JPH0514925A - 画像信号処理装置 - Google Patents

画像信号処理装置

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JPH0514925A
JPH0514925A JP3160514A JP16051491A JPH0514925A JP H0514925 A JPH0514925 A JP H0514925A JP 3160514 A JP3160514 A JP 3160514A JP 16051491 A JP16051491 A JP 16051491A JP H0514925 A JPH0514925 A JP H0514925A
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JP
Japan
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color difference
image
area
signal
point
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JP3160514A
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Yasuhiro Hashimoto
安弘 橋本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 局所的に発生するノイズを除去する。 【構成】 輝度信号から色差信号の誤りを生じる候補点
を検出する手段73と、この検出された点群から線を構
成する手段74と、この線を膨張する手段75と、この
膨張によって得られた領域内の色差信号を平均化する手
段80とを有し、得られた各領域内においては平均化さ
れた色差信号をゲート手段78を通じて出力し、得られ
た各領域外では元の色差信号をゲート手段79を通じて
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆる電子スチルカ
メラで撮影された画像信号から、印刷用の画像信号を形
成する場合等に用いられる画像信号処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像のノイズ除去方法としては、
先ず単なるウィンドウ内の平均化及び空間周波数領域に
おける低域通過フィルターなどによる平滑化の手法があ
る。又、エッジなど画像の重要な情報を損なうことなく
映像信号のノイズを除去する手法として、選択的局所平
均化や微小振幅成分除去用の特殊処理が知られている。
【0003】ビデオ信号の色差信号C上のノイズ除去方
法としては、特願平2−93710号に述べられている
ような色ムラの除去や、特開平2−206291号公報
に述べられているような、色差線順次な映像信号におけ
る色雑音を適切な補間処理を行うことにより低減する手
法が報告されている。
【0004】しかしこれらの手法は、画像の内容とはほ
とんど関係なく全面に同様に発生するノイズに対して除
去を行う処理であり、今回除去を行いたいような、画像
の特殊な状況において局所的に発生するノイズの除去に
は不適切であり、十分な効果は得られない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の装置はいずれも局所的に発生するノイズの
除去には不適切であり、充分な効果は得られないという
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、輝度信号から
色差信号の誤りを生じる候補点を検出する手段73と、
この検出された点群から線を構成する手段74と、この
線を膨張する手段75と、この膨張によって得られた領
域内の色差信号を平均化する手段80とを有し、上記得
られた各領域内においては上記平均化された色差信号を
出力(ゲート手段78)し、上記得られた各領域外では
元の上記色差信号を出力(ゲート手段79)するように
した画像信号処理装置である。
【0007】
【作用】これによれば、色差信号の誤りを生じる領域を
検出し、この領域内の色差信号を平均化して出力するこ
とによって、走査線上と平行に近い線上に発生する周期
的な色の途切れや無彩色部の周期的な着色を除去するこ
とができる。
【0008】
【実施例】本発明による画像処理装置の一実施例につい
て説明する。本例は、電送されてきた静止画の映像信号
を処理して新聞紙面に掲載写真として印刷するための映
像信号を生成する画像処理システムに本発明を適用した
ものである。
