JP6358490B2 - 管継手 - Google Patents

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Description

この発明は、給水給湯用などの配管の接続に使用されるメカニカル接続方式の管継手に関し、特に、メカニカル接続方式の管継手における、袋ナットと継手本体との緩み防止の構造に関するものである。
従来から、屋内給水給湯用などの配管には一般配管用ステンレス鋼鋼管が使用されている。一般配管用ステンレス鋼鋼管の接続方式には、袋ナットと継手本体とを締め付けることで管を接続するメカニカル接続方式の管継手が広く使用されている。この種の管継手として、例えば、特許文献1には図14に示すように、管Pの端部に形成されたフレア部を挟むテーパ部を有する継手本体20と袋ナット30とを備え、継手本体20と袋ナット30を締め付けることによって管Pを接続する管継手10が開示されている。
このタイプの管継手によればフレア部が形成された管の端部に袋ナットを装着した状態で、継手本体と袋ナットを所定の締め付けトルクで締め付けるだけで管の接続を行うことができるので、ねじ込み継手による管の接続に対して配管の施工が簡単であるという長所がある。しかしながら、配管に強い振動などの外力が加わって袋ナットに接続を緩ませる方向の力が作用した場合に、継手本体と袋ナットの接続が緩み、管と管継手との接続が外れたり流体の漏れが生じたりする恐れがある。
そこで、特許文献1には、継手本体20に形成された円周溝で縮径するリング部材40と、袋ナット30の端部内面にリング部材40に引っ掛かる係止溝301とを設け、袋ナットの係止溝301とリング部材40とが嵌り合って袋ナット30の緩み止めを行うことが記載されている。この袋ナットの緩み止め構造によれば、リング部材と係止溝が嵌り合いさえすれば機械的に確実に袋ナットの緩み止めを行うことができる。
特開2008−38924号公報
しかしながら、特許文献1に記載の管継手には次のような解決すべき課題がある。袋ナットは継手本体に所定の長さが締め付けられたときに、リング部材と係止溝とが嵌り合うように設定されるが、例えば、管の厚みのばらつきなどに起因して所定の長さ締め付けることができないことが考えられる。この場合は、リング部材と係止溝とが嵌り合っていないので、袋ナットの緩み止めの機能を果たさない。また、逆に、袋ナットが所定の長さ締め付けられているにもかかわらず管と継手との接続が不十分であることも考えられる。この場合は、袋ナットの緩み止めの機能は果たすが、管と継手との接続が確実に行われない。この袋ナットの緩み止め構造で、これらの課題を解決することは、各部材の寸法精度を非常に高めることで可能であるが製造コストの増大にもつながる。
本発明は、これらの問題点に鑑みてなされたものであり、確実に管のメカニカル接続を行うことができて、かつ、継手本体に対する袋ナットの締め付け完了の位置にばらつきが生じた場合であっても袋ナットの緩み止めを行うことを低コストで実現できる管継手を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明の管継手は、管を受け取る受け口を有する継手本体と、継手本体に螺合される袋ナットと、受け口に装着され管とシールするシール部材と、を有する管継手において、
継手本体に対して袋ナットが締め付けられたときに、継手本体と袋ナットとの締め付け方向への相対移動のみを許容するナット緩み止め部材を備えるものである。
この管継手によれば、継手本体に袋ナットを締め付けて管を接続するとき、継手本体と袋ナットは締め付け方向にのみ相対移動する。換言すると、継手本体と袋ナットは締め付けが緩む方向へは相対移動することはない。
上記の管継手において、本発明の管継手は、ナット緩み止め部材
弾性的に拡縮可能に設けられた環状の板状部材であり、
継手本体の外周部に突出する保持凸部に嵌り合う第1孔部と、
袋ナットを締め付けたときに、袋ナットに形成された係止片が係止する複数の第2孔部と、
を備える部材である
この管継手によれば、ナット緩み止め部材は、保持凸部に第1孔部が嵌り合って継手本体に保持される。また、袋ナットはナット緩み止め部材に円周方向に複数形成された第2の孔部に、係止片が袋ナットの締め付け方向にのみ移動しながら継手本体に締め付けられる。
