JPH05141521A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
自動変速機の制御装置Info
- Publication number
- JPH05141521A JPH05141521A JP30305091A JP30305091A JPH05141521A JP H05141521 A JPH05141521 A JP H05141521A JP 30305091 A JP30305091 A JP 30305091A JP 30305091 A JP30305091 A JP 30305091A JP H05141521 A JPH05141521 A JP H05141521A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mode
- hold mode
- low
- automatic transmission
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】運転者がホールドモードを選択しなくても、低
μ路面等により、ホールドモードの変速マップを選択し
た方が有効と判断した場合は、自動的にホールドモード
を選択する。 【構成】低μ路信号(３)をＡＴコントロールユニット
(１)が取り込む。ＡＴコントロールユニット(１)は、あ
らかじめそのマイクロコンピューター内にプログラムさ
れている数種類の変速モードの中からホールドモードを
選択する構成とする。 【効果】低μ路面における発進性向上及び発進時のタイ
ヤのスリップによる運転性低下と安全性低下を防止でき
る。
μ路面等により、ホールドモードの変速マップを選択し
た方が有効と判断した場合は、自動的にホールドモード
を選択する。 【構成】低μ路信号(３)をＡＴコントロールユニット
(１)が取り込む。ＡＴコントロールユニット(１)は、あ
らかじめそのマイクロコンピューター内にプログラムさ
れている数種類の変速モードの中からホールドモードを
選択する構成とする。 【効果】低μ路面における発進性向上及び発進時のタイ
ヤのスリップによる運転性低下と安全性低下を防止でき
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の制御装置
に関する。一般に、ギア位置は、制御装置内のマイクロ
コンピューターに、あらかじめプログラムされている変
速マップに基づき決定される。また変速マップは、運転
モードにより数種類が設定されている。この変速マップ
の中の１つである第２段のギア位置から車輌を発進させ
る変速マップを自動的に選択することで、低μ路発進時
の運転性，安全性向上をはかるものである。
に関する。一般に、ギア位置は、制御装置内のマイクロ
コンピューターに、あらかじめプログラムされている変
速マップに基づき決定される。また変速マップは、運転
モードにより数種類が設定されている。この変速マップ
の中の１つである第２段のギア位置から車輌を発進させ
る変速マップを自動的に選択することで、低μ路発進時
の運転性，安全性向上をはかるものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の制御装置においては、制御装置内
のマイクロコンピューター内にあらかじめプログラムさ
れた変速マップを数種類有し、車室内に設けられた自動
変速機のモードを切換えるための手段からの信号を制御
装置内に取り込むことで変速マップの選択を行い、自動
変速機の運転モードが決定される。自動変速機のモード
としては一般的に通常制御で経済走行モードであるノー
マルモードと変速点を高速側移行したパワーモードと第
２段のギア位置から車輌を発進させるホールドモード等
がある。これらの運転モードは、運転者が自動変速機の
モードを切換えるための手段を操作することにより選択
される。
のマイクロコンピューター内にあらかじめプログラムさ
れた変速マップを数種類有し、車室内に設けられた自動
変速機のモードを切換えるための手段からの信号を制御
装置内に取り込むことで変速マップの選択を行い、自動
変速機の運転モードが決定される。自動変速機のモード
としては一般的に通常制御で経済走行モードであるノー
マルモードと変速点を高速側移行したパワーモードと第
２段のギア位置から車輌を発進させるホールドモード等
がある。これらの運転モードは、運転者が自動変速機の
モードを切換えるための手段を操作することにより選択
される。
【０００３】また、運転モードは、運転者が意図して自
動変速機のモードを切換えるための手段を操作しない場
合は、一般的にノーマルモードが選択される様になって
いる。この場合、運転者が急加速するためにアクセルペ
ダルを踏み込んだ時は、自動的にパワーモードに切換わ
るオートパワーモード機能を有しているが、ホールドモ
ードについては、運転者が自動変速機のモードを切換え
るための手段を操作しない限り、選択されなかった。
動変速機のモードを切換えるための手段を操作しない場
合は、一般的にノーマルモードが選択される様になって
いる。この場合、運転者が急加速するためにアクセルペ
