JP3492016B2 - 画像処理システム及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理システム及び画像処理方法

Info

Publication number
JP3492016B2
JP3492016B2 JP10398095A JP10398095A JP3492016B2 JP 3492016 B2 JP3492016 B2 JP 3492016B2 JP 10398095 A JP10398095 A JP 10398095A JP 10398095 A JP10398095 A JP 10398095A JP 3492016 B2 JP3492016 B2 JP 3492016B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
color
color matching
evaluation
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10398095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08297734A (ja
Inventor
武史 小巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10398095A priority Critical patent/JP3492016B2/ja
Publication of JPH08297734A publication Critical patent/JPH08297734A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3492016B2 publication Critical patent/JP3492016B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理システム及び画
像処理方法に関し、特に、画像出力装置の性能によらな
い色再現を実現する画像処理システム及び画像処理方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像処理装置と画像入力装
置、画像出力装置とを接続して、画像処理装置において
該画像入力装置及び画像出力装置で固有である色再現特
性を補正することにより、画像入力装置及び画像出力装
置の性能によらない色再現を可能とするカラーマネジメ
ントシステム(Color Management System)を採用した
画像処理システムが提案されている。このような画像処
理システムにおいては、例えばスキャナやスチルビデオ
等、どのような画像入力装置から入力した画像データで
あっても、CRTや液晶ディスプレイ等のどのような表
示装置、又はプリンタ、印刷機等のどのような画像出力
装置に対して出力を行う際に、その画像が持つ本来の色
再現性を保ったままでの出力が可能となる。
【0003】上述した従来の画像処理装置におけるカラ
ーマネジメントシステムとは、画像入力装置及び画像出
力装置の色再現能力情報に従って、画像処理装置におい
て画像データに色空間圧縮処理を施すことにより、色再
現性を制御する機能である。画像入力装置及び画像出力
装置の色再現能力情報とは、各装置毎の色再現特性を示
す情報であり、画像入力装置及び画像出力装置を選択す
ることにより、一義的に決定される。該色再現能力情報
は、画像処理装置内の所定の処理部に格納される。
【0004】また、色空間圧縮処理とは、画像データの
本来の色情報を、色再現範囲の狭い画像出力装置の色再
現特性に合わせるための処理(以下、「カラーマッチン
グ処理」と称する)である。従来の画像処理装置におけ
るカラーマッチング処理では、彩度保存圧縮法や色相保
存圧縮法等、種々の方法が存在し、選択可能であった。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の画像処理装置においては、画像出力部を構成す
る機器によりその色再現能力は異なる。従って、カラー
マッチング処理により色空間圧縮を行う場合、同じ方法
による色空間圧縮を行なっても、処理対象である画像デ
ータの種類(イメージデータ、コンピュータグラフィッ
クス等)や、使用されている色数、色あい等によって
は、該画像出力部で出力を行うことが最適ではない場合
が起こりうる。
【0005】従って、画像処理装置に複数の画像出力装
置が接続されているような画像処理システムでは、どの
画像出力装置を使用した場合に最適な出力画像を得るこ
とができるかということを操作者が認識する必要があ
る。そのため、従来の画像処理システムにおいては複数
の画像出力装置を順次切り替えながら実際に出力を行っ
て、操作者が比較検討する必要があった。
【0006】しかしながらこの方法では、画像出力装置
の選択と出力とを繰り返すため、どの画像出力装置で出
力を行ったかを操作者が管理する必要があり、繁雑なも
のであった。また、出力して確認するまでもなく、目的
とする色再現特性が得られないことが性能上明らかな画
像出力装置が存在していても、操作者がそのことを認識
していなければ該装置からも出力を行うことになり、無
駄な操作を行うことになる。
