JPH0537674A - 電話音声・低速モデム・フアクシミリ信号用符号・復号器 - Google Patents

電話音声・低速モデム・フアクシミリ信号用符号・復号器

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JPH0537674A
JPH0537674A JP3211519A JP21151991A JPH0537674A JP H0537674 A JPH0537674 A JP H0537674A JP 3211519 A JP3211519 A JP 3211519A JP 21151991 A JP21151991 A JP 21151991A JP H0537674 A JPH0537674 A JP H0537674A
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JP
Japan
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signal
encoder
speed modem
low speed
decoder
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Withdrawn
Application number
JP3211519A
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English (en)
Inventor
Takeshi Tanaka
剛 田中
Masanori Kajiwara
正範 梶原
Hideki Mase
秀樹 間瀬
Hidetoshi Toyofuku
秀敏 豊福
Tomonobu Takashima
知信 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、電話音声・低速モデム・ファクシ
ミリ信号用の符号・複号器に関し、電話とファクシミリ
共有の回線において、全体としての低レート化を達成で
きるようにすることを目的とする。 【構成】 符号器が、低速モデム符号化器5とファクシ
ミリ画像符号化器6と音声符号化器4と低速モデム検出
器1とファクシミリ画像検出器3と信号レベル検出器2
とをそなえるとともに、符号化器4〜6のいずれかを選
択する選択器8と、各検出器1〜3の検出結果に基づい
て、符号化器4〜6のいずれかを選択器8に選択させる
管理部7とをそなえて構成され、且つ、復号器が、低速
モデム復号化器22とファクシミリ画像復号化器23と
音声復号化器(21)とをそなえるとともに、符号器の
管理部7からの符号化器選択信号を受けて、復号化器2
1〜23のいずれかを選択する選択器24とをそなえる
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話音声・低速モデム
・ファクシミリ信号用の符号・複号器に関する。
【0002】
【従来の技術】音声帯域信号のデジタル網において、回
線使用コストを下げるために企業網(専用線)に使用す
る低い伝送レートで高品質な符号・復号器の開発が行な
われている。
【0003】特に、国際専用線では、伝送容量の小さな
回線に多くのチャネルを通すために、音量の大きなチャ
ネルには符号化レートを大きく割り当てる等の手段によ
り可変レート化することにより、全体として、(品質)
×(チャネル数)÷(伝送容量)を大きくする努力が払
われている。
【0004】一方、モデム信号と音声信号とでは、一般
に低レート化の符号化アルゴリズムが異なるため、同一
チャネルに、モデム信号と音声信号の両方が通る可能性
のある場合には、符号器や復号器を信号によって切り換
えることも行なわれる。
【0005】図4は音声帯域信号のデジタル網の系を示
す図である。この図4において、51は送信側端末群で
あり、この送信側端末群51は、電話機やGIIIファ
クシミリ端末から成る。
【0006】52は送信側交換機であり、この送信側交
換機52は、交換機能,可変レート符号化,伝送容量オ
ーバー時の端末閉塞を行なうものであるが、閉塞条件は
伝送品質の要求から決まる。
【0007】53は送信側多重装置であり、この送信側
多重装置53は、ATM多重や伝送路インターフェース
