JPS6224807Y2 - - Google Patents

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JPS6224807Y2
JPS6224807Y2 JP1984072820U JP7282084U JPS6224807Y2 JP S6224807 Y2 JPS6224807 Y2 JP S6224807Y2 JP 1984072820 U JP1984072820 U JP 1984072820U JP 7282084 U JP7282084 U JP 7282084U JP S6224807 Y2 JPS6224807 Y2 JP S6224807Y2
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JP
Japan
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connecting screw
screw member
retaining ring
pipe
thread
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JP1984072820U
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JPS602006U (ja
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  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用〕 本考案は管体の接続を行うための管継手装置、
特に振動等によるゆるみを阻止し得るゆるみ止め
機構付管継手装置に関するものである。
〔従来の技術〕 ボルト・ナツト又は螺合嵌合による管体等の接
続部においてはそのねじ接合により何らの振動が
与えられない場合は両者は緊密に固定されるけれ
ども他の物体が衝突したり、何らかの事由によつ
て強い振動が与えられると互いにかみ合つた係合
山部の接触圧が減少し、ゆるみを生じて外れ、こ
れに伴なつて二次的に他の事故を起すことがあ
る。そのためねじ接合においてはそのゆるみを阻
止することは重要な課題であり、割りピンを併用
したり、摩擦抵抗を増したり、L型金具やバネ座
金を使用する等種々のねじゆるみ止め構造が実公
昭39−21720号公報、実開昭52−13356号公報等に
より従来提案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、それら従来のゆるみ止め構造は
主としてナツト側に種々の変形が加えられ、ボル
ト側は塑性変形し難い材料で作られるのが普通で
あり、細径のねじ接合部においては或程度、ゆる
み阻止効果に期待がもたれるが、管状体を接続す
る接続部材など、その径が稍大きくなる場合には
阻止力が弱く、充分なゆるみ止め効果が得られな
いという問題を有している。
本考案は上記の如き事実に着目し管体の接続な
どにも適用してその螺合継合のゆるみを確実に阻
止せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕 しかして、上記問題点を解決する本考案の特徴
は互いに螺合嵌合により接続する第1、第2の両
接続部材の接続中間に止めリングを配設し、該止
めリングと一方の接続ねじ部材との間に相対的係
合手段を設けると共に該止めリングと他方の接続
ねじ部材との間に弾性ばね部材を介して止めリン
グを前記一方の接続ねじ部材側に付勢せしめ、か
つ止めリングには廻り止めを付設せしめた構成に
ある。
〔実施例〕
以下、添付図面にもとづいて本考案装置の実施
例を説明すると、第1図乃至第5図は本考案の1
例に係る装置を示し、ばね受け用鍔部1aを備
え、該鍔部1aから突出し、その外周に螺条2を
刻設してなる小径のボルト部1bを有する第1の
接続ねじ部材1の前記ボルト部1bに、内周に前
記螺条2に対応する螺条4が刻設された第2の接
続ねじ部材、即ちナツト側部材3が互いにその螺
条2,4により螺合接合し合つて本考案ねじ接続
の基本的態様をなす接続部が作られている。
そして上記の構成において、第1の接続ねじ部
材1の鍔部1aと、第2の接続部材3の嵌合側端
面との間に本考案の特徴をなす止めリング6がボ
ルト部1b外周に被嵌介装されており、止めリン
グ6と前記第2接続ねじ部材3の対合する各環状
面には、第2図、第3図にある如く前者に爪7が
一方、後者に前記爪7が係止する係合歯溝5が
夫々設けられていて第4図図示の如く適宜部位に
おいて両者の係合を可能ならしめている。
勿論、図示例では爪7が止めリング6側に、係
合歯溝5が第2の接続ねじ側3に設けられている
が係合は相対的なものであり、何れでも差支えな
いことは云うまでもないが、接続作動の関係から
図示例の配置は最も望ましい態様である。なお、
爪7は2個設けられているが、係合時における係
合力の配分より3個でもよく、又、互いに対称位
置に複数個形成することも可能である。
一方、更に前記止めリング6はその爪7配置の
反対面において第1の接続ねじ部材1のばね受け
用鍔部1aとの間に圧縮ばねよりなる弾性部材8
が介設され、該止めリング6を前記第2の接続ね
じ部材3の対合面に向かつて付勢していると共に
止めリング6より2個のピン部6aが突出形成さ
れ、第1の接続ねじ部材1のばね受け用鍔部1a
に形成されたスリツト溝1cに夫々嵌挿されるこ
とによつて廻り止め構成が形成されている。この
場合のピン部6aも亦図示の如く2個に限らず、
止着力の均衡を考慮しつつ複数設け得ることは勿
論である。
なお、図中、2′は第1の接続ねじ部材1の中
心にその軸線に沿つて穿設され、その内周面に管
体外周に設けた螺条と係合する螺条を刻設した貫
通ねじ孔である。
次に叙上の如く構成された本考案装置について
その作用を述べると、第1の接続部材1の中心に
設けられた貫通ねじ孔2′に対して適宜管体〔図
示せず〕などを接続し、一方、第2の接続ねじ部
材3の芯部に接続しようとする他の管体などを配
して、両者を接続するにあたり、先ず、図示しな
い管体を第1の接続ねじ部材1に接続し、その状
態で、他方、管体を接続した第2の接続ねじ部材
3を両者の螺条2,4結合により嵌着し所要の部
位まで螺着せしめる。
