JP6589515B2 - カートン一体型パウチ - Google Patents

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本発明はカートン一体型パウチに関するものである。とくに紙製のカートンの内側にパウチを入れて一体化した液体用の容器であって、積み重ねが可能なカートン一体型パウチに関するものである。
従来から液体用の容器としていくつもの形態、素材のものが提案され実用化されてきた。あるものは液体用紙容器として、たとえば牛乳や果汁、また酒類などの用途に用いられ、口栓を取り付けたものもある。
そのほか内容物として、たとえば、水、コーヒー、醤油、ドレッシング、みりん、食用油、などがあり、液体のほか、塩、砂糖、粉チーズなどの粉末食品に用いられることもある。
これらは、簡便で利便性にすぐれる半面、表面加飾性に制約があったり、一定の経済性を考慮すれば、形状や寸法の自由度はある程度犠牲にせざるを得ないのが現実であった。また店頭販売においても、たとえば天面が屋根型になっている場合などにおいては、積み重ねることが必ずしも容易ではなかった。
液体用紙容器は商品を充填する生産の場においても、専用の充填機を必要とするため設備投資が必要であり、小ロットには不向きである。また容器を構成する積層体にアルミニウム箔を含む構成の場合には、資源のリサイクルの点で問題があり、環境適合に反する場合も出てくる。
一方で、プラスチックフィルムを基材とした積層体からなるパウチも液体用の容器として用いることができ、特に自立が可能なものはスタンディングパウチと呼ばれる。この場合においても表面加飾の範囲は液体用紙容器より広がるものの、保型性がなく、全体の見栄えは劣る欠点がある。また容器全体が柔軟なため腰がなく、持ちにくかったり、中身の取出しがしくいという問題もある。
これらを総合的に解決する手段の一つとして、カートン一体型パウチが提案されている。しかしながら更なる要求として、液体用の容器を用いた商品を、展示したり販売したりする場面においては、積み重ねて陳列の効率を上げたり、展示の効果を上げることが求められる。
特許文献には、バッグインボックスとその使用方法として、カートン一体型パウチと呼べるものが示されているが、カートンを積み重ねることは考慮されてはおらず、使い勝手の点では充分満足が得られるものではなかった。
特開昭58−203855号公報
本発明はかかる状況に鑑みてなされたものであり、積み重ねることが容易であり、かつ安定して積み重ねることが可能な、カートン一体型パウチを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、外側は扁平に折りたたむことができるスリーブ状カートンであり、内側はプラスチックフィルムを基材とする積層体からなるパウチから構成される、カートン一体型パウチであって、
前記パウチの胴部は、前記スリーブ状カートンの胴部に複数個所で貼着されており、
前記スリーブ状カートンの胴部は、多角柱形状に成形されており、
前記パウチの胴部も追随して膨らんで、パウチ上部は開口して内容物を充填、密封することが可能であり、
前記スリーブ状カートンの胴部には天面、および底面の部材が接続して付帯しており、
該部材は、それぞれ重ねて組み合わせて天面、底面を形成しており、
天面には両側面において、天面より高い部分を有しており、
カートン天面の両側面において、天面より高い部分が、胴部側面の天面の高さの幅を底辺とする三角形であり、三角形の高さが20mm〜25mm、三角形の底辺と、稜線の少なくとも一方との角度が20度〜25度であることを特徴とするカートン一体型パウチである。
また、請求項2に記載の発明は、前記スリーブ状カートンは、坪量200g〜350gの板紙からなり、表面にはアルミニウム箔、アルミニウム蒸着、パールフィルム、光沢・艶出し加工のいずれかによって表面加飾されていることを特徴とする請求項1に記載のカートン一体型パウチである。
また、請求項3に記載の発明は、前記積層体は、シーラント層にポリオレフィン系樹脂を用いており、プラスチックフィルムにはポリエチレンテレフタレート樹脂を用いて構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカートン一体型パウチである。
