JP3494643B1 - キャップを有する飲料容器 - Google Patents

キャップを有する飲料容器

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JP3494643B1 JP2002377936A JP2002377936A JP3494643B1 JP 3494643 B1 JP3494643 B1 JP 3494643B1 JP 2002377936 A JP2002377936 A JP 2002377936A JP 2002377936 A JP2002377936 A JP 2002377936A JP 3494643 B1 JP3494643 B1 JP 3494643B1
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Abstract

【要約】 【課題】 容器本体を直立させた状態で飲料を飲用可能
であるとともに、容易にかつ衛生的に飲料の注入、注出
が可能なストロー付キャップを有する飲料容器を提供す
る。 【解決手段】 使用者が飲料を吸引する際には、容器本
体101にキャップ103が螺入され、これにより容器
本体側ストロー102のキャップ側端102aがキャッ
プ側ストロー104の容器本体側端104bに嵌入され
る。そして、この状態では、容器本体側ストロー102
とキャップ側ストロー104との間が密封される。一
方、容器本体101に飲料を注入等する際には、キャッ
プ103が容器本体101から取り外され、これにより
容器本体側ストロー102とキャップ側ストロー104
とが分離される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキャップを有する飲
料容器に係わり、特に、容器本体を直立させた状態で飲
料を飲用可能であるとともに、容易にかつ衛生的に飲料
の注入、注出が可能なキャップを有する飲料容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、飲料容器のうち、ペットボトルと
通称されているポリエチレンテレフタレート製の容器
は、水やジュース等の各種飲料を収容する容器として広
く使用されている。ここに、従来のペットボトルの概略
構成図を図9に示す。
【0003】図9において、ペットボトル10は、所定
容量の飲料を収容可能な形状に成型された容器本体1
と、この容器本体1を密閉するためのキャップ2とから
構成されている。そして、この容器本体1には、口部1
aが開口されているとともに、この口部1aの外周面側
にオネジ1bが螺刻されている。これに対して、キャッ
プ2の内周面側には、オネジ1bに螺合可能なように形
成されたメネジ(図示略)が螺刻されている。
【0004】かかる構成において、ペットボトル10の
使用者が、容器本体1に収容された飲料を飲む際は、ペ
ットボトル10からキャップ2を外して容器本体1を手
で把持し、これを逆さ等にすることで口部1aから直接
飲料を飲用する。また、使用者がペットボトル10を携
帯等する際は、キャップ2を口部1aに螺合させること
で容器本体1を密閉し、これを携帯する。さらに、この
ペットボトル10に飲料を注入したり、コップ等に注出
する際は、キャップ2を外した後、口部1aから飲料を
注ぎ入れたり、注ぎ出したりする。
【0005】このことにより、容器本体1に収容した飲
料を漏らすことなくペットボトル10を携帯可能である
とともに、容易に飲料を飲用可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ペットボトル10では、容器本体1を逆さ等にしないと
飲料を飲用することができないため、これが困難なほど
に狭い場所(例えば、混雑した電車の中等)において
は、飲料を飲むことが困難であった。また、一般的にペ
ットボトルとして使用される容量は、数百ミリリットル
から数リットルと幅が広く、特に、ペットボトル10の
容量が大きい場合には、容器本体1を把持しつつ、これ
を逆さ等にして飲料を飲用するのは困難であった。
【0007】さらに、従来のペットボトル10では、飲
料を飲用する際に直接口部1aに口を当てつつ飲料を飲
用するため、この口部1a付近に菌が繁殖し易く、さら
には、この口部1aに繁殖した菌が容器本体1内に混入
してしまうおそれがあった。その一方で、近年、キャッ
プに(単に)長いストローを取り付けた構造を有するペ
ットボトルも存在するが、この種のペットボトルは、飲
料の注入、注出の際に長いストローが邪魔になり、これ
らの作業を行うのが面倒であった。
【0008】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたもので、容器本体を直立させた状態で飲料を飲用
可能であるとともに、容易にかつ衛生的に飲料の注入、
注出が可能なキャップを有する飲料容器を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、飲料
を収容する容器本体と、該容器本体に挿入される容器本
体側ストローと、該容器本体側ストローを前記容器本体
に内包させつつ、該容器本体側ストローを前記容器本体
の内面側から支持する支持部材と、前記容器本体の口部
に螺合可能なキャップと、該キャップの上蓋部に貫通固
定され、該キャップが前記容器本体の口部に螺合された
とき前記容器本体側ストローと連絡されかつ該容器本体
側ストローとの境目が密封されるキャップ側ストロー
と、該キャップ側ストローの一端を封止可能な封止手段
とを備えて構成した。
【0010】飲料容器の使用者が容器本体に収容した飲
料を飲用する際には、キャップ側ストローを吸引する。
このとき、容器本体側ストローとキャップ側ストローと
の間は、キャップが容器本体の口部に螺合されたときに