処理を行なうものであるが、ATM多重では、輻輳時に
はファクシミリのセルを優先して伝送するようになって
いる。
【0008】54は伝送できる容量の定まっている伝送
路である。55は受信側の多重装置であり、この受信側
の多重装置55は、ATM分離,伝送路インターフェー
ス処理を行なうものである。
【0009】56は受信側の交換機であり、この受信側
交換機56は、交換機能や可変レート復号化を行なうも
のである。57は受信側端末群であり、この受信側端末
群57は、電話機やGIIIファクシミリ端末から成
る。
【0010】このような構成により、次のような動作を
行なう。送信側交換機52と受信側交換機56の交換機
能によって、送信側端末群51の端末と受信側端末群5
7の端末が接続されると、送受信が可能となる。
【0011】そして、送信側端末群51の端末から送ら
れる情報は送信側交換機52において符号化されるが、
音声信号か低速モデム信号か、あるいはファクシミリ画
像信号かが識別され、それぞれ違うレートで符号化され
る。
【0012】なお、音声信号か、低速モデム信号か、フ
ァクシミリ画像信号かの識別情報は多重装置53へ伝え
られる。符号化された情報は多重装置53でATM多重
化され、伝送路54へ送り出されるが、輻輳時には、フ
ァクシミリの情報のセルが優先して伝送される。
【0013】そして、伝送路54を通った情報は、受信
側多重装置55において、ATM分離され、交換機56
で復号化されて受信側端末群57の電話機やGIIIフ
ァクシミリ端末へ伝えられる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな音声帯域信号のデジタル網に適用する従来のもので
は、電話とGIIIファクシミリ共有の回線において、
ファクシミリの画像信号が送られている場合、その逆方
向は無音であるにもかかわらず、ハイブリッドトランス
の廻り込みにより、両方向ともに画像信号であるとみな
してしまい、これにより全体としての低レート化が達成
されない。
【0015】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、電話とファクシミリ共有の回線において、フ
ァクシミリの画像信号が送られている逆方向は順方向よ
りも符号化してレートを小さくし、全体としての低レー
ト化が達成できるようにした、電話音声・低速モデム・
ファクシミリ信号用符号・復号器を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の電話
音声・低速モデム・ファクシミリ信号用符号器(請求項
1)は、電話音声信号とファクシミリ信号を伝送する電
話網に対し送信する信号を符号化する符号器において、
ファクシミリ画像信号送出前に送受信間で遣り取りされ
る低速モデム信号について符号化する低速モデム符号化
器と、ファクシミリ画像信号について符号化するファク
シミリ画像符号化器と、音声信号について符号化する音
声符号化器とをそなえるとともに、低速モデム信号を検
出する低速モデム検出器と、ファクシミリ画像信号を検
出するファクシミリ画像検出器と、信号レベルを検出す
る信号レベル検出器とをそなえ、低速モデム符号化器,
ファクシミリ画像符号化器,音声符号化器のいずれかを
選択する選択器と、低速モデム検出器,ファクシミリ画
像検出器,信号レベル検出器からの検出結果に基づい
て、低速モデム符号化器,ファクシミリ画像符号化器,
音声符号化器のいずれかを選択させるための選択信号を
該選択器へ出力する管理部とが設けられたことを特徴と
している。
【0017】また、本発明の電話音声・低速モデム・フ
ァクシミリ信号用符号・復号器(請求項2)は、電話音
声信号とファクシミリ信号を伝送する電話網において、
電話網に対し送信する信号を符号化する符号器と、符号
器で符号化された信号を復号化する復号器とをそなえ、
符号器が、ファクシミリ画像信号送出前に送受信間で遣
り取りされる低速モデム信号について符号化する低速モ
デム符号化器と、ファクシミリ画像信号について符号化
するファクシミリ画像符号化器と、音声信号について符
号化する音声符号化器と、低速モデム信号を検出する低
速モデム検出器と、ファクシミリ画像信号を検出するフ
ァクシミリ画像検出器と、信号レベルを検出する信号レ