また、請求項4に記載の発明は、前記積層体には、ガスバリアフィルム層を含むことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のカートン一体型パウチである。
また、請求項5に記載の発明は、前記パウチには、カートン天面から突き出し、および天面より低い位置に収納可能な、口栓が付いていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のカートン一体型パウチである。
本発明によれば積み重ねることが容易であり、かつ安定して積み重ねることが可能な、カートン一体型パウチを提供することが可能である。
また請求項2に記載の発明によれば、より美麗な意匠性にすぐれ、積み重ねることがより容易であり、かつ安定して積み重ねることが可能な、カートン一体型パウチを提供することが可能である。
また請求項3に記載の発明によれば、より内側のパウチがより強靭で液体用容器に適しており、積み重ねることが容易であり、かつ安定して積み重ねることが可能な、カートン一体型パウチを提供することが可能である。
また請求項4に記載の発明によれば、より食品や飲料などの保存性にすぐれ、積み重ねることが容易であり、かつ安定して積み重ねることが可能な、カートン一体型パウチを提供することが可能である。
また請求項5に記載の発明によれば、より内容物の取出しがしやすく、積み重ねること
が容易であり、かつ安定して積み重ねることが可能な、カートン一体型パウチを提供することが可能である。
また請求項6に記載の発明によれば、積み重ねることがより容易であり、より安定して積み重ねることが可能な、カートン一体型パウチを提供することが可能である。
図1は本発明に係るカートン一体型パウチのうち、スリーブ状カートンを平面展開した状態を説明するための平面模式図である。 図2は本発明に係るカートン一体型パウチのうち、パウチを説明するための、平面および横から見た状態を説明するための模式図である。 図3は本発明に係るカートン一体型パウチのうち、スリーブ状カートンとパウチを重ねた状態での位置関係を説明するための平面透視模式図である。 図4は本発明に係るカートン一体型パウチのうち、スリーブ状カートンの天面および側面の詳細を説明するための平面模式図である。 図5は本発明に係るカートン一体型パウチのうち、パウチの実施例を説明するための平面および横から見た模式図である。 図6は本発明に係るカートン一体型パウチのうち、スリーブ状カートンの実施例を説明するための平面模式図である。
以下本発明を実施するための形態について、図を参照しながら詳細な説明を加える。ただし本発明はここの示した例のみに限定されるものではない。
図1は本発明に係るカートン一体型パウチのうち、スリーブ状カートンを平面展開した状態を説明するための平面模式図である。本発明によるカートン一体型パウチは、外側は扁平に折りたたむことができるスリーブ状カートン(10)であって、スリーブ状カートン胴部(1)、には底面の部材(2)、天面の部材(9)が接続して付帯している。
スリーブ状カートン胴部(1)はここに示した例では六角柱であって、縦方向の破線で示した折線で折り曲げて形成される。底面の部材(2)は、胴部正面(11)と胴部背面(12)に接続して付帯しており、これらを重ねて組み合わせて底面を形成するが、接着剤で貼りあわせてもよい。そのほか、下面フラップ(14)は、内側に向けて折り曲げことができ、スリーブ状カートン胴部(1)内側に接着することができる。
天面の部材(9)は、底面の部材(2)と同様に、組み合わせられて天面の高さ(6)で天面を形成するが、胴部側面(13)においては、その上部において天面の高さ(6)より高い部分が存在している。
また天面の部材(9)には、胴部側面(14)に接続して4箇所に上部フラップ(F)があって、内側に向けて折り曲げることができ、スリーブ状カートン胴部(1)内側に接着することができる。
