JPH07131666A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH07131666A JPH07131666A JP5294013A JP29401393A JPH07131666A JP H07131666 A JPH07131666 A JP H07131666A JP 5294013 A JP5294013 A JP 5294013A JP 29401393 A JP29401393 A JP 29401393A JP H07131666 A JPH07131666 A JP H07131666A
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- color
- image signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カラーディスプレイにより所望の色再現にて
表示されている画像データを画像形成装置により出力す
る場合，所望の色再現による画像形成を実現する。 【構成】 入力した画像信号を記憶するメモリ３０１
と，メモリ３０１により記憶された画像信号の表現形式
を変換する第１の信号変換部３０２と，第１の信号変換
部３０２により変換された画像信号を入力し，該画像信
号に対し所定の演算を実行する演算部３０３と，演算部
３０３の演算結果に基づいて，第１の信号変換部３０２
により変換された画像信号を補正する色空間圧縮部３０
４と，色空間圧縮部３０４による補正処理後の画像信号
を入力し，画像形成を実行して出力するエンジン３０９
とを備えている。
表示されている画像データを画像形成装置により出力す
る場合，所望の色再現による画像形成を実現する。 【構成】 入力した画像信号を記憶するメモリ３０１
と，メモリ３０１により記憶された画像信号の表現形式
を変換する第１の信号変換部３０２と，第１の信号変換
部３０２により変換された画像信号を入力し，該画像信
号に対し所定の演算を実行する演算部３０３と，演算部
３０３の演算結果に基づいて，第１の信号変換部３０２
により変換された画像信号を補正する色空間圧縮部３０
４と，色空間圧縮部３０４による補正処理後の画像信号
を入力し，画像形成を実行して出力するエンジン３０９
とを備えている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，入力されるカラー画像
信号に各種の処理を施してカラー画像を出力する画像形
成装置に関し，より詳細には，コンピュータにより編集
され，カラーディスプレイに表示された画像を印字して
出力するカラープリンタや，テレビ画面に表示されるビ
デオ信号をカラー画像として出力するビデオプリンタな
どに応用される画像形成装置に関する。
信号に各種の処理を施してカラー画像を出力する画像形
成装置に関し，より詳細には，コンピュータにより編集
され，カラーディスプレイに表示された画像を印字して
出力するカラープリンタや，テレビ画面に表示されるビ
デオ信号をカラー画像として出力するビデオプリンタな
どに応用される画像形成装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】コンピュータにより作成されたカラー画
像データをカラープリンタにより出力する場合における
１例について説明する。図６は，従来におけるカラープ
リンタ６００の構成を示すブロック図であり，カラーデ
ィスプレイ２００に表示される画像データを，図６に示
したカラープリンタ６００により印字して出力する場合
には，先ず，コンピュータ１００から画像信号（画像デ
ータ）がＲＧＢ形式でカラープリンタ６００に送られ
る。ＲＧＢ形式の画像信号は，ＲＧＢ／ＣＭＹ変換部６
０１により濃度信号（ＣＭＹ形式の画像信号）に変換さ
れる。該変換された濃度信号は色補正部３０６によりマ
トリクス演算，γ変換部３０７によりγ変換処理，フィ
ルタ部３０８によりエッジ強調のためのフィルタ処理が
それぞれ実行され，エンジン３０９により，ＣＭＹの各
色毎に順次印字されて出力される。
像データをカラープリンタにより出力する場合における
１例について説明する。図６は，従来におけるカラープ
リンタ６００の構成を示すブロック図であり，カラーデ
ィスプレイ２００に表示される画像データを，図６に示
したカラープリンタ６００により印字して出力する場合
には，先ず，コンピュータ１００から画像信号（画像デ
ータ）がＲＧＢ形式でカラープリンタ６００に送られ
る。ＲＧＢ形式の画像信号は，ＲＧＢ／ＣＭＹ変換部６
０１により濃度信号（ＣＭＹ形式の画像信号）に変換さ
れる。該変換された濃度信号は色補正部３０６によりマ
トリクス演算，γ変換部３０７によりγ変換処理，フィ
ルタ部３０８によりエッジ強調のためのフィルタ処理が
それぞれ実行され，エンジン３０９により，ＣＭＹの各