連絡されかつ密封されるため、キャップ側ストローを吸
引した吸引力が外部に漏れることはない。
【0011】このことにより、容器本体を逆さにしない
と飲料を飲めない場所においても、飲料を飲むことが可
能となる。また、飲料容器が大容量であっても、これを
傾斜させることなく、飲料を飲用することが可能とな
る。さらに、飲料を飲用する際に直接口を付けるのは、
キャップ側ストローのみであるため、従来の飲料容器が
口部全体に口を当てていたのに比べて、菌が繁殖し難
く、容器本体内に菌が混入するのを未然に防ぐことが可
能となる。
【0012】なお、容器本体側ストローとキャップ側ス
トローとの間が連絡されかつ密封されるように、容器本
体側ストローとキャップ側ストローとが密嵌されるよう
にしても良いし、容器本体側ストローとキャップ側スト
ローとが螺合されるようにしても良い。また、封止手段
は、キャップ側ストローの一端の形状に合致するように
成型されたフタであっても良いし、キャップ側ストロー
の一端付近を折り曲げるためのクリップ等であっても良
い。
【0013】また、本発明は、前記キャップの上蓋部を
貫通する空気孔と、前記封止手段に連結され又は前記封
止手段に直接形成され、かつ前記封止手段により前記キ
ャップ側ストローが封止された状態で、前記空気孔を封
止する空気孔封止手段とを備えて構成した。
【0014】キャップには空気孔が設けられているた
め、飲用の際に飲料を多量に吸引しても、すぐに容器本
体内部の圧力と外気圧との圧力差を無くすことができ
る。このことにより、飲料の飲用が容易になる。また、
キャップ側ストローを封止した際に、封止手段に連結さ
れ又は封止手段に直接形成された空気孔封止手段により
空気孔も封止可能であるため、この状態で飲料容器を逆
さ等にしても、キャップ側ストローや空気孔からの飲料
が流出することはなくなる。従って、飲料容器の携帯が
可能となる。
【0015】さらに、本発明は、前記容器本体の内面側
において、前記支持部材が取り付けられた部分には、前
記飲料の注入及び注出が可能な通路が形成されているこ
とを特徴とする。
【0016】容器本体側ストローは、飲料の注入及び注
出が可能な通路を有する支持部材により支持されてい
る。そのため、飲料を容器本体の内部あるいは外部に注
入、注出させる際に、飲料がこの支持部材において何ら
詰まることはない。また、容器本体側ストローとキャッ
プ側ストローとは分離しているため、飲料の注入、注出
の際に、キャップに容器本体側ストローが付随して来る
ことはなくなる。
【0017】このことにより、飲料の注入、注出を容易
に行うことが可能となる。また、飲料の注入、注出の際
にストローを外部に接触させることがなくなるため、こ
れらの作業を衛生的に行うことが可能となる。
【0018】さらに、本発明は、飲料を収容する容器本
体と、該容器本体に挿入される容器本体側ストローと、
該容器本体側ストローの一端を前記容器本体から突出さ
せつつ、該容器本体側ストローを前記容器本体の内面側
かつ該容器本体の口部先端から所定深さの位置で支持す
る支持部材と、前記容器本体の口部に螺合可能であり、
かつ該螺合した状態で前記容器本体側ストローの一端を
封止するキャップとを備え、前記容器本体の内面側にお
いて、前記支持部材が取り付けられた部分には、前記飲
料の注入及び注出が可能な通路が形成されていることを
特徴とする。
【0019】飲料容器の使用者が容器本体に収容した飲
料を飲用する際には、容器本体側ストローを吸引する。
このとき、容器本体側ストローの一端は、容器本体から
突出しているため、これを吸引することができる。この
ことにより、容器本体を直立させた状態で飲料を飲用す
ることができる。従って、飲料容器の製造過程におい
て、作製容易な容器本体及びキャップの構成を選択可能
となる。また、容器本体側ストローは、容器本体の内面
側かつこの容器本体の口部先端から所定深さの位置で、
飲料の注入及び注出が可能な通路を有する支持部材によ
り支持されている。そのため、飲料を容器本体の内部あ
るいは外部に注入、注出させる際に、飲料がこの支持部
材において何ら詰まることはない。このことにより、飲
料の注入、注出を容易に行うことが可能となる。
【0020】さらに、本発明は、前記容器本体側ストロ
ーの内面又は前記キャップ側ストローの内面に取り付け
られた弁体を備えたキャップを有する飲料容器であっ
て、前記弁体は、前記容器本体側ストロー又は前記キャ
ップ側ストローを自然状態で閉とし、かつ前記容器本体
側ストローの吸引又は前記キャップ側ストローの吸引に
より開とすることを特徴とする。
【0021】使用者が容器本体に収容した飲料を吸引す
る際には、容器本体側ストロー又はキャップ側ストロー
を吸引する。このとき、容器本体側ストロー又はキャッ
プ側ストローに取り付けられた弁体は、容器本体側スト
ロー又はキャップ側ストローを吸引することで開とな
る。そのため、使用者は飲料を飲用できる。一方、この
飲用可能な状態で、一時的に飲用を休止する際には、自
然状態となって弁体が閉となる。そのため、容器本体側
ストロー又はキャップ側ストローから菌が混入し難くな
る。このことにより、飲料容器の内部で菌の繁殖を未然
に防止することができる。
【0022】
【0023】
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態につ
いて説明する。本発明の第1実施形態であるペットボト
ルの概略構成図を図1に、また図1中の縦断面図を図2
に示す。なお、図2(a)は、図1中のA−A矢視線
(口部付近のみの)部分拡大断面図であり、図2(b)
は、図1中のB−B矢視線拡大断面図であり、図2
(c)は、図1中のC−C矢視線拡大断面図であり、図
2(d)は、図1中のD矢視線拡大図である。
【0025】図1、図2において、ペットボトル100
は、容器本体101と、キャップ103と、フタ105
