JP6395281B2 - バッグインボックス - Google Patents

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Description

本発明は、外装容器の内袋として可撓性容器を収容したバッグインボックスに関する。
従来、バッグインボックスは、可撓性のある(フレキシブルな)内袋と段ボール製の外装容器とからなり、内容品が密封された内袋を外装容器に収納した形態として使用されている。外装容器となる段ボール箱は、大寸法の段ボールから自動または半自動の工程により効率よく生産される。しかしながら、バッグインボックスにおいて外装容器に内袋をセットする工程は、段ボール箱を箱状に組み立てた後、手作業で行う必要がある。例えば、特許文献1には、組み立て式カートンユニットが平らに折りたたまれた状態から底部を密閉して外箱を組み立てた後、内袋に液体を充填した液体包装体を外箱の中に導入し、蓋フラップを重ね合わせて外箱を密閉するカートン包装体の製造方法が記載されている。
簡単に組み立てることが可能な段ボール箱として、段ボール箱の側部を角筒状に広げるだけで底部が噛み合い、ワンタッチで組み立てることが可能なワンタッチ式段ボール箱が知られている(例えば、特許文献2を参照)。特許文献2には、底組みした後、箱内に商品を収納することが記載されている。
特開2010−533103号公報 特開2011−152927号公報
上述したように、従来のバッグインボックスでは、外装容器を組み立てた後、液体を充填した内袋を収容するという方式が一般的である。外装容器に空の内袋を収納した後、内袋に液体を充填して、外装容器の中で内袋を膨らませる方式も考えられるが、可撓性のある空の内袋を外装容器の適切な位置に取り付ける作業に手間が掛かる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、空の内袋を空の外装容器に取り付けた状態で偏平に折り畳むことができ、しかも、空の内袋を空の外装容器に取り付けた状態のまま外装容器を容易に組み立てることが可能なバッグインボックスを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、外装容器の内袋として、注出口を有する可撓性容器を収容したバッグインボックスであって、前記外装容器がワンタッチ式段ボール箱からなり、前記外装容器の底部となる複数の底フラップを有し、前記外装容器が折り畳まれた状態において、前記複数の底フラップが側面板の下部から上方に折り返され前記注出口が前記外装容器に固定され、前記可撓性容器が前記複数の底フラップの全部と重ならないように前記外装容器に接合されていることを特徴とするバッグインボックスを提供する。
また、本発明は、外装容器の内袋として、注出口を有する可撓性容器を収容したバッグインボックスであって、前記外装容器がワンタッチ式段ボール箱からなり、前記外装容器が折り畳まれた状態において、前記外装容器が側面板の下部から上方に折り返された底フラップを有し、前記注出口が前記外装容器に固定され、前記可撓性容器が、前記外装容器の底部となる前記底フラップと重ならないように前記外装容器に接合されており、前記注出口が前記可撓性容器の上部に設けられ、前記可撓性容器の下部が前記可撓性容器の上部に折り重ねられ、この折り重ね状態が、前記可撓性容器の一部と前記外装容器の一部または前記可撓性容器の他の一部との間で仮接合され、この仮接合は、前記注出口から前記可撓性容器内に内容物を充填することをきっかけとして自動で外れることを特徴とするバッグインボックスを提供する。
前記仮接合は、内容物の荷重により外れることが可能な、接着力の弱い接着剤または粘着剤から構成されていることが好ましい。
前記外装容器が、水平方向に連結された複数の側面板と、前記複数の側面板の下部に一つずつ連結された複数の底フラップを有し、前記外装容器が折り畳まれた状態において、前記底部となる前記複数の底フラップが前記側面板の下部から上方に折り返されていることが好ましい。
前記外装容器が前記底部となる四つの底フラップを有し、これらの底フラップのうち二つの隣り合う底フラップが互いに接着され、他の二つの隣り合う底フラップが互いに接着されていることが好ましい。
前記外装容器が、水平方向に連結された複数の側面板と、前記複数の側面板の上部に連結された少なくとも一つの蓋フラップを有し、前記注出口は、前記外装容器が折り畳まれた状態において、一つの蓋フラップに固定されていることが好ましい。
前記可撓性容器は、前後に対向する正面壁および背面壁と、これらの間に折り込まれた一対の側壁を有し、内容物を充填した使用状態では、前記側壁を広げることが可能であることが好ましい。
本発明によれば、外装容器としてワンタッチ式段ボール箱を用い、内袋を底組みに干渉しない位置に接合したので、空の内袋を空の外装容器に取り付け、偏平に折り畳んだ状態から、外装容器を角筒状に広げるだけで底部を組み立てることができる。
