JPH05141512A - 車両用自動変速機 - Google Patents

車両用自動変速機

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JPH05141512A
JPH05141512A JP30024291A JP30024291A JPH05141512A JP H05141512 A JPH05141512 A JP H05141512A JP 30024291 A JP30024291 A JP 30024291A JP 30024291 A JP30024291 A JP 30024291A JP H05141512 A JPH05141512 A JP H05141512A
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JP
Japan
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gear ratio
pulley
engine
speed
output torque
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Application number
JP30024291A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Ozaki
直幸 尾崎
Kazuhiko Sato
一彦 佐藤
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動変速機の変速比制御における、制御対
象、例えば駆動プーリ回転速度(回転数)のオーバシュ
ートを取り除く。 【構成】 無段変速機1の駆動プーリ2,従動プーリ3
のベルト溝幅は、マイクロコンピュータ20からの操作
指令によって、アクチュエータ要素5,6,7,8,9
等を介し可変制御される。マイクロコンピュータ20
は、ゲイン算出処理部23を用いて、車速情報v,推定
したエンジン出力トルクTo,駆動プーリ回転速度Np
から変速比制御ゲインGを算出・変更する。この係数G
を用いて、下記式によりステップモータ5への操作指令
値Iを以下に示す式を用いて算出する。Ntは目標駆動
プーリ回転速度である。 【数6】 I=f(Nt)+G・K1(Np−Nt)+K2∫(Np
−Nt)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジン動力を駆動車輪
に伝達する車両用自動変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用自動変速機として、ベ
ルト溝幅が可変な2軸の駆動プーリ(入力側プーリ)及
び従動プーリ(出力側プーリ)にV字形の無端ベルトを
掛け渡し、これらのベルト走行径がスロットル開度,車
速に応じて目標変速比(プーリ回転数比)となるようプ
ーリのベルト溝幅を可変制御するVベルト式無段変速機
が知られている。
【0003】ベルト溝幅の可変機構は、例えば特開昭5
8−200842号、特開平2−180367号公報に
開示されるように、プーリ構成要素(可動プーリ半体,
固定プーリ半体)のうち可動プーリ半体にシリンダ室を
内蔵させて、油圧アクチュエータによりシリンダ室の油
量配分を変えたり、特開平2−180367号公報に開
示されるように、油圧に代えて電動機の力により、可動
プーリ半体を固定プーリ半体に対し相対位置を変化させ
て、溝幅を変えるものが提案されている。
【0004】また、自動変速機の変速比制御方法につい
ては、例えば、インターナショナル・コングレス・オン
・トランスポーテーション・エレクトロニクス・プロシ
ーディングズ(1988年)[International Congress
on Transpotation Electronics Proceedings(198
8年)pp33−42]において論じられている。
【0005】ここでは、目標変速比を実変速比、エンジ
ンのスロットル開度、車速より求め、次に、制御時の変
速比変化速度を
【0006】
【数1】変速比変化速度=係数1×(目標変速比−実変
速比)+係数2×目標変速比変化速度…(1) で求め、この変速比変化速度に実変速比変化速度が一致
するように変速比制御を行っている。(1)式の係数1
は、エンジンのスロットル開速度によりファジィルール
で変更している。係数2は(目標変速比−実変速比)、
目標変速比変化速度によりファジィルールで変更してい
る。
【0007】この変速比制御技術では、車速とエンジン
回転速度との関係曲線の入力、及び、変速比変化速度
の”速い”、”中間”、”遅い”のうちの一方の選択を
使用者が行って変速特性をこのみに合わせている。
