JP2000032552A - 有線通信端末を用いた移動体通信システム - Google Patents
有線通信端末を用いた移動体通信システムInfo
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- JP2000032552A JP2000032552A JP10194179A JP19417998A JP2000032552A JP 2000032552 A JP2000032552 A JP 2000032552A JP 10194179 A JP10194179 A JP 10194179A JP 19417998 A JP19417998 A JP 19417998A JP 2000032552 A JP2000032552 A JP 2000032552A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】有線通信端末と制御装置との間をISDN回線
を使用しない簡易的な方法で、かつ、複数回線を使用せ
ずに(回線多重を行うこともなく)通話中に、音声情報
と同時に制御情報の送受信を行なう。 【解決手段】有線通信端末1は情報の送受信を行なう。
伝送回線終端装置2および3は有線通信端末1に接続す
る。制御装置4は有線通信端末1と伝送回線終端装置2
および3を介して移動局6の通信制御を行う。基地局5
は制御装置4に接続される。移動局6は基地局5と無線
回線で接続される。
を使用しない簡易的な方法で、かつ、複数回線を使用せ
ずに(回線多重を行うこともなく)通話中に、音声情報
と同時に制御情報の送受信を行なう。 【解決手段】有線通信端末1は情報の送受信を行なう。
伝送回線終端装置2および3は有線通信端末1に接続す
る。制御装置4は有線通信端末1と伝送回線終端装置2
および3を介して移動局6の通信制御を行う。基地局5
は制御装置4に接続される。移動局6は基地局5と無線
回線で接続される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有線通信端末を用い
た移動体通信システムに関し、特に有線通信端末と移動
通信制御装置との間で一回線を使用して制御信号および
音声信号を伝送する有線通信端末を用いた移動体通信シ
ステムに関する。
た移動体通信システムに関し、特に有線通信端末と移動
通信制御装置との間で一回線を使用して制御信号および
音声信号を伝送する有線通信端末を用いた移動体通信シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の有線通信端末を用いた移動体通信
システムでは、基地局や移動局を管制する制御装置と有
線通信端末との間はアナログ電話回線や専用線等を用い
ている。この方法の場合、例えば電話回線では、呼切断
を極性反転等により行うという制御や通話中のフッキン
グによる呼の制御は可能であっても、通話中にそれ以上
の制御を行なうことはできない。
システムでは、基地局や移動局を管制する制御装置と有
線通信端末との間はアナログ電話回線や専用線等を用い
ている。この方法の場合、例えば電話回線では、呼切断
を極性反転等により行うという制御や通話中のフッキン
グによる呼の制御は可能であっても、通話中にそれ以上
の制御を行なうことはできない。
【0003】また、通話中に同時に制御を行うために音
声伝送用の回線とは別に制御信号伝送用の回線を設ける
方法があるが、一回線では不可能である。さらに、音声
信号と制御信号とを一回線上に多重化して伝送する方法
もあるが、その場合は高速デジタル回線および回線多重
化装置が必要となる。
声伝送用の回線とは別に制御信号伝送用の回線を設ける
方法があるが、一回線では不可能である。さらに、音声
信号と制御信号とを一回線上に多重化して伝送する方法
もあるが、その場合は高速デジタル回線および回線多重
化装置が必要となる。
【0004】なお、ISDN回線を用いれば音声伝送と
同時に多種多様な制御は可能であるが、ISDN回線や
設備を導入することによりシステムは複雑化する。制御
装置および有線通信端末がISDNに対応していなくて
も、簡易的に一回線で通話中の各種制御を行えるような
簡易的な実現方法が求められている。
同時に多種多様な制御は可能であるが、ISDN回線や
設備を導入することによりシステムは複雑化する。制御
装置および有線通信端末がISDNに対応していなくて
も、簡易的に一回線で通話中の各種制御を行えるような
簡易的な実現方法が求められている。
【0005】このような技術の一例として、例えば特公
平8−10952号公報記載の「構内電子交換機」が知
られている。
平8−10952号公報記載の「構内電子交換機」が知
られている。
【0006】この公報では、内線電話機の特定のボタン
を押下することにより、キー、ダイヤル等の制御情報
を、呼接続を行なう呼接続制御手段をデータ端末装置に
切り換えることができる構成とし、通話中でも特定ボタ
ンの押下により制御情報によるデータ通信が可能となる
技術が記載されている。
を押下することにより、キー、ダイヤル等の制御情報
を、呼接続を行なう呼接続制御手段をデータ端末装置に
切り換えることができる構成とし、通話中でも特定ボタ
ンの押下により制御情報によるデータ通信が可能となる
技術が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の有線通
信端末を用いた移動体通信システムは、制御装置と有線
通信端末との間はアナログ電話回線や専用線等を用いて
いるので、電話回線では呼切断を極性反転等により行う
という制御や通話中のフッキングによる呼の制御は可能
であっても通話中にそれ以上の制御を行なうことはでき
ず、また通話中に同時に制御を行うためには音声伝送用
の回線とは別に制御信号伝送用の回線を設けたり、回線
の切り換えをしなければならないという欠点を有してい
る。
信端末を用いた移動体通信システムは、制御装置と有線
通信端末との間はアナログ電話回線や専用線等を用いて
いるので、電話回線では呼切断を極性反転等により行う
という制御や通話中のフッキングによる呼の制御は可能
であっても通話中にそれ以上の制御を行なうことはでき
ず、また通話中に同時に制御を行うためには音声伝送用
の回線とは別に制御信号伝送用の回線を設けたり、回線