実施例における未使用状態のバッグインボックスの一例を示す平面図である。 実施例における使用状態のバッグインボックスの一例を示す斜視図である。 実施例における外装容器のブランクの一例を示す平面図である。 実施例における外装容器の蓋の組立状態の一例を示す上面図である。 実施例における外装容器の底部の組立方法の一例を示す底面図であり、(a)は組立途中、(b)は組立後を現す。 実施例における内袋の外装容器への取付状態の一例を示す、図1のS−S線に沿う断面図である。 実施例における未使用状態の内袋の一例を示す平面図である。 実施例における使用状態の内袋の一例を示す斜視図である。
以下、好適な実施形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
図1〜8に、本発明の実施例の一つとして、バッグインボックスの一例を示す。
図1には、外装容器20の内袋として、注出口12を有する可撓性容器11を収容したバッグインボックス10を、偏平に折り畳んだ状態を示す。この状態は、バッグインボックス10に内容物を収容する前の未使用状態である。外装容器20はワンタッチ式段ボール箱からなり、このワンタッチ式段ボール箱は折り畳まれた状態にある。注出口12が外装容器20の差込穴33に固定され、可撓性容器11は、外装容器20の底部25と重ならないように配置されている。
図2には、バッグインボックス10に内容物を収容した使用状態を示す。外装容器20は直方体状に形成されている。内容物が充填された可撓性容器11は、外装容器20の内面に支持され、外装容器20と同様な直方体状に膨らんでいる。注出口12は、外装容器20の上部で、外に露出されている。
図3には、外装容器20を製造するためのブランク36を示す。この図から明らかなように、図1の外装容器20は、側部21、底部25および蓋部30がワンピースのブランク36から構成されている。ワンタッチ式段ボール箱としては、例えばJIS Z 1507(段ボール箱の形式)の「0712」形式に分類される底部(「ワンタッチ底」等ともいう。)を有する構造が挙げられる。
外装容器20の側部21は、水平方向(図3の左右方向)に互いに連結された四つの側面板21a,21b,21c,21dと、側面板21dの端部に連結された接続板21eから構成される。正面に当たる側面板21aの左には、折り線23aを介して側面板21bが連結されている。側面板21aの右には、折り線23bを介して側面板21cが連結されている。さらに側面板21cの隣(側面板21cにおける側面板21aと反対側)には、折り線23cを介して、背面の側面板21dが連結されている。接続板21eは、側面板21dの隣(側面板21dにおける側面板21cと反対側)に折り線23dを介して連結されている。側面板21bにおける側面板21aと反対側の端部には、接続板21eに対する貼合部22が設けられている。接続板21eを貼合部22に接着固定すると、四つの側面板21a,21b,21c,21dから四角筒状の側部21が形成される。
ブランク36は、外装容器20の底部25となる複数の底フラップ26a,26b,26c,26dを有する。これらの底フラップ26a,26b,26c,26dは、それぞれ複数の側面板21a,21b,21c,21dの下部に一つずつ連結されている。具体的には、底フラップ26aは、折り線24aを介して側面板21aの下部に連結され、底フラップ26bは、折り線24bを介して側面板21bの下部に連結され、底フラップ26cは、折り線24cを介して側面板21cの下部に連結され、底フラップ26dは、折り線24dを介して側面板21dの下部に連結されている。
正面および背面にあたる側面板21a,21dに連結された底フラップ26a,26dは、それぞれ折り線29a,29dを介して接続板27a,27dに連結されている。折り線29a,29dは、底フラップ26a,26dと側面板21a,21dとの境界になる折り線24a,24dに対して斜め(例えば略45°)に延びている。底フラップ26a,26dは略台形状で、接続板27a,27dは略三角形状である。左右の側面板21b,21cに連結された底フラップ26b,26cは、接続板27a,27dの貼合部28b,28cを有する。
ワンタッチ式の段ボール箱は、側部21の接続板21eを側面板21bの貼合部22に貼り合わせるとともに、底部25の接続板27a,27dを底フラップ26b,26cの貼合部28b,28cに貼り合わせることにより、製造される。側面板と底フラップとの間の折り線24a,24b,24c,24dを山折りにして、側面板21a,21b,21c,21dの内面と底フラップ26a,26b,26c,26dの内面とを向かい合わせる。接続板27a,27dの折り線29a,29dを谷折りにして、底フラップ26a,26dの外面と接続板27a,27dの外面とを向かい合わせる。この状態で、側部21の少なくとも折り線23aおよび23cを山折りにし、左側では側面板21a,21bの内面同士が向かい合い、右側では側面板21c,21dの内面同士が向かい合うようにする。これにより、接続板21e,27a,27dと貼合部22,28b,28cとが重なり合う。これにより、図1から可撓性容器11を省略した構成の外装容器20が完成する。
