JPH0626867B2 - 紙カツプの底部の形成方法 - Google Patents

紙カツプの底部の形成方法

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JPH0626867B2
JPH0626867B2 JP59110240A JP11024084A JPH0626867B2 JP H0626867 B2 JPH0626867 B2 JP H0626867B2 JP 59110240 A JP59110240 A JP 59110240A JP 11024084 A JP11024084 A JP 11024084A JP H0626867 B2 JPH0626867 B2 JP H0626867B2
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JP
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male
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paper cup
tubular body
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JP59110240A
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JPS60253532A (ja
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明 萩原
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、紙カップの底部の形成方法に係り、より詳し
くは底部に、外方向の膨出部を付形した形成方法に関す
るものである。
(従来の技術) 一般に、大体40℃以上100℃未満の液体の充填がさ
れる紙カップは、第1図及び第2図で示されるように、
充填密封後、常温まで冷却したとき、内容物の容積縮小
によって、最初第1図のように正常な形であったもの
が、第2図のように胴部10に凹みを生じ、変形する。
このことは、包装品としての価値を頗る低下させるもの
である。
そこで、これを防止するため、第3図のように、人の目
に触れ難い底部12を予め外側に膨出せしめておき、充
填密封後の収縮を、第4図のように当該底部の変形で吸
収せしめようとしている。従来、このような底部12を
有する紙カップを形成するには、まず、第3図で示され
るような形状に底部材をプレス成形し、次いで筒状胴部
に第3図のように嵌め込んで一体化している。
(発明が解決しようとする問題点) 以上のような底部材の成形には、プレス型を使用するこ
とから、この成形された底部を筒状胴部に挿入しなけれ
ばならず、これがため、紙カップの成形工程が途切れ、
面倒なものとなっている。本発明は、このような点に鑑
みて創出されたもので、その目的とするところは、紙カ
ップの成形工程において、底部の成形と、これの筒状胴
部への取付け工程とが途切れることがないようにするに
ある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明にあっては、底部
材を打抜き、これを絞成形しただけで直ちに筒状胴部に
嵌込ことによって底部材と筒状胴部とを一体化し、底部
材を外方向に反転膨出させることによって問題点の解決
を図っている。
すなわち、本発明は、筒状の雄刃とこれに外嵌する雌刃
とにて素材シートを底ブランクに打抜き、筒状の雄刃内
を上下動する膨出部を有する雄型で、上記の底ブランク
を雌型に押込んで底部材に絞り成形し、この絞り成形さ
れた底部材を吸着しつつ雄型を下降させ、これを雄型の
膨出部と合致する凹部を有する巻型に外嵌保持させたカ
ップ本体の筒状胴部に押込むことにより、底部材を雄型
にて巻型に押圧させ、この状態から雄型を通して圧縮空
気を送り、雄型を巻型に保持された底部材より離反し上
昇させるとともに、水平方向に間欠移動した底部材及び
筒状胴部が保持された巻型に対し、上方より底締め部材
を下降させ、筒状胴部の端部を折込んで筒状胴部を底部
材と一体化し、最後に巻型を通して圧縮空気を送り、筒
状胴部に一体化された底部材をして、反転膨出させると
ともに、底部材と筒状胴部とを一体化した紙カップを巻
型より脱抜するようにした構成である。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第5図から第9図は、紙カップの素材シートから底ブラ
ンクを打抜き、これを底部材に成形した後、紙カップの
筒状胴部に嵌め込んで一体化するとともに、この底部材
を外方向に反転膨出することによる紙カップの底部の形
成方法の各工程を示している。
第5図は第1工程を示すもので、14は紙カップ本体の
筒状胴部10を保持する巻型であり、その先端には紙カ
ップの底部12に付与すべき膨出部と同形の凹部16が
形成されている。また、中心には圧縮空気を噴出するた
めの噴出孔18が設けられている。巻型14は復数個設
けられ、それらが水平方向に間欠移動できるようになっ
ている。
20は、上記巻型14の上方に位置する雄型で、その先
端には上記巻型の凹部16と合致し得る膨出部22が付
与されている。
また、24は雄型20を囲繞する筒状の雄刃、26はこ
の雄刃24が嵌入する雌刃であり、両者の嵌合で紙カッ
プの底部材の素材シート28を打ち抜き、底ブランク3
0を造るようになっている。
なお、素材シート28は紙、アルミニウム等を積層して
なる、0.1〜0.5mm厚さの帯状のものである。
32は、上記雄型20と組合わされる雌型であり、上記
雄刃24の先端と共に底ブランク30を挟持するように
なっている。
しかして、第5図のように雄刃24の下降で素材シート
28より底ブランク30が打ち抜かれ、この底ブランク
30は雄刃24と雌型32との間で挟持される。
第6図は、第2工程を示す。
すなわち、雄型20が下降して底ブランク30を雌型3
2内に押し込みつつ、絞り成形して上記底部材12を形
成する。底ブランク30が雌型32を通過した直後は、
第10図で示されるように、周囲に皺34が発生してい
る。
第7図は、第3工程を示している。
この工程では、上記雄型20がその吸引孔36で絞り成
形された底部材12を吸引保持しつつさらに下降して、
巻型14に外嵌保持された紙カップ本体の筒状胴部10
に押込んだ状態である。
この際、雄型20の膨出部22で底部材12は巻型14
の凹部16に押し付けられることから、絞り成形の際に
生じた皺34が除去される。
次いで、第4工程は図示されていないが、雄型20は孔
36から圧縮空気を噴射して、底部材12を下方に押し
下げつつ上昇して、雄刃24内に戻り、雄刃24等と巻
型14等とは相互に移動して離れる。
なお、この際第11図で示されるような雄型38と巻型
40とを用いると、第12図で示されるように、底部材
41にビード42を成形付与し得て、底部材40の強度
をアップすることができるものである。
第11図において、44は膨出部46に設けられた環状
溝、48はこれと合致する環状突起である。
第8図は、第5工程を示している。
ここでは、図示しない底締め部材が下降して来て、筒状
胴部10の端を内側に折り込み、加熱して予めブランク
に塗布された樹脂を溶かし、底部材12と筒状胴部10
とを一体化させる。
第9図は、第6工程を示している。
すなわち、上記巻型14の方から圧縮空気を噴射孔18
を通して噴射して上記一体化された紙カップaを上記巻
型14から外している。
このとき、図示のように、同時に上記紙カップaの底部
材12が当該紙カップaの外方に突出するように反転膨
出せしめられる。
この後、当該紙カップaは、第3図のように、加熱され
た中身が充填され、蓋材50で密封された後、中身がさ
めても、その収縮による変形は第4図のように底部材1
2の再度の反転により吸収され、目に触れ易い上壁、周
壁には及ばない。
(発明の効果) 本発明は、筒状の雄刃とこれに外嵌する雌刃とによる素
材シートから底ブランクを打抜く工程と、この打抜いた
底ブランクを筒状の雄刃内を下降する雄型をもって雌型
に押込むことによる底部材に絞り成形する工程と、絞り
成形された底部材を雄型をもって、巻型に外嵌保持され
ている紙カップ本体の筒状胴部に押込む工程とをカップ
成形の間欠移動ラインの一点において行い、筒状胴部に
底部材を一体化する工程と、一体化された紙カップの脱
抜を移動ラインの次点で行うようにしたものであるか
ら、紙カップの底部材の成形の一部を紙カップの搬送ラ
イン中にて行うことができ、従来の底部材の成形工程を
簡略化するとともに、成形装置も簡素化することがで
き、全体とて紙カップの製造ラインの規模の縮小を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は一般的な形態の紙カップに内容物を高温充填し
た直後における縦断面図である。 第2図は冷却後における同様な断面図である。 第3図は膨出部を有する紙カップに高温充填した直後に
おける縦断面図である。 第4図は冷却後における同様な断面図である。 第5図ないし第9図は、本発明にかかる紙カップの底部
の形成方法の各工程を示す縦断面図を示し、第5図は底
部材のブランクを打ち抜く時の工程、第6図はブランク
を絞り成形している最中、第7図は底部材を筒状胴部に
嵌め込んでいるとき、第8図は底部材と筒状胴部とを一
体化成形したとき、第9図は巻型から紙カップを排出し
ているときをそれぞれ表す。 第10図は第6図の絞り成形直後における底部材の斜視
図である。 第11図は底部材の成形手段の異なる実施例を表す縦断
面図であり、第12図はそれにより成形された底部材の
斜視図である。 10……筒状胴部 12……底部材 14……巻型 16……凹部 18……孔 20……雄型 22……膨出部 30……底ブランク 32……雌型