ダルを踏み込んだ時は、自動的にパワーモードに切換わ
るオートパワーモード機能を有しているが、ホールドモ
ードについては、運転者が自動変速機のモードを切換え
るための手段を操作しない限り、選択されなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来は、自動変速機の
制御装置の変速モードの１つであるホールドモードにつ
いては、運転者が自動変速機のモードを切換えるための
手段を操作しない限り選択されなかった。このため、低
μ路面における発進性向上等の目的で設定されているホ
ールドモードの機能を運転者が選択せず、または、極端
に書くと、ホールドモードの機能又は、その選択の仕方
を運転者がわからずに、十分に活用できないという問題
点があった。本発明では、運転者が意図してホールドモ
ードを選択しなくても、低μ路面時には、自動的にホー
ルドモードを選択し、発進性向上を計ることを目的とす
る。
制御装置の変速モードの１つであるホールドモードにつ
いては、運転者が自動変速機のモードを切換えるための
手段を操作しない限り選択されなかった。このため、低
μ路面における発進性向上等の目的で設定されているホ
ールドモードの機能を運転者が選択せず、または、極端
に書くと、ホールドモードの機能又は、その選択の仕方
を運転者がわからずに、十分に活用できないという問題
点があった。本発明では、運転者が意図してホールドモ
ードを選択しなくても、低μ路面時には、自動的にホー
ルドモードを選択し、発進性向上を計ることを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】自動変速機のモードを選
択するための手段の他に、低μ路面を検出するため手段
を設け、他μ路面を検出するための手段からの信号を自
動変速機の制御装置が取り込む構成とする。次に、制御
装置内のマイクロコンピューターが前記信号から低μ路
面を判断し、変速マップをホールドモードに切換える構
成とする。
択するための手段の他に、低μ路面を検出するため手段
を設け、他μ路面を検出するための手段からの信号を自
動変速機の制御装置が取り込む構成とする。次に、制御
装置内のマイクロコンピューターが前記信号から低μ路
面を判断し、変速マップをホールドモードに切換える構
成とする。
【０００６】
【作用】運転者がホールドモードを選択しなくても、低
μ路面を検出し、自動的にホールドモードを選択するこ
とで、低μ路面における発進性向上及び発進時のタイヤ
のスリップによる運転性低下と安全性の低下を防止でき
る。
μ路面を検出し、自動的にホールドモードを選択するこ
とで、低μ路面における発進性向上及び発進時のタイヤ
のスリップによる運転性低下と安全性の低下を防止でき
る。
【０００７】
【実施例】自動変速機の制御システム図を図１に示す。
【０００８】図１のその構成は、ＡＴコントロールユニ
ット(１)，トランスミッション(２)，低μ路信号(３)，
ＡＴモードスイッチ(４)，車輌信号(５)，エンジンから
の各種入力信号(６)，トランスミッションからの各種入
力信号(７)，トランスミッションを制御するアクチュエ
ーター(８)他から成る。本制御システムは、ＡＴモード
スイッチ(４)，車輌信号(５)，エンジンからの各種入力
信号(６)，トランスミッションからの各種入力信号(７)
をＡＴコントロールユニット(１)が取り込み、このＡＴ
コントロールユニット(１)内のマイクロコンピューター
にあらかじめプログラムされている制御により、ＡＴコ
ントロールユニット(１)は、トランスミッションを制御
するアクチュエーター(８)へ制御信号を出力することで
トランスミッション(２)が、前記制御信号通りの変速制
御，ライン制御，ロックアップ制御等を実施する。また
変速制御には、ＡＴモードスイッチ(５)の状態により、
通常制御で経済走行モードであるノーマルモードと変速
線を高速側へ移行したパワーモード及び図２に示す第２
段のギア位置から変速を開始するホールドモードがあ
る。ＡＴモードスイッチ(４)は、一般的には、ノーマル
モードが選択されており、この場合、運転者が急加速す
るためアクセルペダルを踏み込むことにより、自動的に
パワーモードへ切換わるオートパワー機能を有してい
る。しかし、ホールドモードについては、オート機能を
有しておらず、雪道，雨の日等の低μ路面を走行時であ
っても運転者が、ＡＴモードスイッチ(５)にてホールド
モードを選択しない限り、低μ路時の発進性向上機能が
あるホールドモードが十分活用されないと共に、低μ路
発進時のタイヤのすべり等による操作性，安全性の低下
も発生してしまう。本発明では、前記制御システムに、
低μ路を検出するための手段を設け、この低μ路信号
(６)をＡＴコントロールユニット(１)へ入力する構成と
した。ＡＴコントロールユニット(１)内のマイクロコン
ピューターにあらかじめプログラムされている制御の中
に図３の制御フローチャートに示すプログラムを追及す
ることで、低μ路を検出した時には、ＡＴモードスイッ
チ(４)の状態にかかわらず、ホールドモードを選択する