とから構成されている。ここに、容器本体101は、ポ
リエチレンテレフタレート製となっており、この容器本
体101は、略円筒状に成型されるとともに、所定容量
の飲料を収容可能なように、その一方の口が下底部10
1eとして閉じられている。また、その他方の口は、容
器本体101をその軸方向上側(図中紙面に対して上
側)に所定の内径を有するように絞り込みつつ(この絞
り込んだ部分を首部101cという)、この首部101
cに連続して容器本体101の軸方向上側に高さH1だ
け延長した(この延長した部分を口部101aという)
形状を有している。そして、この口部101aの外周面
側には、口部101aの軸方向上側の先端から首部10
1c付近まで、オネジ101b(有効径をD1とする)
が刻設されている。
【0026】一方、容器本体101の内周面側には、3
本の棒状の支持部材101dが取り付けられている。そ
して、これらの支持部材101dは、それぞれの一端が
口部101aと首部101cとの境界線付近の内周面側
に互いにおよそ120°の間隔を隔てて固着されている
とともに、この支持部材101dの長手方向が容器本体
101の径方向と一致するように、その位置調整が行わ
れている。
【0027】また、このような容器本体101には、3
本の支持部材101dの他端において(共同して)支持
される容器本体側ストロー102が内包されている。こ
のとき、この容器本体側ストロー102は、それぞれの
支持部材101dの他端に直接固着されており、この容
器本体側ストロー102の一端であるキャップ側端10
2aが、容器本体101の中心軸上に位置するようにな
っている。また、容器本体側ストロー102は、このキ
ャップ側端102aが、容器本体101でオネジ101
bが螺刻された部分の中程に位置するように、その軸方
向の位置調整が行われている。
【0028】ただし、後述するキャップ側ストロー10
4が取り付けられる位置との関係によっては、キャップ
側端102aがオネジ101bの形成される部分よりも
軸方向の下方向側の位置に調整されても良く、また、口
部101aより突出していても良い。また、支持部材1
01dは、3本の棒状の部材からなるとして説明してき
たが、これに限定されるものではない。さらに、容器本
体側ストロー102は、支持部材101dの他端に直接
固着される場合に限られず、例えば、支持部材101d
の他端に図示しない円環状の部材を予め固着して、この
円環状の部材の内面に容器本体側ストロー102が固着
されるようにしても良い。
【0029】ここに、容器本体側ストロー102のキャ
ップ側端102aは、後述するキャップ側ストロー10
4と密嵌し合う部分となっている。そのため、キャップ
側端102a付近の形状は、このキャップ側ストロー1
04に嵌入され易いように、キャップ側端102aに向
けて、容器本体側ストロー102の内径R2が若干絞ら
れたテーパー状の形状を有している。また、このキャッ
プ側端102a付近の材料は、容器本体側ストロー10
2が後述するキャップ側ストロー104に密嵌され易い
ように硬化されたものとなっている。
【0030】一方、この容器本体側ストロー102の他
端である下底部側端102bは、容器本体101に収容
される飲料側の部分となっている。そのため、下底部側
端102b付近の形状は、使用者が飲料を飲用し易いよ
うに、下底部側端102bに向けて、斜めに切断された
形状を有している。
【0031】さらに、容器本体側ストロー102の内径
R2の大きさは(キャップ側端102a付近を除き)一
様であり、一般的なストローと同程度の大きさとなって
いる。そのため、内径R2は、通常2.0mm〜8.0
mm程度となっている。また、容器本体側ストロー10
2の長さL2は、容器本体101の軸方向長さ(すなわ
ち、容器本体101の高さ)と同程度の長さとなってい
る。そして、この長さL2は、容器本体側ストロー10
2が支持部材101dに固着された際に、下底部側端1
02bが容器本体101の下底部101e全体に届く程
度の長さとなっている。
【0032】なお、この容器本体側ストロー102に
は、容器本体側ストロー102自身が容器本体101内
部で折れ曲がったときに詰まってしまわないように、適
当な場所に蛇腹構造が設けられていても良い。一方、キ
ャップ103は、硬化プラスティック製等となってい
る。そして、このキャップ103は、容器本体101の
口部101aに合致し得るように円筒状に成型されると
ともに、その一方の口が上蓋部103aとして閉じられ
ている。
【0033】そして、このキャップ103の内周面側に
は、メネジ103b(有効径をD3とする)が刻設され
るとともに、この有効径D3が、口部101aに刻設さ
れたオネジ101bの有効径D1と一致している。ま
た、キャップ103の軸方向長さである高さH3は、容
器本体101の口部101aの高さH1と同等もしくは
これより長くなっており、キャップ103が容器本体1
01の口部101aに完全に螺合可能となっている。
【0034】さらに、このキャップ103の上蓋部10
3aの径方向中程の位置には、所定の内径を有しつつ、
上蓋部103aを貫通する空気孔103cが形成されて
いる。そして、この空気孔103cは、使用者が飲料を
多量に吸引する際に生じる内部の圧力と外気圧との間の
圧力差をなくすためのものとなっている。
【0035】さらに、キャップ103の上蓋部103a
の中心には、この上蓋部103aを貫通するストロー孔
103dが設けられており、このストロー孔103dに
キャップ側ストロー104が貫挿されるようになってい
る。このとき、キャップ側ストロー104は、ストロー
孔103d内に密着されて固定されるとともに、その一
端であるフタ側端104aが上蓋部103aから軸方向
に高さH4だけ突出し、また、キャップ側ストロー10
4の他端である容器本体側端104bが、キャップ10
