JP3936114B2 - 二重容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、保形性を有する紙製の外側容器と、該外側容器の内部に収納されブロー成形により成形された超薄肉のプラスチック製の内側容器とから成る二重容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、各種液体を収納する容器として、ポリオレフィン樹脂、PET等硬質の合成樹脂により成形された保形性を有するプラスチック製容器は広く使用されている。
しかし、近年、廃棄物の増加などから環境問題への関心が高まる中、ブロー成形された薄肉のプラスチック製内側容器と該内側容器を補強するための紙製の外側容器とを組み合わせて複合容器とすることにより、樹脂材料の節減および廃棄物の減容化を図った四角形筒状の複合容器が提案されている(例えば、特開平8−133337号公報、特開平10−72062号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の四角形筒状の複合容器は、内側容器の口部が四角形筒状の複合容器の上面から出ているので、容器を陳列するときや輸送するときに、スペースを有効に利用した積み重ねができないという問題点があった。
【0004】
本発明は、上記の問題点を解決することを課題として、保形性を有する紙製の外側容器と、該外側容器の内部に収納されブロー成形された超薄肉のプラスチック製の容器とから成る二重容器であって、陳列および輸送時に積み重ねにスペースをとらない二重容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、二重容器として、紙製の外側容器と該外側容器の内部に収納されたブロー成形された超薄肉のプラスチック製の内側容器から成る二重容器であって、内側容器は、口部と胴部と底部とを具え、PETにより、容器の単位容量当たりのプリフォームの樹脂量が、0.004g/ml〜0.025g/mlの範囲、または、PPにより、容器の単位容量当たりのプリフォームの樹脂量は0.01g/ml〜0.024g/mlの範囲で成形され、胴部および底部が薄肉のフィルムとなっており、外側容器は、底板と側板と上板とからなり、外側容器の上板は、内側容器を把持するための支持板と、側板に連設された傾斜板とを具えており、支持板の中央部には、内側容器の口部に係合する係止片が配設され、傾斜板が、側板との接続端縁を軸線として廻動されることによって、支持板は上位置と下位置に移動可能とされており、内側容器の口部に被嵌したキャップ上面が外側容器の上面より上下出没自在になっていることを特徴とする構成を採用する。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1において、Aは保形性を有する筒状の紙製外側容器、Bは該外側容器A内に収納されブロー成形された超薄肉のプラスチック製内側容器である。
【0007】
図1〜3に示すように、外側容器Aは、底板1と4つの側板2a,b,c,dと上板3とから組み立てられている。
底板1の三つの端縁にはのり代4が付設され、側板2aの端縁にはのり代5が敷設されており、該のり代4,5に塗布させた接着剤により底板1と四つの側板2が接着され、四角形の筒を形成するようにしている。
【0008】
側板2c、または他の側板の一つには、内側容器Bの内容液を見ることができるように透孔6が穿設されている。
上板3は、中央に位置する内側容器Bを支持するための支持板7とその両側の傾斜板8a,bとからなり、その境界には、折曲げ部9a,bが形成されている。
【0009】
傾斜板8bの端縁には、のり代10が付設され、該のり代10に塗布された接着剤により対向する側板2aの上端に接着されるようになっている。
傾斜板8a,8bは、それぞれ接合する側板2a,2cの上端縁を軸として反転し、支持板7を上下に平行移動させ、所定の上位置と下位置に維持されるようにしている。
支持板7の中央には、挿通孔11が穿孔され、その周縁から放射状に所定の円周まで延びる多数のスリット12が設けられている。
スリット12により、その放射端部を基端とする多数の係止片13が形成されている。
【0010】
内側容器Bは、PP、PET等を素材樹脂として二軸延伸ブロー成形によって成形され、口部20と肩部21と超薄肉の胴部22と底部23からなっている。
口部20の外周には、ねじ24、ネックリング25が設けられており、口部20は、ネックリング25の下方から所定の距離をおいて肩部21に続いている。
【0011】
容器口部20と支持板7の係止片13との関係は、係止片13の基端となる円周がネックリング25の円周よりやや拡径されており、挿通孔11の径は、口部20の外周にほぼ一致している。
容器口部20が挿通孔11に嵌挿されるときには、係止片13が広げられることによってネックリング25を通り抜けさせ、次いで、係止片13の先端が口部20のネックリング25の下側に係合して容器口部20を把持するようになっている。
【0012】
キャップCは、公知のねじ式キャップで、頂壁26と側周壁27とからなり、側周壁27内周には口部20のねじ24に螺合するねじが螺設されている。
【0013】
次に、内側容器Bの成形について説明すると、内側容器Bは、PET、PP等を素材とし、射出成形により成形されたプリフォームを用いて、二軸延伸ブローによって成形され、PETの場合には、容器の単位容量当たりのプリフォームの樹脂量は、本発明の実施例では、0.004g/ml〜0.025g/mlの範囲で成形され、胴部22および底部23は、薄肉のフィルムとなっている。
