JPH05148814A - 歩 道 - Google Patents

歩 道

Info

Publication number
JPH05148814A
JPH05148814A JP31790891A JP31790891A JPH05148814A JP H05148814 A JPH05148814 A JP H05148814A JP 31790891 A JP31790891 A JP 31790891A JP 31790891 A JP31790891 A JP 31790891A JP H05148814 A JPH05148814 A JP H05148814A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sidewalk
base concrete
site
drainage
gutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31790891A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Ikeguchi
慎二 池口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IKEGUCHI KOGYO KK
Original Assignee
IKEGUCHI KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IKEGUCHI KOGYO KK filed Critical IKEGUCHI KOGYO KK
Priority to JP31790891A priority Critical patent/JPH05148814A/ja
Publication of JPH05148814A publication Critical patent/JPH05148814A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 歩道面を歩き易い水平に形成し、しかも、十
分な排水性を有するようにする。 【構成】 表面に誘水溝12bを有するベースコンクリ
ート12上に、透水性の路面板11を積層する。雨水
は、路面板11を透過してベースコンクリート12の表
面に至り、誘水溝12bを介して側溝13側に集水さ
れ、側溝13内に排水される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ベースコンクリート
と、ベースコンクリート上に重ねて設置する透水性の路
面板との二層構造にすることによって、排水性を向上
し、水溜りの発生等を解消するようにした歩道に関す
る。
【0002】
【従来の技術】歩道の排水は、従来、歩道面を車道側ま
たは道路の側溝側に傾斜させることによって行なわれて
いる。すなわち、道路の路肩部分には、道路排水を行な
うための側溝が設置されており、また、車道の両側に
は、歩道に沿って雨水を一次的に集める排水路が形成さ
れているから、歩道面を車道側または側溝側に傾斜させ
ることによって、歩道面上の雨水を排水路または側溝へ
排水することができる。なお、車道の排水路へ排出され
た雨水は、排水路に対して一定間隔毎に設置される暗渠
等を介し、歩道面の下を通過して側溝へ排水するように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術によれ
ば、歩道の排水性を高めるためには、歩道面の勾配を大
きくする必要があるが、そのときは、歩行者にとって極
めて歩きづらい歩道となってしまい、逆に、勾配を緩く
設定した場合には、歩道面の排水性が悪くなってしまう
ので、雨天時には、歩道面上に水溜りが発生するという
問題があった。
【0004】そこで、この発明の目的は、ベースコンク
リート上に透水性の路面板を積層することによって、必
要十分な排水性を保持しながら、歩道面を水平に形成す
ることができる歩道を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、歩道用地に沿って設置する側溝
と、歩道用地に敷設するベースコンクリートと、ベース
コンクリートの上に積層する透水性の路面板とからな
り、ベースコンクリートは、雨水を側溝に排水する排水
パターンを表面に形成することをその要旨とする。
【0006】なお、歩道用地と車道用地との境界に縁石
を設置し、縁石は、排水パターンに接続する水抜き孔を
備えることができる。
【0007】また、ベースコンクリートは、車道用地側
に延設する延長部を有するようにしてもよい。
【0008】
【作用】かかる発明の構成によれば、路面板の表面、す
なわち歩道面を水平にすることにより、人の歩行に何等
の支障がないとともに、雨水は、路面板を透過してベー
スコンクリートの表面に形成した排水パターンに流れ込
むため、歩道面に水溜りが生じることがない。また、排
水パターン内に透過した雨水は、排水パターンを介して
側溝側へ集水された上、側溝内へ排水される。
【0009】なお、歩道用地と車道用地との間の縁石に
