JPH0417421A - Ｄｓｉ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ＰＣＭ電話回線の利用効率を向上させるため
に用いるＤＳＩ（ディジタル・スピーチ。

インターポレーション）装置に関する。

〔従来の技術〕

電話通話を行なう回線では、通話回線を占有している時
間に対して音声エネルキの存在する時間の割合（有音率
）は一般に４０％以下であって、有音期間にのみ音声信
号を伝送すれば、接続される通話回線の数Ｍより少ない
数の中継回線の数Ｎで情報の伝送を行なえ、中継回線の
利用効率を上げる事が出来る。この方式はＤＳＩ方式と
呼ばれており、ＤＳＩ装置は衛星回線や地上専用回線に
実用化されている。

一般にＤＳＩ装置の送信側は、通話回線中の音声エネル
ギの存在する区間を検出し、通話回線と中継回線との接
続割当を行い、この接続情報（以下、通話路割当情報と
呼ぶ）を中継回線中の専用のタイムスロツツを介して送
り、割当の行なわれた中継回線に通話路のデータを送る
。一方、ＤＳＩ装置の受信側は、送られて来る通話路割
当情報により中継回線と通話回線との割当を決定し、送
信側から中継回線を介して送られてきた通話路の子−夕
を通話回線に出力する。

以下に、従来のＤＩＳ装置について説明する。

第３図は、従来のＤＳＩ装置を示すブロック図である。

送信側に於て、送信側の入力端子１には、送信側通話回
線よりＭ〈通話回線数）は回線のＰＣＭ信号が入力され
、送信側高速スイッチ回路１０および音声検出器２０に
入力する。音声検出器２０は、音声エネルギが存在する
チャネル（ＣＨ）番号のデータを発生して送信側割当制
御回路３０に入力する。送信側割当制御回路３０は、音
声検出器２０の出力データに応じて通話路の回線割当を
行い、回線割当情報を送信側高速スイッチ回路１０と割
当情報符号器４０に送出する。割当情報符号器４０は回
線側情報を符号化し、割当情報符号を作り出力する。送
信側高速スイッチ回路１０は、通話路割当情報に応じて
中継回線Ｎ　（Ｎ＜Ｍ）の多重化ＰＣＭ信号を出力し、
これに割当情報符号器４０から出力される割当情報符号
を挿入付加したものが送信側の出力端子２から中継回線
に送出される。

一方、受信側では、Ｎ回線の多重化ＰＣＭ信号に割当情
報符号を付加した信号が中継回線から入力端子３に入力
する。この受信信号のうち、割当情報符号は割当情報復
号器６０にて回線割当情報に復号化される。この復号化
された回線割当情報により受信側割当制御メモリ７０が
制御され、受信側割当制御メモリ７０から出力される割
当制御情報が受信側高速スイッチ回路５０に入力される
。受信側高速スイッチ回路５０は、この割当制御情報に
応じてＭ回線のＰＣＭ信号を再生して、受信側の出力端
子４から受信側通話回線へ送出する。この時、無音期間
で受信側高速スイッチ回路５０により中継回線と通話回
線との接続が切られている間、その回線が全く無音にな
ると聴感上不自然となるため、背景雑音発生器８０から
発する雑音をトランク側出力通話回線に挿入する。この
雑音レベルは固定値である。なお送信側の音声検出器２
０は、入力通話回線の信号レベルを積算して音声エネル
ギを検出している。しかしながら、いったん音声を検出
した後では、音声バースト内に生ずるごとく短期間の低
レベル部分ことにエネルキ無しと判断してしまうと、無
用な音声の切断を頻発して通話の明瞭度が低下するので
、バングオーバー時間を設けて音声検出器２０の動作に
慣性を与えている。