制御プログラムとした。本構成とすることでホールドモ
ード機能を十分活用できるものとなる。また本構成とす
ることで、ＡＴモードスイッチ(４)の中にホールドモー
ドの選択機能のないＡＴモードスイッチ(４)もあり、こ
の場合は、ホールドモードの選択ができなかったが、Ａ
Ｔモードスイッチ(４)にホールドモード機能がなくても
オートホールドモードとして本発明を実施し、発進性の
向上を計れる。又、本発明の制御システムの低μ路信号
(６)としてＡＢＳコントロールユニットの動作信号（ブ
レーキがロックしたことにより ＡＢＳコントロールユ
ニットがブレーキを制御した信号）を利用すると、雪道
や雨の日の低μ路のブレーキ操作によりＡＢＳコントロ
ールユニットが動作したことで低μ路を検出し、次の車
輌の発進時には、本発明の制御によりホールドモードを
選択し、発振性向上を計れると共に、運転者の不注意や
居眠りにより、運転者が急ブレーキを踏み、ブレーキを
ロックさせるような操作をした場合にも、本発明の制御
が有効とでき、次の車輌の発振時にも運転者の不注意等
により急発進することをホールドモードにすることで防
ぐという効果もある。
ット(１)，トランスミッション(２)，低μ路信号(３)，
ＡＴモードスイッチ(４)，車輌信号(５)，エンジンから
の各種入力信号(６)，トランスミッションからの各種入
力信号(７)，トランスミッションを制御するアクチュエ
ーター(８)他から成る。本制御システムは、ＡＴモード
スイッチ(４)，車輌信号(５)，エンジンからの各種入力
信号(６)，トランスミッションからの各種入力信号(７)
をＡＴコントロールユニット(１)が取り込み、このＡＴ
コントロールユニット(１)内のマイクロコンピューター
にあらかじめプログラムされている制御により、ＡＴコ
ントロールユニット(１)は、トランスミッションを制御
するアクチュエーター(８)へ制御信号を出力することで
トランスミッション(２)が、前記制御信号通りの変速制
御，ライン制御，ロックアップ制御等を実施する。また
変速制御には、ＡＴモードスイッチ(５)の状態により、
通常制御で経済走行モードであるノーマルモードと変速
線を高速側へ移行したパワーモード及び図２に示す第２
段のギア位置から変速を開始するホールドモードがあ
る。ＡＴモードスイッチ(４)は、一般的には、ノーマル
モードが選択されており、この場合、運転者が急加速す
るためアクセルペダルを踏み込むことにより、自動的に
パワーモードへ切換わるオートパワー機能を有してい
る。しかし、ホールドモードについては、オート機能を
有しておらず、雪道，雨の日等の低μ路面を走行時であ
っても運転者が、ＡＴモードスイッチ(５)にてホールド
モードを選択しない限り、低μ路時の発進性向上機能が
あるホールドモードが十分活用されないと共に、低μ路
発進時のタイヤのすべり等による操作性，安全性の低下
も発生してしまう。本発明では、前記制御システムに、
低μ路を検出するための手段を設け、この低μ路信号
(６)をＡＴコントロールユニット(１)へ入力する構成と
した。ＡＴコントロールユニット(１)内のマイクロコン
ピューターにあらかじめプログラムされている制御の中
に図３の制御フローチャートに示すプログラムを追及す
ることで、低μ路を検出した時には、ＡＴモードスイッ
チ(４)の状態にかかわらず、ホールドモードを選択する
制御プログラムとした。本構成とすることでホールドモ
ード機能を十分活用できるものとなる。また本構成とす
ることで、ＡＴモードスイッチ(４)の中にホールドモー
ドの選択機能のないＡＴモードスイッチ(４)もあり、こ
の場合は、ホールドモードの選択ができなかったが、Ａ
Ｔモードスイッチ(４)にホールドモード機能がなくても
オートホールドモードとして本発明を実施し、発進性の
向上を計れる。又、本発明の制御システムの低μ路信号
(６)としてＡＢＳコントロールユニットの動作信号（ブ
レーキがロックしたことにより ＡＢＳコントロールユ
ニットがブレーキを制御した信号）を利用すると、雪道
や雨の日の低μ路のブレーキ操作によりＡＢＳコントロ
ールユニットが動作したことで低μ路を検出し、次の車
輌の発進時には、本発明の制御によりホールドモードを
選択し、発振性向上を計れると共に、運転者の不注意や
居眠りにより、運転者が急ブレーキを踏み、ブレーキを
ロックさせるような操作をした場合にも、本発明の制御
が有効とでき、次の車輌の発振時にも運転者の不注意等
により急発進することをホールドモードにすることで防
ぐという効果もある。
【０００９】
【発明の効果】運転者がホールドモードを選択しなくて
も、低μ路面を検出し、自動的にホールドモードを選択
することで、２速ギア発進となるため、発進時のトルク
が小さくなり、タイヤのからまわり等による、発進性の
低下を防止できる。また、タイヤのからまわり等によ
る、運転性低下と安全性低下も防止できる。
も、低μ路面を検出し、自動的にホールドモードを選択
することで、２速ギア発進となるため、発進時のトルク
が小さくなり、タイヤのからまわり等による、発進性の
低下を防止できる。また、タイヤのからまわり等によ
る、運転性低下と安全性低下も防止できる。
