JPH051421U - 全自動炊飯器 - Google Patents

全自動炊飯器

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JPH051421U
JPH051421U JP5767791U JP5767791U JPH051421U JP H051421 U JPH051421 U JP H051421U JP 5767791 U JP5767791 U JP 5767791U JP 5767791 U JP5767791 U JP 5767791U JP H051421 U JPH051421 U JP H051421U
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JP
Japan
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rice
time
cooking
water
control circuit
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JP5767791U
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English (en)
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純二 隅田
悟 西脇
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Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】気温や季節に関係なく、風味の安定した御飯を
炊くことができる全自動炊飯器を提供すること。 【構成】制御回路部Fは炊飯終了時刻から炊飯開始時刻
を演算し、この炊飯開始時刻より設定時間前に洗米工程
が完了するように各部を制御する。設定時間は検出器3
9によって検出された雰囲気温度によって可変であり、
これによって炊飯前の米の吸水時間を制御している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は米の排出から炊飯までの一連の動作を自動的に行う全自動炊飯器に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開平2−241409号公報のように、炊飯を行うための鍋および加 熱手段よりなる炊飯部と、米を貯蔵し所定量ずつ排出し得る米びつ部と、この米 びつ部から排出された米を洗米する洗米部と、炊飯に必要な水を供給する給水部 と、これら各部を制御する制御回路部と、炊飯終了時刻を設定する操作部とを備 えた全自動炊飯器が公知である。前記制御回路部は、炊飯終了時刻から動作開始 時刻を演算し、この開始時刻に達した時に鍋内に米と水とを入れるように制御し ている。 このように炊飯終了時刻から動作開始時刻を逆算し、その開始時刻に初めて水 と米とを混ぜ合わせるようにしたので、長時間にわたって米と水とを混ぜ合わせ た状態に放置することがなく、雑菌の繁殖を防止するとともに、出来立ての御飯 を食べることができるという利点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記全自動炊飯器では、操作部によって設定された炊飯量,水加減 データによりその炊飯に要する時間を算出し、炊飯終了時刻からその炊飯に要す る時間を差し引いた時刻を決定し、これを動作開始時刻としている。また、動作 開始時刻としては、米と水とを混ぜ合わせた状態を所定時間設け、その時間を加 味して動作開始時刻を算出することも開示されている。 ところが、米と水とを混ぜ合わせた時間、つまり吸水時間は気温によって変動 し、例えば夏場(25℃以上)では30分程度で十分であるが、冬場(5℃以下 )では2時間程度必要である。吸水時間が温度や季節に関係なく一定であると、 夏場では柔らか過ぎる御飯となり、冬場では芯のある御飯となるという様に風味 が一定しない欠点がある。 そこで、本考案の目的は、気温や季節に関係なく、風味の安定した御飯を炊く ことができる全自動炊飯器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、第1の考案は、水温または雰囲気温度を検出する検 出器を設け、制御回路部は炊飯終了時刻から炊飯開始時刻を演算し、この炊飯開 始時刻より設定時間前に洗米工程が完了するように各部を制御するとともに、前 記設定時間を前記検出器によって検出された水温または雰囲気温度によって可変 としたものである。 また、第2の考案は、制御回路部が時計手段を備え、制御回路部は炊飯終了時 刻から炊飯開始時刻を演算し、この炊飯開始時刻より設定時間前に洗米工程が完 了するように各部を制御するとともに、前記設定時間を時計手段によって示され た季節によって可変としたものである。
