JPH09242949A - ステンレス管用管継手 - Google Patents
ステンレス管用管継手Info
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- JPH09242949A JPH09242949A JP4708596A JP4708596A JPH09242949A JP H09242949 A JPH09242949 A JP H09242949A JP 4708596 A JP4708596 A JP 4708596A JP 4708596 A JP4708596 A JP 4708596A JP H09242949 A JPH09242949 A JP H09242949A
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- Japan
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- pipe
- cap nut
- peripheral surface
- joint
- rubber packing
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L19/00—Joints in which sealing surfaces are pressed together by means of a member, e.g. a swivel nut, screwed on or into one of the joint parts
- F16L19/04—Joints in which sealing surfaces are pressed together by means of a member, e.g. a swivel nut, screwed on or into one of the joint parts using additional rigid rings, sealing directly on at least one pipe end, which is flared either before or during the making of the connection
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Joints With Pressure Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、接続時にステンレス管を正しく継手
本体に装着してゴムパッキンの損傷を防止し、また袋ナ
ット締付け時に管が共回りさせられるのを防止し、袋ナ
ット締付け完了を正確に外部から確認できるステンレス
管用管継手を提供する。 【構成】本発明は、管の端部にフレア状の拡開部を有す
るステンレス管用管継手であって、端部に先細りのテ−
パ外周面とおねじを有する継手本体と、テ−パ内周面を
有する袋ナットとからなり、前記継手本体に袋ナットを
締付けることにより継手本体のテ−パ外周面に管の拡開
部内面を圧接して接続するフレア形の管継手において、
前記継手本体のテ−パ外周面と管の拡開部内面とが圧接
するテーパ外周面の中間部にパッキン装着部を設けて断
面円弧部と帯状部とからなる環状のゴムパッキンを装着
し、該ゴムパッキン装着部の小径側先端部にゴムパッキ
ンの端面を防護する極小幅の環状突出部を設けたことを
特徴とする。
本体に装着してゴムパッキンの損傷を防止し、また袋ナ
ット締付け時に管が共回りさせられるのを防止し、袋ナ
ット締付け完了を正確に外部から確認できるステンレス
管用管継手を提供する。 【構成】本発明は、管の端部にフレア状の拡開部を有す
るステンレス管用管継手であって、端部に先細りのテ−
パ外周面とおねじを有する継手本体と、テ−パ内周面を
有する袋ナットとからなり、前記継手本体に袋ナットを
締付けることにより継手本体のテ−パ外周面に管の拡開
部内面を圧接して接続するフレア形の管継手において、
前記継手本体のテ−パ外周面と管の拡開部内面とが圧接
するテーパ外周面の中間部にパッキン装着部を設けて断
面円弧部と帯状部とからなる環状のゴムパッキンを装着
し、該ゴムパッキン装着部の小径側先端部にゴムパッキ
ンの端面を防護する極小幅の環状突出部を設けたことを
特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はフレア接続形の管継手に
関するもので、特にステンレス管を接続するのに好適な