【0014】
PPの場合、実施例では、容器の単位容量当たりのプリフォームの樹脂量は0.01g/ml〜0.024g/mlの範囲で成形され、胴部22と底部23はかなり薄肉のフィルムとなっている。
【0015】
外側容器Aと内側容器Bの組合せ方法について説明する。
外側容器Aは、その底板1と側板2とを接合して筒状容器を形成し、内側容器Bはブロー成形する。
次いで、内側容器Bの容器口部20を外側容器Aの支持板7の内側から挿通孔11に嵌挿して、係止片13をネックリング25の下側に係合させることによって口部20を支持板7に把持させた後、上板3の傾斜板8bを、側板2aの上端に接着することによって、二重容器が組み立てられる。
【0016】
また、別の組合せ方法として、外側容器Aを内側容器Bの成形前に成形金型内に予め挿入しておき、挿入状態で内側容器Bのブロー成形を行い、そのブロー成形と同時に外側容器Aとを接着する方法を採用してもよい。
【0017】
次に、本発明容器の使用態様について説明する。
本発明の二重容器に内容液を充填するときには、図2のように、外側容器Aの上板3の支持板7を上昇させ、上板3が山型状とした状態で行う。
所定量の内容液を充填した後、図4に示すように、支持板7を下降させ上板3を谷型状とし、その状態でキャップCを被嵌する。
その際、容器口部を押し下げると、傾斜板8が湾曲して廻動反転し、支持板7は容易に下降させることができる。
容器口部の下降位置では、キャップCの頂壁26は外側容器Aの上面より突出しない状態となり、その状態で二重容器の包装、函詰めが行われて、出荷され、店頭に陳列される。
【0018】
二重容器の使用時には、包装を解いて、キャップCをわずかに開蓋して密封状態を解き、キャップCをつかんで容器口部20を引き上げると、支持板7が上昇し、傾斜板8が湾曲して廻動反転し、上板3上面を山型状に突出させる。
そして、容器の口部20は、上板3の支持板7に保持されているので、口部を安定させることができ、外側容器Aを把持して内容液を注出することができる。
【0019】
前記実施形態では、二重容器の断面を四角形としたが、六角形、または八角形とすることもできる。
その場合、上板は、対向する側板との間に張設された長方形の上板とする。
例えば、六角形の場合には、上板3の支持板7と傾斜壁8を、図5に示すような形状にすることができる。
六角形にした場合は、函詰めに当たって積載効率を高めることができる。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
本発明の二重容器は、外側容器によって補強されており、十分な保形性を備えているので、内側容器であるプラスチック製容器の肉厚を超薄肉のフィルム状にでき、廃棄の際に処理すべきプラスチック量を少なくすることができる。
【0021】
また、外側容器の上板の傾斜壁を反転させ、上板を谷型状にすることによって内側容器の口部に被嵌したキャップ上面が外側容器の上面より突出させないようにしたので、陳列又は輸送時に積み重ねが容易にでき、スペースの無駄をなくすことができる。
【0022】
詰め替え用容器として用いるときには、口部を安定させることができるので、内容液の移し替えが容易にできる。
また、一つの側板に透孔を設けているから、使用中、或いは内容液の移し替えにあたって、残っている内容液を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二重容器の斜視図である。
【図2】二重容器の一部断面正面図である。
【図3】外側容器の展開図である。
【図4】二重容器の輸送および陳列時の状態を示す図1のA−A線における一部断面正面図である。
【図5】別実施形態の説明図である。
【符号の説明】
A 外側容器
B 内側容器
C キャップ
1 底板
2a,b,c,d 側板
3 上板
6 透孔
7 支持板
8a,b 傾斜板
9a,b 折曲げ部
11 挿通孔
12 スリット
20 口部
21 肩部
22 胴部
23 底部
24 ねじ
25 ネックリング
26 頂壁
27 側周壁

Claims (2)

  1. 紙製の外側容器と該外側容器の内部に収納されたブロー成形された超薄肉のプラスチック製の内側容器から成る二重容器であって、
    内側容器は、口部と胴部と底部とを具え、PETにより、容器の単位容量当たりのプリフォームの樹脂量が、0.004g/ml〜0.025g/mlの範囲、または、PPにより、容器の単位容量当たりのプリフォームの樹脂量は0.01g/ml〜0.024g/mlの範囲で成形され、胴部および底部が薄肉のフィルムとなっており、
    外側容器は、底板と側板と上板とからなり、
    外側容器の上板は、内側容器を把持するための支持板と、側板に連設された傾斜板とを具えており、
    支持板の中央部には、内側容器の口部に係合する係止片が配設され、
    傾斜板が、側板との接続端縁を軸線として廻動されることによって、支持板は上位置と下位置に移動可能とされており、
    内側容器の口部に被嵌したキャップ上面が外側容器の上面より上下出没自在になっていることを特徴とする二重容器。
  2. 外側容器の一つの側板に、透孔が穿設されていることを特徴とする請求項1記載の二重容器。
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