわち、ステップS
28でYESと判定されるのは、一致又は共通する小節
数が3小節よりも多くあるときである。例えば、初めて
ステップS28のYESからステップS29に進むとき
は、最初は3小節であったA区間とB区間の小節数がそ
れぞれ4小節に拡張され、これにより、それぞれ4小節
の範囲からなるA区間とB区間が一致または共通するこ
とが検出されたことになる。
【0022】次のステップS30では、上記で1小節分
拡張されたA区間とB区間との間に小節がまだあるかど
うかを判定する。NOであれば、上記ステップS24が
NOのときと同様にステップS31に行く。一参考例と
して、図5(d)は4小節の範囲からなるA区間とB区
間との間に小節が存在していない場合を示している。一
方、ステップS30がYESであれば、ステップS27
に戻り、上述と同様の処理を、拡張されたA区間とB区
間について行う。すなわち、拡張されたA区間とB区間
に挟まれたA’区間のメロディ構成と、このA’区間の
小節数と同じ小節数からなるB区間の直後のB’区間の
メロディ構成とを比較し、次のステップS28では、こ
のA’区間とB’区間において、それぞれの先頭の1小
節のメロディ構成が一致又は共通するかを判定する。Y
ESであれば、ステップS29に行き、A区間とB区間
の末尾をそれぞれ更に1小節だけ拡張する。例えば、こ
のステップS29の処理が2回目に行われる場合は、4
小節であったA区間とB区間の小節数がそれぞれ5小節
に拡張されることとなり、これにより、それぞれ5小節
の範囲からなるA区間とB区間が一致または共通するこ
とが判る。次のステップS30では、上記で1小節分拡
張されたA区間とB区間の間に小節がまだあるかどうか
を判定する。NOであれば、上記ステップS24がNO
のときと同様にステップS31に行く。YESであれ
ば、ステップS27に戻り、上述と同様の処理を繰返
す。このように、ステップS27,S28,S29,S
30のループを繰返すことで、3小節よりも多い小節数
からなるA区間とB区間とが一致又は共通することの検
出がなされる。そして、このステップS27〜S30の
処理をループする毎に、ステップS29の処理により、
一致又は共通するとみなされるA区間とB区間のサイズ
がそれぞれ1小節づつ拡張される。
【0023】以上をまとめると、それぞれが3小節の範
囲からなるA区間とB区間が一致又は共通することが検
出され、かつ、そのA区間の直後にB区間が存在する場
合は、ステップS24でNOとの判定がなされて、ステ
ップS31に進む。また、それぞれが4小節以上の範囲
からなるA区間とB区間が一致又は共通することが検出
され、かつ、そのA区間の直後にB区間が存在する場合
は、ステップS30でNOとの判定がなされて、ステッ
プS31,S32の処理に進む。このように、ステップ
S31,S32の処理に進むのは、3小節以上の範囲か
らなるA区間とB区間が一致又は共通する場合であっ
て、かつ、A区間の直後にB区間がくっついている場合
である。このような場合、A区間(又はB区間)につい
ての楽譜表示を行い、B区間(又はA区間)についての
楽譜表示はそっくり省略して、A区間(又はB区間)に
ついての楽譜表示に所定のリピート記号を付加すること
で、省略したB区間(又はA区間)についての楽譜表示
の代わりとすることができ、その際、「カッコマーク」
は不要である。まず、ステップS31では、B区間の直
後に更に演奏データの存在する小節があれば、この後続
小節の1小節目の位置を後続小節位置cとして記憶す
る。ステップS32では、A区間(又はB区間)につい
ての楽譜表示を残し、B区間(又はA区間)についての
楽譜表示はそっくり省略し、残したA区間(又はB区
間)についての楽譜表示に所定のリピート記号(リピー
ト・サイン)を付加するよう、楽譜表示処理を行う。こ
の楽譜表示を略図で示すと、図6(a)のようである。
図6では、所定のリピート記号として反復区間の先頭と
終りにリピートマークを付加する例を示している。B区
間に後続する小節がある場合は、リピート記号を付加し
たA区間(又はB区間)についての楽譜表示の直後に後
続小節位置cの楽譜表示がなされることになる。なお、
このとき、楽曲演奏データにおいても、A区間(又はB
区間)の演奏データを残して、B区間(又はA区間)の
演奏データを削除し、残したA区間(又はB区間)の演
奏データにリピート記号データを付加するようにし、こ
れを保存するようにしてもよい。そうすれば、以後はい
つでも、リピート記号データ付きの演奏データに基づ
き、リピート記号を用いて整理された楽譜表示を行うこ
とができる。ステップS32の後、ステップS33に進
む。
【0024】一方、A区間とB区間の間にA’区間がま
だあるにもかかわらず、そのA’区間の先頭小節がB区
間の直後のB’区間の先頭小節に一致していない場合
は、ステップS28でNOと判定され、ステップS34
に行く。ステップS34では、そのときのA’区間の小
節数がいくつあるかをカウントする。この実施例では、
