JPH05147159A - 積層板の製造方法 - Google Patents
積層板の製造方法Info
- Publication number
- JPH05147159A JPH05147159A JP31280991A JP31280991A JPH05147159A JP H05147159 A JPH05147159 A JP H05147159A JP 31280991 A JP31280991 A JP 31280991A JP 31280991 A JP31280991 A JP 31280991A JP H05147159 A JPH05147159 A JP H05147159A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarns
- laminated sheet
- woven fabric
- warp
- base material
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
- H05K1/0313—Organic insulating material
- H05K1/0353—Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
- H05K1/0366—Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement reinforced, e.g. by fibres, fabrics
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 繊維基材にガラス織布を用い、縦糸及び/又
は横糸が3本のヤーンを1セットとし、両端の2本の平
均が中央の1本の2/3以下の重量であるヤーンを織っ
た織布であることを特徴とする積層板の製造方法。 【効果】 表面平滑性に優れた積層板を得ることができ
る。この積層板は高密度配線板として好適である。
は横糸が3本のヤーンを1セットとし、両端の2本の平
均が中央の1本の2/3以下の重量であるヤーンを織っ
た織布であることを特徴とする積層板の製造方法。 【効果】 表面平滑性に優れた積層板を得ることができ
る。この積層板は高密度配線板として好適である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表面平滑性が良好である
積層板の製造方法に関する。
積層板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷配線板に用いる熱硬化性樹脂積層板
において、表面平滑性を改良するためには、樹脂分の高
いプリプレグを使用する、織布の開繊によりプリプレグ
内の樹脂分の均一化する、微細な無機充填材を配合す
る、あるいは樹脂を塗布した銅箔を使用するなどの方法
が知られている。
において、表面平滑性を改良するためには、樹脂分の高
いプリプレグを使用する、織布の開繊によりプリプレグ
内の樹脂分の均一化する、微細な無機充填材を配合す
る、あるいは樹脂を塗布した銅箔を使用するなどの方法
が知られている。
【0003】いづれも効果はあるが、開繊処理は特に効
果的である。しかし、ヤーンは撚りがなされていること
もあり、かなり強い条件で処理される必要があるため、
開繊後ケバ立ちが生じる。樹脂を含浸し、積層成形する
際、織布の平面平滑性を改良しても、ケバの部分に樹脂
があつまり、この部分に重ねられる銅箔の粗化面をつぶ
すこととなり、積層成形後銅箔ピール強度の弱い部分が
生じるので、高密度化が要求される積層板用の基材には
必ずしも適していない。
果的である。しかし、ヤーンは撚りがなされていること
もあり、かなり強い条件で処理される必要があるため、
開繊後ケバ立ちが生じる。樹脂を含浸し、積層成形する
際、織布の平面平滑性を改良しても、ケバの部分に樹脂
があつまり、この部分に重ねられる銅箔の粗化面をつぶ
すこととなり、積層成形後銅箔ピール強度の弱い部分が
生じるので、高密度化が要求される積層板用の基材には
必ずしも適していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、積層板の表
面平滑性の問題を解決することを目的に検討して完成さ
れたものであり、高密度配線板に好適な積層板を提供す
るものである。
面平滑性の問題を解決することを目的に検討して完成さ
れたものであり、高密度配線板に好適な積層板を提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、繊維基材に熱
硬化製樹脂ワニスを含浸してプリプレグを得、これを1
枚もしくは複数枚重ね合わせ、必要により金属箔を重
ね、金属鏡面板の間に挟んで加熱加圧成形する積層板の
製造方法において、繊維基材としてガラス織布を用い、
縦糸及び/又は横糸が3本のヤーンを1セットとして織
った織布を使用することを特徴とする積層板の製造方法
を要旨とするものである。
硬化製樹脂ワニスを含浸してプリプレグを得、これを1
枚もしくは複数枚重ね合わせ、必要により金属箔を重
ね、金属鏡面板の間に挟んで加熱加圧成形する積層板の
製造方法において、繊維基材としてガラス織布を用い、
縦糸及び/又は横糸が3本のヤーンを1セットとして織
った織布を使用することを特徴とする積層板の製造方法
を要旨とするものである。
【0006】本発明に用いられるガラス織布としては、
上記の条件を満たせば、特に限定するものではないが、
通常用いられる厚さ50〜200μm程度のものが使用
できる。通常のガラス織布は、例えば、日東紡績(株)
の05E,116E,15,18K,19,21D,2
2Dなどを挙げることができる。
上記の条件を満たせば、特に限定するものではないが、
通常用いられる厚さ50〜200μm程度のものが使用
できる。通常のガラス織布は、例えば、日東紡績(株)
の05E,116E,15,18K,19,21D,2
2Dなどを挙げることができる。
【0007】図1及び図2に従来の通常のガラス織布の
平面図及び拡大図を示す。1及び2はそれぞれ縦糸及び
横糸であり、山の高さをH1 で示す。本発明において
は、これらの織布に用いられているのと同じ質畳のヤー
ンを使用すると、織布が3本のヤーンで1セットとなっ
ているので、打込み本数を少なくする必要があり、特性
上大きな問題はないが積層板の商品設置上好ましくない
場合がある。
平面図及び拡大図を示す。1及び2はそれぞれ縦糸及び
横糸であり、山の高さをH1 で示す。本発明において
は、これらの織布に用いられているのと同じ質畳のヤー
ンを使用すると、織布が3本のヤーンで1セットとなっ
