JPH074993Y2 - エアバッグ搭載車両 - Google Patents

エアバッグ搭載車両

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JPH074993Y2
JPH074993Y2 JP1989003397U JP339789U JPH074993Y2 JP H074993 Y2 JPH074993 Y2 JP H074993Y2 JP 1989003397 U JP1989003397 U JP 1989003397U JP 339789 U JP339789 U JP 339789U JP H074993 Y2 JPH074993 Y2 JP H074993Y2
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JP
Japan
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airbag
steering wheel
vehicle
occupant
opening
Prior art date
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JP1989003397U
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JPH0296236U (ja
Inventor
直文 永池
俊生 津田
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エアバッグ装置を具備した車両、特にステア
リングホイールの回転軸線が地表面に対して30度以上の
角度をなして配置されたキャブオーバ型トラック等の車
両に関するものである。
(従来の技術) 車両の衝突時に展開し膨張して乗員を衝撃から保護する
ためのエアバッグをステアリングホイールの中央部分に
収納したエアバッグ装置付乗用自動車が既に実用に供せ
られている。乗用自動車の場合、ステアリングホイール
の回転軸と地表面とのなす角度は通常30度以下であるか
ら、衝突時にエアバッグに加えられた乗員の衝突力は、
同エアバッグからステアリングホイール及びステアリン
グコラムを経て効果的に車体により担持される。従っ
て、ステアリングホイールに配設されたエアバッグは、
乗用自動車においては効果的に乗員保護機能を発揮する
ことができる。
(考案が解決しようとする課題) 上記ステアリングホイール中央部分に装備されたエアバ
ッグは、ステアリングホイールの回転軸線が地表面に対
して30度以上、例えば50度〜70度もの角度をなして配置
されかつステアリングホイールとウインドシールドとの
間隔が大きいキャブオーバ型トラック等の場合、展開膨
張したエアバッグが乗員の前方に向う衝突力を効果的に
担持できないため、換言すれば衝突反力を支持すること
ができないため、上記乗用自動車の場合ほど有効ではな
い。
本考案は、キャブオーバ型トラック等ステアリングホイ
ールの回転軸線と地表面とのなす角度が大きくかつステ
アリングホイールとウインドシールドとの間隔が大きい
場合にも極めて有効な乗員保護機能を発揮し得るエアバ
ッグ装置を搭載した車両を提供することを目的とするも
のである。
(課題を解決するための手段) 本考案に係るエアバッグ搭載車両は、上記目的を達成す
るために創案されたもので、ステアリングホイールの回
転軸線が地表面に対し30度以上の角度をなして配置され
た車両のキャブ内に、上記ステアリングホイールの中央
部分に収納された第1のエアバッグと、インストルメン
トパネル又はオーバヘッドコンソール等ステアリングホ
イール前方の車体部分に収納され、車両の衝突時に上記
第1エアバッグの前方に展開膨張して同第1エアバッグ
に伝達される乗員の衝突反力をウインドシールドに担持
させる第2のエアバッグとが設けられ、かつ上記第1及
び第2エアバッグには展開時にキャブ内の空気を吸入す
る開口が夫々設けられ、更に上記第2エアバッグの開口
は、第1エアバッグを介して乗員の衝突力が作用するこ
とにより、閉鎖されるか又は開口面積を縮少するように
形成されたことを特徴とするものである。
(作用) 本考案によれば、ステアリングホイールの中央部分に配
置され車両の衝突時に直接乗員に接して衝撃力を受ける
第1のエアバッグが第2のエアバッグを介して車両のウ
インドシールドにより支持されるので、乗員の身体拘束
が確実に行なわれ、エアバッグの乗員保護機能が効果的
