JPH05141604A - ボイラの運転制御装置 - Google Patents
ボイラの運転制御装置Info
- Publication number
- JPH05141604A JPH05141604A JP33445991A JP33445991A JPH05141604A JP H05141604 A JPH05141604 A JP H05141604A JP 33445991 A JP33445991 A JP 33445991A JP 33445991 A JP33445991 A JP 33445991A JP H05141604 A JPH05141604 A JP H05141604A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boiler
- signal
- controlled
- circuit
- control device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボイラの各被制御機器の稼動状態を監視し、
それらの機器が正常に稼動していることを確認すること
ができるようにする。 【構成】 ボイラ(1) に所定の動作を行わせるための運
転制御装置であって、予め設定した制御プログラムに従
って、前記ボイラに付属の被制御機器(2) へ稼動指示信
号を出力する制御回路(3) を備え、該被制御機器に流れ
る電流値を検出する検出回路(4) を備え、この検出回路
からの信号を受けて、該検出信号と被制御機器への稼動
指示信号とを比較し、被制御機器が正常に稼動している
かどうかを監視する監視回路(5) を備えた構成。
それらの機器が正常に稼動していることを確認すること
ができるようにする。 【構成】 ボイラ(1) に所定の動作を行わせるための運
転制御装置であって、予め設定した制御プログラムに従
って、前記ボイラに付属の被制御機器(2) へ稼動指示信
号を出力する制御回路(3) を備え、該被制御機器に流れ
る電流値を検出する検出回路(4) を備え、この検出回路
からの信号を受けて、該検出信号と被制御機器への稼動
指示信号とを比較し、被制御機器が正常に稼動している
かどうかを監視する監視回路(5) を備えた構成。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ボイラの運転制御装
置の改良に関するものである。
置の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、ボイラの運転制御装置
は、蒸気或いは温水を、負荷の要求に対して迅速に且つ
安定して供給するために、ボイラに付属の各被制御機器
（例えばバーナ、送風機、給水ポンプ、薬注ポンプ等）
へ稼動・停止の指示信号を出力するためのものである。
各被制御機器を確実に且つ安全に作動させるために、そ
の制御方法には種々の工夫がなされている。例えば、缶
内の水位が下がり過ぎると空焚きの危険性があるため、
缶内の水位が所定の水位以下になるとバーナを停止させ
たり、又、給水ポンプの性能を監視し、給水能力が低下
したときその旨の信号を発するようにしている。
は、蒸気或いは温水を、負荷の要求に対して迅速に且つ
安定して供給するために、ボイラに付属の各被制御機器
（例えばバーナ、送風機、給水ポンプ、薬注ポンプ等）
へ稼動・停止の指示信号を出力するためのものである。
各被制御機器を確実に且つ安全に作動させるために、そ
の制御方法には種々の工夫がなされている。例えば、缶
内の水位が下がり過ぎると空焚きの危険性があるため、
缶内の水位が所定の水位以下になるとバーナを停止させ
たり、又、給水ポンプの性能を監視し、給水能力が低下
したときその旨の信号を発するようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
運転制御装置では充分でない面があった。各被制御機器
へ稼動指示信号を出力したとき、その被制御機器が実際
に稼動しているかどうかを確認するチェック機構は、特
別には設けていないため、例えば、薬注ポンプへ稼動指
示信号を出力したとき、薬注ポンプが実際に稼動してい
るどうか、分らない状態であった。従って、運転制御装
置が正常に作動していても、薬注ポンプの回路が断線し
ていたり、或いは接点が溶着していて停止すべきときに
