JPH05149497A - 断熱ホース - Google Patents
断熱ホースInfo
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- JPH05149497A JPH05149497A JP30965091A JP30965091A JPH05149497A JP H05149497 A JPH05149497 A JP H05149497A JP 30965091 A JP30965091 A JP 30965091A JP 30965091 A JP30965091 A JP 30965091A JP H05149497 A JPH05149497 A JP H05149497A
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Abstract
ースであって、結露の発生を許容できる断熱ホースを提
供する。 【構成】 管状に形成したスポンジ等よりなる断熱材2
を主体とした断熱ホースにおいて、その外周面に不織布
よりなる吸水層5を設け、この吸水層5により発生する
結露の水分を吸収、拡散して自然蒸散させるように構成
している。
Description
どの空調機の排水用断熱ホースに関するものである。
図6に示すように、塩化ビニルなどの軟質合成樹脂材に
よって内外管壁a、bを形成し、これらの内外管壁a、
b間を連続螺旋状仕切壁cによって一体的に連結すると
共に内外管壁a、bと螺旋状仕切壁cによって囲まれた
空間内に適宜厚さのスポンジ等の断熱材dを内装し、内
管壁に補強用鉄線eを螺旋状に添着してなるものが広く
知られている。
うな断熱ホースを冷房装置の除湿用排水ホースとして使
用した場合、断熱材dの厚みが薄いとその表面に結露が
発生し、その水滴によって天井や壁面等の配管部分を汚
損することになる。そのため、冷房装置自体が薄肉化し
ているにも拘わらず、断熱ホースとしてはどうしても太
いものを使用せざるを得ず、取付時には冷房装置内に無
理に押し込むために断熱剤dが圧縮されて薄くなり、上
述したのように結露が発生する虞れがあると共に取扱性
や施工性、及び経済性からも難点があった。
ースを通じて室外に排出する場合、冷房装置内及びその
近くでは冷却水の温度が低いために断熱層の厚みを大き
くする一方、室外に至る程、徐々に排水温度が高くなっ
て断熱能力をそれ程必要としないために、断熱層の厚み
を薄くしても良いにも拘わらず、製造上の都合から厚み
の大なる部分に合わせて断熱ホースを形成しなければな
らないために、断熱層の無駄な部分が多くなって不経済
であるばかりでなく、必要以上に大径となり、重量も増
加するという問題点があった。本発明はこのような問題
点を根本的に解消し得る断熱ホースの提供を目的とす
る。
に、本発明の断熱ホースは、ホース主体をスポンジ等の
柔軟な断熱材により管状に形成してなる断熱ホースにお
いて、その外周面に不織布等の毛細管現象により吸水す
る吸水層を被覆してなる構造を有するものである。この
場合、吸水層は、管状断熱材の外周面に直接設けておい
てもよく、又、軟質合成樹脂よりなる外管壁を介して被
覆させておいてもよい。
と、その表面に結露が発生した場合、その水分が冷房装
置内や天井や壁面に付着することなくホースを被覆して
いる不織布等の吸水層に毛細管現象によって吸収され、
その吸水層内で拡散したのち、容易に蒸発することにな
る。従って、ホース主体を構成する断熱材を結露の発生
が完全に防止できるような厚みに形成しておく必要はな
く、その層厚を薄くして小径な断熱ホースとし、経済
性、取扱性、配管性等に優れた断熱ホースを提供し得る
ものである。
する。図1において、1は断熱ホース主体で、スポンジ
やフェルト等の適度な弾性を有する柔軟な断熱材2を管
状に形成し、この管状断熱材2の内外周面に塩化ビニル
樹脂等の軟質合成樹脂よりなる薄肉の管壁3、4を一体
に層着してなるものである。上記断熱材2の肉厚は使用
時において、ホース主体1の外周面に多少の結露の発生
を許容できる厚み、即ち、従来の断熱ホースの断熱材よ
りも薄く形成されてある。
亘って全面的に被覆している薄肉の吸水層で、不織布等
のように毛細管現象によって水分を内部に浸透、拡散さ
せる吸水性シート材料よりなる。この吸水層5は適宜な
接着剤によってホース主体1の外管壁3に一体的に接着
しておいてもよく、単に、被覆した状態に構成しておい
てもよい。
状に配設している補強芯線で、鉄線或いは適度な可撓性
と弾性を有するポリプロピレン、ポリエチレン等のオレ
フィン系樹脂製線状物よりなるものであり、軟質合成樹