色毎に順次印字されて出力される。
【０００３】なお，上記の各処理に使用されるパラメー
タ，すなわちマトリクス係数，γ補正テーブル，フィル
タ係数などは，通常全ての画像信号に共通で１種類だけ
設定され，該１種類のパラメータを用いて各処理が実行
されている。
タ，すなわちマトリクス係数，γ補正テーブル，フィル
タ係数などは，通常全ての画像信号に共通で１種類だけ
設定され，該１種類のパラメータを用いて各処理が実行
されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら，上記の
従来における画像形成装置によれば，通常，カラープリ
ンタの色再現可能範囲がカラーディスプレイに表示され
る色再現可能範囲よりも小さいにもかかわらず，共通の
パラメータにより，各種画像処理が実行されているた
め，ディスプレイには，所望の色再現により表示されて
も，画像形成装置により印字して出力した場合には，再
現されない色が発生する恐れがあった，換言すれば，所
望の色再現ができないという問題点があった。
従来における画像形成装置によれば，通常，カラープリ
ンタの色再現可能範囲がカラーディスプレイに表示され
る色再現可能範囲よりも小さいにもかかわらず，共通の
パラメータにより，各種画像処理が実行されているた
め，ディスプレイには，所望の色再現により表示されて
も，画像形成装置により印字して出力した場合には，再
現されない色が発生する恐れがあった，換言すれば，所
望の色再現ができないという問題点があった。
【０００５】また，ビデオ等から画像データを入力する
場合には，ビデオ撮影時における各種条件により画像が
大きく変化するにもかかわらず，全ての画像信号（画像
データ）に共通のパラメータにより，各種画像処理を実
行するため，カラー画像形成装置を使用して画像出力を
得る場合，所望の色再現ができないという問題点があっ
た。
場合には，ビデオ撮影時における各種条件により画像が
大きく変化するにもかかわらず，全ての画像信号（画像
データ）に共通のパラメータにより，各種画像処理を実
行するため，カラー画像形成装置を使用して画像出力を
得る場合，所望の色再現ができないという問題点があっ
た。
【０００６】本発明は，上記に鑑みてなされたものであ
り，カラーディスプレイにより所望の色再現にて表示さ
れている画像データを画像形成装置により出力する場
合，所望の色再現による画像形成を実現することを目的
とする。
り，カラーディスプレイにより所望の色再現にて表示さ
れている画像データを画像形成装置により出力する場
合，所望の色再現による画像形成を実現することを目的
とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は，上記の目的を
達成するために，入力した画像信号を記憶する画像記憶
手段と，前記画像記憶手段により記憶された画像信号の
表現形式を変換する変換手段と，前記変換手段により変
換された画像信号を入力し，該画像信号に対し所定の演
算を実行する演算手段と，前記演算手段の演算結果に基
づいて，前記変換手段により変換された画像信号を補正
する画像補正手段と，前記画像補正手段による補正処理
後の画像信号を入力し，画像形成を実行して出力する画
像出力手段とを具備したカラー画像形成装置を提供する
ものである。
達成するために，入力した画像信号を記憶する画像記憶
手段と，前記画像記憶手段により記憶された画像信号の
表現形式を変換する変換手段と，前記変換手段により変
換された画像信号を入力し，該画像信号に対し所定の演
算を実行する演算手段と，前記演算手段の演算結果に基
づいて，前記変換手段により変換された画像信号を補正
する画像補正手段と，前記画像補正手段による補正処理
後の画像信号を入力し，画像形成を実行して出力する画
像出力手段とを具備したカラー画像形成装置を提供する
ものである。
【０００８】また，前記変換手段は画像信号をＬ* ａ*
ｂ* 形式の画像信号に変換し，前記演算手段は前記変換
手段により変換された画像信号の全画素の平均値を求
め，前記画像補正手段は前記演算手段により求められた
平均値の方向に色空間圧縮補正するものとする。
ｂ* 形式の画像信号に変換し，前記演算手段は前記変換
手段により変換された画像信号の全画素の平均値を求
め，前記画像補正手段は前記演算手段により求められた
平均値の方向に色空間圧縮補正するものとする。
【０００９】また，前記変換手段は画像信号をＬ* ｕ*
ｖ* 形式の画像信号に変換し，前記演算手段は前記変換
手段により変換された画像信号の全画素の平均値を求
め，前記画像補正手段は前記演算手段により求められた
平均値の方向に色空間圧縮補正するものとする。
ｖ* 形式の画像信号に変換し，前記演算手段は前記変換
手段により変換された画像信号の全画素の平均値を求
め，前記画像補正手段は前記演算手段により求められた
平均値の方向に色空間圧縮補正するものとする。
