JPH0514843Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0514843Y2
JPH0514843Y2 JP1988040055U JP4005588U JPH0514843Y2 JP H0514843 Y2 JPH0514843 Y2 JP H0514843Y2 JP 1988040055 U JP1988040055 U JP 1988040055U JP 4005588 U JP4005588 U JP 4005588U JP H0514843 Y2 JPH0514843 Y2 JP H0514843Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
canvas
rubber
cover
joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988040055U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01148328U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1988040055U priority Critical patent/JPH0514843Y2/ja
Publication of JPH01148328U publication Critical patent/JPH01148328U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0514843Y2 publication Critical patent/JPH0514843Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

Landscapes

  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Belt Conveyors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば食品加工工程において食品
を載置して蒸気雰囲気中を搬送しながら食品を蒸
したり、殺菌したりするのに使用されるコンベヤ
ベルトなどの、特に耐熱・耐湿性に優れたベルト
の接合構造に関するものである。
(従来の技術) 従来、ベルトの接合構造としては、 (a) ラツプ方式:第4図a及びbに示すように、
ベルトA両端の接合部Bを、相互に対応したス
テツプ状に形成し、それらのステツプ状の各層
の間に未加硫ゴムシート片B1を介装すると共
に、ベルトA表面の接合端部を覆うように未加
硫カバーシート片B2を貼着して一体に加硫接
合した接合構造。
(b) フインガー方式:第5図a及びbに示すよう
に、ベルトA両端の接合部Bの各層を別々に櫛
歯形に切り込んだのち突き合わせて接着すると
共に、ベルトA表面の接合部Bを覆うよう未加
硫カバーシート片B2を貼着して加硫接合した
接合構造。
(c) スカイバー方式:第6図a及びbに示すよう
に、ベルトA両端の接合部Bの全層を相互に対
応したスロープ状に形成し、未加硫ゴムシート
片B1を介装して一体に加硫接合した接合構
造。
(d) 実公昭48−33469号公報に記載の方式:ベル
ト両端の接合部のカバーゴムを剥離して切り除
き、ベルト本体の各層を櫛歯形に切り込んだの
ち突き合わせて接着し、前記カバーゴムの切り
除いた凹部に未加硫ゴム片を埋め込んで一体に
加硫接合した接合構造。
などが一般に採用されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、蒲鉾やちくわなどの食品加工工程で
は、蒸気雰囲気内(第7図参照)で魚のすり身を
蒸す工程があるが、このような加工工程で食品を
連続的に搬送しながら加工処理するのに、ベルト
コンベヤは、最良の搬送手段であるといわれてい
る。
しかしながら、上記のような蒸気雰囲気中にお
いてプーリーに巻き掛けてコンベヤベルトを使用
した場合、 前記a及びcの接合方式では、プーリー上を通
過する際にベルトが屈曲することにより、ベルト
内の帆布を起き上がらせようとする応力がベルト
に作用し、特に高温雰囲気内ではカバーゴムの強
度が弱くなるため、約10時間位連続使用すると、
コンベヤベルト表面側の接合箇所の先端部が剥離
して起き上がり、さらに継続使用しようとする
と、ベルト本体に亀裂が生じていた。
前記bの接合方式では、プーリーを通過する際
のベルトの屈曲によるベルト内の帆布の起き上が
り応力は、前記a及びcの接合方式に比べて小さ
いが、ベルトの接合強度は抗せん断力でなく突き
合わせ部の接着力となるため、高温雰囲気では非
常に弱く、数時間でカバーシートがめくり上が
り、接合箇所が離隔していた。しかも、ベルトの
各層を櫛歯形に切り込んだのち突き合わせて接合
するので、後記する前記dの接合方式と同様な欠
点がある。
前記dの接合方式では、ベルト本体の各層を
別々に櫛歯形に正確に切り込んだのち突き合わせ
て接合するので、各帆布を1枚ずつ寸法取りして
ナイフ等により櫛歯形に切り込む必要があるた
め、作業が複雑で時間がかかり、また、切り込み
の際に他層の帆布を傷付けたり、さらに、接合端
同士を突き合わせた際に、櫛歯形状部が一致しな
いおそれがある。
この考案は上述の点に鑑みなされたもので、特
に高温多湿雰囲気中での使用においても、ベルト
の接合部が耐久性に富み、接合部でその先端の起
き上がりや亀裂が発生しにくく、耐屈曲疲労性も
高い、ベルトの接合構造を提供しようとするもの
である。
(問題点を解決するための手段) 上記した目的を達成するためのこの考案の要旨
とするところは、帆布とゴム層の重層構造からな
るベルト本体の最上層帆布の表面にカバーゴムを
被覆したベルトの接合部において、前記最上層帆
布とその表面のカバーゴムを一体に切り込んで櫛
歯形、波形等の深い嵌込部を対称的に形成すると
共に、最上層帆布より下方のゴム層及び帆布を前
記嵌込部を含んでそれよりやや長めに除去し、前
記嵌込部を突き合わせて接着すると共に、その下
方の前記除去部内に未加硫ゴムシート片及び前記
帆布と同質の帆布片を重ね合わせて埋め込み、ベ
ルト表面側の前記嵌込部及びベルト裏面側の前記
埋め込み部の突き合わせ端部を覆うように、それ
ぞれ一定長さの未加硫ゴムシート片を貼着し、一
体的に加硫接合したことである。