スリーブ状カートン胴部(1)の胴部正面(11)にはトップ下面(3)、胴部背面(12)にはトップ上面(4)が接続して付帯しており、これらは上下に重ねられて天面を形成する。トップ下面(3)およびトップ上面(4)には、口栓を挿入する穴(5)が設けられていて、両者の穴の位置を合わせて、口栓を外部へ導く穴とする。
このとき、トップ下面(3)およびトップ上面(4)で作られた天面は可動であって、口栓を天面の高さ(6)より上に引き出した状態にすることもでき、また口栓を天面の高
さ(6)より下に押し下げた状態にすることも可能である。
スリーブ状カートン胴部(1)は、ここに示した例では六角柱であって、たとえば胴部正面(11)においては、上部においてその幅は天面の幅(7)であって、下部においては底面の幅(8)である。
またたとえば胴部背面(12)においては、上部においてその幅は背面の天面の幅(17)であって、下部においては背面の底面の幅(18)である。
このとき、天面の幅(7)より底面の幅(8)を若干小さくすることによって、カートン一体型パウチを、より容易に上下に積み重ねることができる。これは胴部側面(13)においてその上部に天面の高さ(6)より高い部分が存在しており、正面から見て左右両側面の間にスリーブ状カートン胴部(1)の下部すなわち底面を収めて、積み重ねることを容易にすることができる。
これは胴部背面(12)における、背面の天面の幅(17)および背面の底面の幅(18)の関係も同様であって、天面の幅(17)より底面の幅(18)を若干小さくすることによって、カートン一体型パウチを、より容易に上下に積み重ねることを可能にする。
さらに、胴部側面(13)上部における、天面の高さ(6)より高い部分は、三角形の山形の壁となって、カートン一体型パウチを積み重ねた際の支えの役割を果たし、ぐらつきがなく、より安定した積み重ね状態の維持に寄与する。
図2は本発明に係るカートン一体型パウチのうち、パウチを説明するための、平面および横から見た状態を説明するための模式図である。パウチ(20)はプラスチックフィルムを基材とする積層体からなり、カートンと一体化したパウチであって、スリーブ状カートンの胴部内側に配置される。パウチ(20)の内容物が接する面にはシーラント層が設けられてヒートシールによって製袋される。
この例ではパウチには口栓(21)が設けてあり、パウチ底部にはガセット(22)が設けてあり、内容物が開口部(23)から充填された際には、ガセット(22)が開いて充填を容易にするとともに、パウチ(20)の容量を確保することができる。なお開口部(23)は、内容物の充填後にはヒートシールしてパウチ(20)を密封することができる。
図3は本発明に係るカートン一体型パウチのうち、スリーブ状カートンとパウチを重ねた状態での位置関係を説明するための平面透視模式図である。スリーブ状カートン(10)とパウチ(20)とは、スリーブ状カートン胴部(1)で複数の貼着箇所(24)において貼着されている。
貼着箇所(24)の数は一体化に必要な強度を保持できる範囲であればよく、たとえばここに示した例では12箇所である。スリーブ状カートン(10)とパウチ(20)が貼着され、一体化していることによって、カートン一体型パウチを成形した際にはパウチ(20)が追随して膨らんで、パウチ上部は開口して内容物を充填、密封することが可能となる。
本発明によるスリーブ一体型パウチは、使用後においては、スリーブ状カートン(10)とパウチ(20)は容易に分離することが可能で、再資源化、減容処理ができるため、環境適合型の包装材料である。
スリーブ状カートン(10)とパウチ(20)の貼着は、ホットメルトなどの接着剤を用いても良く、粘着剤を用いるのでもかまわない。貼着箇所(24)の位置は、パウチの底部とスリーブ状カートン(10)の底部が一致するように配置され、また口栓(21)はスリーブ状カートン(10)の、トップ下面(3)およびトップ上面(4)に設けられた、口栓を挿入する穴(5)と一致させる。また、パウチ(20)の胴部周長はスリーブ状カートン胴部(1)の内周とほぼ一致している。
図4は本発明に係るカートン一体型パウチのうち、スリーブ状カートンの天面および側面の詳細を説明するための平面模式図である。前述のとおり、スリーブ状カートン胴部(1)の両側面上部において、天面の高さ(6)より高い部分を有している。
