JP2694006B2 - 蓋体の製造方法 - Google Patents

蓋体の製造方法

Info

Publication number
JP2694006B2
JP2694006B2 JP9392389A JP9392389A JP2694006B2 JP 2694006 B2 JP2694006 B2 JP 2694006B2 JP 9392389 A JP9392389 A JP 9392389A JP 9392389 A JP9392389 A JP 9392389A JP 2694006 B2 JP2694006 B2 JP 2694006B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral edge
lid body
film
insertion tube
top plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9392389A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02274335A (ja
Inventor
太一 村田
正夫 天雲
守 臼井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP9392389A priority Critical patent/JP2694006B2/ja
Publication of JPH02274335A publication Critical patent/JPH02274335A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2694006B2 publication Critical patent/JP2694006B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は筒状容器の開口部に溶着等して装着される合
成樹脂製の蓋体の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、第3図に示される合成樹脂製の筒状容器15に、
食品等を収容し、開口部に合成樹脂製の蓋体を固着した
ものが知られている。
前記のように、容器に収容する内容物が食品等の場合
は、内容物の保護のため、容器本体はもとより、蓋体も
ガスバリア性の高いものとする必要がある。
そこで、合成樹脂製の蓋体のガスバリア性を向上させ
る手段として、合成樹脂製の蓋本体1の内面側に、アル
ミラミネートフィルム11を装着することが考えられた。
そして、このアルミラミネートフィルム11を装着した
蓋体の製造は、第4図に示すようにして行われる。すな
わち、まず、プレス機の絞り用下型45と絞り用上型46と
で、アルミラミネートフィルム11を絞り加工し、フィル
ムが内面側となる皿状体50を形成し、さらに、皿状体50
の余分な口縁部を切除する。
次に、シール機で、蓋本体1の内面となる側に皿状体
50を外嵌し、シール板55で加熱して、皿状体50を形成す
るアルミラミネートフィルム11のフィルムを蓋本体1に
溶着することによって、アルミラミネートフィルム11
を、蓋本体1の内面となる側に装着するか、或は、別の
手段として、プレス機で成形したアルミラミネートフィ
ルム11製の皿状体50を射出成形機の金型60、60内に配置
して、合成樹脂を金型60、60内に射出し、蓋本体1の内
面となる側にアルミラミネートフィルム11の装着された
蓋体をインサート成形をするものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記第4図に示すプレス機で、アルミラミネートフィ
ルム11製の皿状体50を形成する手段は、皿状体50の絞り
込んだ側部にしわ51が発生し易い。そして、このしわ51
は、筒状容器15に内容物を充填し、蓋を装着しシールし
た際に、漏れを発生させる原因となる。
そして、このしわ51の発生を防ぐには、絞り用下型45
と絞り用上型46をきわめて精密に加工しなければならな
い。
また、皿状体50をプレス機の金型から取り出す際、皿
状体50を蓋本体1に外嵌する際、或は、皿状体50を射出
成型機の金型60内に配置する際等に、皿状体50が薄膜の
ため変形し易く、作業が面倒であった。
そこで、本出願人はさきに、前記欠点を解消する発明
を特願平1−21945号として出願した。この発明は第5
図に示すように、頂板2の外周端部に挿入筒部3を立設
し、挿入筒部3の上端部には、フランジ6を設け、フラ