管継手である。
関するもので、特にステンレス管を接続するのに好適な
管継手である。
【０００２】
【従来の技術】従来、特開平６ー２３５４８５号公報で
開示された図３に示す本出願人の発明によるステンレス
管用管継手が開示されている。このものはステンレス管
１の端部を袋ナット２内に嵌挿し、管の端部７を袋ナッ
ト２のテーパ内周面に沿ってテ−パ状に拡開し、この袋
ナット２を端部にテ−パ外周面３とゴムパッキン４を装
着した継手本体５に螺合して接続する管継手である。継
手本体５のテ−パ外周面に装着したゴムパッキン４は継
手本体の端部にまで延び、このゴムパッキンの延出部６
によって管１の内面と継手本体５の端部が流体との接触
側で接触するのを防止して、気密性と併せてステンレス
管特有のスキマ腐蝕を防止するようにした優れたもので
ある。
開示された図３に示す本出願人の発明によるステンレス
管用管継手が開示されている。このものはステンレス管
１の端部を袋ナット２内に嵌挿し、管の端部７を袋ナッ
ト２のテーパ内周面に沿ってテ−パ状に拡開し、この袋
ナット２を端部にテ−パ外周面３とゴムパッキン４を装
着した継手本体５に螺合して接続する管継手である。継
手本体５のテ−パ外周面に装着したゴムパッキン４は継
手本体の端部にまで延び、このゴムパッキンの延出部６
によって管１の内面と継手本体５の端部が流体との接触
側で接触するのを防止して、気密性と併せてステンレス
管特有のスキマ腐蝕を防止するようにした優れたもので
ある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、接
続施行の際ステンレス管の拡開端部が装着された袋ナッ
ト２を継手本体５に螺合するとき、無造作な施行により
この拡開端部７がゴムパッキン４の外面や延出部６の端
部に突き当り、ゴムパッキン４の延出部６を折り返し曲
げたり、損傷させたり、あるいは継手本体５のパッキン
装着部からパッキン４を逸脱させたりして、正常な接続
が行なわれない場合がある。
続施行の際ステンレス管の拡開端部が装着された袋ナッ
ト２を継手本体５に螺合するとき、無造作な施行により
この拡開端部７がゴムパッキン４の外面や延出部６の端
部に突き当り、ゴムパッキン４の延出部６を折り返し曲
げたり、損傷させたり、あるいは継手本体５のパッキン
装着部からパッキン４を逸脱させたりして、正常な接続
が行なわれない場合がある。
【０００４】また管１の拡開部外面を袋ナット２の内面
で押圧しながら袋ナット２を継手本体５に螺合するの
で、管１が袋ナットの回転方向に共回りさせられるとい
う問題がある。また袋ナット２を確実に工具等によって
締付けたかどうかを正確に確認する必要がある。本発明
はこれら上記の課題を解消して、接続時にステンレス管
を正しく継手本体に装着してゴムパッキンの損傷を防止
し、また袋ナット締付け時に管が共回りさせられるのを
防止し、袋ナット締付け完了を正確に外部から確認でき
るステンレス管用管継手を提供するものである。
で押圧しながら袋ナット２を継手本体５に螺合するの
で、管１が袋ナットの回転方向に共回りさせられるとい
う問題がある。また袋ナット２を確実に工具等によって
締付けたかどうかを正確に確認する必要がある。本発明
はこれら上記の課題を解消して、接続時にステンレス管
を正しく継手本体に装着してゴムパッキンの損傷を防止
し、また袋ナット締付け時に管が共回りさせられるのを
防止し、袋ナット締付け完了を正確に外部から確認でき
るステンレス管用管継手を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、管の端
部にフレア状の拡開部を有するステンレス管用管継手で
あって、端部に先細りのテ−パ外周面とおねじを有する
継手本体と、テ−パ内周面を有する袋ナットとからな
り、前記継手本体に袋ナットを締付けることにより継手
本体のテ−パ外周面に管の拡開部内面を圧接して接続す
るフレア形の管継手において、前記継手本体のテ−パ外
周面と管の拡開部内面とが圧接するテーパ外周面の中間
部にパッキン装着部を設けて断面円弧部と帯状部とから
なる環状のゴムパッキンを装着し、該ゴムパッキン装着
部の小径側先端部にゴムパッキンの端面を防護する極小
幅の環状突出部を設けたことを特徴とするステンレス管
用管継手である。
部にフレア状の拡開部を有するステンレス管用管継手で
あって、端部に先細りのテ−パ外周面とおねじを有する
継手本体と、テ−パ内周面を有する袋ナットとからな
り、前記継手本体に袋ナットを締付けることにより継手