【0008】また、無段変速機の変速ゲインの変更につ
いては、特開昭54-30358で論じられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように種々の無
段変速機の変速比制御技術が提案されている。なお、変
速比は、駆動プーリ回転速度に車速を除することで求ま
るので、この駆動プーリ回転速度(回転数)を制御して
変速比制御を行っている。
【0010】ところで、変速比制御を行う場合、エンジ
ン出力トルクが大きい運転領域では、制御遅れが生じて
オーバシュートが生じ易いといった点について、従来は
充分な配慮がなされておらず、駆動プーリ回転数が目標
とする回転数をオーバシュートするという問題があっ
た。
【0011】本発明は以上の点に鑑みてなされ、その目
的はエンジン出力トルクの程度にかかわらず常に変速比
制御応答性を高めて、制御対象のオーバシュートを防止
しスムーズな変速比制御を実現し、ひいては駆動プーリ
回転速度の大きな変動に伴う車両室内の騒音やエネルギ
ーのむだ遣いを防止することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、次のような課題解決手段を提案する。
【0013】一つは、エンジン動力を駆動車輪に伝達す
る自動変速機で、Vベルト式無段変速機と、その駆動プ
ーリ(入力側プーリ),従動プーリ(出力側プーリ)の
ベルト走行径が目標変速比となるようプーリのベルト溝
幅を可変制御する変速比制御装置とを備えた車両用自動
変速機において、エンジンの出力トルクTo,前記駆動
プーリの回転速度(回転数)Np,車速vに関する情報
を検出或いは推定する各手段と、これらの情報を基に前
記変速比制御装置の変速比制御ゲインGを算出・変更す
る手段とを設けた。(これを第1の課題解決手段とす
る)。
【0014】もう一つは、上記同様にエンジンの出力ト
ルクTo,前記駆動プーリの回転速度(回転数)Np及
び車速vに関する情報を検出或いは推定する各手段と、
これらの情報を基にファジィロジックを用いて前記変速
比制御装置の変速比制御ゲインGを算出・変更する手段
とを設けた(これを第2の課題解決手段とする)。
【0015】
【作用】第1の課題解決手段の作用…エンジンの出力ト
ルクTo,駆動プーリの回転速度(回転数)Np,車速
vに関する情報は、変速比制御装置の変速比制御ゲイン
Gを変更する場合、その算出に用いる関係式の要素とな
り得る(詳細は実施例に述べてあるので、ここでの説明
を省略する)。また、変速比制御ゲインGは、オーバシ
ュートの出やすい、変速比が大きくかつエンジン出力ト
ルクが大きな所で変速比制御ゲインGを大きくすること
で、変速比をすばやく変更し目標変速比に至らせる。そ
のため、制御対象(例えば目標駆動プーリ回転速度)の
変速比制御遅れ及びこれに伴う実変速比やエンジン回転
数のオーバシュートが防止できる。
【0016】第2の課題解決手段の作用…この場合に
は、ファジィロジックにより、全変速比の領域の変速比
制御ゲインGの変更をより一層スムーズに行う。特に、
加速運転時に駆動プーリ回転のオーバシュートが生じて
もファジィロジックを用いない場合に較べてその引き戻
しをスムーズに行い、加速ショックを小さくする。
【0017】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づき説明する。
【0018】図1は本発明の第1実施例に係る自動変速
機の構成を示す説明図である。
【0019】図1において、1は油圧駆動型のベルト式
無段変速機で、2軸配置の入力側プーリ(駆動プーリ)
2及び出力側プーリ(従動プーリ)3、それらのプーリ
2,3のV字形溝(ベルト溝)に掛け渡されたV字形の
無端ベルト(金属ベルト)4、ステップモータ5、変速
制御弁(油量制御弁)6、リンク7の作動器8、圧力調
整弁9、油ポンプ10、リザーバ11、油配管14A〜
14E等で構成される。
【0020】駆動プーリ2は駆動軸12を介してその前
段の流体クラッチ(図示せず)と接続され、エンジンを
動力源として駆動する。駆動プーリ要素のうち2Aが軸
方向に移動可能な可動プーリ半体、2Bが固定プーリ半
体で、可動プーリ半体2Aの中にシリンダ室が形成して
ある。一方、従動プーリ3は従動軸13を介して後段の
差動歯車機構(図示せず)と接続され、3Aがその可動
プーリ半体、3Bが固定プーリ半体で、可動プーリ半体
3Aの中にシリンダ室が形成してある。
【0021】ステップモータ5は、後述する変速比制御
装置20の指令信号により駆動し、この回転変位がリン
ク作動器8により直線の動きに変換される。この作動器
8の動きはリンク7を介して弁棒6Aに伝達され、変速