【0005】
【作用】
操作部によって炊飯終了時刻を設定すると、制御回路部はこの炊飯終了時刻か ら炊飯量などに応じて炊飯開始時刻を逆算する。炊飯を開始する前に吸水時間を 設ける必要があるので、制御回路部は炊飯開始時刻から設定時間前に洗米工程が 完了するように各部を制御する。これにより、洗米工程が終了した後、吸水のた めの時間を確保することができる。米の吸水時間は、その時の水温または雰囲気 温度を検出器によって検出し、この温度に対応した時間に設定される。この吸水 時間は温度が高くなる程、短時間とするのが望ましい。 このようにして、米の吸水量を温度に関係なくほぼ一定に調整できるので、風 味の安定した美味しい御飯を炊くことができる。なお、吸水時間は雑菌の繁殖し ない時間であることは勿論であり、温度によって異なるが30分〜120分の範 囲が望ましい。
【0006】 第2の考案では、気温と季節(月,日)とがほぼ対応するので、吸水時間を季 節によって可変としている。例えば、夏期には吸水時間を短く、冬期には吸水時 間を長く設定すればよい。これによって、米の吸水量が季節に関係なくほぼ一定 となり、風味の安定した御飯を炊くことができる。季節によって吸水時間を可変 とする場合には、制御回路部に簡単な時計手段を設けるのみでよく、温度等を検 出する検出器が不要となるので、安価に構成できる利点がある。
【0007】 本考案では洗米された米と水とを同時に炊飯部に投入し、所定時間吸水させる 方法のほか、洗米後の水切りをした米を炊飯部に先に投入し、所定時間後に水を 投入して炊飯を開始する方法や、洗米後の水切りをした米を炊飯部とは別の部位 に所定時間保管しておき、その後でその米と水とを同時に炊飯部に投入して炊飯 を開始する方法などがある。後二者の方法の場合も、米の表面に付着した水が時 間経過とともに米に吸水されるため、芯のない米を炊飯できるという効果を奏す る。
【0008】
【実施例】
図1は本発明にかかる全自動炊飯器1の一例を示し、大略本体A、米びつ部B 、給水部C、洗米部D、炊飯部Eおよび制御回路部Fで構成されている。 本体Aの上端には、米をホッパー6に投入し得る開閉自在な上蓋2が設けられ 、本体の上端前面には操作パネル3が設けられている。この操作パネル3は、図 2に示すように時間表示部3a、時分設定キー3b,3c、スタートキー3d、 予約中,炊飯中などの各種状態を表示するLED表示部3e、警報ブザー3f、 炊飯量表示部3gおよび炊飯量設定キー3h等で構成されている。
【0009】 本体の前面にはホッパー6内の米の量を確認するための透明窓4が設けられ、 ホッパー6の側壁には透明な米びつ窓7が設けられている。ホッパー6の下部に は計量部8が連続的に設けられ、この計量部8に入った米は水平軸を中心に回動 するシャッタ9によって一定量ずつ排出することができる。なお、シャッタ9は 側部に設けたモータ10によって反転駆動される。
【0010】 ホッパー6の側部には給水タンク11が設けられ、この給水タンク11には水 道用ホース12から水止め弁13を介して水が供給されている。給水タンク11 は給水管14および給水バルブ15を介して洗米部Dに接続されている。洗米部 Dは上ケース16および下ケース17を備え、上ケース16の投入口には前記計 量部8の下端部が対応している。ケース16,17の内部には攪拌羽根18が水 平軸を中心に回転可能に支持されており、攪拌羽根18はケース16,17の外 側部に配置された洗米用モータ19によって駆動される。前記計量部8から洗米 部Dに投入された米は、給水タンク11から連続的に供給される水と共に攪拌羽 根18で攪拌され、米の付着物が除去される。米の研ぎ汁は下ケース17からオ ーバーフローし、排水口20を経て排水タンク21へと排出される。そして、下 ケース17に設けた濁度センサ22によって研ぎ汁の濁度をモニターし、濁度が 所定値以下になった時点で下ケース開閉用モータ23によって下ケース17を開 き、米を炊飯部Eを構成する炊飯ジャー30の内釜31に投入する。このとき、 炊飯用の水は給水バルブ15から開いた下ケース17を介して内釜31に供給さ れる。なお、排水タンク21に溜められた米の研ぎ汁は、排水ポンプ24によっ て排水管25を介して外部へ排出される。