【0007】このように従来の画像処理システムにおい
て最適な画像出力装置を決定するためには、単に比較の
ためだけに複数枚の出力を行なわねばならず、これは記
録用紙やトナー等の消耗品のみならず、操作者の作業時
間までもが浪費されてしまっていた。
【0008】 本発明は上述した問題点を解決するため
になされたものであり、複数の画像出力装置からの出力
が可能な場合に、カラーマッチング後の画像を実際に各
装置毎に出力して確認することなく、個別の画像につい
て指定されたカラーマッチング処理を施した結果を最適
に表現できる画像出力装置を自動的に決定することが可
能な画像処理システム及び画像処理方法を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための一手段として、本発明は以下の構成を備える。即
ち、複数台の画像出力装置を備える画像処理システムに
おいて、前記画像出力装置における色再現特性に関する
情報を保持する色再現情報保持手段と、入力された画像
データに対して前記色再現特性に関する情報を考慮した
カラーマッチング処理を施すカラーマッチング手段と、
前記カラーマッチング処理が施された画像データを評価
する評価手段と、前記評価手段による評価結果に基づい
て出力すべき画像出力装置を選択する選択手段とを有
し、前記評価手段はカラーマッチング処理前後の画像の
色差の平均値に基づいて評価することを特徴とする。
【0010】 また、本発明は、複数台の画像出力装置
を備える画像処理システムにおいて、前記画像出力装置
における色再現特性に関する情報を保持する色再現情報
保持手段と、入力された画像データに対して前記色再現
特性に関する情報を考慮したカラーマッチング処理を施
すカラーマッチング手段と、前記カラーマッチング処理
が施された画像データを評価する評価手段と、前記評価
手段による評価結果に基づいて出力すべき画像出力装置
を選択する選択手段とを有し、前記評価手段はカラーマ
ッチング処理前後の画像の最大色差に基づいて評価する
ことを特徴とする。
【0011】 さらに、本発明は、複数台の画像出力装
置を備える画像処理システムにおいて、前記画像出力装
置における色再現特性に関する情報を保持する色再現情
報保持手段と、入力された画像データに対して前記色再
現特性に関する情報を考慮したカラーマッチング処理を
施すカラーマッチング手段と、前記カラーマッチング処
理が施された画像データを評価する評価手段と、前記評
価手段による評価結果に基づいて出力すべき画像出力装
置を選択する選択手段とを有し、前記評価手段はカラー
マッチング処理前後の画像の分散に基づいて評価するこ
とを特徴とする。
【0012】
【0013】 更に、前記複数の画像出力装置から少な
くとも1台を選択候補として選択する出力候補選択手段
を有し、前記カラーマッチング手段は、前記出力候補選
択手段により選択された少なくとも1台の画像出力装置
に対応する前記色再現特性に関する情報を考慮してカラ
ーマッチグ処理を施すことを特徴とする。
【0014】更に、各種情報を表示する表示手段と、選
択指示入力を行う指示入力手段とを有し、前記出力候補
選択手段は、動作可能な画像出力装置を前記表示手段に
表示して、前記指示入力手段から選択指示を行うことに
より画像出力装置を選択することを特徴とする。
【0015】更に、前記カラーマッチング処理手段にお
ける複数のカラーマッチング処理方法を保持したカラー
マッチング処理方法保持手段を有し、前記カラーマッチ
ング処理手段は、前記カラーマッチング保持手段に保持
された複数のカラーマッチング処理方法を前記表示手段
に表示して前記指示入力手段から選択指示入力を行うこ
とにより選択されたカラーマッチング方法によりカラー
マッチング処理を行うことを特徴とする。
【0016】更に、前記評価手段における複数の評価方
法を保持した評価方法保持手段を有し、前記評価手段
は、前記評価方法保持手段に保持された評価方法を前記
表示手段に表示して前記指示入力手段から選択指示入力
を行うことにより選択された評価方法により評価を行う
ことを特徴とする。
【0017】更に、注目色を選択する注目色選択手段を
含み、前記カラーマッチング手段は、前記注目色選択手
段により選択された注目色に対してのみカラーマッチン
グ処理を施すことを特徴とする。
【0018】例えば、前記注目色選択手段は、前記画像
データに使用されている色情報を前記表示手段に表示し
て前記指示入力手段から選択指示入力を行うことにより
注目色を選択することを特徴とする。
【0019】更に、複数の画像データを保持する画像デ
ータ保持手段と、前記画像データ保持手段に保持された
画像データから1つの画像データを選択する画像データ
選択手段とを有し、前記カラーマッチング処理手段は前
記画像データ選択手段により選択された画像データに対
してカラーマッチング処理を施すことを特徴とする。
【0020】例えば、前記画像データ選択手段は、前記
画像データ保持手段に保持された画像データを前記表示
手段に表示して前記指示入力手段から選択指示入力を行
うことにより選択を行うことを特徴とする。
【0021】
【作用】以上の構成により、システムに接続された複数
の画像出力装置のうち、指定された画像データに対して
カラーマッチング処理を施した結果、最適な画像出力を