脂よりなる上記内管壁4の外周面に管状断熱材5の内周
面に接して軟質合成樹脂よりなる中空螺旋突条7を長さ
方向に一定の巻ピッチでもって一体に形成し、この中空
螺旋突条7内に収納されているものである。
の排水用として使用すると、除湿された冷却水がその内
部を通じて排出される際に、断熱材2が比較的薄く形成
されていて断熱能力が低いために、その表面、特に冷房
装置内およびその近傍部のホース主体1の外周面に結露
が生じるが、その水分が壁面等に付着したり滴下するこ
となくホース主体1の外周面を被覆している不織布等よ
りなる吸水層5に直ちに吸収され、該吸水層5の繊維間
の空隙内に浸潤、拡散して面積を拡げ、自然蒸発するも
のである。
るには、一定幅と厚みを有する半溶融状態の軟質合成樹
脂よりなる帯状材を成形ノズルから押し出しながら周知
のように成形用回転軸上に螺旋状に巻回させる際に、該
帯状材の側端部上に芯線6を一定のピッチでもって螺旋
状に巻装すると共に先に巻装した芯線6上に次に巻回す
る帯状材の一部を接着することなく被覆させてその被覆
部で上記中空螺旋突条7を形成する一方、先に巻回した
帯状材と次に巻回する帯状材との重合部分を溶着、一体
化させて内管壁4を形成する。
断熱材2を螺旋状に巻回していくと共に隣接する断熱材
2、2間に帯状材を成形軸から立ち上がらせて介在させ
ることにより仕切壁8を形成し、この仕切壁8に連なる
帯状材の他側部を断熱材2のの外面に密接させながら先
に巻回した仕切壁8の外端部に一体に溶着することによ
り外管壁3を形成してホース主体1を得る。このホース
主体1の製造時に、その外管壁3上に帯状の不織布より
なる吸水材料を螺旋状に巻着するか、或いは、ホース主
体1の製造後に不織布を被覆して上記吸水層5を形成す
るものである。
ースの構造に限定されることなく、図2〜図5に示すよ
うな構造を有するホース主体1の外周面に吸水層5を設
けたものであっても本発明の目的を達成し得るものであ
る。
例における断熱ホースにおいて芯線6を外管壁3側に巻
装しているものであり、図3は断熱材2として一定厚み
を有する細長長方形状の平板材を断面円形に湾曲させて
その長手方向の対向端面同士を接着一体化することによ
り上記のような仕切壁8の存在しない管状断熱材2を形
成し、この断熱材2の内外周面に内外管壁3、4を層着
してなるものである。この場合、芯線6は内外管壁3、
4のいずれの周面に巻装しておいてもよい。
水層5は管状断熱材2を被覆した外管壁3上に被覆させ
ているが、図4に示すように、このような外管壁3を設
けることなく管状断熱材2の外周面に不織布よりなる吸
水層5を直接被覆させた構造としてもよい。
なく、例えば、図5に示すように塩化ビニル樹脂やポリ
エチレン等によってコルゲート管を形成し、このコルゲ
ート管を内管壁4としてその外周面に所望厚さの断熱材
2を一体的に設け、この断熱材2の外周に軟質合成樹脂
層よりなる外管壁3を介して、或いは介することなく吸
水層5を設けた構造であってもよい。
ば、ホース主体をスポンジ等の柔軟な断熱材により管状
に形成してなる断熱ホースにおいて、その外周面に不織
布等の毛細管現象により吸水する吸水層を被覆してなる
ことを特徴とするものであるから、使用中において、そ
の表面に結露が発生した場合、その水分を冷房装置内や
天井や壁面に付着させることなくホースを被覆している
不織布等の吸水層に毛細管現象によって直ちに吸収させ
ることができ、従って、壁面が結露の水分により汚損さ
れたり水滴の滴下により床面等が汚損するのを確実に防
止することができる。
は、その吸水層内で毛細管現象により拡散させることが
できるので、水分の自然蒸散を円滑且つ容易に行わせる
ことができるものであり、又、このように結露が発生し
ても差し支えがないから、ホース主体を構成する断熱材
を従来のように厚く形成する必要がなくなり、多少の結
露の発生を許容できる比較的薄い断熱材2によってホー
ス主体1を形成することができるものである。
ができ、そのため、薄肉の冷房装置内等にも無理なく押
し込めて体裁良く配管し得ると共にその取扱性並びに配
管作業性を向上させることができ、また、経済的な断熱
ホースを提供することができるものである。
面図、
面図、
面図、
面図、
た側面図、
めに、本発明の断熱ホースは、ホース主体をスポンジ等
の柔軟な断熱材により管状に形成してなる断熱ホースに
おいて、その外周面に不織布等の吸水層を被覆してなる
構造を有するものである。この場合、吸水層は、管状断
熱材の外周面に直接設けておいてもよく、又、軟質合成
樹脂よりなる外管壁を介して被覆させておいてもよい。
れば、ホース主体をスポンジ等の柔軟な断熱材により管
