JPH05145626A - 光加入者信号伝送システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 交換機側及び加入者電話機側夫々に光加入者
信号伝送装置１，２を有し、該両装置１，２間を光伝送
路３にて接続し、交換機４と加入者電話機５間の音声信
号を伝送すると共に交換機４より加入者電話機５に着信
を知らせるリンガ信号を送信する光加入者信号伝送シス
テムに関し、安価に構成出来る光加入者信号伝送システ
ムの提供を目的とする。 【構成】 光加入者信号伝送装置１には、交換機４より
のリンガ信号を検出すると符号化し、符号化した信号
を、電気・光変換部１３に入力するサービスチャネルを
用い送信するリンガコーダー６を設け、光加入者信号伝
送装置２には、光・電気変換部１４よりの上記サービス
チャネルより出力する符号化されたリンガ信号を受信す
ると加入者電話機５に着信を知らせるリンガ信号を作成
送出するリンガデコーダー７を設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、交換機と加入者電話機
間の信号を光伝送路を用いて伝送する光加入者信号伝送
システムの改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】図３は従来例の光加入者信号伝送システ
ムのブロック図である。図３において、交換機４よりの
音声信号は光加入者信号伝送装置１’のコーデック１１
にて６４Ｋｂｐｓの信号に符号化され、多重化部１２に
て他の符号化された音声信号と多重化され、電気・光変
換部１３にて光信号に変換され、光伝送路３を介して光
加入者信号伝送装置２’に送られる。

【０００３】光加入者信号伝送装置２’では光・電気変
換部１４にて電気信号に変換され多重化部１５にて分離
され、コーデック１６にて音声信号に復号化され加入者
電話機５に送られる。

【０００４】交換機４より加入者電話機５に着信を知ら
せる、リンガ信号発生器１０よりの１６Ｈｚ１００Ｖの
リンガ信号が光加入者信号伝送装置１’に送られると、
リンガ信号検出器１７は着信を検出し、リンガ信号送信
を指令する信号を、多重化部１２を介し、主信号フレー
ムの１ビットのシグナリングビットを例えば１とするこ
とで光加入者信号伝送装置２’に送る。

【０００５】光加入者信号伝送装置２’では多重化部１
５を介しリンガ信号制御部１８にて受信しリンガ信号送
信を指令する信号をリンガ信号発生器１９に送り、リン
ガ信号検出器１９より加入者電話機５に１６Ｈｚ１００
Ｖのリンガ信号を送りベルを鳴らし着信を知らせる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光加入者信号伝送システムでは、加入者電話機５に１６
Ｈｚ１００Ｖのリンガ信号を送りベルを鳴らし着信を知
らせるのに、光加入者信号伝送装置２’にもリンガ信号
発生器１９が必要であり、高価になる問題点がある。

【０００７】本発明は、安価に構成出来る光加入者信号
伝送システムの提供を目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】図１は本発明の原理ブロ
ック図である。図１に示す如き、交換機側及び加入者電
話機側夫々に第１，第２の光加入者信号伝送装置１，２
を有し、該両装置１，２間を光伝送路３にて接続し、交
換機４と加入者電話機５間の音声信号を伝送すると共
に、該交換機４より該加入者電話機５に着信を知らせる
リンガ信号を送信する光加入者信号伝送システムにおい
て、該第１の光加入者信号伝送装置１には、該交換機４
よりのリンガ信号を検出すると符号化し、符号化した信
号を、電気・光変換部１３に入力するサービスチャネル
を用い送信するリンガコーダー６を設け、該第２の光加
入者信号伝送装置２には、光・電気変換部１４よりの上
記サービスチャネルより出力する符号化されたリンガ信
号を受信すると該加入者電話機５に着信を知らせるリン
ガ信号を作成送出するリンガデコーダー７を設けた構成
とする。

【０００９】

【作用】本発明によれば、交換機４より、加入者電話機
５に着信を知らせるリンガ信号を送信するのに、交換機
４より、第１の光加入者信号伝送装置１に１６Ｈｚ１０
０Ｖのリンガ信号が送られてくると、リンガコーダー６
はこれを検出し、符号化し、符号化した信号を電気・光
変換部１３に入力するサービスチャネルを用い第２の光
加入者信号伝送装置２に送信する。