水抜き孔を設けるときには、車道の雨水を水抜き孔を介
して排水パターンに導き、排水パターンを介して側溝へ
排水することができるので、車道の雨水を排水するため
の専用の暗渠等を省略することができる。
【0010】また、ベースコンクリートを車道用地側に
延設すれば、延長部を介して車道の排水を受け入れるこ
とができ、延長部が車道の排水路として機能するので、
車道用の排水路を省略することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0012】歩道10は、路面板11と、ベースコンク
リート12とを主要部材としてなる(図1)。
【0013】道路は、歩道10と車道20とからなり、
歩道用地M1 と車道用地M2 との境界には、縁石14、
14…が列設されている。道路の路肩部分には、歩道用
地M1 に沿って側溝13が設置されている。また、縁石
14、14…の車道20側には、縁石14、14…に沿
って、車道面21を縁石14、14…に向けて傾斜させ
た排水路23が設けられ、車道20側の雨水は、排水路
23に集るようになっている。排水路23の下には、集
水路23bが配設され、排水路23に集った雨水は、排
水路23に配置される排水口23a、23a…を介して
集水路23b内に落下し、集水路23bの要所に設けら
れる暗渠23cを介し、側溝13に排水されるようにな
っている。
【0014】側溝13は、底面13bを任意の勾配に形
成することができる自由勾配側溝からなり(図1、図
2)、側溝13には、その1単位ごとに、天板部13a
の中央から歩道用地M1 側の側面部13cにかけて、開
口部H2 が形成されている。また、天板部13aの表面
には、開口部H2 に向けて誘水溝13d、13d…が形
成されている。なお、側溝13は、開口部H2の最も低
い部分が、歩道用地M1の整地レベルL3 に一致するよ
うに設置するものとする。
【0015】ベースコンクリート12は、側溝13側に
突出部12kを有し、表面に、複数の誘水溝12b、1
2b…からなる排水パターンを形成したコンクリート板
である。ベースコンクリート12は、突出部12kを開
口部H2 の一端に掛けるようにして、側溝13と縁石1
4との間に水平に敷設されている。すなわち、歩道用地
M1 は、その全体が、ベースコンクリート12に覆われ
た状態になっている。ここで、ベースコンクリート12
の全長L2 は、側溝13の長さL1 に一致し、また、突
出部12kの寸法は、厚さT2、幅W2 となっており、
これらの寸法は、それぞれ、側溝13の天板部13aの
厚さT1 、開口部H2 の長さW1 に対し、T2 =T1 、
W2 =W1 に設定されている(図2)。したがって、側
溝13の開口部H2 に対し、側方から突出部12kを差
し入れたとき、ベースコンクリート12の表面は、天板
部13aの表面に一致し、ベースコンクリート12の下
面は、歩道用地M1 の整地レベルL3 に一致するように
なっている。
【0016】一方、ベースコンクリート12の表面の排
水パターンは、突出部12kに向って集まるように配列
された誘水溝12b、12b…と、外側に位置する各誘
水溝12bに接続する分岐溝12b1 、12b1 とから
なる凹凸パターンであり、各誘水溝12bは、突出部1
2k側に向って低くなる下り勾配となっている。なお、
各誘水溝12bには、ベースコンクリート12の下面に
抜ける小径の透孔12h、12h…が設けられている。
【0017】歩道面は、ベースコンクリート12上に積
層される透水性の路面板11によって形成されている
(図1)。路面板11は、粒度を選択した骨材間に水の
疎通可能な連続空隙を形成することにより、高い透水性
を発揮するようにしたコンクリート製の板状体であり、
均一な厚さに形成されている。また、路面板11は、縁
石14、14…の内側から側溝13の天板部13aの全
体に及ぶ幅を有し、歩道用地M1 の幅に対して、側溝1
3の幅相当だけ広い歩道面を形成するようになってい
る。なお、設置された路面板11の下面は、ベースコン
クリート12の表面と天板部13aの表面とに一様に密
着し、この状態における路面板11の表面は、ほぼ水平
になっている。
【0018】かかる構造の歩道10は、歩道面が水平に
なっているに拘らず、高度の排水性を発揮することがで
きる。すなわち、歩道面を形成している路面板11が透
水性を有するから、雨水は、歩道面に滞留することがで
きず、路面板11を透過して対応する側溝13の天板部
13aとベースコンクリート12の表面側に到達する。
天板部13aに至った雨水は、誘水溝13d、13d…
に集まり、開口部H2を介して側溝13内に落下する。
一方、ベースコンクリート12の表面に至った雨水は、
排水パターンに従い、誘水溝12b、12b…に集ま
る。そこで、誘水溝12b、12b…に集った雨水は、
突出部12k側に集水され、開口部H2 を介して側溝1
3内に排水することができる。なお、この際、雨水の一
部は、誘水溝12b、12b…に設けた透孔12h、1
2h…を介して歩道用地M1 に浸透し、地中の生態系を
保全することができる。ただし、透孔12h、12h…
は、これを省略してもよいものとする。
【0019】