本体のテ−パ外周面に管の拡開部内面を圧接して接続す
るフレア形の管継手において、前記継手本体のテ−パ外
周面と管の拡開部内面とが圧接するテーパ外周面の中間
部にパッキン装着部を設けて断面円弧部と帯状部とから
なる環状のゴムパッキンを装着し、該ゴムパッキン装着
部の小径側先端部にゴムパッキンの端面を防護する極小
幅の環状突出部を設けたことを特徴とするステンレス管
用管継手である。
【０００６】また上記において、前記袋ナットのテーパ
内周面の中央部に環状溝を設け、該環状溝に環状の滑り
部材を装着し、袋ナットの締付け前ではテーパ内周面か
ら滑り部材の内面を突出して設け、袋ナットの締付け終
了時では滑り部材の突出部がつぶされて袋ナットのテー
パ内周面が管の拡開部外面に当接して管の拡開部を圧縮
するようにしたステンレス管用管継手である。また上記
において、前記継手本体のおねじに続く中央寄りに内リ
ングを装着し、この内リングとおねじに螺合した袋ナッ
トとの間に幅方向に伸縮する外リングを装着し、袋ナッ
トの手締め状態では内リングと外リングが係止して袋ナ
ットの回転が係止され、工具を用いた袋ナットの締付け
終了した時点では外リングが袋ナットに押されて内リン
グの外面に拡径移動して内リングの外面を覆うようにし
たステンレス管用管継手である。
内周面の中央部に環状溝を設け、該環状溝に環状の滑り
部材を装着し、袋ナットの締付け前ではテーパ内周面か
ら滑り部材の内面を突出して設け、袋ナットの締付け終
了時では滑り部材の突出部がつぶされて袋ナットのテー
パ内周面が管の拡開部外面に当接して管の拡開部を圧縮
するようにしたステンレス管用管継手である。また上記
において、前記継手本体のおねじに続く中央寄りに内リ
ングを装着し、この内リングとおねじに螺合した袋ナッ
トとの間に幅方向に伸縮する外リングを装着し、袋ナッ
トの手締め状態では内リングと外リングが係止して袋ナ
ットの回転が係止され、工具を用いた袋ナットの締付け
終了した時点では外リングが袋ナットに押されて内リン
グの外面に拡径移動して内リングの外面を覆うようにし
たステンレス管用管継手である。
【０００７】
【作用】本発明は上記の構成であって、継手本体と袋ナ
ットとを螺合する際、継手本体端部にはゴムパッキンの
端部を防護する環状突出部を設けてあるので、ステンレ
ス管の拡径端部がこの環状突出部に突き当たってもゴム
パッキンには突き当たらず、管の拡開端部内面はこの環
状突出部に案内されてテーパ外周面に挿入され、正常に
ゴムパッキン４の外周面を覆うように装着される。従っ
てゴムパッキンの延出部を折り返し曲げたり、ゴムパッ
キンを損傷させたり、あるいはゴムパッキンをパッキン
装着部から逸脱させたりするようなことがなく、継手本
体への正常な管の装着状態で袋ナットの締付けが行なえ
る。袋ナットを継手本体に螺合するとステンレス管の拡
開内面はゴムパッキンに当接してゴムパッキンを継手本
体との間で圧縮し、ステンレス管の端部大径側拡開内面
が継手本体の大径側のテ−パ外周面に圧着され、金属同
志が強く圧着されるのでメタルシールと管の抜け止め阻
止力が十分に確保され、接続が完了する。
ットとを螺合する際、継手本体端部にはゴムパッキンの
端部を防護する環状突出部を設けてあるので、ステンレ
ス管の拡径端部がこの環状突出部に突き当たってもゴム
パッキンには突き当たらず、管の拡開端部内面はこの環
状突出部に案内されてテーパ外周面に挿入され、正常に
ゴムパッキン４の外周面を覆うように装着される。従っ
てゴムパッキンの延出部を折り返し曲げたり、ゴムパッ
キンを損傷させたり、あるいはゴムパッキンをパッキン
装着部から逸脱させたりするようなことがなく、継手本
体への正常な管の装着状態で袋ナットの締付けが行なえ
る。袋ナットを継手本体に螺合するとステンレス管の拡
開内面はゴムパッキンに当接してゴムパッキンを継手本
体との間で圧縮し、ステンレス管の端部大径側拡開内面
が継手本体の大径側のテ−パ外周面に圧着され、金属同
志が強く圧着されるのでメタルシールと管の抜け止め阻
止力が十分に確保され、接続が完了する。
【０００８】この接続が完了した状態で継手本体端部の
環状突出部がステンレス管の拡開内面にも当接するが、
この環状突出部が当接する管の拡開内面は、管の拡開基
部でり、管を拡開するための加工変形量が端部の大径部
に比べると非常に少なく、また環状突出部の幅が極めて
少なく、スキマ腐食等の問題がない。このことは腐蝕試
験で確認できた。また袋ナットのテーパ内面に環状の滑
り部材を装着したものでは、滑り部材の内周面が管の拡