に達成される。上記第1及び第2エアバッグには、衝突
直後の急速な展開,膨張を促進するためにキャブ内の空
気を吸入する十分な断面積の開口が夫々設けられるが、
第2エアバッグの上記開口は、展開時には大きな開口面
積を有するが、第1エアバッグを介して乗員の衝突力が
作用したときは全閉するか又は縮少するので、同エアバ
ッグが有効な反力部材として作用する。
(実施例) 以下本考案の実施例を添付図面について具体的に説明す
る。図中符号10はキャブオーバ型トラックのキャブを総
括的に示し、12はウインドシールド、14はステアリング
ホイール、16は上記ステアリングホイールに連結された
ステアリングコラム又はシャフト、18はインストルメン
トパネル、20は運転席であって、図示の場合、上記ステ
アリングコラム又はシャフト16は地表面Gに対してθ≒
70度の角度をなして配置されている。
22は上記ステアリングホイール14の中央部分に通常時は
折畳んで収納され、トラックが他の車両又は電柱等の障
害物に衝突したとき、自体周知のガス発生装置(図示せ
ず)から供給されるガスの圧力によって展開され膨張す
る第1のエアバッグ、24は通常時はステアリングホイー
ル前方の車体部材例えばインストルメントパネル18又は
オーバヘッドコンソール26(図示の場合、前者が例示さ
れている)内に折畳んで収納され、衝突時には上記第1
エアバッグ22と共通の又は別個に設けられたガス発生装
置から供給されるガスの圧力によってウインドシールド
12の内側に展開し膨張する第2のエアバッグである。
図示されているように、第1エアバッグ22は展開したと
き車巾方向に延在した楕円柱状をなし、一方第2エアバ
ッグ24はウインドシールド12と第1エアバッグ22との間
で座蒲団或いは平たい枕状をなして展開する。また第2
エアバッグ24は、第1図に示されているようにインスト
ルメントパネル18内に配置された場合、展開後ウインド
シールド12の上方部分に前方視界が得られるような高さ
まで上向きに膨張し、またオーバヘッドコンソール26内
に配置された場合は、展開後ウインドシールド12の下方
部分に前方視界が残されるような高さまで下向きに膨張
する。更に、第1エアバッグ22には、その外皮の適所に
開口28が設けられ、同開口28はバッグの展開時にキャブ
内の空気がバッグ内に吸込まれることによって展開速度
を十分に早くし、かつ乗員Mが衝突したときは同開口か
らバッグ内の空気及びガスが適当な流量で流出すること
によって乗員の衝撃を緩和するのに有効な断面積を有す
るように形成されている。また、第2エアバッグ24にも
その外皮の適所に開口30が設けられ、同開口には自動開
閉弁32が付設されている。第2エアバッグ24の展開時に
は、第3図に示すように自動開閉弁32が開いて開口30の
全面積からキャブ内の空気がバッグ内に吸込まれるの
で、バッグの展開が急速に行なわれ、続いて乗員の衝突
力が第1エアバッグ22を介して作用したときは上記自動
開閉弁32が自動的に閉じ、同弁の中央部に穿設された小
面積の透孔34からバッグ内の空気及びガスが流出するよ
うに構成されている。
上記構成によれば、トラックが乗員の保護を必要とする
程度の衝撃を伴って他の車両又は電柱等の障害物に衝突
すると、図示しないガス発生装置が作動してガスが第1
及び第2エアバッグ22及び24に供給され、これらのバッ
グが第1図及び第2図に示すように夫々ガス圧力によっ
て展開され膨張する。上記エアバッグ22及び24の展開後
に乗員Mが第1エアバッグ22に衝突し、同エアバッグ内
のガス及び空気が開口28から流出することによって乗員
が受ける衝撃が効果的に緩和され、この際乗員Mの車体
前方に向う衝撃力は第1エアバッグ22から第2エアバッ
グ24を経てウインドシールド12によって受けられる。第
2エアバッグ24がウインドシールド12と協働して効果的
に衝撃反力を担持するために、同エアバッグ24からのガ
ス及び空気の流出は自動開閉弁32の閉止によって小面積
の透孔34から少量ずつ行なわれる。また最終的に衝撃反
力を生起するウインドシールド12は、キャブの窓枠に対
す保持性が高い接着式ウインドウであることが好まし
い。
第2図に明示されているように、第1エアバッグ22を車
巾方向に延在した楕円柱状とすることによって、衝突後
同バッグ22内に部分的にめり込んだ乗員Mの身体が車巾
方向に変位することが効果的に抑止されるので、正面衝
突のみならず、斜方向からの衝突即ち斜突及び横方向か
らの衝突即ち側突時にも、乗員の身体を有効に拘束し保
護することができる。更に、第2エアバッグ24の膨張後