えることが可能な画像出力装置を特定することが容易と
なるという特有の作用効果が得られる。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例について図面を
参照して詳細に説明する。
【0023】図1は、本実施例における画像処理システ
ムの構成例を示すブロック図である。本実施例の画像処
理システムにおいては、その構成として画像出力装置を
複数台備えることを特徴とする。
【0024】図1において、100は本画像処理システ
ム全体の制御を司る画像処理装置である。画像処理装置
100において101は画像処理部であり、本実施例の
特徴であるカラーマッチングを行って出力すべき画像出
力装置を選択するが、その詳細については後述する。1
02はキーボードやマウス等の操作部であり、操作者に
より画像処理部に対してコマンド等の入力が行われる。
【0025】103はCRTや液晶ディスプレイ等の表
示部であり、即時的に画像を表示するが、次の表示が行
われた場合には以前の表示を失ってしまう。104はス
キャナやスチルビデオカメラ等の画像入力装置であり、
本実施例でカラーマッチング対象となる画像データが入
力される。
【0026】105,106,107,108はプリン
タやイメージセッタ等の画像出力装置であり、本実施例
では記録用紙やフィルム等の記録媒体に対して画像を最
終的に出力する。
【0027】次に、上述した画像処理部101の詳細構
成を図2に示し、説明する。
【0028】図2において、201はCPUであり、デ
ータや命令の演算、判断、制御を行い、本実施例の画像
処理部101における大部分の処理を制御する。202
はROMであり、CPU201で参照される処理プログ
ラムや変数等を格納したプログラム格納部205や、複
数のカラーマッチング処理方法を予め格納するカラーマ
ッチング方法格納部206、各画像出力部105〜10
8の色再現特性を示す色再現情報を予め格納している色
再現情報格納部207、最適な画像出力装置を選択する
ための評価方法を予め複数格納している評価方法格納部
208を備える。また、203はRAMであり、CPU
201やカラーマッチング処理部204の動作の際に作
業領域として使用される。例えば、選択されたカラーマ
ッチング処理方法の情報を保持する処理方法保持部20
9、選択された評価方法情報を保持する評価方法保持部
210、選択された画像出力装置情報を保持する出力候
補保持部211、入力画像の色ヒストグラムを保持する
ヒストグラム保持部212等を備える。
【0029】204はカラーマッチング処理部であり、
後述するカラーマッチング処理を制御する。215は評
価部であり、後述するように最適な画像出力装置を選択
するための評価を行う。220は画像メモリであり、R
AM等により構成され入力画像データやカラーマッチン
グ処理後の画像データ等を保持する。
【0030】尚、上述した画像処理装置100における
表示部103は、操作者が後述する各種選択処理を行う
ための一覧表示用として、また、一時的に画像を表示し
て操作者が確認するために備えられているものであり、
画像出力装置105〜108とは異なり、画像を最終的
に出力するためのものではない。
【0031】上述した構成をなす本実施例の画像処理装
置において、そのカラーマッチング処理について以下詳
細に説明する。尚、画像出力装置105〜108とし
て、4台のカラープリンタが接続されており、また、R
OM202内のカラーマッチング方法格納部206には
CM1,CM2,CM3,CM4の4種類のカラーマッ
チング処理方法が含まれているものとする。この時カラ
ーマッチング処理部204においては、色再現情報格納
部207に格納されている各画像出力装置105〜10
8の色再現特性情報に従えば、カラーマッチング方法格
納部206に格納されているCM1,CM2,CM3,
CM4の4種類の方法によるカラーマッチング処理を実
行可能であるとする。また、画像出力装置105が、例
えば高速出力を得たい場合等、カラーマッチング処理を
行なわない際の出力先として設定されているものとす
る。
【0032】図3は、本実施例における画像出力装置選
択処理を示すフローチャートである。図3において、ま
ずステップS301で最終的に記録媒体上に出力させる
画像データを画像入力装置104から入力し、画像処理
装置100内の画像メモリ220に格納する。そしてス
テップS302で、入力した画像データを表示部103
に表示する。
【0033】次にステップS303において、操作者は
表示部103に表示された画像を確認して、該画像に対
してカラーマッチング処理を行うか否かを操作部102
から適当な入力を行うことにより、判断する。ステップ
S303においてカラーマッチング処理を行うと判断さ
れると処理はステップS304に進む。一方、カラーマ
ッチング処理を行わないと判断されると、処理はステッ
プS317に進み、入力された画像データは、予め出力
先として設定されている画像出力装置105にそのまま
出力される。
【0034】そしてステップS304で、CPU201
はカラーマッチング方法格納部206に予め登録されて
いる複数のカラーマッチング処理方法のうち、色再現情
報格納部207に予め登録されている画像出力装置10
5〜108の色再現特性情報に基づいて、有効となるカ