の切り換えをしなければならないという欠点を有してい
る。
【0008】また、音声信号と制御信号とを一回線上に
多重して伝送する方法やISDN回線を用いれば、音声
伝送と同時に多種多様な制御は可能であるが、高速デジ
タル回線および回線多重化装置、並びにISDN回線や
設備の導入が必要になるという欠点を有している。
多重して伝送する方法やISDN回線を用いれば、音声
伝送と同時に多種多様な制御は可能であるが、高速デジ
タル回線および回線多重化装置、並びにISDN回線や
設備の導入が必要になるという欠点を有している。
【0009】本発明の目的は、有線通信端末と制御装置
との間をISDN回線を使用しない簡易的な方法で、か
つ、複数回線を使用せずに(回線多重化や回線切換を行
うこともなく)通話中に、音声情報と同時に制御情報の
送受信を行なえる有線通信端末を用いた移動体通信シス
テムを提供することにある。
との間をISDN回線を使用しない簡易的な方法で、か
つ、複数回線を使用せずに(回線多重化や回線切換を行
うこともなく)通話中に、音声情報と同時に制御情報の
送受信を行なえる有線通信端末を用いた移動体通信シス
テムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の有線通信端末を
用いた移動体通信システムは、移動局と、この移動局と
ディジタル無線通信を行なう基地局と、この基地局と接
続し前記移動局の呼接続制御を行なう制御装置と、この
制御装置と接続する有線通信端末とを備え、前記有線通
信端末が前記制御装置との間で、制御情報通信時には制
御信号を送受信し、音声情報通信時には音声信号および
これに付随する制御信号を送受信することを特徴として
いる。
用いた移動体通信システムは、移動局と、この移動局と
ディジタル無線通信を行なう基地局と、この基地局と接
続し前記移動局の呼接続制御を行なう制御装置と、この
制御装置と接続する有線通信端末とを備え、前記有線通
信端末が前記制御装置との間で、制御情報通信時には制
御信号を送受信し、音声情報通信時には音声信号および
これに付随する制御信号を送受信することを特徴として
いる。
【0011】移動局と、この移動局とディジタル無線通
信を行なう基地局と、この基地局と接続し前記移動局の
呼接続制御を行なう制御装置と、この制御装置と接続す
る変復調装置と、この変復調装置と接続する有線通信端
末とを備え、前記有線通信端末が前記変復調装置を介し
て前記制御装置との間で、制御情報通信時には制御信号
を送受信し、音声情報通信時には音声信号およびこれに
付随する制御信号を送受信することを特徴としている。
信を行なう基地局と、この基地局と接続し前記移動局の
呼接続制御を行なう制御装置と、この制御装置と接続す
る変復調装置と、この変復調装置と接続する有線通信端
末とを備え、前記有線通信端末が前記変復調装置を介し
て前記制御装置との間で、制御情報通信時には制御信号
を送受信し、音声情報通信時には音声信号およびこれに
付随する制御信号を送受信することを特徴としている。
【0012】前記有線通信端末が、前記制御装置から受
信した伝送信号を受信制御信号および音声信号に分離
し、前記受信制御信号を第1の処理部で処理した後第1
の表示部に表示し、前記音声信号を音声復号した後音声
処理し音声出力する受信部と;操作部から入力した操作
信号を第2の処理部で処理した後に送信制御信号を出力
し、音声入力部から入力音声を音声処理し、この処理し
た音声を符号化し、符号化した音声信号を前記送信制御
信号と合成し、この合成した伝送信号を前記制御装置に
送信する送信部と;を備えたことを特徴としている。
信した伝送信号を受信制御信号および音声信号に分離
し、前記受信制御信号を第1の処理部で処理した後第1
の表示部に表示し、前記音声信号を音声復号した後音声
処理し音声出力する受信部と;操作部から入力した操作
信号を第2の処理部で処理した後に送信制御信号を出力
し、音声入力部から入力音声を音声処理し、この処理し
た音声を符号化し、符号化した音声信号を前記送信制御
信号と合成し、この合成した伝送信号を前記制御装置に
送信する送信部と;を備えたことを特徴としている。
【0013】前記受信部が、前記制御装置からの伝送信
号を受信し、受信信号を出力する受信制御部と;前記受
信信号から前記受信制御信号と音声符号化信号に分離出
力する信号分離部と;前記受信制御信号を処理し表示情
報を出力する第1の処理部と;前記表示情報を表示する
第1の表示部と;操作制御信号を前記第1の処理部に出
力する第1の操作部と;前記音声符号化信号を復号し、
音声復号信号を出力する音声復号化部と;前記音声復号
信号を音声処理し、アナログ音声信号を出力する第1の
音声処理部と;前記アナログ音声信号を拡声するスピー
カ/レシーバと;を有していることを特徴としている。
号を受信し、受信信号を出力する受信制御部と;前記受
信信号から前記受信制御信号と音声符号化信号に分離出
力する信号分離部と;前記受信制御信号を処理し表示情
報を出力する第1の処理部と;前記表示情報を表示する
第1の表示部と;操作制御信号を前記第1の処理部に出
力する第1の操作部と;前記音声符号化信号を復号し、
音声復号信号を出力する音声復号化部と;前記音声復号
信号を音声処理し、アナログ音声信号を出力する第1の
音声処理部と;前記アナログ音声信号を拡声するスピー
カ/レシーバと;を有していることを特徴としている。
【0014】前記送信部が、操作制御信号を出力する第
2の操作部と;表示情報を表示する第2の表示部と;前
記操作制御信号を入力し、前記送信制御信号を出力する
第2の処理部と;音声を受けアナログ音声信号を出力す
るマイクと;前記アナログ音声信号を処理し、音声信号
を出力する第2の音声処理部と;前記音声信号を符号化
し、音声符号化信号を出力する音声符号化部と;前記送
信制御信号および前記音声符号化信号を合成し、送信信
号を出力する信号生成部と;前記送信信号を前記制御装
置へ伝送する送信制御部と;を有していることを特徴と
している。
2の操作部と;表示情報を表示する第2の表示部と;前
記操作制御信号を入力し、前記送信制御信号を出力する
第2の処理部と;音声を受けアナログ音声信号を出力す
るマイクと;前記アナログ音声信号を処理し、音声信号
を出力する第2の音声処理部と;前記音声信号を符号化
し、音声符号化信号を出力する音声符号化部と;前記送