3の中心軸上に位置するようになっている。
【0036】そして、キャップ側ストロー104は、こ
の容器本体側端104bが、キャップ103でメネジ1
03bが螺刻された部分の中程に位置するように、その
軸方向の位置調整が行われている。これにより、キャッ
プ103を床等においた場合にも、容器本体側端104
bが外部と接触することがなくなり、衛生的となってい
る。
【0037】ここに、キャップ側ストロー104の容器
本体側端104bは、容器本体側ストロー102と密嵌
し合う部分となっている。そのため、この容器本体側端
104b付近の材料は、容器本体側ストロー102がキ
ャップ側ストロー104に嵌入し易いように、また嵌入
した部分が密封され易いように、多少軟化されたものと
なっており、例えば、ゴムや軟化樹脂等となっている
(図示略)。ただし、容器本体側端104bに容器本体
側ストロー102が嵌入される際に折れ曲がってしまわ
ない程度の硬さは必要である。
【0038】一方、このキャップ側ストロー104のフ
タ側端104aは、ペットボトル100の使用者が、容
器本体101に収容された飲料を吸引するための部分と
なっている。そのため、このフタ側端104a付近の材
料は、使用者が飲料を吸引し易いように硬化されたもの
となっており、例えば、硬化プラスティック等となって
いる。また、必要に応じて、キャップ側ストロー104
の内径R4が若干絞られたテーパー状の形状を有してい
ても良い(図示略)。
【0039】さらに、キャップ側ストロー104がスト
ロー孔103dに固定される部分よりもフタ側端104
a側の外周面側には、オネジ104c(有効径をD4と
する)が刻設されている。そして、このオネジ104c
は、キャップ側ストロー104とストロー孔103dか
らフタ側端104aに向けて、キャップ側ストロー10
4が上蓋部103aから突出した長さである高さH4の
3分の1程度の位置まで、形成されている。また、キャ
ップ側ストロー104の内径R4の大きさは、容器本体
側ストロー102と同様に一様であり、また一般的なス
トローと同程度の大きさとなっている。そのため、内径
R4は、通常2.0mm〜8.0mm程度となってい
る。
【0040】ただし、容器本体側ストロー102がキャ
ップ側ストロー104に嵌入した際に、容器本体側スト
ロー102とキャップ側ストロー104との境目を密封
し易いよう、容器本体側ストロー102の内径R2が、
キャップ側ストロー104の内径R4よりも若干大きく
なっていることが望ましい。すなわち、キャップ側スト
ロー104の容器本体側端104b付近は軟化されてい
るため、容器本体側ストロー102の内径R2が多少大
きくても、キャップ側ストロー104が破損等するおそ
れはないからである。
【0041】さらに、キャップ側ストロー104の長さ
L4は、キャップ側ストロー104自体がストロー孔1
03dに固定された際に、上蓋部103aから突出した
高さH4が、使用者が吸引し易い程度の長さ(例えば
2.0cm程度)となっていることが望ましい。
【0042】続いて、フタ105は、硬化プラスティッ
ク製等となっている。そして、このフタ105は、キャ
ップ側ストロー104のフタ側端104a付近の形状に
合致し得るように円筒状に成型されるとともに、その一
方の口が上蓋部105aとして閉じられている。
【0043】そして、このフタ105の内周面側には、
メネジ105b(有効径をD5とする)が刻設されると
ともに、この有効径D5が、キャップ側ストロー104
に刻設されたオネジ104cの有効径D4と一致してい
る。また、キャップ103の軸方向の長さである高さH
5は、キャップ側ストロー104がキャップ103から
突出する高さH4と同等となっており、フタ105がキ
ャップ側ストロー104のオネジ104cに完全に螺合
可能となっている。
【0044】また、フタ105の外周面側には、連結部
材106aを介して、封止部材106が取り付けられて
いる。ここに、この封止部材106は、ゴム製等であ
り、また小型の円柱型を有している。そして、封止部材
106の外径は、キャップ103に設けられた空気孔1
03cの内径と一致又はこれより若干大きくなってお
り、この封止部材106を空気孔103cに挿入するこ
とで、空気孔103cを塞ぐことができるようになって
いる。さらに、連結部材106aは、フタ105がキャ
ップ側ストロー104と螺合した状態で、封止部材10
6で空気孔103cを塞ぐことができる程度の長さを有
している。
【0045】かかる構成において、ペットボトル100
の使用者は、容器本体101に収容した飲料を吸引す
る。このペットボトルを吸引する際の様子を示した図を
図3に示す。なお、図3(a)は、ペットボトル拡大構
成図であり、図3(b)は、図3(a)中のE−E矢視
線断面図である。
【0046】図3において、ペットボトル100の容器
本体101には、すでに飲料が収容されている(図示
略)。そして、この容器本体101の口部101aに設
けられたオネジ101bとキャップ103に設けられた
メネジ103bとは、互いに同じ有効径D1、D3を有
しているため、オネジ101bとメネジ103bとは螺
合して、口部101aがキャップ103に螺入されるよ
うになっている。
【0047】さらに、このように口部101aがキャッ
プ103に螺入された状態では、容器本体101の中心
軸とキャップ103の中心軸とが一致し、かつ、容器本
体側ストロー102のキャップ側端102aがテーパー
状になっているため、容器本体側ストロー102のキャ
ップ側端102aがキャップ側ストロー104の容器本
体側端104bに嵌入している。そして、さらに、容器
本体側ストロー102の内径R2がキャップ側ストロー
104の内径R4より若干大きくなっているため、容器
本体側ストロー102がキャップ側ストロー104に嵌
