JPH0592510A - 積層板及び積層板の製造方法 - Google Patents

積層板及び積層板の製造方法

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Publication number
JPH0592510A
JPH0592510A JP25494091A JP25494091A JPH0592510A JP H0592510 A JPH0592510 A JP H0592510A JP 25494091 A JP25494091 A JP 25494091A JP 25494091 A JP25494091 A JP 25494091A JP H0592510 A JPH0592510 A JP H0592510A
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JP
Japan
Prior art keywords
resin
long
woven fabric
impregnated
laminated sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP25494091A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichi Horibata
壮一 堀端
Shigehiro Okada
茂浩 岡田
Tetsuo Mito
哲郎 三刀
Shuji Makino
秀志 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の積層板では、反り、ねじれを小さくす
ることはできない。この為、反り、ねじれの小さい積層
板及びその製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 樹脂含浸不織布の上面及び又は下面に、経糸
の撚り方向が正逆の組み合わせからなる樹脂含浸織布を
配し、更に最外層に金属箔を配設ー体化してなることを
特徴とする積層板、及び樹脂含浸長尺不織布の上面及び
又は下面に経糸の撚り方向が正逆の組み合わせからなる
樹脂含浸長尺織布を配し、更に最外層に長尺金属箔を配
設した長尺積層体を連続的に積層成形後、所要寸法に切
断することを特徴とする積層板の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器、電気機器、
コンビュ−タ−、通信機器等に用いられる積層板及びそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、積層板は経糸、緯糸に1回/イン
チ程度の有撚糸を用いた織布を用いているので、糸を撚
る時に生ずる内部歪みが、積層板に熱、引張力等の外力
が加わった場合、糸の撚りが解撚する方向と同じ方向の
反り、ねじれを生ずるので積層板には多少の反り、ねじ
れがあるのは避けられないことであった。しかし積層板
からプリント配線板に加工する際や、プリント配線板に
電気部品等を実装する際に、反り、ねじれがあると加工
し難く、生産性を低下させる大きな原因となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたよ
うに、従来の積層板では反り、ねじれが発生するのは避
けられないことであった。本発明は従来の技術における
上述の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とする
ところは反り、ねじれのない積層板及びその製造方法を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂含浸不織
布の上面及び又は下面に、経糸の撚り方向が正逆の組み
合わせからなる樹脂含浸織布を配し、更に最外層に金属
箔を配設ー体化してなることを特徴とする積層板、及び
樹脂含浸長尺不織布の上面及び又は下面に、経糸の撚り
方向が正逆の組み合わせからなる樹脂含浸長尺織布を配
し、更に最外層に長尺金属箔を配設した長尺積層体を、
連続的に積層成形後、所要寸法に切断することをを特徴
とする積層板の製造方法のため、上記目的を達成するこ
とができたもので、以下本発明を詳細に説明する。
【0005】本発明に用いる樹脂含浸不織布の不織布
は、ガラス、セラミック、アスベスト等の無機質繊維
や、ビニルアルコ−ル、ポリイミド、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミ
ド、ポリフエニレンサルフアイド、ポリフエニレンオキ
サイド、フッ素樹脂等の有機質繊維や木綿等の天然繊維
からなる不織布である。不織布に含浸させる樹脂として
は、フエノ−ル、エポキシ、不飽和ポリエステル、ポリ
イミド、ポリアミド、ポリフエニレンオキサイド、ポリ
フエニレンサルフアイド、ポリブタジエン、フッ素樹脂
等の単独、変性物、混合物が用いられ、必要に応じてタ
ルク、クレ−、炭酸カルシュウム、水酸化アルミニュ−
ム、シリカ等の無機質粉末充填剤や、ガラス繊維、アス
ベスト繊維、パルプ繊維、合成繊維、セラミック繊維等