開部外面と接触しながら袋ナットの締付けが行なわれる
ので、滑り部材の滑り作用によって、管が袋ナットと共
に回転する管の共回り現象が生じない。更に継手本体に
内リングと幅方向に伸縮する外リングを装着して、袋ナ
ットの締付けによって外リングが内リングの外面に摺動
するものでは、袋ナットの締付け完了停止位置のバラ付
きに係わらず内リングの外面を確実に覆い隠すので、袋
ナットの締付け完了を正確に確認することができる。
環状突出部がステンレス管の拡開内面にも当接するが、
この環状突出部が当接する管の拡開内面は、管の拡開基
部でり、管を拡開するための加工変形量が端部の大径部
に比べると非常に少なく、また環状突出部の幅が極めて
少なく、スキマ腐食等の問題がない。このことは腐蝕試
験で確認できた。また袋ナットのテーパ内面に環状の滑
り部材を装着したものでは、滑り部材の内周面が管の拡
開部外面と接触しながら袋ナットの締付けが行なわれる
ので、滑り部材の滑り作用によって、管が袋ナットと共
に回転する管の共回り現象が生じない。更に継手本体に
内リングと幅方向に伸縮する外リングを装着して、袋ナ
ットの締付けによって外リングが内リングの外面に摺動
するものでは、袋ナットの締付け完了停止位置のバラ付
きに係わらず内リングの外面を確実に覆い隠すので、袋
ナットの締付け完了を正確に確認することができる。
【０００９】
【発明の実施形態】以下本発明の実施例を図面に基づい
て説明する。図１、図２は接続前と接続後の要部拡大断
面図である。図において１０はステンレス製の継手本体
で、端部外面に袋ナット２０との螺合用おねじ１１を有
する。その端部側には先細りのテ−パ外周面１２及びテ
−パ外周面１２の端部側に環状溝１３と環状溝１３に続
いて継手本体の先端部までテ−パ外面の延長線１６より
小径側に離反する環状切欠部１５を設けてある。環状切
欠部１５の端部側には０、５ｍｍ程の極小幅の環状突出
部１７を設け、この外周面は大径側のテーパ外周面１２
の延長線１６と同一面に形成してある。
て説明する。図１、図２は接続前と接続後の要部拡大断
面図である。図において１０はステンレス製の継手本体
で、端部外面に袋ナット２０との螺合用おねじ１１を有
する。その端部側には先細りのテ−パ外周面１２及びテ
−パ外周面１２の端部側に環状溝１３と環状溝１３に続
いて継手本体の先端部までテ−パ外面の延長線１６より
小径側に離反する環状切欠部１５を設けてある。環状切
欠部１５の端部側には０、５ｍｍ程の極小幅の環状突出
部１７を設け、この外周面は大径側のテーパ外周面１２
の延長線１６と同一面に形成してある。
【００１０】外周側には継手本体１０のおねじ１１に続
いて環状溝１８を有し、環状溝１８には外面に赤、青等
継手本体１０と識別するための着色した、円周上の一端
に切り割りを有する内リング５０を装着してあり、この
内リング５０と袋ナット２０との間に外リング５１を装
着してある。外リング５１は外周に環状溝５２を設け幅
方向に伸縮するようにした樹脂または金属製からなる環
状体で袋ナットに押圧される面５３と、袋ナットを手締
めの状態では内リング５０に係止される係止面５４とを
有し、係止面５４は内リング５０に乗り上げる案内面と
もなっている。図１で示すように袋ナット締付け前にお
いては、外リング５１が内リング５０に、袋ナット２０
が外リング５１に突き当たって手ではそれ以上袋ナット
２０を螺合できない。またこの状態で外部から内リング
５０の外面着色部が観察できるので袋ナットの完全な締
付け作業が行なわれてないことを確認できる。
いて環状溝１８を有し、環状溝１８には外面に赤、青等
継手本体１０と識別するための着色した、円周上の一端
に切り割りを有する内リング５０を装着してあり、この
内リング５０と袋ナット２０との間に外リング５１を装
着してある。外リング５１は外周に環状溝５２を設け幅
方向に伸縮するようにした樹脂または金属製からなる環
状体で袋ナットに押圧される面５３と、袋ナットを手締
めの状態では内リング５０に係止される係止面５４とを
有し、係止面５４は内リング５０に乗り上げる案内面と
もなっている。図１で示すように袋ナット締付け前にお
いては、外リング５１が内リング５０に、袋ナット２０
が外リング５１に突き当たって手ではそれ以上袋ナット
２０を螺合できない。またこの状態で外部から内リング
５０の外面着色部が観察できるので袋ナットの完全な締
付け作業が行なわれてないことを確認できる。
【００１１】３０は上記継手本体１０の環状溝１３から
環状切欠部１５に装着したゴムパッキンで、図１で示す