(作用) この考案のベルトの接合構造によれば、プーリ
ー上を通過する際にベルトに作用する曲げ応力に
対し、最上層帆布の接合部における櫛歯形等の嵌
込部の起き上がり応力が非常に小さく、また、ベ
ルトを離隔あるいは切断しようとする力に対して
は、最上層帆布より下方に埋め込まれたゴムシー
ト及び帆布のせん断力で対抗するため、ベルトの
接合部における全体の強度が大きい。
また、ベルトの接合作業にあつては、最上層帆
布とその表面のカバーゴムだけを、相互に対応し
た櫛歯形等に正確に切り込んで嵌込部を形成し、
その下方の各層は剥離して切り除くので、作業が
簡単で、比較的短時間にできる。
(実施例) 以下、この考案のベルト接合構造の実施例を第
1図〜第3図に基づいて説明する。
図において、ベルトAのベルト本体1は、コー
ネツクス帆布2とフツ素ゴム層3の重合構造から
なり、ベルト本体1の最上層帆布2aの表面にフ
ツ素ゴムからなるカバーゴム4を被覆してある。
そして、ベルトAの両端の接合部Bにおいて、前
記最上層帆布2aとその表面のカバーゴム4を一
体に切り込んで櫛歯形の深い嵌込部5を形成し、
最上層帆布2aより下方のゴム層3及び帆布2b
を最上層帆布2aから剥離して前記嵌込部5を含
んでそれよりやや長め(通常、10〜100mm程度長
め)に除去する。それから、ベルトAの両端の前
記嵌込部5を突き合わせて接着剤により接着し、
その最上層帆布2aの下方の前記除去部である凹
所6内に、ゴム層3と同質の未加硫フツ素ゴムシ
ート7片及び前記帆布2と同質のコーネツクス帆
布8片を重ね合わせて接着して埋め込む。その
後、ベルトA表面側の前記嵌込部5及びベルトA
裏面側の前記埋め込み端部の突き合わせ部6aを
覆うように、それぞれ一定長さの未加硫フツ素ゴ
ムのカバーゴムシート片9,10を貼着し、それ
らの接着部Bの全体を加圧すると同時に加熱し
て、一体的に加硫接合して無端ベルトに構成して
ある。なお、前記最上層帆布2aとその表面のカ
バーゴム4に櫛歯形の深い嵌込部5を形成する際
は、ベルトAの全層を櫛歯形に一体的に切り込ん
でもよい。また、嵌込部5の形状については、櫛
歯形の他、波形などがある。さらに、ゴム層3や
カバーゴム4などのゴムの材質は、耐熱性および
耐湿性を備えたゴムであれば、フツ素ゴムに限定
されない。
第7図は上記した構成からなるベルトAの使用
態様の一例を示すもので、蒸気が噴き出す蒸気管
21を配備した蒸気室20内に、一対のプーリー
11,12間に掛け渡したコンベヤベルトAの一
部を挿入している。この状態で、約700時間走行
試験を行つたが、その接合部Bには全く異常が生
じなかつた。
(効果) 上記したことから明らかなように、この考案の
ベルトの接合構造によれば、次のような効果を奏
する。
(1) ベルトの最上層帆布とその表面に被覆された
カバーゴムとの接合部が相互の嵌合する櫛歯形
等の深い嵌込部からなるので、プーリー上を通
過する際のベルトの屈曲による前記嵌込部の先
端が起き上がろうとする応力が非常に小さく、
また、ベルトの接合強度は、主として最上層帆
布の下方に埋め込まれたゴムシート片及び帆布
片の抗せん断力によるので、ベルトの接合部全
体の接合強度が大きく、特にカバーゴム等のゴ
ム層にフツ素ゴムのような耐熱・耐湿性の高い
ゴム材料を用いてベルトを製造すれば、食品加
工工程で蒸気雰囲気中を搬送して食品を蒸した
り、殺菌したりするのに好適で、長期間にわた
り安定して使用できる。
(2) ベルトの両端を接合する際、最上層帆布とそ
の表面のカバーゴムだけを、相互に対応した櫛
歯形等に正確に切り込んで嵌込部を形成し、そ
れより下方の各層は剥離して切り除けばよいの
で、作業が簡単で熟練を要さず、作業時間が比
較的短くてすむ。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のベルトの接合構造の実施例
を示す平面図、第2図は第1図の−線断面
図、第3図は第1図の一部斜視図、第4図aは従
来のベルトの接合構造を示す平面図、同図bは断
面図、第5図aは従来のベルトの別の接合構造を
示す平面図、同図bは断面図、第6図aは従来の
ベルトの更に別の接合構造を示す平面図、同図b
は断面図、第7図はベルトの使用態様の一例を示
す説明図である。 A……ベルト、B……ベルトAの接合部、1…
…ベルト本体、2,2b……帆布、2a……最上
層帆布、3……ゴム層、4……カバーゴム、5…
…嵌込部、6……凹所(除去部)、7……ゴムシ
ート片、8……帆布片、9,10……カバーゴム
シート片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 帆布とゴム層の重層構造からなるベルト本体の
    最上層帆布の表面にカバーゴムを被覆したベルト
    の接合部において、 前記最上層帆布とその表面のカバーゴムを一体
    に切り込んで櫛歯形、波形等の深い嵌込部を形成
    すると共に、最上層帆布より下方のゴム層及び帆
    布を前記嵌込部を含んでそれよりやや長めに除去
    し、前記嵌込部を突き合わせて接着すると共に、
    その下方の前記除去部内に未加硫ゴムシート片及
    び前記帆布と同質の帆布片を重ね合わせて埋め込
    み、ベルト表面側の前記嵌込部及びベルト裏面側
    の前記埋め込み部の突き合わせ端部を覆うよう
    に、それぞれ一定長さの未加硫ゴムシート片を貼
    着し、一体的に加硫接合したことを特徴とするベ
    ルトの接合構造。
JP1988040055U 1988-03-26 1988-03-26 Expired - Lifetime JPH0514843Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988040055U JPH0514843Y2 (ja) 1988-03-26 1988-03-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988040055U JPH0514843Y2 (ja) 1988-03-26 1988-03-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01148328U JPH01148328U (ja) 1989-10-13
JPH0514843Y2 true JPH0514843Y2 (ja) 1993-04-20