また、上記の管継手において、本発明に関連する管継手は、ナット緩み止め部材
弾性的に拡縮可能に設けられた環状の部材であり、
継手本体の外周部に突出する保持凸部に嵌り合う第1係止部と、
袋ナットを締め付けたときに、袋ナットに形成された係止片が係止する複数の第2係止部と、
を備える部材である
この管継手によれば、ナット緩み止め部材は、保持凸部に第1係止部が嵌り合って継手本体に保持される。また、袋ナットはナット緩み止め部材に円周方向に複数形成された第2係止部に、袋ナットに形成された係止片が締め付け方向にのみ移動しながら継手本体に締め付けられる。
また、上記の管継手において、本発明の管継手は、ナット緩み止め部材
継手本体に形成された環状溝部に圧入されて固定される環状本体部と、
環状本体部に設けられ、袋ナットを締め付けたときに袋ナットに形成された係止片が袋ナットの締め付け方向にのみ移動可能な規制片と、
を備える部材であってもよい
この管継手によれば、ナット緩み止め部材は、継手本体に対して環状本体部で保持される。また、袋ナットは、緩む方向の移動を環状本体に備わる規制片によって規制され、締め付け方向にのみ移動しながら継手本体に締め付けられる。
本発明の管継手によれば、袋ナットは継手本体と袋ナットの締め付け方向への相対移動のみ許容するナット緩み止め部材を備えるので、もし、管の寸法のばらつきなどによって継手本体に対する袋ナットの締め付け完了の位置にばらつきが生じた場合であっても、確実に管のメカニカル接続を行うことができ、かつ、低コストで袋ナットの緩み止めを実現することができる。
第1の実施の形態の管継手の断面図である。 第1の実施の形態における継手本体を示す図である。 第1の実施の形態における袋ナットを示す図である。 第1の実施の形態におけるナット緩み止め部材の斜視図である。 第1の実施の形態の管継手の使用状態を示す断面図である。 第2の実施の形態の管継手の断面図である。 第2の実施の形態における継手本体を示す図である。 第2の実施の形態における袋ナットを示す図である。 第2の実施の形態におけるナット緩み止め部材の斜視図である。 第2の実施の形態の管継手の使用状態を示す断面図である。 第3の実施の形態における継手本体を示す断面図である。 第3の実施の形態におけるナット緩み止め部材の斜視図である。 第3の実施の形態における継手本体とナット緩み止め部材とを組み付けた状態を示す斜視部分断面図である。 従来技術の管継手を示す断面図である。
本発明に係る第1〜第3の実施の形態の管継手を順に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は管継手1の断面図である。図の左側は管Pを接続した状態を示し、図の右側は各部材を分解した状態を示している。図1に示すように、管継手1は、継手本体2と、継手本体2に締め付けられる袋ナット3と、継手本体2と管Pをシールするシール部材4と、ナット緩み止め部材5とを有し、継手本体2と袋ナット3を締め付けることで管Pを機械的に接続するものである。
図2は継手本体2を示し、図2(a)は継手本体の断面図、図2(b)は継手本体の斜視図である。図2に示すように、継手本体2は、内部に流体が流れる流路21を有する中空形状を有している。外周部は、端部から順に、受け口22と、おねじ部23と、胴部24とが形成されている。受け口22は、シール部材4が装着されるパッキン溝221と、パッキン溝221から奥側に向かって拡がるテーパ部222とからなり、管Pが接続された際に管Pの端部を受け取る。おねじ部23は、テーパ部222の後部に形成されており管Pを接続する際に、袋ナット3が締め付けられる。胴部24は、管Pを接続する際にスパナなどの工具で保持できるように、所定の2面幅を有する対向する複数の2面を有する例えば6角形状に形成されている。また胴部24のおねじ23側の端部には、保持凸部25が円周方向に複数形成されている。
