JPH0514774U - ユニオン継手構造 - Google Patents

ユニオン継手構造

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JPH0514774U
JPH0514774U JP7017991U JP7017991U JPH0514774U JP H0514774 U JPH0514774 U JP H0514774U JP 7017991 U JP7017991 U JP 7017991U JP 7017991 U JP7017991 U JP 7017991U JP H0514774 U JPH0514774 U JP H0514774U
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union
union nut
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screw
joint structure
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JP7017991U
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雅孝 伊藤
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユニオンナットの軸線方向の移動量を大きく
するとともにユニオンナットのスパナ係合面の向きを規
定しやすくする。 【構成】パイプ真直部14の先端に設けたバルジ部14
aをユニオンねじ11押し付けユニオンナット20で締
結するユニオン継手構造において、全長が非常に短く、
パイプ真直部14に湾曲部15が連続されているとき、
ユニオンナット20を湾曲部15側に十分移動できるよ
うに、湾曲部15が入り込める幅と寸法の切り込み20
aをユニオンナット20の少なくとも一面に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種配管部品に接続されたユニオンねじに配管用のパイプをユニオ ンナットを用いて連結するユニオン継手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7はこの種のユニオン継手構造の従来例を説明する図で、1はパイプであり 、先端部にバルジ部2aが形成された真直部2と、この真直部2の基端部に連続 する湾曲部3とを有する。パイプ1の真直部2には六角形のユニオンナット5が 外挿されており、このユニオンナット5を不図示のユニオンねじの一端に形成さ れた雄ねじに螺合し、バルジ部2aをユニオンねじの一端に密着させる。なお、 ユニオンねじの他端は不図示の配管部品に接続されており、ユニオンナット5を ユニオンねじに締結することにより、パイプが不図示の配管部品に接続される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のユニオン継手構造にあっては次のような問題 がある。 (イ)パイプ1の真直部2が短いとユニオンナット5の湾曲部3側への移動量が 小さいので、バルジ部2aをユニオンナット5から突出させることができず、バ ルジ部2aを視認できない。 (ロ)この真直部2が短いと(イ)と同様の理由により、この真直部2にユニオ ンナット5を外挿した後でこのバルジ部2aを後加工できない。 (ハ)(イ),(ロ)の問題を回避するためにユニオンナット5の全長を短くす ると、限られた作業スペース(特にユニオンナット移動方向のスペース)がない 場合には、スパナのつかみ代がとれなくなるおそれがある。 (ニ)スパナ作業空間が狭くてスパナを回動できる角度がほぼ60度程度で、か つ、ユニオンナットを目視できずにスパナを操作せざるを得ない場合、ユニオン ナットのスパナ係合面を所定の向きにしておけば一定方向からスパナを挿入する だけでユニオンナットにスパナを係合できるが、従来は、スパナ係合面を所定の 向きにする基準がなく、スパナ係合面の向きを規定するのが困難であった。
【0004】 本考案の目的は、ユニオンナットの軸線方向の移動量を大きくするとともにユ ニオンナットのスパナ係合面の向きを規定しやすくしたユニオン継手構造を提供 することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
一実施例を示す図1に対応づけて本考案を説明すると、本考案は、一端に雄ね じ11bが形成され他端が配管部品12に接続されるユニオンねじ11と、先端 部にバルジ部14aが設けられた真直部14とこの真直部14の基端部に連続す る湾曲部15を有するパイプ13と、このパイプ13の真直部14に外挿される とともに、バルジ部14aをユニオンねじ11の一端に密着させるために前記ユ ニオンねじ11の雄ねじ11bに螺合されるユニオンナット20とを備えたユニ オン継手構造に適用される。 そして、ユニオンナット20の少なくとも一面にパイプ湾曲部15が入り込む 幅と長さの切り込み20aを設けることにより上記目的を達成する。
【0006】
【作用】
ユニオンナット20の切り込み20aをパイプ湾曲部15の曲げ方向に向けた 状態で、軸線方向に沿ってユニオンナット20をパイプ湾曲部15側に移動させ ると、湾曲部15は切り込み20aに入り込むから、真直部14のバルジ部14 aがユニオンナット20から突出される。したがって、パイプ13のバルジ部1 4aを視認して組立て作業をすることができ、また、ユニオンナット20を真直 部14に外挿した後でバルジ部14aの加工をすることができる。さらに、ユニ オンナット20の切り込み20aの位置を基準として、ユニオンナット20のス パナ係合面を所定の向きに簡単に規定できるので、スパナ回動角度がほぼ60度 に制限され、かつユニオンナットを目視できずに作業せざるを得ない場合でも、 スパナを一定の角度から挿入するだけで確実にスパナをユニオンナット20に係 合させてユニオンナットを締結することができる。
【0007】 なお、本考案の構成を説明する上記課題を解決するための手段と作用の項では 、本考案を分かり易くするために実施例の図を用いたが、これにより本考案が実 施例に限定されるものではない。
【0008】
【実施例】
図1〜図5により本考案の一実施例を説明する。 図1において、11は軸線方向に油路11aを有するユニオンねじであり、こ の両端には雄ねじ11b,11cが形成され、一方の雄ねじ11cは配管部品1 2に螺合されている。13はパイプであり、先端部にバルジ部14aが形成され た第1の真直部4と、この第1の真直部14の基端部に連続する湾曲部15と、 湾曲部15に連続する第2の真直部16とを有する。バルジ部14aより先端の 第1の真直部14はユニオンねじ11の油路11aに挿入されてユニオンナット 20でユニオンねじ11に締結され、第2の真直部16は油圧機器17に接続さ れている。
