JPH05480A - 積層板の製造方法 - Google Patents
積層板の製造方法Info
- Publication number
- JPH05480A JPH05480A JP3132475A JP13247591A JPH05480A JP H05480 A JPH05480 A JP H05480A JP 3132475 A JP3132475 A JP 3132475A JP 13247591 A JP13247591 A JP 13247591A JP H05480 A JPH05480 A JP H05480A
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- resin
- twist
- long
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の積層板では、反り、ねじれを無くする
ことはできない。この為、反り、ねじれのない積層板の
製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 経糸の撚り方向が正逆の組み合わせからな
る、長尺織布を用いた長尺樹脂含浸基材を所要枚数重
ね、更にその上面及び又は下面に長尺金属箔を配設した
長尺積層体を、連続的に積層成形後、所要寸法に切断し
てから、再加熱することを特徴とする積層板の製造方
法。
ことはできない。この為、反り、ねじれのない積層板の
製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 経糸の撚り方向が正逆の組み合わせからな
る、長尺織布を用いた長尺樹脂含浸基材を所要枚数重
ね、更にその上面及び又は下面に長尺金属箔を配設した
長尺積層体を、連続的に積層成形後、所要寸法に切断し
てから、再加熱することを特徴とする積層板の製造方
法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器、電気機器、
コンビュ−タ−、通信機器等に用いられる積層板の製造
方法に関するものである。
コンビュ−タ−、通信機器等に用いられる積層板の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、積層板は経糸、緯糸に1回/イン
チ程度の有撚糸を用いた織布を用いているので、糸を撚
る時に生ずる内部歪みが、積層板に熱、引張力等の外力
が加わった場合、糸の撚りが解撚する方向と同じ方向の
反り、ねじれを生ずるので積層板には多少の反り、ねじ
れがあるのは避けられないことであった。しかし積層板
からプリント配線板に加工する際や、プリント配線板に
電気部品等を実装する際に、反り、ねじれがあると加工
し難く、生産性を低下させる大きな原因となっていた。
チ程度の有撚糸を用いた織布を用いているので、糸を撚
る時に生ずる内部歪みが、積層板に熱、引張力等の外力
が加わった場合、糸の撚りが解撚する方向と同じ方向の
反り、ねじれを生ずるので積層板には多少の反り、ねじ
れがあるのは避けられないことであった。しかし積層板
からプリント配線板に加工する際や、プリント配線板に
電気部品等を実装する際に、反り、ねじれがあると加工
し難く、生産性を低下させる大きな原因となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたよ
うに、従来の積層板では反り、ねじれが発生するのは避
けられないことであった。本発明は従来の技術における
上述の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とする
ところは反り、ねじれのない積層板の製造方法を提供す
ることにある。
うに、従来の積層板では反り、ねじれが発生するのは避
けられないことであった。本発明は従来の技術における
上述の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とする
ところは反り、ねじれのない積層板の製造方法を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、経糸の撚り方
向が正逆の組み合わせからなる長尺織布を用いた長尺樹
脂含浸基材を所要枚数重ね、更にその上面及び又は下面
に長尺金属箔を配設した長尺積層体を、連続的に積層成
形後、所要寸法に切断してから、再加熱することをを特
徴とする積層板の製造方法のため、上記目的を達成する
ことができたもので、以下本発明を詳細に説明する。
向が正逆の組み合わせからなる長尺織布を用いた長尺樹
脂含浸基材を所要枚数重ね、更にその上面及び又は下面
に長尺金属箔を配設した長尺積層体を、連続的に積層成
形後、所要寸法に切断してから、再加熱することをを特
徴とする積層板の製造方法のため、上記目的を達成する
ことができたもので、以下本発明を詳細に説明する。
【0005】本発明に用いる樹脂含浸基材は、基材とし
て経糸の撚り方向が正逆の組み合わせからなるガラス、
アスベスト等の無機質繊維や、ビニルアルコ−ル、ポリ