信制御信号および前記音声符号化信号を合成し、送信信
号を出力する信号生成部と;前記送信信号を前記制御装
置へ伝送する送信制御部と;を有していることを特徴と
している。
【0015】前記音声符号化信号が、音声CODEC信
号であることを特徴としている。
号であることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0017】図1は本発明の有線通信端末を用いた移動
体通信システムの一つの実施の形態を示すブロック図で
ある。
体通信システムの一つの実施の形態を示すブロック図で
ある。
【0018】図1に示す本実施の形態は、情報の送受信
を行なう有線通信端末1と、この有線通信端末1に接続
するモデム等の伝送回線終端装置2および3と、これら
伝送回線終端装置2および3を介して移動通信システム
の通信制御を行う制御装置4と、この制御装置4に接続
される基地局5と、この基地局5と無線回線で接続され
る移動局6とから構成されている。
を行なう有線通信端末1と、この有線通信端末1に接続
するモデム等の伝送回線終端装置2および3と、これら
伝送回線終端装置2および3を介して移動通信システム
の通信制御を行う制御装置4と、この制御装置4に接続
される基地局5と、この基地局5と無線回線で接続され
る移動局6とから構成されている。
【0019】但し、伝送回線終端装置2および3を設け
ず、有線通信端末1と制御装置4の間を直接伝送する構
成でもよい。
ず、有線通信端末1と制御装置4の間を直接伝送する構
成でもよい。
【0020】図2は伝送フォーマットの一例を示す図で
あり、図2(a)は制御装置から有線通信端末へ送信す
るフレームのフォーマットを示し、図2(b)は有線通
信端末から制御装置へ送信するフレームのフォーマット
を示す。
あり、図2(a)は制御装置から有線通信端末へ送信す
るフレームのフォーマットを示し、図2(b)は有線通
信端末から制御装置へ送信するフレームのフォーマット
を示す。
【0021】A,B〜G,Hの各々のフレームには所定
ビット数のディジタルデータから構成される。
ビット数のディジタルデータから構成される。
【0022】次に図1および図2を参照すると、有線通
信端末1と制御装置4との間のデータ送信においては、
制御装置4から有線通信端末1への方向、および有線通
信端末1から制御装置4への方向の各伝送回線上で、各
々の送信データは図2に示す通り時分割フレーム化され
ている。この各フレームにおいて、必要に応じ符号化さ
れた制御信号あるいは音声信号を対向装置へ送信する。
以上により、有線通信端末1と移動局6とは制御装置4
とこれに接続した基地局5を経由した上で、通信回線が
接続され通話等を行うことができるようになる。
信端末1と制御装置4との間のデータ送信においては、
制御装置4から有線通信端末1への方向、および有線通
信端末1から制御装置4への方向の各伝送回線上で、各
々の送信データは図2に示す通り時分割フレーム化され
ている。この各フレームにおいて、必要に応じ符号化さ
れた制御信号あるいは音声信号を対向装置へ送信する。
以上により、有線通信端末1と移動局6とは制御装置4
とこれに接続した基地局5を経由した上で、通信回線が
接続され通話等を行うことができるようになる。
【0023】図3は図2のフレーム構成の一例を説明す
る図である。図3(a)は制御信号のフレームを示し、
図3(b)は音声信号のフレームを示す。
る図である。図3(a)は制御信号のフレームを示し、
図3(b)は音声信号のフレームを示す。
【0024】有線通信端末1と制御装置4との間のデー
タ送信における時分割された1つのフレームを示したも
のであり、データ送信におけるフレームの使用方法は次
のとおりとなる。制御動作時には、図3(a)に示すよ
うに符号化された制御信号データ7のみを1つのフレー
ムで伝送する。また、音声通信時には図3(b)に示す
ように1つのフレーム内において、音声を音声符号化信
号データ9(音声CODEC信号)で送信すると同時に
同一フレーム内に制御信号用のエリアをあらかじめ設け
符号化された制御信号データ8をも同時に伝送する。
タ送信における時分割された1つのフレームを示したも
のであり、データ送信におけるフレームの使用方法は次
のとおりとなる。制御動作時には、図3(a)に示すよ
うに符号化された制御信号データ7のみを1つのフレー
ムで伝送する。また、音声通信時には図3(b)に示す
ように1つのフレーム内において、音声を音声符号化信
号データ9(音声CODEC信号)で送信すると同時に
同一フレーム内に制御信号用のエリアをあらかじめ設け
符号化された制御信号データ8をも同時に伝送する。
【0025】上述の通り、移動局6とデジタル無線通信
を行う基地局5および基地局5と接続され移動通信ネッ
トワーク内の呼接続制御を行う制御装置4を有し、制御
装置4と伝送回線終端装置2,3を介して有線接続され
た通信端末装置1を有する移動通信システムであり、制
御装置4と有線通信端末1との間の1つの通信回線上を
制御動作時には制御信号データ7のみを伝送し、音声通
信時にはデジタル移動通信における音声伝送に一般的に
使用される音声符号化信号データ9(音声CODEC信
号)と、これに付随する制御信号データ8の両方を伝送
することができる。
を行う基地局5および基地局5と接続され移動通信ネッ
トワーク内の呼接続制御を行う制御装置4を有し、制御
装置4と伝送回線終端装置2,3を介して有線接続され
た通信端末装置1を有する移動通信システムであり、制
御装置4と有線通信端末1との間の1つの通信回線上を
制御動作時には制御信号データ7のみを伝送し、音声通
信時にはデジタル移動通信における音声伝送に一般的に
使用される音声符号化信号データ9(音声CODEC信
号)と、これに付随する制御信号データ8の両方を伝送
することができる。
【0026】これにより、制御装置4と有線通信端末1
との間は、一回線で制御動作と音声伝送の両方を行うこ
とが可能となり、また特に通話時の音声伝送中に同時に
制御動作を行うことができるようになる。
との間は、一回線で制御動作と音声伝送の両方を行うこ
とが可能となり、また特に通話時の音声伝送中に同時に
制御動作を行うことができるようになる。
【0027】なお、音声CODEC信号は音声符号化速
度が数Kbps(例えばEL−CELP方式の場合6.