【0009】 20は第1の真直部14に摺動可能に外挿されたユニオンナットであり、この 一端側には、図2,3,4に示すように、ユニオンナット20を湾曲部15まで 軸線方向に移動できるような一対の切り込み20aが形成されている。この切り 込み20aはユニオンナット20の少なくとも一面にだけ形成してもよい。ユニ オンナット20の中央部にはバルジ部14aに係止可能な内方に突出するフラン ジ20bが形成され、ユニオンナット20の他端側はユニオンねじ11の雄ねじ 部11bに螺合される。バルジ部14aとユニオンねじ11の雄ねじ部11bと の間の第1の真直部14にはOリング17が嵌合されており、ユニオンナット2 0をユニオンねじ11に締結するとバルジ部14aと雄ねじ部11b先端との間 がOリング17でシールされる。
【0010】 上述したようにな継手構造においては、ユニオンナット20を軸線方向に湾曲 部15に向けて移動するとき、湾曲部15が切り込み20aに入り込むことがで きるから、図2,3に示すように、ユニオンナット20を湾曲部15まで移動で き、バルジ部14aをユニオンナット20から十分に突出させることができ、こ の結果、バルジ部14aを視認しつつ組立て作業が行えるので組立性が向上する 。また、パイプ13の第1の真直部14をユニオンナット20から突出させるこ とができるから、ユニオンナット20をこの第1の真直部14に外挿した後でバ ルジ部14aを後加工することができる。
【0011】 さらに、ユニオンナット20の切り込み20aは、ユニオンナット20のスパ ナ係合面を所定の向きにするための基準となる。すなわち、図5に示すように、 スパナの作業空間が狭くてスパナを回動できる角度θがほぼ60度に制限され、 かつ、ユニオンナット20を目視できずに作業せざるを得ない場合、切り込み2 0aを基準にしてユニオンナット20のスパナ係合面を所定の向きに規定するこ とができる。したがって、図5に示すように、障害物25によりスパナの回動が 制限され、かつ、ユニオンナット20を目視できない場合でも、図5に実線で示 す向きに挿入されたスパナSPにユニオンナット20のスパナ係合面が係合でき るように、切り込み20aを基準としてユニオンナット20のスパナ係合面の向 きを規定すれば、スパナSPを図5で実線で示す方向から挿入するだけでユニオ ンナット20に係合でき、ユニオンナット20をユニオンねじ11に締結できる 。
【0012】 さらにまた、図6に示すような場合、ユニオンナット20を単に短くすると車 体パネル31が邪魔になってスパナSPがユニオンナット20にかからなくなる が、本実施例のようにユニオンナット20の全長は短くせずに湾曲部15が入り 込む切り込み20aを設けることにより、図6に示すように、スパナSPのつか み代を確保することができる。なお、図6において、32はラジエータ、33は 自動変速装置用オイルクーラ、34はスタビライザであり、スパナSPはスタビ ライザ34と車体パネル31の先端との間の隙間からのみユニオンナット20に 係合させることができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、パイプの湾曲部が入り込める切り込みをユニオンナットに設 け、ユニオンナットからバルジ部やパイプ真直部を突出できるようにしたので、 バルジ部が視認できて組立性が向上し、また、ユニオンナットを真直部に外挿し た後でバルジ部を後加工することができる。その上、ユニオンナットの切り込み の位置を基準としてユニオンナットのスパナ係合面を所定の向きに簡単に規定で きるので、スパナ回動角度がほぼ60度に制限され、かつユニオンナットを目視 できずに作業せざるを得ない場合で、スパナを一定の角度から挿入するだけで確 実にスパナをユニオンナットに係合させてユニオンナットを締結することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るユニオン継手構造の一実施例を示
すもので一部を断面にした正面図である。
【図2】図1に使用されているユニオンナットおよびパ
イプを示す図であり、パイプ湾曲部がユニオンナットの
切り込みに挿入された状態を示す一部を断面にした正面
図である。
【図3】図1に使用されているユニオンナットおよびパ
イプを示し、ユニオンナットの切り込みにパイプ湾曲部
が入り込んだ状態をバルジ部側から見た斜視図である。
【図4】図3と同じ状態を切り込み側から見た斜視図で
ある。
【図5】本考案に係るユニオン継手構造の一実施例の動
作説明図である。
【図6】本考案に係るユニオン継手構造の一実施例の作
用効果を説明する図である。
【図7】従来のユニオン継手構造を示す正面図である。
【符号の説明】
11 ユニオンねじ 11b 雄ねじ 12 配管機器 13 パイプ 14 第1の真直部 14a バルジ部 15 湾曲部 20 ユニオンナット 20a 切り込み

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に雄ねじが形成され他端が配管部品
    に接続されるユニオンねじと、 先端部にバルジ部が設けられた真直部およびこの真直部
    の基端部に連続する湾曲部を有するパイプと、 このパイプの真直部に外挿されるとともに、前記バルジ
    部を前記ユニオンねじの一端に密着させるために前記ユ
    ニオンねじの雄ねじに螺合されるユニオンナットとを備
    えたユニオン継手構造において、 前記ユニオンナットの少なくとも一面に前記パイプの湾
    曲部が入り込む幅と長さの切り込みを設けたことを特徴
    とするユニオン継手構造。
JP7017991U 1991-08-07 1991-08-07 ユニオン継手構造 Expired - Lifetime JP2532529Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007239784A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Benex Corp 管継手及びエルボ管の接続方法
JP2016161029A (ja) * 2015-02-28 2016-09-05 株式会社フジキン 継手ナット及び継手構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007239784A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Benex Corp 管継手及びエルボ管の接続方法
JP2016161029A (ja) * 2015-02-28 2016-09-05 株式会社フジキン 継手ナット及び継手構造

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