【００１０】さらに，前記画像補正手段は，前記画像出
力手段の色再現可能範囲と入力した画像信号の色再現範
囲との比を求め，該求められた比に基づいて，前記色空
間圧縮補正を実行する際の色空間圧縮率を変化させるも
のとする。
力手段の色再現可能範囲と入力した画像信号の色再現範
囲との比を求め，該求められた比に基づいて，前記色空
間圧縮補正を実行する際の色空間圧縮率を変化させるも
のとする。
【００１１】
【作用】本発明に係る画像形成装置は，入力した画像信
号を記憶し，該記憶された画像信号の表現形式を変換
し，該変換された画像信号に対し所定の演算を実行し，
該演算結果に基づいて，表現形式変換後の画像信号を補
正する。続いて，補正後の画像信号を画像形成して出力
する。
号を記憶し，該記憶された画像信号の表現形式を変換
し，該変換された画像信号に対し所定の演算を実行し，
該演算結果に基づいて，表現形式変換後の画像信号を補
正する。続いて，補正後の画像信号を画像形成して出力
する。
【００１２】また，本発明に係る画像形成装置は，入力
した画像信号を記憶し，該記憶された画像信号の表現形
式をＬ* ａ* ｂ* 形式に変換し，変換された画像信号の
全画素の平均値を求め，求められた平均値に基づいて，
Ｌ* ａ* ｂ* 形式に変換された画像信号に色空間圧縮を
実行し，色空間圧縮実行後の画像信号を画像形成して出
力する。
した画像信号を記憶し，該記憶された画像信号の表現形
式をＬ* ａ* ｂ* 形式に変換し，変換された画像信号の
全画素の平均値を求め，求められた平均値に基づいて，
Ｌ* ａ* ｂ* 形式に変換された画像信号に色空間圧縮を
実行し，色空間圧縮実行後の画像信号を画像形成して出
力する。
【００１３】また，本発明に係る画像形成装置は，入力
した画像信号を記憶し，該記憶された画像信号の表現形
式をＬ* ｕ* ｖ* 形式に変換し，変換された画像信号の
全画素の平均値を求め，求められた平均値に基づいて，
Ｌ* ｕ* ｖ* 形式に変換された画像信号に色空間圧縮を
実行し，色空間圧縮実行後の画像信号を画像形成して出
力する。
した画像信号を記憶し，該記憶された画像信号の表現形
式をＬ* ｕ* ｖ* 形式に変換し，変換された画像信号の
全画素の平均値を求め，求められた平均値に基づいて，
Ｌ* ｕ* ｖ* 形式に変換された画像信号に色空間圧縮を
実行し，色空間圧縮実行後の画像信号を画像形成して出
力する。
【００１４】さらに，本発明に係るカラー画像形成装置
は，プリンタ部の色再現可能範囲と入力した画像信号の
色再現範囲との比を求め，求められた比に基づいて，上
述した色空間圧縮における色空間圧縮率を変化させる。
は，プリンタ部の色再現可能範囲と入力した画像信号の
色再現範囲との比を求め，求められた比に基づいて，上
述した色空間圧縮における色空間圧縮率を変化させる。
【００１５】
【実施例】以下，本発明に係るカラー画像形成装置につ
いて，〔実施例１〕，〔実施例２〕，〔実施例３〕の順
で図面を参照して詳細に説明する。なお，以下の各実施
例においては，画像形成装置の例としてカラープリンタ
を例にとって説明する。
いて，〔実施例１〕，〔実施例２〕，〔実施例３〕の順
で図面を参照して詳細に説明する。なお，以下の各実施
例においては，画像形成装置の例としてカラープリンタ
を例にとって説明する。
【００１６】〔実施例１〕図１は，実施例１に係るカラ
ープリンタ使用時の接続例を示す説明図であり，１００
はカラー画像データの作成，編集および外部の装置から
送られてくるカラー画像データの入力を行ない，また，
入力したカラー画像信号（画像データ）の記憶を行なう
コンピュータ，２００はコンピュータ１００からＲＧＢ
形式のカラー画像信号を入力し，該カラー画像信号を画
面に表示するカラーディスプレイ，３００はコンピュー
タ１００からＲＧＢ形式のカラー画像データを入力し，
該画像データをＣＭＹに変換して印字するカラープリン
タ（実施例１のカラー画像形成装置）を示している。
ープリンタ使用時の接続例を示す説明図であり，１００
はカラー画像データの作成，編集および外部の装置から
送られてくるカラー画像データの入力を行ない，また，
入力したカラー画像信号（画像データ）の記憶を行なう
コンピュータ，２００はコンピュータ１００からＲＧＢ
形式のカラー画像信号を入力し，該カラー画像信号を画
面に表示するカラーディスプレイ，３００はコンピュー
タ１００からＲＧＢ形式のカラー画像データを入力し，
該画像データをＣＭＹに変換して印字するカラープリン
タ（実施例１のカラー画像形成装置）を示している。
【００１７】図２は，実施例１に係るカラープリンタ３
００の構成を示すブロック図であり，コンピュータ１０
０から送られてきたＲＧＢ形式のカラー画像データを記
憶するためのメモリ３０１と，メモリ３０１に記憶され
たカラー画像データをＬ* ａ* ｂ* 形式に変換する第１