制御弁6が制御される。リンク7は一端7Aが作動器8
の出力側に、他端7Bが駆動プーリ2側の可動プーリ半
体2Aに取付けられ、その中間に変速制御弁6の弁棒6
Aの一端が連結される。
【0022】変速制御弁6は、例えばスプール形の弁に
より構成され、ステップモータ5に連動する弁棒6Aを
介してスプールが位置制御され、スプールはP,R,
N,D及びLレンジの5つのシフトポジションを有して
いる。このうち、D(ドライブ)時には、変速比制御に
対応して可動プーリ半体2A,3Aの中のシリンダ室へ
の油の供給,リザーバ11への油戻しの切り換え制御を
行う。
【0023】この油制御及びリンク機構7の協働によ
り、駆動プーリ2,従動プーリ3の各可動プーリ半体2
A,3Aをもう一方の固定プーリ半体2B,3Bに対し
軸方向(溝幅方向)に相対的に変位させることで、駆動
プーリ2及び従動プーリ3のベルト溝幅を自動調整す
る。この溝幅調整によって、プーリ2,3のベルト走行
径の比ひいては変速比(プーリ回転数比)が変わる。な
お、この変速メカニズムは、特開昭59−47553号
公報に開示されているものと同種のものである。無段変
速機1において駆動トルクは、駆動プーリ2、ベルト
4、従動プーリ3の順に伝達され、更には自動車の駆動
車輪に伝達される。
【0024】変速比制御装置20はマイクロコンピュー
タで構成され、駆動プーリ回転速度センサ15,スロッ
トル開度センサ16,従動プーリ回転速度センサ17の
情報を入力する。マイクロコンピュータ20は、ステッ
プモータ5へ出力するための操作指令算出処理部21、
目標駆動プーリ回転速度算出処理部22、ゲイン算出処
理部23を有する。ゲイン処理部23が本発明の要素と
なる変速比制御ゲインGの算出・変更手段を構成する。
【0025】ここで、マイクロコンピュータ20の動作
を中心に処理内容について述べる。
【0026】マイクロコンピュータ20内では、目標駆
動プーリ回転速度算出処理部22でスロットル開度セン
サ16からスロットル開度情報θを、駆動プーリ回転速
度センサ17から車速情報vを読み込み、これらの情報
を基に目標駆動プーリ回転速度Ntを算出し、アクチュ
エータの操作指令算出処理部21へ与える。この目標駆
動プーリ回転速度(目標駆動プーリ回転数)Ntは、目
標変速比を定める目安となる。
【0027】この目標駆動プーリ回転速度Ntの算出の
ために、図2に示す目標駆動プーリ回転速度、車速、ス
ロットル開度の関係曲線(目標駆動プーリ回転速度導出
曲線)のデータをマイクロコンピュータ20に前もって
記憶しておき、これらのデータを用いて線形補間により
任意の車速とスロットル開度における目標駆動プーリ回
転速度Ntを求めている。
【0028】アクチュエータの操作指令処理部21で
は、上記目標駆動プーリ回転速度Nt、センサ15から
の駆動プーリ回転速度Np、ゲイン算出処理部23から
のゲイン情報Gとから、以下の式によりステップモータ
5への操作指令Iを算出する。
【0029】
【数2】 I=f(Nt)+G・K1(Np−Nt)+K2・∫(Np−Nt)…(2) ここでK1は比例ゲイン定数、K2は積分ゲイン定数であ
る。
【0030】ステップモータ5のフィードフォワード成
分f(Nt)は、図3に示す目標変速比とf(Nt)の
関係曲線(ステップモータのフィードフォワード操作量
導出曲線)のデータをマイクロコンピュータ20に前も
って記憶しておき、このデータを用いて線形補間により
任意の目標駆動プーリ回転速度Ntから求める。目標変
速比は目標駆動プーリ回転速度Ntを車速vで除したも
のである。
【0031】(2)式の右辺第2項のGは、本発明によ
り新たに設定した変数(変速比制御ゲイン)であり、
(2)式のように、少なくともフィードバック成分の比
例成分に積の形で導入する。
【0032】ここで、変速比制御ゲインGを算出する方
法を、図4に示したゲイン算出アルゴリズムを用いて説
明する。
【0033】先ず、ステップS1でスロットル開度情報
θとエンジン回転速度からエンジン出力トルクToを推
定する。定常のエンジン出力トルクはスロットル開度と
エンジン回転速度により一意に決まるので、図5に示す
スロットル開度θとエンジン回転速度とエンジン出力ト
ルクToの関係曲線(エンジン出力トルク導出曲線)の
データを前もって記憶しておき、このデータを用いて実
際に検出されるスロットル開度情報θからエンジン出力
トルク(To)を推定する。
【0034】ステップS2では、実変速比itを算出す
るが、これは駆動プーリ回転速度Npを車速情報vで除
して算出する。
【0035】ステップ3では、係数Gを上記エンジン出
力トルクToと実変速比itから以下の式を用いて算出
する。
【0036】
【数3】G=(To・it)/K3…(3) ここでK3はエンジンの性能によって決定する定数であ