【0009】図12はこの実施例の画像処理システムの
全体の構成を示し、この図12において、10は撮像装
置、11は撮像装置10によって撮影された映像を再生
する映像再生装置(TVモニターを含む場合もある)、
12は撮影された映像の中か必要な1画面(1フレーム
分のカラー映像信号)を電話回線または通信衛星等を介
して送信する静止画電送機であり、A/D変換機を含
む。
【0010】20は静止画電送機12から送信された画
像を受信する静止画受信機、21は受信画像を表示する
受信モニターである。この静止画受信機20によって受
信された静止画の映像信号、すなわち1フレーム分の輝
度信号Y及び色差信号C(R−Y、B−Y信号)は自動
的に又は手動操作によって適時画像処理装置30に供給
される。22はビデオディスク装置、VTR,TV等の
静止画像信号ソースを示し、これら静止画像信号ソース
22の映像信号をA/D変換機23を通してその画像処
理装置30に供給することもできる。その画像処理装置
30は後述のように供給された映像信号に対して、映像
信号の記憶動作、画像処理動作、印刷用映像信号として
の出力動作を行い、全体のシステム上でホストコンピュ
ータとして機能する。
【0011】40は制御用ディスプレイ41、キーボー
ド42、マウス43、処理画像モニタ44等からなるコ
ンソールを示し、オペレータはこのコンソール40を介
して画像処理装置30の各種動作を制御する。50は印
刷装置部を示し、画像処理装置30において各種処理を
施して得た例えばC、M、Y、K(シアン、マゼンダ、
イエロー、ブラック)の印刷用色信号よりなる印刷画像
データをこの印刷装置部50に供給して印刷を行う。
【0012】図12例は例えば、あるニュースを取材し
たときに撮影した画像の映像信号を静止画電送機12及
び静止画受信機20を介して画像処理装置30に供給
し、この画像処理装置30より印刷装置部50に印刷用
の画像データを供給することにより、新聞社における紙
面編集システム等に有利に利用することができる。
【0013】本例の画像処理装置30は図13に示すよ
うに、各種制御プログラムを記憶保存しているROM3
1、静止画受信機20等の画像ソースから入力された画
像データを逐次記憶するハードディスク等の入力画像メ
モリ32、中央処理ユニット(CPU)33、C、M、
Y、K(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の各
色信号に変換された出力用画像データを記憶する出力画
像メモリ、コンソール40との信号の入出力及び画像デ
ータの入出力等を行う入出力インターフェース部35等
から構成する。また、CPU33は動作プログラムに基
づいて各構成部分の動作制御を行うシステム制御部33
A、各種演算処理を行う演算処理部33B及びワーキン
グメモリ(主記憶装置)33Cから構成する。
【0014】この画像処理装置30に入力された映像信
号は通常、入力と同時に自動的に入力画像メモリ32に
記憶されていく。そして、CPU33は必要に応じてそ
の入力画像メモリ32から画像データを読みだして、図
14のステップ「100」〜「107」の流れにしたが
って画像処理を行う。この図14の画像処理について説
明すると、まずCPU33はステップ「100」におい
て処理対象となる画像データを入力画像メモリ32から
ワーキングメモリ33Cにロードし、ステップ「10
1」においてコンソール40の制御用ディスプレイ41
に各種処理内容を示した処理制御用画面を例えばメニュ
ー型式で表示する。
【0015】オペレータが実行すべき処理内容を選択し
てキーボード42又はマウス43から入力することによ
り処理内容が決定され(ステップ「102」)、ステッ
プ「103a」の画像変換処理、ステップ「103b」
のノイズリダクション、ステップ「103c」の輝度調
整又はステップ「103d」のシャープネスコントロー
ル等から選択された処理が実行される。ステップ「10
3a」の画像変換処理には入力された原画像の拡大縮
小、中心位置変更、回転及び画像サイズ変更等がある。
なお、図14例ではステップ「103a」,「103
b」,「103c」‥‥を並列に配したが、それらのス
テップを所定の順序で直列に実行するようにしてもよ
い。
【0016】その後、上述の処理を施して得られた画像
をオペレータが確認できるようにその画像を処理画像モ
ニタ44に表示する(ステップ「104」)。更に他の
処理を行う場合には、ステップ「105」においてオペ
レータの操作によってCPU33の動作は再びステップ
「102」に戻る。
【0017】必要な画像処理を全て終えた段階で、輝度