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の雄刃と、これに外嵌する雌刃と
    にて素材シートを底ブランクに打抜く工程と、 上記の筒状の雄刃内を上下動する膨出部を有する雄
    型にて、底ブランクを雌型に押込んで底部材に絞り成形
    する工程と、 絞り成形された底部材を吸着しつつ雄型を下降さ
    せ、これを雄型の膨出部と合致する凹部を有する巻型に
    外嵌保持されたカップ本体の筒状胴部に押込むことによ
    り、底部材を雄型にて巻型に押圧させる工程と、 この状態から雄型を通して圧縮空気を送り、雄型を
    巻型に保持された底部材より離反し上昇させる工程と、 水平方向に間欠移動した底部材及び筒状胴部が保持
    された巻型に対し、上方より底締め部材を下降させ、筒
    状胴部の端部を内側に折込んで筒状胴部を底部材と一体
    化する工程と、 巻型を通して圧縮空気を送り、筒状胴部に一体化さ
    れた底部材をして、反転膨出させるとともに、底部材と
    筒状胴部とを一体化した紙カップを巻型より脱抜する工
    程と、 からなることを特徴とする紙カップの底部の形成方法。
JP59110240A 1984-05-30 1984-05-30 紙カツプの底部の形成方法 Expired - Lifetime JPH0626867B2 (ja)

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JPS60253532A JPS60253532A (ja) 1985-12-14
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JPS5952094B2 (ja) * 1982-05-24 1984-12-18 本州製紙株式会社 二重底容器ならびにその製造法

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