4Kbps)となっており、PCM方式などによるデジ
タル音声信号と較べて低速度の通信回線で音声を伝送す
ることができる。そのため、前述の特徴の実現の際に使
用する通信回線に低速度の回線が使用できることが可能
となる。制御装置4と有線通信端末1との間の信号送信
において、双方向の各伝送回線での送信信号は時分割フ
レーム化され、その各フレームにおいて符号化された信
号を送信する。
度が数Kbps(例えばEL−CELP方式の場合6.
4Kbps)となっており、PCM方式などによるデジ
タル音声信号と較べて低速度の通信回線で音声を伝送す
ることができる。そのため、前述の特徴の実現の際に使
用する通信回線に低速度の回線が使用できることが可能
となる。制御装置4と有線通信端末1との間の信号送信
において、双方向の各伝送回線での送信信号は時分割フ
レーム化され、その各フレームにおいて符号化された信
号を送信する。
【0028】図4は図1の有線通信端末を示す詳細ブロ
ック図である。
ック図である。
【0029】図4を参照すると、有線通信端末1は受信
部30と送信部40とから構成されている。
部30と送信部40とから構成されている。
【0030】受信部30は制御装置4からの伝送信号を
受信し受信信号10を出力する受信制御部21と、受信
信号10から制御信号11と音声符号化信号12に分離
出力する信号分離部22と、制御信号11を処理し表示
情報14を出力する処理部23と、表示情報14を表示
する表示部25と、操作制御信号13を処理部23に出
力する操作部24と、音声符号化信号12を復号し音声
復号信号15を出力する音声復号化部26と、音声復号
信号15を音声処理しアナログ音声信号16を出力する
音声処理部27と、アナログ音声信号16を拡声するス
ピーカ/レシーバ28とを有している。
受信し受信信号10を出力する受信制御部21と、受信
信号10から制御信号11と音声符号化信号12に分離
出力する信号分離部22と、制御信号11を処理し表示
情報14を出力する処理部23と、表示情報14を表示
する表示部25と、操作制御信号13を処理部23に出
力する操作部24と、音声符号化信号12を復号し音声
復号信号15を出力する音声復号化部26と、音声復号
信号15を音声処理しアナログ音声信号16を出力する
音声処理部27と、アナログ音声信号16を拡声するス
ピーカ/レシーバ28とを有している。
【0031】送信部40は、操作制御信号29を出力す
る操作部32と、表示情報39を表示する表示部31
と、操作制御信号29を入力し制御信号17を出力する
処理部33と、音声を受けアナログ音声信号19を出力
するマイク34と、アナログ音声信号19を処理し音声
信号41を出力する音声処理部35と、音声信号41を
符号化し音声符号化信号20を出力する音声符号化部3
6と、制御信号17および音声符号化信号20を合成し
送信信号18を出力する信号生成部37と、送信信号1
8を制御装置4へ伝送する送信制御部38とを有してい
る。
る操作部32と、表示情報39を表示する表示部31
と、操作制御信号29を入力し制御信号17を出力する
処理部33と、音声を受けアナログ音声信号19を出力
するマイク34と、アナログ音声信号19を処理し音声
信号41を出力する音声処理部35と、音声信号41を
符号化し音声符号化信号20を出力する音声符号化部3
6と、制御信号17および音声符号化信号20を合成し
送信信号18を出力する信号生成部37と、送信信号1
8を制御装置4へ伝送する送信制御部38とを有してい
る。
【0032】図4を参照して、有線通信端末1が制御装
置4からの伝送信号を受信する場合の動作を説明する。
有線通信端末1の動作は、当該有線通信端末1が通話中
であるか、あるいは通話中でないかによって異なる。
置4からの伝送信号を受信する場合の動作を説明する。
有線通信端末1の動作は、当該有線通信端末1が通話中
であるか、あるいは通話中でないかによって異なる。
【0033】まず、受信制御部21で受信された受信信
号10は信号分離部22に出力される。信号分離部22
では、有線通信端末1が通話中であった場合、すなわち
渡された受信信号10が制御信号データ8と音声符号化
信号データ9とが相乗りしているフレームであった場合
は、制御信号11と音声符号化信号12とに分離する処
理を行ない、制御信号11を処理部23へ出力し音声符
号化信号12を音声復号化部26へ出力する。
号10は信号分離部22に出力される。信号分離部22
では、有線通信端末1が通話中であった場合、すなわち
渡された受信信号10が制御信号データ8と音声符号化
信号データ9とが相乗りしているフレームであった場合
は、制御信号11と音声符号化信号12とに分離する処
理を行ない、制御信号11を処理部23へ出力し音声符
号化信号12を音声復号化部26へ出力する。
【0034】また、有線通信端末1が通話中でない場
合、すなわち信号分離部22に出力された受信信号10
が制御信号データ7のみのフレームであった場合は、分
離処理は行わずにそのまま制御信号11を処理部23へ
送信する。
合、すなわち信号分離部22に出力された受信信号10
が制御信号データ7のみのフレームであった場合は、分
離処理は行わずにそのまま制御信号11を処理部23へ
送信する。
【0035】制御信号データ7のみのフレームか、また
は、制御信号データ8と音声符号化信号データ9が相乗
りしているフレームかを信号分離部22が検出する方
法、すなわち信号分離処理を行う必要があるか否かを信
号分離部22が判断する方法としては、少なくとも次の
二つの方法が考えられる。
は、制御信号データ8と音声符号化信号データ9が相乗
りしているフレームかを信号分離部22が検出する方
法、すなわち信号分離処理を行う必要があるか否かを信
号分離部22が判断する方法としては、少なくとも次の
二つの方法が考えられる。
【0036】一つは各フレームの中に、制御信号データ
7のみのフレームか、または制御信号データ8と音声符