の信号変換部３０２と，第１の信号変換部３０２の出力
を入力し，後述する各種演算を実行する演算部３０３
と，演算部３０３の演算結果に基づいて，第１の信号変
換部３０２の出力に対し色空間圧縮処理を実行する色空
間圧縮部３０４と，色空間圧縮部３０４の出力をＣＭＹ
の画像データに変換する第２の信号変換部３０５と，第
２の信号変換部３０５の出力（ＣＭＹ形式の画像デー
タ）に所定の色補正処理を実行する色補正部３０６と，
色補正部３０６の出力にγ変換処理を実行するγ変換部
３０７と，γ変換部３０７の出力に対しエッジ強調等の
処理を実行するフィルタ部３０８と，フィルタ部３０８
の出力を記録紙に印字するエンジン３０９とから構成さ
れている。
００の構成を示すブロック図であり，コンピュータ１０
０から送られてきたＲＧＢ形式のカラー画像データを記
憶するためのメモリ３０１と，メモリ３０１に記憶され
たカラー画像データをＬ* ａ* ｂ* 形式に変換する第１
の信号変換部３０２と，第１の信号変換部３０２の出力
を入力し，後述する各種演算を実行する演算部３０３
と，演算部３０３の演算結果に基づいて，第１の信号変
換部３０２の出力に対し色空間圧縮処理を実行する色空
間圧縮部３０４と，色空間圧縮部３０４の出力をＣＭＹ
の画像データに変換する第２の信号変換部３０５と，第
２の信号変換部３０５の出力（ＣＭＹ形式の画像デー
タ）に所定の色補正処理を実行する色補正部３０６と，
色補正部３０６の出力にγ変換処理を実行するγ変換部
３０７と，γ変換部３０７の出力に対しエッジ強調等の
処理を実行するフィルタ部３０８と，フィルタ部３０８
の出力を記録紙に印字するエンジン３０９とから構成さ
れている。
【００１８】以上の構成により，その動作を説明する。
実施例１に係るカラープリンタ３００は，図１に示した
ように，コンピュータ１００と接続し，コンピュータ１
００から送られてくるカラー画像データをＲＧＢ形式に
て入力し，該画像データをＣＭＹ形式に変換して，各種
画像処理の実行後，印字して出力する。なお，コンピュ
ータ１００には，通常，カラーディスプレイ２００が接
続されており，カラープリンタ３００により印字される
カラー画像データは，カラーディスプレイ２００に表示
して確認可能となっている。
実施例１に係るカラープリンタ３００は，図１に示した
ように，コンピュータ１００と接続し，コンピュータ１
００から送られてくるカラー画像データをＲＧＢ形式に
て入力し，該画像データをＣＭＹ形式に変換して，各種
画像処理の実行後，印字して出力する。なお，コンピュ
ータ１００には，通常，カラーディスプレイ２００が接
続されており，カラープリンタ３００により印字される
カラー画像データは，カラーディスプレイ２００に表示
して確認可能となっている。
【００１９】次に，図２を参照して，実施例１の特徴と
なるカラープリンタ３００における各種画像処理につい
て詳細に説明する。コンピュータ１００から送られてく
るＲＧＢ形式のカラー画像信号は，先ず，メモリ３０１
に記憶される。メモリ３０１に記憶されたカラー画像信
号は，第１の信号変換部３０２により基準となる信号に
変換される。実施例１においては，基準信号をＬ* ａ*
ｂ* 形式の画像信号として説明する。なお，第１の信号
変換部３０２による画像信号の変換は，下記数１に示す
式（１），（２）の計算式により実行される。
なるカラープリンタ３００における各種画像処理につい
て詳細に説明する。コンピュータ１００から送られてく
るＲＧＢ形式のカラー画像信号は，先ず，メモリ３０１
に記憶される。メモリ３０１に記憶されたカラー画像信
号は，第１の信号変換部３０２により基準となる信号に
変換される。実施例１においては，基準信号をＬ* ａ*
ｂ* 形式の画像信号として説明する。なお，第１の信号
変換部３０２による画像信号の変換は，下記数１に示す
式（１），（２）の計算式により実行される。
【００２０】
【数１】
【００２１】Ｌ* ａ* ｂ* 形式に変換されたカラー画像
信号は演算部３０３に送られ，演算部３０３において，
送られたカラー画像信号について１画素毎に演算が行な
われる。すなわち，Ｌ2 ＋ａ2 ＋ｂ2 のルートの値が最
大となる画素（以下，Ｌd ，ａd ，ｂd と記す），およ
び全画素数の平均値（以下，ＬC ，ａC ，ｂC と記す）
を所定の演算により算出する。その後，算出した各値を
用いて，後述する色空間圧縮処理を実行する。
信号は演算部３０３に送られ，演算部３０３において，
送られたカラー画像信号について１画素毎に演算が行な
われる。すなわち，Ｌ2 ＋ａ2 ＋ｂ2 のルートの値が最
大となる画素（以下，Ｌd ，ａd ，ｂd と記す），およ
び全画素数の平均値（以下，ＬC ，ａC ，ｂC と記す）
を所定の演算により算出する。その後，算出した各値を
用いて，後述する色空間圧縮処理を実行する。
【００２２】ここで，図３を参照して，色空間圧縮処理