信号Y及び色差信号Cより形成される映像信号は印刷用
にC/M/Y/Kよりなる画像データに変換され(ステ
ップ「106」)、出力データとして出力画像メモリ3
4に記憶される(ステップ「107」)。そして、自動
的に又はコンソール40からの操作によってその画像デ
ータは印刷装置部50に供給され、そのC/M/Y/K
よりなる画像データにより1画面のカラー印刷が実行さ
れる。
【0018】次にステップ「103b」のノイズリダク
ションの動作につき詳しく説明すると、本例のノイズリ
ダクションとは走査線と平行に近く輝度が高い細い線上
に生じる色差信号のノイズすなわち周期的な色の途切れ
や無彩色部の周期的な着色を除去することを言う。
【0019】本例のノイズリダクションを行う場合の画
像処理装置30の機能ブロック図を図1に示し、この図
1において、71は入力された輝度信号Yの前処理手段
である。この前処理手段71は、入力された輝度信号Y
に含まれる高周波ノイズを取り除き、後の処理を効果的
に行うため平滑化処理を施す。
【0020】即ち、本例では1フレーム分の画像(1画
面)を図2に示すように水平方向(X方向)に768ド
ット及び垂直方向(Y方向)に480ドットの画素に分
割し、その1画面中の任意画素の座標を (i,j)(0≦i≦767,0≦j≦479) で表す。従って、例えば水平方向に相隣り合う2個の画
素P及びQの座標はそれぞれ(i,j)及び(i+1,
j)で表すことができ、それぞれの1個の画素には例え
ば8ビットの輝度信号Yが割り当てられている。
【0021】そして、前処理手段71においては、図3
Aに示すように、処理対象となる画素Pを中心として、
例えば3×3ドットのブロックを切り出して、このブロ
ックの9個の輝度信号Yの例えば平均値、即ち9個の輝
度信号Yの値それぞれに重み1を掛けた後足し合わせ、
これを9で割った値を以てその処理対象となる画素Pの
輝度信号Yの値とする。同様にその画素Pの隣の画素Q
については図3Bに示すように、その画素Qを中心とす
る3×3ドットのブロックの本処理によって得られる前
の輝度信号Yの平均値をその画素Qの輝度信号Yとし
て、1画面の全画素についてこの平滑化を施す。
【0022】本例においては前処理手段71では上記の
ように一様平滑化のみを行っているいが、画像全体の輝
度を調整するためにヒストグラム変換等を行ってもよ
く、又平滑化のブロックサイズも3×3でなくてもよ
く、又重みも一様でなくてもよい。場合によっては前処
理手段71はなくてもよい。この前処理手段71にて得
られた平滑化された輝度信号Yをノイズ発生候補領域検
出手段73に供給する。
【0023】72は入力された色差信号Cの前処理手段
である。この前処理手段72は、特開平2−20629
1号公報に述べられているような、色差線順次な映像信
号における色雑音を適切な補間処理を行うことにより低
減する処理を施す。
【0024】即ち、線順次な色差信号では各フィールド
において、R−YとB−Yが1走査線毎に交互に記録さ
れ、信号が記録されていない走査線については、上下の
走査線から補間によって内挿を行っている。これをR−
Yについて図4Aに示す。
【0025】その結果フレームとして見た場合、図4B
に示すように、実データと補間により得られたデータが
2ラインずつ交互になり、補間により内挿を行う際用い
られる実データの一方は補間されるラインに最も近い実
データのライン上のデータではない。これにより特に色
差信号の変化が大きい部分ではノイズとして現われる。
色差信号Cの前処理手段72は、このようなノイズを除
去するため、補間により内挿されているラインを求め、
最も近い実データのライン上の色差信号のデータから補
間し直して、新しい内挿データを作る処理を行う。
【0026】ただし本処理は必ずしも必要ではなく、な
くてもよい。この前処理手段72にて得られた色差信号
Cを、ゲート手段78及びゲート手段79に供給する。
【0027】ノイズ発生候補領域検出手段73は、前処
理手段71から供給された輝度信号Yを基に、ノイズが
発生していると思われる領域の検出を自動的に行うが、
ノイズが発生している部分においては、上下の点と比較
して輝度が高い点が左右に連続しているので、このよう
な特徴を持つ領域(点列)を求める。このような点の求
め方としては、次のような方法がいくつか考えれらる。
【0028】座標(i,j)の点の輝度値をf(i,
j)として、 f(i,j)−f(i ,j−1)>t1かつ f(i,j)−f(i,j+1)>t2 を満たすとき、ノイズ発生候補領域上の点とする。ここ
でt1とt2は輝度値の差のしきい値である。