〔発明か解決しようとする課題〕

従来のＤＳＩ装置では上述したように、通話中の無音期
間に受信側通話回線に挿入される雑音レベルは固定値で
ある。このため、有音区間での話し手の環境或は通話路
の伝送特性による背景雑音レベルと無音区間での挿入雑
音レベルとが異なることか多く、高速スイッチ回路で接
続・非接続を繰り返す毎に背景雑音のレベルが変動し、
聞き手は違和感を覚え、通話品質上問題になる欠点があ
る。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の装置は、Ｍ（Ｍは正の整数）回線の入力通話回
線の音声及び背景雑音を検出する音声検出器と、該音声
検出器の検出結果に応じて通話路割当を決定する送信側
割当制御回路と、前記通話路割当に応じて通話路を変更
しＭ回線の前記入力通話回線をＮ　（Ｍ＞Ｎ、Ｎは正の
整数）回線の中継回線に出力する高速スイッチ回路と、
前記通話路割当の情報を符号化して出力する割当情報符
号化回路とを有する送信部と、回線数Ｎの前記中継回線
の受信信号から前記通話路割当情報を分離し復号化する
割当情報復号化回路と、復号化した前記通話路割当情報
を記憶する受信側割当制御メモリーと、該受信側割当制
御メモリーの出力によって制御されＮ回線の前記中継回
線からＭ回線の前記通話回線への出力信号を作成する高
速スイッチ回路とを有する受信部とを持つＤＳＩ装置に
おいて、 前記音声検出器で背景雑音レベルを検出しこの結果を符
号化する雑音レベル符号化器と、前記背景雑音レベルを
検出し通話路チャネル番号及び前記雑音レベル符号化器
の出力を前記中ｍ回線でのフレームフォーマット中の定
められたタイムスロットに挿入する雑音情報挿入器とを
送信部に備え、前記雑音情報挿入器により前記中継回線
に挿入された雑音情報を抽出する雑音情報抽出器と、該
抽出した雑音情報から前記背景雑音レベルを復号化する
雑音レベル復号化器と、該雑音情報中の通話路チャネル
番号および前記雑音レベル復号化器の出力に応じて背景
雑音を発生し前記受信側高速スイッチ回路で中継回線と
連語回線との接続が切られている期間、該背景雑音を該
通話路チャネル番号のトランク側出力通話回線に出力す
る背景雑音発生器とを受信側に備えていることを特徴と
する。

〔実施例〕

以下、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の第１の一実施例を示すブロック図であ
る。同図において、送信側の入力端子１に送信側通話回
線からＭ（通話回線数）回線のＰＣＭ信号が入力される
。このＰＣＭ入力信号は、多重化用のフレームフォーマ
ットを構成しており、送信側高速スイッチ回路１０およ
び音声検出器２１に入力する。音声検出器２１の検出出
力は、送信側割当制御回路３０に入力する。送信側割当
制御回路３０は、通話回線と中継回線との回線割当情報
を記憶しており、音声検出器２１の検出出力に応じて通
話路の割当を更新し、回線割当情報を送信側高速スイッ
チ回路１０および割当情報符号器４０に送出する０割当
情報符号器４０は、回線割当情報を符号化し、割当情報
符号を作り出力する。一方、音声検出器２１の検出出力
に含まれる背景雑音情報のうち、雑音レベル情報は雑音
レベル符号化器１００で符号化され、その雑音が検出さ
れた通話路チャネル（ＣＨ）番号とともに、雑音情報挿
入器１１０に送られる。雑音情報挿入器１１０はこの背
景雑音情報を、出力端子２から多重化用フレームフォー
マット中のスペアビットを用いて中継回線に送出する。

送信側高速スイッチ回路１０は、回線割当情報に応じて
中継回線数Ｎ　（Ｎ＜Ｍ）のＰＣＭ信号を出力し、これ
に割当情報符号及び雑音情報挿入器１２０から出力され
る背景雑音情報を付加したものが、送信側の出力端子２
から中継回線に送出される。

一方、受信側では、Ｎ回線のＰＣＭ信号に割当情報符号
及び背景情報を付加した信号が中継回線から入力端子３
に入力する。この受信信号のうち、割当情報符号は割当
情報復号器６０にて回線割当情報に復号化される。この
復号化された回線割当情報により受信側割当制御メモリ
７０が制御され、受信側割当制御メモリ７０から出力さ
れる割当制御情報が受信側高速スイッチ回路５０に入力
される。受信側高速スイッチ回路５０は、この割当制御
情報に応じて、Ｍ回線（Ｍ＞Ｎ）のＰＣＭ信号を再生し
て、受信側の出力端子４から受信側通話回線へ送出する
。また、受信側の入力端子３に入力された雑音情報信号
は雑音情報抽出器１２０により抽出され、信号中の雑音
レベル符号は雑音レベル復号化器１３０で復号化されて
、雑音情報信号中の通話路チャネル（ＣＨ）番号ととも
に、背景雑音発生器８０に入力される。ここで、受信側
割当制御メモリ７０の制御により、通話中で中継回線と
接続されていない期間、送信側での雑音レベルに応じた
背景雑音を発生して通話回線に挿入し、受信側の出力端
子４からトランク側出力通話回線へ送出する。