ているので、打込み本数を少なくする必要があり、特性
上大きな問題はないが積層板の商品設置上好ましくない
場合がある。
【0008】従って、ヤーンを構成するモノフィラメン
トの束ね本数を少なくし、3本のヤーンを1セットとし
て用いる。これによりガラス織布の山を低くすることが
できるので、積層板の表面平滑性が向上することとな
る。図3及び図4に本発明のガラス織布の平面図及び拡
大断面図を示す。3,4は縦糸、5,6は横糸を示す。
山の高さをH2 で示す。H2 はH1 よりかなり小さい値
となっている。
トの束ね本数を少なくし、3本のヤーンを1セットとし
て用いる。これによりガラス織布の山を低くすることが
できるので、積層板の表面平滑性が向上することとな
る。図3及び図4に本発明のガラス織布の平面図及び拡
大断面図を示す。3,4は縦糸、5,6は横糸を示す。
山の高さをH2 で示す。H2 はH1 よりかなり小さい値
となっている。
【0009】1セット中の3本のヤーンは積層板の表面
平滑性を更に向上させるために中央の1本を太く、両側
の2本を細くするのがよい。重量で示すと、両側の2本
の重量の平均が中央の2/3以下であるのが好ましい。
同様にヤーンのモノフィラメント径は中央の1本より両
側の2本を細くするのがよい。その比は2対3以下が好
ましい。
平滑性を更に向上させるために中央の1本を太く、両側
の2本を細くするのがよい。重量で示すと、両側の2本
の重量の平均が中央の2/3以下であるのが好ましい。
同様にヤーンのモノフィラメント径は中央の1本より両
側の2本を細くするのがよい。その比は2対3以下が好
ましい。
【0010】更にガラス織布は開繊処理を行うことによ
り、織布の山の高さを更に低くすることができる。開繊
処理は従来の通常のガラス織布程強い開繊処理を行う必
要はなく、通気度で示すと、10ml/cm2/sec以下にす
る。通気度は小さい程、積層板の表面平滑性を向上でき
るが、ケバだちを生じないように注意する。
り、織布の山の高さを更に低くすることができる。開繊
処理は従来の通常のガラス織布程強い開繊処理を行う必
要はなく、通気度で示すと、10ml/cm2/sec以下にす
る。通気度は小さい程、積層板の表面平滑性を向上でき
るが、ケバだちを生じないように注意する。
【0011】本発明は、積層板の表面平滑性を向上させ
ることを目的とするものであるから、本発明の特徴であ
るガラス織布は積層板の表面層のみに使用すればよい。
またCEM3タイプのコンポジット材においても表面層
として使用することができる。
ることを目的とするものであるから、本発明の特徴であ
るガラス織布は積層板の表面層のみに使用すればよい。
またCEM3タイプのコンポジット材においても表面層
として使用することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。表1
に使用したガラス織布の性状及び得られた積層板の表面
粗度を示す。
に使用したガラス織布の性状及び得られた積層板の表面
粗度を示す。
【0013】
【表1】
【0014】積層板の製造方法は次の通りである。ガラ
ス織布にエポキシ樹脂ワニスを含浸し、樹脂分約42%
のプリプレグを得た。このプリプレグ8枚とその両面に
18μmの銅箔を重ね、加熱加圧成形してエポキシ樹脂
銅張積層板を得た。
ス織布にエポキシ樹脂ワニスを含浸し、樹脂分約42%
のプリプレグを得た。このプリプレグ8枚とその両面に
18μmの銅箔を重ね、加熱加圧成形してエポキシ樹脂
銅張積層板を得た。
【0015】(測定方法) 表面粗度:表面あらさ測定器(株)小坂研究所製 MODEL
SE-4A型を使用。先端半径 0.5μm触針にてRMAXの値を
求めた。
SE-4A型を使用。先端半径 0.5μm触針にてRMAXの値を
求めた。
【0016】
【発明の効果】本発明の方法に従うと、表面平滑性に優
れた積層板を得ることができる。この積層板は高密度配
線板として好適である。
れた積層板を得ることができる。この積層板は高密度配
線板として好適である。
【図1】従来のガラス織布の平面図
【図2】従来のガラス織布の拡大断面図
【図3】本発明に使用するガラス織布の平面図
【図4】本発明に使用するガラス織布拡大断面図
1 縦糸 2 横糸 3 縦糸(中央) 4 縦糸(外側) 5 横糸(中央) 6 横糸(外側)
Claims (2)
- 【請求項1】 繊維基材に熱硬化性樹脂ワニスを含浸し
てプリプレグを得、これを1枚もしくは複数枚重ね合わ
せ、必要により金属箔を重ね、金属鏡面板の間に挟んで
加熱加圧成形する積層板の製造方法において、繊維基材
にガラス織布を用い、縦糸及び/又は横糸が3本のヤー
ンを1セットとして織った織布であることを特徴とする
積層板の製造方法。 - 【請求項2】 1セットの3本のヤーンのうち、外側の
2本の平均重量が中央の1本の重量の2/3以下である
ガラス織布を使用することを特徴とする請求項1記載の
積層板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31280991A JPH05147159A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 積層板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31280991A JPH05147159A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 積層板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05147159A true JPH05147159A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18033673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31280991A Pending JPH05147159A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 積層板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05147159A (ja) |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP31280991A patent/JPH05147159A/ja active Pending
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