JPH0514920Y2 - - Google Patents

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JPH0514920Y2
JPH0514920Y2 JP12595887U JP12595887U JPH0514920Y2 JP H0514920 Y2 JPH0514920 Y2 JP H0514920Y2 JP 12595887 U JP12595887 U JP 12595887U JP 12595887 U JP12595887 U JP 12595887U JP H0514920 Y2 JPH0514920 Y2 JP H0514920Y2
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JP
Japan
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frame member
steering wheel
knee protector
steering shaft
vehicle
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JP12595887U
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JPS6429052U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両のニープロテクタの改良に関す
る。
(従来技術とその問題点) 従来、第8図に示すように、ステアリングシヤ
フト1の下方で車体2に固定され、衝突時に乗員
の下体(膝)を保護するためのニープロテクタ3
が設けられた車両が提案されている(米国特許第
3907326号参照)。
また、ステアリングホイール内に収納され、衝
突時に膨張して乗員の頭部及び上体(胸)を保護
するためのエアバツクが設けられた車両も提案さ
れている。
ところで、上記エアバツクは、衝突時に乗員の
頭部及び上体の真正面で膨張しなければ有効に作
用しないので、衝突時にステアリングホイールが
上方へ移動しないように考慮する必要がある。
(考案の目的) 本考案は上記要望に応えるためになされたもの
で、衝突時のニープロテクタの移動を利用して、
ステアリングホイールの上方への移動を抑制する
ようステアリングホイールを下方へ回動させ、エ
アバツクを乗員の頭部及び上体の真正面で膨張さ
せるようにすることを目的とするものである。
(考案の構成) このため本考案は、車室前部で車幅方向に延び
るフレーム部材が配置され、該フレーム部材にス
テアリングシヤフトが支持され、該ステアリング
シヤフトの後端部のステアリングホイール部分に
は、エアバツクが取付けられ、上記ステアリング
シヤフトの下方に配置されるニープロテクタ部材
のアーム部材が、上記フレーム部材の下部であつ
て、該フレーム部材と所定の距離を隔てて取付け
られていることを特徴とするものである。
(考案の作用・効果) 本考案は、フレーム部材にニープロテクタ部材
を取付けるアーム部材により、ニープロテクタ部
材の衝突移動時に、フレーム部材に作用する回動
力でステアリングホイールの上方への移動を抑制
するようステアリングシヤフトとともにステアリ
ングホイールを下方へ回動させることができるの
で、ステアリングホイールが上方へ移動しない。
したがつて、ステアリングホイールに収納され
たエアバツクが乗員の頭部及び上体の真正面で膨
張するようになるので、乗員の頭部及び上体を確
実に拘束できるようになり、安全性が向上する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面について詳細
に説明する。
第6図及び第7図に示すように、自動車10の
車室前部には車幅方向に延びるパイプ状のフレー
ム部材11が配設され、該フレーム部材11の両
端部はフレーム取付けブラケツト12,12を介
してカウルサイドパネル13に固定されるととも
に、中間部は補強部材14,14を介してフロア
パネル15から隆起したトンネル部16に連結さ
れている。
このように、ステアリングシヤフト17が取付
けられるフレーム部材11の両端部の取付け剛性
を確保するために、車体に対する取付け面積を十
分に確保できるフレーム取付けブラケツト12を
介して、フレーム部材11の両端部が車体(カウ
ルサイドパネル13)に取付けられている。
ステアリングシヤフト17は、フレーム部材1
1のブラケツト18とステアリングシヤフト17
のブラケツト19とがボルト20で締結されるこ
とにより、フレーム部材(車体)11に対して支
持されている。
該ステアリングシヤフト17の後端部にはステ
アリングホイール21が取付けられ、該ステアリ
ングホイール21内には、エアバツク22が収納
されている。
該エアバツク22は、常時は、ステアリングホ
イール21の中央部分に折り畳まれて収納され、
衝突時をセンサーで検出すると、内部にガスが充
填され、瞬時に膨張してステアリングホイール2
1の上面を覆うようになる(第6図の二点鎖線参
照)。
上記ステアリングシヤフト17の下方には、第
1図及び第2図に詳細に示すように、長方形状の
ニープロテクタ部材24が配置されている。該ニ
ープロテクタ部材24は、第1パネル24dと第
2パネル24eとが接合されて閉断面に形成され
ていて、第1パネル24dにはパネル剛性を確保