外装容器20が偏平な図1の状態では、図1の中央の折り線23bおよび裏側の折り線23dを折り曲げる必要はないが、組立を円滑にするためには、あらかじめ折り線23b,23dにも折り癖を付けることが好ましい。図3のブランク36において、鎖線により表示した貼合部22,28b,28cの境界の位置は、印刷等による視覚的な表示を設けてもよく、省略してもよい。
図4は、図1の外装容器20の蓋部30を組み立てた状態を示す。図3のブランク36は、蓋部30として複数の蓋フラップ31a,31b,31c,31dを有する。蓋フラップ31a,31b,31c,31dは、それぞれ複数の側面板21a,21b,21c,21dの上部に一つずつ連結されている。具体的には、蓋フラップ31aは、折り線32aを介して側面板21aの上部に連結され、蓋フラップ31bは、折り線32bを介して側面板21bの上部に連結され、蓋フラップ31cは、折り線32cを介して側面板21cの上部に連結され、蓋フラップ31dは、折り線32dを介して側面板21dの上部に連結されている。
図4では、左右に対向する蓋フラップ31b,31cが、上下に対向する蓋フラップ31a,31dの上に重ねられている。蓋フラップ31b,31cの幅(折り線32b,32cから反対側の端部までの距離)が蓋部30の左右の幅の略半分であり、端部同士がほぼ突き合わせられることにより、図2に示すように外装容器20の上部が閉鎖される。本実施例の場合、蓋フラップ31b,31cは、差込穴33の上に重ならないように、それぞれ切欠部34b,34cを有する。切欠部34b,34cの領域では、差込穴33を有する蓋フラップ31aが露出される。蓋フラップ31aにおいて、差込穴33の周囲には、ミシン目などの易破壊部35が設けられている。内袋の可撓性容器11に充填した内容物の使用(取り出し)が完了した後など、バッグインボックス10を廃棄する際、易破壊部35を破壊することで差込穴33の周囲が拡大され、注出口12を蓋部30から容易に取り外すことができる。
図5(a)は、図1の外装容器20の底部25を組み立てる途中の状態を示す。また、図5(b)は、底部25の組み立てが完了した状態を示す。上述した四つの底フラップのうち、二つの隣り合う底フラップ26a,26bが接続板27aを介して互いに接着され、他の二つの隣り合う底フラップ26c,26dが接続板27dを介して互いに接着されている。底フラップ26a,26bと底フラップ26c,26dとの間は、外装容器の側部を通じて間接的に連結されるものの、直接的は接着されることなく、相互に重ねたり分離したりすることが可能である。
外装容器20の側部21を角筒状に広げると、図5(a)の状態を経て図5(b)の状態となるように、谷折りにされた折り線29a,29dが徐々に平坦になり、接続板27a,27dとは反対側において底フラップ26a,26cの間および底フラップ26b,26dの間がそれぞれ閉鎖し、互いに重なり合う。また、底フラップ26a,26dに設けた係合部25a,25dが噛み合うことにより、再度折り畳む際に抵抗力が生じ、組立状態が安定する。
外装容器20の底部25は、図1に示すように、外装容器20が折り畳まれた状態においては、底部25となる底フラップ26a,26b,26c,26dが側面板21a,21cの下部から上方に折り返されている。上述したように、バッグインボックス10の内袋となる可撓性容器11は、底部25と重ならないように、外装容器20に接合されている。このとき、可撓性容器11は、正面側の側面板21aおよび蓋フラップ31aと、側面側の側面板21bおよび蓋フラップ31b(図3参照)との間に配置されている。取付状態の一例として、図6に断面図を示すが、この図は上部正面側の概略構造のみを示し、他の部分は図示を省略している。可撓性容器11の上部に設けられた注出口12に対し、可撓性容器11の下部を可撓性容器11の上部に折り重ねている。また、この折り重ねた状態が、可撓性容器11の一部と外装容器20の一部との間、または可撓性容器11の一部と可撓性容器11の他の一部との間で仮接合により保持している。