ベル検出器と、低速モデム符号化器,ファクシミリ画像
符号化器,音声符号化器のいずれかを選択する選択器
と、低速モデム検出器,ファクシミリ画像検出器,信号
レベル検出器からの検出結果に基づいて、低速モデム符
号化器,ファクシミリ画像符号化器,音声符号化器のい
ずれかを選択させるための選択信号を選択器へ出力する
管理部とをそなえて構成されるとともに、復号器が、低
速モデム信号について復号化する低速モデム復号化器
と、ファクシミリ画像信号について復号化するファクシ
ミリ画像復号化器と、音声信号について復号化する音声
復号化器と、符号器の管理部からの符号化器選択信号を
受けて、低速モデム復号化器,ファクシミリ画像復号化
器,音声復号化器のいずれかを選択する選択器とをそな
えて構成されたことを特徴としている。
【0018】
【作用】請求項1記載の本発明の電話音声・低速モデム
・ファクシミリ信号用符号器では、入力された送信信号
は、低速モデム検出器,ファクシミリ画像検出器,信号
レベル検出器によって、いかなる信号であるかを検出さ
れるとともに、低速モデム符号化器,ファクシミリ画像
符号化器,音声符号化器によって符号化されるが、低速
モデム検出器,ファクシミリ画像検出器,信号レベル検
出器からの検出結果に基づいて、管理部が、低速モデム
符号化器,ファクシミリ画像符号化器,音声符号化器の
いずれを選択するのかという選択信号を選択器へ出力
し、このようにして選択器によって選択されたものの出
力が送信信号出力となる。
【0019】ここで、管理部は、低速モデム信号とファ
クシミリ画像信号のレベルはほぼ同じであるので、低速
モデム信号を検出した時にそのレベルを記憶しておき、
引き続くファクシミリ画像信号を検出したときに、その
レベルを測定し、低速モデム信号のレベルと比較する。
ファクシミリ画像信号のレベルが低速モデム信号のレベ
ルと同程度ならば、実際のファクシミリ画像信号である
とみなし、かなり小さいならばハイブリッドトタランス
の廻り込みによるものとみなすという動作により、低速
モデム符号化器,ファクシミリ画像符号化器,音声符号
化器のいずれを選択するかという選択信号を出力する。
【0020】請求項2記載の本発明の電話音声・低速モ
デム・ファクシミリ信号用符号・復号器では、符号器で
の作用は、請求項1記載のものど同じである。なお、管
理部は、更に符号化器種類信号を復号器の切換器へ伝え
るようになっている。
【0021】ところで、復号器においては、入力された
受信信号は、低速モデム復号化器,ファクシミリ画像復
号化器,音声復号化器によって復号化されるが、符号器
の管理部からの符号化器選択信号を受けて、復号器の選
択器が低速モデム復号化器,ファクシミリ画像復号化
器,音声復号化器のいずれかを選択し、その選択された
ものの出力が受信信号の出力となる。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例を示すブロック図である
が、この図1にいて、Aは電話音声信号とファクシミリ
信号を伝送する電話網に対し送信する信号を符号化する
符号器であり、またBは符号器Aで符号化された信号を
復号化する復号器である。
【0023】まず、符号器Aは、低速モデム検出器1,
信号レベル検出器2,ファクシミリ画像検出器3,音声
符号化器4,低速モデム符号化器5,ファクシミリ画像
符号化器6,管理部7,切換器8をそなえて構成されて
いる。
【0024】ここで、低速モデム検出器1は、ファクシ
ミリ画像送出前に送受信間で遣り取りされる低速モデム
信号を検出するもので、信号レベル検出器2は信号レベ
ルを検出するもので、ファクシミリ画像検出器3はファ
クシミリ画像信号を検出するものである。
【0025】音声符号化器4は音声信号について符号化
するもので、低速モデム符号化器5は低速モデム信号に
ついて符号化するもので、ファクシミリ画像符号化器6
はファクシミリ画像信号について符号化するものであ
る。
【0026】管理部7は、低速モデム検出器1,信号レ
ベル検出器2,ファクシミリ画像検出器3からの検出結
果に基づいて、音声符号化器4,低速モデム符号化器
5,ファクシミリ画像符号化器6のいずれかを選択させ
るための選択信号を切換器8へ出力するとともに、図2
の復号器へ符号化器種類情報を出力するものである。切