ラーマッチング処理方法、即ち、実行可能なカラーマッ
チング処理方法のみを抽出し、その一覧を表示部103
に表示する。本実施例においてはCM1,CM2,CM
3,CM4の4通りのカラーマッチング処理方法が、表
示部103に一覧表示される。
【0035】そしてステップS305において操作者は
操作部102を介して、表示部103に表示されたカラ
ーマッチング処理方法の一覧から、入力された画像デー
タに適用するカラーマッチング処理方法を目的に応じて
少なくとも1つ選択する。例えば、原色をできるだけ忠
実に再現したいのであれば、原色保存方式のカラーマッ
チング方式を候補として選択する。ここで、本実施例で
は表示されたCM1〜CM4の方法のうち、CM1の方
法が選択されたとする。選択されたCM1のカラーマッ
チング処理方法は、RAM203内の処理方法保持部2
09に保持される。
【0036】そして処理はステップS306に進み、ス
テップS305で選択したカラーマッチング処理方法C
M1を後述するステップS308で選択する複数の画像
出力装置に適用した結果から、最終的に1つの画像出力
装置を選択するための評価方法が評価方法格納部208
より抽出され、表示部103に一覧表示される。そして
ステップS307で操作者は表示された評価方法一覧を
参照して、操作部102を介して適切な評価方法を1つ
選択する。そして、選択された評価方法は、RAM20
3内の評価方法保持部210に保持される。
【0037】本実施例における最適な画像出力装置の評
価方法としては、例えば、「CIELAB表色空間にお
けるカラーマッチング処理前後の画像の色差の平均値が
最小となる装置」や、「同色差の最大値が最小となる装
置」や、また、「同色差の分散が最小となる装置」を選
択する方法等が考えられる。本実施例においては、ステ
ップS307で「CIELAB表色空間でのカラーマッ
チング処理前後の画像の色差の最大値が最小となる画像
出力装置を選択する」という評価方法が決定されたもの
とする。
【0038】続いて処理はステップS308に進み、現
在画像処理装置100に接続され、動作可能な画像出力
装置を表示部103に一覧表示する。本実施例において
は画像出力装置105〜108が表示される。そしてス
テップS309で操作者は表示された画像出力装置一覧
を参照して、操作部102を介して出力したい画像出力
装置を少なくとも1つ選択する。ここで、画像出力装置
105〜107の3台が選択されたとする。そして、選
択された画像出力装置の候補(画像出力装置105〜1
07)は、RAM203内の出力候補保持部211に保
持される。
【0039】続いて処理はステップS310に進み、ス
テップS301で画像入力部104より入力された画像
データが複数であった場合、操作者が操作部102を介
してカラーマッチング処理を行う対象となる画像データ
を最終的に選択・確認・決定する。
【0040】尚、ステップS310で選択される画像デ
ータは上述した様にステップS301で入力された画像
データに限らず、RGB色空間上の画像データであれば
何でも良い。例えば、外部記憶装置内に格納されたRG
B画像データを処理対象として選択することも可能であ
る。もちろん、記憶装置内のRGB画像データに対して
カラーマッチング処理を行うのであれば、上述したS3
01における画像データ入力処理は行わなくてもよい。
また、ステップS310における画像データ選択の際
に、表示部103にそれぞれの画像データを実際に表示
してから、選択を行う様にしても良い。
【0041】次にステップS311では、評価部215
又はCPU201においてカラーマッチング結果を評価
するための前準備処理を行う。例えば、本実施例におい
てはステップS307で決定されたように、「CIEL
AB表色空間での処理前後の画像の色差の最大値が最小
となる画像出力装置を選択する」という評価方法を採用
した。この評価処理の際に、画像中に同じ色が存在して
いた場合そのまま単純に全ての画素について処理前後の
画素の色差を計算すると、同じ計算を何度も行うことに
なってしまう。この無駄を避けるため、ステップS31
1において、原画像データに含まれている色のヒストグ
ラム C(r,g,b)を生成してRAM203内のヒストグ
ラム保持部212に保持しておく。このヒストグラム
C(r,g,b)により、画像中にどの色が使用されている
かを即座に調べることができる。尚、(r,g,b)は色座
標で示された色を示す。
【0042】但し、ステップS311における前準備処
理は、ステップS307で選択された評価方法によって
は必要でない場合も想定できる。もちろん、そのような
場合にはステップS311の処理は行わない。
【0043】そしてステップS312において、ステッ
プS309で選択した少なくとも1つの画像出力装置1
05〜107のうち、未評価であるものを1つ、例えば
画像出力装置105を選択し、カラーマッチング処理部
204においてCM1を用いたカラーマッチング処理を
実行する。この時、ステップS311で生成したヒスト
グラム C(r,g,b)から画像中で使用されている色(r,
g,b) を判断してその色についてカラーマッチング処理
を実行し、カラーマッチング処理後の色(r',g',b')を
得る。
【0044】ここで、カラーマッチング処理部204に