停止しなかったり、薬注操作が正常に行なわれていない
危険性がある。そうするとボイラ運転上多大な支障を来
すことになる（缶内の腐食の進行、薬液の過剰注入
等）。
運転制御装置では充分でない面があった。各被制御機器
へ稼動指示信号を出力したとき、その被制御機器が実際
に稼動しているかどうかを確認するチェック機構は、特
別には設けていないため、例えば、薬注ポンプへ稼動指
示信号を出力したとき、薬注ポンプが実際に稼動してい
るどうか、分らない状態であった。従って、運転制御装
置が正常に作動していても、薬注ポンプの回路が断線し
ていたり、或いは接点が溶着していて停止すべきときに
停止しなかったり、薬注操作が正常に行なわれていない
危険性がある。そうするとボイラ運転上多大な支障を来
すことになる（缶内の腐食の進行、薬液の過剰注入
等）。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の課題
に鑑みて為されたもので、ボイラの各被制御機器の稼動
状態を監視し、それらの機器が正常に稼動していること
を確認することができるボイラの運転制御装置を提供す
ることを目的とし、具体的には、ボイラに所定の動作を
行わせるための運転制御装置であって、予め設定した制
御プログラムに従って、前記ボイラに付属の被制御機器
へ稼動指示信号を出力する制御回路を備え、該被制御機
器に流れる電流値を検出する検出回路を備え、この検出
回路からの信号を受けて、該検出信号と被制御機器への
稼動指示信号とを比較し、被制御機器が正常に稼動して
いるかどうかを監視する監視回路を備えたことを特徴と
している。
に鑑みて為されたもので、ボイラの各被制御機器の稼動
状態を監視し、それらの機器が正常に稼動していること
を確認することができるボイラの運転制御装置を提供す
ることを目的とし、具体的には、ボイラに所定の動作を
行わせるための運転制御装置であって、予め設定した制
御プログラムに従って、前記ボイラに付属の被制御機器
へ稼動指示信号を出力する制御回路を備え、該被制御機
器に流れる電流値を検出する検出回路を備え、この検出
回路からの信号を受けて、該検出信号と被制御機器への
稼動指示信号とを比較し、被制御機器が正常に稼動して
いるかどうかを監視する監視回路を備えたことを特徴と
している。
【０００５】
【作用】上述の構成によれば、被制御機器に流れる電流
値と該被制御機器への稼動指示信号とを比較し、被制御
機器が正常に稼動しているかどうかを常時確認すること
ができる。
値と該被制御機器への稼動指示信号とを比較し、被制御
機器が正常に稼動しているかどうかを常時確認すること
ができる。
【０００６】
【実施例】以下、この発明の好ましい実施例を図面に基
づいて説明する。図中(1) はボイラで、加熱用のバーナ
(8) を備えており、該バーナには燃料供給ライン(9) を
接続するとともに、この燃料供給ラインに燃料ポンプ(1
0)及び燃料用電磁弁(11)を挿設している。ボイラ(1) の
稼動、停止は、負荷の状況に応じて制御し、ボイラの缶
内圧を検出する圧力検出器(12)の信号に基づいて、缶内
圧が設定圧力値以上になれば燃焼を停止し、缶内圧が設
定圧力値以下になれば燃焼を開始するように制御する。
(13)は、ボイラ缶内の水位を検出するための水位検出器
であり、この検出器の信号に基づいて、給水ライン(14)
中の給水ポンプ(15)をＯＮ−ＯＦＦ稼動させ、缶内の水
位を一定のレベルに保つ。前記給水ライン(14)には、薬
注ポンプ(7) を挿入して成る薬注ライン(16)を連結して
いる。(17)は薬注タンクを示す。
づいて説明する。図中(1) はボイラで、加熱用のバーナ
(8) を備えており、該バーナには燃料供給ライン(9) を
接続するとともに、この燃料供給ラインに燃料ポンプ(1
0)及び燃料用電磁弁(11)を挿設している。ボイラ(1) の
稼動、停止は、負荷の状況に応じて制御し、ボイラの缶
内圧を検出する圧力検出器(12)の信号に基づいて、缶内
圧が設定圧力値以上になれば燃焼を停止し、缶内圧が設
定圧力値以下になれば燃焼を開始するように制御する。
(13)は、ボイラ缶内の水位を検出するための水位検出器
であり、この検出器の信号に基づいて、給水ライン(14)
中の給水ポンプ(15)をＯＮ−ＯＦＦ稼動させ、缶内の水
位を一定のレベルに保つ。前記給水ライン(14)には、薬