換器8は、音声符号化器4,低速モデム符号化器5,フ
ァクシミリ画像符号化器6のいずれかを選択する選択器
である。
【0027】また、復号器Bは、音声復号化器21,低
速モデム復号化器22,ファクシミリ画像復号化器2
3,切換器24をそなえて構成されている。ここで、音
声復号化器21は音声信号について復号化するもので、
低速モデム復号化器22は低速モデム信号について復号
化するもので、ファクシミリ画像復号化器23はファク
シミリ画像信号について復号化するものである。
【0028】切換器24は、図1に示される符号器の管
理部7からの符号化器選択信号を受けて、音声復号化器
21,低速モデム復号化器22,ファクシミリ画像復号
化器23のいずれかを選択する選択器である。
【0029】なお、図1に示される符号器A並びに復号
器Bは図4に示される系に適用され、符号器Aは送信側
交換機52で、復号器Bは受信側交換機56でそれぞれ
用いられる。
【0030】上述の構成により、以下のような動作を行
なう(図1参照)。まず、符号器Aにおいては、送信信
号が入力されると、低速モデム検出器1,信号レベル検
出器2,ファクシミリ画像検出器3は、入力信号がいか
なる種類の信号であるかを検出し、管理部7へ伝える。
また、入力された送信信号は、音声符号化器4,低速モ
デム符号化器5,ファクシミリ画像符号化器6によって
符号化される。
【0031】管理部7では、低速モデム検出器1,信号
レベル検出器2,ファクシミリ画像検出器3の検出結果
に基づいて、切換器8に音声符号化器4,低速モデム符
号化器5,ファクシミリ画像符号化器6のいずれを選択
するかの選択信号を出力するとともに、図2に示される
復号器の切換器24へ復号化器種類情報を出力するので
ある。
【0032】そして、切換器8では、管理部7からの選
択信号に従って、音声符号化器4,低速モデム符号化器
5,ファクシミリ画像符号化器6のいずれかを選択し、
選択されたものの出力が送信出力信号となる。
【0033】また、復号器Bにおいては、入力された受
信信号は、音声復号化器21,低速モデム復号化器2
2,ファクシミリ画像復号化器23によって復号化され
るが、このとき図1に示される符号器の管理部7からの
符号化器種類情報に従って、切換器24は、音声復号化
器21,低速モデム復号化器22,ファクシミリ画像復
号化器23のいずれかを選択し、選択されたものの出力
が受信信号出力となるのである。
【0034】なお、符号器Aにおいて、切換器8は、音
声符号化器4,低速モデム符号化器5,ファクシミリ画
像符号化器6の入力側に設置しても良く、また、復号器
Bにおいて、切換器24は、音声復号化器21,低速モ
デム復号化器22,ファクシミリ画像復号化器23の入
力側に設置しても良い。
【0035】ところで、符号器Aの管理部7の動作を詳
細に見ると次のようになる。図2は管理部7のモードの
遷移を説明する図である。この図2において、31は音
声モードを表し、この音声モード31では、音声符号化
器4を選択する。また、この音声モード31において、
符号化方式は32kbpsADPCMと24kbpsA
DPCMとの可変レート符号化方式とし、無音検出時に
は符号化情報を送出しない。
【0036】32は低速モデム又はFAX逆モードを表
し、この低速モデム又はFAX逆モード32では、低速
モデム符号化器5を選択する。また、この低速モデム又
はFAX逆モード32において、符号化方式は32kb
psADPCMの固定符号化レートとし、無音検出時に
はやはり符号化情報を送出しない。
【0037】33はFAX順方向モードを表し、このF
AX順方向モード33では、ファクシミリ画像符号化器
6を選択する。また、このFAX順方向モード33にお
いて、符号化方式は64kbpsPCMの固定符号化レ
ートとして無音検出は行なわない。
【0038】したがって、低速モデム信号やファクシミ
リ画像信号が検出されないときには、管理部7のモード
は音声モード31となっている。今、低速モデム検出器
1によって、低速モデム信号が検出されると、管理部7
のモードは低速モデム又はFAX逆モード32へと遷移
する。このとき、信号レベル検出器2により低速モデム
信号のレベルを検出し、管理部7でそのレベルを記憶し
ておく。
【0039】次に、ファクシミリ画像検出器3によって