【他の実施例】路面板11は、表面を側溝13の天板部
13aと同レベルに設置することができる(図3)。こ
の場合、側溝13の開口部H2 は、これを省略するか、
または、蓋板等によって歩行可能に塞ぐものとし、ま
た、誘水溝13dは形成しないものとする。また、ベー
スコンクリート12の突出部12kは、側溝13の側面
部13cに設ける開口部H3 に掛止するものとする。側
溝13の天板部13aを直接歩道面として利用すること
ができるため、路面板11の必要幅を削減することがで
きる。
【0020】歩道10が無い道路に歩道用地M1 を拡張
整備し、歩道10を設置する場合等においては、側溝1
3が歩道10と車道20との間に位置することがある
(図4)。この場合、歩道用地M1 の路肩部分は、たと
えば擁壁15によって土留めし、ベースコンクリート1
2は、誘水溝12b、12b…が側溝13側に下り勾配
となるように設置することができる。既設の道路に排水
性の高い歩道10を簡単に増設することができる。な
お、側溝13は、グレーチングのような通水可能な蓋板
13e、または、排水孔付きの蓋板等によって塞げばよ
い。
【0021】ベースコンクリート12は、車道用地M2
側に延長部12eを延設することができる(図5)。ベ
ースコンクリート12の車道20側の一端は、縁石14
の下を通過し、延長部12eとして縁石14から車道2
0側に延設され、延長部12e上には、透水性の蓋板1
1aが積層されている。また、ベースコンクリート12
の誘水溝12b、12b…は、延長部12eにまで形成
されている。車道20の排水を蓋板11aを介して誘水
溝12b、12b…内に取り入れ、側溝13へ排水する
ことができるので、車道20の排水路23、集水路23
b、暗渠23cを省略することができる。
【0022】ベースコンクリート12は、車道用地M2
側に延設した延長部12eの表面に勾配を付けてもよい
(図6)。この場合、延長部12eの表面は、車道20
から縁石14に向けて傾斜させるものとし、誘水溝12
b、12b…は、延長部12eには形成しないものとす
る。また、縁石14には、下部に水抜き孔14hが形成
されている。車道20の排水を延長部12eによって縁
石14側に集めるとともに、縁石14の水抜き孔14h
を介して誘水溝12b、12b…に導くことができるの
で、前実施例と同様に、車道20用の排水設備を省略す
ることができる。
【0023】以上の説明において、ベースコンクリート
12の排水パターンは、図示に拘らず、ベースコンクリ
ート12の表面側の雨水を側溝13側へ導くことができ
る限り、任意の凹凸パターンとすることができる。ま
た、縁石14は、車道20の排水路23を一体に形成し
た変形L字溝を用いてもよい。さらに、縁石14は、ベ
ースコンクリート12と一体成型するようにしてもよ
い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、雨水を側溝へ排出するための排水パターンを形成し
たベースコンクリート上に、透水性の路面板を積層する
ことによって、雨水は、路面板を透過してベースコンク
リートの表面に至り、排水パターンを介して側溝へ排水
することができるので、歩道面に勾配を付ける必要がな
く、歩道面を歩き易い水平に形成した場合においても、
必要十分な排水性を簡単に確保することができるという
優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成を示す横断面説明図
【図2】 要部分解斜視図
【図3】 他の実施例を示す横断面説明図
【図4】 他の実施例を示す図3相当図
【図5】 他の実施例を示す図3相当図
【図6】 他の実施例を示す図3相当図
【符号の説明】
M1 …歩道用地 M2 …車道用地 10…歩道 11…路面板 12…ベースコンクリート 12e…延長部 13…側溝 14…縁石 14h…水抜き孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歩道用地に沿って設置する側溝と、歩道
    用地に敷設するベースコンクリートと、該ベースコンク
    リートの上に積層する透水性の路面板とからなり、前記
    ベースコンクリートは、雨水を前記側溝に排水する排水
    パターンを表面に形成することを特徴とする歩道。
  2. 【請求項2】 歩道用地と車道用地との境界に縁石を設
    置し、該縁石は、前記排水パターンに接続する水抜き孔
    を有することを特徴とする請求項1記載の歩道。
  3. 【請求項3】 前記ベースコンクリートは、車道用地側
    に延設する延長部を有することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の歩道。
JP31790891A 1991-12-02 1991-12-02 歩 道 Pending JPH05148814A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31790891A JPH05148814A (ja) 1991-12-02 1991-12-02 歩 道