【0029】また別の方法として、 2f(i,j)−f(i,j−1)−f(i,j+1)>t を満たす点を求めることにより得ることができる。即ち
座標(i,j)の点を中心として1(X方向)×3(Y
方向)ドットのブロックを切り出し、図5Aに示すよう
に本例ではそのブロック内の3個の画素にそれぞれ重み
係数(2,−1)を対応させる。重み係数の値はこれ以
外にも中心の値が大きく、端の値が小さいものであれば
よい。またブロックのサイズもこれ以外に、図5B,C
等3×3,5×3等でもよく、またこれらを併用しても
よい。
【0030】このようにして検出される点群は、単に輝
度信号Yに含まれるノイズを検出しているに過ぎないも
のも含まれる。一般に色とぎれが生じている領域上の点
は連続して検出され、一方単なる輝度信号Yのノイズは
孤立して検出されるので、孤立点、あるいは連続する長
さが短い点列の除去を行う。ただしこの処理は必ずしも
行わなければならないというわけではない。
【0031】ノイズ発生候補領域検出手段73により得
られる結果は、図6に示すように横方向に長さを持つ線
分が間隔をあけ、かつ1走査線ずれて連続するものとな
る。この様な一連の線分群を、線分接続手段74により
接続を行う。
【0032】連続方法は、図6において線分の左端点L
から、左あるいは上下のいずれかで、ノイズ発生候補領
域検出手段73により検出された、他の線分上の点と隣
り合うまで延ばす。すなわち図7において、左端点Lの
座標を(i+1,j)とすると、点P(i,j)を新し
くノイズ発生候補領域上の点として付加し、点Q1
(i,j−1)、点Q2(i−1,j)、点Q3(i,
j+1)のいずれかの点がノイズ発生候補領域検出手段
73により検出された点であれば、本処理を終了し、一
方そうでなければ点Q2(i−1,j)を新しく点Pと
置いて、本処理を繰り返す。
【0033】右端点Rについても同様に、右あるいは上
下のいずれかで、ノイズ発生候補領域検出手段73によ
り検出された、他の線分上の点と隣り合うまで延ばす。
この際、延ばす長さに制限を付けておくのが望ましく、
ある長さ延ばしても他の線分上の点と隣り合わない場
合、本処理により線分を延ばすことにより新しく点を求
めることは行わない。
【0034】図8に線分接続手段74により得られた結
果を示す。Bと表示されている点が新しく求められた点
である。このようにして線分接続手段74により得られ
た領域は、ノイズが発生している領域に比べて小さい
(細い)ため、領域膨張手段75により上下に膨張処理
を行い、領域を太くする。
【0035】すなわち図9で任意の点P(j,j)にお
いて、点Q1(i,j−1)あるいは点Q2(i,j+
1)がノイズ発生候補領域検出手段73により検出され
た点あるいは線分接続手段74により新しく求められた
点、すなわち図8において、AあるいはBと表示されて
いる点であれば、点Pを領域膨張手段75により得られ
る点とする。
【0036】図10に領域膨張手段75により得られた
結果を示す。Cと表示されている点が新しく求められた
点である。
【0037】領域膨張手段75により得られた結果に対
し、ラベリング手段76により、各領域に固有のラベル
を付ける。すなわち図8において、先ずA,B,Cと表
示されている3種類の点の区別をなくし、ノイズ発生候
補領域上の点であるかないかの二値画像とみなす。そし
てノイズ発生候補領域上の点についてラベリング、すな
わち各連結成分ごとに固有なラベルを付ける。その結果
の一例を図11に示す。
【0038】この結果、大小様々な領域が求められる
が、面積の小さい領域は単なる輝度信号Yのノイズに起
因する場合が多いので、このような領域を領域選択手段
77で除去する。すなわち、各ラベル値毎に画素数を求
め、その数があるしきい値T以下であれば、対応する画
素のラベルを消去し、ノイズ発生候補領域上の点ではな
いとする。また、画素の数のみでなく、ノイズ発生領域
は細長い形状をしているので、ノイズ発生候補領域の長
さにより、ある長さ以下の領域の除去を行ってもよい。
また本処理は省略してもよい。
【0039】このようにして得られた各ラベル毎に対応
する画素の座標を、領域選択手段77はゲート手段78
及びゲート手段79に供給し、またこれらゲート手段7
8及びゲート手段79にはそれぞれ前処理手段72で処
理された色差信号Cが供給されている。
【0040】ゲート手段78は、各ラベル毎に領域選択
手段77から供給される座標の画素の色差信号Cを領域
内平均化手段80に供給し、全てのラベル付けされた画
素の色差信号Cが領域内平均化手段80に供給されるま
で、これを繰り返す。一方、ゲート手段79は全画面の