ここに示した例では、スリーブ状カートン胴部(1)は六角柱形状に成形され、天面の高さ(6)より高い部分が、胴部側面(13)の天面の高さ(6)を底辺とし2つの稜線を有する二等辺三角形である。
二等辺三角形は高さ(A)をもち、三角形の底辺(C)は胴部側面(13)の天面の高さ(6)であって、その長さは胴部側面(13)の幅である。また2つの稜線と三角形の底辺(C)との間の角度は、仰角(B)で表わされる。
我々は鋭意検討を重ねた結果、胴部側面(13)の上部において、天面より高い部分が、胴部側面(13)の幅を三角形の底辺(C)とする三角形であり、三角形の高さ(A)が20mm〜25mm、三角形の底辺(C)と稜線の少なくとも一方の仰角(B)が20度〜25度であることが、カートンをより容易に積み重ねることができ、またカートンを安定して積み重ねることに適していることを見出した。また三角形の形状は、以上のほか必ずしも制限を加えるものではないが、二等辺三角形であることはより好ましい。
本発明によるカートン一体型パウチを積み重ねるに際しては、口栓は天面より低い位置に押し込んで収納することが可能である。一方で、パウチから内容物を取り出す際には、口栓が天面に設けてある、口栓を挿入する穴(5)から上に突き出した状態に引き出すことが可能である。
本発明においては、トップ下面(3)およびトップ上面(4)を重ねて天面を構成することによって、それを実現する。すなわち、トップ下面(3)およびトップ上面(4)に折線(15)が設けてあることによって、天面は上下に可動となり、口栓を挿入する穴(5)から上に突き出した口栓を、天面の高さ(6)よりも高い位置に引き上げることも可能であり、また天面の高さ(6)より低い位置に押し込んで収納することも可能になる。
以下本発明を構成する各要素についてさらに詳しく説明を加える。
(スリーブ状カートン)
スリーブ状カートンは、紙を基材とするが、紙の材質、坪量には特段の制約を加えるものではない。しかしながら、加工のための強度や容器としての強度、コストなどを考慮すれば、坪量200g〜350gの板紙を好ましく用いることができる。
またスリーブ状カートン表面にはアルミニウム箔、アルミニウム蒸着、パールフィルム、光沢・艶出し加工等によって表面加飾を施すことができる。また印刷やエンボス加工も意匠性の向上やデザイン性の点で適宜用いることができる。これらの表面加工技術を用いることによって高級感を付与することも可能である。
スリーブ状カートンは、本発明によるカートン一体型パウチの外側に位置して扁平に折りたたむことができ、立体的に成形して多角柱形状とすることができる。これにより、パウチ単体より保型性にすぐれた包装容器として、差別化を図ることが可能である。
またスリーブ状カートンの胴部には天面の部材、および底面の部材が接続して付帯しており、該部材は、それぞれ組み合わせられカートン天面、およびカートン底面を形成する。
(印刷層)
必要に応じて商品としてのイメージアップや、内容物についての必要な情報をカートン外側から見える層に印刷によって設けることができる。
印刷方法および印刷インキには特に制約を設けるものではないが、既知の印刷方法の中から基材への印刷適性、色調などの意匠性、密着性、食品容器としての安全性などを考慮すれば適宜選択してよく、たとえばグラビア印刷法、オフセット印刷法、グラビアオフセット印刷法、フレキソ印刷法、インクジェット印刷法などを用いることができる。中でもグラビア印刷法は、生産性や絵柄の高精細度において好ましく用いることができる。
(パウチ)
パウチはプラスチックフィルムを基材とする積層体からなり、カートン一体型パウチであって、スリーブ状カートンの胴部内側に配置される。パウチの最内層側、すなわち内容物が接する面にはシーラント層が設けられており、ヒートシールによって製袋される。
製袋は、積層体のシーラント層同士を対向させて重ね合わせ、ヒートシールによって溶着して行なう。一般的にシール幅はパウチ外周部においては、幅5mm〜7mmの範囲で行なうことが好ましい。