状に形成してなる断熱ホースにおいて、その外周面に不
織布等の吸水層を被覆してなることを特徴とするもので
あるから、使用中において、その表面に結露が発生した
場合、その水分を冷房装置内や天井や壁面に付着させる
ことなくホースを被覆している不織布等の吸水層によっ
て直ちに吸収させることができ、従って、壁面が結露の
水分により汚損されたり水滴の滴下により床面等が汚損
するのを確実に防止することができる。
は、その吸水層内で拡散させることができるので、水分
の自然蒸散を円滑且つ容易に行わせることができるもの
であり、又、このように結露が発生しても差し支えない
から、ホース主体を構成する断熱材を従来のように厚く
形成する必要がなくなり、多少の結露の発生を許容でき
る比較的薄い断熱材によってホース主体を形成すること
ができるものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 ホース主体をスポンジ等の柔軟な断熱材
により管状に形成してなる断熱ホースにおいて、その外
周面に不織布等の毛細管現象により吸水する吸水層を被
覆してなることを特徴とする断熱ホース。 - 【請求項2】 断熱ホース主体は管状断熱材の内外周面
に軟質合成樹脂よりなる管壁を一体的に設けてなり、そ
の外管壁の外周面を上記吸水層により被覆してなること
を特徴とする断熱ホース。 - 【請求項3】 断熱ホース主体は管状断熱材の内周面に
軟質合成樹脂よりなる管壁を一体的に設けてなり、管状
断熱材の外周面に上記吸水層を直接被覆してなることを
特徴とする断熱ホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03309650A JP3088808B2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 断熱ホース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03309650A JP3088808B2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 断熱ホース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05149497A true JPH05149497A (ja) | 1993-06-15 |
JP3088808B2 JP3088808B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=17995604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03309650A Expired - Fee Related JP3088808B2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 断熱ホース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3088808B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011190988A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Tigers Polymer Corp | 耐熱性ダクト |
CN105088724A (zh) * | 2014-04-16 | 2015-11-25 | 无锡小天鹅股份有限公司 | 用于洗干一体机的烘道组件和具有它的洗干一体机 |
-
1991
- 1991-10-28 JP JP03309650A patent/JP3088808B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011190988A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Tigers Polymer Corp | 耐熱性ダクト |
CN105088724A (zh) * | 2014-04-16 | 2015-11-25 | 无锡小天鹅股份有限公司 | 用于洗干一体机的烘道组件和具有它的洗干一体机 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3088808B2 (ja) | 2000-09-18 |
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