号化信号データ9とが相乗りしているフレームかを示す
情報を必ずセットしておくことにより、信号分離部22
はその情報から信号分離処理が必要であるか否かを決定
する。もう一つは有線通信端末1の状態、すなわち通話
中であるか通話中でないかの状態を管理し、その情報に
基づき信号分離部22における信号分離処理が必要であ
るか否かを判断する。
7のみのフレームか、または制御信号データ8と音声符
号化信号データ9とが相乗りしているフレームかを示す
情報を必ずセットしておくことにより、信号分離部22
はその情報から信号分離処理が必要であるか否かを決定
する。もう一つは有線通信端末1の状態、すなわち通話
中であるか通話中でないかの状態を管理し、その情報に
基づき信号分離部22における信号分離処理が必要であ
るか否かを判断する。
【0037】処理部23では、信号分離部22が出力し
た制御信号11の内容に従った制御動作を行い、必要に
応じて操作部24からの操作制御信号13により、表示
部25へ表示情報14の表示を行う。
た制御信号11の内容に従った制御動作を行い、必要に
応じて操作部24からの操作制御信号13により、表示
部25へ表示情報14の表示を行う。
【0038】また、音声復号化部26では信号分離部2
2から受信した音声符号化信号12(音声CODEC信
号)の復号処理を行い、PCM等通常のデジタル音声信
号に復元し音声信号15として出力する。ここで音声符
号化信号12は非線形A/D変換された音声CODEC
信号である。この音声信号15を音声処理部27におい
てデジタル/アナログ変換を行い、アナログ音声信号1
6としてスピーカ/レシーバ28から音声出力を行う。
2から受信した音声符号化信号12(音声CODEC信
号)の復号処理を行い、PCM等通常のデジタル音声信
号に復元し音声信号15として出力する。ここで音声符
号化信号12は非線形A/D変換された音声CODEC
信号である。この音声信号15を音声処理部27におい
てデジタル/アナログ変換を行い、アナログ音声信号1
6としてスピーカ/レシーバ28から音声出力を行う。
【0039】次に、送信部40の有線通信端末1が制御
装置4に対して信号を伝送する場合の動作を説明する。
この場合も、有線通信端末1の動作は、当該有線通信端
末1が通話中であるか、あるいは通話中でないかによっ
て異なる。操作部32の操作入力により、処理部33は
必要な制御内容を認識し、制御装置4への送信が必要と
なる情報がある場合は、制御装置4へ送信する制御信号
17を出力する。
装置4に対して信号を伝送する場合の動作を説明する。
この場合も、有線通信端末1の動作は、当該有線通信端
末1が通話中であるか、あるいは通話中でないかによっ
て異なる。操作部32の操作入力により、処理部33は
必要な制御内容を認識し、制御装置4への送信が必要と
なる情報がある場合は、制御装置4へ送信する制御信号
17を出力する。
【0040】なお、操作部32からの操作入力時、ある
いは処理部33での処理時には必要に応じて処理部33
から表示部31へ表示情報39の表示を行う。処理部3
3が出力した制御信号17は、信号生成部37に出力さ
れる。信号生成部37ではその時点で音声符号化部36
からの信号受信が無い状態、すなわち有線通信端末1が
通話中ではない状態であった場合、処理部33から受け
取った制御信号17を制御信号データ7のみで構成した
送信信号18に変換して送信制御部38に出力し、送信
制御部38はそのフレーム化された制御信号データ7の
送信信号18を伝送回線により制御装置4へと送信す
る。
いは処理部33での処理時には必要に応じて処理部33
から表示部31へ表示情報39の表示を行う。処理部3
3が出力した制御信号17は、信号生成部37に出力さ
れる。信号生成部37ではその時点で音声符号化部36
からの信号受信が無い状態、すなわち有線通信端末1が
通話中ではない状態であった場合、処理部33から受け
取った制御信号17を制御信号データ7のみで構成した
送信信号18に変換して送信制御部38に出力し、送信
制御部38はそのフレーム化された制御信号データ7の
送信信号18を伝送回線により制御装置4へと送信す
る。
【0041】一方、有線通信端末1が通話中であった場
合は、マイク34から入力されたアナログ音声信号19
は音声処理部35でアナログ/デジタル変換され、PC
M等のデジタル音声信号としての音声信号41を音声符
号化部36へ出力する。音声符号化部36では、入力さ
れたデジタル化した音声信号41に対して音声符号化処
理(音声CODEC処理)を施し、音声符号化信号20
(音声CODEC信号)として信号生成部37へ出力す
る。
合は、マイク34から入力されたアナログ音声信号19
は音声処理部35でアナログ/デジタル変換され、PC
M等のデジタル音声信号としての音声信号41を音声符
号化部36へ出力する。音声符号化部36では、入力さ
れたデジタル化した音声信号41に対して音声符号化処
理(音声CODEC処理)を施し、音声符号化信号20
(音声CODEC信号)として信号生成部37へ出力す
る。
【0042】信号生成部37では、音声送信時の制御装
置4への送信フレーム、すなわち制御信号17と音声符
号化信号20とが相乗りする送信信号18を、制御装置
4向け送信フレームのフォーマットに基づき生成し、送
信制御部38に出力する。
置4への送信フレーム、すなわち制御信号17と音声符
号化信号20とが相乗りする送信信号18を、制御装置
4向け送信フレームのフォーマットに基づき生成し、送
信制御部38に出力する。
【0043】音声符号化部36から引き渡された音声符
号化信号20を送信フレームの音声符号化信号のエリア
に音声符号化データ7としてセットすると同時に、処理
部33から信号生成部37に出力される制御信号17を
送信フレームの制御信号のエリアに送信データ9として
セットして、制御信号17と音声符号化信号20が相乗
りしたフレームの送信信号18を生成することになる。
なお、このとき処理部33から引き渡されてくる制御信
