JPH051482Y2 - - Google Patents

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JPH051482Y2
JPH051482Y2 JP1987177803U JP17780387U JPH051482Y2 JP H051482 Y2 JPH051482 Y2 JP H051482Y2 JP 1987177803 U JP1987177803 U JP 1987177803U JP 17780387 U JP17780387 U JP 17780387U JP H051482 Y2 JPH051482 Y2 JP H051482Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、自動車等に装着されて所定時拡開
するエアバツグを被覆収納するエアバツグ装置の
パツドに関する。
<従来の技術> 従来、この種のパツドでは、所定時拡開するエ
アバツクが折り畳まれて収納される上壁と側壁と
を備えていた。そして、エアバツグ拡開時にパツ
ドの上壁の所定部位が破断し、観音扉が開くよう
に2分割されて、上壁が展開できるよう、パツド
を軟質合成樹脂製として、上壁に薄肉部を備えて
いた。この薄肉部は、上方から見て略H字形状に
形成され、パツド上壁を均等に2分割できるよ
う、「H」の字の横棒部位をパツド上壁の中央部
位に配置させていた。
また、この種のパツドでは、上壁の展開時に上
壁と側壁とが分離しないよう、側壁内部から上壁
内部にかけて埋設される可撓性を有するネツトイ
ンサートを備えていた(特開昭55−110643号公報
参照)。
<考案が解決しようとする問題点> 従来のパツドでは、例えば薄肉部をパツドの裏
面側だけに凹部を設けて形成した場合、薄肉部に
対応するパツドの表面側にヒケ状のラインが生じ
易く、そのヒケ状のラインを目立たせなくするた
め、薄肉部の表面側にも凹溝や凸条を設けて対処
していた。
また、この種のパツドにおいて、意匠上の要求
から装飾用のマークを設ける場合には、パツドの
成形時に一体的に成形して凹凸を賦形することに
より、所定のマークを設けていた。そしてまた、
この装飾用のマークを設ける場合には、パツド上
壁上面の中央に設けることが見栄えを一番良くす
ることとなる。
しかし、既述のように、パツド上壁中央には薄
肉部が配置されていることから、装飾用マークを
パツド上壁上面の中央にもける場合には凹溝等も
設ける必要があり、そのマークのデザインが制約
を受けてしまう。
この場合の対処として、実開昭51−4036号公報
に記載されているように、薄肉部に、マーク配置
部位でマーク周縁に沿つて薄肉部を迂回させるよ
うな迂回部位を設け、また、複数のネツトインサ
ートの先端に、薄肉部の迂回部位の位置で、対応
する突出部と凹部とを設けるとともに、各ネツト
インサートの先端を、薄肉部の位置で分離させて
埋設させることが考えられる。
しかし、公報記載のように、薄肉部の迂回部位
が、上方から見て、迂回部位の頂部にかけて膨ら
んだような形状であると、迂回部位の元部側に応
力集中が生じ易く、エアバツグ拡開時における上
壁の破断開口・展開時に迂回部位の元部側周縁に
予定外の亀裂が入つてしまう。
この考案は、パツド上壁上面中央に装飾用マー
クを設ける場合に、マークのデザインが制約を受
けることを防ぐことができ、かつ、エアバツグ拡
開時における上壁の破断開口・展開時に支障を生
じさせないエアバツグ装置のパツドを提供するこ
とを目的とする。
<課題を解決するための手段> この考案に係るエアバツグ装置のパツドでは、
所定時拡開するエアバツグを覆う上壁及び側壁を
備え、 上壁は、エアバツグ拡開時に該上壁を略均等に
分割させて展開させるための上方から見て略H字
形状に配置される薄肉部と、側壁内に埋設される
形状保持性を有する基部インサートから延設され
て該上壁内に埋設される可撓性を有する複数のネ
ツトインサートとを備え、さらに上壁上面中央に
装飾用のマークを配置させ、 前記薄肉部が前記マーク配置部位で前記マーク
周縁に沿つて迂回される迂回部位を備えて形成さ
れ、 前記複数のネツトインサートの各先端が、前記
迂回部位で対応する突出部と凹部とを備えて、前
記薄肉部の位置で分離されて埋設されている軟質
合成樹脂製のエアバツグ装置のパツドであつて、 前記薄肉部の迂回部位を、迂回部位の両端の元
部側から迂回部位の頂部にかけて、迂回部位の幅
寸法を漸減させるように形成することにより、既
述の課題を解決するものである。
<考案の作用・効果> この考案に係るエアバツグ装置のパツドでは、
装飾用のマークがパツド上壁上面中央に配置され
ていても、所定の破断部位である薄肉部がそのマ
ークの配置部位を迂回して形成されている。
そのため、マーク配置部位に、薄肉部のヒケ状