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31790891A JPH05148814A (ja) 1991-12-02 1991-12-02 歩 道

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05148814A true JPH05148814A (ja) 1993-06-15

Family

ID=18093395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31790891A Pending JPH05148814A (ja) 1991-12-02 1991-12-02 歩 道

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05148814A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100963882B1 (ko) * 2007-08-20 2010-06-16 한국건설기술연구원 배면 배수로가 형성된 측구 및 그 시공방법
KR101973983B1 (ko) * 2018-10-08 2019-04-30 전경근 트렌치뚜껑과 이것이 구비된 l형 콘크리트 블럭 그리고 l형 콘크리트 블럭의 시공방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100963882B1 (ko) * 2007-08-20 2010-06-16 한국건설기술연구원 배면 배수로가 형성된 측구 및 그 시공방법
KR101973983B1 (ko) * 2018-10-08 2019-04-30 전경근 트렌치뚜껑과 이것이 구비된 l형 콘크리트 블럭 그리고 l형 콘크리트 블럭의 시공방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007138707A (ja) 透水性舗装用歩車道境界ブロック及び透水性舗装の排水構造
JP2006257739A (ja) 縁石付き水路ブロック及びこれを用いた舗装路面の排水構造
JPH06146380A (ja) 浸透桝を埋設する道路構築工法
JPH05148814A (ja) 歩 道
JPH0853808A (ja) 透水性歩道ブロック
JP2000104206A (ja) 舗装用平板並びにこれを用いた舗装及び歩道の構造
JP3728635B2 (ja) 排水性舗装用排水路
JP4125834B2 (ja) 側溝、側溝の蓋部材、および境界ブロック
JP2004244911A (ja) 透水舗装の排水構造及び縁石ブロック
JP2000303546A (ja) 舗装道路用の排水用構造物
JP4105595B2 (ja) 歩車道境界体を構築するためのコンクリートブロック
JP2004332331A (ja) L型街渠ブロックとこれを用いた舗装道路の排水構造
KR101186881B1 (ko) 다공성 투수 경계석 및 이를 이용한 배수 시스템
JP4587430B2 (ja) 道路用側溝の設置構造
JP4250719B2 (ja) 境界導水溝ブロック
JP4084479B2 (ja) 雨水等の浸透構造
JP3876155B2 (ja) 歩車道境界用側溝ブロック
JP2003253744A (ja) 排水性舗装の側溝構造
JP2002220870A (ja) 排水性舗装用側溝ブロック及び路面構造
JP3179020B2 (ja) 透水性道路の排水構造および排水側溝用のコンクリートブロック
JP2000345508A (ja) 透水性舗装用歩車道境界ブロック及び透水性舗装の排水構造
JP2775392B2 (ja) 透水性舗装路面用側溝
JP2003213613A (ja) 道路境界ブロック付き水路構造
JP2000328641A (ja) 縁石付き蓋版を備えた側溝
JP2000045212A (ja) 境界ブロック