【００１０】第２の光加入者信号伝送装置２では、リン
ガデコーダー７にて、光・電気変換部１４よりの上記サ
ービスチャネルより出力する符号化されたリンガ信号を
受信し、１６Ｈｚ１００Ｖのリンガ信号を作成し加入者
電話機５に送りベルを鳴らし着信を知らせる。

【００１１】即ち第２の光加入者信号伝送装置２にはリ
ンガ信号発生器は不要となるので、光加入者信号伝送シ
ステムを安価にすることが出来る。

【００１２】

【実施例】図２は本発明の実施例の光加入者信号伝送シ
ステムのブロック図である。図２で図３の従来例と異な
る点は、交換機４より加入者電話機５に着信を知らせる
リンガ信号伝送の部分であるので、この異なる点を中心
に以下説明する。

【００１３】交換機４より加入者電話機５に着信を知ら
せる、リンガ信号検出器１０よりの１６Ｈｚ１００Ｖの
リンガ信号が、光加入者信号伝送装置１に入力すると、
リンガコーダー６は、これを検出し、例えば４０（１６
×２より大きい）×８（ビット）＝３２０ｂｐｓの信号
に符号化し、主信号フレームの１ビットのシグナリング
ビットでは送信出来ないので、電気・光変換部１３に入
力するサービスチャネルを用い光加入者信号伝送装置２
に送信する。

【００１４】光加入者信号伝送装置２では、光・電気変
換部１４よりの上記サービスチャネルより出力する符号
化されたリンガ信号をリンガデコーダー７が受信し、リ
ンガデコーダー７は１６Ｈｚ１００Ｖのリンガ信号を作
成し、加入者電話機５に送りベルを鳴らし着信を知らせ
る。

【００１５】即ち、リンガ信号検出器１７，リンガ信号
制御部１８及びリンガ信号検出器１９は不要となる。リ
ンガ信号検出器１７，リンガ信号制御部１８及びリンガ
信号発生器１９が不要となると、リンガコーダー６とリ
ンガデコーダー７とを合計しても、リンガ信号検出器１
７，リンガ信号制御部１８及びリンガ信号発生器１９の
合計よりは安価に作成出来るので、光加入者信号伝送シ
ステムを安価にすることが出来る。

【００１６】

【発明の効果】以上詳細に説明せる如く本発明によれ
ば、リンガコーダー６とリンガデコーダー７は必要にな
るが、リンガ信号検出器１７，リンガ信号制御部１８と
加入者電話機側のリンガ信号発生器１９は不要に出来る
ので、安価な光加入者信号伝送システムが得られる効果
がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】は本発明の原理ブロック図、

【図２】は本発明の実施例の光加入者信号伝送システム
のブロック図、

【図３】は従来例の光加入者信号伝送システムのブロッ
ク図である。

【符号の説明】

１，２，１’，２’は光加入者信号伝送装置、３は光伝
送路、４は交換機、５は加入者電話機、６はリンガコー
ダー、７はリンガデコーダー、１０，１９はリンガ信号
発生器、１１，１６はコーデック、１２，１５は多重化
部、１３は電気・光変換部、１４は光・電気変換部、１
７はリンガ信号検出器、１８はリンガ信号制御部を示
す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 交換機側及び加入者電話機側夫々に第
   １，第２の光加入者信号伝送装置（１，２）を有し、該
   両装置（１，２）間を光伝送路（３）にて接続し、交換
   機（４）と加入者電話機（５）間の音声信号を伝送する
   と共に該交換機（４）より該加入者電話機（５）に着信
   を知らせるリンガ信号を送信する光加入者信号伝送シス
   テムにおいて、 該第１の光加入者信号伝送装置（１）には、該交換機
   （４）よりのリンガ信号を検出すると符号化し、符号化
   した信号を、電気・光変換部（１３）に入力するサービ
   スチャネルを用い送信するリンガコーダー（６）を設
   け、 該第２の光加入者信号伝送装置（２）には、光・電気変
   換部（１４）よりの上記サービスチャネルより出力する
   符号化されたリンガ信号を受信すると該加入者電話機
   （５）に着信を知らせるリンガ信号を作成送出するリン
   ガデコーダー（７）を設けたことを特徴とする光加入者
   信号伝送システム。