ファクシリ画像信号が検出されると、そのファクシミリ
画像信号のレベルを信号レベル検出器2によって検出
し、記憶してある低速モデム信号のレベルと比較する。
【0040】もし、ファクシミリ画像信号のレベルが低
速モデム信号のレベルの一定倍率(1/2程度)以上で
あれば、実際の画像情報であるとみなし、FAX順方向
モードへ遷移する。
【0041】一方、ファクシミリ画像信号のレベルが低
速モデム信号のレベルの一定倍率(1/2程度)未満で
あれば、ハイブリッドトランスの廻り込みによるものと
みなし、モードは低速モデム又はFAX逆モード32に
留まる。モードが低速モデム又はFAX逆モード32で
ある場合は、低速モデム信号の切断が検出されるとモー
ドは音声モード31へ遷移する。モードがFAX順方向
モード33である場合も、ファクシミリ画像信号の切断
が検出されると音声モード31へ遷移する。
【0042】図3に上述した管理部7の動作によって生
じる送信信号と符号化器との関係を表すタイムチャート
を示す。以上述べてきたことから、本実施例によって、
電話とGIIIファクシミリ共有の回線において、ファ
クシミリの画像信号が送られている逆方向は低速モデム
又はFAX逆モードに留まり、全体としての低レート化
が達成されることがわかる。
【0043】このように本実施例では、ファクシミリ画
像信号のレベルによって、実際の画像信号かハイブリッ
ドトランスの廻り込みによるものか判断し、符号化レー
トを変化させるため、ファクシミリの画像信号が送られ
ている逆方向は順方向よりも低い符号化レートに留ま
り、これにより全体としての低レート化が達成できるの
である。
【0044】いま、1.5Mbps回線(64kbps
×24チャネル相当)の場合を例にして、以下に説明す
る。すなわち、GIIIファクシミリを4チャネル収容
するとし、残りを通常の電話で占めるとして、その呼量
(収容チャネル数の目安)を比較する。電話の許容チャ
ネル数としては、ファクシミリが4チャネル同時に使用
されているときに、呼損率が0.1以下となるように決
める。交換機からの閉塞条件は、ファクシミリの順方向
接続個数n、電話の接続個数mに対し、 64kbps×n+28kbps×m×1.1>64kbps×24 とならないようにする。
【0045】これは、電話の有音時の平均レートを28
kbpsと考え、全チャネルが同時に同一の方向に偏っ
た場合でも、セル廃棄が増えないようになっている。特
に、ファクシミリはATM多重において、優先させれば
セル廃棄は無くせる。さらに、本発明のを適用しない場
合は電話の出線数が 64k×(24−4)/(28kbps×1.1)≒42 であるのに対し、本発明を適用する場合は、出線数がフ
ァクシミリの順方向接続個数nにより可変となる。
【0046】すなわち、n=4の場合は、出線数=42
となり、n=3の場合は、出線数=44となり、n=2
の場合は、出線数=46となり、n=1の場合は、出線
数=48となり、n=0の場合は、出線数=50とな
る。
【0047】また、ランダム呼に関する即時式完全線群
の理論により求める呼量を計算すると、本発明を適用し
ない場合は、許容される呼量が41であるのに対し、本
発明を適用する場合は許容される呼量は46となる。こ
れにより、本発明によれば、全体としての低レート化が
達成できるのである。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の電話音声・低速モデム・ファクシミリ信号用符号
器及び請求項2記載の電話音声・低速モデムファクシミ
リ信号用符号・復号器によれば、ファクシミリ画像信号
のレベルによって、実際の画像信号かハイブリッドトラ
ンスの廻り込みによるものか判断し、符号化レートを変
化させるため、ファクシミリの画像信号が送られている
逆方向は順方向よりも低い符号化レートに留まり、全体
としての低レート化が達成できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】符号器の管理部のモードの遷移を説明する図で
ある。
【図3】本発明の一実施例による送信信号と符号化器と
の関係を示すタイムチャートである。