イミド、ポリフエニレンサルフアイド、ポリフエニレン
オキサイド、フッ素樹脂等の有機質繊維や木綿等の天然
繊維からなる織布である。基材に含浸させる樹脂として
は、フエノ−ル、エポキシ、不飽和ポリエステル、ポリ
イミド、ポリアミド、ポリフエニレンオキサイド、ポリ
フエニレンサルフアイド、フッ素樹脂等の単独、変性
物、混合物が用いられ、必要に応じてタルク、クレ−、
炭酸カルシュウム、水酸化アルミニュ−ム、シリカ等の
無機質粉末充填剤や、ガラス繊維、アスベスト繊維、パ
ルプ繊維、合成繊維、セラミック繊維等の繊維質充填剤
を添加することができる。更に樹脂は同一の樹脂のみに
よる含浸でもよいが、同系樹脂又は異系樹脂により1次
含浸、2次含浸というように含浸を複数にし、より含浸
が均一になるようにしてもよい。かくして基材に樹脂を
含浸後、必要に応じて加熱等で乾燥して樹脂含浸基材を
得るものである。金属箔としては銅、アルミニュウム、
真鍮、ニッケル、鉄等の単独、合金、複合箔が用いら
れ、必要に応じて金属箔の片面に接着剤層を設けておく
ことができる。一体化の条件は樹脂、基材、厚さ等で、
硬化時間、硬化温度、成形圧力を選択することができる
が、無圧連続工法、ダブルベルト成形工法、マルチロー
ル工法等の連続工法であることが必要である。。積層成
形後は、カッター等で所要寸法に切断してから、再加熱
するものであるが、再加熱は好ましくは樹脂の熱変形温
度以上に加熱することが望ましい。
て経糸の撚り方向が正逆の組み合わせからなるガラス、
アスベスト等の無機質繊維や、ビニルアルコ−ル、ポリ
イミド、ポリフエニレンサルフアイド、ポリフエニレン
オキサイド、フッ素樹脂等の有機質繊維や木綿等の天然
繊維からなる織布である。基材に含浸させる樹脂として
は、フエノ−ル、エポキシ、不飽和ポリエステル、ポリ
イミド、ポリアミド、ポリフエニレンオキサイド、ポリ
フエニレンサルフアイド、フッ素樹脂等の単独、変性
物、混合物が用いられ、必要に応じてタルク、クレ−、
炭酸カルシュウム、水酸化アルミニュ−ム、シリカ等の
無機質粉末充填剤や、ガラス繊維、アスベスト繊維、パ
ルプ繊維、合成繊維、セラミック繊維等の繊維質充填剤
を添加することができる。更に樹脂は同一の樹脂のみに
よる含浸でもよいが、同系樹脂又は異系樹脂により1次
含浸、2次含浸というように含浸を複数にし、より含浸
が均一になるようにしてもよい。かくして基材に樹脂を
含浸後、必要に応じて加熱等で乾燥して樹脂含浸基材を
得るものである。金属箔としては銅、アルミニュウム、
真鍮、ニッケル、鉄等の単独、合金、複合箔が用いら
れ、必要に応じて金属箔の片面に接着剤層を設けておく
ことができる。一体化の条件は樹脂、基材、厚さ等で、
硬化時間、硬化温度、成形圧力を選択することができる
が、無圧連続工法、ダブルベルト成形工法、マルチロー
ル工法等の連続工法であることが必要である。。積層成
形後は、カッター等で所要寸法に切断してから、再加熱
するものであるが、再加熱は好ましくは樹脂の熱変形温
度以上に加熱することが望ましい。
【0006】以下本発明を実施例に基づいて説明する。
【0007】
【実施例1】経糸が44本/インチ、緯糸が32本/イ
ンチの糸密度で、経糸の撚り方向が正逆の組み合わせか
らなる厚み0.15mm、幅105cmの長尺ガラス織
布にエポキシ樹脂を樹脂量が45重量%になるように含
浸、乾燥した長尺エポキシ樹脂含浸ガラス織布プリプレ
グの4枚を重ね、更にその上下面に幅105cm、厚さ
0.018mmの長尺銅箔を配設した長尺積層体をダブ
ルベルト成形機に送り、成形圧力10Kg/cm2 、1
65℃で10分間連続して加熱加圧成形後、カッターで
100cm角に切断してから、140℃にて30分間再
加熱して厚さ0.8mmの積層板を連続的に製造した。
ンチの糸密度で、経糸の撚り方向が正逆の組み合わせか
らなる厚み0.15mm、幅105cmの長尺ガラス織
布にエポキシ樹脂を樹脂量が45重量%になるように含
浸、乾燥した長尺エポキシ樹脂含浸ガラス織布プリプレ
グの4枚を重ね、更にその上下面に幅105cm、厚さ
0.018mmの長尺銅箔を配設した長尺積層体をダブ
ルベルト成形機に送り、成形圧力10Kg/cm2 、1
65℃で10分間連続して加熱加圧成形後、カッターで
100cm角に切断してから、140℃にて30分間再
加熱して厚さ0.8mmの積層板を連続的に製造した。
【0008】
【実施例2】含浸樹脂として不飽和ポリエステル樹脂を
用い、含浸後乾燥せずそのまま165℃で20分間無圧
で積層成形した以外は、実施例1と同様に処理して厚さ
0.8mmの積層板を連続的に製造した。
用い、含浸後乾燥せずそのまま165℃で20分間無圧
で積層成形した以外は、実施例1と同様に処理して厚さ
0.8mmの積層板を連続的に製造した。
【0009】
【比較例1】経糸の撚り方向が同一の組み合わせからな
る厚み0.15mm、幅105cmの長尺ガラス織布を
用い、再加熱しない以外は、実施例1と同様に処理して
厚さ0.8mmの積層板を連続的に製造した。
る厚み0.15mm、幅105cmの長尺ガラス織布を
