JPH01208931A - 補助伝送路伝送方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、例えばＰＣＭ無線通信システムの無線装置間
に敷設される補助伝送路の信号伝送方式に関する。

（従来の技術） 一般に、Ｉ’ＣＭ無線通信システムの無線装置間には主
伝送路とは別に補助伝送路が敷設されている。この補助
伝送路は、例えばオーダワイヤ通信や低速度データの伝
送に使用されるもので、その伝送速度は一般に６４ｋｂ
ｐｓに設定されている。

ところで、このような補助伝送路を用いて例えば打合せ
川のざ声信号を伝送しようとする場合に、音声信号を通
常のＰＣＭコーデックによりデジタル信号に変換すると
その信号速度は上記補助伝送路の伝送速度と同じｅ４ｋ
ｂｐｓになる。このため、このままでは音声信号の伝送
に必要不ロＩ欠な同期信号を伝送することができない。

そこで、従来では例えば音声信号をＡＤＰＣＭ方式やΔ
Ｍ方式を採用したコーデックによりデジタル信号に変換
し、さらに速度変換器でＥｉ４ｋｂｐｓよりも低ビツト
レートの信号に速度変換し、これにより得られた余剰ビ
ットに同期信号を挿入することにより音声信号と同期信
号とを伝送するようにしている。しかしながら、このよ
うな方式は音声信号をデジタル信号に変換するために回
路構成が複雑なＡ　Ｄ　Ｐ　ＣＭ方式やΔＭ方式のコー
デックを使用しなければならず、さらに速度変換器を必
要とするため、補助伝送路用の送受信回路の構成が複雑
かつ大形化して装置が高価になる欠点があった。

（発明が解決しようとする課題ぎ 以」−のように従来の補助伝送路伝送方式は、音声帯域
のアナログ信号をデジタル信号に変換して伝送しようと
する場合に、同期信号を伝送するために上記デジタル信
号のビットレートを低下させる必要があり、そのために
送受信回路の複雑化および大形化を招くという問題点を
有するもので、本発明はこの点に着目し、デジタル化し
た音声帯域信号のビットレートを低下させずに同期信号
を伝送できるようにし、これにより送受信回路を簡単か
つ小形化して装置の低価格化を図り得る補助伝送路伝送
方式を提供しようとするものである。

［発明の＋１４成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、デジタル化した音声帯域信号の所定の単位ビ
ット毎に、その中の一部ビットを同期用ビットとし、こ
の同期用ビットに同期信号を挿入して伝送するようにし
たものである。

（作用） この結果、デジタル化音声帯域信号のビットの・一部が
同期信号伝送用ビットに転用されることになるので、同
期信号を伝送するためにデジタル化音声帯域信号のビッ
トレートを低下させる必要がなくなり、これにより音声
帯域のアナログ信号は通常のコーデックでデジタル信号
に変換することが可能となる。したがって、特殊なコー
デックや速度変換器を使用する場合に比べて送受信回路
の構成を筒中かつ小形化することができ、その分装間を
安価にすることができる。

（実施例） 第２図および第３図は、それぞれ本発明の一実施例にお
ける補助伝送路伝送方式を適用した送信回路および受信
回路の概略構成図である。先ず送信回路は、図示しない
音声信号入力回路から供給された局間打合せ用の音声信
号をデジタル信号に変換するＰＣＭデコーダ１１と、同
期信号挿入回路１２とから構成される。ＰＣＭコーダ１
１は、音声信号を１サンプル毎に８ビツトのデジタル信
号に変換する通常タイプのもので、このＰＣＭコーダ１
１からは信号速度が８４ｋｂｐｓのデジタル化音声信号
が出力される。また、同期信号挿入回路１２は、上記Ｐ
ＣＭコーダ１１から出力されたデジタル化音声信号の単
位ビット毎に、つまり８ビツト毎にそれぞれその最下位
ＬＳＢビットに同期信号を挿入する。

一方受信回路は、同期回路２１と、ＰＣＭデコーダ２２
とから構成される。このうち先ず同期回路２１は、補助
伝送路を経て到来したデジタル化音声信号から８ビツト
毎に挿入されている同期信号を検出する。またＰＣＭデ
コーダ２２は、−１−記捕助伝送路を経て到来したデジ
タル化音声信号を、−１−記同期回路２１により検出さ
れた同期信号のタイミングに同期してアナログ信号に変
換するものである。