ごとく、継手本体の環状溝１３に係止する断面円弧部３
１と円弧部３１から継手本体の先端部１４まで延びた断
面帯状部３２からなる環状体である。そして継手本体１
０に装着した状態で、継手本体のテ−パ外面１２の延長
線１６に対して図のように円弧部３１で多く、帯状部の
端部に向かって順次少なくなるようにパッキンの締め代
が突出している。大略この突出した量がステンレス管４
０の拡開内面４１を圧縮しシールする。
環状切欠部１５に装着したゴムパッキンで、図１で示す
ごとく、継手本体の環状溝１３に係止する断面円弧部３
１と円弧部３１から継手本体の先端部１４まで延びた断
面帯状部３２からなる環状体である。そして継手本体１
０に装着した状態で、継手本体のテ−パ外面１２の延長
線１６に対して図のように円弧部３１で多く、帯状部の
端部に向かって順次少なくなるようにパッキンの締め代
が突出している。大略この突出した量がステンレス管４
０の拡開内面４１を圧縮しシールする。
【００１２】袋ナット２０はステンレスまたは銅合金製
で、接続するステンレス管４０の直管部外径より若干大
きい内径２１と、大略継手本体のテ−パ外面１２と同じ
角度のテ−パ内面２２を有する。このテーパ内面２２の
中央部には環状溝２３を設けてあり、環状溝２３に樹脂
製の環状滑り部材６０を装着してある。環状部２３の位
置は袋ナット２０を締付けた状態においてゴムパッキン
３０に対抗する位置に設けてあり、図１で示すごとく滑
り部材６０は接続前において袋ナットのテーパ内面２２
より内側に少し突出している。また環状溝２３の収容空
間は滑り部材５０が圧縮された時に収容される大きさに
してある。この滑り部材６０は低摩擦係数の樹脂製で、
袋ナット２０への装着によって袋ナット２０を継手本体
に締付ける際、管４０の拡開部外面に当接して管の拡開
部外面と滑るようにして摩擦力を減じ、袋ナット２０の
回転に伴ってステンレス管４０が共回りするのを防止し
ている。またゴムパッキン３０の背面で管４０の拡開部
外周面を弾性的に押圧するので、常時弾性的な押圧力が
働いており、例えば振動等がある場所に継手が使用され
ても袋ナット２０が緩まない。
で、接続するステンレス管４０の直管部外径より若干大
きい内径２１と、大略継手本体のテ−パ外面１２と同じ
角度のテ−パ内面２２を有する。このテーパ内面２２の
中央部には環状溝２３を設けてあり、環状溝２３に樹脂
製の環状滑り部材６０を装着してある。環状部２３の位
置は袋ナット２０を締付けた状態においてゴムパッキン
３０に対抗する位置に設けてあり、図１で示すごとく滑
り部材６０は接続前において袋ナットのテーパ内面２２
より内側に少し突出している。また環状溝２３の収容空
間は滑り部材５０が圧縮された時に収容される大きさに
してある。この滑り部材６０は低摩擦係数の樹脂製で、
袋ナット２０への装着によって袋ナット２０を継手本体
に締付ける際、管４０の拡開部外面に当接して管の拡開
部外面と滑るようにして摩擦力を減じ、袋ナット２０の
回転に伴ってステンレス管４０が共回りするのを防止し
ている。またゴムパッキン３０の背面で管４０の拡開部
外周面を弾性的に押圧するので、常時弾性的な押圧力が
働いており、例えば振動等がある場所に継手が使用され
ても袋ナット２０が緩まない。
【００１３】ステンレス管４０との接続作業は、端部に
袋ナット２０を挿通し治具を使用してステンレス管４０
の端部を袋ナットのテ−パ内面２２とほぼ同じ角度でフ
レア状に拡開し、管端部に拡開内面４１を形成する。次
にこの袋ナット２０を継手本体１０に当てがうと、拡開
内面４１が継手本体の環状突出部１７に案内されてゴム
パッキン３０の外周面に正しく覆い被さり、袋ナット２
０を継手本体１０に正しく螺合させることができる。ま
た環状突出部１７によって管の拡開端部がゴムパッキン
３０に当るのを防止する。次に袋ナット２０をレンチ等
の工具を用いて締付けると、管の拡開内面４１は継手本
体側に押圧されるので、ゴムパッキン３０の円弧部から
順に圧縮され、更に袋ナット２０を締付けると管４０の
大径側拡開内面４１が継手本体のテ−パ外周面１２に当
接して締付けが終了し、この当接部でメタル同志による
シールが行なわれるとともにパッキン装着部でのゴムパ
ッキン３０の圧縮も終了する。
袋ナット２０を挿通し治具を使用してステンレス管４０
の端部を袋ナットのテ−パ内面２２とほぼ同じ角度でフ
レア状に拡開し、管端部に拡開内面４１を形成する。次
にこの袋ナット２０を継手本体１０に当てがうと、拡開
内面４１が継手本体の環状突出部１７に案内されてゴム