の上下方向の寸度を前記のように設定し、ウインドシー
ルド12の上方部分又は下方部分に視界を残しておくこと
により、衝突後に乗員が次にとるべき行動を素早く判断
することができる利点が得られる。
なお、図示した第1及び第2エアバッグ22及び24の外
に、例えば乗員の身体を側方から保持する第3、更には
第4のエアバッグを追加設置することは勿論任意であ
り、また上記第2エアバッグ24の開口30を制御する自動
開閉弁32の中央透孔34を廃止して、実質的に弁シート部
からの漏洩のみにより第2エアバッグ24を収縮させるよ
うに構成することもできる。
(考案の効果) 叙上のように、本考案に係るエアバッグ搭載車両は、ス
テアリングホイールの回転軸線が地表面に対し30度以上
の角度をなして配置された車両のキャブ内に、上記ステ
アリングホイールの中央部分に収納された第1のエアバ
ッグと、インストルメントパネル又はオーバヘッドコン
ソール等ステアリングホイール前方の車体部分に収納さ
れ、車両の衝突時に上記第1エアバッグの前方に展開膨
張して同第1エアバッグに伝達される乗員の衝突反力を
ウインドシールドに担持させる第2のエアバッグとが設
けられ、かつ上記第1及び第2エアバッグには展開時に
キャブ内の空気を吸入する開口が夫々設けられ、更に上
記第2エアバッグの開口は、第1エアバッグを介して乗
員の衝突力が作用することにより、閉鎖されるか又は開
口面積を縮少するように形成されたことを特徴とし、キ
ャブオーバ型トラック等ステアリングホイールの回転軸
線の取付け角が大きくかつステアリングホイールとウイ
ンドシールドとの間隔が大きい車両に従来から広く実用
に供せられている安価なステアリングホイール装着式の
エアバッグを採用して効果的に乗員を保護することがで
きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略側面図、第2図は
第1図からキャブルーフ部分を取外して示した概略平面
図、第3図は第1図のIII−III線に沿う第2エアバッグ
24の部分的拡大断面図である。 10…キャブ、12…ウインドシールド、14…ステアリング
ホイール、16…ステアリングシャフト又はコラム、18…
インストルメントパネル、22…第1エアバッグ、24…第
2エアバッグ、26…オーバヘッドコンソール、28及び30
…開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングホイールの回転軸線が地表面
    に対し30度以上の角度をなして配置された車両のキャブ
    内に、上記ステアリングホイールの中央部分に収納され
    た第1のエアバッグと、インストルメントパネル又はオ
    ーバヘッドコンソール等ステアリングホイール前方の車
    体部分に収納され、車両の衝突時に上記第1エアバッグ
    の前方に展開膨張して同第1エアバッグに伝達される乗
    員の衝突反力をウインドシールドに担持させる第2のエ
    アバッグとが設けられ、かつ上記第1及び第2エアバッ
    グには展開時にキャブ内の空気を吸入する開口が夫々設
    けられ、更に上記第2エアバッグの開口は、第1エアバ
    ッグを介して乗員の衝突力が作用することにより、閉鎖
    されるか又は開口面積を縮少するように形成されたこと
    を特徴とするエアバッグ搭載車両
JP1989003397U 1989-01-15 1989-01-15 エアバッグ搭載車両 Expired - Lifetime JPH074993Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989003397U JPH074993Y2 (ja) 1989-01-15 1989-01-15 エアバッグ搭載車両

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JP1989003397U JPH074993Y2 (ja) 1989-01-15 1989-01-15 エアバッグ搭載車両

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JPH0296236U JPH0296236U (ja) 1990-07-31
JPH074993Y2 true JPH074993Y2 (ja) 1995-02-08

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