おいて実行されるカラーマッチング処理は、色再現情報
格納部207に格納されている画像出力装置105に対
応する色再現特性情報を参照して行うことを特徴とす
る。これにより、画像出力装置毎の特性を考慮したカラ
ーマッチング結果を得ることができる。
【0045】ステップS312におけるカラーマッチン
グ処理による変換をfとすると、処理後の色(r',g',
b')は以下の様に表わせる。
【0046】(r',g',b')=f(r,g,b) カラーマッチング処理後の色(r',g',b')は、元の色
(r,g,b)と対応させて画像メモリ220に格納する。
またこの時、出力候補保持部211に格納されている画
像出力装置候補のうち、画像出力装置105についてカ
ラーマッチング処理を実行したことを例えばフラグ等を
用いて記録する。
【0047】次にステップS313に進み、評価部21
5において、ステップS311で生成したヒストグラム
C(r,g,b) から判断される画像中で使用されている色
(r,g,b) と、ステップS312で得られたカラーマッ
チング処理後の色(r',g',b')を参照して、ステップS
309で決定した評価方法により画像出力装置105の
評価を行う。
【0048】カラーマッチング処理前後の画素のCIE
LAB表色空間での色差の最大値をEmax とすると、E
max は以下の式で表わされる。
【0049】Emax = max(ΔE(r,g,b)) 但し、C(r,g,b)>0 であるような(r,g,b) につ
いて、 ΔE(r,g,b)={(l(r',g',b')-l(r,g,b))∧2 +(a
(r',g',b')-a(r,g,b))∧2 +(b(r',g',b')-b(r,g,
b))∧2 } (m∧n は、mのn乗を示す) r,g,b :原画像の色座標 r',g',b':r,g,bをカラーマッチング処理を施した後の
色座標 l(r,g,b),a(r,g,b),b(r,g,b):(r,g,b)に対するR
GB表色空間からCIELAB表色空間への変換関数 上述したようにして評価部215において求められた色
差の最大値Emax は、出力候補保持部211に格納され
ている画像出力装置候補に、画像出力装置105につい
ての評価値として記録する。
【0050】次にステップS314に進み、ステップS
309で選択した画像出力装置(105,106,10
7)の全てについて、ステップS312及びステップS
313におけるカラーマッチング処理の評価が終了して
いるかを、出力候補保持部211を参照することにより
判断する。例えば、画像出力装置106,107につい
てカラーマッチング処理が未評価であれば、処理はステ
ップS312へ戻り、今度は画像出力装置106につい
て上述した処理を繰り返す。尚この時、画像メモリ22
0には各画像処理装置毎に、カラーマッチング処理後の
色(r',g',b')を保持する。
【0051】一方、ステップS314において全ての画
像出力装置について評価が終了したと判断されると、処
理はステップS315に進む。ステップS315におい
ては、CPU201がステップS313で求められた各
画像出力装置における色差の最大値Emax を比較して、
Emax が最も小さい画像出力装置を最適であるとして選
択する。例えば、画像出力装置105がEmax が最も小
さかったために、選択されたとする。
【0052】そしてステップS316において、原画像
データの各色(r,g,b) をステップS312で画像メモ
リ220に格納されたカラーマッチング処理後の色
(r',g',b')のうち、ステップS315で選択された最
適な画像出力装置105に対応するものに置き替える。
これにより、原画像データに対して、カラーマッチング
処理を施した後に画像処理装置105から最適な画質で
出力される画像データを得ることができる。
【0053】尚、画像メモリ220の容量によっては、
各画像処理装置毎にカラーマッチング後の画像データを
保持できない場合がある。この場合には、評価結果のみ
を出力候補保持部211に保持することにより最適な画
像出力装置の選択を行い、実際の出力時に再度カラーマ
ッチングを行うような構成も可能である。
【0054】そしてステップS317においてCPU2
01は、ステップS316で得られたカラーマッチング
処理済みの画像データを画像メモリ220から画像出力
装置105に出力するように制御する。
【0055】尚、ステップS305におけるカラーマッ
チング処理方法の選択、及びステップS307における
評価方法の選択、及びステップS310における対象画
像データの確定処理の実行順序はこの例に限定されるも
のではなく、どのような順番で行ってもよい。例えば、
メニュー等を表示して操作者に各処理の実行を選択させ
ることによって、処理順序を任意としてもよい。また、
カラーマッチング処理方法及び評価方法を1種類に固定
として、最適な出力を得る画像出力装置を選択するよう
な構成も可能である。
【0056】また、ステップS309において画像出力
装置を操作者が1つしか選択しなかった場合には、無条
件にその装置を用いて出力を行なえば良いため、他の画
像出力装置の評価を行わなくても良い。
【0057】以上説明したように本実施例によれば、複
数の画像出力装置からの出力が可能な場合に、カラーマ