仮接合部13を構成する手法は特に限定されないが、例えば、接着力の弱い接着剤または粘着剤(テープ、シート等)が挙げられる。弱接着力の程度は、外装容器20を箱状に組み立てた後、注出口12から可撓性容器11内に内容物を充填することをきっかけとして自動で、すなわち内容物の荷重により外れる程度が好ましい。仮接合は、注出口12から可撓性容器11内に内容物を充填することをきっかけとして自動で外れるものであればよい。例えば、可撓性容器の折り重ね状態を保持するロック機構と、内容物の充填を検出するセンサとを、機械的または電子的な手段により構成し、センサの検出結果に基づいてロック機構を解除する手法も考えられる。簡易な構成としては、蓋フラップに設けたスリットに可撓性容器の一部を差し込み、一定以上の外力が加わったとき、差し込み部がスリットから抜け出るようにする手法も挙げられる。
図7および図8に、可撓性容器11の一例を示す。この可撓性容器11は、前後に対向する一対の正面壁14aおよび背面壁14bと、これらの間に折り込まれた一対の側壁15を有する。縦シール部16は、前後左右に合わせて二対存在し、それぞれ、正面壁14aと左側の側壁15との間、正面壁14aと右側の側壁15との間、背面壁14bと左側の側壁15との間、背面壁14bと右側の側壁15との間をシールしている。図8に示すように内容物を充填した使用状態では、側壁15を広げることが可能である。
可撓性容器11の上端および下端は、それぞれ上シール部17aおよび下シール部17bによりシールされている。上シール部17aおよび下シール部17bと左右の縦シール部16,16との間の隅部には、それぞれ斜めシール部18,18,18,18が設けられている。これらの斜めシール部18を設けることにより、図8のように可撓性容器11の上部と下部がそれぞれ四角形状に広がりやすくなる。
注出口12は、可撓性容器11の上部に取り付けられている。可撓性容器11は樹脂フィルム等の可撓性基材から構成される。注出口12は、成形樹脂等の剛性のある構成が好ましい。可撓性容器11の少なくとも内面側にポリオレフィン等の熱可塑性樹脂を層状に設け、注出口12の少なくとも表面をポリオレフィン等の熱可塑性樹脂から構成することにより、ヒートシールで注出口12と可撓性容器11とを接着することも可能である。
以上、本発明を好適な実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
実施例の外装容器は、蓋フラップが各側面板に一つずつ連結された構造であるが、蓋部の構造は特に限定されない。背面側の蓋フラップを省略する代わりに、正面側の蓋フラップを背面側まで延ばして、差し込み式にしてもよい。すなわち、正面側の蓋フラップの端部を折り曲げて、その折り曲げ部を、左右の蓋フラップと背面側の側面板との間に挟み込むようにしてもよい。さらには、左右の蓋フラップも省略して、正面側に蓋フラップを一つのみ有する構造でもよい。注出口が一つの蓋フラップに固定されている場合、組立時に注出口のための特別な作業が不要になり、好ましい。2以上の蓋フラップが重なり合う位置に注出口を設けることも可能であるが、その場合、組立時に、重ねる蓋フラップを注出口と組み合わせる等の作業が追加になることもある。
実施例では、注出口を取り付けた位置(差込穴などの取付部)を正面側としているが、本発明はこの態様に限定されるものではない。注出口を外装容器の蓋部に取り付ける代わりに、注出口を外装容器の側部に取り付けることも可能である。
実施例の外装容器は、正面および背面の幅(図4の左右寸法)と、左右の側面の幅(図4の上下寸法)がほぼ等しい、正方形の蓋部および底部を有しているが、本発明はこの態様に限定されるものではない。外装容器の底部が長方形である場合、長辺側の底フラップに接続板(図5の接続板27a,27dに相当する部分)を設け、短辺側の底フラップに接続板の貼合部(図3の符号28b,28cに相当する部分)を設けることで、ワンタッチ式の底部を構成することが可能である。
内袋の可撓性容器(例えば図7では正面壁14a、背面壁14b、側壁15の部分)を構成する包装材としては、ヒートシール可能な単層フィルムや、ヒートシール性樹脂層を有する積層フィルム、不織布、織布、ゴムシートが挙げられる。単層フィルムとしては、ポリエチレン(PE)や無延伸ポリプロピレン(CPP)などの熱可塑性樹脂からなるフィルムが用いられる。積層フィルムとしては、ポリエチレン(PE)や無延伸ポリプロピレン(CPP)などの熱可塑性樹脂を熱融着用のシーラント層とし、これにポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル樹脂、ナイロン(Ny)等のポリアミド樹脂、ポリプロピレン(PP)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)等の樹脂層を積層したもの等が用いられる。基材フィルムには、酸素や水蒸気等のガスを遮断するためのガスバリア層として、例えばアルミニウムなどの金属蒸着層、酸化ケイ素や酸化アルミニウム等の無機化合物蒸着層、EVOHや塩化ビニリデン(PVDC)等のガスバリア性樹脂層、アルミニウム箔等の金属箔やクラフト紙等の1種または2種以上を組み合わせて積層することもできる。シーラント層と樹脂層とを積層する方法としては、ドライラミネート法、押出ラミネート法、共押出法等が挙げられる。シーラント層と樹脂層の間には、両者を接着するため接着剤や接着性樹脂からなる接着層やアンカー剤層等を設けてもよい。包装材の光学特性は、用途や目的等に応じて、透明、半透明、不透明、紫外線吸収性、赤外線吸収性など、適宜選択することが可能である。