について説明する。色空間圧縮部３０４においては，演
算部３０３において算出されたＬd ，ａd ，ｂd ，およ
びエンジン３０９の色再現可能範囲のうち，Ｌ2 ＋ａ2
＋ｂ2 のルートの値が最大となる点のデータ（ＬX ，ａ
X ，ｂX ）を使用して，下記数２に示す式（３）によ
り，圧縮率ｒを求める。次に，求めた圧縮率ｒを使用し
て，下記数２に示す式（４）により，色空間圧縮された
カラー画像信号を求める。すなわち，メモリ３０１から
読み出され，第１の信号変換部３０２においてＬ* ａ*
ｂ* 形式に変換されたカラー画像信号（Ｌ，ａ，ｂ）
に，式（４）による演算を実行することにより，演算部
３０３により算出されたＬC ，ａC ，ｂC の方向に色空
間圧縮されたカラー画像信号（以下，Ｌ' ，ａ' ，ｂ'
と記す）を求める。
について説明する。色空間圧縮部３０４においては，演
算部３０３において算出されたＬd ，ａd ，ｂd ，およ
びエンジン３０９の色再現可能範囲のうち，Ｌ2 ＋ａ2
＋ｂ2 のルートの値が最大となる点のデータ（ＬX ，ａ
X ，ｂX ）を使用して，下記数２に示す式（３）によ
り，圧縮率ｒを求める。次に，求めた圧縮率ｒを使用し
て，下記数２に示す式（４）により，色空間圧縮された
カラー画像信号を求める。すなわち，メモリ３０１から
読み出され，第１の信号変換部３０２においてＬ* ａ*
ｂ* 形式に変換されたカラー画像信号（Ｌ，ａ，ｂ）
に，式（４）による演算を実行することにより，演算部
３０３により算出されたＬC ，ａC ，ｂC の方向に色空
間圧縮されたカラー画像信号（以下，Ｌ' ，ａ' ，ｂ'
と記す）を求める。
【００２３】
【数２】
【００２４】上記各処理により色空間圧縮されたカラー
画像信号は，第２の信号変換部３０５において，エンジ
ン３０９におけるインク量を表す信号，例えば，ＣＭＹ
データ（ＣＭＹ形式の画像信号）に変換される。続い
て，ＣＭＹデータは，色補正部３０６においてマトリク
ス演算等の色補正が行なわれ，γ変換部３０７において
ＬＵＴ方式によるテーブル変換処理が実行され，フィル
タ部３０８においてエッジ強調等のフィルタ処理が実行
され，エンジン３０９に送られる。エンジン３０９にお
いては，送られてくるカラー画像信号を各色毎に順次印
字してカラー画像を形成する。
画像信号は，第２の信号変換部３０５において，エンジ
ン３０９におけるインク量を表す信号，例えば，ＣＭＹ
データ（ＣＭＹ形式の画像信号）に変換される。続い
て，ＣＭＹデータは，色補正部３０６においてマトリク
ス演算等の色補正が行なわれ，γ変換部３０７において
ＬＵＴ方式によるテーブル変換処理が実行され，フィル
タ部３０８においてエッジ強調等のフィルタ処理が実行
され，エンジン３０９に送られる。エンジン３０９にお
いては，送られてくるカラー画像信号を各色毎に順次印
字してカラー画像を形成する。
【００２５】上記の如く実施例１によれば，ディスプレ
イ（カラーディスプレイ２００）とハードコピー（カラ
ープリンタ３００）等の色再現範囲が異なる場合におい
ても，入力した画像に応じて最適な色空間圧縮を行なう
ため，出力されるべき色が出力されないなどの不具合を
なくすことができる。
イ（カラーディスプレイ２００）とハードコピー（カラ
ープリンタ３００）等の色再現範囲が異なる場合におい
ても，入力した画像に応じて最適な色空間圧縮を行なう
ため，出力されるべき色が出力されないなどの不具合を
なくすことができる。
【００２６】次に，実施例２，実施例３の説明に先立っ
て，先ず，その概要を説明する。すなわち，実施例２，
実施例３は，入力した画像信号の状態に応じて，各種画
像処理における補正係数を切り換える画像形成装置であ
り，特に，実施例２においては，入力した画像信号の状
態を認識し，該認識結果に応じて所定の演算を実行し，
該演算結果に基づいて，各種画像処理における補正係数
を切り換えるものである。また，実施例３は，該補正係
数の切り換えをオペレータが操作部により実行するもの
である。
て，先ず，その概要を説明する。すなわち，実施例２，
実施例３は，入力した画像信号の状態に応じて，各種画
像処理における補正係数を切り換える画像形成装置であ
り，特に，実施例２においては，入力した画像信号の状
態を認識し，該認識結果に応じて所定の演算を実行し，
該演算結果に基づいて，各種画像処理における補正係数
を切り換えるものである。また，実施例３は，該補正係
数の切り換えをオペレータが操作部により実行するもの
である。
【００２７】〔実施例２〕図４は，実施例２に係るカラ
ープリンタ３００の構成を示すブロック図であり，図２
と同符号のものは，実施例１と同様に付き，その説明を
省略し，異なる部分についてのみ説明する。なお，４０
１は，第１の信号変換部３０２に所定の演算を実行し，
該演算結果に基づいて，色補正部３０６，γ変換部３０
７およびフィルタ部３０８の各パラメータの中から最適