図3は袋ナット3を示し、図3(a)は継手本体側から袋ナットを見た側面図、図3(b)は袋ナットの正面から見た半断面図、図3(c)は袋ナットの斜視図である。図3に示すように、袋ナット3は、内周部に、テーパ部31とめねじ部32とが形成されている。テーパ部31は、端部から奥側に向かって拡がるように形成されており、管Pを接続する際には管Pの端部に形成されたフレア部を、継手本体2のテーパ部222に向かって押圧する。めねじ部32は、テーパ部31と反対側の端部に向かって形成されており、管Pを接続する際に、継手本体2のおねじ部23に締め付けられる。袋ナット3の外周部は、継手本体と同様に、工具で保持するために所定の2面幅を有する対向する複数の2面を有する例えば6角形状に形成されている。また、袋ナットの外周端部には、周方向に複数の係止片33と係止溝34が形成されている。係止片33は、袋ナットを締め付ける方向に向かって傾斜する傾斜面331と、傾斜面と反対側には傾斜のない係止部332が形成されている。また係止片33には、端面には面取り333が施されている。継手本体2および袋ナット3の材料は、例えば、オーステナイト系ステンレス鋳鋼のSCS13が使用される。
シール部材4は、図1に示すように、継手本体2の端部に形成されたパッキン溝221に装着された環状の部材であり、管Pが接続された際に管Pの内面と継手本体2の間をシールする。シール部材4の材料には、ゴム材料が使用され、耐熱性やその他の機械的性質に優れるニトリルブタジエンゴム(NBR)や、さらに耐熱性に優れるフッ素ゴム(FKM)などが使用される。
図4はナット緩み止め部材5の斜視図である。図4に示すように、ナット緩み止め部材5は、円周方向の一部が切り欠かれた環状に形成された板状の部材である。ナット緩み止め部材5は、複数の第1孔部51と複数の第2孔部52が円周方向に形成されている。第1孔部51は継手本体2の外周部に形成された保持凸部25が嵌り合うように厚さ方向に貫通する貫通孔である。また第2孔部52も第1孔部と同様に厚さ方向に貫通する貫通孔として形成されている。ナット緩み止め部材5は、弾性的に拡縮径可能に設けられており、第1孔部51が継手本体2の保持凸部25に嵌り合うように継手本体2に装着される。ナット緩み止め部材5の材料には、ばね鋼やステンレス鋼などの弾性を有する板材が使用され、第1孔部51、第2孔部52を打ち抜き加工により形成した板材をリング状に丸めて形成される。
次に、図5を参照して、管継手1を使用した管Pの接続手順について説明する。図5(a)は袋ナットの締め付けの初期の状態を示し、図5(b)は袋ナットの締め付けを完了した状態を示している。
(1)シール部材4、ナット緩み止め部材5が装着された継手本体2と、端部にフレア加工が施された管Pの外周部に装着された袋ナット3とを準備し、図5(a)に示すように継手本体2のおねじ部23と袋ナット3のめねじ部32とを手締めによって仮に締め付ける。
(2)さらに、袋ナット3の締め付けを進めると、袋ナット3の端部に形成された係止片33の面取りされた部分でナット緩み止め部材5の端部が弾性的に押し拡げられ、係止片33がナット緩み止め部材5の第2係止孔に収まる。
(3)さらに、袋ナット3の締め付けを進めて、袋ナット3のテーパ部31と継手本体2のテーパ部222で管Pのフレア加工された端部を強固に挟みつけ、かつ、シール部材を完全に圧縮して管Pの接続が完了する。袋ナット3を締め付けるとき、袋ナット3の端部に形成された係止片33は、締め付け方向に傾斜する傾斜面331(図3を参照)で弾性的にナット緩み止め部材5を押し拡げて、ラチェット的に第2孔部から円周方向に隣り合う第2孔部へと次々と移動する。一方、係止片33の締め付け方向と反対方向には傾斜はなく、第2孔部に係止する係止部332が形成されているので、締め付け方向に隣り合う第2孔部に移動した係止片33が元の第2孔部に戻ることはない。言い換えると、袋ナット3は締め付け方向にのみ移動可能であることになる。管Pの接続が完了するまで、袋ナット3を締め付けると、袋ナット3に形成された係止片33は第2孔部に係止する。したがって、袋ナット3は、管Pの接続が完了した後はその位置で緩み止め部材5により確実に緩み止めされるので、もし袋ナット3を緩ませる方向の外力が作用しても袋ナット3が緩むことはない。
(第2の実施の形態)
図6は管継手1aの断面図である。図の左側は管Pを接続した状態を示し、図の右側は各部材を分解した状態を示している。第2の実施の形態の管継手1aは、ナット緩み止め部材5aの構造と、それに関わる継手本体2aと袋ナット3aの構造を除く部分は、第1の実施の形態の管継手と同一であるので、同一の参照符号を付してその説明は省略する。