このA’区間の小節数が2以下であれば、「カッコマー
ク」を付与する対象となり得るものとしている。そこ
で、次のステップS35では、ステップS34でカウン
トしたA’区間の小節数が2以下であるかどうかを調
べ、そうであれば、ステップS36,S37の処理を行
って「カッコマーク」の楽譜表示を行う。ステップS3
6では、A区間(又はB区間)についての楽譜表示を残
し、B区間(又はA区間)についての楽譜表示はそっく
り省略し、かつ、残したA区間(又はB区間)について
の楽譜表示の直後にA’区間の楽譜表示を行い、この
「A区間(又はB区間)+A’区間」の楽譜表示に対し
て所定のリピート記号を付加する表示を行う。次のステ
ップS37では、A’区間の楽譜表示に対して番号
「1.」の「カッコマーク」を付加し、かつ、A’区間
の楽譜表示の直後にB’区間の楽譜表示を行い、この
B’区間の楽譜表示に対して番号「2.」の「カッコマ
ーク」を付加する。そして、B’区間の後にまだ演奏デ
ータが存在していれば、該B’区間の直後の1小節位置
を後続小節位置c’として記憶する。この楽譜表示を略
図で示すと、図6(b)のようである。ステップS37
の後、ステップS33に進む。一方、ステップS35が
NOのときは、ステップS36,S37を行わずに、ス
テップS25に行く。
【0025】ステップS33では、A区間の先頭小節a
を順次変更して行う曲の最後までの検索が終了したかを
調べる。まだ、終了していなければ、ステップS38で
A区間の先頭小節位置aを更新した後、ステップS21
に戻り、前述と同様の検索処理を繰り返す。ステップS
32の処理を経由して、「カッコマーク」は付けずに、
リピート記号のみを付加する楽譜表示処理を行ってこの
ステップS38に到達した場合は、このステップS38
では、前記ステップS31で記憶したB区間の直後の小
節位置cを、A区間の新たな先頭小節位置aとしてセッ
トする。これにより、その後ステップS21以降によっ
て行う繰返部検出処理は、既に検出された繰返部の区間
よりも後の区間を対象にして行われることになる。一
方、ステップS34〜S37の処理を経由して、リピー
ト記号と「カッコマーク」の両方を付加する楽譜表示処
理を行って、このステップS38に到達した場合は、こ
のステップS38では、前記ステップS37で記憶した
B’区間の後続小節位置c’(番号「2.」の「カッコ
マーク」を付加したB’区間の直後の小節位置)を、A
区間の新たな先頭小節位置aとしてセットする。これに
より、その後ステップS21以降によって行う繰返部検
出処理は、既に検出された繰返部の区間よりも後の区間
を対象にして行われることになる。
【0026】一方、ステップS35がNOのときは、ス
テップS25に行き、A区間の先頭小節aを順次変更し
て行う曲の最後までの検索が終了したかを調べ、NOで
あれば、ステップS26に行き、A区間の先頭小節位置
aの値を1増加する。その後、ステップS21に戻り、
前述と同様の検索処理を繰り返す。曲の最後まで検索が
終了した場合は、ステップS25又はS33でYESと
判定され、この図4の処理ルーチンを終了して、図3の
ルーチンに戻る。以上のようにして、繰返部を検出する
ことに基づきリピート記号と「カッコマーク」を使用し
て行われる楽譜表示は、ディスプレイ5Aのスタッフウ
ィンドウで表示されている。この楽譜表示は、ディスプ
レイ5Aで電子的に表示するに限らず、紙に印刷させる
こともできる。例えば、ディスプレイ5Aでスタッフウ
ィンドウを開いて楽譜表示した状態で印刷を選択するク
リック操作をユーザが行うと、図3のフローにおける所
定のステップ(例えばステップS13)において印刷処
理が実行される。これにより、リピート記号及び「カッ
コマーク」等を用いて整理された楽譜表示からなる楽譜
が紙に印刷される。また、前述のように、楽曲演奏デー
タにおいても、A区間(又はB区間)の演奏データを残
して、B区間(又はA区間)の演奏データを削除し、残
したA区間(又はB区間)の演奏データにリピート記号
データを付加し、かつ、「カッコマーク」を表示する場
合はA’区間とB’区間の演奏データに対応して「カッ
コマーク」データを付加するようにし、これらのリピー
ト記号付きで演奏データを保存・記憶するようにしても
よい。そうすれば、以後はいつでも、リピート記号デー
タ及び「カッコマーク」データ付きの演奏データに基づ
き、リピート記号及び「カッコマーク」を用いて整理さ
れた楽譜表示をディスプレイ5Aで電子的にあるいは紙
印刷等で行うことができる。
【0027】なお、リピート記号(リピート・サイン)
は、図6に示したようなリピートマークに限らず、ダ・
カーポ(D.C.)、ダル・セーニョ(D.S.)とセ
ーニョ、コーダ・マークとコーダ(Coda)などの略
号あるい標語等を用いるようにしてもよい。また、上記
実施例では3小節以上の区間にわたってメロディ構成が
一致又は共通性を有することを条件に繰返部と判定する