なパラメータを選択する（補正係数を切り換える）演算
部を示している。
ープリンタ３００の構成を示すブロック図であり，図２
と同符号のものは，実施例１と同様に付き，その説明を
省略し，異なる部分についてのみ説明する。なお，４０
１は，第１の信号変換部３０２に所定の演算を実行し，
該演算結果に基づいて，色補正部３０６，γ変換部３０
７およびフィルタ部３０８の各パラメータの中から最適
なパラメータを選択する（補正係数を切り換える）演算
部を示している。
【００２８】実施例２を具体的に説明すると，色補正部
３０６，γ変換部３０７およびフィルタ部３０８におい
て，各部の画像処理におけるパラメータとなる，マトリ
クス係数，変換テーブル，フィルタ係数を，予め数種類
用意しておき，演算部４０１の演算結果に基づいて，最
適なパラメータを選択（補正係数の切り換え）するもの
である。
３０６，γ変換部３０７およびフィルタ部３０８におい
て，各部の画像処理におけるパラメータとなる，マトリ
クス係数，変換テーブル，フィルタ係数を，予め数種類
用意しておき，演算部４０１の演算結果に基づいて，最
適なパラメータを選択（補正係数の切り換え）するもの
である。
【００２９】次に，動作について説明する。コンピュー
タ１００から送られるＲＧＢ形式のカラー画像信号は，
先ず，メモリ３０１に記憶される。メモリ３０１に記憶
されたカラー画像信号は，第１の信号変換部３０２によ
り，実施例１に示した式（１），（２）に基づいて，Ｌ
* ａ* ｂ* 形式のカラー画像信号に変換される。Ｌ*ａ
* ｂ* 形式に変換されたカラー画像信号は演算部４０１
に送られ，演算部４０１では送らてくるカラー画像信号
を１画素ずつ加算する。さらに，演算部４０１において
は，加算した結果を予め記憶されている数種類の信号パ
ターンと比較することにより，全体的に暗すぎる，明る
すぎる，フラッシュ撮影により白色が飛んでいる等，画
像の状態を推測して処理パラメータ選択信号を発生し，
色補正部３０６，γ変換部３０７，フィルタ部３０８に
出力する。
タ１００から送られるＲＧＢ形式のカラー画像信号は，
先ず，メモリ３０１に記憶される。メモリ３０１に記憶
されたカラー画像信号は，第１の信号変換部３０２によ
り，実施例１に示した式（１），（２）に基づいて，Ｌ
* ａ* ｂ* 形式のカラー画像信号に変換される。Ｌ*ａ
* ｂ* 形式に変換されたカラー画像信号は演算部４０１
に送られ，演算部４０１では送らてくるカラー画像信号
を１画素ずつ加算する。さらに，演算部４０１において
は，加算した結果を予め記憶されている数種類の信号パ
ターンと比較することにより，全体的に暗すぎる，明る
すぎる，フラッシュ撮影により白色が飛んでいる等，画
像の状態を推測して処理パラメータ選択信号を発生し，
色補正部３０６，γ変換部３０７，フィルタ部３０８に
出力する。
【００３０】続いて，色補正部３０６，γ変換部３０７
およびフィルタ部３０８においては，演算部４０１から
送られてくる処理パラメータ選択信号に応じて，マトリ
クス係数，変換テーブル，フィルタ係数を切り換えて，
各画像処理を実行する。すなわち，メモリ３０１から読
み出され，第２の信号変換部３０５によりＣＭＹ形式に
変換されたカラー画像信号に各種画像処理を実行してエ
ンジン３０９に出力する。
およびフィルタ部３０８においては，演算部４０１から
送られてくる処理パラメータ選択信号に応じて，マトリ
クス係数，変換テーブル，フィルタ係数を切り換えて，
各画像処理を実行する。すなわち，メモリ３０１から読
み出され，第２の信号変換部３０５によりＣＭＹ形式に
変換されたカラー画像信号に各種画像処理を実行してエ
ンジン３０９に出力する。
【００３１】上記の如く実施例２によれば，例えば，ビ
デオから送られた画像信号をカラープリンタ３００によ
り印字する場合において，画像が全体的に暗いなど好ま
しくないときでも，その画像に対して最適な処理パラメ
ータを選択して出力することができるため，所望の色再
現による画像印字を行なうことができる。
デオから送られた画像信号をカラープリンタ３００によ
り印字する場合において，画像が全体的に暗いなど好ま
しくないときでも，その画像に対して最適な処理パラメ
ータを選択して出力することができるため，所望の色再
現による画像印字を行なうことができる。
【００３２】〔実施例３〕図５は，実施例３に係るカラ
ープリンタ３００の構成を示すブロック図であり，図４
と同符号のものは，実施例２と同様の構成および動作に
付き，その説明を省略し，異なる部分についてのみ説明
する。なお，５０１はＲＧＢ形式のカラー画像信号をＣ
ＭＹ形式のカラー画像信号に変換するための信号変換
部，５０２は色補正部３０６，γ変換部３０７およびフ
ィルタ部３０８の各部において使用するパラメータを指
定するための操作部を示している。
ープリンタ３００の構成を示すブロック図であり，図４
と同符号のものは，実施例２と同様の構成および動作に