ンジ6の外端部には、下方に折曲した折曲部7を設け
て、挿入筒部3と折曲部7間に環状凹溝8を形成した合
成樹脂製蓋本体1の、頂板2内面と挿入筒部3周面に、
アルミラミネートフィルム11を装着する蓋体の製造方法
であって、 蓋本体1の頂板2の内側面にアルミラミネートフィル
ム11を配置し、筒状治具の先端部26でアルミラミネート
フィルム11の周縁部12を押圧して折曲し、蓋本体1の環
状凹溝8に押し込むと共に、アルミラミネートフィルム
11の周縁部12を、筒状治具の外側に配置した環状押さえ
具37で折曲部7の端面に圧接させる蓋体の製造方法であ
る。
前記第5図に示す蓋体の製造方法は、頂板2の内面と
折曲部7の端面の間の間隔が小さい場合は問題ないが、
この間隔が大きい場合は、環状押さえ具37が折曲部7の
端面にアルミラミネートフィルム11の周縁部12を圧接さ
せるまでに、挿入筒部3に圧接される周縁部12にしわ等
が発生することがあった。
本発明は、前記事項に鑑みなされたものであり、精密
な絞り用金型を必要とせず、しかも、蓋本体の頂板の内
面と折曲部の端面との間の間隔が大きい蓋本体であって
も、アルミラミネートフィルムにしわ等を発生させず
に、蓋本体に装着できる蓋体の製造方法とすることを技
術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は頂板2の外周端部に挿入筒部3を立設し、挿
入筒部3の上端部には、フランジ6を設け、フランジ6
の外端部には、下方に折曲した折曲部7を設けて、挿入
筒部3と折曲部7間に環状凹溝8を形成した合成樹脂製
蓋本体1の、頂板2内面と挿入筒部3周面に、アルミラ
ミネートフィルム11を装着する蓋体の製造方法であっ
て、 受治具21の表面に蓋本体1の頂板2の表面側を当接し
て配置し、頂板2の内面側にアルミラミネートフィルム
11を配置すると共に、アルミラミネートフィルム11の周
縁部12を、蓋本体1の外周に配置したフィルム周縁受治
具22の表面に配置し、次にフィルム周縁受治具22と環状
押さえ具37でアルミラミネートフィルム11の周縁部12を
弾圧して挟持すると共に、環状押さえ具37の内側に配置
した筒状治具25を前進させて、先端部26でアルミラミネ
ートフィルム11の周縁部12を押圧して折曲し、周縁部12
を蓋本体1の挿入筒部3の周面に圧接させ、アルミラミ
ネートフィルム11を頂板2と挿入筒部3に装着する蓋体
の製造方法とした。
〔作用〕
本発明は受治具21の表面に蓋本体1の表面側を当接し
て配置すると共に、アルミラミネートフィルム11の周縁
部12を、蓋本体1の外周に配置したフィルム周縁受治具
22の表面に配置し、フィルム周縁受治具22と環状押さえ
具37でアルミラミネートフィルム11の周縁部12を弾圧し
て挟持した状態で、環状押さえ具37の内側に配置した筒
状治具25を前進させ、先端部26でアルミラミネートフィ
ルム11の周縁部12を押圧すると、周縁部12は蓋本体1の
挿入筒部3の周面に沿って折曲されるが、折曲している
部分の外側の周縁部12は、フィルム周縁受治具22と環状
押さえ具37で弾圧して挟持しているので、周縁部12は強
く緊張した状態で挿入筒部3の周面に圧接される。
そして、筒状治具25の先端部26がなおも前進すると、
周縁部12は緊張状態でフィルム周縁受治具22と環状押さ
え具37間から引き出され、挿入筒部3の周面に沿って圧
接され、しわ等が発生することなく、蓋本体1にアルミ
ラミネートフィルム11が装着される。
〔実施例〕 第1図及び第2図は、本発明の一実施例の製造過程の
概略を示す半裁断面図である。
この実施例で使用される蓋本体1は第3図に示すよう
に、頂板2の外周端部に、円形の筒状容器15の開口部に
挿入される円形の挿入筒部3を立設し(第1図及び第2
図では蓋本体1は逆さに置いてある)、挿入筒部3の上
端部には、外方に突出するフランジ6を設け、フランジ
6の外端部には下方に折曲した折曲部7を設けて、挿入
筒部3と折曲部7間に環状凹溝8を形成した合成樹脂製
の蓋本体1である。
この蓋本体1に、合成樹脂フィルムの表面にアルミニ
ュウムをラミネートしたアルミラミネートフィルム11を
装着するには、次の如くして行う。
すなわち、この実施例は、第1図に示すように、図示
してない基台に取り付けられる受治具21を設けてあり、
この受治具21には、リング状に突出する部分が設けてあ
り、この受治具21のリング状に突出する部分は、蓋本体
1の上面側の凹部を外嵌することによって、受治具21の
表面に蓋本体1の頂板2の表面側を当接させて配置し、
そして、この蓋本体1の外周に配置して、受治具21の外