パッキン３０の外周面に正しく覆い被さり、袋ナット２
０を継手本体１０に正しく螺合させることができる。ま
た環状突出部１７によって管の拡開端部がゴムパッキン
３０に当るのを防止する。次に袋ナット２０をレンチ等
の工具を用いて締付けると、管の拡開内面４１は継手本
体側に押圧されるので、ゴムパッキン３０の円弧部から
順に圧縮され、更に袋ナット２０を締付けると管４０の
大径側拡開内面４１が継手本体のテ−パ外周面１２に当
接して締付けが終了し、この当接部でメタル同志による
シールが行なわれるとともにパッキン装着部でのゴムパ
ッキン３０の圧縮も終了する。
【００１４】袋ナットの締付けが終了すると、継手本体
外面の外リング５１が内リング５０の外面にせり上がっ
て内リング５０の外面に覆い被さり、内リング５０外周
面の着色部が見えなくなって正規の締付けによる袋ナッ
ト２０の締付けが終了したことを外部から確認できる。
この状態でゴムパッキン３０の圧縮によるシ−ルと、大
径側の金属面同志の圧着によるメタルシ−ルとの二重シ
ールが果たされる。
外面の外リング５１が内リング５０の外面にせり上がっ
て内リング５０の外面に覆い被さり、内リング５０外周
面の着色部が見えなくなって正規の締付けによる袋ナッ
ト２０の締付けが終了したことを外部から確認できる。
この状態でゴムパッキン３０の圧縮によるシ−ルと、大
径側の金属面同志の圧着によるメタルシ−ルとの二重シ
ールが果たされる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明のごとく本発明のステンレス管
用管継手は、継手本体端部の環状突出部によってゴムパ
ッキンを損傷させずに管の拡開端部を継手本体に正しく
装着して確実なシ−ル性を確保する。また接続時に管が
捩られるのを防止し、袋ナットの締付け接続終了確認が
簡単に行なえる。
用管継手は、継手本体端部の環状突出部によってゴムパ
ッキンを損傷させずに管の拡開端部を継手本体に正しく
装着して確実なシ−ル性を確保する。また接続時に管が
捩られるのを防止し、袋ナットの締付け接続終了確認が
簡単に行なえる。
【図１】 本発明の実施例を示す接続前の要部拡大断面
図である。
図である。
【図２】 本発明の実施例を示す接続後の要部拡大断面
図である。
図である。
【図３】 従来技術を示す接続前の部分断面図である。
１０ 継手本体 １２ 継手本体
のテ−パ外面 １３ 環状溝 １５ 環状切欠
き部 １６ テーパ外周面１２の延長線 １７ 環状突出
部 １８ 継手本体の環状溝 ２０ 袋ナット ２２ テ−パ内面 ２３ 袋ナット
の環状溝 ３０ ゴムパッキン ３１ ゴムパッ
キンの円弧部 ３２ ゴムパッキンの帯状部 ４０ ステンレ
ス管 ４１ ステンレス管の拡開内面 ５０ 内リング ５１ 外リング ５２ 外リング
５１の環状溝 ５３ 袋ナットに押圧される面 ５４ 内リング
に係止される係止面 ６０ 滑り部材
のテ−パ外面 １３ 環状溝 １５ 環状切欠
き部 １６ テーパ外周面１２の延長線 １７ 環状突出
部 １８ 継手本体の環状溝 ２０ 袋ナット ２２ テ−パ内面 ２３ 袋ナット
の環状溝 ３０ ゴムパッキン ３１ ゴムパッ
キンの円弧部 ３２ ゴムパッキンの帯状部 ４０ ステンレ
ス管 ４１ ステンレス管の拡開内面 ５０ 内リング ５１ 外リング ５２ 外リング
５１の環状溝 ５３ 袋ナットに押圧される面 ５４ 内リング
に係止される係止面 ６０ 滑り部材
Claims (3)
- 【請求項１】 管の端部にフレア状の拡開部を有するス
テンレス管用管継手であって、端部に先細りのテ−パ外
周面とおねじを有する継手本体と、テ−パ内周面を有す
る袋ナットとからなり、前記継手本体に袋ナットを締付
けることにより継手本体のテ−パ外周面に管の拡開部内
面を圧接して接続するフレア形の管継手において、 前記継手本体のテ−パ外周面と管の拡開部内面とが圧接
するテーパ外周面の中間部にパッキン装着部を設けて断
面円弧部と帯状部とからなる環状のゴムパッキンを装着
し、該ゴムパッキン装着部の小径側先端部にゴムパッキ
ンの端面を防護する極小幅の環状突出部を設けたことを
特徴とするステンレス管用管継手。 - 【請求項２】 前記袋ナットのテーパ内周面の中央部に
環状溝を設け、該環状溝に環状の滑り部材を装着し、袋
ナットの締付け前ではテーパ内周面から滑り部材の内面
を突出して設け、袋ナットの締付け終了時では滑り部材
の突出部がつぶされて袋ナットのテーパ内周面が管の拡
開部外面に当接して管の拡開部を圧縮することを特徴と