パウチには口栓を設けることができる。口栓は内容物を何度かに分けて取り出す場合に開閉が容易であって利便性にすぐれ、口栓を用いることによって液体など内容物の注ぎ出しもより円滑に行なうことができる。口栓の開閉は、既存の開閉方式を用いればよく、たとえばプラスチックの成型品からなるキャップを螺合させる方法でもよく、蓋をヒンジなどを用いて嵌め合わせて開閉する方法でもよい。
口栓はパウチの上部に設けられ、カートンの天面に設けられた口栓を挿入する穴から、カートン外部に突き出す形で装着される。このとき口栓はパウチに溶着して取り付けることができる。
またパウチ底部にはマチ状のガセットが設けることができる。内容物が開口部から充填された際には、ガセット胴部がさらに開いて充填を容易にするとともに、容量を確保することができる。
なお開口部は、内容物の充填後にはヒートシールしてパウチを密封することができる。これは特別な充填機を必要とするものではなく、既存の充填・シール機を利用して生産が可能であるため好都合である。
本発明においてはカートン一体型パウチであるため、従来の紙容器との差別化を図ることが可能である。また本発明においては、容易で安定した積み重ねができるため、重ねて展示することも可能である。さらに、カートンとパウチを部分的に接着して一体化してある場合には、使用後においては容易に分離して再資源化、減容処理ができるため、環境適合型の包装材料である。
(積層体)
パウチを構成する積層体は、プラスチックフィルムを基材として、製袋のためのシーラント層を有する。プラスチックフィルムは高分子樹脂組成物からなるフィルムであって、たとえばポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド(ナイロンー6、ナイロンー66等)、ポリイミドなどが使用でき、用途に応じて適宜選択される。特にポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートを基材フィルムとする場合は、フィルム強度と価格においてより好ましい。
(接着剤層)
積層体を構成する各層を積層する際には、接着剤層を介して積層することができる。接着剤の材料としては、たとえば、ポリエステル−イソシアネート系樹脂、ウレタン樹脂、ポリエーテル系樹脂などを用いることができる。
また積層の方法については、ドライラミネーションあるいはノンソルベントラミネーションなどの方法を用いることができる。あるいは、熱可塑性樹脂を用いる場合には、押し出し機を用いてラミネート、あるいは層を形成することもできる。
(シーラント層)
シーラント層の材質としては、熱可塑性樹脂のうちポリオレフィン系樹脂が一般的に使用され、具体的には、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−メタアクリル酸樹脂共重合体などのエチレン系樹脂や、ポリエチレンとポリブテンのブレンド樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂(PP)、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体、プロピレン−αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂等を使用することができる。
(ガスバリア層)
また、内容物の保存性を向上させることなどを目的として、必要な場合には、パウチを構成する積層体中に、着色フィルムなど紫外線を遮蔽する不透明層を設けることができる。あるいは、積層体中にガスバリア層を設けることができる。
ガスバリア層には、たとえばアルミニウム箔などの金属箔、あるいはプラスチックフィルムに金属蒸着したフィルムを用いることができる。しかしアルミニウム箔などの金属箔を用いることが適当ではない場合には、プラスチックフィルムにガスバリア層を設けたガスバリアフィルムを用いることができる。
ガスバリアフィルムの場合、ガスバリア層は無機化合物の蒸着層、コーティング層で構成することができ、基材フィルムにアンカーコートを設けた後、蒸着層、コーティング層を順次設ける。