号17が何も無い場合は、信号生成部37では相乗り送
信フレーム生成時に、送信フレームの制御信号のエリア
には制御信号データ8としてダミーデータをセットする
ことになる。
号化信号20を送信フレームの音声符号化信号のエリア
に音声符号化データ7としてセットすると同時に、処理
部33から信号生成部37に出力される制御信号17を
送信フレームの制御信号のエリアに送信データ9として
セットして、制御信号17と音声符号化信号20が相乗
りしたフレームの送信信号18を生成することになる。
なお、このとき処理部33から引き渡されてくる制御信
号17が何も無い場合は、信号生成部37では相乗り送
信フレーム生成時に、送信フレームの制御信号のエリア
には制御信号データ8としてダミーデータをセットする
ことになる。
【0044】制御装置4向けの制御信号・音声符号化信
号相乗りの送信信号18は送信制御部38へと渡され、
送信制御部38は送信信号18を伝送回線により制御装
置4へと送信する。
号相乗りの送信信号18は送信制御部38へと渡され、
送信制御部38は送信信号18を伝送回線により制御装
置4へと送信する。
【0045】以上の動作を要約し本発明の実施例をシス
テム的に説明すると、以下に示す動作となる。
テム的に説明すると、以下に示す動作となる。
【0046】有線通信端末1が「空き」(待ち受け)状
態のときは、制御装置4との間での制御情報の送受信が
可能である。ここで制御情報とは制御信号データ7,8
を示す。有線通信端末1が「空き」(待ち受け)の状態
において、制御装置4へ呼接続(発信)要求に関する制
御情報の送受を行うと、制御装置4との制御動作の結果
通話状態となり、以降の有線通信端末1、制御装置4間
で送受信される信号は制御情報と音声情報との相乗りと
なり、音声情報と同時に制御情報の送受信が可能な状態
となる。
態のときは、制御装置4との間での制御情報の送受信が
可能である。ここで制御情報とは制御信号データ7,8
を示す。有線通信端末1が「空き」(待ち受け)の状態
において、制御装置4へ呼接続(発信)要求に関する制
御情報の送受を行うと、制御装置4との制御動作の結果
通話状態となり、以降の有線通信端末1、制御装置4間
で送受信される信号は制御情報と音声情報との相乗りと
なり、音声情報と同時に制御情報の送受信が可能な状態
となる。
【0047】また、有線通信端末1が「空き」(待ち受
け)の状態において、制御装置4からの呼接続(着信)
要求に関する制御情報の送受信が行われたときは、制御
装置4との制御動作の結果通話状態となり、同じくそれ
以降の有線通信端末1、制御装置4間で送受信される信
号は制御情報と音声情報の相乗りとなり、音声情報と同
時に制御情報の送受信が可能な状態となる。
け)の状態において、制御装置4からの呼接続(着信)
要求に関する制御情報の送受信が行われたときは、制御
装置4との制御動作の結果通話状態となり、同じくそれ
以降の有線通信端末1、制御装置4間で送受信される信
号は制御情報と音声情報の相乗りとなり、音声情報と同
時に制御情報の送受信が可能な状態となる。
【0048】なお、通話中に呼の終話を意味する制御情
報の送受信に従って制御装置4との間で通話が終了すれ
ば、有線通信端末1は再度元の「空き」(待ち受け)状
態となり、制御装置4との間での制御情報の送受信のみ
が可能な状態となる。
報の送受信に従って制御装置4との間で通話が終了すれ
ば、有線通信端末1は再度元の「空き」(待ち受け)状
態となり、制御装置4との間での制御情報の送受信のみ
が可能な状態となる。
【0049】有線通信端末1が「空き」(待ち受け)状
態の時は、制御装置との間での制御情報のみの送受信が
可能である。従って、有線通信端末1として「空き」の
状態の間は、制御情報を用いて、制御装置から様々な監
視情報・管理情報等を収集し有線通信端末1上に表示を
行ったり、逆に、有線通信端末1側からの操作入力によ
り制御装置4に対して様々な制御情報を制御信号17を
用いて送信し、制御装置4側で様々な制御動作を行わせ
ることが可能である。
態の時は、制御装置との間での制御情報のみの送受信が
可能である。従って、有線通信端末1として「空き」の
状態の間は、制御情報を用いて、制御装置から様々な監
視情報・管理情報等を収集し有線通信端末1上に表示を
行ったり、逆に、有線通信端末1側からの操作入力によ
り制御装置4に対して様々な制御情報を制御信号17を
用いて送信し、制御装置4側で様々な制御動作を行わせ
ることが可能である。
【0050】また、有線通信端末1が「空き」(待ち受
け)状態のときに、制御装置4への呼接続(発信)要求
に関する制御情報の送受を行い通話状態となったときに
おいても、音声情報と相乗りしている制御情報を使用し
て、音声通信と同時に制御装置4との情報のやりとりが
可能である。その結果、通話の最中に、制御装置4から
様々な監視情報・管理情報等を収集し有線通信端末1上
に表示を行ったり、逆に、有線通信端末1側からの操作
入力により制御装置4に対して様々な制御情報を制御信
号17を用いて送信し、制御装置4側で様々な制御動作
を行わせることが可能である。(但し、通話中の状態で
送受できる制御信号の情報量は、「空き」(待ち受け)
の状態で送受できる制御情報の情報量より少ない。その
ため、多くの情報量の送受を必要とするようなサービス
の提供に本発明を用いることは適さない。)あるいは、
通話中に、三者通話制御、着信通知(キャッチホン)等
の呼に関する制御を、音声情報と相乗りしている制御情
報を用いて行うことも可能である。
け)状態のときに、制御装置4への呼接続(発信)要求
に関する制御情報の送受を行い通話状態となったときに
おいても、音声情報と相乗りしている制御情報を使用し
て、音声通信と同時に制御装置4との情報のやりとりが
可能である。その結果、通話の最中に、制御装置4から
様々な監視情報・管理情報等を収集し有線通信端末1上
に表示を行ったり、逆に、有線通信端末1側からの操作