【図4】音声帯域信号のデジタル網の系を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 低速モデム検出器 2 信号レベル検出器 3 ファクシミリ画像検出器 4 音声符号化器 5 低速モデム符号化器 6 ファクシミリ画像符号化器 7 管理部 8,24 切換器(選択器) 21 音声復号化器 22 低速モデム復号化器 23 ファクシミリ画像復号化器 51 送信側端末群 52 送信側交換機 53 送信側多重装置 54 伝送路 55 受信側多重装置 56 受信側交換機 57 受信側端末群 A 符号器 B 復号器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊福 秀敏 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 高島 知信 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話音声信号とファクシミリ信号を伝送
    する電話網に対し送信する信号を符号化する符号器にお
    いて、 ファクシミリ画像信号送出前に送受信間で遣り取りされ
    る低速モデム信号について符号化する低速モデム符号化
    器(5)と、 ファクシミリ画像信号について符号化するファクシミリ
    画像符号化器(6)と、 音声信号について符号化する音声符号化器(4)とをそ
    なえるとともに、 該低速モデム信号を検出する低速モデム検出器(1)
    と、 該ファクシミリ画像信号を検出するファクシミリ画像検
    出器(3)と、 信号レベルを検出する信号レベル検出器(2)とをそな
    え、 該低速モデム符号化器(5),該ファクシミリ画像符号
    化器(6),該音声符号化器(4)のいずれかを選択す
    る選択器(8)と、 該低速モデム検出器(1),該ファクシミリ画像検出器
    (3),該信号レベル検出器(2)からの検出結果に基
    づいて、該低速モデム符号化器(5),該ファクシミリ
    画像符号化器(6),該音声符号化器(4)のいずれか
    を選択させるための選択信号を該選択器(8)へ出力す
    る管理部(7)とが設けられたことを特徴とする、電話
    音声・低速モデム・ファクシミリ信号用符号器。
  2. 【請求項2】 電話音声信号とファクシミリ信号を伝送
    する電話網において、該電話網に対し送信する信号を符
    号化する符号器と、該符号器で符号化された信号を復号
    化する復号器とをそなえ、 該符号器が、 ファクシミリ画像信号送出前に送受信間で遣り取りされ
    る低速モデム信号について符号化する低速モデム符号化
    器(5)と、 ファクシミリ画像信号について符号化するファクシミリ
    画像符号化器(6)と、 音声信号について符号化する音声符号化器(4)と、 該低速モデム信号を検出する低速モデム検出器(1)
    と、 該ファクシミリ画像信号を検出するファクシミリ画像検
    出器(3)と、 信号レベルを検出する信号レベル検出器(2)と、 該低速モデム符号化器(5),該ファクシミリ画像符号
    化器(6),該音声符号化器(4)のいずれかを選択す
    る選択器(8)と、 該低速モデム検出器(1),該ファクシミリ画像検出器
    (3),該信号レベル検出器(2)からの検出結果に基
    づいて、該低速モデム符号化器(5),該ファクシミリ
    画像符号化器(6),該音声符号化器(4)のいずれか
    を選択させるための選択信号を該選択器(8)へ出力す
    る管理部(7)とをそなえて構成されるとともに、 該復号器が、 該低速モデム信号について復号化する低速モデム復号化
    器(22)と、 該ファクシミリ画像信号について復号化するファクシミ
    リ画像復号化器(23)と、 音声信号について復号化する音声復号化器(21)と、 該符号器の該管理部(7)からの符号化器選択信号を受
    けて、該低速モデム復号化器(22),該ファクシミリ
    画像復号化器(23),該音声復号化器(21)のいず
    れかを選択する選択器(24)とをそなえて構成された
    ことを特徴とする、電話音声・低速モデム・ファクシミ
    リ信号用符号・復号器。
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