第２図は本発明の第２の実施例のブロック図である。本
実施例では、第１の実施例の送信側に送信側チャネル番
号変換器１４０を、また受信側に受信側チャネル番号変
換器１５０をそれぞれ付加して、雑音検出対象チャネル
の通話路チャネル番号を中継回線チャネル番号に変換し
て回線伝送させるようにしている。

〔発明の効果〕

上述の如く本発明によれば、ＤＳＩ装置の送信部に背景
雑音レベルを検出する音声検出器を設けてこれで検出さ
れる背景雑音レベルを、通話路チャネル番号と共に送信
側出力フレームフォーマットのスペアビットを用いて送
信することにより、受信側において、通話中で中継回線
と接続されていない期間に受信側通話路回線に挿入され
る雑音レベルを接続期間中の受信雑音レベルに適応させ
て設定することが可能となり、装置規模を大幅に増大さ
せずに通話品質を向上させることができる効果が得られ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の実施例のブロック図、第
３図は従来装置のブロック図である。 １・・・送信側入力端子、２・・・送信側出力端子、３
・・・受信側入力端子、４・・・受信側出力端子、１０
・、。 送信側高速スイッチ回路、２０．２１・・・音声検出器
、３０・・・送信側割当制御回路、４０・・・割当情報
符号化器、５０・・・受信側高速スイッチ回路、６０・
・・割当情報復号器、７０・・・受信側割当制御メモリ
、８０・・・背景雑音発生器、１００・・・雑音レベル
符号化器、１１０・・・雑音情報挿入器、１２０・・・
雑音情報抽出器、１３０・・・雑音レベル復号化器、１
４０・・・送信側チャネル番号変換器、１５０・・・受
信側チャネル番号変換器。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　Ｍ（Ｍは正の整数）回線の入力通話回線の音声及び背
   景雑音を検出する音声検出器と、該音声検出器の検出結
   果に応じて通話路割当を決定する送信側割当制御回路と
   、前記通話路割当に応じて通話路を変更しＭ回線の前記
   入力通話回線をＮ（Ｍ＞Ｎ、Ｎは正の整数）回線の中継
   回線に出力する高速スイッチ回路と、前記通話路割当の
   情報を符号化して出力する割当情報符号化回路とを有す
   る送信部と、回線数Ｎの前記中継回線の受信信号から前
   記通話路割当情報を分離し復号化する割当情報復号化回
   路と、復号化した前記通話路割当情報を記憶する受信側
   割当制御メモリーと、該受信側割当制御メモリーの出力
   によって制御されＮ回線の前記中継回線からＭ回線の前
   記通話回線への出力信号を作成する高速スイッチ回路と
   を有する受信部とを持つＤＳＩ装置において、 前記音声検出器で背景雑音レベルを検出しこの結果を符
   号化する雑音レベル符号化器と、前記背景雑音レベルを
   検出し通話路チャネル番号及び前記雑音レベル符号化器
   の出力を前記中継回線でのフレームフォーマット中の定
   められたタイムスロットに挿入する雑音情報挿入器とを
   送信部に備え、前記雑音情報挿入器により前記中継回線
   に挿入された雑音情報を抽出する雑音情報抽出器と、該
   抽出した雑音情報から前記背景雑音レベルを復号化する
   雑音レベル復号化器と、該雑音情報中の通話路チャネル
   番号および前記雑音レベル復号化器の出力に応じて背景
   雑音を発生し前記受信側高速スイッチ回路で中継回線と
   通話回線との接続が切られている期間、該背景雑音を該
   通話路チャネル番号のトランク側出力通話回線に出力す
   る背景雑音発生器とを受信側に備えていることを特徴と
   するＤＳＩ装置。