Family

ID=31266530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988040055U Expired - Lifetime JPH0514843Y2 (ja) 1988-03-26 1988-03-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0514843Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003526057A (ja) * 2000-03-09 2003-09-02 スモラレク・ハンナ・マリア ワッシャ及びワッシャを含むねじ付固定具組立体
WO2008069229A1 (ja) * 2006-12-05 2008-06-12 Bando Chemical Industries, Ltd. 伝動ベルトの製造方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6003538B2 (ja) * 2012-10-31 2016-10-05 横浜ゴム株式会社 コンベヤベルトの巻芯及び巻き取り方法
JP5981835B2 (ja) * 2012-11-26 2016-08-31 株式会社ブリヂストン エンドレスベルトの製造方法
JP6166175B2 (ja) * 2013-12-30 2017-07-19 松井電器産業株式会社 金属板接合方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003526057A (ja) * 2000-03-09 2003-09-02 スモラレク・ハンナ・マリア ワッシャ及びワッシャを含むねじ付固定具組立体
WO2008069229A1 (ja) * 2006-12-05 2008-06-12 Bando Chemical Industries, Ltd. 伝動ベルトの製造方法
US8012282B2 (en) 2006-12-05 2011-09-06 Bando Chemical Industries, Ltd. Method for fabricating drive belt

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01148328U (ja) 1989-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0514843Y2 (ja)
JP2004224504A (ja) 乗客用コンベアーの移動手摺
JPS6241442A (ja) 樹脂製コンベアベルトのエンドレス接合方法
US6234304B1 (en) Conveyor belt joint
JP5567799B2 (ja) 特定の結合構造を有するコンベヤベルトおよびコンベヤベルトの接合方法
JP5981835B2 (ja) エンドレスベルトの製造方法
EP0830924A3 (en) Unseasoned veneer bonding method and apparatus therefor
JP4759431B2 (ja) ベルトの継手加工方法
JP3008466U (ja) 農作物収穫機に用いる搬送用ベルトの駆動装置
JPH07112406A (ja) 木材継目の余剰接着剤処理方法および装置
JPS6065936A (ja) コンベアベルト用高張力帆布層の接合構造
JP2018144974A (ja) コンベヤベルトの製造方法及びコンベヤベルト
JP2667519B2 (ja) フリッチ製造方法
JPS62221529A (ja) コンベアベルトのエンドレス接合方法
JPS61241546A (ja) コンベヤベルトの接合方法
JPH04277111A (ja) コンベヤベルトの抗張体露出方法
JPS61203014A (ja) 抗張力芯体入り歯付きエンドレスベルトとその製造方法
ATE410050T1 (de) Endloses rundballenpressband und verfahren zum herstellen
JPH0360608A (ja) 座イスの製造方法
JPS5821042A (ja) コンベヤベルトの接合構造およびその接合方法
JP2562069Y2 (ja) コンベヤベルトの接合構造
JP3658695B2 (ja) 急傾斜コンベヤベルトの製造方法
JPS5921300B2 (ja) エンドレスベルトの製造方法
JP2010228883A (ja) 飯搬送用エンドレスベルト
JPS627415B2 (ja)