図6に示すように、管継手1aは、継手本体2aと、継手本体2締め付けられる袋ナット3aと、継手本体2aと管Pをシールするシール部材4と、ナット緩み止め部材5aとを有する。
図7は継手本体2aを示し、継手本体2aは、おねじ部23の後部には円周方向に複数の保持凸部25aが形成されている。
図8は袋ナット3aを示し、図8(a)は継手本体側から袋ナットを見た側面図、図8(b)は袋ナットの斜視図である。袋ナット3aは、端部外面に、締め付け方向(図の矢印Aの方向)に向かって傾斜する傾斜面331aとその反対方向には係止部332aを有する鋸刃形状の複数の係止片33aが円周方向に所定の間隔をあけて形成されている。また係止片33aには、端面には面取り333aが施されている。
図9はナット緩み止め部材5aの斜視図を示している。図9に示すように、、ナット緩み止め部材5aは、円周方向の一部が切り欠かれた環状に形成されており、その内周部には継手本体2aに形成された保持凸部25aに対応する部分に、保持凸部25aが嵌り合って収まる複数の第1係止部51aが円周方向形成されている。また、第1係止部51aと反対側の端部には袋ナット3aの係止片33aが収まる複数の谷部521aと、ナットの締め付けに伴って係止片33aの傾斜面によって押し拡げられる複数の山部522aとからなる第2係止部52aとが形成されている。
次に、図10を参照して、管継手1aを使用した管Pの接続手順について説明する。図10(a)は袋ナット3aの締め付けの初期の状態を示し、図10(b)は袋ナット3aの締め付けを完了した状態を示している。
(1)シール部材4、ナット緩み止め部材5aが装着された継手本体2aと、端部にフレア加工が施された管Pの外周部に装着された袋ナット3aとを準備し、図10(a)に示すように継手本体2aのおねじ部23と袋ナット3aのめねじ部32とを手締めによって仮に締め付ける。
(2)さらに、袋ナット3aの締め付けを進めると、袋ナット3aの端部に形成された係止片33aは、傾斜面331aによって山部521aを押し拡げて移動し、山部521aを越えて隣り合う谷部522aへ移動する。(図8、図9を参照)
(3)さらに、袋ナット3aの締め付けを進めて、袋ナット3aのテーパ部31と継手本体2aのテーパ部222で管Pのフレア加工された端部を強固に挟みつけ、かつ、シール部材を完全に圧縮して管Pの接続が完了する。袋ナット3aを締め付けるとき、袋ナット3の端部に形成された係止片33aは、締め付け方向に傾斜する傾斜面331aで山部521aを押し拡げて、弾性的にナット緩み止め部材5aを拡径し、ラチェット的に谷部522aから円周方向に隣り合う谷部522aへと次々と移動する。一方、係止片33aの締め付け方向と反対方向には傾斜はなく、山部521aに係止する係止部332aが形成されているので、締め付け方向に隣り合う谷部522aに移動した係止片33aが元の谷部522aに戻ることはない。管Pの接続が完了するまで、袋ナット3aを締め付けると、袋ナット3aに形成された係止片33aは山部521aに係止する。このように、本実施の形態においても第1の実施の形態と同様に、管Pを接続した後の袋ナットの緩み止めを行うことができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態の管継手1bは、ナット緩み止め部材5bの構造と、それに関わる継手本体2bの構造が他の実施の形態とは相違するが、袋ナットの構造は第2の実施の形態の管継手と同一であり、またそれ以外の部分は第1の実施の形態の管継手と同一であるので、同一部分については同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図11は継手本体2bの断面図である。図11に示すように、継手本体2bには、胴部24bのねじ側の面に後述する袋ナット緩み止め部材5bを保持する環状溝部241bが形成されている。