付き，その説明を省略し，異なる部分についてのみ説明
する。なお，５０１はＲＧＢ形式のカラー画像信号をＣ
ＭＹ形式のカラー画像信号に変換するための信号変換
部，５０２は色補正部３０６，γ変換部３０７およびフ
ィルタ部３０８の各部において使用するパラメータを指
定するための操作部を示している。
【００３３】次に，動作について説明する。実施例３の
カラープリンタ３００においては，実施例２と同様に，
色補正部３０６，γ変換部３０７およびフィルタ部３０
８の各部において，予め多種のパラメータを用意してお
き，入力した画像の状態をオペレータが認識することに
より，オペレータが操作部５０２を介して多種のパラメ
ータの中から入力した画像の状態に適したパラメータを
選択する。
カラープリンタ３００においては，実施例２と同様に，
色補正部３０６，γ変換部３０７およびフィルタ部３０
８の各部において，予め多種のパラメータを用意してお
き，入力した画像の状態をオペレータが認識することに
より，オペレータが操作部５０２を介して多種のパラメ
ータの中から入力した画像の状態に適したパラメータを
選択する。
【００３４】従って，入力した画像に最適な各種画像処
理を実行することができ，オペレータが所望する画像印
字を行なうことができる。また，直接パラメータを選択
するため，オペレータの好みの画像処理を行なうことが
でき，各オペレータの好みに対応した画像印字を実現す
ることができる。
理を実行することができ，オペレータが所望する画像印
字を行なうことができる。また，直接パラメータを選択
するため，オペレータの好みの画像処理を行なうことが
でき，各オペレータの好みに対応した画像印字を実現す
ることができる。
【００３５】〔実施例４〕実施例４では，実施例１およ
び実施例２に係る第１の信号変換部３０２において，Ｌ
* ａ* ｂ* 形式に代えて，Ｌ* ｕ* ｖ* 形式のカラー画
像信号に変換するものであり，その構成は実施例１およ
び実施例２とそれぞれ同様であり，その説明を省略し，
異なる動作（変換時の演算式の違い）についてのみ説明
する。実施例４では，第１の信号変換部３０２におい
て，実施例１で示した式（１）および下記の数３に示
す，式（５），（６），（７）により，Ｌ* ｕ* ｖ* 信
号に変換する演算を行なう。なお，その他の動作は実施
例１および実施例２とそれぞれ同様である。従って，実
施例４では，実施例１および実施例２とほぼ同様の効果
を得ることができる。
び実施例２に係る第１の信号変換部３０２において，Ｌ
* ａ* ｂ* 形式に代えて，Ｌ* ｕ* ｖ* 形式のカラー画
像信号に変換するものであり，その構成は実施例１およ
び実施例２とそれぞれ同様であり，その説明を省略し，
異なる動作（変換時の演算式の違い）についてのみ説明
する。実施例４では，第１の信号変換部３０２におい
て，実施例１で示した式（１）および下記の数３に示
す，式（５），（６），（７）により，Ｌ* ｕ* ｖ* 信
号に変換する演算を行なう。なお，その他の動作は実施
例１および実施例２とそれぞれ同様である。従って，実
施例４では，実施例１および実施例２とほぼ同様の効果
を得ることができる。
【００３６】
【数３】
【００３７】
【発明の効果】以上説明した通り，本発明に係る画像形
成装置によれば，入力した画像信号を記憶する画像記憶
手段と，前記画像記憶手段により記憶された画像信号の
表現形式を変換する変換手段と，前記変換手段により変
換された画像信号を入力し，該画像信号に対し所定の演
算を実行する演算手段と，前記演算手段の演算結果に基
づいて，前記変換手段により変換された画像信号を補正
する画像補正手段と，前記画像補正手段による補正処理
後の画像信号を入力し，画像形成を実行して出力する画
像出力手段とを具備したため，カラーディスプレイによ
り所望の色再現にて表示されている画像データを画像形
成装置により出力する場合，所望の色再現による画像形
成を実現することができる。
成装置によれば，入力した画像信号を記憶する画像記憶
手段と，前記画像記憶手段により記憶された画像信号の
表現形式を変換する変換手段と，前記変換手段により変
換された画像信号を入力し，該画像信号に対し所定の演
算を実行する演算手段と，前記演算手段の演算結果に基
づいて，前記変換手段により変換された画像信号を補正
する画像補正手段と，前記画像補正手段による補正処理
後の画像信号を入力し，画像形成を実行して出力する画
像出力手段とを具備したため，カラーディスプレイによ
り所望の色再現にて表示されている画像データを画像形
成装置により出力する場合，所望の色再現による画像形
成を実現することができる。
【図１】実施例１に係るプリンタ使用時の接続例を示す
説明図である。
説明図である。
【図２】実施例１に係るプリンタの構成を示すブロック
図である。
図である。
【図３】色空間圧縮のイメージを示す説明図である。