のラインを目立たせないように設ける凹溝等を設
ける必要がなく、マークのデザインが制約を受け
ることを防止できる。
そして、この考案に係るパツドでは、薄肉部に
迂回部位が形成され、側壁から上壁にかけて埋設
されるネツトインサートが、迂回部位で対応する
突出部と凹部とを備えて薄肉部の位置で分離され
ている。さらに、薄肉部の迂回部位が、迂回部位
の両端の元部側から迂回部位の頂部にかけて、迂
回部位の幅寸法を漸減させるように形成されてお
り、迂回部位が、上方から見て、迂回部位の両端
の元部側周縁から鋭角の角度で迂回部位の頂部に
向かうことを避けることができ、その迂回部位の
元部側周縁に応力集中が生じ難くなつて、エアバ
ツグ拡開時における上壁の破断開口・展開時に支
障を生じさせることがない。
<実施例> 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
第1〜3図に示す実施例のパツド11は、ステ
アリングホイールのボス部B上部にエアバツグ1
を覆うように配設され、上方から見て略長方形状
の上壁11Aと、上壁11A周縁から下方へ延び
る4つの側壁11B,11C,11D,11Eと
を備える略箱形状としている。そして、このパツ
ド11は、内部にインサート12を埋設させてウ
レタン等の軟質合成樹脂から射出成形により形成
されている。
パツド上壁11Aには、上面中央にパツド成形
時一体的に凹凸を賦形されてなる装飾用のマーク
18が形成されている。また、パツド上壁11A
には、エアバツグ1拡開時、上壁11Aを略均等
に破断して観音扉を開くように展開させる薄肉部
20が上方から見て略H字形状に形成されてい
る。
そして、この薄肉部20は、マーク18が配置
されている上壁11A中央部位において、マーク
18の周縁に沿つて迂回する迂回部位20aを備
えている。この迂回部位20aは、迂回部位20
aの両端の元部20b側から迂回部位20aの頂
部20cにかけて、迂回部位20aの幅寸法を漸
減させるように、すなわち、迂回部位20aの両
端における元部20b,20b間の幅広の幅寸法
W1が漸減して迂回部位20aの頂部20cにお
ける幅狭の幅寸法W2となるように、形成されて
いる。
そしてまた、パツド上壁11A上面には、薄肉
部20の表面側において、ヒケ状のラインを目立
たせないように形成される凹溝19が形成されて
いる。なお、この凹溝19は、薄肉部20の表面
側部位19aと、さらに、見栄えを考慮し、薄肉
部20の形成されていないマーク18周縁部位1
9bとから構成されている。
インサート12は、パツド側壁11B,11
C,11D,11E内に位置する略四角筒状の基
部インサート13と、各々側壁11B,11C側
の基部インサート13から延びて上壁11Aの薄
肉部20の部位で若干の距離をあけて埋設されて
いる2枚のネツトインサート17,27とから構
成されている。
基部インサート13は、形状保持性を有する硬
質若しくは半硬質のポリアミド系、塩化ビニル
系、ポリオレヒイン系等の合成樹脂又は板金等の
金属から形成され、下部にパツド11をバツクア
ツププレート2に取付けるための取付片14と凹
溝15とが形成されている。そして、取付片14
には、バツクアツププレート2と連結させるため
のリベツト4用の取付孔14aが所定位置に穿設
されている。
ネツトインサート17,27は、パツド上壁1
1Aの展開時にパツド上壁11Aが側壁11B,
11Cから分離しないように埋設されるもので、
可撓性を有するポリアミド等の合成繊維から構成
され、各々、基部インサート13に対して、基部
インサート13形成時にインサート成形された
り、リベツトやハトメを利用したり、熱溶着を利
用したり、縫着したりして連結されている。そし
て、パツド上壁11A中央のマーク18の配置部
位では、薄肉部20の迂回部位20aに対応し、
所定の突出部17aと凹部27aとがそれぞれ形
成されている。
なお、エアバツグ1は、所定時インフレーター
3から発生するガスによつて膨張されるものであ
る。そして、下端に環状の留め金具1aを備え、
この留め金具1aがインフレーター3のフランジ
部3aとともに図示しないリベツトやボルト等を
利用してバツクアツププレート2に対して固定さ
れることにより、エアバツグ1がバツクアツププ
レート2に取付けられている。
また、バツクアツププレート2は、パツド11
を保持するとともに、エアバツグ1膨張時、その
膨張ガスを上方へ作用させるものである。そし
て、このバツクアツププレート2は、中央にイン
フレーター3を挿入させる挿入孔2aを備え上方
から見て略長方形状の底壁2Aと、底壁2A周縁
から上方へ延びる4つの側壁2Bとから構成され
る略箱形状としている。また、底壁2A周縁の各
側壁2B下部には、所定位置で切り起こされてな
る取付片2bが形成され、取付片2bには、パツ