ガスバリアフィルムのアンカーコート層には、例えばウレタンアクリレートを用いることができる。アンカーコート層の形成には、樹脂を溶媒に溶解した塗料をグラビアコーティングなど印刷手法を応用してコーティングする方法を用いるほか、一般に知られているコーティング方法を用いて塗膜を形成することができる。
蒸着層を形成する方法としては,SiOやAlOなどの無機化合物を真空蒸着法を用いて、アンカーコート層を設けた基材フィルム上にコーティングし、真空蒸着法による無機
化合物層を形成することができる。蒸着層の厚みは15nm〜30nmが良い。
コーティング層を形成する方法としては、水溶性高分子と、(a)一種以上のアルコキシドまたはその加水分解物、または両者、あるいは(b)塩化錫の、少なくともいずれかひとつを含む水溶液あるいは水/アルコール混合水溶液を主剤とするコーティング剤をフィルム上に塗布し、加熱乾燥してコーティング法による無機化合物層を形成しコーティング層とすることができる。このときコーティング剤にはシランモノマーを添加しておくことによってアンカーコート層との密着の向上を図ることができる。
無機化合物層は真空蒸着法による塗膜のみでもガスバリア性を有するが、コーティング法による無機化合物層であるコーティング層を真空蒸着法による無機化合物層である蒸着層に重ねて形成し、バリア層とすることができる。
これら2層の複合により、真空蒸着法による無機化合物層とコーティング法による無機化合物層との界面に両層の反応層を生じるか、或いはコーティング法による無機化合物層が真空蒸着法による無機化合物層に生じるピンホール、クラック、粒界などの欠陥あるいは微細孔を充填、補強することで、緻密構造が形成されるため、高いガスバリア性、耐湿性、耐水性を実現するとともに、変形に耐えられる可撓性を有するため、パウチとしての適性も具備することができる。
またバリア層としてSiOを用いる場合には透明であるために、内容物をパウチの外側から目で見ることが可能である。たとえばカートンに窓部を設けるなどした場合には、カートン外部からの内容物の可視化も可能である。これらは、用途、要求品質によって適宜使い分けをすればよい。また金属を用いていないことから、電子レンジによる加熱などに対する適性もあり、パウチの形状の復元性などにも利点を有する。また製品化のいずれかの工程で金属探知機による検査工程がある場合にも、SiOなどの無機化合物であれば支障をきたすことがない。
以下本発明について図4、図5および図6を参照しながら、実施例および比較例を用いてさらに具体的な説明を加える。図5は本発明に係るカートン一体型パウチのうち、パウチの実施例を説明するための平面および横から見た模式図である。
パウチの材料構成は以下のとおりである。
アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)/ドライラミネーション/延伸ポリアミドフィルム(厚さ15μm)/ドライラミネーション/直鎖状低密度ポリエチレン(厚さ80μm)
実施例および比較例で評価したカートン一体型パウチの寸法を示したものであり、パウチの縦は235mm、幅は135mmであって、底部にはガセットを有しており、開口部の幅は107mm、その他の寸法は図5に示した通りである。またパウチ上部には口栓を設けてある。パウチの容量は360ml用である。
また図6は本発明に係るカートン一体型パウチのうち、スリーブ状カートンの実施例を説明するための平面模式図である。ここに示したスリーブ状カートンの平面展開図において、全幅は292.7mm、高さは312.28mmである。胴部の高さは140mmであって、天面の幅は、45mm、底面の幅は43mmであって背面も同様である。
スリーブ状カートンの材料構成は以下のとおりである。
アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)/押し出しポリエチレン樹脂/カード紙(坪量310g/m
したがって組み立てた状態において、スリーブ状カートン胴部は6角柱であって、天面が若干広がった形状となっている。天面が若干広がった形状である場合には、上のカートンの下部が、下のカートンの上部にはまりこんで、積み重ねをより安定させることができ、同時に積み重ねがより容易になる利点を有する。
