JPH05138779A - 積層板の製造方法 - Google Patents

積層板の製造方法

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Publication number
JPH05138779A
JPH05138779A JP3303380A JP30338091A JPH05138779A JP H05138779 A JPH05138779 A JP H05138779A JP 3303380 A JP3303380 A JP 3303380A JP 30338091 A JP30338091 A JP 30338091A JP H05138779 A JPH05138779 A JP H05138779A
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JP
Japan
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yarns
woven fabric
fabric
warp
glass fabric
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Pending
Application number
JP3303380A
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English (en)
Inventor
Kunio Iketani
国夫 池谷
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ガラス織布の縦糸及び/又は横糸が2本のヤ
ーンを1セットとして織った織布であり、1セットの2
本のヤーンが互いに逆に撚ったものである。 【効果】 表面平滑性に優れ、反りの小さい積層板を得
ることができる。この積層板は高密度配線板として好適
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面平滑性が良好であ
り、かつ反りの小さい積層板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷配線板に用いる熱硬化性樹脂積層板
において、表面平滑性を改良するためには、樹脂分の高
いプリプレグを使用する、織布の開繊によりプリプレグ
内の樹脂分の均一化する、微細な無機充填材を配合す
る、あるいは樹脂を塗布した銅箔を使用するなどの方法
が知られている。
【0003】一方、反りを小さくするためには、樹脂の
フローを小さくする、プリプレグの表裏の樹脂分を均一
にするなどの方法がとられ、更に、成形時においては、
加熱湿度分布を均一化することやゲル化後に急速な昇圧
を行わないことが重要な因子となっている。ガラス織布
については、目曲がりの起りにくいもの、例えばノモフ
ィラメント径の大きいものやカップリング処理により表
面硬度が大きいもの、あるいは、織布の織り方として、
縦糸と横糸に各々Z撚りとS撚りのヤーンを交互に使用
したものも効果的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、積層板の表
面平滑性と反りの問題を同時に解決することを目的に検
討して完成されたものであり、高密度配線板に好適な積
層板を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、繊維基材に熱
硬化製樹脂ワニスを含浸してプリプレグを得、これを1
枚もしくは複数枚重ね合わせ、必要により金属箔を重
ね、金属鏡面板の間に挟んで加熱加圧成形する積層板の
製造方法において、繊維基材にガラス織布を用い、縦糸
及び/又は横糸が2本のヤーンを1セットとして織った
織布であることを特徴とする積層板の製造方法を要旨と
するものである。
【0006】本発明に用いられるガラス織布としては、
特に限定するものではないが、通常用いられる厚さ50
〜220μm程度のものが使用できる。このような通常
のガラス織布としては、例えば日東紡績(株)の05
E,116E,15,18K,19,21D,22Dな
どを挙げることができる。図1及び図2に従来の通常の
ガラス織布の平面図及び拡大断面図を示す。1及び2は
それぞれ縦糸及び横糸であり、山の高さをH1 で示す。
【0007】本発明においては、これらの織布に用いら
れているのと同じ質量のヤーンを使用すると、織布が2
本のヤーンで1セットとなっているので、打込み本数を
半分にする必要があり、特性上大きな問題はないが積層
板の商品設置上好ましくない場合がある。
【0008】従って、ヤーンを構成するモノフィラメン
トの束ね本数を半分にし、2本のヤーンを1セットとし
て用いる。これによりガラス織布の山を低くすることが
できるので、積層板の表面平滑性が向上することとな
る。また、1セットのヤーンはZ撚りとS撚りを組合せ
ることにより、積層板の反りの原因であるヤーンの方向
性を打ち消すことができる。
【0009】図3及び図4に本発明のガラス織布の平面
図及び拡大断面図を示す。3,4は縦糸、5,6は横糸
を示す。この場合、縦糸3と横糸5がZ撚りであれば、
縦糸4と横糸6はS撚りとするのが好ましい。山の高さ
をH2 で示す。H2 はH1 よりかなり小さい値となって
いる。ガラス織布は開繊処理を行うことにより、織布の
山の高さを更に低くすることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。表1
に使用したガラス織布の性状及び得られた積層板の表面
粗度と反りを示す。
【0011】
【表1】
【0012】積層板の製造方法は次の通りである。ガラ
ス織布にエポキシ樹脂ワニスを含浸し、樹脂分約45%
のプリプレグを得た。このプリプレグ8枚とその両面に
18μmの銅箔を重ね、加熱加圧成形してエポキシ樹脂
銅張積層板を得た。
【0013】(測定方法) 表面粗度:表面あらさ測定器(株)小坂研究所製 MODEL
SE-4A型を使用。先端半径 0.5μm触針にてRMAXの値を
求めた。 反り:積層板を500×500mmの大きさとする。水平面上に
置いたときの最大高さを求めた。
【0014】
【発明の効果】本発明の方法に従うと、表面平滑性に優
れ、反りの小さい積層板を得ることができる。この積層
板は高密度配線板として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のガラス織布の平面図
【図2】従来のガラス織布の拡大断面図
【図3】本発明に使用するガラス織布の平面図
【図4】本発明に使用するガスラ織布拡大断面図
【符号の説明】
1,3,4 縦糸 2,5,6 横糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 1/03 G 7011−4E

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維基材に熱硬化性樹脂ワニスを含浸し
    てプリプレグを得、これを1枚もしくは複数枚重ね合わ
    せ、必要により金属箔を重ね、金属鏡面板の間に挟んで
    加熱加圧成形する積層板の製造方法において、繊維基材
    にガラス織布を用い、縦糸及び/又は横糸が2本のヤー
    ンを1セットとして織った織布であることを特徴とする
    積層板の製造方法。
  2. 【請求項2】 1セットの2本のヤーンが互いに逆に撚
    ったガラス織布を使用することを特徴とする請求項1記
    載の積層板の製造方法。
JP3303380A 1991-11-19 1991-11-19 積層板の製造方法 Pending JPH05138779A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004253380A (ja) * 2003-01-31 2004-09-09 Teijin Ltd リチウムイオン二次電池用セパレータ及びリチウムイオン二次電池
CN113710447A (zh) * 2019-07-02 2021-11-26 日东纺绩株式会社 玻璃纱束布及玻璃纤维强化树脂片材

Cited By (3)

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