【図４】実施例２に係るプリンタの構成を示すブロック
図である。
図である。
【図５】実施例３に係るプリンタの構成を示すブロック
図である。
図である。
【図６】従来におけるカラープリンタの構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
１００ コンピュータ ２００ カラーディ
スプレイ ３００ カラープリンタ ３０１ メモリ ３０２ 第１の信号変換部 ３０３ 演算部 ３０４ 色空間圧縮部 ３０５ 第２の信号
変換部 ３０６ 色補正部 ３０７ γ変換部 ３０８ フィルタ部 ３０９ エンジン ４０１ 演算部 ５０１ 信号変換部 ５０２ 操作部
スプレイ ３００ カラープリンタ ３０１ メモリ ３０２ 第１の信号変換部 ３０３ 演算部 ３０４ 色空間圧縮部 ３０５ 第２の信号
変換部 ３０６ 色補正部 ３０７ γ変換部 ３０８ フィルタ部 ３０９ エンジン ４０１ 演算部 ５０１ 信号変換部 ５０２ 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０６Ｔ 1/00 Ｈ０４Ｎ 1/46 8420−5Ｌ Ｇ０６Ｆ 15/66 ３１０ 4226−5Ｃ Ｈ０４Ｎ 1/46 Ｚ
Claims (4)
- 【請求項１】 入力した画像信号を記憶する画像記憶手
段と，前記画像記憶手段により記憶された画像信号の表
現形式を変換する変換手段と，前記変換手段により変換
された画像信号を入力し，該画像信号に対し所定の演算
を実行する演算手段と，前記演算手段の演算結果に基づ
いて，前記変換手段により変換された画像信号を補正す
る画像補正手段と，前記画像補正手段による補正処理後
の画像信号を入力し，画像形成を実行して出力する画像
出力手段とを具備したことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項２】 前記変換手段は画像信号をＬ* ａ* ｂ*
形式の画像信号に変換し，前記演算手段は前記変換手段
により変換された画像信号の全画素の平均値を求め，前
記画像補正手段は前記演算手段により求められた平均値
の方向に色空間圧縮補正することを特徴とする請求項１
記載の画像形成装置。 - 【請求項３】 前記変換手段は画像信号をＬ* ｕ* ｖ*
形式の画像信号に変換し，前記演算手段は前記変換手段
により変換された画像信号の全画素の平均値を求め，前
記画像補正手段は前記演算手段により求められた平均値
の方向に色空間圧縮補正することを特徴とする請求項１
記載の画像形成装置。 - 【請求項４】 前記画像補正手段は，前記画像出力手段
の色再現可能範囲と入力した画像信号の色再現範囲との
比を求め，該求められた比に基づいて，前記色空間圧縮
補正を実行する際の色空間圧縮率を変化させることを特
徴とする請求項２または３記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5294013A JPH07131666A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5294013A JPH07131666A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07131666A true JPH07131666A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17802126
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5294013A Pending JPH07131666A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07131666A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000041133A1 (fr) * | 1999-01-06 | 2000-07-13 | Cycolor System, Inc. | Dispositif et methode de traitement d'images |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP5294013A patent/JPH07131666A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000041133A1 (fr) * | 1999-01-06 | 2000-07-13 | Cycolor System, Inc. | Dispositif et methode de traitement d'images |
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