注ポンプ(7) を挿入して成る薬注ライン(16)を連結して
いる。(17)は薬注タンクを示す。
【０００７】(3) は制御回路で、予め設定した制御プロ
グラムに従って、前記ボイラに付属の被制御機器(2)
（上述の例で言えば薬注ポンプ(7) 、燃料ポンプ(10)、
給水ポンプ(15)など）へ稼動指示信号を出力するように
なっている。(4) は、前記被制御機器に流れる電流値を
検出する検出回路で、この検出回路からの信号を受け
て、該検出信号と被制御機器への稼動指示信号とを比較
し、被制御機器が正常に稼動しているかどうかを監視回
路(5) により監視する。(18)は、被制御機器が正常に稼
動していないとき、その旨をボイラ管理者に知らせる報
知手段である。
グラムに従って、前記ボイラに付属の被制御機器(2)
（上述の例で言えば薬注ポンプ(7) 、燃料ポンプ(10)、
給水ポンプ(15)など）へ稼動指示信号を出力するように
なっている。(4) は、前記被制御機器に流れる電流値を
検出する検出回路で、この検出回路からの信号を受け
て、該検出信号と被制御機器への稼動指示信号とを比較
し、被制御機器が正常に稼動しているかどうかを監視回
路(5) により監視する。(18)は、被制御機器が正常に稼
動していないとき、その旨をボイラ管理者に知らせる報
知手段である。
【０００８】図２に示す電気回路は、上述の電流値検出
回路の一例である。同図において、ＣＳ，Ｒ１は、薬注
ポンプ電源に流れる電流値ｉをＲ１両端間の電圧Ｖとし
て取り出すための回路である。オペアンプ及びＲ２，Ｒ
３，Ｒ４，Ｒ５は、前記電圧Ｖを増幅するための反転増
幅回路である。このうち、Ｒ２，Ｒ３は、前記電圧Ｖが
正負両方の値をとるため、その両方を有効にするために
オペアンプの入力＋を中間電位にするよう設けたもので
ある。又、電圧Ｖの値を計算し易くするために、Ｒ１＜
＜Ｒ２〜Ｒ５とした。ＰＣは、発生した信号を電気的に
絶縁した状態で監視回路部へ伝達するためのフォトカプ
ラである。Ｒ６，Ｒ７は、フォトカプラの発光側に流れ
る電流を制限するための制限抵抗であり、これも、正負
双方に流れるように＋，−両方向に取りつけ、Ａ部とＢ
部の電位がほぼ同じになるように選定する。Ｒ９及びＣ
は、Ｄ部の電位を前記電流値ｉに応じたアナログ値にす
るためのものであり、ＯＮ−ＯＦＦ信号のみを検知する
場合には、その値をシュミットトリガーインバータで反
転させＯＮ−ＯＦＦ信号に変換する。ＣＳやＰＣなどの
信号伝達素子(6) を設けることにより、信号を電気的に
絶縁した状態で開始回路(5) へ伝達することができる。
回路の一例である。同図において、ＣＳ，Ｒ１は、薬注
ポンプ電源に流れる電流値ｉをＲ１両端間の電圧Ｖとし
て取り出すための回路である。オペアンプ及びＲ２，Ｒ
３，Ｒ４，Ｒ５は、前記電圧Ｖを増幅するための反転増
幅回路である。このうち、Ｒ２，Ｒ３は、前記電圧Ｖが
正負両方の値をとるため、その両方を有効にするために
オペアンプの入力＋を中間電位にするよう設けたもので
ある。又、電圧Ｖの値を計算し易くするために、Ｒ１＜
＜Ｒ２〜Ｒ５とした。ＰＣは、発生した信号を電気的に
絶縁した状態で監視回路部へ伝達するためのフォトカプ
ラである。Ｒ６，Ｒ７は、フォトカプラの発光側に流れ
る電流を制限するための制限抵抗であり、これも、正負
双方に流れるように＋，−両方向に取りつけ、Ａ部とＢ
部の電位がほぼ同じになるように選定する。Ｒ９及びＣ
は、Ｄ部の電位を前記電流値ｉに応じたアナログ値にす
るためのものであり、ＯＮ−ＯＦＦ信号のみを検知する
場合には、その値をシュミットトリガーインバータで反
転させＯＮ−ＯＦＦ信号に変換する。ＣＳやＰＣなどの
信号伝達素子(6) を設けることにより、信号を電気的に
絶縁した状態で開始回路(5) へ伝達することができる。
【０００９】
【発明の効果】この発明は、以上のような構成であるの
で、被制御機器に流れる電流値、例えば薬注ポンプに流
れる電流値を検出回路で検出し、この電流値と、制御回
路から被制御機器への稼動指示信号とを比較し、被制御
機器が稼動指示信号通り正常に稼動しているかどうかを
常時確認することができる。従って、ボイラの運転管理
をより正確に且つ安全に実行することができ、実用上格
段に優れた効果を得ることができる。又、検出回路から
監視回路への信号伝達部に、信号を電気的に絶縁した状
態で伝達する信号伝達素子を設けることにより、ノイズ
