JPH0335923Y2 - - Google Patents

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JPH0335923Y2
JPH0335923Y2 JP1988119094U JP11909488U JPH0335923Y2 JP H0335923 Y2 JPH0335923 Y2 JP H0335923Y2 JP 1988119094 U JP1988119094 U JP 1988119094U JP 11909488 U JP11909488 U JP 11909488U JP H0335923 Y2 JPH0335923 Y2 JP H0335923Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 「産業上の利用分野」 この考案はボイラの給水系の異常を判別する装
置に関するものである。
「従来の技術と考案が解決しようとする課題」 ボイラを安全且つ効率よく運転するためには蒸
発量、缶水の濃縮状況、蒸気圧力、バーナーの着
火状態、給水状態、給水の水質、伝熱面の状態な
ど種々様々なことについて計測又は監視しなけれ
ばならない。ろころが、これらの諸因子を計測又
は監視するための手段は自己診断機能を備える要
請もあり相当高価な場合が多く、小型ボイラにあ
つては省略されることが多い。
ボイラでは蒸気圧力を検出してバーナーの断続
制御を行つて負荷に対応している。一方ボイラへ
の給水はこのような燃焼制御とは別個独立して缶
水水位の上下限水位に給水制御を行つている。従
つて給水系に異常があり、給水が全くなくなると
か、蒸気負荷に対して追従しない程度に低下して
しまうと空焚きの危険が生ずる。このようなボイ
ラの給水系の異常による空焚きを防止するために
は燃焼制御と給水制御を関連づけて制御したり、
制御系を二重に設けて安全を計る提案が行われて
いる。しかし簡易な小型ボイラにおいてこのよう
な制御を行うと高価なものとなつてしまう。
この考案は簡単な制御装置によりボイラの給水
系の異常を判別することによりボイラの空焚きを
防止せんとするものである。
〔考案の構成〕
「課題を解決するための手段」 給水系の異常を総てにわたつて診断することは
上述したように高価なものとなる。処が、実際に
はボイラの稼動の態様から考えてみても希有な現
象状態においての給水異常の判別を行わないで
も、ボイラの通常の使用状態における給水系の異
常を見出すことができれば無給水又はそれに近い
状態でボイラの運転を続けることをほぼ避けるこ
とができる。
このような観点からなされたこの考案は缶水水
位を検出して下限上限水位信号を出力する水位検
出手段と、下限水位信号に応答してボイラに水を
供給する給水ポンプを始動させ、上限水位信号に
応答して給水ポンプを停止させる断続制御の給水
制御手段及び缶内蒸気圧を検知して下限蒸気圧、
上限蒸気圧信号を出力する蒸気圧検出手段と、下
限蒸気圧信号に応答して加熱装置を始動させ上限
蒸気圧信号に応答して加熱装置を停レー接点3e
−1は閉成してリセツト信号S3は「1」から
「0」に変りバイナリカウンタ7cはクリヤされ
る。従つて空焚き信号S2は出力されない。クロ
ツク信号S1は続いてクロツクパルスとしてバイ
ナリカウンタ7cに入力されているが計数はされ
ない。
時間T7において缶水水位が上限水位プローブ
2bに達するとリレー3eは消勢され、給水ポン
プ4は停止する。そしてリレー接点3e−1が開
成してリセツト信号S3は「0」から「1」に変
り、バイナリカウンタ7cはセツトされ、すでに
加熱装置は運転状態にあるのでクロツク信号S1
の計数が始止させる加熱制御手段とを備えたボイ
ラ系において、給水圧力検出器を備え給水ポンプ
が停止中及び停止に引き続く給水ポンプが動作し
且つ給水圧力検出器が所定給水圧力を示さない期
間を含めた期間内における燃焼時間を計測し、該
燃焼時間が予め定められた時間を超えると異常の
信号を発するボイラの給水系異常判別装置であ
る。
「実施例」 以下この考案の実施例を図面を用いて説明す
る。
後続するこの考案の実施例の説明に先がけて、
この考案の構成を付設することができる典型的な
小形ボイラ系の構成及び動作を説明すれば以下の
通りである。
第1図Aは、かかるボイラ系の構成を示すブロ
ツク説明図であり、ボイラ1はその断面が示され
ている。
第1図Bは第1図AにおけるA−A断面図であ
る。
図において、ボイラ1の内部には、壁1aの内
周面に沿つて多数の水管1bが立設され、水管1
bは中空筒状体から成り、その下端部は環状の下
部管寄せ1c(水室)に、そして、その上端部同
じく環状の上部管寄せ1d(蒸気室)にそれぞれ
連通し、下部管寄せ1c及び水管1bの下部に
は、缶水が収納される。
水管1bで囲まれたボイラ1の中心部には、燃
焼室1eが形成される。ボイラ1の上部には、電
動機1fで駆動されるブロア1gに連通する風道
1hが設けられ、風道1h内には、ノズル棒1i
と電極棒1jが垂設されて、加熱装置が形成され
る。
燃焼室1eの下端部は、多数の水管1bの中空
部を経て煙道1kに連通する。上部管寄せ1dか
らは連通管1lが壁1a外に延びて下部管寄せ1
cに連通する。
連通管1lの中間部には、缶水水位を目視可能
に表示する水位ゲージ1mと水位検出部2が介装
される。水位検出部2には、給水制御部3が接続
され、その出力端子は給水ポンプ4を駆動する電
動機4aに接続される。給水ポンプ4の導入管は
図示しない水源に連通し、その吐出管は下部管寄
せ1cに連通する。
更に、連通管1lの上部には、圧力検出部5が
接続され、その出力端子は燃焼制御部6に接続さ
れる。燃焼制御部6からは、制御信号線6a′〜6
c′が延びて電動機1f、電極棒1j、燃料ポンプ
6d′のそれぞれに接続される。燃料ポンプ6d′の