図4に示すように、カートン一体型パウチの、カートン天面の両側面において、天面より高い部分は、胴部側面の天面の高さの幅を底辺とする三角形であり、三角形の頂点と底辺の距離を三角形の高さ(A)とし、三角形の底辺(C)と一方の稜線ではさまれた角度を仰角(B)とする。ここに示した例においては、三角形は二等辺三角形である。したがって2箇所の仰角(B)は等しい値である。
<評価方法>
図4に示したスリーブ形カートンおよびパウチを用いて、カートン一体型パウチを組み立てる。内側のパウチには水360mlを充填する。この状態で容器を立てた状態で重ねて、積み重ねの安定性、および積み重ねのしやすさを評価する。
<評価1>
天面より高い部分の、胴部側面の天面の高さの幅を底辺とする二等辺三角形の各寸法において、稜線の仰角(B)を変化させて評価した。
<実施例1>
天面より高い部分の、胴部側面の天面の高さの幅を底辺とする二等辺三角形の各寸法は下記のとおりである。
稜線の仰角(B):20度
三角形の高さ(A):16.4mm、
三角形の底辺(C)90mm。
<実施例2>
天面より高い部分の、胴部側面の天面の高さの幅を底辺とする二等辺三角形の各寸法は下記のとおりである。
稜線の仰角(B):25度
三角形の高さ(A):20.9mm、
三角形の底辺(C)90mm。
<比較例1>
天面より高い部分の、胴部側面の天面の高さの幅を底辺とする二等辺三角形の各寸法は下記のとおりである。
稜線の仰角(B):10度
三角形の高さ(A):7.9mm、
三角形の底辺(C)90mm。
<比較例2>
天面より高い部分の、胴部側面の天面の高さの幅を底辺とする二等辺三角形の各寸法は下記のとおりである。
稜線の仰角(B):15度
三角形の高さ(A):12.1mm、
三角形の底辺(C)90mm。
<比較例3>
天面より高い部分の、胴部側面の天面の高さの幅を底辺とする二等辺三角形の各寸法は
下記のとおりである。
稜線の仰角(B):30度
三角形の高さ(A):26.0mm、
三角形の底辺(C)90mm。
<比較例4>
天面より高い部分の、胴部側面の天面の高さの幅を底辺とする二等辺三角形の各寸法は下記のとおりである。
稜線の仰角(B):35度
三角形の高さ(A):31.5mm、
三角形の底辺(C)90mm。
<評価2>
天面より高い部分の、胴部側面の天面の高さの幅を底辺とする二等辺三角形の各寸法において、高さ(A)を変化させて評価した。
<実施例3>
天面より高い部分の、胴部側面の天面の高さの幅を底辺とする二等辺三角形の各寸法は下記のとおりである。
三角形の高さ(A):20mm、
稜線の仰角(B):24.0度
三角形の底辺(C)90mm。
<実施例4>
天面より高い部分の、胴部側面の天面の高さの幅を底辺とする二等辺三角形の各寸法は下記のとおりである。
三角形の高さ(A):25mm、
稜線の仰角(B):29.0度
三角形の底辺(C)90mm。
<比較例5>
天面より高い部分の、胴部側面の天面の高さの幅を底辺とする二等辺三角形の各寸法は下記のとおりである。
三角形の高さ(A):10mm、
稜線の仰角(B):12.5度
三角形の底辺(C)90mm。
<比較例6>
天面より高い部分の、胴部側面の天面の高さの幅を底辺とする二等辺三角形の各寸法は下記のとおりである。
三角形の高さ(A):15mm、
稜線の仰角(B):18.4度
三角形の底辺(C)90mm。
<比較例7>
天面より高い部分の、胴部側面の天面の高さの幅を底辺とする二等辺三角形の各寸法は下記のとおりである。
三角形の高さ(A):30mm、
稜線の仰角(B):33.7度
三角形の底辺(C)90mm。
<比較例8>
天面より高い部分の、胴部側面の天面の高さの幅を底辺とする二等辺三角形の各寸法は下記のとおりである。
三角形の高さ(A):35mm、
稜線の仰角(B):37.9度
三角形の底辺(C)90mm。
評価1に関しての評価結果を表1に、評価2に関しての評価結果を表2に示す。評価基準は、「積み重ね安定性」、および「積み重ねし易さ」の両方が、それぞれ「安定」および「し易い」の評価の場合に「○」の評価とした。