入力により制御装置4に対して様々な制御情報を制御信
号17を用いて送信し、制御装置4側で様々な制御動作
を行わせることが可能である。(但し、通話中の状態で
送受できる制御信号の情報量は、「空き」(待ち受け)
の状態で送受できる制御情報の情報量より少ない。その
ため、多くの情報量の送受を必要とするようなサービス
の提供に本発明を用いることは適さない。)あるいは、
通話中に、三者通話制御、着信通知(キャッチホン)等
の呼に関する制御を、音声情報と相乗りしている制御情
報を用いて行うことも可能である。
【0051】有線通信端末1が「空き」(待ち受け)状
態のときに、制御装置4からの呼接続(着信)要求に関
する制御情報の送受が行われ通話状態となった場合も、
もちろん、同様の効果が得られる。
態のときに、制御装置4からの呼接続(着信)要求に関
する制御情報の送受が行われ通話状態となった場合も、
もちろん、同様の効果が得られる。
【0052】なお、通話中に呼の終話を意味する制御情
報の送受信が行われ、制御装置4との間で通話が終了す
れば、有線通信端末1はまた元の「空き」(待ち受け)
状態となり、制御装置4との間での制御情報の送受信の
みが可能な状態となる。
報の送受信が行われ、制御装置4との間で通話が終了す
れば、有線通信端末1はまた元の「空き」(待ち受け)
状態となり、制御装置4との間での制御情報の送受信の
みが可能な状態となる。
【0053】通話中の場合において、有線通信端末・制
御装置間の通信における送信フレーム内にある音声符号
化信号のエリアで符号化された音声情報を送信している
が、この「符号化された音声情報」に、デジタル移動通
信の特に無線回線における音声伝送において一般的に使
用されている音声CODEC信号を使用している。
御装置間の通信における送信フレーム内にある音声符号
化信号のエリアで符号化された音声情報を送信している
が、この「符号化された音声情報」に、デジタル移動通
信の特に無線回線における音声伝送において一般的に使
用されている音声CODEC信号を使用している。
【0054】既述の通り、音声CODEC信号の情報量
は数Kbps程度(例えばEL−CELP方式の場合、
6.4Kbps)と少なく、音声符号化信号と相乗りし
ている制御信号の情報量分を合わせても、9.6Kbp
s程度の情報量が伝送できる通信回線を有線通信端末・
制御装置間で準備できればよい。そのため、サービスを
実現するにあたって使用する一通信回線を低速な回線に
より実現できることになる。
は数Kbps程度(例えばEL−CELP方式の場合、
6.4Kbps)と少なく、音声符号化信号と相乗りし
ている制御信号の情報量分を合わせても、9.6Kbp
s程度の情報量が伝送できる通信回線を有線通信端末・
制御装置間で準備できればよい。そのため、サービスを
実現するにあたって使用する一通信回線を低速な回線に
より実現できることになる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の有線通信
端末を用いた移動体通信システムは、通話中における制
御信号の送受信ができるので、有線通信端末の「空き」
(待ち受け)状態のときのみならず、通話中の状態にお
いても制御信号による様々な情報送受や対向装置側への
制御の実行などの音声通話以外のサービスが提供できる
という効果を有している。
端末を用いた移動体通信システムは、通話中における制
御信号の送受信ができるので、有線通信端末の「空き」
(待ち受け)状態のときのみならず、通話中の状態にお
いても制御信号による様々な情報送受や対向装置側への
制御の実行などの音声通話以外のサービスが提供できる
という効果を有している。
【0056】また通話中の場合で、有線通信端末・制御
装置間の一通信回線上で送信されるフレームに音声符号
化信号のエリアと制御信号のエリアとを設け、音声情報
および制御情報を相乗りさせて伝送しているので、通話
用の回線とは別に他の制御用の回線を必要とすることな
く一回線で実現できるという効果を有している。
装置間の一通信回線上で送信されるフレームに音声符号
化信号のエリアと制御信号のエリアとを設け、音声情報
および制御情報を相乗りさせて伝送しているので、通話
用の回線とは別に他の制御用の回線を必要とすることな
く一回線で実現できるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有線通信端末を用いた移動体通信シス
テムの一つの実施の形態を示すブロック図である。
テムの一つの実施の形態を示すブロック図である。
【図2】伝送フォーマットの一例を示す図である。
【図3】図2のフレーム構成の一例を説明する図であ
る。
る。
【図4】図1の有線通信端末を示す詳細ブロック図であ
る。
る。
1 有線通信端末 2 伝送回線終端装置 3 伝送回線終端装置 4 制御装置 5 基地局 6 移動局 7 制御信号データ 8 制御信号データ 9 音声符号化信号データ 10 受信信号 11 制御信号 12 音声符号化信号 13 操作制御信号 14 表示情報 15 音声復号信号 16 アナログ音声信号 17 制御信号 18 送信信号 19 アナログ音声信号 20 音声符号化信号 21 受信制御部 22 信号分離部 23 処理部 24 操作部 25 表示部 26 音声復号化部 27 音声処理部 28 スピーカ/レシーバ 29 操作制御信号 30 受信部 31 表示部 32 操作部 33 処理部 34 マイク 35 音声処理部 36 音声符号化部 37 信号生成部 38 送信制御部 39 表示情報 40 送信部 41 音声信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K033 AA04 AA09 BA14 CB01 CC01 DA01 DA19 DB01 DB09 DB10 5K067 AA11 AA21 AA41 BB02 DD11 DD51 DD57 EE02 EE10 EE16 FF02 FF23 FF25 5K101 LL12 SS06 TT03