導入管は図示しない燃料タンクに連通し、その吐
出管はノズル棒1iに連通する。そして、下部管
寄せ1cからはブロー管1nが延びて、ブローコ
ツク1pを介して図示しない排水路に連通し、上
部管寄せ1dからは蒸気管1qが延びて図示しな
い所望の蒸気負荷に連通する。
上記ボイラ系の構成では、蒸気を発生させるに
際しては、電動機1fでもつてブロア1gを駆動
して風道1h内に空気を圧送しつつ電極棒1jに
高電圧を印加してノズル棒1iの先端から噴射さ
れる燃料を着火させ、これを燃焼室1e内で燃焼
させる。かかる燃焼により生じた高温度の燃料ガ
スは、燃焼室1e下端部から水管1bの中空部に
進入し、これを通過して煙道1kに至り排気され
る。
この間に、熱交換が行われて水管1b中の缶水
が加熱されて蒸気となり、これが上部管寄せ1d
にて収集、蓄積され、蒸気管1qを通じて蒸気負
荷に供給されるものである。
そして、燃焼制御に関しては、上部管寄せ1d
内の蒸気圧を連通管1lを通じて抽出して圧力検
出部5に供給し、圧力検出部5は上部管寄せ1d
内の蒸気圧が予め設定された下限蒸気圧に達した
ことを検出したときは、下限蒸気圧信号を、同様
に、上限蒸気圧に達したことを検出したときは、
上限蒸気圧信号を燃焼制御部6に送る。
燃焼制御部6は、蒸気の消費が続行して上部管
寄せ1d内の蒸気圧が降下し、圧力検出部5から
下限蒸気圧信号を受けたときには、制御信号線6
a′を通じて電動機1fを始動させて、ブロア1g
でもつて風道1hを空気パージしてから制御信号
線6b′を通じて電極棒1jに高電圧を印加すると
ともに、制御信号線6c′を通じて燃料ポンプ6
d′を始動させて、ノズル棒1iから噴射される燃
料に点火し燃焼を開始させ、更に、蒸気の発生が
続行して蒸気圧が上昇し、圧力検出部5から上限
蒸気圧信号を受けたときには、制御信号線6c′を
通じて燃料ポンプ6d′を停止させて、燃料供給を
断つことにより燃焼を停止させるとともに、燃焼
ガスの排出を持つて、制御信号線6a′を通じて電
動機1fを停止させてブロア1gからの送風を断
つ。
而して、燃焼の断続制御でもつて、上部管寄せ
1d内の蒸気圧を上下限蒸気圧として予め設定さ
れた両圧力値の間の圧力値に保つことができるも
のである。
なお、簡便な装置では、電動機1f、燃料ポン
プ6d′の始動・停止制御、及び電極棒1jへの高
電圧の印加を同時的に行つてもよい。
更に、給水系に関しては、連通管1l内の気水
境界面、即ち、水管1b中の缶水水位の変化を水
位検出部2に伝達し、水位検出部2は缶水水位が
予め設定された下限水位に達したことを検出した
ときには、下限水位信号を、同様に、上限水位に
達したことを検出したときには、上限水位信号を
給水制御部3に送る。
給水制御部3は、蒸気の消費により水管中の缶
水水位が降下し、水位検出部2から下限水位信号
を受けたときには、電動機4aを始動させて給水
ポンプ4でもつて下部管寄せ1cを通じて水管1
bへの給水を開始させ、給水が続行して缶水水位
が上昇し、水位検出部2から上限水位信号を受け
たときには、電動機4aを停止させて水管1bへ
の給水を断つ。
而して、給水の断続制御でもつて、水管1b内
の缶水水位を上下限水位として予め設定された両
水位値の間の水位値に保つことができるものであ
る。
そして、く、バイナリカウンタ7cはクロツク
信号S1の計数を続ける。従つて時間T4′以後
も加熱装置の附勢時はクロツク信号S1の計数を
行うので時間T5,T6,T7においては前述し
たと同じ動作を行ない時間T7でバイナリカウン
タ7cの計数値が一定値以上となる空焚き警報器
8は警報を発し、加熱装置は停止する。
このようにして実施例は実際に給水されない総
ての状態を検出して空焚きを防止できる。
〔考案の効果〕
この考案は缶水水位を検出して下限上限水位信
号を出力する水位検出手段と、下限水位信号に応
答してボイラに水を供給する給水ポかかる給水の
断続制御と、前記燃焼の断続制御は、互いに別個
独立に行われるものである。
また、缶水ブローに際しては、ブローコツク1
pを開くことにより、ブロー管1nを通じて下部
管寄せ1c及び水管1b中の缶水の一部、あるい
は、全部をブローすることができるものである。
なお、ブロア1g、風道1h、ノズル棒1i、
電極棒1jから成るバーナは、これに限られるも
のではなく、要すれば、水管1b中の缶水を加熱
して蒸気を発生させ得れば足りるので、一般的に
は、電気ヒータ等をも含む加熱装置であればよ
い。
而して、同様に、燃焼制御6も加熱装置を断続
する制御装置であればよい。
続いて、第2図〜第6図に基づいて、この考案
の実施例の構成及び動作を説明すれば以下の通り
である。
第2図は、この考案の一実施例の構成を示すブ
ロツク図であり、図中、第1図における符号と同
一の符号で表わされる構成要素はそれぞれ第1図
のものに対応している。
蒸気の圧力検出部5は、連通管1lを通じて上
部管寄せ1d内の蒸気圧が導かれる圧力センサ5
aと、圧力センサ5aの出力端子にそれぞれの第
一の入力端子が接続された第一、第二のコンパレ
ータ5b,5cと、第一、第二のコンパレータ5
b,5cの第二の入力端子にそれぞれ接続された
基準電圧源5d,5eから成る。
燃焼制御部6は、第一のコンパレータ5bの出
力端子がそのセツト端子に接続され、第二のコン
パレータ5cの出力端子がインバータ6aを通じ
てそのリセツト端子に接続されたフリツプフロツ
プ6bと、一つの入力端子がフリツプフロツプ6
bの正相出力端子に接続され、他の一つの入力端
子がインバータ6gを介して空焚き検出部7のバ
イナリカウンタ7cの出力端子に接続されたアン
ドゲート6fと、アンドゲート6fの出力端子が
ドライバ6cを通じてその一端に接続され、その
他端が電源6dに接続されたリレー6eとから成
り、リレー6eの接点6e′,6e″,6e