入した状態では、互いが密封して接続されるようになっ
ている。
【0048】この場合において、使用者が容器本体10
1に収容した飲料を吸引する際には、容器本体101を
およそ直立させた状態でキャップ側ストロー104のフ
タ側端104aを吸引する。この際、容器本体側ストロ
ー102とキャップ側ストロー104とは密嵌されてい
るため、キャップ側ストロー104を吸引しても、その
吸引力が空気孔103cから漏れることはない。そのた
め、使用者は、飲料を飲むことができる。
【0049】このことにより、容器本体101を逆さに
しないと飲料を飲めない場所においても、飲料を飲むこ
とが可能となる。また、ペットボトル100が大容量で
あっても、これを把持するだけで逆さ等にすることな
く、飲料を飲用することが可能となる。さらに、飲料を
飲用する際に直接口を付けるのは、キャップ側ストロー
104のフタ側端104aのみであるため、従来のペッ
トボトル10が口部1a全体に当てていたのに比べて、
菌が繁殖し難く、容器本体101内に菌が混入するのを
未然に防ぐことが可能となる。
【0050】そしてまた、キャップ103には空気孔1
03cが設けられているため、飲料を多量に吸引したこ
とによって容器本体101内部の圧力が低下しても、す
ぐに外気圧と同等にすることができ、飲料の飲用が容易
になる。
【0051】一方、ペットボトル100の使用者は、容
器本体101に飲料を収容した状態で、このペットボト
ル100を携帯する。このペットボトルを携帯する際の
様子を示した図を図4に示す。なお、図4(a)は、ペ
ットボトル拡大構成図であり、図4(b)は、図4
(a)中のF−F矢視線断面図である。また、図3と同
一要素のものについては同一符号を付して説明は省略す
る。
【0052】図4において、(図3の)飲料を吸引可能
な状態に加えて、キャップ側ストロー104のフタ側端
104aがフタ105に螺入され、このフタ側端104
aが封止されている。また、キャップ側ストロー104
が、フタ105に螺入された状態において、この封止部
材106が、空気孔103cを封止するようになってい
る。
【0053】この場合において、使用者がペットボトル
100を携帯する際には、キャップ側ストロー104が
フタ105により封止され、かつ空気孔103cが封止
部材106により封止されるため、キャップ側ストロー
104及び空気孔103cからの飲料が流出することは
ない。このことにより、ペットボトル100の携帯が可
能となる。また、この携帯した状態で、キャップ側スト
ロー104のフタ側端104aが外部と接触しないた
め、フタ側端104aにおける菌の繁殖を防ぐことがで
きる。
【0054】さらに、ペットボトル100の使用者は、
容器本体101に飲料を注入する。このペットボトルに
飲料を注入する際の様子を示した図を図5に示す。な
お、図3と同一要素のものについては同一符号を付して
説明は省略する。図5において、(図3の)飲料を吸引
可能な状態に対して、キャップ103が外されている。
そして、この状態において、飲料を多量に貯蓄する貯蓄
容器150から、容器本体101の口部101aへ飲料
が注がれている。
【0055】この場合において、容器本体側ストロー1
02は、棒状の支持部材101dにより支持されている
ため、支持部材101dが取り付けられた部分の支持部
材101d以外の部分を通って、何ら詰まることなく容
器本体101の内部に飲料が注入される。
【0056】さらに、容器本体側ストロー102とキャ
ップ側ストロー104とは分離するため、(当然に)キ
ャップ103に容器本体側ストロー102が付随して来
ることはなくなる。従って、ストローを有しない従来の
ペットボトル10に飲料を注入するのと同様の方法によ
り、ペットボトル100に口部101aから飲料を注入
することが可能となる。
【0057】なお、このことは、ペットボトル100へ
飲料を注入する場合だけでなく、ペットボトル100か
ら飲料を注出する場合も同様である。このことにより、
飲料の注入、注出の際に、取り外したキャップ103に
容器本体側ストロー102が付随して来ることがないた
め、飲料の注入、注出を容易に行うことが可能となる。
また、飲料の注入、注出の際にストローを外部に接触さ
せることがなくなるため、これらの作業を衛生的に行う
ことが可能となる。
【0058】以上により、ペットボトル100は、容器
本体101を直立させた状態で飲料を飲用可能であると
ともに、容易にかつ衛生的に飲料の注入、注出が可能と
なる。
【0059】なお、本実施形態において、容器本体10
1は、ポリエチレンテレフタレート製であるとして説明
してきたが、これに限られず、アルミ製、鉄製等のカン
でも良く、ガラス製の瓶等に応用されても良い。また、
本実施形態において、フタ105の外周面側には、連結
部材106aを介して、封止部材106が取り付けられ
ているとして説明してきたが、これに限られない。すな
わち、連結部材106a及び封止部材106を備えず
に、フタ105のキャップ103側の口付近に直接ゴム
製の部材等を取り付けて、これにより、フタ105をキ
ャップ103に螺合させる際に、空気孔103cを同時
に封止可能なように構成しても良い。
【0060】さらに、本実施形態においては、フタ10
5によりキャップ側ストロー104を封止するものとし
て説明してきたが、これに限られず、例えば、キャップ
側ストロー104自体を折り曲げて、これをクリップ等
で挟むことによりキャップ側ストロー104を封止して
も良い。また、本実施形態においては、容器本体側スト
ロー102とキャップ側ストロー104とは密嵌される
ものとして説明してきたが、これに限られない。すなわ
ち、容器本体側ストロー102とキャップ側ストロー1
04とは螺合されても良い(図示略)。
【0061】この場合、容器本体側ストロー102とキ