る。
【0037】以上は、スロットル開度情報θよりエンジ
ントルク出力Toを推定し、変速比制御ゲインGを変え
る方法であるが、スロットル開度の代わりにエンジン吸
入空気量を使用した他の実施例(第2実施例)を以下で
説明する。図6の実施例に示す符号のうち図1の第1実
施例と同一符号は同一或いは共通する要素を示す。
【0038】本実施例と第1実施例との異なる点は、ゲ
イン算出処理部23がスロットル開度情報θに代わりエ
ンジン吸入空気量センサ30からの情報Qを入力し、こ
の情報Qよりエンジントルク出力Toを推定する。図4
でいえばステップS1の内容が一部変わることになる。
このエンジン吸入空気量Qとエンジン出力トルクToと
エンジン回転速度の関係曲線(図7のエンジン出力トル
ク導出曲線)に関するデータは、前もって、マイクロコ
ンピュータ20に記憶されている。図4のステップS
2,S3は第1実施例同様に実行される。
【0039】以上の第1,第2実施例によれば、変速比
が大きく、且つエンジン出力トルクが大きいときには、
変速比制御ゲインGを上げるので、変速比をすばやく変
更でき、制御応答を向上させることで、実変速比やエン
ジン回転数のオーバシュートを有効に防止できる。
【0040】次に図8により本発明の第3実施例を説明
する。
【0041】第3実施例は、無段変速機1及び変速比制
御装置20は、第1,第2実施例とほゞ同様のものを用
い、異なる点はゲイン算出処理部にファジィロジックを
用いて係数Gを算出する機能を与えた点にあり、図4の
ゲイン算出アルゴリズムのステップでいえばステップ3
の内容を変更したことにある。
【0042】以下、そのファジィロジックを適用する部
分について説明する。
【0043】ここで、 (ファジィルール1) {実変速比itが小で、かつ、スロットル開度θが小}
ならば、変速制御ゲインGを小さくする。
【0044】(ファジィルール2) {実変速比itが大で、かつ、スロットル開度θが大}
ならば、変速比制御ゲインGを大きくする。
【0045】の2つのルールにもとづき、Gを次式によ
り算出する。
【0046】
【数4】G=(y1・G1・S1+y2・G2・S2)
/(y1・S1+y2・S2)…(4) 上記(4)式中のG1、G2、S1、S2はファジィル
ール1と2の、Gを小さくする、Gを大きくする、
の2つのメンバシップ関数P1、P2の重心と面積であ
り、y1、y2はファジィルール1と2の適合度であ
る。これはファジィルール1と2の ・実変速比itが小 ・実変速比itが大 ・スロットル開度θが小 ・スロットル開度θが大 の各メンバシップ関数IS、IL、SS、SLの実変速
比がitで、スロットル開度がθにおける適合度をx
1、x2で表すとき、
【0047】
【数5】 y1=min(x1,x2) y2=min(x3,x4) …(5) で求められる。メンバシップ関数に対する適合度とは、
メンバシップ関数を横座標の変数に対する縦座標値(0
〜1)の適合度(確度)を、対応させるマッピング関数
と考えた時の横座標値に対応する縦座標値のことであ
る。図8は各々のメンバシップ関数を示す。
【0048】図9は本実施例と従来の無段変速機の変速
比制御効果の比較説明図で、同図に示すように、横軸に
スロットルを零から全開に開いていった時の車速を、縦
軸にその時のエンジン回転数(駆動プーリ回転速度)の
変動波形を示したものである。本発明を用いたほうが、
目標駆動プーリ回転数換言すればエンジン回転数のオー
バシュートが小さくなることがわかる。この結果エンジ
ン回転数が適切な値に抑えられる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、変速比が大きく、か
つ、エンジン出力トルクが大きいときに変速比制御ゲイ
ンを上げるので、油圧系の応答性に起因する駆動プーリ
回転のオーバシュートを従来制御より抑えることができ
る。この結果エンジン回転数の上がり過ぎを防止でき、
燃費向上とエンジン騒音の減少となる。
【0050】また、変速比制御ゲインの変更にファジィ
ロジックを用いた場合には、変速比制御ゲインがきめ細
かく設定できるので、ファジィロジックを用いない場合
に比べ、駆動プーリ回転のオーバシュートが生じてもそ
の引き戻しが滑らかに行われ、加速ショックが小さくで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す説明図。
【図2】スロットル開度に対応の車速、目標駆動プーリ
回転速度の導出曲線を示す説明図。
【図3】ステップモータのフィードフォワード操作量導
出曲線図。
【図4】上記実施例に用いる変速比制御ゲインの算出ア
ルゴリズムを示すフローチャート。