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 缶水水位を検出して下限上限水位信号を出力す
    る水位検出手段と、下限水位信号に応答してボイ
    ラに水を供給する給水ポンプを始動させ、上限水
    位信号に応答して給水ポンプを停止させる断続制
    御の給水制御手段及び缶内蒸気圧を検知して下限
    蒸気圧、上限蒸気圧信号を出力する蒸気圧検出手
    段と、下限蒸気圧信号に応答して加熱装置を始動
    させ上限蒸気圧信号に応答して加熱装置を停止さ
    せる加熱制御手段とを備えたボイラ系において、
    給水圧力検出器を備え給水ポンプが停止中及び停
    止に引き続く給水ポンプが動作し且つ給水圧力検
    出器が所定給水圧力を示さない期間を含めた期間
    内における燃焼時間を計測し、該燃焼時間が予め
    定められた時間を超えると異常の信号を発するボ
    イラの給水系異常判別装置。
JP1988119094U 1988-09-09 1988-09-09 Expired JPH0335923Y2 (ja)

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JP1988119094U JPH0335923Y2 (ja) 1988-09-09 1988-09-09

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JPH0161507U JPH0161507U (ja) 1989-04-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59158948U (ja) * 1983-04-11 1984-10-25 三浦工業株式会社 ボイラ空焚防止装置

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JPH0161507U (ja) 1989-04-19

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