JPH089517Y2 - 結露防止材 - Google Patents
結露防止材Info
- Publication number
- JPH089517Y2 JPH089517Y2 JP1988118836U JP11883688U JPH089517Y2 JP H089517 Y2 JPH089517 Y2 JP H089517Y2 JP 1988118836 U JP1988118836 U JP 1988118836U JP 11883688 U JP11883688 U JP 11883688U JP H089517 Y2 JPH089517 Y2 JP H089517Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dew condensation
- woven fabric
- heat insulating
- preventing material
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Thermal Insulation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案はエアコンディショナー(エアコンという)等
機器内の配管として用いられる銅管表面に付着する水滴
の落下を防止し、且つ機器内の防錆等に有効な断熱筒用
結露防止材に関するものである。
機器内の配管として用いられる銅管表面に付着する水滴
の落下を防止し、且つ機器内の防錆等に有効な断熱筒用
結露防止材に関するものである。
<従来の技術> 従来、エアコン等の配管に用いられている銅管には断
熱材として発泡ポリエチレンを用い、その上にポリ塩化
ビニールシート(PVCシートという)を被膜していた。
しかしながら、PVCシートは表面が平滑であり、しかも
通気性がなく、又吸水性が全くないため機器内の水蒸気
が銅管に付着し水滴となって落下し錆や機能停止の原因
になる。
熱材として発泡ポリエチレンを用い、その上にポリ塩化
ビニールシート(PVCシートという)を被膜していた。
しかしながら、PVCシートは表面が平滑であり、しかも
通気性がなく、又吸水性が全くないため機器内の水蒸気
が銅管に付着し水滴となって落下し錆や機能停止の原因
になる。
<考案が解決しようとする問題点> 本考案者は従来のかかる欠点を改善すべく鋭意研究を
重ねた結果、特定の不織布を使用することによって従来
の欠点を解消することを見出した。
重ねた結果、特定の不織布を使用することによって従来
の欠点を解消することを見出した。
本考案の目的は、断熱筒の表面に付着する水滴の落下
を防止する材料、即ち結露防止材を提供するにある。
を防止する材料、即ち結露防止材を提供するにある。
<問題点を解決するための手段> 単糸繊度5デニール以下の合成繊維の長繊維で構成さ
れる目付が50〜70g/m2の不織布からなる冷媒銅管の断熱
筒用結露防止材である。
れる目付が50〜70g/m2の不織布からなる冷媒銅管の断熱
筒用結露防止材である。
以下、本考案の構成を図面により、具体的に説明す
る。
る。
第1図は、本考案の結露防止材の断面図である。3
は、結露防止材、3′は接着剤を示す。第2図は断熱筒
に結露防止材を被覆した例を示す斜視図であり、第3図
は第2図の断面図である。
は、結露防止材、3′は接着剤を示す。第2図は断熱筒
に結露防止材を被覆した例を示す斜視図であり、第3図
は第2図の断面図である。
図面に示す断面筒において銅管1は発泡ポリエチレン
2で被覆され、更にその表面はアクリル系樹脂接着剤に
よって本考案の結露防止材3が接合されている。
2で被覆され、更にその表面はアクリル系樹脂接着剤に
よって本考案の結露防止材3が接合されている。
本考案でいう不織布は天然繊維、化学繊維、合成繊維
が用いられるが、合繊長繊維不織布は天然繊維に比して
強度面での耐久性、水分の発散性、断裁面のホツレ等に
おいて優れ、又短繊維不織布に比して強力が大きく、毛
羽立ち等がないため配管工事をする際の取扱いに優れて
いる。従って該不織布としてはナイロン、ポリエステ
ル、ポリプロピレン等の長繊維不織布が好ましい。
が用いられるが、合繊長繊維不織布は天然繊維に比して
強度面での耐久性、水分の発散性、断裁面のホツレ等に
おいて優れ、又短繊維不織布に比して強力が大きく、毛
羽立ち等がないため配管工事をする際の取扱いに優れて
いる。従って該不織布としてはナイロン、ポリエステ
ル、ポリプロピレン等の長繊維不織布が好ましい。
不織布の単糸繊度は5デニール以下であることが必要
であり、目付は50〜70g/m2が必要である。
であり、目付は50〜70g/m2が必要である。
単糸繊度が5デニールを越えると不織布全体が重量上
粗になり糸の表面積が小さくなり毛細管現象による水分
の拡散能力が低下する為に水滴落下の問題が生ずる。又
目付は50g/m2未満になれば繊維量が少なくなり水分の保
持量が少なくなる。
粗になり糸の表面積が小さくなり毛細管現象による水分
の拡散能力が低下する為に水滴落下の問題が生ずる。又
目付は50g/m2未満になれば繊維量が少なくなり水分の保
持量が少なくなる。
<実施例> エアコンの銅配管(銅管外径20mm)に、第2図及び第
3図に示す如く、ポリエチレン発泡体(厚み10mm)で被
覆し、その表面を単糸繊度2デニール、目付50g/m2、厚
み0.35mmからなるナイロン長繊維不織布を結露防止材と
して被覆接着したものを用いた。その結果、銅配管から
の水滴の落下はなく、本考案の目的を達成するものであ
った。
3図に示す如く、ポリエチレン発泡体(厚み10mm)で被
覆し、その表面を単糸繊度2デニール、目付50g/m2、厚
み0.35mmからなるナイロン長繊維不織布を結露防止材と
して被覆接着したものを用いた。その結果、銅配管から
の水滴の落下はなく、本考案の目的を達成するものであ
った。
<考案の効果> 本考案の結露防止材を用いることにより、エアコン等
機器内部の配管に発生する水滴の落下を防止することが
できる。また機器内の防錆効果を有し、断熱筒の保護に
もなる。
機器内部の配管に発生する水滴の落下を防止することが
できる。また機器内の防錆効果を有し、断熱筒の保護に
もなる。
第1図は、本考案の結露防止材の断面図、第2図は、断
熱筒に結露防止材を被覆した例を示す斜視図、第3図は
第2図の断面図である。 1……冷媒銅管、2……断熱筒、3……結露防止材、
3′……接着剤
熱筒に結露防止材を被覆した例を示す斜視図、第3図は
第2図の断面図である。 1……冷媒銅管、2……断熱筒、3……結露防止材、
3′……接着剤
Claims (1)
- 【請求項1】単糸繊度5デニール以下の合成繊維の長繊
維で構成される目付が50〜70g/m2の不織布からなる冷媒
銅管の断熱筒用結露防止材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988118836U JPH089517Y2 (ja) | 1988-09-12 | 1988-09-12 | 結露防止材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988118836U JPH089517Y2 (ja) | 1988-09-12 | 1988-09-12 | 結露防止材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0339696U JPH0339696U (ja) | 1991-04-17 |
JPH089517Y2 true JPH089517Y2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=31666980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988118836U Expired - Lifetime JPH089517Y2 (ja) | 1988-09-12 | 1988-09-12 | 結露防止材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089517Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005325877A (ja) * | 2004-05-13 | 2005-11-24 | Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp | 断熱チューブ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5235662U (ja) * | 1975-09-05 | 1977-03-14 | ||
JPS6099390U (ja) * | 1983-12-13 | 1985-07-06 | 日輪ゴム工業株式会社 | ホ−スなど用遮熱カバ− |
JPS62133092U (ja) * | 1986-02-14 | 1987-08-21 |
-
1988
- 1988-09-12 JP JP1988118836U patent/JPH089517Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0339696U (ja) | 1991-04-17 |
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