の繊維質充填剤を添加することができる。更に樹脂は同
一の樹脂のみによる含浸でもよいが、同系樹脂又は異系
樹脂により1次含浸、2次含浸というように含浸を複数
にし、より含浸が均一になるようにしてもよい。かくし
て不織布に樹脂を含浸後、必要に応じて加熱等で乾燥し
て樹脂含浸不織布を得るものである。樹脂含浸不織布は
必要に応じて所要枚数用いることができる。樹脂含浸織
布としては、経糸の撚り方向が正逆の組み合わせからな
る織布を用いることが必要である。かくすることにより
積層板の反り、ねじれを小さくすることができるもので
ある。織布の材質としては上記不織布に用いられるもの
が同様に用いられ、含浸する樹脂についても上記不織布
に用いられるものが同様に用いられ、必要に応じて加熱
等で乾燥して樹脂含浸織布を得るものである。樹脂含浸
織布は必要に応じて所要枚数用いることができる。金属
箔としては銅、アルミニュウム、真鍮、ニッケル、鉄等
の単独、合金、複合箔が用いられ、必要に応じて金属箔
の片面に接着剤層を設けておくことができる。かくして
上記樹脂含浸不織布の上面及び又は下面に、上記樹脂含
浸織布を配し、更に最外層に上記金属箔を配設ー体化し
て積層板を得るものである。長尺積層体の一体化は樹
脂、基材、厚さ等で、硬化時間、硬化温度、成形圧力を
選択することができるが、無圧連続工法、ダブルベルト
成形工法、マルチロール工法等の連続工法であることが
必要である。。積層成形後は、カッター等で所要寸法に
切断して積層板を得るものである。
【0006】以下本発明を実施例に基づいて説明する。
【0007】
【実施例1】厚み1mm、幅105cmのガラス不織布
に、タルクを20重量%(以下単に%と記す)含む硬化
剤含有エポキシ樹脂を樹脂量が45%になるように含
浸、乾燥した長尺エポキシ樹脂含浸ガラス不織布プリプ
レグ1枚の上下面に、経糸が44本/インチ、緯糸が3
2本/インチの糸密度で、経糸の撚り方向が正逆の組み
合わせからてる厚み0.15mm、幅105cmの長尺
ガラス織布に硬化剤含有エポキシ樹脂を樹脂量が45%
になるように含浸、乾燥した長尺エポキシ樹脂含浸ガラ
ス織布プリプレグを各々2枚を重ね、更にその上下面に
幅105cm、厚さ0.018mmの長尺銅箔を配設し
た長尺積層体をダブルベルト成形機に送り、成形圧力1
0Kg/cm2 、165℃で10分間連続して加熱加圧
成形後、カッターで100cm角に切断して厚さ1.2
mmの積層板を連続的に得た。
【0008】
【実施例2】含浸樹脂として不飽和ポリエステル樹脂を
用い、含浸後乾燥せずそのまま165℃で20分間無圧
で積層成形した以外は、実施例1と同様に処理して厚さ
1.2mmの積層板を連続的に得た。
【0009】
【比較例1】経糸の撚り方向が同一で撚りが1回/イン
チの長尺ガラス織布を用いた以外は、実施例1と同様に
処理して厚さ1.2mmの積層板を連続的に得た。
【0010】
【比較例2】経糸の撚り方向が同一で撚りが1回/イン
チの長尺ガラス織布を用いた以外は、実施例2と同様に
処理して厚さ1.2mmの積層板を連続的に得た。
【0011】実施例1と2及び比較例1と2の積層板の
性能は第1表のようである。 反り量の試験片サイズは400×250mmで、表裏
銅箔残存率を65%ー25%とした銅箔回路を作成後、
定盤上にて最大持ち上がり量を試料数12で測定した。
【0012】
【発明の効果】本発明は上述したごとく構成されてい
る。特許請求の範囲に記載した構成を有する積層板及び
積層板の製造方法においては、得られる積層板の反り量
を大幅に減少させることができ、本発明の優れているこ
とを確認した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 秀志 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂含浸不織布の上面及び又は下面に、
    経糸の撚り方向が正逆の組み合わせからなる樹脂含浸織
    布を配し、更に最外層に金属箔を配設ー体化してなるこ
    とを特徴とする積層板。
  2. 【請求項2】 樹脂含浸長尺不織布の上面及び又は下面
    に、経糸の撚り方向が正逆の組み合わせからなる樹脂含
    浸長尺織布を配し、更に最外層に長尺金属箔を配設した
    長尺積層体を、連続的に積層成形後、所要寸法に切断す
    ることをを特徴とする積層板の製造方法。
JP25494091A 1991-10-02 1991-10-02 積層板及び積層板の製造方法 Pending JPH0592510A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012240401A (ja) * 2011-05-24 2012-12-10 Teijin Ltd サンドイッチ材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012240401A (ja) * 2011-05-24 2012-12-10 Teijin Ltd サンドイッチ材

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