図12はナット緩み止め部材5bの円周方向の一部を切り欠いた部分断面図である。図12に示すように、ナット緩み止め部材5bは、環状本体部51bと、環状本体部51bとつながった環状の環状保持部52bと、環状保持部52bに保持される規制片53bとを備えている。環状本体部51bには、継手本体2bの環状溝241bに圧入保持するために一条の凸条部511bが形成されている。環状保持部52bには端部に4か所のスリット521bが形成されており、スリット521bには規制片53bが支持固定されている。規制片53bは、環状保持部52bの円周方向に弾性的に変形可能な板状体である。環状本体部51bと環状保持部52bは金属製の材料で形成され、例えば、SCS13などオーステナイト系ステンレス鋳鋼などで形成される。規制片53bは、ばね鋼などの弾性を有する金属板などで形成される。本実施の形態ではスリット521b、規制片53bを4か所としているがこの数量に限定されない。スリット521b、規制片53bはNか所に設けることができる(Nは、1以上の自然数)。
図13に示すように、継手本体2bとナット緩み止め部材5bとは、継手本体2bの環状溝部241bにナット緩み止め部材の環状本体部51bを圧入することにより一体的に固定される。環状本体部51bには一条の凸条部511bが形成されているので、継手本体2bとナット緩み止め部材5bは強固に固定される。
第3の実施の形態の管継手1bでは、次のようにして管Pが接続される。袋ナット3aは、継手本体2bに締め付けるとき、袋ナット3aの端部の係止片33aは規制片53bを円周方向に変形させながら締め付けられる。このとき、係止片33aは隣り合う係止片33aが次々と規制片53bを通過する。そして、管Pの接続が完了するまで袋ナットの締め付けが完了すると、規制片52bが係止片33aの係止部332aに係止する。このとき、係止部332aには傾斜を有していないので、規制片52bは締め付けと反対方向に移動しない。このように、本実施の形態においても第1、第2の実施の形態と同様に、管Pを接続した後の袋ナットの緩み止めを行うことができる。
なお、本発明に係る管継手は、上述した第1〜第3の実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において変更することができる。例えば、ナット緩み止め部材は、継手本体側に設けるのではなく、袋ナット側に設けることもできる。
1,1a,1b:管継手
2,2a,2b:継手本体
21:流路、22受け口、221:パッキン溝、222:テーパ部
23:おねじ部、24、24b:胴部、241b:環状溝部
25,25a:保持凸部
3,3a,3b:袋ナット
31:テーパ部、32:めねじ部、33,33a,33b:係止片
331,331a:傾斜面、332,332a:係止部、333,333a:面取り
34:係止溝
4:シール部材
5、5a、5b:ナット緩み止め部材
51:第1孔部、51a:第1係止部
51b:環状本体部、
52:第2孔部、52a:第2係止部、52b環状保持部、
521a:谷部、522a:山部
521b:スリット、53b:規制片
P:管

Claims (2)

  1. 管を受け取る受け口を有する継手本体と、前記継手本体に螺合される袋ナットと、前記受け口に装着され前記管とシールするシール部材と、を有する管継手において、
    前記継手本体に対して前記袋ナットが締め付けられたときに、前記継手本体と前記袋ナットとの締め付け方向への相対移動のみを許容するナット緩み止め部材を備え
    前記ナット緩み止め部材は、
    弾性的に拡縮可能に設けられた環状の板状部材であり、
    前記継手本体の外周部に突出する保持凸部に嵌り合う第1孔部と、
    前記袋ナットを締め付けたときに、前記袋ナットに形成された係止片が係止する複数の第2孔部と、
    を備えることを特徴とする管継手。
  2. 管を受け取る受け口を有する継手本体と、前記継手本体に螺合される袋ナットと、前記受け口に装着され前記管とシールするシール部材と、を有する管継手において、
    前記継手本体に対して前記袋ナットが締め付けられたときに、前記継手本体と前記袋ナットとの締め付け方向への相対移動のみを許容するナット緩み止め部材を備え、
    前記ナット緩み止め部材は、
    前記継手本体に形成された環状溝部に圧入されて固定される環状本体部と、
    前記環状本体部に設けられ、前記袋ナットを締め付けたときに前記袋ナットに形成された係止片が袋ナットの締め付け方向にのみ移動可能な規制片と、
    を備えることを特徴とする管継手。
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