ャップ側ストロー104とに設けられるオネジ、メネジ
の有効径は、当然に一致している必要がある。また、本
実施形態においては、容器本体101とキャップ103
との間も螺合し合う構成であるため、容器本体側ストロ
ー102及びキャップ側ストロー104に設けられるオ
ネジ、メネジのピッチ(隣り合うネジ山間の距離のこ
と)が、容器本体101のオネジ101b及びキャップ
103のメネジ103bのピッチと一致している必要が
ある。
【0062】これにより、容器本体101とキャップ1
03とが螺合することで、容器本体側ストロー102と
キャップ側ストロー104とも螺合するようになる。従
って、容器本体側ストロー102とキャップ側ストロー
104との間を密封することができる。このことによ
り、ペットボトル100の製造過程において、作製容易
な容器本体側ストロー102及びキャップ側ストロー1
04の構成を選択可能となる。
【0063】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。第2実施形態であるペットボトルは、第1実施形
態であるペットボトルのキャップ側ストローに対し弁体
を設けて構成したものである。本発明の第2実施形態で
あるキャップの概略構成図を図6に示す。なお、図6
(a)は、キャップの拡大構成図であり、図6(b)
は、図6(a)中のG−G矢視線断面図である。また、
図1、図2と同一要素のものについては同一符号を付し
て説明は省略する。
【0064】図6において、ペットボトル200は、容
器本体101(図示略)と、弁付キャップ203と、フ
タ105(図示略)とから構成されている。ここに、弁
付キャップ203には、第1実施形態であるキャップ1
03のキャップ側ストロー104の代わりに、弁付キャ
ップ側ストロー204が貫挿された構成となっている。
【0065】そして、この弁付キャップ側ストロー20
4の内周面側には、弁体204dが取り付けられてお
り、この弁体204dは、自然状態でストローを閉と
し、フタ側端104a側より吸引した際にストローを開
とするようになっている。なお、この弁体204dは、
ストローを閉とした状態において、弁付キャップ側スト
ロー204の内周面に取り付けられた円環状の弁止20
4eにより支えられるようになっている。そして、これ
らの弁体204d及び弁止204eは、キャップ103
の上蓋部103a付近に位置するように、軸方向位置の
調整が行われている。そのため、容器本体側ストロー1
02が弁付キャップ側ストロー204に密嵌された状態
において、容器本体側ストロー102に押されて弁体2
04dが開とならないようになっている。
【0066】かかる構成において、使用者が容器本体1
01に収容した飲料を吸引する際には、フタ側端104
a側より弁付キャップ側ストロー204を吸引する。こ
のとき、弁付キャップ側ストロー204に取り付けられ
た弁体204dは、フタ側端104a側から吸引される
ことで開となる。そのため、使用者は飲料を飲用でき
る。
【0067】一方、この飲用可能な状態で、一時的に飲
用を休止する際には、弁付キャップ側ストロー204に
取り付けられた弁体204dが自然状態となることで閉
となる。そのため、弁付キャップ側ストロー204のフ
タ側端104aから菌が混入し難くなる。このことによ
り、ペットボトル200の内部で菌の繁殖を未然に防止
することができる。
【0068】なお、本実施形態においては、弁体204
d及び弁止204eは、キャップ側ストロー104に取
り付けられるとして説明したが、これに限られず、当然
に、容器本体側ストロー102に取り付けられていても
良い。
【0069】さらに、本発明の第3実施形態について説
明する。第3実施形態であるペットボトルは、第1実施
形態であるペットボトルに対して、容器本体とキャップ
との間及びキャップとフタとの間を連結部材により連結
して構成したものである。本発明の第3実施形態である
ペットボトルの概略構成図を図7に示す。なお、図1と
同一要素のものについては同一符号を付して説明は省略
する。
【0070】図7において、ペットボトル300は、容
器本体101と、溝付キャップ303と、フタ105
と、容器本体−キャップ間連結部材307と、キャップ
−フタ間連結部材308とから構成されている。ここ
に、溝付キャップ303は、第1実施形態のキャップ1
03に対して、その外周面に沿って、回転方向へ1周回
する溝303eが形成されたものとなっている。
【0071】また、容器本体−キャップ間連結部材30
7は、糸状の部材であり、その一端が容器本体101の
所定位置に固着されるとともに、その他端側が溝付キャ
ップ303に至るようになっている。このとき、容器本
体−キャップ間連結部材307の他端では輪が形成され
るとともに、この輪の中に溝付キャップ303が内設さ
れている。
【0072】そして、この輪を溝303eに沿って嵌め
合わせつつ、輪の内径を溝303e部分の外径より大き
くかつ溝付キャップ303の外径より小さくすること
で、溝付キャップ303が、容器本体−キャップ間連結
部材307に連結されつつ、容器本体−キャップ間連結
部材307に対して回動自在となるようになっている。
【0073】一方、キャップ−フタ間連結部材308
も、糸状の部材であり、その一端が溝付キャップ303
の所定位置に固着されるとともに、その他端側がフタ1
05に至るようになっている。このとき、キャップ−フ
タ間連結部材308の他端には、留め金308aが設け
られており、この留め金308aをキャップ−フタ間連
結部材308の他端とともに、フタ105の上蓋部10
5aに差し込むことによって、フタ105が、キャップ
−フタ間連結部材308に連結されつつ、キャップ−フ
タ間連結部材308に対して回動自在となるようになっ
ている。
【0074】かかる構成において、使用者が容器本体1