【0011】 本体Aの前面下部には炊飯ジャー30の収納,取出を行うための開閉自在な扉 32が設けられている。本体Aの内部には炊飯ジャー30を載置したスライドテ ーブル33がレール34上を前後方向にスライド自在に設けられ、扉32を開い てスライドテーブル33を前方へ引き出すことにより、炊飯ジャー30も本体A の前方に引き出すことができる。炊飯ジャー30は内釜31と蓋体35とを備え ており、蓋体35を斜め後方へ水平移動させる開閉装置(図示せず)を内蔵して いる。炊飯ジャー30を全自動炊飯器の内部にセットした状態において、洗米さ れた米を内釜31内に投入する間、蓋体35は図1中二点鎖線で示すように炊飯 ジャー30の後方で待機している。
【0012】 制御回路部Fはマイクロコンピュータ等よりなり、予め決められたプログラム に基づいて米の排出から炊飯までの一連の動作を実行するために各部を制御する 。制御回路部Fの側部には雰囲気温度を検出する温度検出器39が取り付けられ ており、その検出信号が制御回路部Fに入力される。制御回路部Fは検出された 雰囲気温度に基づいて吸水時間tc を図3のように決定する。即ち、5℃以下で は120分、25℃以上では30分、その中間の温度では比例的に変化するよう に設定される。
【0013】 ここで、全自動炊飯器1の動作について図4に従って説明する。 制御がスタートすると、炊飯量設定キー3hで設定された炊飯量が何合である かを判別する(ステップ40〜43)。この実施例では、設定可能な炊飯量は2 合〜10合の範囲である。設定炊飯量が2合であれば時分設定キー3b,3cで 予約された炊飯終了時刻と現在時刻との時間差T1 を演算し(ステップ44)、 この時間差T1 が0より大であるか否かを判別する(ステップ45)。T1 ≦0 であれば、炊飯終了時刻に24時間を加算し、これと現在時刻との時間差をT1 とする(ステップ46)。次に、時間差T1 から合数に対応した洗米に要する時 間ta と炊飯に要する時間tb とを減算し、これを時間差T2 とする(ステップ 47)。その後、時間差T2 が0より大であるか否かを判別し(ステップ48) 、T2 ≦0であれば直ちに洗米を開始し、洗米を終了すれば直ちに炊飯を行う( ステップ49)。T2 >0であれば、時間差T2 から温度別の吸水時間tc を減 算し、これを時間差T3 とする(ステップ50)。この時間差T3 が0より大で あるか否かを判別し(ステップ51)、T3 ≦0であれば直ちに洗米を開始し、 洗米を終了すれば時間T2 の後に炊飯を行う(ステップ52)。この時間T2 は 本来必要な吸水時間tc より短いが、最大限度吸水時間を確保することにより、 炊きあがり御飯の風味のばらつきを少なくする。T3 >0であれば、現在時刻か ら時間T3 後に洗米を開始し、洗米終了後、吸水時間tc の間放置し、その後炊 飯を行う(ステップ53)。 以下、3合〜10合の場合についても同様の制御を行う。
【0014】 前記のように、炊飯終了時刻と現在時刻との時間差T1 が洗米,炊飯および吸 水に要する時間ta +tb +tc より大きければ、全ての制御を完全に実行でき る。吸水時間tc は温度に応じた最適時間に設定されているので、必要以上に長 時間米を水にさらすことなく、雑菌の繁殖を防止するとともに、炊きあがった御 飯は柔らか過ぎることも硬過ぎることもなく、風味が温度に関係なくほぼ一定と なる。なお、時間差T1 が時間ta +tb +tc より小さい場合には、可能な時 間だけ吸水を行い、それも出来ない場合には即座に洗米および炊飯を開始し、吸 水工程より洗米および炊飯工程を優先して実行する。このようにして、予約され た炊飯終了時刻に間に合うように各部を制御できる。 なお、前記実施例では雰囲気温度を検出器39で検出したが、これに代えて給 水部Cの水温や内釜31内の水温を検出してもよい。
【0015】 また、制御回路部F内に時計手段を設け、この時計手段の示す季節によって吸 水時間tc を設定してもよい。図5は大阪の月平均気温に基づいて設定した吸水 時間の一例であり、1月が吸水時間が最も長く120分であり、8月が最も短く 約30分である。なお、季節は同じでも地域によって月平均気温が大きく異なる ので、地域によって異なる吸水時間に設定してもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、第1の考案によれば、制御回路部が炊飯開始時 刻から設定時間前に洗米工程が完了するように各部を制御するので、洗米工程が 終了した後、炊飯開始までの間に吸水のための時間を確保することができる。米 の吸水時間は、その時の水温または雰囲気温度を検出器によって検出し、この温 度に対応した時間に設定されるので、米の吸水量を温度に関係なくほぼ一定に調 整できる、風味の安定した美味しい御飯を炊くことができる。 また、第2の考案によれば、吸水時間を季節によって可変としたので、第1の 考案と同様に季節に関係なく風味の安定した美味しい御飯を炊くことができると ともに、温度検出器が不要となり、安価に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる全自動炊飯器の一例の全体構造
図である。
【図2】全自動炊飯器の操作パネルの正面図である。
【図3】気温と吸水時間との関係を示す図である。
【図4】全自動炊飯器の動作を示すフローチャート図で
ある。
【図5】季節と吸水時間との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 全自動炊飯器 A 本体 B 米びつ部 C 給水部 D 洗米部 E 炊飯部 F 制御回路部 3 操作パネル 39 温度検出器

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】米を貯蔵し所定量ずつ排出し得る米びつ部
    と、米びつ部から排出された米を洗米する洗米部と、洗
    米された米を炊飯する炊飯部と、炊飯に必要な水を供給
    する給水部と、これら各部を制御する制御回路部と、炊
    飯終了時刻を設定する操作部とを備え、米の排出から炊
    飯までの一連の動作を自動的に行う全自動炊飯器におい
    て、水温または雰囲気温度を検出する検出器を設け、前
    記制御回路部は炊飯終了時刻から炊飯開始時刻を演算
    し、この炊飯開始時刻より設定時間前に洗米工程が完了
    するように各部を制御するとともに、前記設定時間を前
    記検出器によって検出された水温または雰囲気温度によ
    って可変としたことを特徴とする全自動炊飯器。
  2. 【請求項2】米を貯蔵し所定量ずつ排出し得る米びつ部
    と、米びつ部から排出された米を洗米する洗米部と、洗
    米された米を炊飯する炊飯部と、炊飯に必要な水を供給
    する給水部と、これら各部を制御する制御回路部と、炊
    飯終了時刻を設定する操作部とを備え、米の排出から炊
    飯までの一連の動作を自動的に行う全自動炊飯器におい
    て、前記制御回路部は時計手段を備え、前記制御回路部
    は炊飯終了時刻から炊飯開始時刻を演算し、この炊飯開
    始時刻より設定時間前に洗米工程が完了するように各部
    を制御するとともに、前記設定時間を時計手段によって
    示された季節によって可変としたことを特徴とする全自
    動炊飯器。
JP5767791U 1991-06-26 1991-06-26 全自動炊飯器 Pending JPH051421U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003174965A (ja) * 2001-12-12 2003-06-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 炊飯装置及び炊飯装置と通信する携帯電話携帯情報端末及びこれらの機能を実現するコンピュータプログラムとコンピュータプログラムを記録した媒体
CN107960921A (zh) * 2016-10-20 2018-04-27 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 定量装置及烹饪器具

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