するために凹部24f,24fが形成されてい
る。該ニープロテクタ部材24の上部には、ステ
アリングシヤフト逃げ用の切欠き24aが形成さ
れている。
該ニープロテクタ部材24の内面(第2パネル
24e)両側には、略U字状の第1アーム部材2
5,25の後端部25a,25aが溶接固定され
ている(第4図参照)。該第1アーム部材25は、
剛性を確保するために、断面が略M字状に形成さ
れている。
上記フレーム部材11には、上記ブラケツト1
8の両側位置に第2アーム部材26,26が固定
されている。該第2アーム部材26,26には、
フレーム部材11の下部で、かつ、フレーム部材
11と所定の距離を隔てる位置、換言すれば、フ
レーム部材11の下方にオフセツトした位置に上
記第1アーム部材25,25の前端部25b,2
5bが溶接固定されている。第1アーム部材2
5,25の前端部25b,25bには、開口部2
5c,25cが設けられ、該開口部25c,25
cは第2アーム部材26,26への取付けのた
め、溶接部分を大とするために形成されている
(第3図参照)。
上記のような構成あれば、常時は、ステアリン
グホイール21内にエアバツク22が折り畳まれ
て収納され、シート31への着座者32の頭部3
2A及び上体(胸)32Bには作用しない。
また、ニープロテクタ部材24も着座者32の
下体(膝)32Cには作用しない。
次に、自動車の衝突時には、シート31への着
座者32は前方へ押し出される。
このとき、着座者32の下体(膝)32Cがニ
ープロテクタ部材24に当接して、ニープロテク
タ部材24が前方へ移動すると(第5図の二点鎖
線参照),第1アーム部材25と第2アーム部材
26を介してフレーム部材11には後方向回動力
(ねじれ力)が作用し、これに伴つて、ステアリ
ングシヤフト17にはフレーム部材11を中心と
する同方向の回動力が作用し、これにより、ステ
アリングホイール21が下方へ回動する。
同時に、エアバツク22が膨張してステアリン
グホイール21の上面を覆うようになる。
これにより、衝突時の衝撃でステアリングシヤ
フト17とともにステアリングホイール21が上
方へ移動されても、エアバツク22は着座者32
の頭部A及び上体32Bの真正面に位置するよう
になるので、頭部32A及び上体32Bの拘束が
確実になるのである。
なお、ニープロテクタ部材24の上部には、切
欠き24aが形成されているので、移動時にニー
プロテクタ部材24がステアリングシヤフト17
に当接するなどして、移動が妨げられるおそれは
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るニープロテクタの斜視
図、第2図は第1図の正面図、第3図は第1アー
ムと第2アームの溶接部を示す斜視図、第4図は
第1アームとニープロテクタ部材の溶接部を示す
斜視図、第5図は第2図の側面図、第6図はニー
プロテクタ部材、エアバツクと着座者との関係を
示す側面図、第7図は車室前部の斜視図、第8図
は従来のニープロテクタの側面図である。 10……自動車、11……フレーム部材、14
……車体、17……ステアリングシヤフト、21
……ステアリングホイール、22……エアバツ
ク、24……ニープロテクタ部材、25,26…
…アーム部材、31……シート、32……着座者
(乗員)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車室前部で車幅方向に延びるフレーム部材が配
    置され、該フレーム部材にステアリングシヤフト
    が支持され、該ステアリングシヤフトの後端部の
    ステアリングホイール部分には、エアバツクが取
    付けられ、上記ステアリングシヤフトの下方に配
    置されるニープロテクタ部材のアーム部材が、上
    記フレーム部材の下部であつて、該フレーム部材
    と所定の距離を隔てて取付けられていることを特
    徴とする車両のニープロテクタ。
JP12595887U 1987-08-18 1987-08-18 Expired - Lifetime JPH0514920Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12595887U JPH0514920Y2 (ja) 1987-08-18 1987-08-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12595887U JPH0514920Y2 (ja) 1987-08-18 1987-08-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6429052U JPS6429052U (ja) 1989-02-21
JPH0514920Y2 true JPH0514920Y2 (ja) 1993-04-20

Family

ID=31377028

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JP12595887U Expired - Lifetime JPH0514920Y2 (ja) 1987-08-18 1987-08-18

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JPS6429052U (ja) 1989-02-21

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