01に収容した飲料を吸引する際には、第1実施形態と
同様にフタ105が外される。このとき、フタ105は
溝付キャップ303に連結されており、この状態で飲料
を飲用する。
【0075】一方、ペットボトル300を携帯する際に
は、溝付キャップ303が容器本体−キャップ間連結部
材307に対して回動自在であるため、溝付キャップ3
03を容易にペットボトル300に容易に螺合可能であ
り、第1実施形態と同様に、溝付キャップ303により
容器本体101を密閉可能となる。また、これと同様
に、フタ105も、キャップ−フタ間連結部材308に
対して回動自在であるため、容易にフタ105によりキ
ャップ側ストロー104を密閉可能となる。
【0076】さらに、ペットボトル300に飲料を注入
する際にも、第1実施形態と同様にフタ105及び溝付
キャップ303が外される。そして、これらが容器本体
101に連結されたままで、口部101aから飲料を注
入する。このことにより、ペットボトル300から飲料
を飲用する際やペットボトル300に飲料を注入する際
等に、容器本体101から外したフタ105や溝付キャ
ップ303を床等に置くことなく、これらの作業を行う
ことができる。従って、衛生的に作業することが可能と
なる。
【0077】また、容器本体101と溝付キャップ30
3との間及び溝付キャップ303とフタ105との間は
連結されているため、フタ105や溝付キャップ303
を外したときに、これらを紛失を防止することが可能と
なる。
【0078】なお、本実施形態においては、溝付キャッ
プ303が容器本体−キャップ間連結部材307に対し
て回動自在であり、フタ105がキャップ−フタ間連結
部材308に対して回動自在であるとして説明してきた
が、これに限られない。すなわち、容器本体101が容
器本体−キャップ間連結部材307に対して回動自在で
あったり、溝付キャップ303がキャップ−フタ間連結
部材308に対して回動自在であっても良い。
【0079】また、本実施形態においては、2つの容器
本体−キャップ間連結部材307とキャップ−フタ間連
結部材308とにより、容器本体101と溝付キャップ
303との間及び溝付キャップ303とフタ105との
間を連結するものして説明してきたが、これに限られ
ず、容器本体101と溝付キャップ303との間の連結
のみ、あるいは溝付キャップ303とフタ105との間
を連結のみであっても良い。
【0080】さらに、本発明の第4実施形態について説
明する。第4実施形態であるペットボトルは、第1実施
形態であるペットボトルに対して、容器本体に支持され
ているストローを直接吸引することで、飲料を飲めるよ
うにしたものである。本発明の第4実施形態であるペッ
トボトルの概略構成図を図8に示す。なお、図1と同一
要素のものについては同一符号を付して説明は省略す
る。
【0081】図8において、ペットボトル400は、長
ストロー付容器本体401と、密閉キャップ403とか
ら構成されている。ここに、長ストロー付容器本体40
1は、第1実施形態の容器本体側ストロー102の代わ
りに、長容器本体側ストロー402を支持した構成とな
っている。そして、この長容器本体側ストロー402の
一端であるキャップ側端402aは、本実施形態のペッ
トボトル400の使用者が、長ストロー付容器本体40
1に収容された飲料を吸引するための部分となってい
る。
【0082】そのため、長容器本体側ストロー402
は、その長さL2が長ストロー付容器本体401の高さ
よりも長くなっており、また、そのキャップ側端402
aが、長ストロー付容器本体401の口部101aから
突出している。そして、この突出の程度は、使用者が飲
用し易いように、第1実施形態のキャップ側ストロー1
04が上蓋部103aから突出した部分の長さである高
さH4と、同程度となっている。
【0083】一方、密閉キャップ403は、第1実施形
態のキャップ103に比べ、長容器本体側ストロー40
2を、単に密閉可能な構成にしたものとなっている。そ
のため、密閉キャップ403には、キャップ側ストロー
104が貫挿されなくなるとともに、その上蓋部403
aの形状が、第1実施形態の上蓋部103aの形状と異
なっている。
【0084】すなわち、密閉キャップ403の上蓋部4
03aには、収納部403fが突出して形成されてい
る。そして、この収納部403fは、密閉キャップ40
3が長ストロー付容器本体401の口部101aに螺合
した際に口部101aから突出した長容器本体側ストロ
ー402を収納可能な形状となっている。
【0085】従って、この収納部403fの内径は、長
容器本体側ストロー402の外径と同等もしくはそれよ
り大きくなっているとともに、その突出の程度も、長容
器本体側ストロー402が口部101aから突出してい
る高さと同等もしくはそれより高くなっている。そして
また、上蓋部403aには、第1実施形態のキャップ1
03のように空気孔103cも設けられていない。
【0086】かかる構成において、使用者が長ストロー
付容器本体401に収容した飲料を吸引する際には、密
閉キャップ403が外される。そして、使用者は、容器
本体101を直立させた状態で長容器本体側ストロー4
02のキャップ側端402aを吸引する。これにより、
使用者は、飲料を飲むことができる。
【0087】一方、ペットボトル300を携帯する際に
は、密閉キャップ403を長ストロー付容器本体401
に螺合させることにより、長ストロー付容器本体401
の口部101aが封止される。そのため、長ストロー付
容器本体401から飲料が流出することはない。
【0088】さらに、ペットボトル300に飲料を注入
する際には、第1実施形態と同様に、長容器本体側スト
ロー402と密閉キャップ403とは分離するため、ス
トローを有しない従来のペットボトル10に飲料を注入
するのと同様の方法により、ペットボトル400の口部