ようにしているが、これに限らず、適宜に判定基準を定
めてよい。また、カッコマークを付加する小節数も2小
節以下に限らず、適宜に定めてよい。
【0028】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、楽曲演
奏の時系列順に並んだ楽曲演奏データから、構成が共通
する区間を検索することで、リピート区間を自動的に検
出し、検出したリピート区間の一方について実際の楽譜
表示を行い、他方については実際の楽譜表示に代えて所
定の反復記号を表示するようにしたので、見易い楽譜表
示を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る楽譜作成処理装置
として機能させることのできるパーソナルコンピュータ
のハードウェア構成例を示すブロック図。
【図2】 RAMで記憶されるプログラムやデータの一
例を示す図。
【図3】 この発明に係る楽譜作成処理装置又は方法の
一実施形態として、図1のパーソナルコンピュータで実
行される楽譜表示ソフトの一例を示すフローチャート。
【図4】 図3における「繰返部の検出・楽譜作成処
理」の一例を示すフローチャート。
【図5】 図4の処理に従う一致又は共通区間のサーチ
の一例を模式的に示す図。
【図6】 (a)は反復記号を使用して楽譜表示を行う
例を示す図、(b)は反復記号とカッコマークを使用し
て楽譜表示を行う例を示す図。
【符号の説明】
1 中央処理ユニット(CPU)1 2 リードオンリーメモリ(ROM) 3 ランダムアクセスメモリ(RAM) 5 表示回路 5A ディスプレイ 6 音源回路 7 音声処理回路 8 記憶装置 9A,9B 通信インタフェース 13 外部入力装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽曲演奏データを供給する供給手段と、 供給された楽曲演奏データについて、構成が共通する区
    間を検索する検索手段と、 前記検索の結果構成が共通すると判断された2つの区間
    の一方に対応して実際の楽譜表示を行い、他方に対応す
    る実際の楽譜表示に代えて所定の反復記号を表示するよ
    う制御する表示制御手段とを備える楽譜作成処理装置。
  2. 【請求項2】 前記検索手段は、前記供給された楽曲演
    奏データについて、或る一部区間の構成がそれより後の
    他の一部区間の構成に実質的に一致するかどうかを判定
    し、両区間の構成が互いに一致すると判定され、かつ両
    区間の間に他の小節が存在しない又は存在するが所定数
    以下である場合には、両区間の構成が共通すると判断す
    る請求項1に記載の楽譜作成処理装置。
  3. 【請求項3】 前記検索手段は、前記或る一部区間の構
    成と前記他の一部区間の構成とを比較する際に、両区間
    の構成の差異が所定の誤差範囲である場合には両区間の
    構成が実質的に一致すると判定することを特徴とする請
    求項2に記載の楽譜作成処理装置。
  4. 【請求項4】 前記表示制御手段は、構成が共通すると
    判断された前記両区間のうち前記或る一部区間について
    楽譜表示する一方で前記他の一部区間の実際の楽譜表示
    を省略し、かつ、前記両区間の間に他の小節が存在しな
    い場合には楽譜表示される前記或る一部区間に対応して
    上記反復記号としてリピートマークのみを付加し、前記
    両区間の間に前記所定数以下の他の小節が存在する場合
    には楽譜表示される前記或る一部区間と該他の小節とを
    含む区間に対応してリピートマークを付加すると共に該
    他の小節に対応して1回目のリピート区間の終りを示す
    カッコマークを付加し、更に楽譜表示を省略する前記他
    の一部区間の直後の小節の楽譜表示に対応して2回目の
    リピート区間の終りを示すカッコマークを付加すること
    を特徴とする請求項2又は3に記載の楽譜作成処理装
    置。
  5. 【請求項5】 作成された楽譜を表示するために、電子
    的ディスプレイ手段及び印刷手段の少なくとも一方を更
    に具備する請求項1乃至4のいずれかに記載の楽譜作成
    処理装置。
  6. 【請求項6】 供給された楽曲演奏データに基づき楽譜
    表示を制御するデータを作成するコンピュータプログラ
    ムであって、 前記供給された楽曲演奏データについて、構成が共通す
    る区間を検索する処理と、 前記検索の結果構成が共通すると判断された2つの区間
    の一方に対応して実際の楽譜表示を行い、他方に対応す
    る実際の楽譜表示に代えて所定の反復記号を表示するよ
    う制御する処理とをコンピュータに実行させるための命
    令群を少なくても含んで構成されることを特徴とするコ
    ンピュータプログラム。
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