用い、再加熱しない以外は、実施例1と同様に処理して
厚さ0.8mmの積層板を連続的に製造した。
【0010】
【比較例2】経糸の撚り方向が同一の組み合わせからな
る厚み0.15mm、幅105cmの長尺ガラス織布を
用い、再加熱しない以外は、実施例2と同様に処理して
厚さ0.8mmの積層板を連続的に製造した。
る厚み0.15mm、幅105cmの長尺ガラス織布を
用い、再加熱しない以外は、実施例2と同様に処理して
厚さ0.8mmの積層板を連続的に製造した。
【0011】実施例1と2及び比較例1と2の積層板の
性能は第1表のようである。 反り量の試験片サイズは400X250mmで、表裏銅
箔残存率を65%ー25%とした銅箔回路を作成後、定
盤上にて最大持ち上がり量を試料数12で測定した。
性能は第1表のようである。 反り量の試験片サイズは400X250mmで、表裏銅
箔残存率を65%ー25%とした銅箔回路を作成後、定
盤上にて最大持ち上がり量を試料数12で測定した。
【0012】
【発明の効果】本発明は上述したごとく構成されてい
る。特許請求の範囲に記載した構成を有する積層板の製
造方法においては、得られる積層板の反り量を大幅に減
少させることができ、本発明の優れていることを確認し
た。
る。特許請求の範囲に記載した構成を有する積層板の製
造方法においては、得られる積層板の反り量を大幅に減
少させることができ、本発明の優れていることを確認し
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 1/03 G 7011−4E (72)発明者 牧野 秀志 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 経糸の撚り方向が正逆の組み合わせから
なる長尺織布を用いた長尺樹脂含浸基材を所要枚数重
ね、更にその上面及び又は下面に長尺金属箔を配設した
長尺積層体を、連続的に積層成形後、所要寸法に切断し
てから、再加熱することをを特徴とする積層板の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3132475A JPH05480A (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 積層板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3132475A JPH05480A (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 積層板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05480A true JPH05480A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=15082244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3132475A Pending JPH05480A (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 積層板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05480A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2823638A1 (de) | 1977-05-31 | 1978-12-14 | Daicel Ltd | Verfahren und vorrichtung zum erzeugen einer thermoplastischen folie mit komplexen fliessmustern |
US4953224A (en) * | 1984-09-27 | 1990-08-28 | Hitachi, Ltd. | Pattern defects detection method and apparatus |
-
1991
- 1991-06-04 JP JP3132475A patent/JPH05480A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2823638A1 (de) | 1977-05-31 | 1978-12-14 | Daicel Ltd | Verfahren und vorrichtung zum erzeugen einer thermoplastischen folie mit komplexen fliessmustern |
US4953224A (en) * | 1984-09-27 | 1990-08-28 | Hitachi, Ltd. | Pattern defects detection method and apparatus |
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