101aから飲料を注入することが可能となる。
【0089】このことにより、第1実施形態と異なる構
成を取ることによっても、長ストロー付容器本体401
を直立させた状態で飲料を飲用することができ、さらに
容易にかつ衛生的に飲料の注入、注出が可能となる。従
って、ペットボトル400の製造過程において、作製容
易な長ストロー付容器本体401及び密閉キャップ40
3の構成を選択可能となる。
【0090】なお、説明は省略するが、本実施形態のペ
ットボトル400においても、当然に第2実施形態のよ
うに長容器本体側ストロー402に弁体を設けることが
可能であり、また、第3実施形態のように長ストロー付
容器本体401と密閉キャップ403との間に連結部材
を設けることは可能である。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、容
器本体側ストローが容器本体に支持され、かつキャップ
が容器本体の口部に螺合されたときに容器本体側ストロ
ーと連絡され、かつこ容器本体側ストローとの境目が密
封されるキャップ側ストローを備えて構成したので、容
器本体を直立させた状態で飲料を飲用可能である。ま
た、この容器本体側ストローは、飲料の注入及び注出が
可能な通路を有する支持部材により支持されているた
め、容易にかつ衛生的に飲料の注入、注出が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態であるペットボトルの
概略構成図
【図2】 図1中の縦断面図
【図3】 ペットボトルを吸引する際の様子を示した図
【図4】 ペットボトルを携帯する際の様子を示した図
【図5】 ペットボトルに飲料を注入する際の様子を示
した図
【図6】 本発明の第2実施形態であるキャップの概略
構成図
【図7】 本発明の第3実施形態であるペットボトルの
概略構成図
【図8】 本発明の第4実施形態であるペットボトルの
概略構成図
【図9】 従来のペットボトルの概略構成図
【符号の説明】
100、200、300、400 ペットボトル 101 容器本体 101a 口部 101b、104c オネジ 101d 支持部材 102 容器本体側ストロー 103 キャップ 103a、105a、403a 上蓋部 103b、105b メネジ 103c 空気孔 104 キャップ側ストロー 105 フタ 106 封止部材 204 弁付キャップ側ストロー 204d 弁体 303 溝付キャップ 307 容器本体−キャップ間連結部材 308 キャップ−フタ間連結部材 401 長ストロー付容器本体 402 長容器本体側ストロー 403 密閉キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 25/02 B65D 25/22 B65D 47/06 - 47/18 B65D 55/16 B65D 77/28

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料を収容する容器本体と、 該容器本体に挿入される容器本体側ストローと、 該容器本体側ストローを前記容器本体に内包させつつ、
    該容器本体側ストローを前記容器本体の内面側から支持
    する支持部材と、 前記容器本体の口部に螺合可能なキャップと、 該キャップの上蓋部に貫通固定され、該キャップが前記
    容器本体の口部に螺合されたとき前記容器本体側ストロ
    ーと連絡されかつ該容器本体側ストローとの境目が密封
    されるキャップ側ストローと、 該キャップ側ストローの一端を封止可能な封止手段とを
    備えたことを特徴とするキャップを有する飲料容器。
  2. 【請求項2】 前記キャップの上蓋部を貫通する空気孔
    と、 前記封止手段に連結され又は前記封止手段に直接形成さ
    れ、かつ前記封止手段により前記キャップ側ストローが
    封止された状態で、前記空気孔を封止する空気孔封止手
    段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のキャップ
    を有する飲料容器。
  3. 【請求項3】 前記容器本体の内面側において、前記支
    持部材が取り付けられた部分には、前記飲料の注入及び
    注出が可能な通路が形成されていることを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載のキャップを有する飲料容器。
  4. 【請求項4】 飲料を収容する容器本体と、 該容器本体に挿入される容器本体側ストローと、 該容器本体側ストローの一端を前記容器本体から突出さ
    せつつ、該容器本体側ストローを前記容器本体の内面側
    かつ該容器本体の口部先端から所定深さの位置で支持す
    る支持部材と、 前記容器本体の口部に螺合可能であり、かつ該螺合した
    状態で前記容器本体側ストローの一端を封止するキャッ
    プとを備え、 前記容器本体の内面側において、前記支持部材が取り付
    けられた部分には、前記飲料の注入及び注出が可能な通
    路が形成されていることを特徴とするキャップを有する
    飲料容器。
  5. 【請求項5】 前記容器本体側ストローの内面又は前記
    キャップ側ストローの内面に取り付けられた弁体を備え
    たキャップを有する飲料容器であって、 前記弁体は、前記容器本体側ストロー又は前記キャップ
    側ストローを自然状態で閉とし、かつ前記容器本体側ス
    トローの吸引又は前記キャップ側ストローの吸引により
    開とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載のキャップを有する飲料容器。
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