このようなｔｉｉ成であるから、送信回路において音声
信号が入力されると、この音声信号は先ずＰＣＭコーダ
］１で通常のＰＣＭ方式により１サンプル８ビツト（１
り成のデジタル信号に変換され、６４ｋｂｐｓのデジタ
ル信号列として出力される。第１図（ａ）はその信号構
成を示すものである。そして、上記ＰＣＭコーダ１２か
ら出力されたデジタル化音声信号は、次に同期信号挿入
回路１２に導入されてこの回路１２で８ビツト毎にその
最下位ＬＳＢビットに第１図（ｂ）に示す如く同期信号
Ｆが挿入され、しかるのち補助伝送路へ送信される。

これに対し受信回路では、補助伝送路を経てデジタル化
１１声信号が到来すると、このデジタル化音声信号は同
期回路２１およびＰＣＭデコーダ２２にそれぞれ導かれ
る。そして、同期回路２１では」二足デジタル化１１信
号の各８ビツト毎にその最下位ＬＳＢビットに挿入され
ている同明信号Ｆが検出される。また、ＰＣＭデコーダ
２２では、上記同期回路２１で検出された同期信号の検
出タイミングに同期して上記デジタル化音声信号のアナ
ログ信号・＼の変換が行なわれる。そして、これにより
１り生された音声信号は図示しない音声出力回路に導か
れ、スピーカから出力される。

このように本実施例であれば、デジタル化音声信号の８
ビツト毎にその最下位ＬＳＢビットを同期用ビットとし
、この同期用ビットに同期信号Ｆを挿入して伝送するよ
うにしたので、デジタル化音声信号のとットレートを低
くして同期信号挿入用のビットを別途設ける必要はなく
なり、この結ｌｄ常タイプのＰＣＭコーコーグ用するこ
とが可能となる。したがって、デジタル化音声信号のと
ットレートを低くするためにＡＤＰＣＭ方式や６Ｍ１１
式による符号化や速度変換を行なう必要があった従来に
比べて送信回路および受信回路の構成を簡単かつ小形化
することができ、これにより端局装置を安偽にて提供す
ることができる。尚、本実施例ではデジタル化音声信号
の８ビツト毎のＬＳＢビットを同期信号として使用した
ため再生音声信号は多少劣化することになるが、一般に
補助伝送路を介して行なう打合せ通話等は相手話者の話
の内容が理解できればよく、音質は問題にはならない。

したがって、上記のようにデジタル化音声信号のＬＳＢ
を同期信号に転用しても、これによって通品に支障か生
じることは無い。

尚、本発明は」ユ記実施例に限定されるものではない。

例えば、上記実施例では８ビツト毎にＬＳＢに同期信号
を挿入するようにしたが、複数の単位ビット毎に同期信
号を挿入するようにしてもよい。また、本発明の応用例
として、同期信号挿入ビットのうち一部を遠隔制御デー
タやシグナリング情報等の低速データ挿入用として使用
するようにしてもよい。その他、同期信号の挿入位置や
送受信回路の（１４成、アナログ信号の種類等について
も、本発明の要旨を逸脱しない箱間で種々変形して実施
できる。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、デジタル化した８
・Ｉ上帯域信号の所定の単位ビット毎に、その中の一部
ビットを同期用ビットとし、この同期用ビットに同期信
号を挿入して伝送するようにしたことによって、デジタ
ル化した古川帯域信号のビットレートを低下させずに同
期信号を伝送することができ、これにより送受信回路を
簡単かつ小形化して装置の低価格化を図り得る補助伝送
路伝送方式を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例における補助伝送路伝送方式を説
明するためのもので、第１図は同方式による伝送データ
の構成を示す図、第２図は上記伝送方式を適用した送信
回路の概略構成を示す回路ブロック図、第３図は上記伝
送方式を適用した受信回路の概略構成を示す回路ブロッ
ク図である。 １１・・・ｌ）　ＣＭコーグ、１２・・・同期信号挿入
回路、２１・・・同期回路、２２・・・ＰＣＭデコーダ
、Ｆ・・・同期信号。 出願人代理人　　弁理士　鈴江武彦

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 音声・帯域のアナログ信号をデジタル信号に変換し、こ
   のデジタル信号をその信号速度と等しい伝送速度の補助
   伝送路により伝送する補助伝送路伝送方式において、前
   記デジタル信号の所定の単位ビット毎にその中の一部ビ
   ットを同期用ビットとし、この同期用ビットに同期信号
   を挿入して伝送することを特徴とする補助伝送路伝送方
   式。