ッチング後の画像を実際に各装置毎に出力して確認する
ことなく、個別の画像について指定されたカラーマッチ
ング処理を施した結果を最適に表現できる画像出力装置
を自動的に決定し、出力することができる。
【0058】また、複数の画像出力装置に共通の処理を
一回で済ませ、1度に評価することができるため、評価
時間も短縮される。
【0059】また、最適な画像出力装置を選択するため
に無駄な記録媒体への出力を行なわないため、コストが
削減できるばかりでなく、操作者が該記録媒体を観察す
ることによる主観的な判断を無くすことができるため、
一定の基準に基づいた判断が可能となる。
【0060】尚、上述した実施例において、画像入力部
204は例えばホストコンピュータであって、所定のイ
ンタフェースを介して画像データを画像処理部201に
入力する構成であっても良い。また、画像処理装置10
1内に通信部を設けて、他の画像処理装置との通信を行
うことも可能である。
【0061】また、上述したROM202は、RAMや
ハードディスク等であっても良い。同様に、RAM20
3がハードディスクであってももちろん構わない。ま
た、ROM202が備える各格納部とRAM203が備
える各保持部とは、必ずしも実施例の様に分離させる必
要はなく、1つの構成内に確保しても良い。
【0062】更に、本発明は例えば入力画像データの色
のヒストグラム等を参照することにより注目色を決定
し、該注目色に対してのみカラーマッチング処理を施し
て評価するような構成をとることも可能である。カラー
マッチングを施す対象色数が少なくなるため、処理時間
が短縮される。尚、注目色の選択は、表示部103に表
示された色候補一覧から操作者が操作部102を介して
選択すれば良い。
【0063】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の画像出力装置からの出力が可能な場合に、カラーマ
ッチング後の画像を実際に各装置毎に出力して確認する
ことなく、個別の画像について指定されたカラーマッチ
ング処理を施した結果を最適に表現できる画像出力装置
を自動的に決定し、出力することができる。
【0065】また、複数の画像出力装置に共通の処理を
一回で済ませ、1度に評価することができるため、評価
時間も短縮される。
【0066】また、最適な画像出力装置を選択するため
に無駄な記録媒体への出力を行なわないため、コストが
削減できるばかりでなく、操作者が該記録媒体を観察す
ることによる主観的な判断を無くすことができるため、
一定の基準に基づいた判断が可能となる。
【0067】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の画像処理システム構成
を示す図である。
【図2】本実施例における画像処理部101の詳細構成
を示すブロック図である。
【図3】本実施例における画像出力装置選択処理を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
100 画像処理装置 101 画像処理部 102 操作部 103 表示部 104 画像入力装置 105,106,107,108 画像出力装置 201 CPU 202 ROM 203 RAM 204 カラーマッチング処理部 220 画像メモリ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−56549(JP,A) 特開 平4−260121(JP,A) 特開 平7−107314(JP,A) 特開 平7−105344(JP,A) 特開 平7−107312(JP,A) 特開 平6−333001(JP,A) 特開 平6−339016(JP,A) 特開 昭61−30726(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/60 G06T 1/20 H04N 1/46 H04N 1/40

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台の画像出力装置を備える画像処理
    システムにおいて、 前記画像出力装置における色再現特性に関する情報を保
    持する色再現情報保持手段と、 入力された画像データに対して前記色再現特性に関する
    情報を考慮したカラーマッチング処理を施すカラーマッ
    チング手段と、 前記カラーマッチング処理が施された画像データを評価
    する評価手段と、 前記評価手段による評価結果に基づいて出力すべき画像
    出力装置を選択する選択手段とを有し、 前記評価手段はカラーマッチング処理前後の画像の色差
    の平均値に基づいて評価 することを特徴とする画像処理
    システム。
  2. 【請求項2】 複数台の画像出力装置を備える画像処理
    システムにおいて、 前記画像出力装置における色再現特性に関する情報を保
    持する色再現情報保持手段と、 入力された画像データに対して前記色再現特性に関する
    情報を考慮したカラーマッチング処理を施すカラーマッ
    チング手段と、 前記カラーマッチング処理が施された画像データを評価
    する評価手段と、 前記評価手段による評価結果に基づいて出力すべき画像