Claims (6)
- 【請求項1】 移動局と、この移動局とディジタル無線
通信を行なう基地局と、この基地局と接続し前記移動局
の呼接続制御を行なう制御装置と、この制御装置と接続
する有線通信端末とを備え、 前記有線通信端末が前記制御装置との間で、制御情報通
信時には制御信号を送受信し、音声情報通信時には音声
信号およびこれに付随する制御信号を送受信することを
特徴とする有線通信端末を用いた移動体通信システム。 - 【請求項2】 移動局と、この移動局とディジタル無線
通信を行なう基地局と、この基地局と接続し前記移動局
の呼接続制御を行なう制御装置と、この制御装置と接続
する変復調装置と、この変復調装置と接続する有線通信
端末とを備え、 前記有線通信端末が前記変復調装置を介して前記制御装
置との間で、制御情報通信時には制御信号を送受信し、
音声情報通信時には音声信号およびこれに付随する制御
信号を送受信することを特徴とする有線通信端末を用い
た移動体通信システム。 - 【請求項3】 前記有線通信端末が、 前記制御装置から受信した伝送信号を受信制御信号およ
び音声信号に分離し、前記受信制御信号を第1の処理部
で処理した後第1の表示部に表示し、前記音声信号を音
声復号した後音声処理し音声出力する受信部と;操作部
から入力した操作信号を第2の処理部で処理した後に送
信制御信号を出力し、音声入力部から入力音声を音声処
理し、この処理した音声を符号化し、符号化した音声信
号を前記送信制御信号と合成し、この合成した伝送信号
を前記制御装置に送信する送信部と;を備えたことを特
徴とする請求項1又は請求項2記載の有線通信端末を用
いた移動体通信システム。 - 【請求項4】 前記受信部が、 前記制御装置からの伝送信号を受信し、受信信号を出力
する受信制御部と;前記受信信号から前記受信制御信号
と音声符号化信号に分離出力する信号分離部と;前記受
信制御信号を処理し表示情報を出力する第1の処理部
と;前記表示情報を表示する第1の表示部と;操作制御
信号を前記第1の処理部に出力する第1の操作部と;前
記音声符号化信号を復号し、音声復号信号を出力する音
声復号化部と;前記音声復号信号を音声処理し、アナロ
グ音声信号を出力する第1の音声処理部と;前記アナロ
グ音声信号を拡声するスピーカ/レシーバと;を有して
いることを特徴とする請求項3記載の有線通信端末を用
いた移動体通信システム。 - 【請求項5】 前記送信部が、 操作制御信号を出力する第2の操作部と;表示情報を表
示する第2の表示部と;前記操作制御信号を入力し、前
記送信制御信号を出力する第2の処理部と;音声を受け
アナログ音声信号を出力するマイクと;前記アナログ音
声信号を処理し、音声信号を出力する第2の音声処理部
と;前記音声信号を符号化し、音声符号化信号を出力す
る音声符号化部と;前記送信制御信号および前記音声符
号化信号を合成し、送信信号を出力する信号生成部と;
前記送信信号を前記制御装置へ伝送する送信制御部と;
を有していることを特徴とする請求項3記載の有線通信
端末を用いた移動体通信システム。 - 【請求項6】 前記音声符号化信号が、音声CODEC
信号であることを特徴とする請求項4又は請求項5記載
の有線通信端末を用いた移動体通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10194179A JP2000032552A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 有線通信端末を用いた移動体通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10194179A JP2000032552A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 有線通信端末を用いた移動体通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000032552A true JP2000032552A (ja) | 2000-01-28 |
Family
ID=16320257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10194179A Pending JP2000032552A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 有線通信端末を用いた移動体通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000032552A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008521331A (ja) * | 2004-11-23 | 2008-06-19 | ミラコム テクノロジー カンパニー リミテッド | 通信システムの送受信装置及び方法 |
CN103167637A (zh) * | 2011-12-12 | 2013-06-19 | 大唐联诚信息系统技术有限公司 | 一种移动通信的网元 |
-
1998
- 1998-07-09 JP JP10194179A patent/JP2000032552A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008521331A (ja) * | 2004-11-23 | 2008-06-19 | ミラコム テクノロジー カンパニー リミテッド | 通信システムの送受信装置及び方法 |
CN103167637A (zh) * | 2011-12-12 | 2013-06-19 | 大唐联诚信息系统技术有限公司 | 一种移动通信的网元 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010410 |