そのとき止めリング6は弾性部材8の付勢力に
抗して第1図左方側へ移行させ、前記第2の接続
ねじ部材3が所要の部位に到達したとき、その圧
縮力を解放して対合する爪7と係合歯溝5とを互
いに対応させ、係止させる。なお、廻り止めピン
部6aは第1の接続ねじ部材1のスリツト溝1c
に嵌挿する。かくして止めリング6と第2の接続
ねじ部材3は爪7と係合歯溝5とからなる係合手
段によつて強固に一体化され、同時に止めリング
6と第1の接続ねじ部材1はピン部6aとスリツ
ト溝1cからなる廻り止めによつて一体に係着さ
れ、両ねじ部材1,3の螺条2,4による固定と
相俟つて従来に比し遥かにすぐれた締め付け力が
発揮され、ゆるみを完全に阻止する。
第6図は前記図示例における廻り止め機構を改
変した他の実施例であり、前記第1図の実施例が
ピン部6aとスリツト溝1cによつて廻り止めを
形成しているのに対し第1の接続ねじ部材1のボ
ルト部に凹条溝9を形成し、止めリング6を貫通
する締緩調節可能なボルトねじ10を該凹条溝9
に対し締め付けることによつて廻り止め作用をな
す以外は第1図の場合と同様である。従つて同一
部分は同一符号をもつて表わしている。
なお、11は第2の接続ねじ部材3側に連結さ
れた管体を示す。この場合も、その組付態様は前
記第1図における場合と殆ど同様であり、特に変
りはない。
〔考案の効果〕
以上のように本考案装置はねじ接続される第1
と第2の両接続ねじ部材の間に止めリングを配設
し、該止めリングと一方の第2の接続ねじ部材と
を係合手段をもつて弾性的に係合離脱可能となす
と共に他方の第1の接続ねじ部材と止めリングと
の間に廻り止めを付設せしめたものであるから、
単なる第1、第2両接続ねじ部材間のねじ結合に
よる締め付けに止まらず、止めリングと第2の接
続部材間の係合手段によつて両者の一体的結合が
確保され、更に止めリングと第1の接続ねじ部材
との間も廻り止めによつて強固に一体保持されて
従来のねじ接続に比し遥かに強固な締め付け性能
が得られ、衝撃などによる振動があつたとしても
ねじ接続部は全くゆるむことがなく安定した接続
を維持することができる。
しかも本考案装置ではねじ接続部の振動などに
よるゆるみ抵抗力が両接続ねじ部材に刻設された
螺条のみでなく、止めリングと第2の接続ねじ部
材との間の係合手段ならびに止めリングと第1の
接続ねじ部材との間の廻り止めに分散されること
になり、接続ねじ部にかかる力が減殺され、ねじ
接続部の耐久性を増大し、破損、ひいては事故惹
起に至る事態を大幅に防止することが出来る効果
を併せ具有し、ねじ接続部のゆるみ止め装置とし
てその実用性が今後に期待される有望な装置であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の1例を示す断面概要図、
第2図及び第3図は第2の接続ねじ部材と止めリ
ングとの係合手段を示す説明図で第2図は前者
側、第3図は後者側である。又、第4図は同係合
手段の係合態様を示す説明図、第5図は廻り止め
の1例を示す第1図A−A線矢視断面図、第6図
は本考案装置の他の実施例を示す断面概要図であ
る。 1……第1の接続ねじ部材、1a……ばね受け
用鍔部、1b……ボルト部、1c,6a,9,1
0……廻り止め手段、2……螺条、2′……貫通
ねじ孔、3……第2の接続ねじ部材、4……螺
条、5……係合歯溝、6……止めリング、7……
爪、8……弾性部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周に螺条を有する小径ボルト部の一端にばね
    受け用鍔部を形成し、その中心に軸線に沿つてパ
    イプの端部を螺着可能な貫通ねじ孔を設けた筒状
    の第1接続ねじ部材と、内周に該第1接続ねじ部
    材のボルト部に螺着可能な螺条を備え、中心孔内
    にてパイプの端部を回動可能に挿通保持する袋ナ
    ツト状の第2接続ねじ部材とによつて管継手を構
    成する一方、前記第1接続ねじ部材の小径ボルト
    部外周に、前記第2接続ねじ部材との間に位置さ
    せて止めリングを軸方向移動可能に貫挿し、該止
    めリングと前記第2接続ねじ部材との対合環状面
    に爪と係合歯溝からなる相対的係合手段を設ける
    と共に、止めリングと前記第1接続ねじ部材のば
    ね受け用鍔部との間に弾性部材を介装して止めリ
    ングを第2接続ねじ部材側に付勢し、更に、該止
    めリングと前記第1接続ねじ部材との間に軸方向
    の相対移動のみ可能な廻り止め手段を介設せしめ
    たことを特徴とするゆるみ止め機構付管継手装
    置。
JP7282084U 1984-05-17 1984-05-17 ゆるみ止め機構付管継手装置 Granted JPS602006U (ja)

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JP7282084U JPS602006U (ja) 1984-05-17 1984-05-17 ゆるみ止め機構付管継手装置

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JP7282084U JPS602006U (ja) 1984-05-17 1984-05-17 ゆるみ止め機構付管継手装置

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Publication Number Publication Date
JPS602006U JPS602006U (ja) 1985-01-09
JPS6224807Y2 true JPS6224807Y2 (ja) 1987-06-25

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JP7282084U Granted JPS602006U (ja) 1984-05-17 1984-05-17 ゆるみ止め機構付管継手装置

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JPS602006U (ja) 1985-01-09

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