する請求項１記載のステンレス管用管継手。 - 【請求項３】 前記継手本体のおねじに続く中央寄りに
内リングを装着し、この内リングとおねじに螺合した袋
ナットとの間に幅方向に伸縮する外リングを装着し、袋
ナットの手締め状態では内リングと外リングが係止して
袋ナットの回転が係止され、工具を用いた袋ナットの締
付けが終了した時点では袋ナットに押されて外リングが
内リングの外面に拡径移動し内リングの外面を覆うよう
にしたことを特徴とする請求項１ないし２記載のステン
レス管用管継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4708596A JPH09242949A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | ステンレス管用管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4708596A JPH09242949A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | ステンレス管用管継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09242949A true JPH09242949A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12765348
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4708596A Pending JPH09242949A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | ステンレス管用管継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09242949A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002228062A (ja) * | 2001-02-02 | 2002-08-14 | Benkan Corp | 管継手 |
| EP1236945A2 (de) * | 2001-02-21 | 2002-09-04 | Eifeler Maschinenbau GmbH | Rohrverbindung mit einem umgeformten Rohr |
| JP2002276868A (ja) * | 2001-03-15 | 2002-09-25 | Noritz Corp | 配管用継手 |
| JP2004507645A (ja) * | 2000-08-21 | 2004-03-11 | ボルボ ラストバグナー アーベー | ニードル位置検出装置 |
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| JP2015068447A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 日立金属株式会社 | 管継手 |
| WO2017051803A1 (ja) * | 2015-09-24 | 2017-03-30 | 日立金属株式会社 | メカニカル継手及びその製造方法 |
| JP6404434B1 (ja) * | 2017-10-23 | 2018-10-10 | 井上スダレ株式会社 | 管継手構造 |
-
1996
- 1996-03-05 JP JP4708596A patent/JPH09242949A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN108027093A (zh) * | 2015-09-24 | 2018-05-11 | 日立金属株式会社 | 机械接头及其制造方法 |
| JPWO2017051803A1 (ja) * | 2015-09-24 | 2018-08-16 | 日立金属株式会社 | メカニカル継手及びその製造方法 |
| CN108027093B (zh) * | 2015-09-24 | 2019-11-26 | 日立金属株式会社 | 机械接头及其制造方法 |
| JP6404434B1 (ja) * | 2017-10-23 | 2018-10-10 | 井上スダレ株式会社 | 管継手構造 |
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