【図5】スロットル開度からエンジン出力トルクを導出
する曲線図。
【図6】本発明の第2の実施例に用いる変速比制御装置
(マイクロコンピュータ)の入出力情報の関係を示した
説明図。
【図7】エンジン吸入空気量からエンジン出力トルクを
導出する曲線図
【図8】本発明第3の実施例に用いる変速比制御ゲイン
算出のファジィロジックに用いるメンバシップ関数を示
す説明図。
【図9】第3実施例と従来例との効果の比較説明図。
【符号の説明】
1…無段変速機、2…駆動プーリ、2A,3A…可動プ
ーリ半体、2B,3B…固定プーリ半体、4…ベルト、
5,6,7,8,9,10,11…油圧アクチュエータ
構成要素(ステップモータ,変速制御弁,作動器,圧力
調整弁,ポンプ,リザーバ)、15…駆動プーリ回転速
度センサ、16…スロットル開度センサ、17…従動プ
ーリ回転速度センサ、20…マイクロコンピュータ、2
1…アクチュエータへの操作指令算出処理部、22…目
標駆動プーリ回転速度算出処理部、23…変速比制御ゲ
イン算出処理部、30…エンジン吸入空気量センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:44 8207−3J (72)発明者 佐藤 一彦 茨城県勝田市大字高場字鹿島谷津2477番地 3 日立オートモテイブエンジニアリング 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン動力を駆動車輪に伝達する自動
    変速機で、Vベルト式無段変速機と、その駆動プーリ
    (入力側プーリ),従動プーリ(出力側プーリ)のベル
    ト走行径が目標変速比となるようプーリのベルト溝幅を
    可変制御する変速比制御装置とを備えた車両用自動変速
    機において、 エンジンの出力トルクTo,前記駆動プーリの回転速度
    (回転数)Np,車速vに関する情報を検出或いは推定
    する各手段と、これらの情報を基に前記変速比制御装置
    の変速比制御ゲインGを算出・変更する手段とを備えた
    ことを特徴とする車両用自動変速機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記変速比制御ゲイ
    ンGは、駆動プーリ回転速度Npを車速vで除して実変
    速比itを求め、この実変速比it及びエンジン出力ト
    ルクToから、G=(To・it)/K (ここでKは
    定数)の関係式を用いて算出するよう設定したことを特
    徴とする車両用自動変速機。
  3. 【請求項3】 エンジン動力を駆動車輪に伝達する自動
    変速機で、Vベルト式無段変速機と、その駆動プーリ
    (入力側プーリ),従動プーリ(出力側プーリ)のベル
    ト走行径が目標変速比となるようプーリのベルト溝幅を
    可変制御する変速比制御装置とを備えた車両用自動変速
    機において、 エンジンの出力トルクTo,前記駆動プーリの回転速度
    (回転数)Np及び車速vに関する情報を検出或いは推
    定する各手段と、これらの情報を基にファジィロジック
    を用いて前記変速比制御装置の変速比制御ゲインGを算
    出・変更する手段とを備えたことを特徴とする車両用自
    動変速機。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    において、前記エンジン出力トルク検出(推定)手段
    は、エンジンのスロットル弁開度θに対応した関数とし
    てエンジン出力トルクToを算出することを特徴とする
    車両用自動変速機。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    において、前記エンジン出力トルク検出(推定)手段
    は、エンジンの吸入空気量Qに対応した関数としてエン
    ジン出力トルクを算出することを特徴とする車両用自動
    変速機。
JP30024291A 1991-11-15 1991-11-15 車両用自動変速機 Pending JPH05141512A (ja)

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Cited By (2)

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JP2007211855A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Jatco Ltd ベルト式無段変速機の変速制御装置
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