等の影響を受けず正確な電流値検出が可能である。
で、被制御機器に流れる電流値、例えば薬注ポンプに流
れる電流値を検出回路で検出し、この電流値と、制御回
路から被制御機器への稼動指示信号とを比較し、被制御
機器が稼動指示信号通り正常に稼動しているかどうかを
常時確認することができる。従って、ボイラの運転管理
をより正確に且つ安全に実行することができ、実用上格
段に優れた効果を得ることができる。又、検出回路から
監視回路への信号伝達部に、信号を電気的に絶縁した状
態で伝達する信号伝達素子を設けることにより、ノイズ
等の影響を受けず正確な電流値検出が可能である。
【図１】この発明における一実施例を示す系統図であ
る。
る。
【図２】この発明における電流値検出回路の一実施例を
示す回路図である。
示す回路図である。
１ ボイラ ２ 被制御機器 ３ 制御回路 ４ 検出回路 ５ 監視回路 ６ 信号伝達素子 ７ 薬注ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅野 孝志 愛媛県松山市堀江町７番地 三浦工業株式 会社内 (72)発明者 竹松 賢一郎 愛媛県松山市堀江町７番地 三浦工業株式 会社内
Claims (3)
- 【請求項１】 ボイラ(1) に所定の動作を行わせるため
の運転制御装置であって、予め設定した制御プログラム
に従って、前記ボイラに付属の被制御機器(2) へ稼動指
示信号を出力する制御回路(3) を備え、該被制御機器に
流れる電流値を検出する検出回路(4) を備え、この検出
回路からの信号を受けて、該検出信号と被制御機器への
稼動指示信号とを比較し、被制御機器が正常に稼動して
いるかどうかを監視する監視回路(5) を備えたことを特
徴とするボイラの運転制御装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載のボイラの運転制御装置
において、検出回路(4) から監視回路(5) への信号伝達
部に、信号を電気的に絶縁した状態で伝達する信号伝達
素子(6) を設けたことを特徴とするボイラの運転制御装
置。 - 【請求項３】 請求項１に記載のボイラの運転制御装置
において、薬注ポンプ(7) へ稼動指示信号を出力する制
御回路(3) を備え、該薬注ポンプに流れる電流値を検出
する検出回路(4) を備え、この検出回路からの信号を受
けて、該検出信号と薬注ポンプへの稼動指示信号とを比
較し、薬注ポンプが正常に稼動しているかどうかを監視
する監視回路(5) を備えたことを特徴とするボイラの運
転制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33445991A JPH05141604A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | ボイラの運転制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33445991A JPH05141604A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | ボイラの運転制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05141604A true JPH05141604A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=18277627
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33445991A Pending JPH05141604A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | ボイラの運転制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05141604A (ja) |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP33445991A patent/JPH05141604A/ja active Pending
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