【図１】本発明を利用した自動変速機の制御システム図
を示す。
を示す。
【図２】本発明により選択されるホールドモード変速機
マップ図を示す。
マップ図を示す。
【図３】本発明の制御フローチャートを示す。
１…ＡＴコントロールユニット、２…トランスミッショ
ン、３…低μ路信号、４…ＡＴモードスイッチ、５…車
輌信号、６…エンジンからの各種入力信号、７…トラン
スミッションからの各種入力信号、８…トランスミッシ
ョンを制御するアクチュエーター。
ン、３…低μ路信号、４…ＡＴモードスイッチ、５…車
輌信号、６…エンジンからの各種入力信号、７…トラン
スミッションからの各種入力信号、８…トランスミッシ
ョンを制御するアクチュエーター。
Claims (2)
- 【請求項１】マイクロコンピューターを使用して、車両
の各状態を検出する手段からの入力信号により、前記マ
イクロコンピューター内に、あらかじめプログラムされ
ている変速マップに基づき、ギア位置を制御する機能を
有することを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 【請求項２】請求項１記載の装置において、変速マップ
として、通常制御で経済走行モードであるノーマルモー
ドと変速線を高速測へ移行したパワーモードと第２段の
ギア位置から車輌を発進させるホールドモードを有し、
これらの変速モードが運転者の意図により切換えること
ができる機能を有したことを特徴とする自動変速機の制
御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30305091A JPH05141521A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 自動変速機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30305091A JPH05141521A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 自動変速機の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05141521A true JPH05141521A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=17916316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30305091A Pending JPH05141521A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 自動変速機の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05141521A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4820141A (en) * | 1986-12-12 | 1989-04-11 | Nippon Steel Corporation | Method for the manufacture of formed products from powders, foils, or fine wires |
| JP2002528679A (ja) * | 1998-10-24 | 2002-09-03 | ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト | 自動車の自動変速機の制御方法 |
| JP2006308058A (ja) * | 2005-05-02 | 2006-11-09 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の制御装置 |
-
1991
- 1991-11-19 JP JP30305091A patent/JPH05141521A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4820141A (en) * | 1986-12-12 | 1989-04-11 | Nippon Steel Corporation | Method for the manufacture of formed products from powders, foils, or fine wires |
| JP2002528679A (ja) * | 1998-10-24 | 2002-09-03 | ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト | 自動車の自動変速機の制御方法 |
| JP2006308058A (ja) * | 2005-05-02 | 2006-11-09 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の制御装置 |
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