領域の中で領域選択手段77から供給されるラベル付け
された全ての画素を除く画素の色差信号Cをそのまま通
過させて加算手段81に供給する。
【0041】この領域内平均手段80は、ゲート手段7
8から供給された各領域内における色差信号R−Y及び
B−Yのそれぞれについて平均値を求め、これら1対の
値を各領域内に新しい色差信号R−Y及びB−Yの値と
すると共に、他の領域における色差信号Cの値を0とし
て、これら新しい色差信号Cの値を加算手段81に供給
する。
【0042】領域内平均化手段80においては、単に領
域全体の平均化を行った場合領域面積が大きいときには
不自然な画像になることがあるため、色途切れの周期よ
り大きい範囲で、対象画像の近傍の画素の平均を求めて
もよい。
【0043】加算手段81からは領域内平均化手段80
にて生成された色差信号とゲート手段79にて生成され
た色差信号との和信号C′が本例において出力される色
差信号となる。
【0044】従って例えば図11の例において加算手段
81より出力される色差信号C′の値は、ラベル付けさ
れていない各画素においては入力された色差信号Cの値
そのものとなり、ラベル付けされた各領域においては領
域内平均化手段80で求められた平均化された色差信号
となる。また、本例においては出力する輝度信号は入力
された輝度信号そのものとする。
【0045】こうして上述の装置によれば、色差信号の
誤りを生じる領域を検出し、この領域内の色差信号を平
均化して出力することによって、走査線上と平行に近い
線上に発生する周期的な色の途切れや無彩色部の周期的
な着色を除去することができるものである。
【0046】従って実用上の利益は極めて大きいと共
に、この結果静止画ビデオ信号の画質が向上するため、
印刷など様々な用途にビデオ信号を応用することが可能
となる。さらに処理速度が向上すれば、静止画だけでな
く動画に対しても本例のノイズリダクションを適用する
ことができるのは明らかであり、この場合には動画ビデ
オ信号の画質改善を行える利益がある。
【0047】
【発明の効果】この発明によれば、色差信号の誤りを生
じる領域を検出し、この領域内の色差信号を平均化して
出力することによって、走査線上と平行に近い線上に発
生する周期的な色の途切れや無彩色部の周期的な着色を
除去することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像信号処理装置の要部の一例の
構成図である。
【図2】画面分割の説明のための図である。
【図3】輝度信号の平滑化の説明のための図である。
【図4】色差線順次の映像信号の説明のための図であ
る。
【図5】ノイズ発生候補領域検出の重み係数の説明のた
めの図である。
【図6】ノイズ発生候補領域検出の一例を示す線図であ
る。
【図7】線分の接続の説明のための図である。
【図8】線分接続の一例を示す線図である。
【図9】領域の膨張の説明のための図である。
【図10】領域膨張の一例を示す線図である。
【図11】ラベリング一例を示す線図である。
【図12】画像処理の全体のシステムの構成図である。
【図13】画像処理装置の構成図である。
【図14】画像処理装置の全体の動作の説明図である。
【符号の説明】
71 前処理手段 72 前処理手段 73 ノイズ発生候補領域検出手段 74 線分接続手段 75 領域膨張手段 76 ラベリング手段 77 領域選択手段 78 ゲート手段 79 ゲート手段 80 領域内平均化手段 81 加算手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 輝度信号から色差信号の誤りを生じる候
    補点を検出する手段と、この検出された点群から線を構
    成する手段と、この線を膨張する手段と、この膨張によ
    って得られた領域内の色差信号を平均化する手段とを有
    し、上記得られた各領域内においては上記平均化された
    色差信号を出力し、上記得られた各領域外では元の上記
    色差信号を出力するようにした画像信号処理装置。
JP3160514A 1991-07-01 1991-07-01 画像信号処理装置 Pending JPH0514925A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160036662A (ko) * 2013-07-26 2016-04-04 퀄컴 인코포레이티드 이미지 아티팩트들을 보정하는 시스템 및 방법

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