ド11における基部インサート13における取付
片14の取付孔14aと対応する取付孔2cが穿
設されている。したがつて、パツド11をバツク
アツププレート2に取付ける場合には、基部イン
サート13の凹溝15内にバツクアツププレート
の側壁2Bを挿入し、相互の取付孔14a,2c
を介してリベツト4止めすれば容易に行なうこと
ができる。
そして、このバツクアツププレート2は、ホー
ンスイツチ機構(図示せず)を介してステアリン
グホイールの芯金に連結され、そのため、パツド
11やエアバツグ1やインフレーター3等がボス
部B上部に配置されることとなる。
このパツド11をバツクアツププレート2を介
してボス部B上部に組付けた後、エアバツグ1が
拡開する際には、パツド上壁11Aの薄肉部20
を破断させてパツド上壁11Aが展開し、エアバ
ツグ1がボス部B上部で大きく拡開することとな
る。
そして、実施例のパツド11では、装飾用のマ
ーク18がパツド上壁11Aの上面中央にパツド
11と一体成形されて配置されていても、薄肉部
20がマーク18周縁の迂回部位20aを介して
迂回して形成されていることから、薄肉部20に
対応するヒケ状のラインを目立たせないように設
ける凹溝19をマーク18内に設ける必要がな
く、マーク18のデザインが制約を受けることを
防止できる。
また、薄肉部20に迂回部位20aが形成され
上壁11A内に埋設されるネツトインサート1
7,27が対応して突出部17aと凹部27aと
を形成させており、さらに、薄肉部20の迂回部
位20aが、迂回部位20aの両端の元部20
b,20b側から迂回部位20aの頂部20cに
かけて、迂回部位20aの幅寸法W1,W2を漸
減させるように形成されており、迂回部位20a
が、上方から見て、迂回部位の両端の元部側20
b周縁から鋭角の角度で迂回部位の頂部20cに
向かうことを避けることができ、その迂回部位の
元部20b,20b側周縁に応力集中が生じ難く
なつて、エアバツグ1拡開時における上壁11A
の破断開口・展開時に支障が生じることがない。
なお、実施例ではマーク18としてパツド上壁
11Aに一体的に凹凸を設けて形成するものを示
したが、他に、パツド11と別体の皮革等の装飾
部材を縫着する等してマーク18を形成するよう
にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すパツドの平
面図、第2図は同実施例の斜視図、第3図は同実
施例の使用態様を示す断面図である。 1……エアバツグ、11……パツド、11A…
…上壁、11B,11C,11D,11E……側
壁、13……基部インサート、17,27……ネ
ツトインサート、17a……突出部、27a……
凹部、18……マーク、20……薄肉部、20a
……迂回部位、20b……(迂回部位)元部、2
0c……(迂回部位)頂部、W1,W2……幅寸
法。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 所定時拡開するエアバツクを覆う上壁及び側壁
    を備え、 上壁は、エアバツク拡開時に該上壁を略均等に
    分割させて展開させるための上方から見て略H字
    形状に配置される薄肉部と、側壁内に埋設される
    形状保持性を有する基部インサートから延設され
    て該上壁内に埋設される可撓性を有する複数のネ
    ツトインサートとを備え、さらに上壁上面中央に
    装飾用のマークを配置させ、 前記薄肉部が前記マーク配置部位で前記マーク
    周縁に沿つて迂回される迂回部位を備えて形成さ
    れ、 前記複数のネツトインサートの各先端が、前記
    迂回部位で対応する突出部と凹部とを備えて、前
    記薄肉部の位置で分離されて埋設されている軟質
    合成樹脂製のエアバツグ装置のパツドであつて、 前記薄肉部の迂回部位が、迂回部位の両端の元
    部側から迂回部位の頂部にかけて、迂回部位の幅
    寸法を漸減させるように形成されていることを特
    徴とするエアバツグ装置のパツド。
JP1987177803U 1987-11-20 1987-11-20 Expired - Lifetime JPH051482Y2 (ja)

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JP1987177803U JPH051482Y2 (ja) 1987-11-20 1987-11-20

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JPH0181350U JPH0181350U (ja) 1989-05-31
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