JPH05147U - 輸液容器用栓体 - Google Patents

輸液容器用栓体

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JPH05147U
JPH05147U JP5485091U JP5485091U JPH05147U JP H05147 U JPH05147 U JP H05147U JP 5485091 U JP5485091 U JP 5485091U JP 5485091 U JP5485091 U JP 5485091U JP H05147 U JPH05147 U JP H05147U
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JP
Japan
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plug
tamper seal
infusion container
cap
resin
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Pending
Application number
JP5485091U
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English (en)
Inventor
仁 朝倉
宗司 郡
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Ishizuka Glass Co Ltd
Original Assignee
Ishizuka Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 充填ラインからタンパーシールの装着工程を
省略することができる輸液容器用栓体を提供すること。 【構成】 輸液針挿通用のゴム栓2が装着された本体5
の外側にキャップ6を一体成形する際に、ゴム栓2の外
表面を覆うためのタンパーシール9をキャップ6と同時
成形し、タンパーシール9付きの栓体とする。 【効果】 充填後に栓体を輸液用容器の口部に溶着する
だけでよく、タンパーシールの装着を要しない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は樹脂製の輸液容器の口部に溶着される輸液容器用栓体の改良に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から使用されている樹脂製の輸液容器のための栓体は、図2に示すように ポリプロピレン等の樹脂からなる栓本体1の中央部に輸液針挿通用のゴム栓2を 抱持させた構造のものが普通である。このような栓体は輸液容器3に溶液を充填 した後にその口部に溶着されるが、ゴム栓2の外表面が汚れることを防止するた めに更にその外側に薄い樹脂膜からなるタンパーシール4が接着されて出荷され ている。
【0003】 しかし上記のような従来の輸液容器用栓体を使用する充填ラインには、充填工 程と栓体の溶着工程の他にタンパーシールの装着工程が必要であり、広いスペー スが必要であること、設備費やランニングコストが多く掛かること等の問題があ った。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記のような従来の問題点を解消し、充填ラインからタンパーシール の装着工程を省略することができる輸液容器用栓体を提供するために完成された ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本考案は、樹脂がラミネートされた輸液 針挿通用のゴム栓が装着された樹脂製の本体の外側に、キャップとこのゴム栓の 外表面を覆うタンパーシールとが一体成形されたことを特徴とする輸液容器用栓 体を要旨とするものである。
【0006】
【実施例】
以下に本考案を図1に示す実施例によって更に詳細に説明する。 図1において、1はポリプロピレン製の栓本体、2は樹脂10がラミネートされ た輸液針挿通用のゴム栓である。栓本体1は内側の一次成形体である本体5と、 その外側の二次成形体であるキャップ6とから構成されている。本体5は上部7 がゴム栓2の外周面及び底部の周囲を抱持し、その下端部8がフランジ状に広が り輸液容器3の口部に溶着できる構造となっている。
【0007】 またキャップ6は上記の本体5の外周を覆うように本体5と一体成形されたも のであるが、その上面に前記のゴム栓2の外表面を覆うタンパーシール9が同時 成形されている。このタンパーシール9は例えばポリエチレンテレフタレートと ポリプロピレンとの多層フィルムからなるものである。
【0008】 このような構造の栓体を製造するには、まずゴム栓2の外側に本体5の内部に 樹脂10がラミネートされたゴム栓2を装着後、これを樹脂成形型の内部の片側に インサートしておく。また同じ樹脂成形型の内部の反対側に、予め製造しておい たタンパーシール9をバキュームにより保持させておき、この状態で樹脂成形型 の内部に樹脂(例えばポリプロピレン樹脂)をインジェクションしてキャップ6 を一体成形する。 この結果、キャップ6が成形されると同時にその外側にタンパーシール9が一 体に接合された構造の栓体が一体成形されることとなる。
【0009】
【作用】
このように構成された本考案の輸液容器用栓体は、最初からキャップ6の上面 にゴム栓2の外表面を覆うタンパーシール9が一体に成形されているため、輸液 容器3の内部に溶液を充填した後にその口部に栓本体1を溶着するだけでよく、 従来のように充填後にタンパーシールを装着する工程を必要としない。このため に充填ラインのスペースを削減することができ、また設備費やランニングコスト を低減できるうえ、タンパーシールの装着工程でのロスがなくなるため、生産効 率を向上させることができる。 また使用時には従来と同様にタンパーシール9を剥離し、ゴム栓2に輸液針を 挿通すればよく、ゴム栓2の表面は清浄に保たれているので衛生上の問題が生ず ることはない。
【0010】
【考案の効果】
以上に詳細に説明したように、本考案の輸液容器用栓体は従来品と同様にゴム 栓の表面を清浄に保つことができることは勿論、充填工程にタンパーシールの装 着工程を必要としないので、充填ラインのスペース、設備費、ランニングコスト 等を削減することができる。よって本考案は従来の問題点を解消した輸液容器用 栓体として、その実用的価値は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 ゴム栓 5 本体 6 キャップ 9 タンパーシール 10 樹脂

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 樹脂(10)がラミネートされた輸液針挿通
    用のゴム栓(2) が装着された樹脂製の本体(5) の外側
    に、キャップ(6) とゴム栓(2) の外表面を覆うタンパー
    シール(9) とが一体成形されたことを特徴とする輸液容
    器用栓体。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0126038B2 (ja) * 1984-04-27 1989-05-22 Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
JPH02109866A (ja) * 1988-09-09 1990-04-23 Manuf Lyonnaise De Bouchage 容器をこじあけできないように密閉するための密閉手段
JP4112041B2 (ja) * 1997-05-27 2008-07-02 旭化成ケミカルズ株式会社 乾燥材

Patent Citations (3)

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JP4112041B2 (ja) * 1997-05-27 2008-07-02 旭化成ケミカルズ株式会社 乾燥材

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Effective date: 19940318