表1に示された結果からは、実施例1および実施例2の仰角(B)が20度および25度であるときに評価が「○」である。仰角(B)が小さい比較例1および比較例2においては、積み重ねがし易い反面、積み重ねの安定感が乏しい結果となっている。また仰角(B)が大きい比較例3および比較例4においては、積み重ねの安定感はあるものの、積み重ねがし難い傾向にある。
表2に示された結果からは、実施例3および実施例4の高さ(A)が20mmおよび25mmであるときに評価が「○」である。高さ(A)が低い比較例5および比較例6においては、積み重ねがし易い反面、積み重ねの安定感が乏しい結果となっている。また高さ(A)が大きい比較例3および比較例4においては、積み重ねの安定感はあるものの、積み重ねがし難い傾向にある。
これらの結果から、カートン一体型パウチの天面の両側面において、天面より高い部分が、胴部側面の天面の高さの幅を底辺とする三角形であり、三角形の高さが20mm〜25mm、三角形の底辺と稜線の少なくとも一方の角度が20度〜25度であることによって、積み重ねの安定感が安定的であり、積み重ねがし易いことの検証をすることができた。
したがって本発明によれば、積み重ねることが容易であり、かつ安定して積み重ねることが可能な、カートン一体型パウチを提供することが可能である。
1・・・スリーブ状カートン胴部
2・・・底面の部材
3・・・トップ下面
4・・・トップ上面
5・・・口栓を挿入する穴
6・・・天面の高さ
7・・・天面の幅
8・・・底面の幅
9・・・天面の部材
10・・・スリーブ状カートン
11・・・胴部正面
12・・・胴部背面
13・・・胴部側面
14・・・下面フラップ
15・・・折線
17・・・背面の天面の幅
18・・・背面の底面の幅
20・・・パウチ
21・・・口栓
22・・・ガセット
23・・・開口部
24・・・貼着箇所
A・・・高さ
B・・・仰角
C・・・三角形の底辺
F・・・上部フラップ

Claims (5)

  1. 外側は扁平に折りたたむことができるスリーブ状カートンであり、内側はプラスチックフィルムを基材とする積層体からなるパウチから構成される、カートン一体型パウチであって、
    前記パウチの胴部は、前記スリーブ状カートンの胴部に複数個所で貼着されており、
    前記スリーブ状カートンの胴部は、多角柱形状に成形されており、
    前記パウチの胴部も追随して膨らんで、パウチ上部は開口して内容物を充填、密封することが可能であり、
    前記スリーブ状カートンの胴部には天面、および底面の部材が接続して付帯しており、
    該部材は、それぞれ重ねて組み合わせて天面、底面を形成しており、
    天面には両側面において、天面より高い部分を有しており、
    カートン天面の両側面において、天面より高い部分が、胴部側面の天面の高さの幅を底辺とする三角形であり、三角形の高さが20mm〜25mm、三角形の底辺と、稜線の少なくとも一方との角度が20度〜25度であることを特徴とするカートン一体型パウチ
  2. 前記スリーブ状カートンは、坪量200g〜350gの板紙からなり、
    表面にはアルミニウム箔、アルミニウム蒸着、パールフィルム、光沢・艶出し加工のいずれかによって表面加飾されていることを特徴とする請求項1に記載のカートン一体型パウチ。
  3. 前記積層体は、シーラント層にポリオレフィン系樹脂を用いており、
    プラスチックフィルムにはポリエチレンテレフタレート樹脂を用いて構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカートン一体型パウチ。
  4. 前記積層体には、ガスバリアフィルム層を含むことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のカートン一体型パウチ。
  5. 前記パウチには、カートン天面から突き出し、および天面より低い位置に収納可能な、口栓が付いていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のカートン一体型パウチ。
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