縁上に載置したフィルム周縁受治具22の内縁で、蓋本体
1の折曲部7の端面を押さえる。
次に、頂板2の内面側である上面に、アルミラミネー
トフィルム11を載置して配置すると共に、アルミラミネ
ートフィルム11の周縁部12を、蓋体体1の外周に配置し
たフィルム周縁受治具22の表面で、頂板2の上面と同一
の平面上に維持された表面に配置し、次に、フィルム周
縁受治具22と、押圧スプリング38で弾圧された環状押さ
え具37とで、アルミラミネートフィルム11の周縁部12を
弾圧して挟持すると共に、頂板2の上面のアルミラミネ
ートフィルム11は、受治具21のリング状に突出する部分
と、スプリング32で弾圧されたリング状押圧金具31で弾
圧して挟持する。
そして、環状押さえ具37の内側に配置した筒状治具25
を下降させて前進させ、筒状治具25の先端部26でアルミ
ラミネートフィルム11の周縁部12を押圧して、周縁部12
を挿入筒部3に沿って折曲し、周縁部12を挿入筒部3の
周面に圧接させる。
このとき、周縁部12の外側は、フィルム周縁受治具22
と、環状押さえ具37で弾圧して挟持しているので、周縁
部12は強く緊張した状態で挿入筒部3の周面に圧接され
る。
そして、筒状治具25の先端部26がなおも下降すると、
周縁部12は緊張状態でフィルム周縁受治具22と環状押さ
え具37間から引き出され、第2図に示すように、挿入筒
部3の周面に沿って圧接され、しわ等が発生することな
く、蓋本体1にアルミラミネートフィルム11が装着され
る。
そして、筒状治具25の先端部26の内径は、蓋体体1の
挿入筒部3の外径にアルミラミネートフィルム11の厚さ
の2倍の寸法をプラスした寸法とすることが最も好まし
い。
これは、アルミラミネートフィルム11の周縁部12を、
先端部26で環状凹溝8に押し込む際、挿入筒部3、周縁
部12、先端部26間に間隙が全く無い状態で押し込むと、
挿入筒部3の外周に装着したアルミラミネートフィルム
11の周縁部12が一層平滑になるからである。
さらに、前記の如くして、アルミラネートフィルム11
を装着した蓋本体1は、第4図に示す従来例と同様にし
て、アルミラミネートフィルム11を蓋本体1に加熱して
接着させるものである。
〔発明の効果〕
本発明は、前記の如き手段で、蓋本体1にアルミラミ
ネートフィルム11を装着し、そして、しわ等を発生させ
ずに装着できるので、精密な絞り用金型を必要とせず、
さらに、アルミラミネートフィルム11製の皿状体50等を
扱わないので製造作業がきわめて容易になった。
また、アルミラミネートフィルム11の周縁部12を、折
曲部7と環状押さえ具37で挟圧せず、フィルム周縁受治
具22と環状押さえ具37で挟持するようにしたので、蓋本
体1の頂板2の内面と折曲部7の端面の間の間隔が大き
い蓋本体1であっても、筒状治具25の先端部26による周
縁部12の折曲作業の初めから、フィルム周縁受治具22と
環状押さえ具37で周縁部12を挟持して緊張状態に保持で
き、しわ等の発生をさせずにアルミラミネートフィルム
11を挿入筒部3の全面にわたって圧接させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例の製造過程の概略
を示す半裁断面図、第3図は筒状容器にアルミラミネー
トフィルムを装着した蓋本体を嵌着した図、第4図は従
来例の製造方法を示す図、第5図は本出願人のさきの出
願の要部を示す断面図である。 1……蓋本体、2……頂板、 3……挿入筒部、6……フランジ、 7……折曲部、8……環状凹溝、 11……アルミラミネートフィルム、 12……周縁部、 21……受治具、 22……フィルム周縁受治具、 25……筒状治具、26……先端部、 37……環状押さえ具。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頂板2の外周端部に挿入筒部3を立設し、
    挿入筒部3の上端部には、フランジ6を設け、フランジ
    6の外端部には、下方に折曲した折曲部7を設けて、挿
    入筒部3と折曲部7間に環状凹溝8を形成した合成樹脂
    製蓋本体1の、頂板2内面と挿入筒部3周面に、アルミ
    ラミネートフィルム11を装着する蓋体の製造方法であっ
    て、 受治具21の表面に蓋本体1の頂板2の表面側を当接して
    配置し、頂板2の内面側にアルミラミネートフィルム11
    を配置すると共に、アルミラミネートフィルム11の周縁
    部12を、蓋本体1の外周に配置したフィルム周縁受治具
    22の表面に配置し、次に、フィルム周縁受治具22と環状