    出力装置を選択する選択手段とを有し、 前記評価手段はカラーマッチング処理前後の画像の最大
    色差に基づいて評価 することを特徴とする画像処理シス
    テム。
  3. 【請求項3】 複数台の画像出力装置を備える画像処理
    システムにおいて、 前記画像出力装置における色再現特性に関する情報を保
    持する色再現情報保持手段と、 入力された画像データに対して前記色再現特性に関する
    情報を考慮したカラーマッチング処理を施すカラーマッ
    チング手段と、 前記カラーマッチング処理が施された画像データを評価
    する評価手段と、 前記評価手段による評価結果に基づいて出力すべき画像
    出力装置を選択する選択手段とを有し、 前記評価手段はカラーマッチング処理前後の画像の分散
    に基づいて評価 することを特徴とする画像処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 更に、前記複数の画像出力装置から少な
    くとも1台を選択候補として選択する出力候補選択手段
    を有し、 前記カラーマッチング手段は、前記出力候補選択手段に
    より選択された少なくとも1台の画像出力装置に対応す
    る前記色再現特性に関する情報を考慮してカラーマッチ
    グ処理を施すことを特徴とする請求項1記載の画像処
    理システム。
  5. 【請求項5】 更に、各種情報を表示する表示手段と、 選択指示入力を行う指示入力手段とを有し、 前記出力候補選択手段は、動作可能な画像出力装置を前
    記表示手段に表示して、前記指示入力手段から選択指示
    を行うことにより画像出力装置を選択することを特徴と
    する請求項記載の画像処理システム。
  6. 【請求項6】 更に、前記カラーマッチング処理手段に
    おける複数のカラーマッチング処理方法を保持したカラ
    ーマッチング処理方法保持手段とを有し、 前記カラーマッチング処理手段は、前記カラーマッチン
    グ保持手段に保持された複数のカラーマッチング処理方
    法を前記表示手段に表示して前記指示入力手段から選択
    指示入力を行うことにより選択されたカラーマッチング
    方法によりカラーマッチング処理を行うことを特徴とす
    る請求項記載の画像処理システム。
  7. 【請求項7】 更に、前記評価手段における複数の評価
    方法を保持した評価方法保持手段を有し、 前記評価手段は、前記評価方法保持手段に保持された評
    価方法を前記表示手段に表示して前記指示入力手段から
    選択指示入力を行うことにより選択された評価方法によ
    り評価を行うことを特徴とする請求項記載の画像処理
    システム。
  8. 【請求項8】 更に、注目色を選択する注目色選択手段
    を含み、 前記カラーマッチング手段は、前記注目色選択手段によ
    り選択された注目色に対してのみカラーマッチング処理
    を施すことを特徴とする請求項記載の画像処理システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記注目色選択手段は、前記画像データ
    に使用されている色情報を前記表示手段に表示して前記
    指示入力手段から選択指示入力を行うことにより注目色
    を選択することを特徴とする請求項記載の画像処理シ
    ステム。
  10. 【請求項10】更に、複数の画像データを保持する画像
    データ保持手段と、 前記画像データ保持手段に保持された画像データから1
    つの画像データを選択する画像データ選択手段とを有
    し、 前記カラーマッチング処理手段は前記画像データ選択手
    段により選択された画像データに対してカラーマッチン
    グ処理を施すことを特徴とする請求項記載の画像処理
    システム。
  11. 【請求項11】前記画像データ選択手段は、前記画像デ
    ータ保持手段に保持された画像データを前記表示手段に
    表示して前記指示入力手段から選択指示入力を行うこと
    により選択を行うことを特徴とする請求項10記載の画
    像処理システム。
  12. 【請求項12】 複数台の画像出力装置を備える画像処
    理システムにおける画像処理方法であって、 前記画像出力装置における色再現特性に関する情報を保
    持する色再現情報保持工程と、入力された画像データに
    対して前記色再現特性に関する情報を考慮したカラーマ
    ッチング処理を施すカラーマッチング工程と、 前記カラーマッチング処理が施された画像データを評価
    する評価工程と、 前記評価工程による評価結果に基づいて出力すべき画像
    出力装置を選択する選択工程とを有し、 前記評価工程はカラーマッチング処理前後の画像の色差
    の平均値に基づいて評価することを特徴とする画像処理
    方法。
JP10398095A 1995-04-27 1995-04-27 画像処理システム及び画像処理方法 Expired - Fee Related JP3492016B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10398095A JP3492016B2 (ja) 1995-04-27 1995-04-27 画像処理システム及び画像処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10398095A JP3492016B2 (ja) 1995-04-27 1995-04-27 画像処理システム及び画像処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08297734A JPH08297734A (ja) 1996-11-12
JP3492016B2 true JP3492016B2 (ja) 2004-02-03

Family

ID=14368474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10398095A Expired - Fee Related JP3492016B2 (ja) 1995-04-27 1995-04-27 画像処理システム及び画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3492016B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4497764B2 (ja) * 2001-08-24 2010-07-07 キヤノン株式会社 色処理装置及び方法と記憶媒体
JP3927849B2 (ja) 2002-04-11 2007-06-13 キヤノン株式会社 画像処理システム及びその制御方法、画像処理方法、プログラム及び記録媒体
EP3984209A4 (en) * 2019-06-13 2023-01-04 Hewlett-Packard Development Company, L.P. COLOR MATCHING

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08297734A (ja) 1996-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5267417B2 (ja) 画像を再生するためのプログラム、方法、カメラ、モニタ、及び、プリンタ
JPH09270929A (ja) 画像処理装置及び方法
JP3339770B2 (ja) 色変換装置
US7843599B2 (en) Image processing method and image processing apparatus
US8207985B2 (en) Image reproduction using a particular color space
JPH0832827A (ja) ディジタル画像の階調補正装置
JP4090089B2 (ja) 画像処理方法、及び画像ディジタル化装置
EP1345410A1 (en) Colour matching processor, -method and -computer program
JP3492016B2 (ja) 画像処理システム及び画像処理方法
JP3548223B2 (ja) 画像処理方法及び装置
JPH0750761A (ja) 独立タイプの入・出力機で構成される画像処理システムの色再現法
JP2001069362A (ja) 色補正装置
JP2008048308A (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP3194341B2 (ja) カラー画像処理装置
JP2001030583A (ja) 画像出力システム、画像出力システム制御方法、及び記録媒体
JPH09200549A (ja) 画像処理装置
JP2006270517A (ja) 画像処理方法及び画像処理システム
JP2001078016A (ja) 画像処理装置
JPH07298077A (ja) 複数の色補正方式を有するカラープリンタ
JPH09200544A (ja) カラー印刷システム
JPH09186887A (ja) 画像処理装置
JPH07131666A (ja) 画像形成装置
JPH07245714A (ja) 画像処理装置および方法
JPH10257340A (ja) 色変換処理方法
JPH08237494A (ja) 色変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031020

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081114

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081114

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091114

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101114

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101114

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131114

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees