JP5297925B2 - 炊飯機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、炊飯器にて炊飯する炊飯量を設定する操作部を備えた炊飯機に関するものである。
従来より、業務用の炊飯機には、米を炊飯する炊飯器と、この炊飯器にて炊飯する炊飯量を設定する操作部を備えられている(特許文献1)。
特許文献1の炊飯機においては、炊飯器に炊飯したお米の量を表示するトータル炊飯量表示部が備えられており、このトータル炊飯量表示部は、一日の炊飯した炊飯量を表示する文字表示部と、所定期間炊飯した合計の炊飯量を表示する文字表示部とを備えているものである。
特開2000−197564号公報
特許文献1に示したような炊飯機では、トータル炊飯量表示部によって一日の炊飯した炊飯量を表示することができたり、所定期間炊飯した合計の炊飯量を表示することができるものの、所定期間に炊飯機を使用したときの炊飯量の傾向や所定時刻での炊飯状況を把握することは非常に難しいのが実情であった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、所定期間に炊飯機を使用したときの炊飯量の傾向や所定時刻での炊飯状況を客観的に把握することができる炊飯機を提供することを目的とする。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、米を炊飯する炊飯器と、前記炊飯器を制御する制御部と、少なくとも炊飯器にて炊飯する炊飯量を設定する操作部を備えた炊飯機において、前記制御部は、少なくとも炊飯を行った実績炊飯量と当該実績炊飯量にて炊飯したときの実績炊飯時刻とからなる炊飯情報を記憶する炊飯情報記憶部とを備えている点にある。
前記制御部は、前記炊飯情報記憶部に記憶された実績炊飯時刻を所定の実績炊飯量毎に分類すると共に、所定時間毎での炊飯頻度を集計する炊飯情報集計部を備えていることが好ましい。
前記制御部は、前記炊飯情報に基づいて所定時間での炊飯頻度が上位である最適炊飯量を求めると共に、最適炊飯量を所定時間における推奨炊飯条件として自動的に設定する推奨炊飯条件設定部を備えていることが好ましい。
前記制御部は、外部からの情報に基づいて推奨炊飯条件を求めることが好ましい。
本発明の最も好ましい技術的手段は以下の通りである。
本発明の技術的手段は、米を炊飯する炊飯器と、前記炊飯器を制御する制御部と、少なくとも炊飯器にて炊飯する炊飯量を設定する操作部を備えた炊飯機において、前記制御部は、前記操作部によって設定された炊飯量に基づいて実際に炊飯を行った実績炊飯量と当該実績炊飯量にて炊飯したときの実績炊飯時刻とからなる炊飯情報を記憶する炊飯情報記憶部と、前記炊飯情報記憶部に記憶された実績炊飯時刻を所定の実績炊飯量毎に分類すると共に所定時間帯毎での炊飯頻度を集計する炊飯情報集計部と、前記所定時間帯での炊飯頻度が上位である最適炊飯量を求める推奨炊飯条件設定部とを備え、前記推奨炊飯条件設定部は、炊飯時刻が前記所定時間帯内であるときには前記最適炊飯量を自動的に前記操作部によって設定された炊飯量であるとする点にある。
また、前記最適炊飯量による炊飯量の設定を有効又は無効に切り換える表示部を備えており、前記操作部は、前記表示部によって前記最適炊飯量による炊飯量の設定が無効にされている状態では、手動操作によって炊飯量を設定可能となっている点にある。
また、前記炊飯情報集計部は、炊飯情報記憶部に記憶された複数の実績炊飯量を、予め定められた炊飯単位に分類する分類部と、炊飯単位毎に分類したときの各炊飯単位での炊飯回数を求めるトータル炊飯量算出部とを備え、前記表示部は、前記トータル炊飯量算出部で求めた炊飯単位毎の炊飯回数を表示する点にある。
本発明によれば、所定期間に炊飯機を使用したときの炊飯量の傾向や所定時刻での炊飯状況を客観的に把握することができる。
本発明の炊飯機の全体図である。 制御部における入出力のブロック図である。 表示装置の操作部の説明図である。 表示部の画面の一例を示す図である。 実績炊飯量を説明する図であって、(a)実績炊飯時刻毎の実績炊飯量の例を示すものであり、(b)実績炊飯量毎に実績炊飯時刻をまとめたものであり、(c)実績炊飯量と釜数との関係をまとめたものである。 炊飯情報の画面と、炊飯情報を示すための手順を示したものである。 詳細表示画面を更に詳細に示す例を示したもので、(a)0.5升の詳細表示であり、(b)2.0升の詳細表示であり、(c)4.0升の詳細表示である。 各時間帯での炊飯頻度を示したものであり、(a)深夜の時間帯の例を示し、(b)朝の時間帯の例を示し、(c)昼の時間帯の例を示し、(d)夜の時間帯の例を示したものである。 炊飯情報に関する制御部の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の炊飯機を図面に基づいて説明する。
図1は、炊飯機の全体図を示している。
図1〜図2に示すように、この炊飯機1は、米を貯米する貯米庫2と、洗米装置3と、洗米装置3で洗米された米を炊飯する炊飯器4と、これら炊飯器4、貯米庫2、洗米装置3を支持する装置フレーム5とを備えたものである。
貯米庫2は、略箱型に形成されたケース6と、このケース6内に設けられた漏斗状の貯米タンク7とを有している。この貯米タンク7の下部には、計量駆動装置8により横軸回りに回転駆動される計量器9が設けられており、計量器9を所定回数回転することで貯米タンク7内の米を計量して洗米装置3へ送るように構成されている。この計量器9では、1回転毎に米を所定量の量を計量するもので、この実施形態では、計量器9を1回転する毎に0.75kg分の米を計量するものとなっている。1回の運転毎における計量器9の回転数は、計量器9の回転数を検出する計量カウントセンサ9a(例えば、フォトセンサ)により検出されるようになっており、当該計量カウントセンサ9aにより検出した回転数は、後述する制御部16に入力されるようになっている。
ケース6の上部は、蓋体13により開閉自在とされていて、この蓋体13を開いて貯米タンク7内に米を補給可能となっている。ケース6の前面には、各種設定を行う表示装置11が設けられている。
洗米装置3は、米を洗米する洗米槽12を備えている。この洗米槽12は、米が投入される洗米タンク20と、この洗米タンク20内の米を攪拌する攪拌部材21とを備えている。洗米タンク20は、貯米庫2(ケース6)の下端に設けられて、貯米庫2内に設けられた計量器9により計量された米が上端から投入される構造となっている。洗米タンク20の下端には開口部22が形成されている。攪拌部材21は、上下軸芯回りに回転して米を攪拌するもので、攪拌駆動装置25により軸心廻りに回転駆動するものとなっている。攪拌部材21の回転は、当該攪拌部材21の回転を検出する回転センサ21a(例えば、フォトセンサ)により検出されるようになっており、回転センサ21aにより検出した信号は、制御部16に入力されるようになっている。
洗米槽12の下部には、開口部22を覆うように排水ジャケット23が設けられ、この排水ジャケット23内には、当該排水ジャケット23に形成された排米口27を上下動により開閉する円錐状の排米弁28が設けられている。この排米弁28は、上下を向く上下軸29の下端に昇降自在に設けられ、上下軸29の上端側に設けられた昇降装置30の昇降により排米口27を開閉するようになっている。排水ジャケット23は、パイプ(配管)を介して排水ボックス24に接続されている。
したがって、昇降装置30の駆動により排米弁28が閉鎖位置となって排水ジャケット23の排米口27を閉鎖した状態では、洗米タンク20からの排水を排水ジャケット23へと流し、昇降装置30の駆動により排米弁28が開放位置となって排水ジャケット23の排米口27を開放した状態では、洗米タンク20からの水等を炊飯器4へと投入することができるようになっている。なお、排米弁28の閉鎖位置又は開放位置は排米弁位置検出センサ31(例えば、フォトセンサ)により検出するようになっていて、これらの検知信号は制御部16に入力されるようになっている。
また、洗米タンク20の上部側には、給水ノズル35が設けられ、この給水ノズル35には給水源(水)を供給するための給水路(配管)36が接続されている。また、給水路36には、給水路36を電気信号により開閉する第1開閉弁(電磁開閉バルブ)37と、流量を検出する流量センサ38と、手動により給水路36を開閉する第2開閉弁(蛇口)39が設けられている。
したがって、第2開閉弁39を手動にて開放した状態で制御部16からの指令信号により第1開閉弁37を開くことによって、給水ノズル35から水が洗米タンク20内へと供給され、制御部16からの指令信号により第1開閉弁37を閉鎖することによって、給水ノズル35から洗米タンク20への水の供給を停止することができるようになっている。流量センサ38により検出した流量は制御部16に入力されるようになっている。
炊飯器4は、上端開口状の内釜40と、この内釜40が上方から挿脱自在に挿入されて収納される外釜41と、内釜40の上端開口を開閉自在に閉塞する蓋体42と、内釜40の下方に配置されていて該内釜40を加熱するガスコンロ、IHヒータ等の加熱手段等とを有している。
炊飯器4は、装置フレーム5に略水平方向一方向に設けられた載置台26に載置されていて、載置台26を介して引き出し自在とされている。
制御部16は、CPU等により構成され、様々な装置の動作を制御するものであり、この実施形態では、制御部16は表示装置11に搭載されていて、少なくとも貯米庫2、洗米装置3を制御するものである。なお、炊飯器4において炊飯動作(加熱手段の動作)は、当該炊飯器4に内臓された制御部によりなされるが、炊飯器4の制御部と表示装置11に設けた制御部16とを一体化してもよい。
以下、表示装置11の説明に合わせて制御部16について説明する。
図3に示すように、表示装置11は、表示部50と、炊飯機1の各種設定や選択等を行う操作部51と、制御部16とを備えている。この表示装置11では、表示部50に表示された設定項目を操作部51で選択したり、設定項目の設定内容を操作部51により操作して内容の変更等をすることによって、炊飯機1における各種設定を行うことができるようになっている。
表示装置11の操作部51は、設定キー52と、スタートキー53と、予約キー54と、取消キー55と、上キー56、下キー57、左キー58、右キー59、補助機能キー60とを備えている。これらの各キーは、ケース6の前面に設けられていて、表示部50の周囲に配置されている。表示装置11の表示部50は、液晶パネルから構成されていてケース6の前面に設けられている。
図4に示すように、表示部50は、主に、炊飯の状態を示す初期画面Aと、各種設定を行うメニューセット画面Bと、このメニューセット画面Bとは異なっていて補助機能を表示する補助機能画面Cとを表示する。
炊飯機1の電源を入れると、表示部50には、初期画面(運転中画面)Aが表示されるようになっており、初期画面Aで設定キー52を押すと、メニューセット画面Bに画面が切り替わる。また、初期画面Aで補助機能キー60を押すと、補助機能画面Cに画面が切り替わる。メニューセット画面Bにてスタートキー53を押すことによって炊飯機1の運転が開始するようになっている。
図4に示すように、初期画面Aでは、炊飯の工程が示されるようになっており、米を計量器9により計量中である計量工程A1、米を洗米槽12(洗米タンク20)内で洗米中である洗米工程A2、洗米槽12(洗米タンク20)内で洗米後に米のザル上げを行うザル上げ工程A3、洗米槽12(洗米タンク20)に所定の水を計算して水加減水を給水する水加減工程A4、洗米槽12(洗米タンク20)内の米及び水加減水を炊飯器4に投入する排米工程A5、炊飯器4内でお米を浸している浸し工程A6、炊飯器4にて炊飯を行っている炊飯工程A7、お米を炊飯器4内で蒸らすむらし工程A8、米の炊きあがりを示す炊きあがりA9を表示するもので、カーソル等の点滅によってどの工程であるか分かるようになっている。
また、図4に示すように、メニューセット画面Bでは、炊飯量M1、水加減水M2、モードM3、ザル上げM4、むらしM5の各種項目がそれぞれ表示されると共に、各種項目(炊飯量の設定、水加減水量の設定、自動、準備、洗米等の設定、ザル上げ時間の設定、むらし時間の設定)が行えるようになっている。メニューセット画面Bに表示された各種項目は、上キー56、下キー57、左キー58、右キー59等の各種キーにより設定できるようになっている。
制御部16は、計量駆動装置8、表示装置11、攪拌駆動装置25、昇降装置30、第1開閉弁37、シャッター駆動装置48等の動作を制御することにより、貯米庫2及び洗米装置3にて計量工程A1、洗米工程A2、ザル上げ工程A3、水加減工程A4、排米工程A5等の動作をさせる。
この制御部16は、炊飯情報を記憶する炊飯情報記憶部70を備えている。ここで、炊飯情報とは、少なくとも炊飯機1にて実際に炊飯を行った実績炊飯量と、当該実績炊飯量にて炊飯したときの実績炊飯時刻とを含むものである。まず、炊飯を行うに際して、メニューセット画面Bにて設定した炊飯量になるように計量器9にて米の計量を行い(計量工程A1)、計量した米を洗米タンク20に投入して当該洗米タンク20内にて洗米を行う(洗米工程A2)。洗米を完了すると、ザル上げ工程A3や水加減工程A4を経て排米工程A5に移行し、米を炊飯器4へと投入することになるが、この実施形態では、炊飯器4にて確実に炊飯が終了した時点で、実際に炊飯を行ったものとし、そのときの炊飯量(計量器9にて計量した値)を実績炊飯量として炊飯情報記憶部70に記憶する。この実施形態では、確実に実際の炊飯量を求めるため、計量器9にて米を計量した時点(計量工程A1)ではなく、炊飯工程A7が終了後やむらし工程A8が終了後に、計量工程A1にて計量した米の量を実績炊飯量として炊飯情報記憶部70に記憶する。なお、実績炊飯量の単位は「kg」であっても、「升」であっても、その他の単位であってもよい。
この炊飯情報記憶部70は、実績炊飯量を記憶する際に、炊飯を終了した時刻(炊飯工程A7又はむらし工程A8が終了した時刻)、又は、当該実績炊飯量の米の炊飯を開始した時刻を実績炊飯時刻として実績炊飯量に対応させて記憶する。
例えば、図5(a)に示すように、炊飯情報記憶部70は、炊飯が終了するごとに、実績炊飯量と実績炊飯時刻とを順に逐次記憶する。なお、炊飯情報記憶部70に、実績炊飯量、実績炊飯時刻と共に、日付、曜日などを記憶するようにしてもよい。
制御部16は、炊飯情報記憶部70に記憶された炊飯情報の集計を行う炊飯情報集計部71を備えている。図5(b)に示すように、炊飯情報集計部71は、炊飯情報記憶部70に記憶された複数の実績炊飯量及び実績炊飯時刻(炊飯情報)を、所定の炊飯量毎に分類する分類部72を有している。詳しくは、分類部72は、メニューセット画面Bにおいて炊飯量を設定する際に使用される炊飯単位毎(0.5升刻み)毎に、実績炊飯量及び実績炊飯時刻(炊飯情報)を分類している。説明の便宜上、所定の炊飯量毎に実績炊飯量及び実績炊飯時刻を分類した情報を分類情報ということがある。
また、図5(c)に示すように、炊飯情報集計部71は、分類した情報を用いて、炊飯量毎での実績炊飯量のトータルの炊飯回数(釜数)を求めるトータル炊飯量算出部73を有している。このトータル炊飯量算出部73は、炊飯単位毎に実績炊飯時刻の個数をカウントすることによって釜数を求める。また、トータル炊飯量算出部73は、全ての炊飯量(合計炊飯量)と合計釜数を求めるように構成されている。
このように、炊飯情報集計部71にてまとめられた炊飯情報は、図6に示すように、補助機能画面Cのトータル炊飯量の項目を操作部51を用いて選択することにより表示することができる。詳しくは、補助機能キー60を押して補助機能画面Cに移行し、トータル炊飯量の項目を操作部51によって選択すると、制御部16の制御により、まず、合計炊飯量及び合計釜数が表示される。また、例えば、左キー58又は右キー59を押して表示されたカーソル等を詳細に合わせ、スタートキー53を押すと、0.5升毎での合計釜数と、合計炊飯量(kg表示)とが表示される。なお、この詳細表示画面Dにおける左側は、炊飯単位毎の数値を示している。詳細表示画面Dでは、上キー56又は下キー57を押すことによって、その画面を切り替えることができ、0.5升〜5.0升までの炊飯実績(合計釜数、合計炊飯量)を表示することができる。記憶する炊飯量を0.5升にするのは、当該炊飯機1において1回の運転での最小炊飯量(炊飯単位の最小値)を示していて、5.0升は当該炊飯機1において1回の運転での最大炊飯量(炊飯単位の最大値)を示している。
詳細表示画面Dにおいて、炊飯単位を示す部分(炊飯単位部Fということがある)にカーソルKを合わせ、炊飯単位部Fを選択することにより、更に、各炊飯単位における詳細な炊飯情報を表示することができるようになっている。例えば、詳細表示画面Dにて左キー58又は右キー59を押すことで炊飯単位部FにカーソルKを合わせ、スタートキー53を押すと、選択した炊飯単位部Fと同じ炊飯単位での炊飯情報が詳しく見ることができる。例えば、詳細表示画面Dにおいて、[0.5升]を示す炊飯単位部Fを選択すると、図7(a)に示すように、過去の時間帯毎での0.5升の炊飯を行った合計釜数と合計炊飯量とが表示部50に表示される。詳細表示画面Dにおいて、[2.0升]を示す炊飯単位部Fを選択すると、図7(b)に示すように、過去の時間帯毎での2.0升の炊飯を行った合計釜数と合計炊飯量とが表示部50に表示される。また、詳細表示画面Dにおいて、[4.0升]を示す炊飯単位部Fを選択すると、図7(c)に示すように、過去の時間帯毎での4.0升の炊飯を行った合計釜数と合計炊飯量とが表示部50に表示される。
各炊飯単位の炊飯情報の集計は、炊飯情報集計部71に具備された詳細集計部74によってなされる。詳細集計部74は、1つの炊飯単位毎(0.5升、1.0升・・・)に、予め定められた所定時間帯に何釜炊飯したかを実績炊飯量及び実績炊飯時刻により集計する。図8に示すように、詳細集計部74は、1日を6時間毎(深夜、朝、昼、夜)に分けられた各時間帯において、0.5升での合計釜数、1.0升での合計釜数、1.5升での合計釜数、2.0升での合計釜数、2.5升での合計釜数、3.0升での合計釜数、3.5升での合計釜数、4.0升での合計釜数、4.5升での合計釜数、5.0升での合計釜数を求める。
なお、詳細集計部74による各時間帯での釜数の集計(計算)は、1日毎、1週間毎、1ヶ月毎に任意にすることができる。集計期間の設定は、予め設定していてもよいし、詳細集計部74により詳細表示をする際に、画面上の[日、周、月]をカーソルK等にて選択出来るようにし、選択された期間に応じて詳細集計部74が各時間帯での釜数を計算するようにしてもよい。
炊飯情報集計部71は、同一時間帯において、炊飯単位毎に炊飯頻度を集計する炊飯頻度集計部75を備えている。図8に示すように、まず、炊飯頻度集計部75は、炊飯情報記憶に記憶された炊飯情報から同一時間帯において、炊飯単位毎に合計釜数を集計する。また、炊飯情報集計部71は、4つの時間帯、各時間帯において、炊飯単位毎に合計釜数をそれぞれ集計する。
そして、炊飯頻度集計部75は、同一時間帯において、各炊飯単位での炊飯頻度を求める。即ち、式(1)により各炊飯単位での炊飯頻度(%)を求める。
各炊飯単位での炊飯頻度=同一時間帯に行った合計釜数/同一時間におこなった各炊飯単位での釜数×100 ・・・(1)
例えば、図8(a)に示すように、0:00〜6:00の時間帯(深夜)では、同一時間帯に行った合計釜数が40であり、0.5升での釜数が30であるため、式(1)により、0.5升での炊飯頻度は75%となる。同様に、図8(b)に示すように、6:00〜12:00の時間帯(朝)では、同一時間帯に行った合計釜数が60であり、0.5升での釜数が2であるため、式(1)により、0.5升での炊飯頻度は3%となる。
図8(c)に示すように、12:00〜18:00の時間帯(昼)では、同一時間帯に行った合計釜数が80であり、0.5升での釜数が0であるため、式(1)により、0.5升での炊飯頻度は0%となる。同様に、図8(d)に示すように、18:00〜24:00の時間帯(夜)では、同一時間帯に行った合計釜数が50であり、0.5升での釜数が2であるため、式(1)により、0.5升での炊飯頻度は4%となる。以上のように、炊飯頻度集計部75は、各時間帯において、各炊飯単位での炊飯頻度をそれぞれ求める。
さて、制御部16は、推奨炊飯条件設定部76を備えている。推奨炊飯条件設定部76は、炊飯頻度集計部75にて集計された炊飯頻度に基づいて、所定時間(所定時間帯)における推奨炊飯条件を自動的に設定するものである。詳しくは、推奨炊飯条件設定部76は、まず、各時間帯において最も炊飯した炊飯量(最適炊飯量)を炊飯頻度集計部75による結果より割り出す。
例えば、0:00〜6:00の時間帯(深夜)では、炊飯単位が0.5升の炊飯頻度が他の炊飯単位の炊飯頻度に比べて最も高い(上位)であるため、炊飯頻度が1位である炊飯単位(0.5升)を0:00〜6:00の時間帯(深夜)での最適炊飯量とする。同様に、6:00〜12:00の時間帯(朝)では、炊飯単位が2.0升の炊飯頻度が他の炊飯単位の炊飯頻度に比べて最も高い(上位)であるため、炊飯頻度が1位である炊飯単位(2.0升)を0:00〜6:00の時間帯(朝)での最適炊飯量とする。
また、12:00〜18:00の時間帯(昼)では、炊飯単位が4.0升の炊飯頻度が他の炊飯単位の炊飯頻度に比べて最も高い(上位)であるため、炊飯頻度が1位である炊飯単位(4.0升)を12:00〜18:00の時間帯(深夜)での最適炊飯量とする。同様に、18:00〜24:00の時間帯(夜)では、炊飯単位が1.0升の炊飯頻度が他の炊飯単位の炊飯頻度に比べて最も高い(上位)であるため、炊飯頻度が1位である炊飯単位(1.0升)を18:00〜24:00の時間帯(夜)での最適炊飯量とする。
このように、推奨炊飯条件設定部76は、炊飯情報に基づいて所定時間帯での炊飯頻度が上位である最適炊飯量を求めると共に、最適炊飯量を所定時間帯における推奨炊飯条件とする。そして、推奨炊飯条件設定部76は、炊飯を行う際、実際の時間帯に応じて、メニューセット画面Bの炊飯量を自動的に最適炊飯量に設定する。例えば、炊飯の開始前の時刻が、12:30であるとき、メニューセット画面Bの炊飯量は、推奨炊飯条件設定部76の制御により、当該時間帯における最適炊飯量(4.0升)に予め設定される。これにより、メニューセット画面Bにて炊飯量の設定を行わなくても、自動的に最も多く炊飯した炊飯量にセットされることになるため、わざわざ炊飯量の設定を手動にて変更しなくてもよく、最も適した条件下にて炊飯を行うことができる。
なお、推奨炊飯条件設定部76の制御により、メニューセット画面Bの炊飯量は、操作部51を操作しなくても最適炊飯量に自動的に設定されるが、自動的に設定された炊飯量は、操作部51を再び押すことによって任意に変更することができるようにしてもよい。また、推奨炊飯条件設定部76による炊飯量の自動設定を有効にするか無効にするかの設定を、補助機能画面C等により行えるようにしてもよい。
上述した実施形態では、炊飯情報記憶部70に記憶された炊飯情報(内部の炊飯情報)に基づいて自動的に最適炊飯量を求めるものとなっているが、炊飯機1とは別の外部からの炊飯情報(外部の炊飯情報)を取り入れて、外部からの炊飯情報と内部からの炊飯情報との両者を用いて、最適炊飯量を自動的に設定できるようにしてもよい。例えば、炊飯機1を設置した飲食店等において、他の炊飯機での炊飯情報を当該炊飯機1(制御部16)に取り込み、外部の炊飯情報を基に最適炊飯量を決定するようにしてもよい。また、飲食店内においてレシートから実績炊飯量及び実績炊飯時間を割り出した炊飯情報を炊飯機1に取り込むようにしてもよい。
図9は、本発明における制御部16の動作を示したものである。
制御部16は、ます、炊飯機1において炊飯が終了すると、そのときの炊飯量(計量器9にて計量した値)を実績炊飯量として炊飯情報記憶部70に記憶させると共に、実績炊飯時刻を実績炊飯量に対応させて炊飯情報記憶部70に記憶させる(S1)。ここで、制御部16は、炊飯が終了する毎に、実績炊飯量及び実績炊飯時刻を炊飯情報記憶部70に記憶させる。
次に、例えば、表示部50に補助機能画面Cが表示されてトータル炊飯量の項目が操作部51等により選択されると、炊飯情報集計部71の分類部72、トータル炊飯量算出部73により炊飯情報の分類や集計が行われる(S2)。トータル炊飯量算出部73による計算が終了すると、詳細表示画面Dが表示部50に表示される。なお、炊飯情報集計部71の分類部72、トータル炊飯量算出部73による炊飯情報の分類や集計は、炊飯機1の運転(炊飯)が終了する毎に行ってもよいし、その他のタイミングにより行っても良い。
そして、推奨炊飯条件設定部76による炊飯量の自動的設定が有効になっていれば(S3、Yes)、推奨炊飯条件設定部76により各時間帯における最適炊飯量の計算(推奨炊飯条件の計算)が行われる(S4)。なお、S3の説明では、奨炊飯条件操作部51による炊飯量の自動的設定が有効であるか無効であるか判断しているが、推奨炊飯条件設定部76による炊飯量の自動設定を有効にするか無効にするかの設定を予め設けなくてもよい。即ち、S3による判断が無くても良い。
そして、メニューセット画面B(炊飯量を設定する画面)であるか否かを判断して(S5)。メニューセット画面Bであれば、当該画面上での炊飯量を、現在の時刻に基づいて当該時間帯における推奨炊飯条件(最適炊飯量)に自動的に設定する(S6)。
本発明によれば、制御部16は、少なくとも炊飯を行った実績炊飯量と当該実績炊飯量にて炊飯したときの実績炊飯時刻とからなる炊飯情報を記憶する炊飯情報記憶部70とを備えていることから実績炊飯量及び実績炊飯量により所定時刻毎での実際に炊飯した量を客観的に把握することができる。例えば、12時〜13時にかけては、炊飯機1にて4.0升炊きを行うのが多いとか、18時〜20時にかけては、炊飯機1にて2.0升炊きを行うのが多いとかといった炊飯状況を把握することが可能となり、炊飯機1の運転を行うにあたっての管理が非常に行い易くなる。つまり、炊飯機1における炊飯量の推移(傾向)を時間と共に把握することができ、炊飯機1にて米を炊飯したときの歩留まり(炊飯効率)を非常に向上させることができる。
例えば、飲食店において、従来であれば、炊飯機1による炊飯量が多過ぎて(炊きすぎる)、炊飯した米を破棄しなければならない食品ロスが発生していたが、本発明の炊飯機1を用いれば、炊飯量と時間との関係を見ていくことにより無駄な炊飯を極力抑える炊飯管理を行うことができる。
制御部16は、炊飯情報記憶部70に記憶された実績炊飯時刻を所定の実績炊飯量毎に分類すると共に、所定時間毎での炊飯頻度を集計する炊飯情報集計部71を備えていることから、一日の中で、どのような炊飯が数多くなされているかを即座に把握することができ、炊飯管理の改善に役立てることができる。
制御部16は、炊飯情報に基づいて所定時間での炊飯頻度が上位である最適炊飯量を求めると共に、最適炊飯量を所定時間における推奨炊飯条件として自動的に設定する推奨炊飯条件設定部76を備えていることから、手動にて炊飯量を設定しなくても最も適した量の米を簡単に炊飯することができる。
制御部16は、外部からの情報に基づいて推奨炊飯条件を求めることから、推奨炊飯条件を実際の状況に応じたものに近づけることができる。
また、炊飯情報記憶部70に記憶(保存)した炊飯情報を店舗等に設置したコンピュータ77(例えば、パーソナルコンピュータ)に出力するようにしてもよい。このようにすることによって、炊飯情報を当該コンピュータ77によって整理することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。炊飯情報は、実績炊飯量と実績炊飯時刻とを含むものであるが、炊飯情報はこれ以外の情報を含むものであってもよい(例えば、実績水加減水量、実績ざる上げ時間、実績むらし時間、実績炊飯時間など)。上記の実施形態では、炊飯機1は、炊飯器4以外に貯米庫2や洗米装置3を備えたものであるが、貯米庫2や洗米装置3を備えていないものであってもよい。
1 炊飯機
2 貯米庫
3 洗米装置
4 炊飯器
16 制御部
70 炊飯情報記憶部
71 炊飯情報集計部
72 分類部
73 トータル炊飯量算出部
74 詳細集計部
75 炊飯頻度集計部
76 推奨炊飯条件設定部

Claims (3)

  1. 米を炊飯する炊飯器と、前記炊飯器を制御する制御部と、少なくとも炊飯器にて炊飯する炊飯量を設定する操作部を備えた炊飯機において、
    前記制御部は、前記操作部によって設定された炊飯量に基づいて実際に炊飯を行った実績炊飯量と当該実績炊飯量にて炊飯したときの実績炊飯時刻とからなる炊飯情報を記憶する炊飯情報記憶部と、前記炊飯情報記憶部に記憶された実績炊飯時刻を所定の実績炊飯量毎に分類すると共に所定時間帯毎での炊飯頻度を集計する炊飯情報集計部と、前記所定時間帯での炊飯頻度が上位である最適炊飯量を求める推奨炊飯条件設定部とを備え、
    前記推奨炊飯条件設定部は、炊飯時刻が前記所定時間帯内であるときには前記最適炊飯量を自動的に前記操作部によって設定された炊飯量であるとすることを特徴とする炊飯機。
  2. 前記最適炊飯量による炊飯量の設定を有効又は無効に切り換える表示部を備えており、前記操作部は、前記表示部によって前記最適炊飯量による炊飯量の設定が無効にされている状態では、手動操作によって炊飯量を設定可能となっていることを特徴とする請求項1に記載の炊飯機。
  3. 前記炊飯情報集計部は、炊飯情報記憶部に記憶された複数の実績炊飯量を、予め定められた炊飯単位に分類する分類部と、炊飯単位毎に分類したときの各炊飯単位での炊飯回数を求めるトータル炊飯量算出部とを備え、前記表示部は、前記トータル炊飯量算出部で求めた炊飯単位毎の炊飯回数を表示することを特徴とする請求項2に記載の炊飯機。
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