可撓性容器は前記単層フィルムまたは積層フィルム1枚で構成しても、複数枚を重ね合わせて構成してもよい。
可撓性容器は側壁のない、いわゆる平袋形状でもよい。
本実施例において、外装容器の素材は段ボールとしたが、一部に樹脂などの異種材料を複合してもよい。また、同様の機能を有するのであれば、板紙や樹脂など、段ボール以外の素材を主体とする外装容器に適用することも考えられる。
10…バッグインボックス、11…可撓性容器、12…注出口、13…仮接合部、14a…正面壁、14b…背面壁、15…側壁、16…縦シール部、17a…上シール部、17b…下シール部、18…斜めシール部、20…外装容器、21…側部、21a,21b,21c,21d…側面板、21e…側部の接続板、22…側部の貼合部、23a,23b,23c,23d…側部の折り線、24a,24b,24c,24d…側部と底部の間の折り線、25…底部、25a,25d…係合部、26a,26b,26c,26d…底フラップ、27a,27d…底部の接続板、28b,28c…底部の貼合部、29a,29d…底部の折り線、30…蓋部、31a,31b,31c,31d…蓋フラップ、32a,32b,32c,32d…側部と蓋部の間の折り線、33…差込穴、34b,34c…切欠部、35…易破壊部、36…ブランク。

Claims (7)

  1. 外装容器の内袋として、注出口を有する可撓性容器を収容したバッグインボックスであって、
    前記外装容器がワンタッチ式段ボール箱からなり、前記外装容器の底部となる複数の底フラップを有し、前記外装容器が折り畳まれた状態において、前記複数の底フラップが側面板の下部から上方に折り返され前記注出口が前記外装容器に固定され、前記可撓性容器が前記複数の底フラップの全部と重ならないように前記外装容器に接合されていることを特徴とするバッグインボックス。
  2. 外装容器の内袋として、注出口を有する可撓性容器を収容したバッグインボックスであって、
    前記外装容器がワンタッチ式段ボール箱からなり、前記外装容器が折り畳まれた状態において、前記外装容器が側面板の下部から上方に折り返された底フラップを有し、前記注出口が前記外装容器に固定され、前記可撓性容器が、前記外装容器の底部となる前記底フラップと重ならないように前記外装容器に接合されており、
    前記注出口が前記可撓性容器の上部に設けられ、前記可撓性容器の下部が前記可撓性容器の上部に折り重ねられ、この折り重ね状態が、前記可撓性容器の一部と前記外装容器の一部または前記可撓性容器の他の一部との間で仮接合され、この仮接合は、前記注出口から前記可撓性容器内に内容物を充填することをきっかけとして自動で外れることを特徴とするバッグインボックス。
  3. 前記仮接合は、内容物の荷重により外れることが可能な、接着力の弱い接着剤または粘着剤から構成されていることを特徴とする請求項に記載のバッグインボックス。
  4. 前記外装容器が、水平方向に連結された複数の側面板と、前記複数の側面板の下部に一つずつ連結された複数の底フラップを有し、前記外装容器が折り畳まれた状態において、前記底部となる前記複数の底フラップが前記側面板の下部から上方に折り返されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバッグインボックス。
  5. 前記外装容器が前記底部となる四つの底フラップを有し、これらの底フラップのうち二つの隣り合う底フラップが互いに接着され、他の二つの隣り合う底フラップが互いに接着されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバッグインボックス。
  6. 前記外装容器が、水平方向に連結された複数の側面板と、前記複数の側面板の上部に連結された少なくとも一つの蓋フラップを有し、前記注出口は、前記外装容器が折り畳まれた状態において、一つの蓋フラップに固定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のバッグインボックス。
  7. 前記可撓性容器は、前後に対向する正面壁および背面壁と、これらの間に折り込まれた一対の側壁を有し、内容物を充填した使用状態では、前記側壁を広げることが可能であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のバッグインボックス。
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