    押さえ具37でアルミラミネートフィルム11の周縁部12を
    弾圧して挟持すると共に、環状押さえ具37の内側に配置
    した筒状治具25を前進させて、先端部26でアルミラミネ
    ートフィルム11の周縁部12を押圧して折曲し、周縁部12
    を蓋本体1の挿入筒部3の周面に圧接させ、アルミラミ
    ネートフィルム11を頂板2と挿入筒部3に装着する蓋体
    の製造方法。
JP9392389A 1989-04-13 1989-04-13 蓋体の製造方法 Expired - Fee Related JP2694006B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9392389A JP2694006B2 (ja) 1989-04-13 1989-04-13 蓋体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9392389A JP2694006B2 (ja) 1989-04-13 1989-04-13 蓋体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02274335A JPH02274335A (ja) 1990-11-08
JP2694006B2 true JP2694006B2 (ja) 1997-12-24

Family

ID=14095970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9392389A Expired - Fee Related JP2694006B2 (ja) 1989-04-13 1989-04-13 蓋体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2694006B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02274335A (ja) 1990-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5156273A (en) Stackable composite lid and container arrangement
JP2694006B2 (ja) 蓋体の製造方法
JP2703030B2 (ja) 蓋体の製造方法
JPS62193907A (ja) 容器のシール装置
US4484964A (en) Method of providing a seal between can end plate and can barrel
JPH06179462A (ja) チューブ容器と頭部アルミ芯材の成形方法
ES2031935T3 (es) Procedimiento para la fabricacion de una lata de embuticion de chapa.
RU97106786A (ru) Способ изготовления консервной банки
JP2897339B2 (ja) 口栓固着装置
CA2192572A1 (en) Method and apparatus for forming seal portion of laminated aluminum tube
JPH08151041A (ja) 巻締容器
JP2806995B2 (ja) 熱プレス装置
JPH10263716A (ja) 中空パネル状製品素材の二枚同時絞り方法およびそれに使用するプレス装置並びに中空インシュレータ
JP3483587B2 (ja) アルミラミネート薄板製小型容器とその成形方法
JPS61143119A (ja) 押出しチユ−ブの胴部と肩部の溶着方法
JPH0433733A (ja) 端部を強化した缶蓋の成形方法
JPH01249231A (ja) 缶の成形方法
JPH0763786B2 (ja) 二重缶の製造方法
JP2598295B2 (ja) 樹脂パイプの端末に多角形フランジを形成する方法
JP2926130B2 (ja) 高周波溶着装置
KR870001274B1 (ko) 용기본체
JP2795679B2 (ja) 電子部品搬送体の底材およびその製造方法
JPS6297723A (ja) 密閉缶の製缶方法
JPH0794275B2 (ja) 密封容器の製造方法
JP2803878B2 (ja) 複合容器およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees